登録日:2009/09/24(木) 02:39:48
更新日:2025/03/26 Wed 00:47:14
所要時間:約 16 分で読めます
●目次
【概要】
レベル10・闇属性のモンスター群で、それぞれモチーフとなっている「ナスカの地上絵」に対応した種族を持つ。
《地縛神 スカーレッド・ノヴァ》を除く地縛神は共通して以下の効果を持っている。
(1):「地縛神」モンスターはフィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードは直接攻撃できる。
(3):相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
(4):フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合にこのカードは破壊される。
(5):固有の効果
召喚制限は無いので特殊召喚は可能。さらに闇属性なので多くのサポートを受けられる。
一応、《
スキルドレイン》などで自壊効果は無効に出来るが、バニラ同然のモンスターになってしまうため相性はあまりよくない。
一見すると強いカードだが、多くの弱点があることを注意しなければならない
まず、召喚するにはフィールド魔法が必要であり尚且つリリースが2体必要な時点で専用デッキを組む必要が出てくる。
攻撃対象にならないので《
オネスト》《
N・グラン・モール》等の戦闘系カードには強いが、魔法・罠・モンスター効果に耐性がない。
現環境においては除去カードが多く存在しており、常に意識して動く必要がある。
更に、
場に維持するのにフィールド魔法が必要な為、《サイクロン》《ツイン・ツイスター》や等といったカードにも注意しなければならない。
とはいえ、マスタールール3でのルール改定で各プレイヤーはそれぞれ1枚ずつフィールドカードを貼れるようになったため、相手のフィールド魔法を利用してフィールドに維持することも可能になった。
最上級モンスターの特殊召喚手段や強力なフィールド魔法も増えているので、フィールド魔法を使う種族デッキに隠し味として入れてみるのも悪くないかもしれない。
アニメ版
以上のようにOCGでは使いこなすのにはデッキ構築技術がいるが、アニメではなんと相手限定の魔法・罠耐性を持っていたためかなり凶悪なカードだった。
ライディングデュエルで使ってくるダークシグナーもおり、その場合フィールド魔法の破壊による自壊するデメリットすら克服している。
その上アニメではライフポイントが4000のためダイレクトアタックの脅威がOCGより大きい。
また自壊タイミングも異なり、一旦フィールド魔法を破壊されても各種効果が無効になるだけで、エンドフェイズまでにフィールド魔法を再展開すれば自壊しないで済む。
それに加えてダークシグナー達は地縛神をサポートするカードを使用していたためOCGの数倍は驚異である。
もっともアニメの地縛神は、攻撃対象にはならないがプレイヤーはダイレクトアタックを受ける可能性がある《伝説のフィッシャーマン》裁定だったが。
だが、モンスター効果やバトルフェイズを終了させるカードは効き、先述した通り相手にも直接攻撃の権利を与える可能性があるのが弱点である。
本編でもその弱点を突かれ、攻撃を防がれたりダイレクトアタックを貰ったりした。
ちなみにモンスター効果に対しては全くの無防備。
その正体は単なるモンスターや精霊ではなく、遊星粒子に乗って運ばれ、一つに結集した人の想念の集合体であり、本質的には赤き竜と同一の存在。
元となった想念がマイナスのものであるため、邪神としての形を得て顕現しているに過ぎず、冥界の王がここに干渉して手駒にしていた。
そのため、召喚する際にはリリースなりカード効果なりの手順とは別に、コアとなる人の心臓を象ったオブジェクトが出現し、ここに周辺の人々や精霊の魂を大量吸収して神としての体を構築・顕現するというヤバすぎる性質があった。
しかもこれは一回召喚するごとに必要になる上、吸収された魂は消滅するわけでこそないものの、取り込まれている間は無限の苦しみをひたすら味わい続けるという生き地獄に放り込まれる。
これを解放するには、魂を取り込んだ地縛神を破壊した上で操り手のダークシグナーに勝たねばならず、解放された人々は取り込まれている間の記憶が消える。
なお、この性質のおかげで結果的にマーサが命拾いしている。
メタ混じりで見ると、召喚に要するフィールド上素材を食い合うので併用し難い「5D's新機軸のシンクロ召喚 vs 遊戯王古典の最上級アドバンス召喚」の図式である。
当時のOCG環境では、上級モンスターはまだしも最上級モンスターのアドバンス召喚は実戦からほぼ消えていた時期で、古色蒼然と言って良い。
イメージ面では遊戯王らしいダークさに基づく「近未来世界に仇なす古代神を降ろすべくアレンジされた生け贄の儀式」であり、カード面ではシンクロとの分散を図りつつ、「生け贄」の復興に挑んだモチーフの1つだったと言える。(5D's移行と同時に生け贄召喚・生け贄→アドバンス召喚・リリースに改称したのは皮肉なタイミングだが。)
しかし結果的には、一部の地縛神は専用デッキを開発されて健闘したものの、大勢としてのアドバンス召喚再興の起爆剤にはなり得なかった。
展開力で突出し、
ゴヨウ・
ブリュ・
DDB・
トリシュといったエースを次々輩出するシンクロ系列の猛威に環境は呑まれたのである。
地縛神の使用者は
の合計七人。
【地縛神の紹介】
ヒャーッハッハッハァ!!!人々の魂を生け贄に!
降臨せよ、地縛神 Ccapac apu!!
