登録日:2010/03/02(火) 20:55:52
更新日:2025/04/10 Thu 21:09:27
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ギガンテック・ファイター
シンクロ・効果モンスター
星8/
闇属性/
戦士族/攻2800/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの攻撃力は、お互いの墓地の戦士族モンスターの数×100ポイントアップする。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分または相手の墓地の戦士族モンスター1体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚できる。
STARTER DECK(2008)で登場したシンクロモンスター。
ご存じ《
ジャンク・ウォリアー》、そして《大地の騎士ガイアナイト》さんと共に登場した元祖シンクロモンスターの一つでもある。
墓地の戦士族の数だけ攻撃力が上がり、戦闘破壊されたとき墓地の戦士族を蘇生する効果を持つ。
元々の攻撃力が
ゴヨウされない数値で、戦士族が数枚墓地にいれば軽く3000を超え、尚且つ戦闘で破壊されたときに墓地の自身を含む戦士族を蘇生する(もっぱら自分)ため、戦闘破壊による処理はなかなか難しい。
実はさりげなく相手の墓地の戦士も蘇生対象にできる。
シンクロ召喚登場当初、激戦区と言われたチューナー指定がないレベル8のシンクロモンスターの中で召喚されるのは、効果破壊に強い《
スターダスト・ドラゴン》か、戦闘破壊に強いこのモンスター、やや遅れて登場し汎用除去を備えた《
スクラップ・ドラゴン》に分かれていた。
パッと見はハゲでもっこり、ネタとしても《大地の騎士ガイアナイト》に劣り、アニメで活躍する訳でもないのでかなり地味だが、堅実な働きをしてくれるのでエクストラデッキに1枚は入れておきたいカード。
インフレの極まった8期~9期でも、魔導や
征竜など、2800打点を出してくるデッキのメタとして地味に重宝された。
ちなみに、このカード効果の発動に回数制限がないため、ライフが続く限りいくらでも
自爆特攻が可能。
これを利用した様々なコンボが考えられる。
有名なところだと『受けるダメージを回復に転化する』《レインボーライフ》による無限回復がある。
手順
1)ギガンテック・ファイター(以下、義眼)を蘇生制限を満たして場に出す。
2)レインボーライフを発動(相手モンスターのATKは義眼を上回っている事)
3)モンスターに義眼で突撃
4)戦闘破壊され、レインボーライフの効果で回復
5)義眼を蘇生
6)3)に戻る
ちなみにあまり見かけないかもしれないが、上記のコンボを十分な攻撃力の《グリード・クエーサー》を相手に行うととんでもないことになる。
このループ自体は無限に続けられるが、単にライフを回復するだけでは勝てないので注意。
グランエルあたりと組みたいところ。
また、別のコンボとして《アームズ・エイド》または《ジャンク・アタック》を相手モンスターに装備させ、このカードで自爆特攻し続けてバーンで勝つ、というコンボが考案されたことがあった。
結論から言うと不可能ではないが、それにはこの蘇生制限をクリアしたこのカードがもう一枚必要。
なぜかというと、《アームズ・エイド》や《ジャンク・アタック》のバーン効果は「モンスターを破壊し墓地に送った時」の強制誘発効果なのだが、テキストの関係で「破壊したモンスターが墓地にいる」必要がある。このカードをそのまま自己再生させると、「戦闘破壊され墓地に送ったモンスター」を参照できなくなるため、バーンが発生せず無意味なループになるのだ。
このカードがもう一枚あれば同様のループはちゃんと可能。上の回復ループを流用する場合、相手モンスターに《ジャンク・アタック》などを装備すれば成立する。
とはいえこれは「相手が増G撃ったターンに」「攻撃力2900以上のモンスターがいて」「ギガンテックのシンクロ召喚と攻撃に成功する」必要がある。
自爆するためのモンスターは
壊獣等を使えば能動的に用意できるが、
ギガンテックは素でも2800とそこそこ高いステータスを持ち、自己強化効果はお互いの墓地を参照するため、攻撃力が上がり過ぎて自爆特攻できないこともありうる。
かといってあまりにも相手の攻撃力が高すぎると、自爆中に自分のライフが先に尽きる。
狙ってループに持ち込むにはなかなか難しい条件をクリアする必要があるモンスターであり、意識してデッキを組んでいないとそうそう決まらない。
身も蓋もないことを言うなら机上論
なお、このカードの攻撃方法は見た目のイメージにたがわず
パンチ。デュエルターミナルでは右ストレートをお見舞いするモーションである。
アニメ
5D'sで
遊星が使用した「シンクロ・ブラスト」のイラストでは、胸部と両肩・両腕の青いクリスタルから
ビームを放ちつつ、鉄拳で「円盤ムスキー」を粉砕する姿が描かれている。
ムスキーはエーリアンの基地なのだが、そうするとギガンテックは「侵略者であるエーリアンから
地球を守るヒーロー」という立場なのだろうか?
