BLACKSOULS -黒の童話と五魔姫-

登録日:2022/07/26 (火曜日) 17:25:00
更新日:2025/07/06 Sun 14:18:25
所要時間:約 ? 分で読めます





本項目では、エロ同人ゲームについて取り扱います。

「もっと血を流せ。もっとだ!俺に戦いの喜びをよこせッ!」
―醜いアヒルの子


「私っ!殺しますっ!貴方を殺しますっ!殺しますっ!
それを殺しますっ!きっと殺しますっ!確実に殺しますっ!
殺すっ!殺すっ!殺すっ!殺すっ!殺すっ!殺すっ!殺すっ!
殺すっ!殺すっ!殺すっ!殺すっ!殺すっ!殺すっ!殺す!」
―豆の木ジャック

「ネロッ……ネロッ……
オイシイ……オイシイ…」
―贄喰らいパトラッシュ


「…3000ソウルくれるなら、
私の身体を好きにしていいですよ」
―紅ずきん


本当に君の自由なんだよ。気に入らない奴は殺してもいい。
良い女がいれば無理やり犯してもいい
どうせこんな国、廃れて滅ぶ運命なんだからねー
……なんてねっ♡



「BLACKSOULS -黒の童話と五魔姫-」とは、サークル「イニミニマニモ?」、「寿司勇者トロ」氏が製作したゲームである。
ニコニコ動画における東方Projectの二次創作動画「東方異形郷」の作者といえば分かる人もいるかもしれない。


【ゲーム概要】

●世界観はソウルシリーズ風味のダークファンタジー


フロムソフトウェア系列 × 「おとぎ話」で悪魔合体の結果、
グロテスクなクリーチャーと化したおとぎの国の住人たちが支離滅裂な言葉を吐き散らしながら襲ってくる。

地獄絵図の世界でも主人公に味方したり商売したりで正気を保っているキャラクターたちがいるが、ソウルシリーズよろしく彼らを殺すことが出来るし、女性キャラを犯したうえで監禁出来る


●エロシーンあり

エログロさえあればいいと、勘違いしている世界なので、レイプに売春とロクなものが無い。和姦シーンもあるが、やはり本筋は魂を黒く染める強姦であろう。

開始時にHシーンをスキップするか否かを問われるが、本編には回避不可なシーンや乳首を出すキャラがいるので、無意味。そもそもエロ同人ゲームだから生姜無いね!*1


●戦闘バランスはNepheshel、あるいはイストワール

基本戦闘システムはRPGツクールのそれだが、「繋がっている巨大なダンジョンを探索する」「高難易度で属性相性が重要」「攻略の自由度が高い」、所謂「ネフェイスト系」。

なお本作はやり込みが盛んなゲームであり、修正を加えてでも動画を投稿するプレイヤーは多い。作者も次回作でRTA動画ネタを作中で登場させた。


【登場人物】

●主人公 またの名をグリム、あるいはルイスキャロル


プレイヤーの分身で聖人にも外道にも好色男にもなる不死者。
騎士」「盗賊」「魔術師」から選択しゲームを開始するが、レベルアップでは一切スキルを習得しない。ソウルシリーズよろしく道中で拾える本や装備が整ってくると素性は意味を成さなくなる。

+ ネタバレ
彼もまた「元ネタ」が存在する人物である。
だが、キャラクターメイキング時点で入力してしまうと黒幕の手によってゲームオーバーになってしまう
黒幕が望んでいるのはあくまでもゲームプレイヤーなのだ。


