星のカービィ ディスカバリー 絶島の夢をうちくだけ!編

登録日:2022/09/24 (土) 18:49:49
更新日:2024/09/27 Fri 00:10:02
所要時間:約 17 分で読めます







絶島にひそむ強敵に立ち向かえ!




『星のカービィ ディスカバリー 絶島の夢をうちくだけ!編』とは、角川つばさ文庫より出版している小説版星のカービィシリーズの一作である。
作:高瀬美恵
絵:苅野タウ・ぽと
対象年齢:小学中級から
価格:720円(税抜)


概要

つばさ文庫版星のカービィシリーズの第24弾。
2022年9月14日に刊行された。

星のカービィ30周年に発売された『星のカービィ ディスカバリー』のノベライズであり、前編『星のカービィ ディスカバリー 新世界へ走り出せ!編』からの後編。
本作は原作のエンディング後のステージでのストーリーを描くという、小説版シリーズ初の展開である。
そのため一から十まで全部がネタバレしかなく、クリア後ステージ未プレイでの閲覧は推奨できない。

物語としては、カービィ達とは別行動するデデデ達の視点も描かれ、黒幕の過去にも迫っている。
フィギュア等でのみ語られていた情報も一通り網羅され、そこに小説版独自の解釈が盛り込まれた形となる。
更にゲームでは実現しなかった夢の展開も……!

前回は作劇の都合かスルーされていた「コピー能力の進化」も登場。


あらすじ

ナゾのうずに吸いこまれ、新世界でビースト軍団を
倒して、ワドルディ隊を助け出したカービィたち。
キャロラインたちとも仲良くなって、ようやく平和に
なった…と思っていたら、レオンガルフがゆくえ不明!?
そのうえ、ワドルディの町に、またナゾのうずが発生!
どうやら、レオンガルフはこのうずの中にいるらしい。
レオンガルフを探すため、そして新世界に真の平和を
取りもどすため、うずの向こうにひそむ強敵に、
カービィとエフィリン、バンダナワドルディが立ち向かう!
大人気ゲーム『星のカービィ ディスカバリー』の小説だよ!!
(裏表紙より引用)





以下、ゲーム本編の核心にも触れるネタバレに注意!









登場人物

基本的な説明は前編の項目を参照。

ポップスター

食いしんぼうで元気いっぱい。
吸いこんだ相手の能力をコピーして使える。

「だいじょーぶ! ぼくらが、ぜったい、レオンを助けるから!」

前編の後にプププランドへ戻り、残されたデデデ大王やメタナイト、ワドルディ達とも会えなくなり寂しい日々を送っていたが、突然のエフィリンとの再会で驚く暇もなく新世界に舞い戻る。
そこで自分達がいない間に起きたことを知るが、町に現れたナゾのうずにバンダナワドルディ、エフィリンと共に吸い込まれ、レオンガルフ……もといレオンを探して絶島の冒険に出発する。
今回は進化したコピー能力を大いに活用し、絶島で待ち受ける強敵と渡り合っていく。


デデデ大王の部下でカービィの友だち。

「……はい! 思いっきり戦ってきます!」

カービィ、エフィリンと共に新世界へ戻り、絶島の冒険に出発。
前回と同じくヤリを手に勇敢な戦いっぷりを見せる。
後半、デデデ大王・幻を相手に前回で味わった辛い気持ちを乗り越えていく姿は必見。


わがままで自分勝手な、自称プププランドの王様。

「……フン! ヒマなやつだ」

ラボ・ディスカバールで正気に戻った後、無事に施設のワドルディ達を逃がして脱出したらしく、町でカービィ達と再会。
カービィ達がエフィリスによってナゾのうずに吸い込まれた後は、メタナイトの提案で彼や新世界に関する手がかりを得るべくラボへと向かう。
エフィリスが過去に置かれた立場に関しては意外と同情的で、メタナイトから一部推測混じりの説明を聞かされた時には当時の研究員らの仕打ちに憤った。
その後、町に戻ってきたバンダナワドルディが抱えている不安を一発で見抜き、自分の偽者を倒してこいと彼の迷いを断ち切る命令を送る。