効果モンスター
星10/闇属性/
悪満族/攻3000/守2500
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
言わずと知れた我らが鬼柳さんの操る地縛神。
相手モンスターを戦闘破壊した時その攻撃力分のダメージを与える効果を持つ。
直接攻撃でも相手モンスターへの攻撃でも大ダメージを狙えるが、直接攻撃と固有効果は噛み合ってない。
一応、攻撃表示モンスターや特定のモンスターに攻撃を強要する効果に対しては強く出れる他、戦闘ダメージを与えられない状況でもダメージを与えられるという長所もある。
元々地縛神は直接攻撃ができるが、相手の場が整うのを許さず戦闘破壊し、追加ダメージで
満足できる。
さらに『
コレクターズパック-伝説の決闘者編-』で登場した《
神縛りの塚》があれば、合わせて4000ダメージを叩きだす。
闇属性・悪魔族と属性と種族面ではかなり恵まれており、サポートカードの多さが強みといえる。
地上絵はどうみても
ガチャピンです本当にありがとうございました。
今再び、五千年の時を越え、冥府の扉が開く!
我らが魂を新たなる世界への糧とするがいい!
降臨せよ!地縛神 Aslla piscu!!
効果モンスター
星10/闇属性/
鳥獣族/攻2500/守2500
(1):「地縛神」モンスターはフィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードは直接攻撃できる。
(3):相手モンスターはこのカードを攻撃対象に選択できない。
(4):フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合にこのカードは破壊される。
(5):表側表示のこのカードが、このカードの効果以外の方法でフィールドから離れた場合に発動する。
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊し、破壊した数×800ダメージを相手に与える。
ダーリーことカーリー渚が操る地縛神。
自壊効果以外でフィールドを離れたら相手フィールド上の表側表示モンスターをすべて破壊し破壊したモンスターの数×800ダメージを与える。
フィールドから離れるだけで良いため、《亜空間物質転送装置》《亜空間物質回送装置》《星遺物を巡る戦い》《フューチャー・ヴィジョン》などで一時的に除外する、《ゴッドバードアタック》のコストにする、リンク召喚の素材にするといった手段で容易に達成できる。
《ナイトメア・デーモンズ》と相性が非常に良く、発動時のリリースコストにこいつを使えば、呼び出した
トークンを破壊してダメージを与えられる。
特に相手フィールドにモンスターが存在する状況で直接攻撃を決めた後に発動すれば、そのままワンショットキルに持ち込める。
鳥獣族かつアドバンス召喚を扱う【
ふわんだりぃず】であればサーチから召喚まで容易に行える他、《忍法 変化の術》などで呼び出す手段もある。
近年は鳥獣族のサポートが増えており、その波に乗って年々扱いやすくなっている。
攻撃力は地縛神の中で2番目に低いが、総じて非常に優秀なカードと言え、最強の地縛神と評されることも多い。
アニメでは《フューチャー・ヴィジョン》の効果で除外し
ディヴァインのモンスターを全滅させた。
なお、攻撃方法はアニメではクチバシ突っつきだったが、タッグフォースでは羽ばたきによる暴風となっている。
地縛神 Ccarayhua
我が命蘇らせし神よ、さぁ、この魂を捧げる!
永き呪縛から解き放たれよ!地縛神 Ccarayhua!!
効果モンスター
星10/闇属性/
爬虫類族/攻2800/守1800
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードがこのカード以外の効果によって破壊された時、フィールド上のカードを全て破壊する。
ミスティ・ローラが操る地縛神。
自壊効果以外で破壊されるとフィールド上のカードをすべて破壊する効果を持つ。
他の「地縛神」とは併用が難しいが、独特の使われ方をすることがある。
爬虫類族なので優秀なサポートが揃っており、特に《
キングレムリン》で容易にサーチできる。
フィールド以外で破壊されても効果が発動するため、能動的に自身のカードを破壊できる【
炎王】等に投入されることがある。
12月24日……すなわちは
クリスマスにたくさんの人々を生贄に召喚されたり、外道おじさんを美味しくいただいたりしました。
全ての者よ!この大いなる存在にひれ伏すがいい!
精霊の魂を生贄に!降臨せよ、地縛神 Cusillu!!
効果モンスター
星10/闇属性/
獣族/攻2800/守2400
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースして相手のライフポイントを半分にできる。
ディマクの操る地縛神。
このカードが戦闘で破壊されるとき、代わりに自分フィールド上のモンスター1体をリリースして相手ライフを半減させる効果を持つ。
固有効果は攻撃されない効果と噛み合っておらず、そもそも攻撃力が高いため自爆特攻するのも一苦労。
攻撃力4000以上の相手に《Ai打ち》込みで攻撃した場合そのまま
ゲームエンドが狙える。
独自の効果は使えたらラッキー程度に考えて、高打点の獣族ダイレクトアタッカーとして運用するのも手。
《キャトルミューティレーション》《野性解放》による召喚補助やの攻撃力強化など、獣族サポートカードを使うといいだろう。
地縛神 Uru
我が運命の光に潜みし亡者達の魂よ!
流転なるこの世界に暗黒の真実を導くため、我に力を与えよ!
現れよ!地縛神 Uru!!
効果モンスター
星10/闇属性/
昆虫族/攻3000/守3000
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースする事で、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、エンドフェイズ時までコントロールを得る。
ルドガーの操る地縛神。
自分フィールド上のモンスター一体をコストにエンドフェイズまで相手の表側表示モンスター1体のコントロールを奪う効果を持つ。
共通効果の関係上モンスターの頭数を減らすことに意味はあまりないが、固有効果自体は優秀。
相手のモンスターを奪って一斉攻撃を狙いたいが、攻撃反応罠には注意。
昆虫族なので《代打バッター》、《
蕾禍ノ姫邪眼》から特殊召喚が可能な他、リリースするモンスター次第では《孵化》や《忍法 変化の術》変化の術からも出せる。
地縛神 Chacu Challhua
積年の恨み積もりし大地に眠る魂達よ!
今こそ穢されし大地より出でて、我に力を貸さん!
降臨せよ!地縛神 Chacu Challhua!!
