コピー能力(カービィシリーズ)

登録日:2012/10/05 Fri 19:08:40
更新日:2025/01/11 Sat 21:41:45
所要時間:約 6 分で読めます




「コピー能力」とは、星のカービィシリーズの主人公・カービィが特定の敵を飲み込むと発動する能力の事である。
初登場は『星のカービィ 夢の泉の物語』。帽子を被るようになったのは『星のカービィ スーパーデラックス』から。


概要

基本的になんらかの能力を持つ敵を吸って飲み込むことで、その敵の能力をコピーし、自身のものとして利用できるようになる。
コピーした能力は一部をのぞいて何度でも使用できるが、敵からダメージを受けたりミスしたりすると持っていた能力を失う。
能力持ちの敵を複数体同時に吸って飲み込むと能力のルーレットが始まり、ランダムに能力が得られる。
また、作品によっては能力を合成する「コピー能力ミックス」や属性ミックスによって更に能力を強化できる。また、リックやクー等の仲間と行動中に能力を使うと通常とは異なる効果が現れる。
ちなみに、初代『星のカービィ』にはコピー能力は存在せず、吸って吐き出す以外の攻撃手段は「激辛カレーライス」と「焼き芋」、「マイク」というアイテムくらい。
毛糸のカービィ』でもコピー能力が搭載されていないが、代わりに「メタモル能力」、3DSの移植版では加えて「さいほう能力」というものが登場している。
また、『カービィのグルメフェス』では「コピーフード能力」と呼ばれる代替システムとなっており、アレンジされた既存のコピー能力+αが登場している。

元々初心者も上級者も楽しませることをコンセプトとした『夢の泉』で遊び方に幅を出すために作られたシステムであり、桜井政博が元から好んでいた敵を利用して有利になるという仕組み(=すいこみ)の発展形として生まれた。

作品毎に能力の追加・変更を繰り返し、現在では通常のコピー能力だけで66種の能力が存在しており、「星のカービィシリーズ」には欠かせない、ゲームを象徴するシステムの一つとなり、カービィというキャラクター自体の魅力・人気にも大きく貢献している。
一部のゲームでは特定の能力が無いと進めない・攻略できない場所もある。

ほかの作品で登場する「相手の能力を複製する技」は元の使い手に性能が劣っていたり、元の技を知り尽くしている者に見破られるというような描写をされることが多いが、カービィのコピー能力はコピー元に比べても劣化が少なく、初期以外は使用できる技が格段に増えるなど、性能が明らかにコピー元より強化されることがお約束になってきた。

大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズのカービィでもコピー能力は搭載されており、ファイターを通常必殺ワザで吸って飲み込むことで、そのファイターの通常必殺ワザ(スティックを倒さずにBボタンで使う特殊アクション)を使用できるようになる。
参戦ファイターの増加に伴い、現在では本編を大きく超えるほどのコピー能力が登場するに至った。
詳細はこちらを参照:コピー能力(大乱闘スマッシュブラザーズ)

コピー能力をもっている状態でゲーム中にポーズをかけると、コピー能力の説明やコマンド表が表示される。
……のだが、これがかなりはっちゃけた説明文が多く、作品によっては説明に全くなってない能力さえある。


コピー能力が登場する作品

作品数:22
コピー能力累計:68種
(『Wii』以外のリメイク作品はリメイク前のものと同じとする)

星のカービィ 夢の泉の物語
全24種。
シリーズ2作目にして最初に「コピー能力」の概念が生まれた作品。
初登場でありながら、十分な数のコピー能力が揃っている。
様々な能力で道を切り開くカービィというだけあって、特定のコピー能力が無いと隠し要素を攻略できない。
コピー能力(星のカービィ 夢の泉の物語)(夢の泉DX)

カービィボウル
全10種。
カービィのコピー能力を駆使してさまざまなホールを攻略していく。ゲームデザインがビリヤードやゴルフに近い為か、『夢の泉』とくらべて種類は大きく削られている。
コピー能力(カービィボウル)

星のカービィ2
全7種だが、新登場の3人の仲間との組み合わせにより実質28種。
仲間と合体する事で、コピー能力の技を変化させることができる。
また、本作では7つのコピー能力にそれぞれ対応した特殊なブロックで進路がふさがれている所があり、対応するコピー能力を使用しないとブロックを破壊できない。
仲間が居なければ突破できない箇所、時にはすっぴんとの素早い切り替えを使いこなさないと手に入らない隠しアイテムもあり、ゲーム攻略の難易度を上げている。
コピー能力(星のカービィ2)

