登録日:2022/05/07 Sat 17:49:20
更新日:2023/11/28 Tue 20:50:10
所要時間:約 4 分で読めます
【テキスト】
効果モンスター
星2/
風属性/
鳥獣族/攻 0/守 900
このカードは1ターンに2度まで、戦闘では破壊されない。
【概要】
OCGでは
シムルグや
ドラグニティなどでお馴染みの組み合わせの1種である、風属性・鳥獣族のモンスター。
Vジャンプカードフェスタ2008のプロモーションカードとして初収録された。
何故かプロモカードや付属カードとして収録されることが多く、現在入手が地味にめんどくさい。
一時期デュエリストパックに再録されていたのが救いか。
目玉の効果は、1ターンに2度戦闘破壊されないこと。
マシュマロンに比べると回数制限がある分地味だが、防御面にやや難がある鳥獣族にとっては貴重な壁モンスター。
相手モンスターの牽制と、
ゴッドバードアタックや風霊術ー「雅」のコストを両方やってのけるとっても便利な存在……だった。
今のOCGは戦闘破壊以外の除去手段がかなり増え、シールド・ウィングのような戦闘破壊耐性を持つ壁モンスターには凄まじい逆風が吹き荒れている。
また、貫通ダメージを与えられるモンスターにも弱く、守備力の低さが仇となって大ダメージを受けてしまう。
そもそも、『
遊戯王5D's』放送当時の環境でも、先述の入手難易度の高さに加えて効果だけ見れば
マシュマロンの劣化版なので
ファンデッキ以外ではそれほどお目にかかれなかった。
現在は壁ではなくシンクロ素材として見た方が良いだろう。
レベルや攻守が低いおかげで、
蘇生・リクルートしやすく、同じ属性のチューナー
デブリ・ドラゴンと相性が良い。
どちらも遊星が使用したカードなので、
ファンデッキにも無理なく組み込める。
【アニメでの活躍】
『
遊戯王5D's』の主人公・
不動遊星が使用する。
その効果で何度も戦闘破壊に耐えたが…………扱い自体はぶっちゃけ
悪かった。
本編初登場。先攻1ターン目から召喚されたが、返しのジャックのターンに召喚されたツイン・ブレイカーに
連続攻撃されて貫通ダメージを受けてしまった。
この辺は相性の問題もあるので仕方ないと言える。
その後、次の遊星のターンで
ジャンク・ウォリアーのシンクロ素材になった。
守備表示で通常召喚されたが、ルドガーのダークシンクロモンスター・地底のアラクネーの効果で
装備カードにされた。
結局、アラクネーの戦闘破壊の身代わりで破壊されてしまい、良いところを見せられなかった。
昔の壁モンスター特有の
弱点「破壊以外の除去」を見事に突かれたデュエルであった。
今回もツイン・ブレイカーに的として狙われ、何とか攻撃に耐える。
しかし、シールド・ウィングが戦闘破壊されなかったことをトリガーに、ジャックは手札からソード・マスターを特殊召喚。
例によって、こいつも貫通持ちだったので、戦闘破壊&貫通ダメージで遊星は痛手を負ってしまった。
この通り、戦闘破壊や相手モンスターの効果の餌食にされるなど何かとやられ役にされがちだった。
アニメ
遊戯王シリーズにおける壁モンスターは大体損な役回りになることが多い。
アクセルシンクロ修得後はバーサー蟹ソウルでめくられる程度しか出番がなくなり、遊星を支えてきたモンスターが活躍したVSジャック(4戦目)にも最後まで登場しなかった。
代わりにソニックさんが出た
【DUEL TERMINALでは】
まさかの強カード。
戦闘破壊耐性とモンスターゾーンが3つしかないスピードデュエルのルールが上手い具合にハマり、このカードとモンスターの攻撃を無効にする
くず鉄のかかしのコンボを使われると、
除去カード無しではデッキ切れか相手の自滅を祈るしかなくなる。
3DSの
ゲーム『最強カードバトル!』でも遊星が同様のコンボを使用し、こちらが対処に手間取っていると、団結の力を装備したジャンク・シンクロンで容赦なくぶん殴ってくる。
遊星のカードらしく、「どんなカードにも存在する以上必要とされる力がある」を見事に体現したのだった。
追記・修正は攻撃を2回耐えてからお願いします。
- スターダスト/バスター同梱のDVDじゃ開幕中のレモンの効果で問答無用で退場してたな -- 名無しさん (2022-05-07 17:59:54)
- 特典付属な関係かつレアリティ再現なのでWCSシリーズでは入手が何気に困難な部類に入るカード。一応救済措置で遊星がくれることもあるけど -- 名無しさん (2022-05-08 19:35:17)
最終更新:2023年11月28日 20:50