レギュラン星人

登録日:2021/07/23 Fri 08:24:15
更新日:2021/09/03 Fri 22:39:30
所要時間:約 4 分で読めます







ヤナセの娘は私がいただく。

貴様は用済みだ、死ね!



レギュラン星人は『ウルトラシリーズ』に登場する宇宙人。
初登場は『ウルトラマンティガ』で、平成ウルトラマン最初の宇宙人となった。

●目次

【活躍】

『ウルトラマンティガ』

別名:悪質宇宙人
身長:2.4~60m
体重:180kg~5万2千t
出身地:ネメシス星雲第4惑星レギュラン星
声:桑原たけし

第7話『地球に降りてきた男』に登場。
宇宙ステーション・デルタの破壊と地球侵略を目論む。

主な戦力は両手から放つ怪光線、破壊光弾、捕獲光線。
自身の周囲の重力を弱めることで、空中浮遊や飛行を行える。
さらに、相手を攻撃できるホログラムも作り出せる。

宇宙船で飛行していたが、故障によりデルタに激突しそうになったため、デルタのヴァルキリー砲で爆破されてしまう。
自身は小型宇宙艇・スペースバルケッタで脱出して難を逃れたが、妻や幼い娘を含む同胞達が犠牲となり、「復讐」と称してレナの父親であるヤナセ技官(演:荒木しげる)をつけ狙う。
ヤナセの同僚のアサミヤ技官(演:池田秀一)を殺害すると彼とレナを拉致する。
レナを磔にして電気ショックを浴びせ、ヤナセに「地獄の苦しみ」を味わわせようとするが、ヤナセから「何故こちらの警告の交信に応答しなかった?」と問われ真意を明かす。

実はレギュラン星人は最初から家族や同胞を見捨てて脱出していたのだ。
元々侵略の事しか頭になかった為、仲間達の命は二の次にしか考えていなかったのだ。*1
ヤナセは宇宙船の爆破はこちらに非がある*2としつつもあまりに身勝手なレギュラン星人に激怒するが、レギュラン星人から「家族を捨てた似た者同士」と一蹴する。
直後にレナから「卑怯者!」「父と一緒にするな」と非難されても、「地球人を殲滅すれば卑怯者の汚名は消える」とひどい開き直りを見せて2人を殺害しようとする。
だが、駆け付けたGUTSに妨害され失敗に終わり、逆上して巨大化する。

ウルトラマンティガとの戦いでは、劣勢になると両手を合わせて「ごめんなさい」のポーズをとって降参するふりをして、油断したティガに不意打ちを仕掛けるという相変わらず卑怯な手段で優位に立つ。どこまでプライドが無いんだ
しかし、レナとヤナセが操縦するガッツウイング1号の攻撃で形勢逆転し、最期はランバルト光弾で葬られた。

アサミヤ技官の犠牲もあったが、この一件でレナとヤナセの親子関係は修復。
ヤナセは、渡しそびれた13年前のレナの誕生日プレゼントである口紅をずっと所持していた。そりゃレギュラン星人と一緒にされたら誰だって怒るわ。
なお、この回は下記のようなナレーションで締め括られている。


宇宙ステーションデルタでの研究により、人類は間もなく宇宙開拓時代に入るでしょう。
しかし、家族や仲間との絆を失った者による宇宙開拓は、
もはや開拓ではなく、ただの侵略者になってしまう危険があることを我々は忘れてはなりません。
開拓者と侵略者の違いは、そこからはじまるのです。


この言葉は、開拓者(娘との約束を破ってしまったとはいえ、ずっと忘れなかったヤナセ)と、侵略者(家族を見殺しにした事に全く罪悪感を抱かなかったレギュラン星人)の違いを分かりやすく端的に表していると言っていいだろう。


ウルトラマンダイナ


私は、レギュランのヅウォーカァ将軍!

宇宙一の嫌われ者だ!