そして終盤、操られっぱなしだった鬱憤を晴らすかのようにデデデファン歓喜の大活躍が訪れる。


常に仮面をつけていて、
すべてが謎につつまれた騎士。

「すべては無理だが、だいたいの内容はわかる」

カービィ達がナゾのうずに吸い込まれた後、デデデと共にラボ・ディスカバールへ向かいエフィリスの手がかりを求めていく。
ケガによる療養中も、ものしりワドルディと協力して新世界の文字を調べていたため、ある程度までは理解できるようになっていた。
エフィリスの本質について「侵略せねば生きられない」と考察し、新世界関連では鋭い分析力を発揮している。情報量が多すぎて自然と説明台詞が多いのはご愛嬌

終盤、思わぬ敵の登場にまだ完治してないケガを「治った!」と強がり、最終決戦に挑むが……。


「わあ、おかえりなさい、バンダナせんぱい! カービィさん!」

「もどってきてくれて、ありがとうございます!」

ラボ・ディスカバールに囚われていた分もしっかり救出され、町に住んでいる。


  • ものしりワドルディ
「だけど、メタナイト様。ぼくは、とってもロマンを感じます」

何とメタナイトからも「ものしりくん」と呼ばれている。
カービィ達が持ち帰ってきた不思議な玉(レオンのソウル)についてはさすがに自力では分からなかったが、正体を知るとエフィリスの狙いをズバリと言い当てた。


  • ぶき屋ワドルディ
「ただの新作じゃないんです。これまでに作ったコピー能力のぼうしを、進化させることに成功したんです!」

カービィが不在の間、設計図をもとにコピー能力を「進化」させることに成功。
町に戻ってくるたびに新たな進化コピーを提供し、カービィ達の戦いに大きく貢献している。
ある意味で本作最大の功労者。


エフィリンとアニマルたち

新世界で出会った、しんぴてきな子。
カービィたちの冒険を手助けしてくれる、大切な仲間。

「いたいた~! 探したよ、カービィ、バンダナくん!」

前編のラスト後に行方不明となり、新世界で倒れていたが、キャロラインの手当てを受けて復活。
ケガも良くなり、町に戻るとナゾのうずが現れたため、カービィとバンダナワドルディの助けを求めてプププランドに帰還、二人を大いに驚かせた。
エフィリスに一度取り込まれた影響で空間転移能力を使いこなせるようになったため、彼も自由にナゾのうずを開くことができる。
ただ元々が非力なので、それを戦闘に転用することはせず(できず)、非力なりにカービィ達をアシストしようと繰り出した作戦が裏目に出て危ない目に遭いかけたことも。
そんな彼は絶島を冒険するうち、憎しみに囚われ続けたエフィリスをどうにか救えないかと想うようになり……

アニマル達の言葉を通訳できることから、たびたび彼らの言葉に耳を傾け代弁している。


  • アニマルたち
ガルルフィ、クロッカー、ガブルネーク、バッファルホーンなどといった元ビースト軍団の動物達。
元々はレオンガルフの命令で動いていただけであり、既にワドルディ達とは和解を果たしている。
中盤、キャロラインらと共にレオンを救うべくこっそりナゾのうずに突入した。

