チャレンジステージ(星のカービィ)

登録日:2023/05/02 Tue 21:33:31
更新日:2023/05/03 Wed 07:30:56
所要時間:約 30 分で読めます




チャレンジステージとは、「星のカービィWii」及びそのリメイク版「星のカービィWii デラックス」に搭載されているやり込み要素である。
また、ここでは「星のカービィ 20周年スペシャルコレクション」に収録されている発展版の「もっとチャレンジステージ」についても記載する。

概要

終始カービィを操作する1人専用ゲームで、指定されたコピー能力を駆使して道中にある「スコアコイン」を回収したり、敵を倒しつつゴールまで向かうのが主な流れとなっている。
ゴールすると回収したコイン数や倒した敵の数に加え、クリアタイムをもとにスコアが算出され、加えて特定の行動で獲得できるボーナススコアが加えて計上される。この最終スコアに応じてブロンズシルバーゴールドプラチナのいずれかの色のメダルを獲得できる。
カービィボウル」や「毛糸のカービィ」と同じく評価制を採用しているが、これらとは違って金メダルの上に新たにプラチナメダルが新設されているのである。

ではそのプラチナメダルの取得難易度はと言うと…



…難しい。


すごく難しい。



というのも、プラチナメダルの取得にはコイン全回収や敵の全滅は当然ながら、ノーダメージクリアスピードクリアも同時に要求される。メダルの色を気にせずクリアするだけならそこまで難しくはないが、これら全てを同時に満たそうとすると難易度が一気に跳ね上がるのだ。
特にスピードクリアがかなりの曲者で、他の要件をすべて満たしてもクリアタイムが少しでもボーダーに届かなければプラチナ取得は不可能。
また、巧妙な場所に隠されてるコインを1枚でも取り逃してしまったり、1回でも被弾したりしてボーナススコアを逃してしまえばこれまたプラチナ取得が不可能になってしまうものが殆ど。
よって、ステージ全体を通して敵やコインの配置を把握した、終始にわたって無駄のない動きをする事が要求される。なお、各ステージの難易度はまちまちで、少しグダってもプラチナ取得が無理なくできるものや、少しのミスが命取りのノルマがキツめのものまでかなりブレがある。

また、各ステージには2個ほど隠し部屋があることが殆どで、ここにもコインが置かれてあるため、やはりプラチナ取得には必ず訪れる必要がある。

共通の攻略法として、地形の模様と色を目印に技を出すタイミングを覚えるというものがある。こうしてこちらのパターンを固定することで、クリアの安定度がグッと上がる。
また、ダッシュが基本の移動手段となる場合はダッシュ技の暴発にも注意。一旦立ち止まってから他の技を出そう。
後はひたすら練習あるのみ。プラチナ取得のためには膨大な試行回数を要するが、その分プラチナメダルを獲得した時の達成感はひとしお。全てのステージをプラチナクリアしてこそ、真のカービィマスターだ。


『Wii』と『20周年』の各々の仕様


『Wii』・『WiiDX』

ローア内部の右側のスペースに全て集約されており、収集要素である「エナジースフィア」の獲得個数に応じて順次解禁される。
全7種類あり、そのうち最後に解禁される「キャリーチャレンジ」は他とは趣旨が異なり、持つことで効果を発揮する「キャリーアイテム」を駆使して進む。
また、エクストラモードではコイン配置や敵のサイズが変更されており、全体的にノーマルよりも難化傾向にある。
なお、100%クリアするだけならメダルの色は不問。プラチナメダル取得はあくまでやり込みに留まっている。

リメイク版は新たに2つのコピー能力「サンド」「アーマー」が追加されたことによって、チャレンジステージもこれら2つが新たに追加され、計9種類となった。それに伴い解禁に必要なエナジースフィア数も一部変更されている。
ちなみに追加ステージのプラチナ取得のためのスコアは原作からあったものよりも厳しく設定されており、難易度はどれも高め。
なお、原作発売以降の後年の作品に合わせ、カービィに原作にはなかったアクションが追加されているが、いずれも使わなくてもクリアは可能。
また、地形の模様や色などもほぼそのまま再現されているため、原作と同様の攻略法が基本的に流用できる。
同じく既存ステージのメダル獲得のスコアのボーダーラインも変更されていない。

『20周年スペシャルコレクション』

退屈していたマホロアプププランドのはずれに造ったテーマパークという形で登場。
全3レベル構成となっており、1つのレベルにある全てのステージをクリアすることで次のレベルに進めるようになる。
『Wii』から新たに「デスマッチ」と「VS マホロア」の2つのレギュレーションが追加。前者は敵をひたすら倒していくことに特化したルールで、後者は事前に選択したコピー能力を使いマホロアと競争をする所謂グルメレース的なもので、各レベルの〆として挑戦できるボスステージの役割も兼ねている。
今作ではクラシックコントローラやGCコントローラにも対応しているが、一部コピーでの攻略はWiiリモコンを使った方が楽な場合がある。
コピー能力は『Wii』から続投したものや新たに追加したもの+コピー能力なし(キャリーアイテムもなし)を合わせ計8種類。そのうち『Wii』では登場しなかった「スマブラ」が『鏡の大迷宮』以来となる登場。
また、ダメージ減点が『Wii』の500点から100点に減っており、ボーナススコアを1つ取り逃してもプラチナ取得は可能というものも一部あるなど、難易度がやや緩和されている。
全ステージの累計スコアに応じてトロフィーが貰え、全てのステージをプラチナクリアすることで「キングトロフィー」を獲得できる。このキングトロフィー獲得が事実上の100%クリアとなるので、完全クリアのためにはオールプラチナは避けては通れない。
そのほか各ステージのベストタイムをゴーストとして保存できる機能も付いている。

各ステージの解説


『Wii』のチャレンジステージ



『20周年スペシャルコレクション』のチャレンジステージ




余談


  • 本作で登場した全4段階の評価制はその後のシリーズにも引き継がれている。当然ながらこれらもスピードクリア、ノーダメージ、収集物コンプリートがプラチナクリアに必須なことが殆ど。

  • 『Wii』のデータ内にはニンジャの、『20周年』にはファイアのチャレンジステージ用アイコンが残されていることが解析により明らかになっている。もしそのまま没にならなければ、ニンジャはクナイしゅりけんみだれ花ふぶき、ファイアはバーニングアタック火だるまころがりなどを駆使した内容になっていただろう。

  • 『20周年』でマホロアがテーマパークを建てた理由は日本版と海外版で異なっており、海外版は「『Wii』の一連の事件で迷惑をかけたことへの埋め合わせとして造った」と読み取れる内容となっている。後年になって明かされた、マホロアの将来の夢それまでにあった経緯彼自身の心情も考えて、彼なりに反省していることを信じたい。


追記・修正は全てのコピー能力でプラチナクリアを達成してからお願いします。

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最終更新:2023年05月03日 07:30

*1 なお、ここだけがリメイク版でステージ構成の変更がなされた唯一の場所である。

*2 曲名は次作の『トリプルデラックス』より判明。