●カービィのブロックボール
全4種。
「ストーン」「スパーク」「ニードル」「バーニング」の4種類が登場。
ブロック崩しゲームであるためか、種類はかなり限られている。

星のカービィ スーパーデラックス
全24種。
本作から、コピー能力を所持しているあいだは(一部を除いて)能力に対応したデザインの帽子を被るようになった。ファッションに目覚めたのか。
謎解きとアクションがパワーアップした作品。「ジェット」や「ニンジャ」、「ヨーヨー」など幅広いコピー能力のほか、2Pとしても操作できる仲間を生み出す「ヘルパー」機能が登場。
またそれぞれのコピー能力にコマンド技が追加され、1つのコピー能力で様々な技を繰り出すことができるようになった。(代わりに火を吐く「ファイア」と火の玉になって体当たりの「バーニング」など統合された能力もある)
「ファイア」と「ジェット」と「ヨーヨー」の上下同時押しは絶対に止めましょう。
コピー能力(星のカービィ スーパーデラックス)(USDX)

星のカービィ3
全8種だが、仲間との組み合わせにより実質56種。
コピー能力の仕様は『2』と同じ単独ワザ形式だが、登場する仲間の数が倍になり、攻撃のバリエーションもより豊富に。
「クリーン」のコピー能力が初参戦した作品。最後の天使ちゃんステージは能力フル発揮タイム。
コピー能力(星のカービィ3)

星のカービィ64
全7種だが、ミックスさせるコピー能力の組み合わせにより実質35種。
基本的に『2』や『3』と同じ仕様だが、「パラソル」が「ボム」と入れ替えとなり、「クリーン」は削除された。
また、2つのコピー能力をミックスさせてその性質を大きく変化させる「コピー能力ミックス」という新システムが搭載され、一部のステージ攻略を手強いものとしている。
コピー能力ミックス

カービィのエアライド
全11種。
高速で疾走するエアライドの上で邪魔な障害物を排除したり、ライバルを蹴落としたりする。主に自動で斬るソードが使われる事が多い。
コピー能力(カービィのエアライド)

星のカービィ 鏡の大迷宮
全25種。
かの有名な「スマブラ」の能力がはじめて登場した作品である。
初登場のコピーは「エンジェル」や「マジック」等、再登場に恵まれないものが多い。
コピー能力(星のカービィ 鏡の大迷宮)

タッチ!カービィ
全11種。
常にボール状態のカービィなので手足を使わないコピー能力に偏っているのが特徴。「バルーン」の能力は本作にしかない。

星のカービィ 参上!ドロッチェ団
全24種。
下画面にあるシャボンによって能力のストックができる作品。
一部のコピーは属性を追加することが可能。
本作初登場のコピーは4つだが、いずれもコピー能力としての再登場は果たせていない。
コピー能力(星のカービィ 参上!ドロッチェ団)

星のカービィWii
全23種。
「リーフ」や「スピア」などの能力が登場。
また、今まで帽子を被らなかった一発系コピーに帽子が追加されたり、一部のコピーの帽子デザインが変更されている。
本作の目玉とも言えるド派手にして強力なコピー能力である「スーパー能力」が使えるのもこの作品。
リメイク版は初となる能力の追加が行われた(後述)。
コピー能力(星のカービィWii)(WiiDX)

星のカービィ 20周年スペシャルコレクション
全7種(※「もっとチャレンジステージ」モードで使用できるコピー能力)。
『星のカービィWii』から続投した6種類に加え、なんと「スマブラ」の能力をおまけしている。
「VSマホロア EX」を全てのコピー能力でプラチナを取れた貴方は、真のカービィ・マスターだ。

星のカービィ トリプルデラックス
全25種。
本作から新登場の能力は「ビートル」や「スナイパー」など。いずれも強力な能力が揃っている。
これとは別に、本作の目玉にしてあらゆるものを何でも(ここ重要)吸い込む「ビッグバン(すいこみ)」も追加された。
コピー能力(星のカービィ トリプルデラックス)

カービィファイターズZ
全12種。
上記の『トリプルデラックス』のミニゲーム「カービィファイターズ!」を単独ソフトで強化した作品。
そちらの時点から言えたことだが、対戦ゲームとして成り立たせるために、無敵効果の削除や技の出を遅くしたりなどのバランス調整が行われている。
コピー能力(星のカービィ トリプルデラックス)