レギュラン星人ヅウォーカァ将軍

別名:悪質宇宙人
身長:2.6m
体重:200kg
出身地:レギュラン星
声:桑原たけし

ウルトラマンダイナ』屈指のカオス回と名高い第42話『うたかたの空夢』に登場。
劇中やクレジットでは単にレギュラン星人と呼ばれている。
自称「宇宙一の嫌われ者」で『ティガ』の個体よりは若干赤い。
性格はやっぱり卑怯で、やぶれかぶれでガッツイーグルα号で突撃した変身前のアスカ3体がかりで袋叩きにしている。どうやってアスカをコックピットから引きずり出したかは謎であるが、夢だからしょうがない

スーパーGUTSのナカジマが設計した「スペシウム砲」のサンプルを火星に運ぶ、アスカとマイを妨害する。
スーパーGUTSのモニターをジャックしてレギュラン星人のソフビ片手に隊員たちに語りかけるも無視されたことに怒り、巨大隕石を太陽系に降り注がせる「石ぶつけ作戦」実に安直な作戦名を決行する。
「ずる賢いだなんて褒めないでくれたまえ!」褒めてません。
しかし、TPCの開発した巨大ロボ・マウンテンガリバー5号ウルトラマンダイナによって阻止され、最後はレギュラン円盤ごとソルジェント光線で倒された。


おのれえええ!ウルトラマンダイナあああああ!!!

だがこの話はアスカの夢オチであり、マウテンカリバー5号共々「レギュラン星人ヅウォーカァ将軍」という個体が作中に実在したのかは不明。
なお、着ぐるみは流用ではなく新造である。ほぼモニター越しでしか出番無いのに。


監督・脚本を担当した川崎郷太曰く「一番変なことをやりそうだったから」という理由で登場させた。
また、新規の宇宙人を出すとなると一々説明をしなければいけない事もあったらしい。岸辺露伴かな?

撮影当時は『ガメラ3 邪神覚醒』や雨宮慶太作品などの撮影と重なっていたため操演スタッフが人手不足となり、円盤や隕石は上から落とすという手法で撮影された。

ミラーファイト2012』

第1話『ウルトラマンランドの決斗』に登場。
数ある宇宙人の中で何故コイツが選ばれたのかは謎。

ウルトラマンランドで展示していたマシンシャーロックを触ろうとしていたところをミラーマンに乱暴に止められ、アイアロンとタッグを組んで逆襲するが、結局負けてしまった。


ウルトラマンオーブ

第22話『地図にないカフェ』でスチール写真のみに登場。
ブラック指令が営む喫茶店「カフェ★ブラックスター」の常連客だった。
ちなみにメッセージボードには「最高の仲間達に乾杯」と書かれていた。
『ティガ』の個体からは想像もできない一言だが、もしかしたら仲間思いなタイプのレギュラン星人だったのかもしれない。


疾風ウルトラ忍法帖

朧党の忍獣「零岌乱」として登場。登場した回はティガの初登場回であり、また初の平成ウルトラシリーズから登場した忍獣でもある。
八百屋さんからナスをダンボール3箱盗み、それでつけものを作って冥府羅洲に気に入られて幹部昇格&レギュラー入りを目論む妄想癖の持ち主。
駆け付けたウル忍との戦闘ではそのままティガの試験の題材にされてしまい、ティガのマジックに翻弄されたところをゼペリオン光線で倒された。
マンが首領となった時は罵流丹と共に離反し、元祖朧党を組織した。*3


【余談】

デザインを担当したのは他のティガ怪獣と同じく丸山浩氏。
書籍『テレビマガジン特別編集ウルトラマンティガ』では丸山氏が子供の頃にイメージしていたデザインだと解説されているが、丸山氏は自身の画集でたまたま食べていた鮭弁の鮭の皮と赤身がモチーフであると述べている。
矛盾なく解釈するなら「鮭弁を見て子供の頃にイメージしていた宇宙人のデザインを思い出し、鮭の切り身をモチーフに改めてデザインした」といったところだろうか。

アニメ『SSSS.GRIDMAN』では、第4回にて新条アカネのSNSアイコンとしてヅウォーカァ将軍が描かれている。
このレギュラン星人のアイコンを見たYouTuberがバルタン星人と間違えて茶化したのが、この回の怪獣登場の一因。


追記・修正は家族を見捨てない人がお願いします。

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最終更新:2021年09月03日 22:39

*1 ヤナセとアサミヤを襲撃した際は高笑いするなど、復讐にしてはあまりにも不敵な態度を取っていた。

*2 ただし、もし宇宙船を爆破しなかったらデルタの乗組員達の命も失われていた。

*3 意図したかは不明だが、初代と平成の第1作に初めて登場した宇宙人が元ネタのコンビである。