効果モンスター
星10/闇属性/
魚族/攻2900/守2400
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、1ターンに1度、このカードの守備力の半分のダメージを相手ライフに与える事ができる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する限り、相手はバトルフェイズを行えない。
ボマーの操る地縛神。
守備表示存在する限り相手はバトルフェイズを行えず毎ターンこいつの守備力の半分のダメージを与えるロックバーン効果を持つ。
共有効果とは噛み合いが悪いが、固有効果自体は強力な物であり独自のコンボに活用できる。
相手のメインフェイズ1をスキップさせる能力を持つ《タイム・イーター》と組み合わせた【チャルアイーター】とロックデッキのキーパーツでもある。
相手のメインフェイズ1とバトルフェイズをスキップすることで、相手はモンスターの召喚・特殊召喚と魔法・罠のセット、通常魔法の発動・攻撃ができなくなるというもの。
魚族なので《アビス・オーパー》などで容易に特殊召喚が可能。貴重な魚族の最上級モンスターでもあり、攻撃力は魚族モンスターの中で2位タイ、メインデッキに入るモンスターの中ではトップタイ。
また、2024年現在遊戯王OCGの中では2枚しか存在しない闇属性の魚族で、メインデッキに入るカードはこれ1枚のみである。
ちなみに劇中ではこいつだけアドバンス召喚されていない。
究極の破壊をもたらせ!最強の地縛神!
出でよ!Wiraqocha Rasca!!
効果モンスター
星10/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
(1):「地縛神」モンスターはフィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが召喚に成功した場合、相手の手札の数までこのカード以外の自分フィールドのカードを対象として発動する(最大3枚まで)。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
その後、戻した数だけ相手の手札をランダムに選んで捨て、このカードの攻撃力は捨てた数×1000アップする。
(3):このカードは直接攻撃できる。
(4):相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
(5):フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合にこのカードは破壊される。
レクス・ゴドウィンが操る地縛神。
OCG化に伴って別物の効果となり、召喚に成功したとき自分フィールド上のカードを3枚までデッキに戻し、戻した枚数だけ相手の手札を墓地に捨てさせ捨てさせた枚数×1000攻撃力が上昇する効果を持つ。
ハンデスは強力だが効果の使用と打点アップのためにはかなりの消耗を強いられることになる。
また、《キラー・トマト》から特殊召喚できる唯一の地縛神であり、地縛神の攻撃不能にする性質を利用して、後続の攻撃を防げる。
レベルの高さをどう利用するかがポイント。
後述のアニメ効果とのギャップからネタにされがちであるが、【ウィラコチャパーミッション】等の専用デッキも存在する。
また、ヌメロン・ネットワークとダイレクトがOCG化されたことにより、重すぎたコストの問題を解消。ハンデス効果もようやく現実的になった。
アニメでは攻守が1で、バトルフェイズを放棄する代わりに相手のライフを1にする効果を持っていた。
流石に強すぎたため、全く原形の無い効果にされてしまった。
あと、首のモコモコがかわいい。
\(^o^)/〈我は究極の神となる!
地縛神 スカーレッド・ノヴァ
10000年以上前に、シグナーの祖のバーニング・ソウルによって、封印された幻の地縛神。
あまりにも歴史が昔過ぎてボマーの一族以外にはまともな伝承が伝わっておらず、「紅蓮の悪魔」と呼ばれていた。そのためケチュア語の名前がつけられていない。
冥界の王とも関わっておらず、仮の主となるダークシグナーも存在しない変わり種。
しもべを使って復活を試みていたが、儀式の生け贄に選んだ
ジャック・アトラスがバーニング・ソウルに覚醒したことで力どころか存在そのものを《
レッド・デーモンズ・ドラゴン》に吸収されてしまい、《
スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》として新生を果たした。
そんなカードすら存在していなかった彼だが、ANIMATION CHRONICLE 2024にてまさかのOCG化を果たす。
深淵に封じられし真紅の魔神よ、己が受けた苦しみを怒りに変え、今ここにその姿を現せ!!
出でよ!地縛神 スカーレッド・ノヴァ!!
効果モンスター
星12/闇属性/悪魔族/攻3500/守3000
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「地縛神」モンスターはフィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):自分・相手のメインフェイズに、手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールド(表側表示)から「地縛神」モンスターか「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を墓地へ送る。
その後、以下の効果から1つを適用できる。
●デッキ・EXデッキから「地縛」モンスター1体を特殊召喚する。
●EXデッキから「スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン」1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
「地縛神」は1体しか存在出来ないデメリットは共通だが、直接攻撃能力や攻撃対象にならないメリット効果もフィールド魔法がないと自壊するデメリットもないと言う異質なカード。
種族以外のステータスは《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》と同一であり、初のレベル10以外の地縛神とこれまた異質。そのため、レベル10を指定する一部サポートの対象外となっている。
メインフェイズに手札か墓地から自身を除外する事で、
手札か場から地縛神か《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をコストにデッキ・EXデッキから地縛モンスターまたはEXデッキから《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》を特殊召喚する効果を持つ。
メインフェイズ限定だが相手ターンにも使えるためサクリファイス・エスケープとしても使える。
場に存在する時に発動する効果を持たないのは作中では結局降臨しなかった点、あらゆる地縛モンスターを呼び出せるのは地縛神の祖とも言える存在と言う点、《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》をシンクロ召喚扱いで呼べるのは作中でジャックに完全掌握されてしまった点の再現と思われる。
【地縛神】では地縛神・地縛サポートを受けつつ手札で腐った地縛神をコストに展開が可能。場の《地縛神 Aslla piscu》をコストにすれば全体除去のトリガーにもなれる。
EXデッキからも呼べるので後述する地縛融合モンスターや地縛シンクロモンスターも出せるのは大きい。