リィフ またの名を【規制済み】

プレイヤーが話しかけただけで仲間になってくれる妖精。ボクっ娘
道中のあんまりなキャラクター、あんまりな世界環境に対して不満を漏らしたりツッコミを入れたりする彼女には元ネタと呼べるものは存在しない。が、作中妖精たちの「悪い意味でも無邪気」「死んでも生き返る」などの要素から東方projectの妖精にインスパイアを受けていると思われる。
ちなみにゲームがゲームだけに、彼女も合意の上で抱くことができる。人の手くらいの大きさなのに。
+ ネタバレ
作者から歪んだ愛情を受けており、ci-enやお絵描きサイトでは
  • ミキサーにかけられてグリーンスムージーにされる。元ネタは作中での人魚姫との誓約
  • 特に意味もない腹パン、そいて腹ピンがリィフを襲う
  • アップデートで公式に「羽虫」呼ばわり
  • ci-enではサービスシーンを披露した直後に暴力を振るわれる
とあんまりな画像が載せられている。プレイヤーからも
  • ニコニコ動画で初見さんがドン引きするコメント
  • 腹パンをかますまでの時間を競う「腹パンRTA」
このゲームが変人が手に取るダークファンタジーなリョナゲーであることをしみじみ思い出させてくれる存在である。


●ドロシー

魔女の家に住む魔女
自分の家の一階で怪物と化したヘンゼルとグレーテルを見ても薄情な対応をしたり*2弟子の抹殺を依頼してきたり、その弟子たちが彼女が如何に残酷な存在かを告げたりと、どこかきな臭い雰囲気を漂わせる魔女。
ただ、主人公が無事に弟子入りをすると、悪事を重ねても見捨てなかったり、愛犬の墓を前に涙ぐんだりと、どこかいい人なオーラを漂わせたりするが…
元ネタは、「オズの魔法使い」の主人公ドロシー。
+ ネタバレ
最強を求めて転生を繰り返しており、転生前は男。一応、肉体の性別に精神が引っ張られているところはある。
ただ、それ以外の怪しげな雰囲気は全てフェイクで、基本まっとうな考えで動く作中屈指の常識人
早期加入し、長い人生経験を持つがゆえの知識と冷静さで弟子となったプレイヤーをフォローする。


●エルマ

娼婦の成れの果てである怪物で溢れた町の中で留守番をしている少女。
回復アイテムであるマッチ(という名前の薬。戦闘中にのみ使用可能、使用時に混乱)を売っている。
お約束というか、彼女の母親の成れの果てである蛇の怪物ラミアを打倒すると保護するという名目で仲間になる。
元ネタは「マッチ売りの少女」。
+ ネタバレ
母が言った。このマッチはね、素敵な夢を見せてくれるの。
マッチの作り方はね、そこら辺にいる女の肉を……。
彼女のマッチを使用した人間が凶行に及んだり、「妖精さんがね、材料を手伝ってくれるの」と何かと不審であったが、少なくとも彼女の思想や行動には問題はない。
彼女自身はちょっとHなことに興味のある純粋な少女である。ただどうもの気がある様子。


●ヴィクトリア

街一つを娼婦街にしたり、部下をヤり殺したりの暴君「裸の王様鉄の王様」に囚われているメイド
1000ソウルの供給を求めておきながら5000ソウルを吸い取ったり、ソウル供給などの際に蠱惑的な言動を取ったりする。
本質的にはところどころで主人公を気遣ったり好意アピールしたりと極めていい子。作中描写を見るに料理などのメイドとしての腕はかなりのもの。
元ネタは「ヴィクトリアンメイド」から。
+ ネタバレ
愛し合いも殺し合いもウェルカムサキュバス
ただ、とあるルートにて彼女が立ちはだかった時、彼女との殺し合いを避けようとした時、そして彼女との殺し合いの果て、彼女のまぎれもない本心を聞くことが出来る。

余談だが、旧淫腐街のボス戦で彼女を召喚すると意味深な反応を見せる。


●グース

ベヒモス牧場で囚われている鳥人(ハーピーに近い)の女性で、旅商人。
彼女を助けるには「万能鍵」が必要。
助けた後はソウルを預ける事のできるソウル銀行を運営しているが、ある程度ゲームを進めるとソウルを持ち逃げして失踪する。
主人公に詐欺を働いた彼女を追い詰めて、繰り返し「許さない」と告げれば、最後には観念して仲間になってくれる。
元ネタは「黄金のガチョウ」。
+ ネタバレ
彼女は旅商人ではなく義賊。
民のためにソウルを集めているのは本当であり、主人公に詐欺を働いたのもそのため。
ただ、彼女に騙されたままゲームを進めると、裏切られ吊るされた姿を拝むことになる。