派生カード
ギガンテック・ファイター/バスター
特殊召喚・効果モンスター
星10/闇属性/戦士族/攻3300/守1500
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、全ての相手モンスターの攻撃力は、自分の墓地に存在する戦士族モンスターの数×100ポイントダウンする。
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキから戦士族モンスターを2体まで選択し墓地へ送る事ができる。
また、フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、自分の墓地に存在する「ギガンテック・ファイター」1体を特殊召喚する事ができる。
ほぼマッパだったのが、かなりの武装をしてロケットを背負って飛んでいる。
しかしバスターモンスターの例に漏れず弱い……。
しかもある種の戦闘破壊耐性である墓地の戦士族の蘇生能力が消えているため《
オネスト》やら《収縮》を使われるとすぐ
キャストオフして元に戻ってしまう。
特殊召喚時に戦士限定で
おろかな埋葬二枚分の効果が使用できるが、
それこそほとんど《おろかな埋葬》や《
終末の騎士》で間に合う。
《ギガンテック・ファイター》がモンスター除去くらう際に、《バスター・モード》をチェーン発動することで除去の回避が可能。
潔くバスターは星屑にまかせよう。
この項目が追記・修正によって消去され墓地に送られた時、墓地の項目一つを選択して特殊召喚することができる。
- 原作リバイバルスライムより再生能力高くない? -- 名無しさん (2013-09-12 23:08:35)
- あいつは効果でも即復活じゃん。(原作は効果と攻撃の差が曖昧だけど) -- 名無しさん (2013-09-13 07:40:21)
- 今の環境は知らんが、当時はライフが許す限り延々自爆特攻できるから色んなループが作れるロマンカードだったな -- 名無しさん (2017-11-21 16:05:29)
- アークファイブでも出てましたね。フランクがチューナー無しでこのモンスターをシンクロ召喚しようとしたシーンは、今思えばシンクロペンデュラムモンスター、ニルヴァーナのフラグだったのかも。 -- 名無しさん (2021-08-02 21:38:30)
- 環境でも増G対策の自爆特攻ループでデッキ切れを引き起こす地雷カードとしてちらほら活躍してるな。…シンクロ初期のカードってホントその辺りの調整ガバガバだよなぁw -- 名無しさん (2021-08-02 22:08:11)
- ↑時代によって様々な用途で使われてるのが面白いよな -- 名無しさん (2022-05-13 14:49:00)
- 有用でありながら再録回数は1度だけ。高額ではないもののいざ探すと全然見当たらなかったり -- 名無しさん (2022-08-27 08:31:40)
- 攻撃2800という値が増G破壊にとてもぴったり。高打点モンスターを展開してこない相手にはドゴラン辺り投げて特攻しよう。 -- 名無しさん (2024-08-20 16:23:33)
最終更新:2025年04月10日 21:09