既にビースト軍団ではないが、アニマル達のセリフの書体は前回と同じ。

「グァァァァァー!」

貯め込んだバナナをカービィ達が勝手に食べてしまった件については
「あのバナナ美味しいし大好きならしょうがない(意訳)」ということで許している。

「ンギャオォォ……」

好きなことに熱中すると他のことが見えなくなる性格であることが判明。
こっそりアニマル達とナゾのうずに向かう際、声を出して慌てて止められた。

「……シャァァァァ……!」

新世界で倒れていたエフィリンを手当てしたおかげで、カービィ達が戻ってこれるきっかけを作った。
レオンがエフィリスによってソウルを引き裂かれたと知った時には激昂し、エフィリンの通訳を介して
「レオンは、だれよりも気高く、美しいソウルを持っていた! そのソウルをバラバラに引き裂くなんて! フェクト・エフィリス……永遠にゆるさない!」と凄まじい怒りをあらわにした。
その後、自分達アニマルも絶島に乗り込んでレオンを助けたいと志願するも、危険すぎるということでメタナイトに断られ、引き下がったように見せかけて密かにナゾのうずへ飛び込んだ。


ビースト軍団のリーダー。

『あのお方を完全体にもどすことが、われわれの使命』

『そうすれば、あのお方が、われわれを夢の大地へ連れて行ってくださる』

かつてはアニマル達の明るく優しいリーダーであったが、ID-F86の洗脳を受けたことで別人のように偉そうな性格と化し、ビースト軍団を結成してワドルディ達を襲わせるようになった。
キャロルにキャロラインという名をつけたのもこの時だったらしい。
ゲームでは本名がレオンだと明かされるのはフィギュア内だけ*1の一方、本作では序盤からメタナイトを通してカービィ達にもキャロル同様に周知されている。

また、彼がなぜレオンガルフに至ったのかという詳しい経緯も説明された。
元々ラボ・ディスカバールはアニマル達も恐れる場所で、理由は分からないものの恐怖を抱いていた。
勇敢なレオンは彼らを怯えさせているモノが一体何なのかを確かめるべく、単身ラボを探検。
そこで遭遇したのが件のID-F86こと後のフェクト・エフィリスであり、アニマル達のもとに戻ってきた時には上記のように豹変し、レオンガルフと名乗るようになった。
上記のセリフも豹変時にアニマル達へ語った言葉である。

「キャロル? キャロルはどこに……むむ……? オレは……どうして……?」

ゲームでは「キャロルに理解できない言語」、即ちそれまで話せなかった人語を話せるようになったことが示唆されていたが、
本作では通訳なしで普通に喋れることが判明した。
レオンとしての一人称は「オレ」。
どうやら小説版だと「理解できない言語」というのは人語がどうとかではなくなったようで、原作におけるフィギュアの該当説明文がよくわからないことになってしまっている。
強引に理由付けするのであれば
  • 単にレオンガルフの語った目的の内容がキャロルには難しすぎて、まるで未知の言語のように理解できなかった
  • 洗脳を受けた際、ID-F86の影響でレオンガルフが異なる言語を喋れるようになった
……などが考えられるか。


作中では前編にて取り込まれた後、そのままゲームと同様にエフィリスが新たな器として絶島に引きずり込み*2、邪魔なソウルをバラバラにして放逐。
ラボ・ディスカバールにあたる場所で空っぽの状態で眠り続けていたが、カービィ達の集めたソウルが注がれて復活を果たす。
目覚めてしばらくは状況に困惑するも、無情にもエフィリスの魔の手が迫り、思念を注がれ操られた「レオン・フォルガ」と化してしまうのだった。


絶島に巣食う強敵たち


  • ゴルルムンバ・幻
「……ンガァァァァ……!」

フェクト・エフィリスによって再現され、ショッピングモールで待ち受けていた最初の思念体。
力は本物より桁違いに高く、掴まれたカービィはなかなか抜け出せず、皮膚も分厚いためバンダナワドルディのヤリが思うように通じなかった。
しかし本物同様、バナナが大好きである点を突かれて倒された。
食欲を再現できた理由については、エフィリスがあらゆるものを喰らう侵略種であるが故ではないかとものしりワドルディが考察している。


