モーターマン/バイクマン(キン肉マン)

登録日:2023/03/29 Wed 11:15:00
更新日:2023/04/19 Wed 14:11:23
所要時間:約 6 分で読めます




モーターマンバイクマンとは漫画『キン肉マン』の登場人物である。


概要

『キン肉マン』の最終章【キン肉星王位争奪編】において技巧(ゼブラ/ぎこう)チームのメンバー(ゼブラ四天王)として初登場。
共に機械超人でゼブラに大金で雇われて参加した超人である。
どちらもラーメンマンとシングルマッチでそれぞれ闘っており、最期は敗北して死亡している。

漫画本編ではシングルマッチでしか闘っていないそんな彼らだが、『ディープオブマッスル!!』では、

  • 2人の出会い。
  • 一時は「キラーモータース」として組むも決別していたこと。
  • 技巧チームに入るまで。

などが語られている。


モーターマン


キキキ 往生際の悪い野郎だ!!

◆プロフィール(モーターマン)

所属:技巧(ゼブラ/ぎこう)チーム(機械超人)
出身:フランス
身長:190cm
体重:210kg
超人強度:460万パワー
年齢:23歳
:川津泰彦


◆概要(モーターマン)

《技巧》(ゼブラ)チームの次鋒として登場。
頭部がドリルになっていて、両腕が電池の超人。笑い声は「キキキー」
作中でもデザインが1番安定しない超人であり、同じ話内でも登場する度にデザインがコロコロ変わる。
身体がボロボロとは言え準主人公のテリーマンに対し優勢に戦う猛者であるが、バイクマンからは小型電源機として参加させただけの数合わせとして紹介されている。
ちなみに旧作キン肉マンにてテリーマンが最後に戦った公式戦の相手は彼である。
とても格闘などできそうにないオモチャ体型からわかる通り戦闘はギミック頼りであり、ラーメンマンからは「くだらん…」とまで言われてしまっている。

2人のバイクマンが現れた際は偽物のバイクマンのヘルメットを壊してラーメンマンの正体を晒し、そのまま試合開始。
最初は有利に進めるが、4年振りに復活したラーメンマンに敵う筈もなく回転竜尾脚でドリルを破壊され、フライング・ラリアットで大ダメージを負いキャメル・クラッチで伝説の37秒という大会最短試合*1で真っ二つにされるのであった……。
死んでからも腕が在ったり無かったりと安定しないままであった。

飛翔チームの同じ次鋒であったミスター・VTRは同じ機械超人で同じ身長であるにも関わらず、体重が790㎏とモーターマンの3倍以上もある。
ミスターVTRが重いと感じるのかモーターマンが軽いと感じるのかは個人次第である。
まあズングリムックリした体型だからわからなくもないが。
瞬殺されたレオパルドンと同じ声優である。


◆得意曲芸(モーターマン)

バッテリー・クロー
電池と電池で挟み込み電流を流す。

スパーク・リング・フラッシュ
バッテリーを使い目暗ましさせる曲芸。
足元にまでが届いてないのが弱点だが、テリーマンはラーメンマンのアドバイスが無ければ気付けなかった可能性がある。

ドリル・ア・ホール・スパーク
両腕の電池を合わせてドリルを回転させる。



バイクマン


正義超人の試合を見てこんなにゾクゾクしたのははじめてだぜ…

◆プロフィール(バイクマン)

所属:技巧(ゼブラ/ぎこう)チーム(機械超人)
出身:オーストラリア
身長:195cm
体重:150kg
超人強度:1200万パワー
年齢:24歳
声:平野正人


◆概要(バイクマン)

《技巧》(ゼブラ)チームの中堅として登場。
その名の通りバイクをモチーフ*2にした超人。横向きにしたバイクの車体が胴体になっている。
頭は初登場時はフルフェイスヘルメットで、試合途中に脱いでモトクロスヘルメット姿になった。
読者応募超人の発表の際にはバイクマンと紹介されていて、本編登場時にはライダーマンと呼ばれていたが、やっぱりバイクマンと設定された*3
まあ多分某有名特撮と混同しないようにするためであろう

マリポーサが敗れた後、キン肉マンチームを偵察していたゼブラに付き従う形でパルテノンと共に姿を現した。
その後、姫路城入りの際1番後ろを歩いていたためラーメンマンに襲撃され気絶してしまい、城の倉庫に拘束されていた。
不意打ちを許すとは機械超人としていかがなるものか。というか当時の状況を「オレはアッという間にのされてしまった」と正直に告白している。
モーターマン戦で本物が登場するまでのバイクマンはラーメンマンが変装した偽物である。偽バイクマンとパルテノンは姫路城入りしてからわざわざフードを被ったのに真っ先にフードを脱いだ
なおウォーズマン関連になると真っ先に反応を示すラーメンマンであるが、ウォーズマン復活シーンでは特に反応が無かった。