【レッド・デーモン】では《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の名前がテキストに記載されているので《クリムゾン・ヘルガイア》のサーチに対応し、《スカーレッド・デーモン》もしくは《スカーレッド・デーモン》の効果で特殊召喚した《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をコストに《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》を降臨させられるためゲームエンドまで持っていきやすくなる。
地味にこの効果で呼んだ《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》は蘇生制限を満たしている点も嬉しい。
召喚口上はジャック役の星野氏が考案したもの。
また、(2)の効果で《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》を特殊召喚した際の口上は、「紅き魔神を糧とし己が力とせよ!スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン!!」となっている。
関連カード
モンスター
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1200/守1900
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
「地縛神」と名のついたモンスターは自身の効果では破壊されない。
地縛神の自壊を防ぐ神官。
効果自体は悪くないが、効率良く並べる手段がないこととステータスの低さが足を引っ張る。
効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2900/守2900
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):Sモンスターが自分のフィールド・墓地の両方に存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。自分のデッキ・墓地から「地縛神」モンスター1体を選んで手札に加える。
(3):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、「地縛神」モンスターが召喚された場合に発動できる。相手のLPは3000になる。
モンスターになった超官。
【インティ&クイラ】で使えと言わんばかりの性能の持ち主だが、本格的に使うには《地縛地上絵》も必要。
特殊召喚→《
地縛神 Wiraqocha Rasca》サーチ→召喚+ハンデスで攻撃力アップ&こっちの効果でLP変化→ダイレクトアタック、という構造になっている。
魔法カード
通常魔法
自分フィールド上に「地縛神」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
地縛神用《
ハーピィの羽根帚》であり、効果は優秀だが条件は少々重い。
現在は《ハーピィの羽根帚》が緩和されているものの、《地縛地上絵》でサーチ可能な点で差別化はできるか。
《地縛神 Wiraqocha Rasca》なら《キラー・トマト》でリクルート可能なので、主にパーミッション型のデッキで採用することになるだろう。
通常魔法
手札を1枚捨てて発動する。
自分の墓地に存在する「地縛神」と名のついたモンスター1体とフィールド魔法カード1枚を選択して手札に加える。
フィールド魔法と地縛神をサルベージできる。
《地縛地上絵》でサーチできるため、保険として手札に持っておくと便利。ただし場に出す手段は別途に必要なことは忘れずに。
フィールド魔法
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドにレベル10モンスターが存在する限り、このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分が「地縛神」モンスターをアドバンス召喚する場合、Sモンスター1体を2体分のリリースにできる。
(3):Sモンスターが特殊召喚された場合に自分はこの効果を発動できる。
デッキから「地縛神」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
専用フィールド魔法。
シンクロ1体を地縛神用のダブルコストモンスターにできる他、シンクロの特殊召喚時に地縛神カードをサーチできる。
これ自体はレベル10モンスターがいれば耐性を得られるため、地縛神さえ出せればかなり盤面がしぶとくなる。
フィールド魔法
(1):このカードの発動時に、相手フィールドの効果モンスター1体を対象にできる。
その場合、このカードは以下の効果を得る。
●このカードがフィールドゾーンに存在する限り、対象の効果モンスターの効果は無効化される。
(2):自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「地縛」モンスター1体を召喚できる。
(3):このカードが相手の効果で破壊された場合、自分のフィールドか墓地に「地縛」モンスターが存在していれば発動する。
相手のLPを半分にし、相手フィールドの全ての表側表示カードの効果をターン終了時まで無効にする。
『ANIMATION CHRONICLE 2023』で登場した新規フィールド魔法。
地縛モンスターの召喚補助だけでなく、除去されると相手のライフを半減させ相手フィールドの表側表示カードの効果を封殺する強力な効果を持つ。
破壊に対して強烈なプレッシャーをかけられるため、フィールド魔法にかなり依存する地縛神達にとってはかなり便利。
罠カード
永続罠
相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスターの攻撃力が自分フィールド上に表側表示で存在する「地縛神」と名のついたモンスターの攻撃力より低い場合、
その攻撃モンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
アニメで猛威を振るった迎撃用罠カード。
……が、OCGだと地縛神が壁になるので使い勝手が悪い。
通常罠
自分の墓地に存在する「地縛神」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、そのターン攻撃宣言をする事はできない。
また、この効果で特殊召喚したモンスターが戦闘を行う場合、相手プレイヤーが受ける戦闘ダメージは0になる。
ダメージカットと攻撃制限を付与して「地縛神」を蘇生する。効果は有効だが、それゆえフィールド魔法がないと出オチになる。
「地縛神」カードでもないのでサーチが効かないのが痛い。「戦線復帰」があるならそっちに頼ろう。
カウンター罠
自分フィールド上に「地縛神」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。
相手が発動した魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
地縛神用「魔宮の賄賂」。
範囲は広いがモンスター効果に対応できないため《闇の幻影》とどっちを使うかはデッキと相談すべし。
フィールド魔法を狙われた場合、基本こっちでしか対応できないのは覚えておきたい。
通常罠
自分のライフポイントが3000以下の場合、相手が直接攻撃を宣言した時に発動する事ができる。
そのモンスターの攻撃を無効にし、自分フィールド上に「贄の石碑トークン」(岩石族・地・星1・攻/守0)2体を特殊召喚し、自分のデッキから「地縛神」と名のついたカード1枚を手札に加える。
「贄の石碑トークン」は、「地縛神」と名のついたモンスターのアドバンス召喚以外のためにはリリースできず、シンクロ素材とする事もできない。
「地縛神」のサーチとコスト用のトークンの確保……と効果は強力だが、いかんせん発動条件が厳しすぎる。
一応、モンスターと指定されていないので、カード名に「地縛神」とついた魔法・罠カードもサーチできるが。
