三輪霞(呪術廻戦)

登録日:2021/08/09 Mon 12:02:48
更新日:2024/12/29 Sun 09:30:15
所要時間:約 3 分で読めます





はい 役立たず三輪です


三輪(みわ)(かすみ)とは、漫画・アニメ『呪術廻戦』の登場人物の一人である。


目次

プロフィール


誕生日:4月4日
身長:170cm弱
所属:京都府立呪術高等専門学校2年
高専入学方法:スカウト
特技:節約
好きな食べ物:鍋
苦手な食べ物:パクチー
ストレス:無し


概要

呪術高専京都校2年の一人で、等級は3級。
スーツを身に着け、前髪を斜めに切り揃えた水色の髪の女性。髪は地毛。
一家は貧乏で、が二人いる。
西宮真依とタッグを組んで任務にあたることもあり、その場合は前衛を担当している。

人物

一見すると怜悧なクール系美女だが実際は天然気味な上中々のポンコツで、「役立たず三輪」と自虐している。
非常にミーハーな性格で、呪術界でも屈指の有名人である五条の姿を見た際は、立場上クールに振舞ってこそいたが内心ウッキウキになっていた。

素直で人当たりが良く、誰とでも分け隔てなく接するため、クセの強い京都校の面々ともそつなくコミュニケーションが取れる潤滑油的存在。
争いや横暴な行為を好まず、交流会で虎杖を殺すよう楽巌寺学長に指示された際は、仲間内で唯一暗殺に乗り気ではなかった。

変わった人間の多い呪術師の中では一般人に近い常識的な感性を持っており、作者からは「普通のまま呪術師をやっていることが少し異常」と評されている。



戦闘能力

戦闘の際にはを扱う。ただし攻撃手段を刀にほぼ依存している他生得術式も持っていないため、刀を失うと何もできない。
初登場時に所持していた刀は継続した呪力付与の影響で半ば呪具化していたが、破壊されたため已む無く新調している。

シン・陰流「簡易領域

領域展開を習得している敵への対抗措置。
自らの周囲に簡易的な領域を発動させることで領域の必中効果を無効化する、シン・陰流の術式。
三輪は領域内(半径2.21m)に入った物にオートで刀によるカウンター攻撃を行う。
性質上、近距離か遠距離どちらかのみの相手には比較的有利に立ち回れるが、オートなのでデコイで間を潰されると弱い。
また、「両足を地面に付ける事」を縛りとしているため、足が離れてしまうとリセットされてしまうというリスクもある。

  • 「抜刀」
正面への反撃に特化したシン・陰流の技。
納刀した刀身を呪力で覆い加速させる神速の居合抜きであり、領域によるカウンターと合わせて使う。

活躍

過去

中学で師範と出会って 刀どころか木刀も竹刀も握ったことないくせに 呪術師になることを選んだ

ひたすら刀を振るった お母さんの負担になりたくなかったから

ひたすら刀を振るった 死にたくなかったから

前述の通り実家は貧乏で、学校に無許可でバイトをするなど苦しい生活を送っていた。
ある日シン・陰流の最高師範と出会い、そのままなし崩し的に呪術師になった。

なお、スカウトされたのは作者曰く「呪いが見えてること」の他に「髪の毛」も理由とのこと。
彼女の水色の髪には何か呪術的な秘密があるのだろうか?

初登場

これは問題行動ですよ 然るべき所に報告させてもらいますからね

(ヤッべー!!生五条悟!!生五条悟だ!!)

初登場は原作18話。
楽巌寺学長に不遜な態度を取る五条に苦言を呈していたが、内心では五条と直に対面できたことに興奮していた。*1
その後楽巌寺にお茶を頼まれたが、五条との記念撮影を優先してしまい、お茶を買い忘れてしまった。

京都姉妹校交流会

交流会に参加するために学友たちと共に東京校に来訪。
その際に死亡したはずの虎杖悠仁の生存が発覚。楽巌寺により虎杖の抹殺命令が下されたが、三輪(と東堂)は乗り気ではなかった。
その後団体戦では真希と対決。真依からは弱いと説明されていたが実際の強さは2級並みに強く、終始翻弄された挙句刀を奪われてしまう。
その後戦意喪失していたところでメカ丸の携帯から電話が届く。それに応じる三輪だったが実際は狗巻が電話をかけており、そのまま「"眠れ"」の一言で深い眠りに落ちてしまった。