ゼブラからの信頼は厚く、モーターマンをバイクマン充電の為の人数合わせとして2人ぶんの働きを期待されていた。
ラーメンマンへの私怨から真っ先に戦おうとパルテノンと口論になるが、次鋒のモーターマンにまだ試合の権利があったのでそちらとラーメンマンが戦う。
モーターマンが37秒で瞬殺されるのを目の当たりにすると、興奮と恐怖が混ざった顔で冒頭のセリフを吐いた。

自分の試合になるとラーメンマンにデスマッチを要求し、球形の金網で包まれたサンダードーム・デスマッチを仕掛ける。
マンリキが抜け穴を披露した動作と同じことをしたのに上から金網が降ってきた原理は不明
このデスマッチはバイクマンにとってラーメンマンの金網恐怖症を狙った理由もあったが、それ以上にバイクに変形して有利に戦いを進めるためでもあった。
ラーメンマンの急所を捉えて窮地にまで追い込むが、観客の涙で復活して立ち上がってきたラーメンマンと試合続行。
なおもラーメンマンをギリギリまで追い込むも九龍城落地を喰らい敗れる。
この衝撃でモトクロスヘルメットも脱げ、その下の本体は骸骨みたいな素顔をしていた。*4
「鯱が白鷺を銜える時、強者関の原に集う」という、キン肉族超人予言書の一節を言い残して絶命した。

キン肉マン達に王位争奪編後半のキーアイテムになる超人予言書のことについて何気に作中で最初に言及したのがバイクマンである。
キン肉真弓以外誰も知らなかった予言書の内容を何故バイクマンが知っていたのかは不明
直後に予言の通り姫路城と名古屋城が合体してしまい、残った王子達は関ケ原で戦うことになるのであった。

ガソリンにタイヤ2本、モーターマンやサンダードーム・デスマッチありきの試合であった為に、本当に2人ぶんの戦力としてカウント出来る超人なのか疑問に残るところである。


なお『キン肉マンⅡ世』にも同様の変形を行うメルトダウンという悪魔超人が登場しており、
バイクマンがオンロードバイク(横向き)なのに対し、メルトダウンはオフロードバイク(正面向き)をモデルにしている。


◆得意技(バイクマン)

マッドマックス・アタック
エンジンを唸らせて垂直に飛ぶ。
こちらはバイクに変形しないまま体当たりする技。

変形
味方から投げ渡されたタイヤを自分に取り込み、バイクに変形する。
右腕を取り外して左側に付け替え、胴体を90度横に回転、両手と両足にタイヤを装着する。

モーター・サイクリング・キック
バイク形態から前輪で相手を轢く。
この攻撃を2度食らって起き上がれたのはラーメンマンが初であると彼の口から語られている。
亜種としてバズソードライブという丸のこぎりになったタイヤで攻撃する技もある。

サイクリング・カンガルーキック
後輪でカンガルー・キックを食らわす。

コントロール・ループタイヤ
サンダードームの金網に沿ってタイヤを投げ、相手の背後からぶつける。
ラーメンマンのキャメル・クラッチを破るのに使われた。

キル・ザ・スカイダイブ
バイク形態で飛び上がり、空中で人型形態に戻って落下し頭突きやボディプレスを決める。

エレキリング
内部の電気を使って相手の動きを封じたり、スーパーループ・ロードなる道路を作る。
電気が十分に無いと作れず、作中ではモーターマンの遺体から充電していた。
スーパーループ・ロードはラーメンマンにメビウスの帯状にねじられ脱輪させられてしまった。キン肉マンはそれを見てメビウスの帯にゴキブリを這わせて遊んでいたというとんでもない過去をサラッと暴露する



追記・修正はゼブラに大金で雇われて参加してからお願いします。

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最終更新:2023年04月19日 14:11

*1 よく「レオパルドンはリングインした途端に倒されたじゃん」と言われるが、現在の公式見解では「ゴングをならす前に瞬殺されたので試合時間が計測すらされなかった」という事になっており、レオパルドンは出撃してたったの0.9秒でKOされたらしい。

*2 モデルはホンダのCB750FOURと思われる

*3 現在の単行本では修正されている

*4 当初は九龍城落地で絶命したことを強調するかのように、人間の骸骨そのものだったが、流石に無理があったのか、次の回では骸骨を模したロボットの素顔に書き換えられた