永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに通常召喚された「地縛神」モンスターが存在する場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
条件付きでのフリチェ除去カード。《地縛神 Aslla piscu》あたりを破壊して相手の場を焼け野原にするのも面白い。
基本的には地縛神の召喚サポートも必要になるため、【インティ&クイラ】で採用するのがおすすめ。
通常罠
(1):フィールドにレベル6以上のモンスターが召喚・特殊召喚された時、自分フィールドのレベル10の「地縛」モンスター1体をリリースして発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力の合計分のダメージを相手に与える。
『ANIMATION CHRONICLE 2023』で登場した新規罠。
実質「地縛神」のリリースを要求するが、大量展開している相手の盤面を薙ぎ払って強烈なバーンを与えられる。
《地縛戒隷 ジオグリフォン》辺りで釣り上げて不意打ちをかましてやろう。
…と言いたいところだが、実際の運用は専ら
《隣の芝刈り》《ナイトメア・デーモンズ》を特殊召喚し
《トランザクション・ロールバック》で1ターンキルを狙うことに使われている。
【アニメオリジナルの関連カード】
永続罠
①:自分のスタンバイフェイズに1度発動する。フィールドの表側守備表示モンスターの数だけ、このカードに地縛神カウンターを置く。
②:自分のターンに地縛神カウンターが4つ以上乗ったこのカードを墓地に送って発動できる。デッキから「地縛神」モンスター1体を特殊召喚する。
通常罠
①:LPを半分払って発動できる。自分フィールドの「縛られし神への祭壇」に地縛神カウンターを2つ置く。
永続罠
①:相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。その相手モンスターの攻撃対象を自分フィールドの「地縛神」モンスター1体に移し替えてダメージ計算を行う。
アニメと違い、OCGでは地縛神しかいない状態だと相手は攻撃(直接攻撃も)できない仕様であるため、その辻褄合わせのために生み出されたカード。
通常罠
①:自分フィールドのレベル5以上のモンスターを含むモンスターが2体以上破壊されたターンに発動できる。手札・デッキ・墓地から「地縛神」モンスター1体を特殊召喚する。
【構築】
「地縛神」を扱うには《アンデットワールド》を使用して墓地から《馬頭鬼》や《生者の書-禁断の呪術-》で蘇生召喚を狙ったり、《死皇帝の陵墓》から2000のライフと引き換えに地縛神を召喚するタイプが一般的である。
他にも《終焉の焔》からのアドバンス召喚などいろいろなバリエーションがある。
【ゲーム作品】
ゲーム作品であるタッグフォースシリーズの4から地縛神は全種収録されており、タッグフォースでは特定のモンスターには召喚時と攻撃時には専用のムービーが用意されているのだが、何故か地縛神シリーズでは地縛神Chacu ChallhuaとWiraqocha Rascaには召喚時・攻撃時共にムービーが存在しない…。
この差は、ダークシグナー編を扱ったタッグフォース4において
使い手のボマーとレクスがいなかった
影響が大と思われる。
【地縛囚人/地縛戒隷】
アニメ
遊戯王ARC-Vではこのカードをモチーフとした下級モンスターの『地縛囚人』モンスター、融合モンスターとシンクロモンスターそれぞれを有する『地縛戒隷』モンスターが登場している。
特に前者はCcapac apu、Chacu Challhuaに酷似した姿を持つ。
また融合・シンクロは「ジオグリフ」をひねったネーミングなのも特徴。
アニメで登場して以降音沙汰無かったが、ANIMATION CHRONICLE 2023で遂にOCG化し、同時に「地縛」カテゴリが成立。
地縛神のサポーターとしても活用できる性能となって収録された。
メインモンスター
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 300
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「地縛囚人 グランド・キーパー」を除く、レベル5以下の「地縛」モンスター1体を自分のデッキ・墓地から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合・SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):フィールドゾーンにカードが存在する限り、自分フィールドの「地縛」モンスターは戦闘・効果では破壊されない。
ローラーを引く囚人。
リクルート効果は実質仲間の地縛囚人モンスターが対象。
他の地縛モンスターへの破壊耐性付与もあるため、チューナーとして使わずとも優秀な性能を持つ。
デッキの地縛囚人にアクセスできる特性から【地縛】では3積み必須。レベル1なので《ワン・フォー・ワン》や《金華猫》に対応しているのも有り難い。
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 800/守1100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「地縛牢」か「異界共鳴-シンクロ・フュージョン」1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドにレベル6以上の「地縛」モンスターが存在する場合、墓地のこのカードを除外し、EXデッキから特殊召喚された相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その効果モンスターをデッキに戻す。
その後、相手はその同名モンスター1体を自身のEXデッキから特殊召喚できる。
手に枷を嵌められた人型の囚人。
特定カードのサーチを行う他、レベル6以上の地縛モンスターがいる時限定で相手のEXモンスターをバウンズする効果を持つ。
ただしバウンズ後再度同名モンスターを召喚させてしまうため、使うタイミングや相手は見極める必要がある。
本命は《地縛戒隷 ジオクラーケン》とのコンボになるため、《地縛戒隷 ジオクラーケン》と一緒に使いたい。
効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1600/守1600
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンにカードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキからレベル3以下の悪魔族チューナー1体を手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合・SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
イルカっぽいビジュアルの囚人。
自他問わずフィールドにカードがあればいいという非常に緩い特殊召喚条件に加えて、手札から捨てて悪魔族チューナーをサーチできる上級モンスター。
ただしチューナーのサーチを行うとEXデッキの召喚制限がかかるため、エクシーズ・リンク召喚は行えない。
なお、実はリゾネーターならば全てサーチ範囲内。直近でジャックのストラクチャーデッキが登場したことに加えて、こいつが収録されたアニクロ2023の意味不明な仕様もあって高騰しているとか。
セルゲイがジャックをある意味で
ライバルとして認めていた事と、ジャックのストラクの販促も兼ねた
大人の事情から意図的な好相性にされたのかもしれない。
シンクロモンスター
大地に憑りつきし妖精よ。その妖しき力で万物を揺るがせ!