渋谷事変

メカ丸こと幸吉が遺した保険の傀儡の静止を振り切り、東堂・新以外のメンバーと共に渋谷へ参加。
その際に保険の傀儡に「私達は仲間じゃないの?」「私が弱いから?」などと問いかけたが、傀儡は「違ウ 弱いのは俺ダ」と否定。
更には「大好きな人がいたんダ」「その人が守られたいのハ 俺じゃなかったかもしれないのニ」と言われ涙する三輪。
最後は「幸せになってくれ」と告げられ号泣するのだった…

渋谷到着後は、渋谷駅地下に向かう。偽夏油真人を取り込んだ直後に京都校の学生全員で奇襲を仕掛け、三輪は偽夏油の背後に接近。

のせる!!

今までの全てとこれからの未来を!!

もう二度と刀が振るえなくなっても!!!

「抜刀!!」

己の全てを掛けて渾身の力で技を繰り出すも、偽夏油には通用せず、振り向きざまに左手で刀を受け止められた末、あっさりと刀を折られてしまう。
反撃で「極の番・うずまき」を喰らいそうになるが、日下部と歌姫が助けに入り、事なきを得る。
その後は戦闘に乱入した特級術師・九十九由基の仲間に保護され退場した。

死滅回游

その後は長らく音沙汰が無かったが、181話でガレキの山と化した街をたった1人で武器もなく彷徨い歩く姿が描かれた。果たしてこれが意味するものとは…?













人外魔境新宿決戦

宿儺との決戦に赴く五条を他の呪術師たちと共に見送る。

%%不穏な描写から闇堕ちを心配されていたが単に高専術師の連絡係を務めていただけだったらしく多くの読者がズッコケた。
とはいえ、呪詛師や呪霊がいつ襲いかかってくるか分からない危険地帯に踏み込んで連絡係を務めようとする志は非常に立派だが。

さらに先述したように渋谷事変で「もう二度と刀が振るえなくなってもいい」と縛りを自らに科してしまった事で本当に刀が振るえなくなってしまったらしい。
当然、前線に出ても何の意味が無い為、控えとして待機する事になる。

五条の「無量空処」によって領域が使用不可能になったと思われた宿儺だが、黒閃でゾーンに入った事で再び伏魔御廚子を発動する。
虎杖脹相猪野は習得した簡易領域で宿儺の斬撃を防ぐが*2禪院真希は本人の体質上、宿儺の斬撃を防ぐ術が無く*3、そのままなます切りにされてしまう……ハズだった。

しかしそこには自らの簡易領域で呪いの王の斬撃から真希を護る三輪霞の姿が!!

驚くことにナレーションによると、宿儺は無量空処によって破壊された脳の後遺症や手の欠損により99秒しか領域を維持出来ないものの、出力自体は全く落ちていないとのこと。

散々役立たずと自虐していた彼女が土壇場でこの様な活躍を見せた事に驚いた読者は多いのではないだろうか?



余談

名前の由来は、姓は「ミーハー」の捩り、名は作者の同級生から。

ファンブックの質問コーナーによると、本作の女性陣で一番モテるらしい*4
……というか、全体的にキツめの性格をしている本作の女性キャラ*5の中で、わりかし素直で控えめな女の子は彼女くらいであり、なおかつ明確に「他の男から想いを寄せられている」描写があるのも彼女くらいなので、消去法的にそうなるのかもしれない。



追記・修正はミーハーな人にお願いします。

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最終更新:2024年12月29日 09:30

*1 アニメ版では心の声が描かれるシーンで某我慢ポケモンのような顔を披露していた

*2 秤がどう対応したかは描写が無かったが恐らく自らの領域で対処したと思われる。

*3 本来、領域の必中効果は呪力が全く無い完全なフィジカルギフテッドを捉える事はできないのだが、宿儺は領域を閉じずに展開する事で呪力が全く無い物を必中効果に据える事ができる。

*4 男性陣で一番は夏油

*5 その点を対談で久保帯人に指摘された作者曰く、自身の趣味・嗜好や思想によるものでは無く、女性を描くことに苦手意識があるだけとのこと。おしとやかなキャラを作るのにブレーキをかけてしまうらしい。