  • キャロライン・幻
「シャァァァァァ!」

ワンダリア跡地と同じ遊園地のサーカステントで待ち受けていた、二番目の思念体。
本物以上に激しい攻撃でカービィを攻め立てる。
エフィリンはレオンのソウルを見せることで気を引こうとしたが、キャロルのレオンに対する想いまでは再現されなかったため躊躇なく攻撃され、失敗に終わった。


  • デデデ大王・幻
「グワァァァァァァ!」

ホワイティホルンズと同じ場所の神殿で待ち受けていた、三番目の思念体。
ガルルフィよりも強いゲンシガルルフィ達を従え、カービィ達に襲いかかった。
本作ではこの戦いだけで決着がつくため、同一人物であるワイルドデデデ・幻は登場しない。尺も限界だしね


  • アルマパラパ・幻
「ギャァァァァァオォォォ!」

オリジネシア荒野大地と同じ場所の洞窟で待ち受けていた、四番目の思念体。
硬い甲羅でカービィ達を苦戦させる。


カービィたちをナゾのうずで引きよせた張本人。
エフィリンを吸収して、完全体フェクト・エフィリスになった。

絶望せよ、おろか者ども! われは、ふたたびからだを得たぞ……われこそは最強の王、レオン・フォルガ!

前編でカービィ達との最終決戦に敗れ、肉体を失うもしぶとく生存。
新たな器を求めてレオンガルフを絶島ドリーミー・フォルガに引きずり込み、ソウルを打ち捨てて完全復活を目論む。
そしてカービィ達への復讐を果たすために、ワドルディの町にナゾのうずを開くことでカービィ達を吸い込んだ。

全てが明らかになったエンディング後の時間軸に加え「ID-F86」では言い辛いからか*3、今回は地の文でもセリフでも多くの場面で「フェクト・エフィリス」名義となっている。
(終盤のレオン・フォルガ戦のみ「フェクト・フォルガ」扱い)

本作ではラボの資料を読み解く形でエフィリスの掘り下げが行われ、彼が一体どんな生物であるのかが詳細に明かされた。
『侵略種』であるフェクト・エフィリスは色々な星に降り立っては多くの生き物を喰らいつくし、次の星に渡ることを繰り返していた。
最終目的は全ての生物を取り込んだ「究極の生命体」に進化すること。
そうなれば他の生物は全部いなくなってしまう訳だが、それでも侵略しなければ生きていけないのがエフィリスの性なのである。

ところが、新世界に現れたエフィリスは研究対策チームの科学力に敗れ、ラボ・ディスカバールで空間転移能力の研究対象「ID-F86」として捕獲されてしまう。
以後はカプセルに閉じ込められ、研究の成果を誇るためにツアーで見世物にされ続けたが、やがて惑星間ワープ技術で住民達は残らず旅立ち、不完全体のまま施設に取り残された。
このままでは永遠にカプセルから出られないと焦ったのか、ID-F86はエフィリンを取り戻そうと必死になり、あるとき偶然探検しに来たレオンを洗脳。
アニマル達を支配するようにレオンガルフを操り、ナゾのうずで手当たり次第に利用価値のあるものを引き寄せ、前編の物語へと繋がることになる*4


絶島の奥ではカービィ達がレオンを目覚めさせたところで介入を開始。
レオンに思念を注ぎ込んでレオン・フォルガに変貌させ、激しい死闘を繰り広げた。
しかし肉体が耐え切れなくなると、不完全体であったフェクト・フォルガの形をした思念だけの状態で出現。
思念で生み出されたこの世界でなら問題なく戦えるという事なのか、逃走せずに自らカービィ達に戦いを挑む……。



設定など

  • ナゾのうず
エフィリスの空間転移能力による賜物。
今回は既にエフィリスの特権ではなくなり、力の使い方を理解したエフィリンも自在に出せるようになった。
しかし本人が戦闘に不向きなためか、もっぱら移動がメインである。