星のカービィ ロボボプラネット
全27種。
本作で新しく登場した能力はいずれも一部トリッキーな性能を持つ。
リメイク作品を除けば『SDX』で1度出たっきりだった「ミラー」や「ジェット」が20年越しの大復活を果たした他、
やはり本編ではご無沙汰していた「スマブラ」や「U.F.O.」も、amiibo絡みの隠しコピーとして復活している。
また本作の目玉である「ロボボアーマー」もカービィの影響を受けたことで、「せいのうスキャン」を行って10種類の能力モードにチェンジすることが可能に。
コピー能力(星のカービィ ロボボプラネット)

カービィ バトルデラックス!
発売当初は全13種、アップデートにより2種追加された。
様々なルールで戦う、パーティー的な対戦ゲーム。
ルールによって得意不得意のある能力も多い。
そして、『ディスカバリー』に先駆けて3D空間でワザを繰り出すことが出来る。(従来通り横向きのバトルもある)
BボタンとYボタンで使えるワザが異なるので、競技や相手、状況に合わせてうまく使い分けられるかがカギになる。

星のカービィ スターアライズ
全28種。純粋な能力数も、派生能力の数も最多。
新能力はどれもステージ攻略には楽しいが、TAではそこまで強くない部類とされている。
3Dの本編シリーズで登場出来ていなかった、「ヨーヨー」「クリーン」「コック」「スープレックス」「プラズマ」が復活。
特に「クリーン」は「フレンズヘルパー」のシステムの存在も相まって話題になった。
仲間と協力して繰り出すフレンズ能力と呼ばれる特殊なコピー能力で、様々な仕掛けを突破できる。
コピー能力(星のカービィ スターアライズ)

カービィファイターズ2
全17種。
上記の『カービィファイターズZ』の続編。
番外編のカービィシリーズでは「バルーン」以来の新登場となった能力「レスラー」が話題に。
ゲームシステム上、吸い込み・飲み込みのアクションがないため、初のコピー元がない能力となった。

星のカービィ ディスカバリー
全12種。
初の3Dアクション化の影響か近年の本編シリーズでは数が非常に少なく、技もかなりシンプルになっている。
その代わり能力を進化させることができ、そのバリエーションを含めると実質36種。
「トルネイド」と「ニードル」が本編ではかなり久しぶりの登板。新能力として「レンジャー」と「ドリル」が追加された。
また本作の目玉であり亜種とも言える「ほおばりヘンケイ」も登場。
頬張ったまま車などと合体することで、頬張った物に応じた様々なアクションを行使する。その時の見た目のインパクトは絶大。
コピー能力(星のカービィ ディスカバリー)

カービィのグルメフェス
全8種。
上記の通り、本作では世界観に合わせ「コピーフード能力」と呼ばれており、専用のアイテムから能力を取得できる。
操作はどれもボタン一押しで簡単に使用できるほか、発動中に再度ボタンを押すことでまた何かしらの挙動を見せる。なお、どの能力も使い捨てになっている点には注意。
久々の復活となった「バーニング」や『ディスカバリー』で登場したばかりの「ドリル」のほか、番外編カービィでは3つ目となる新能力の「ゼリー」は一部の障害物や相手の攻撃を回避することができる。

●星のカービィWii デラックス
全26種。
リメイク作品初のコピー能力の追加が行われた作品。
新たに「サンド」「アーマー」が新登場。更に『スタアラ』から「フェスティバル」が逆輸入され、原作から3種類の追加となった。
また、既存のコピー能力についても『TDX』以降の作品に合わせ、技の追加や挙動の変化が見られる。


登場頻度の高いコピー能力


●アイス
氷のコピー能力。
雑魚敵を凍らせて封じる。メインシリーズ皆勤賞その1。
ダッシュ移動がスケートのように滑る専用のアクションになる作品がある。
現在はフリーズの能力が統合され、攻撃連打もしくはダッシュしながら攻撃でそれが打てる。
詳しくはリンク先で。

●カッター
刃のコピー能力。
「ソード」と違って刃物をブーメランのように投げる事ができる。メインシリーズ皆勤賞その2。
『SDX』以降は「ソード」のように刃物を振り回し、前方の敵をめったぎりにすることが可能。
「スマブラ」シリーズのカービィが使用できる技「ファイナルカッター」はこのカッター能力が元ネタである。
『64』では自分の体の一部を切り離して飛ばす。ちょっとグロい。
詳しくはリンク先で。