シンクロ召喚!
現れよ、レベル6!地縛戒隷 ジオグレムリン!!
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守1000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手メインフェイズに、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
相手は以下から1つを選び、自分はその効果を適用する。
●対象のモンスターを破壊する。
●対象のモンスターの攻撃力分だけ自分のLPを回復する。
(2):自分・相手のバトルフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールド・墓地のモンスターを融合素材として除外し、「地縛」融合モンスター1体を融合召喚する。
どことなくガチャピンみたいなビジュアルをした地縛戒隷の雄の方。後述の《地縛戒隷 ジオグレムリーナ》とは対になるカードだが、セルゲイ系の地縛カードOCG化時はまだこいつしか出ていなかった。
対象とした相手モンスターの「破壊」か「その攻撃力分のライフ回復」のいずれかを相手に選択させる誘発即時効果、
手札・フィールド・墓地から融合素材を除外して地縛融合モンスターを融合召喚する誘発即時効果を持つ。
高攻撃力のモンスターを狙えばLPの大量回復も狙える。
融合サポート効果は地縛囚人でS召喚をしていれば即座に《地縛戒隷 ジオクラーケン》に繋げられるし、状況次第で《地縛戒隷 ジオグラシャ=ラボラス》も狙える。
地の底から蘇れ、戒め放つ翼持つ巨獣よ!
シンクロ召喚!
現れよ、レベル8!地縛戒隷 ジオグリフォン!!
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2500/守1500
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに発動できる。
自分の墓地から「地縛戒隷 ジオグリフォン」以外の「地縛」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
このターン、自分は融合・SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
フィールドのカード1枚を破壊する。
その後、自分のフィールド・墓地の「地縛」モンスターの種類×300ダメージを相手に与える。
グリフォンを模したビジュアルの地縛戒隷。
地縛モンスターのフリーチェーンでの蘇生とフィールドのカード除去+バーン効果を持つ。
除去効果は実質カウンター狙いとなるが、墓地の肥え方次第では一気に大ダメージを狙える。
蘇生効果は《地縛戒隷 ジオグラシャ=ラボラス》と同名カード以外は全ての地縛モンスターを呼べるため、当然ながら地縛神も蘇生対象。
守備表示限定ではあるが、《地縛神 Chacu Challhua》ならバトルフェイズスキップが働くため相性が〇。
融合モンスター
地を這う囚人よ。刑場への道を歩き続ける囚人と一つとなり、戒め与える巨獣となれ!
融合召喚!
現れよ、レベル8!地縛戒隷 ジオクラーケン!!
融合・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守1200
「地縛」モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地からフィールド魔法カード1枚を手札に加える。
(2):相手のEXデッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このターンに特殊召喚された相手フィールドのモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの数×800ダメージを相手に与える。
イカみたいなビジュアルの地縛戒隷。
素材で地縛モンスター2体を要求するため専用構築が求められるが、召喚するだけでフィールド魔法をサーチできるので、フィールド魔法を重要視する地縛神の大きな助けになりうる。
《地縛囚人 ライン・ウォーカー》とのコンボで、相手の盤面を一掃しつつ800~5600点もの強力なバーンを決められる。
ただしバーンは連発はできないので注意。またこれが見えている状態でシンクロやエクシーズ、リンク召喚を行うことはまずないため、融合効果にチェーンしてこいつを融合してやるのがベター。ネタの領域だが、破壊効果にチェーンして《ナイトメア・デーモンズ》をかましてやれば2400ダメージを追加できる。
地を司る悪魔よ、大地を掴む悪魔よ。今雌雄1つとなりて、大いなる大地の底より来たれ!
融合召喚!
現れよ、レベル10!地縛戒隷 ジオグラシャ=ラボラス!!
融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3000/守1800
「地縛」融合モンスター+「地縛」Sモンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。
そのモンスターの攻撃力・守備力を0にする。
(2):相手モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
(3):表側表示のこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキ・EXデッキから「地縛」モンスター1体を特殊召喚する。
西洋の悪魔やドラゴンっぽいビジュアルを持つ最強の地縛戒隷。
名の由来は
ソロモン72柱の末席「グラシャ=ラボラス」で、
魔鍵と
ヌーベルズにも同モチーフがいる。
限定的過ぎる召喚条件に見合った強力な効果の数々を持ち、コイツが戦闘に勝利するだけで毎ターン敵の盤面を一掃しまくれる豪快すぎるモンスター。
神縛りの塚との相性も良く、例え除去されてもすぐさま後続となる地縛モンスターを呼び込めるため、召喚の難しい地縛神を簡単に呼び出すことも可能。
ただしその代償としてこいつ自身は正規の方法以外では特殊召喚できないため、《地縛戒隷 ジオグリフォン》などでの蘇生はできないことに注意。
アニメ通り《異界共鳴-シンクロ・フュージョン》で出してもいいが、Sモンスターを素材指定してるおかげで《ミラクルシンクロフュージョン》にも対応。
前者ならサッと出せる代わりに蘇生条件を満たせない、後者は素材になるモンスターを場か墓地に用意する手間はあるが蘇生条件を満たせるという棲み分けが出来ているので、状況に合わせて使い分けよう。
なお、アニメでは素材指定の厳しさに反して「
シンクロモンスターと戦闘するときだけ相手の攻撃力を0にする」というだけのとてもシンプルかつ簡素な効果で、一応はセルゲイ最強のカードでありながらもぶっちゃけ微妙な一枚であった。
OCG化にあたり
魔改造レベルの効果の強化&追加がなされ、名実ともに地縛EXモンスターのエースとなっている。
草葉の陰でロジェとセルゲイも喜んでいる(?)かもしれない。
まぁセルゲイはマゾ(?)でもあるから、微妙効果でも己を追い込む苦痛として悦びそうだが……。
石に囚われし者よ!地に封じられし者と一つとなりて大地を掴め!