  • 絶島ドリーミー・フォルガ
今回の主な舞台。
肉体を失ったエフィリスの思念が生み出した不思議な世界。
基本的にエフィリスの記憶から形作られており、現実の新世界とそっくりな場所で占められているが、空間の色合いは現実とまったく異なる。
ただ前編がそうだったからか、例によってエバーブルグ海岸(フォルガトゥン・ブルグ)はトロピカルウッズ・幻もろともカット。
エフィリンにとっては常に彼の負の感情が流れ込んでくるような空間のせいで、体調を崩すこともあった。


  • ラボ・ディスカバール
デデデとメタナイトがエフィリス対策の手がかりを求め、再び訪れた重要施設。
元々は火山からエネルギーを得て稼働していたらしいが、放棄され時間が経つにつれて枯渇。
廃墟になりかけた所でエフィリス(及び命令されたビースト軍団)の計画によってワドルディ達が集められ、回し車で無理矢理に発電させることで動力を得ていた。
なので当然、ワドルディ達が救出された現在は施設全体が止まっており、そのせいでエレベータも動かず、
デデデとメタナイトは行きも帰りも階段で移動する羽目になった。

放棄された施設ではあるが、紙の資料が多く残されていたため、メタナイト達は問題なくエフィリスの手がかりを得ることができた。
そのエフィリスを見世物扱いしていたかつての研究員達については、二人からはほぼ畜生の如き悪印象を持たれている。


  • ワドルディの町
カービィがプププランドに戻った後も発展を続け、バンドグループが結成されたりコロシアムが建てられたりした。
ラボから救出された強制労働のワドルディ達もここで暮らしている。
ちなみにコロシアムはメタナイトの趣味。本人も思い入れがあるのか壊されると怒る。


  • コピー能力のぼうし
ぶき屋ワドルディの努力の甲斐あって、遂にコピー能力を「進化」させられるようになった。
本作ではカービィが絶島と町を行き来するたび、進化したコピー能力のぼうしを受け取っては次の戦いで活躍するという流れを繰り返す。

……前回、ものしりワドルディは新世界にコピー能力のぼうしが持ち込まれた可能性を考察していたわけだが、
メタナイト達がショッピングモールの本屋を調べたところ事実であったことが確定した。
本によれば当時の研究者たちがとある惑星でコピー能力を発見したらしく、しかも進化に成功したとのこと。
やはり新世界の住民がポップスターを認知していたのは間違いないようだが、研究者がポップスターを訪れたのか、逆に何者かが新世界を訪れたのかは分からずじまいとなっている。





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  • キャロル
  • アニマル
  • 絶島ドリーミー・フォルガ
  • 絶島の夢をうちくだけ!編
  • それではご覧ください!
  • ノベライズ
  • 2022年
最終更新:2024年09月27日 00:10

*1 ただし言語設定を英語にすると、エフィリンがレオンガルフと言いかけてレオンと言い直すセリフが存在している。

*2 具体的にどんな理屈で引きずり込んだのかは小説版でも一切明確にされていない。ただ、取り込まれている間のエフィリンが見た光景がドリーミー・フォルガとそっくりだったことから、レオンガルフも取り込まれた後はそのままドリーミー・フォルガに閉じ込められていたと推測できる。

*3 前編でもそうだが、縦書きの中でこの表記だけ横向きで表示されているので読み辛くなっている。

*4 ただし、取り残された後の動向はもちろん資料に残っていなかったこともあり、あくまでメタナイトの推測となる。

*5 ゲーム版ではデデデ大王、メタナイトの両者ともプレイアブルキャラではない。そもそも『ディスカバリー』は2人プレイまでしかできないので本当に夢のチームなのである。ちなみに刊行時期の近くでは『星のカービィWiiデラックス』が発表されており、奇しくも『Wii』を意識したようにとれる人選である。

*6 技名は明記されていないが、地の文の描写は完全に元の技そのものである。