●ストーン
みんなお馴染み、究極にして最強な石のコピー能力。メインシリーズでは参ドロ、ディスカバリーのみ不参加。
石や石像に変身でき、変身中はダメージを受けない。
一部を除いて完璧な防御力を誇り、作品によっては多種多様な姿に変身できる。
特にマッチョ、レアな金のマリオ像、銅のサムス像などが有名。
詳しくはリンク先で。

●スパーク
電気を操るコピー能力。
「プラズマ」の下位互換とか言った奴、表に出ろ。
「プラズマ」よりも出番は非常に多い。というか近年、「プラズマ」の技も使えるなど統合されるようになった。
詳しくはリンク先で。

●ニードル
棘のコピー能力。
基本的に全方位へ針を突き出し、近くの敵にダメージを与える。
作品によっては針を壁や地形に突き刺して体を固定することができる。
性質上『カービィのブロックボール』では最強コピー。
リーチこそ短いが、初期は威力が高かった。
2Dだとあまり動き回るのが得意ではないが、針の長さを含め『エアライド』や『ディスカバリー』など3D作品になると途端に活き活きし出すのも特徴。
詳しくはリンク先で。

●パラソル
日傘のコピー能力。
掲げた日傘は様々な落下物から身を守ってくれ、落下時にはふわふわとゆっくり降りることができる。
さらに近作では振ると水しぶきが飛び散る。日傘なのに。
詳しくはリンク先で。

●ファイア
炎のコピー能力。
導火線への着火や氷ブロックの解凍など、謎解きに使われることが多い。
現在はダッシュ攻撃により「バーニング」の能力と同じ技を繰り出せる。
詳しくはリンク先で。

●ソード
剣の能力。
遠距離の刃物がカッターなら近距離の刃物は間違いなくこの能力である。
『SDX』以降は某聖三角の剣士のような帽子を被る為、そのイメージが強い人も少なくない。
メタナイトと共演している本編作品なら、高確率でこのコピーも登場する。
詳しくはリンク先で。

●ビーム
鞭のような光線を放って攻撃する能力。
たまに「スパーク」や「プラズマ」のように雷属性がついていたりする。
基本的にゲーム序盤で入手できる能力で、性能面では弱い方の部類に入るが、『SDX』の仕様を引き継いでいるシリーズの場合はゲーム初心者にも使いやすく、むしろ上から数えた方が強い部類に入る。
『スターアライズ』では見事に化けた。公式お墨付きの超強化である*1
詳しくはリンク先で。かなりポピュラーな能力ではあるが、2024年6月まで項目が無かった。

●ボム
爆弾の能力。
爆弾を投げたり転がしたり設置したりする、シンプルな能力。
登場頻度は高いが、地味なため空気になりやすい。
近年はもっぱら謎解き向け能力。
『スターアライズ』では「ビーム」に引き続き、見事に化けた。風属性の爆風のヒット数と能力によりラスボスすら殆ど攻撃させない。
詳しくはリンク先で。

●ファイター
格闘の能力。
パンチやキックで敵をひたすらボコる。アクロバティックに肉弾戦をこなす能力。
多彩な技が持ち味で、スキが少なく連発できる短リーチ技と、大きなスキが生まれる代わりに威力が高い長リーチ技を使い分けながら器用に戦う。
近年では例のコマンドで通常より短い溜めで撃てる「そっこうメガはどうショット」を乱射して敵を撃滅するのがトレンド。
逆に3D作品では空気。
詳しくはリンク先で。

●ホイール
タイムアタックではお馴染みの車輪の能力。
タイヤに変身し猛スピードで走り抜けて敵を轢いていく。
地続きのステージなら爽快感を味わえるが、足場の少ないステージは苦手。
そういう特性もあり、序盤〜中盤のステージ内の長いエリアで水面走ったり爆弾ブロックとレースして終わる事が殆ど。
高速移動と攻撃が一体となるコピー能力であるため、RTAでは重宝されるケースが多い。
詳しくはリンク先で。