融合召喚!
現れよレベル6!地縛戒隷 ジオグレムリーナ!
融合・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守1000
「地縛」モンスター+闇属性モンスター
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「地縛」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分フィールドの闇属性Sモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは直接攻撃できる。
(3):相手フィールドのモンスターが「地縛」カードの効果で破壊された場合、その破壊されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
どことなくガチャピンみたいなビジュアルをした地縛戒隷のメスの方。ワンテンポ遅れてOCG化。
素材は《地縛戒隷 ジオクラーケン》より若干緩く、こちらは特殊召喚するだけで地縛モンスターをサーチできる。
後半のバーン効果は地縛カードによって破壊されたモンスターの攻撃力分のバーンを与える追撃能力で、《地縛戒隷 ジオグラシャ=ラボラス》《地縛戒隷 ジオグレムリン》、《地縛解放》《究極地縛神》、地縛神の中だと《地縛神 Aslla piscu》《地縛神 Ccarayhua》がトリガーになる。この中だと《地縛解放》か《地縛神 Aslla piscu》が好相性で、バーンによる勝利も視野に入る。
魔法カード
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分は融合・SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(1):自分フィールドの表側表示の、チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送って発動できる。
以下のモンスターを1体ずつEXデッキから特殊召喚する。
●墓地のそのモンスター2体を素材としてS召喚可能なSモンスター
●墓地のそのモンスター2体を素材として融合召喚可能な融合モンスター
自分フィールドのチューナーと非チューナー1体ずつを墓地へ送り、その2体で融合召喚・シンクロ召喚可能なモンスターを1体ずつ特殊召喚する新規融合魔法。
厳密には地縛関連カードではないが、性質上地縛戒隷達の召喚サポートに長ける。
超越融合と似ているが、あちらは発動後の制約がないなど色々微妙に差異があるためお互いに食い合うことはない。
こちらは単なる特殊召喚であり蘇生制限を満たさないため、《地縛戒隷 ジオグリフォン》との相性は悪く、《地縛戒隷 ジオグラシャ=ラボラス》はそもそも出せないこと、素材としての情報は墓地での状態を参照するため、属性・カード名・レベルの変更やチューナー化では条件未達成になることに注意。
速攻魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードはフィールドゾーンにカードが存在しない場合、自分・相手メインフェイズにしか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、闇属性の融合モンスター1体を融合召喚する。
(2):フィールドゾーンにカードが存在する場合、自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の手札・墓地から「地縛」モンスター1体を特殊召喚する。
このターン、自分は融合・SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
《地縛戒隷 ジオグレムリーナ》共々少し遅れてOCG化した「地縛」名称持ちの融合カード。
とはいえ現状は「地縛」魔法・罠をサーチする手段がないため、融合およびフュージョンサーチで手札に用意したい。
(1)は融合おなじみの手札・場で融合を作る効果。これに関しては特段言うことはない。
が、このカードは速攻魔法の融合という点がポイント。バトルフェイズでも融合できるし、相手ターンに伏せから発動して融合も可能なのが特徴。
フィールド魔法が存在しないとメインフェイズでしか使えない制約が発生するが、《地縛戒隷 ジオクラーケン》の存在からフィールドそのものは簡単に用意できる。
《地縛戒隷 ジオグラシャ=ラボラス》の攻撃時効果で場をガラ空きにしてから、フィニッシャーになってくれる大型を立ててそのままゲームエンドも視野に入るので、それを考えるとなかなか優秀な一枚といえる。
(2)はフィールドが存在すればこのカードを墓地から除外して発動できるもので、効果は手札・墓地からの「地縛」モンスターの特殊召喚。
レベル指定を持たないおかげで地縛神、地縛囚人、地縛戒隷のほぼ全てを出せるようになっており、融合とシンクロ布石にしても良いし、いきなり大型地縛神を呼び出して戦闘に備えることも可能なこれまた便利な効果。
(1)で融合して(2)で再展開という動きが簡単に狙えるため、このカードの登場で「地縛」の取り回しは格段に良くなった。
なお、地縛の名前に反して実は「
融合は闇属性ならなんでもOK」だったりする。
万能
無効化持ちの《捕食植物ドラゴスタペリア》、超火力になりつつ特殊召喚封じで妨害も可能な《捕食植物トリフィオヴェルトゥム》等の
捕食植物系の融合、
相手の強力なカードの効果をパクってお返ししつつ全体除去を匂わせて相手の攻撃を躊躇させる《
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》と、
ユーリの使う条件緩めの闇融合とは相性がいい。
それ以外だとアド回復と除去を兼ねる《
ガーディアン・キマイラ》、ダイレクトなら実質3000になる上に墓地に行けばドローが出来る《共命の翼
ガルーラ》辺りだろうか?
工夫はいるが他のギミックを混ぜれば烙印系融合あたりも狙える。
+
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以下、ARC-Vに出てきた未OCG化の関連カード達 |
フィールド魔法
①このカードがフィールドゾーンに表側表示で存在する限り、お互いのプレイヤーはモンスターを守備表示で召喚できず、表側攻撃表示モンスターは表示形式を変更できない。
②プレイヤーがアクションカードを手札に加えた場合に発動する。
そのプレイヤーから見て相手の手札のアクションカードを墓地へ送る。
この効果の発動に対してそれぞれ相手はアクションカードの効果を発動できない。
③アクションカードが手札に存在する場合、そのプレイヤーはそれ以外のアクションカード1枚を手札に加える事ができる。
この効果で手札に加えたアクションカードは除外されこの効果を発動したプレイヤーから見て相手のフィールドのモンスター1体の攻撃力を300ダウンし、その相手に300ダメージを与える。
アクションフィールドではないアクションデュエル用カードという変わり種のフィールド魔法。
内容は完全なアクションカードメタで、時系列的にロジェがランサーズのデュエルを見て急遽用意したものと思われる。
通常魔法
(1):フィールドゾーンにカードが表側表示で存在する場合に発動できる。
自分の墓地から「地縛」モンスター1体と魔法カード1枚を選んで手札に加える。
範囲が広がりコストがなくなった「地縛神の復活」。
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追記・修正して満足するしかねぇ!!!