●エリザベート

聖森に現れた女性。
主人公が持つソウルと引き換えに、色付きのソウル(主人公の基礎能力を底上げをするアイテム)を交換してくれる。
彼女のお願いを聞き入れ、お礼を断ると仲間にすることが出来る。
元ネタは「エリザベート・バートリー」。
+ ネタバレ
自分の楽しみのために女性を拷問するサディスト。黒の裁判の構成者には最優先レベルでマークされている。
紅ずきんとは親子であるのだが、親子関係は最悪なので、関わらせないのが正解。
だが、主人公に愛された(レベルを99まで上げた)上で裏切ると悲しみを吐露する女性らしさを見せる。


●ジャンヌ

オープニングで飛竜に焼き殺された清廉潔白な女騎士
特定の手順を踏むと蘇らせることが出来るが、主人公が悪事を重ねすぎると生き返らせた恩に関係なく離反してしまう。
元ネタは「ジャンヌ・ダルク」。
+ ネタバレ
人間であるうちは一切の隙を見せない、清廉潔白な本物の騎士道を行く人物だが、主人公から離反すると後に敵地で魔獣化している。
魔女と呼ばれて裏切られたその悲しみを吐露する。

●カタリナ

ある時期に護衛を伴って聖森にやってくる聖女。
ジャンヌ曰く結構な名家の生まれらしい。仲間キャラでは随一の巨乳。
後にエリクシール方面に向かい、その先の骸骨迷宮で護衛が魔獣化してしまっている。
魔獣化した護衛を倒した後、エリクシールの大聖堂で知己であるジャンヌと会わせると仲間にすることができる。
元ネタは「アレクサンドリアのカタリナ」。
+ ネタバレ
信仰が深いほど、神の存在に疑念を感じるようになる。
こんな世界になっても、神は何処におられるのか?
主人公が悪事を重ねすぎるとそれに耐えられなくなったのか、聖森の地下道で自害してしまう。
人間であるうちも結構な頻度で神の存在に疑心を抱いており、救出が遅れて魔獣化してしまった際にはその本心を聞くことができる。

●ミランダ

犯罪者処刑組織「黒の裁判」の断罪者であり新参エース。
罪を重ねた状態で穢れ沼に行くと、黒の気配とともにこちらに迫ってくる。
彼女を倒せば、「敗者は勝者の望みに従う」とこちらの要求を聞き、ここで「仲間になれ」と答えれば仲間にできる。


●紅ずきん

前作「紅ずきんの森」の不感症でマグロな主人公。
主人公にセクハラされても淡泊で、売春にも3000ソウルと結構な安値*3で軽々しく応じるが、監禁しようと強姦すると殺害されたポロの後を追って自害する。
人食い「ポロ」を連れており、戦闘中に呼び出すことが出来る。
+ ネタバレ
処女作「紅ずきんの森」は黒幕の作った物語から外れた失敗作であり、様々な場面で黒幕の干渉を受けない事が示唆されている。
黒幕に対するジョーカーである彼女だが、しかし本作ではその力を振るうことはできなかった。
彼女が真に活躍して主人公を救うのは次回作。



追記、修正は創造主メアリィ・スーに祈りを捧げながらお願いします。

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最終更新:2025年07月06日 14:18

*1 「生姜無い」は「東方異形郷」に登場する魔理沙(異形)の台詞であり、本作作中やそのプレイヤーからも使われる

*2 プレイヤーの行動次第で怪物化は回避可能

*3 参考までに上記のヴィクトリアが1000ソウルと言いながら5000ソウル、本職の娼婦であるマリアンナは10000ソウルを要求する