●ハンマー
攻撃の鬼たる槌の能力。
木槌を振り回して杭を押したり「鬼ごろしかえんハンマー」で火を点けたりなどの謎解きに活用できるほか、
雑魚敵を捌いたりボスを手っ取り早く片付けたりと、すさまじい破壊力を持つ。
登場した作品ではほぼ全てで最強クラスの攻撃力を誇る能力で、「格闘王への道」などのボスラッシュでは大抵タイムアタック上位の常連に入る。
詳しくはリンク先で。

●ニンジャ
忍術、体術、居合術を用いて戦う、和風な能力。
作品によっては水面を歩けたり壁に張り付いてクナイを投げたりできるが、やはりというべきか忍んでいないタイプのニンジャである。
火力の高い「はたきぎり〜かえし4れん」の派生でボスをイヤーッ!と爆発四散させるのが癖になったプレイヤーも多いはず。
煙幕を張ったり身代わりの術で敵の攻撃を無効化しながら攻撃したりする流石きたない戦い方なんてのもできる。
詳しくはリンク先で。

●トルネイド
自らが竜巻となり、相手に突進する能力。
ホイールよりはスピードや距離、操作性に劣るが、こちらは空中でもお構い無しに移動できるので、ステージ攻略に便利な能力。
一部作品を除くと変身中はずっと無敵で、ボス戦でも一方的にダメージを与え続けられる。
ボスラッシュ系のモードでお世話になった人も多いのでは?
詳しくはリンク先で。

●ウィップ
リーチの長いを使う能力。
移動技に乏しいものの、真横や上、斜め下に対応しており隙も少ないのでローリスクで扱いやすい。
相手を気持ち良い音でビシバシ叩けるのでサディストの方はどうぞ。
食べ物やポイントスター、1UPなんかのアイテムに対して鞭を当てると、たとえ壁越しだろうが引き寄せて手に入れてしまえる。
『Wii』初登場と比較的最近の能力だが、その後も番外編含めて非常に登場率が高く、10年も経たないうちに『スタアラ』の能力説明文で「おなじみ」と公式からお墨付きを貰った。
詳しくはリンク先で。

●マイク
どこからともなくマイクを取り出し、歌い始める能力。
え?歌でどうやって戦うのかだって?
なんとカービィはかのガキ大将以上の音痴であり、本人はただ気持ちよさそうに歌っているだけなのに画面全体に渡る範囲で敵に大ダメージを与えてしまう。
3回歌えば満足してコピー能力が消える。
詳しくはリンク先で。

●クラッシュ
自らを中心に大爆発する能力。演出は作品毎に異なる。
一度しか使えないがその威力は絶大。雑魚敵はもちろん、中ボスも一撃で倒せる。
作品によっては仕掛けを解くのに使うこともできる。
ちなみに帽子が追加されたのはアニメ版が初で、本編作品にはWii以降と意外と遅い。
詳しくはリンク先で。

●スリープ
取った瞬間、カービィがその場で眠り込んでしまう能力。
え?寝るのにどうやって戦うのかだって?
無理。戦うどころか動けないのだ。
れっきとした罠コピーである。
通り道にこの能力のコピーのもとが大量に設置されている場合があり、敵と違って倒したり壊したり無敵技で通り抜けたりもできず、触れた瞬間に元の能力を失ってしまうため色んな意味で厄介な能力。
作品によっては他人をも眠らせたり、眠ることで体力を回復させたり、眠ったまま戦ったりする場合もある。
詳しくはリンク先で。

●その他記事があるコピー能力


最終決戦能力

一部作品において、カービィがラストバトル前後に使用できる特別な能力。いわゆる「スペシャル能力」の亜種。
コピー能力と同じ扱いではあるが、共通項としてすいこみコピーするわけではなく、ノーマルカービィが特別なアイテムを装備した姿であり、厳密にはコピー能力ではない。
必ずしもラスボス戦で使われるわけではなく、ラスボスの前座の突破、あるいはラスボスへトドメを刺す際に使用することになる。

●スターロッド
『夢の泉』およびアニメ版の最終決戦能力。いずれもナイトメアとの戦闘で使用。
夢の泉に刺さっている、ポップスター全ての夢の源泉。振ることで星型弾を次々と発射することが可能。