- こいつらが王国編にいなくて良かった。(特にシャチ) -- 名無しさん (2013-11-23 12:58:16)
- 今まで「コンドル」だと言われていた地上絵は、最近は「海鳥」と言う説も出ている。 -- 名無しさん (2013-12-15 03:08:31)
- アクションデュエルでもフィールド維持されるし、OCGではルール変更でフィールドも残りやすくなったし強化されてるわな。 -- 名無しさん (2014-04-15 12:41:09)
- おいwwwコカパクアプゥの項目「悪満族」って書きやがったなwwww -- 名無しさん (2014-07-05 19:35:05)
- 神縛りの塚はイメージ的にもぴったりのサポート -- 名無しさん (2014-07-05 20:17:09)
- サイクロン1枚で消える神 -- 名無しさん (2014-07-05 21:13:01)
- ↑そんなこと言ったら大抵のモンスターはブラホで死ぬじゃん -- 名無しさん (2014-07-12 12:09:13)
- 地砕きで消える神の悪口はやめろよ -- 名無しさん (2014-07-12 12:42:59)
- 原作三幻紳「バトルシティでは除去魔法禁止だからセフセフ」 -- 名無しさん (2014-07-12 12:57:00)
- 無効にしないとこっちからの攻撃で倒せないからハムド状態が想像以上に厄介。特にコントロール奪取裏守備化にマストカウンターが絞れるアスラピスク -- 名無しさん (2014-07-12 13:10:19)
- あれ?マイナスレベルって本当? -- 名無しさん (2015-01-04 19:24:13)
- ↑鬼柳さんが持ってたコカパクアプのカード見たけど、普通に右側からついてたからマイナスレベルじゃないね。 削っとくよ。 -- 名無しさん (2015-01-04 19:37:18)
- まさかの「地縛神」ではなく「地縛」が新規で出る模様 -- 名無しさん (2016-01-31 21:39:52)
- 地縛囚人に地縛戒隷・・・でも融合とシンクロの複合型という -- 名無しさん (2016-02-07 23:51:28)
- 地縛囚人とかよりシンクロ・フュージョンが欲しい。HEROやらシャドールとかと相性いいし -- 名無しさん (2016-02-13 15:28:57)
- シンクロ・フュージョンはOCG化するとしても地縛限定だろうなぁ。じゃなきゃさすがにぶっ壊れすぎる -- 名無しさん (2016-02-14 23:49:06)
- 地縛戒隷はこっちに追記されんのかな? それとも新しい記事に? -- 名無しさん (2016-02-29 14:33:34)
- 今度闇デッキのブースターSPがあるらしいし、地縛戒隷そこに入ったりしないかな。通例のアニメテーマ2枠のうちの1つで -- 名無しさん (2016-05-05 23:36:44)
- Aslla piscuと刻剣出されるとターンごとにサンボル紛いになる、やられて唖然としたわ -- 名無しさん (2016-06-12 10:15:02)
- 特殊召喚メタ、大量展開から殴って除去の多い現環境下じゃ割りと活躍してくれる。No.101やライトニング出した後に途方に暮れる決闘者を何人見てきたか… -- 名無しさん (2016-11-30 22:37:49)
- ラー玉は完全耐性で殴れるけど地縛神も完全耐性で殴れるよな多分 -- 名無しさん (2017-10-24 00:32:48)
- 5D'sのボスモンスターはコンセプトが分かりやすくも面白かった -- 名無しさん (2018-01-19 07:24:17)
- 地縛神スカーレッド・ノヴァもOCG化してほしい。 -- 名無しさん (2020-01-04 18:51:18)
- アニメに囚われずに枠を作れるようになったし、スカノヴァはそろそろカード化する気がしてる -- 名無しさん (2020-05-11 10:47:33)
- ↑2 ↑ 本編の経緯からすると「レベルを下げたりチューナーになったり下級チューナーを呼んできたりして、スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンのシンクロ召喚を助ける効果を持つ地縛神」とか……? -- 名無しさん (2022-01-05 22:02:28)
- アニクロでOCG化決定したストーン・スイーパーに☆3以下悪魔族チューナーサーチが生えたから何の因果かジャックデッキと相性良くなったの地上絵生える -- 名無しさん (2023-05-10 19:11:01)
- スカーレッド・ノヴァOCG化 -- 名無しさん (2024-06-17 23:39:00)
- 最強と謳われた地縛神が遂にOCGに降臨!! -- 名無しさん (2024-06-18 01:13:47)
- 個人的には「スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンのシンクロ召喚に適したチューナーとなる」辺りかと思いきや「ジャックが調伏させることに失敗していたら復活の危険があった」から地縛神サポートでもあるというなかなか粋な計らい -- 名無しさん (2024-06-18 19:19:31)
- スカノヴァのコレジャナイ感凄いな。アニメの時点で後付けが露骨すぎるわ地縛神である必要が一切ないわで半ば黒歴史状態だったのになんでOCG化したんだ -- 名無しさん (2024-06-20 20:54:16)
- もうふわんだりぃず依存しなくていいんよなコレ・・・ 一応アークファイブ産の地縛は盤面枚数が多いのと十種神鏡陣のコストにできるからもう無理しなくてもいい感じ -- 名無しさん (2024-07-06 18:45:08)
最終更新:2025年03月26日 00:47