『2』の最終決戦能力。ダークマターとの戦いで使用される。
剣であるため斬りつけでも攻撃できるが、真価を発揮するのはダークマターの放つ弾丸を斬り付けたとき。

●スターシップ
『(ウルトラ)スーパーデラックス』内の「銀河にねがいを」の最終決戦能力。
ミルキーロードの力が集い召喚された乗り物で、前方に星型の3ウェイショットを連射することが可能。
ギャラクティック・ノヴァ中枢の「ハート・オブ・ノヴァ」を破壊するために使用された。
『USDX』の追加モードの「大王の逆襲」においても登場。秘宝「きらきらぼし」の力で再び召喚され、カブーラーを撃墜するために使用。

●ラブラブステッキ
『3』の最終決戦能力。ハートスターが集結して召喚されたアイテム。ダークマターとダークマター一族の親玉であるゼロとの戦いで使用。
スターロッドに近い性質を持つが、こちらは直接殴った際の威力も高め。

●リボンクリスタル
『64』の最終決戦能力。妖精リボンに保持してもらいながら、リップルスターの秘宝であるクリスタルを銃のように持ってゼロツーと戦う。
スターシップやラブラブステッキに続くシューティング系の能力。

●マスター
『鏡の大迷宮』の最終決戦能力。
鏡の国のセントラルサークルに安置されていた「万能の剣」で、あらゆるギミックを突破することが可能。
ダークメタナイトを倒した後、ダークマインドの領域に吸い込まれるカービィにメタナイトから投げ渡された。
最終決戦能力としては珍しく任意解除が可能で、ゲームクリア後ならラスボス戦以外でも使える。

●トリプルスター
『参ドロ』の最終決戦能力。
ドロッチェの武器である三つの星をまとった杖で、振ると星を飛ばして攻撃できる。ダークドロッチェを倒した際に彼の手を離れ、ダークゼロを追いかける際にカービィが勝手に持って行ってそのまま使用した。
こちらもマスターと同様に、条件を満たせば他のステージでも使用可能となり、あらゆる仕掛けを作動できる。

●ランディア
『Wii』の最終決戦能力。
マスタークラウンの守護者であるハルカンドラのドラゴン・ランディアに乗る。
アナザーディメンションを突破してマホロアに追いつくために力を借りた状態で、性能としてはスターシップにチャージ攻撃や突進性能を追加したようなもの。

●最終決戦艦ハルバードモード
『ロボプラ』の最終決戦能力。厳密にはカービィの影響を受けているロボボアーマーの最終形態で、メタナイトの戦艦ハルバードをスキャンして取り込み、融合した姿。ロボボの両腕に当たる部分がセイルウイングになっているらしく、ステッカーが反映される。
基本性能はハルバードのもので二連主砲が武器だが、カービィ由来の要素として破壊した物体を星型弾として保持・射出する「プラネットバスター」が搭載されている。ギャラクシアを艦首の鍵穴に差して操作することでロボボを分離することが可能。

●ファイナルスクリューモード
『ロボプラ』の最終決戦能力その2。これもロボボアーマーの形態で、ハルバードモードから分離したロボボが基本機能であるネジ回しを最強パワーアップさせた状態。
ギガヴォルトと同じ要領で星の夢本体をアクシス アークスにねじ込み、粉砕するのに使用された。

●ティンクルスターアライズ
『スタアラ』の最終決戦能力。
フレンズと一緒に操作する乗り物「フレンズスター」にニルの始祖を封印していた「心のヤリ」の力が加わって変化した状態。
基本性能はフレンズスターと同様だが、無敵回避「ティンクルン」が使用可能になっている代わり、コピー能力の切り替えは不可能。
エンデ・ニル第一・第三形態との戦いで使用される*2

●モンスタートレーラーほおばり
『ディスカバリー』の最終決戦能力。新世界のどこかから落ちてきたモンスタートレーラーを吸い込んだほおばりヘンケイ。フェクト・エフィリスのもとへひたすら突き進む。
パワーは桁違いだが、性質はくるまほおばりと変わらない。


追記・修正は全てのコピー能力をコピーしてからお願いします。

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最終更新:2025年01月11日 21:41

*1 攻撃のヒット時相手とカービィの動きが一瞬止まるのだが、飛び道具の場合は敵だけが止まり、更に電気属性はこの止まる時間が他の属性より長い。公式から強化アナウンスがあった「ビームマシンガン(ダッシュジャンプ攻撃)」は弾数と威力が増えた事によりまるで相手だけ時間が止まったかのように敵に全く攻撃させないのだ。

*2 実はこの二戦は2Dのギミックの一つとして作られており、マップ外に2Dカービィが固定されている。