激闘の末、見事ランディアを倒したカービィ達の前にマホロアが現れる。
感謝の言葉を述べてくれると思いきや
マホロア「ブラボー、ブラボー。さすがは星のカービィ。よくぞ邪魔なドラゴン…ランディアを倒してクレタネェ」
…ん? 邪魔だった?
ランディアはハルカンドラを荒らしていたのでは?
それに、態度が随分と上から目線だが…
そしてランディアが被っていた王冠を奪い、自分の頭に被せるマホロア。
するとこれまでの可愛らしい姿から一転、巨大化し禍々しい姿へと変貌する。
呆気に取られるカービィ達。
無様な反応の彼らに対し、マホロアは全ての真実を明かした。
実はランディアは邪竜ではなく、無限の力を持つ
マスタークラウンの守護神。
ランディアのクラウンを奪う為にローアで戦いを挑んだが、
返り討ちに遭ってしまい、ポップスターに逃亡してきたというのが真相だった。
そこで出会ったカービィに船を直してもらうついでにランディアを悪者に仕立て、
カービィ達に倒してもらうことを思い付いたのである。
そしてローアも、元々はランディアの住む山に埋まっていた物。
マホロアはそれを発掘して改造したと語ったが、実際は盗掘して勝手に自分の物にしていたのだ。
…そう、陽気で人懐っこいフレンドリーな旅人とは仮の姿。
彼の正体は、自分の野望と利益の為に他人を騙して都合の良い駒として操り、邪魔になる者を平然と傷付け、利用できる物はとことん使い潰す正真正銘のド外道だった。
これぞまさしく、虚言の魔術師。
こうしてクラウンの無限の力を手に入れることに成功したマホロアは、
まずはかねてより気に入っていたポップスターを支配すると宣言。
そのまま異空間ロードへと消えてしまう。
唖然とするカービィ達。
だが、マホロアに騙されていたということを知ったランディアが協力してくれることになり、
ランディアに乗って異空間ロードへ飛び込み、マホロアと決戦に向かうことになる。
最初の戦闘では禍々しいカラーリングになったローアを呼び出して、
ランディアに乗った状態でシューティングバトルになる。
この時のローアはメインパーツを用いた攻撃の他、
一部の攻撃では過去作のボスであるナイトメアやゼロのそれに類似したものを使う。
詳しくは
ローアの項目で。
ローア撃破後、マホロアが放ったエネルギー弾によりランディアが撃墜。
今度はマホロアとの戦いになる。
ラスボスとしてのマホロア
星のカービィシリーズのラスボスのお約束をほぼ踏襲しており、瞬間移動から攻撃を繰り出す。
シューティングバトルの時と同様、
マルク等の過去作のボスに類似した攻撃が多い。
最初は攻撃ペースが比較的緩く、まだ大した事はない。
が、体力が半分を切ってからが本番。
目が真っ赤に染まり、怒りの形相に変わって本気を出し始めるようになる。
瞬間移動のスピードも大幅に向上するため、より的確に狙わないとダメージを与える事は難しい。
更に体力が残り僅かになると、5枚のリフバリアを展開して無敵状態になる。
ここからは
スーパー能力による戦いが行われ、能力をとっかえては剥がされながら、今まで使ってきたスーパー能力の一部でバリアを破壊していく。
「ドラゴストーム→ミラクルビーム→ウルトラソード」の順に使うことになる。
同じ戦いがあったグランドローパーよりも攻撃パターンが多く、厄介である。
おもな攻撃パターン
魔力球のパターンは横に「☆」をつけて表す。
また、共通して魔力球はカービィの攻撃で相殺したり、吸い込んだりすることが可能。
マホロアの頭上に円を描く3個の魔力球が出現し、対象をホーミングして一直線に飛来する。
弾は飛ぶ前に一旦後ろに下がってから急加速を行う。
後半になると魔力球のスピードが大幅に向上。最初の1発目を吸い込むのはリスクが大きい。
マホロアの正面下に3個の魔力球が出現し、順番に飛んでくる。
それぞれの軌道は一定。
マホロアの前後に魔力球が2個ずつ出現。
最初に正面のものを撃ち、間髪入れずに反対側へワープしてから元々背後にあったものを撃つ。
言葉では少々分かり辛いが、残りの魔力球の配置自体はワープしても変わっておらず、マホロアがワープ前後に自分のみ左右の向きを変えているだけである。
画面上に魔力球が4個横並びで出現し、一斉に対象めがけて一直線に飛来する。
3連狙い撃ちと違って急加速が無い分、突っ立っているとすぐに当たりかねない。
上空から円を描く6個の魔力球が出現。
収束した直後、6方向に向けて一直線に飛び出す。
マホロアの真下・真上が安全地帯。
スーパー能力のパートでのみ使用。
縦一列に魔力球が並び、一斉にまっすぐ飛来してくる。
この時点ではカービィもウルトラソードを手にしているはずなので、対処は容易。
後半から使用。
一部のパターンでマホロアだけ画面奥に移動し、こちらの反撃が届かないようにしてから魔力球を撃つことがある。
特にスーパー能力のパートでは使用頻度が非常に高い。
画面中央で両手を交差させると、地面にドロドロの水溜り?が複数出現。
マホロアが手を上げると同時にトゲが一斉に突き出る。
これを2回1セットで行うが、後半は3回1セットに増加。
更に、スーパー能力のパートでは1回だけのパターンも行う
画面奥で片手をかざし、魔法陣から回転するエネルギー弾を5回発射。
爆風は広く見えるが、実はしゃがんでいるだけで全く当たらない見かけ倒しの攻撃でもある。
うかつに動き回る方が危険。
片手をかざし、星型の裂け目を作って異空間から
スフィアローパーによく似た敵・パラローパー達を召喚。
あれ?そもそも今戦っている場所が異空間では?
この技は繰り出した回数で性質が変わり、
奇数ではローパーが宙返りを挟みながら飛来し、
偶数回では上下にジグザグ移動しながら飛来する。
どちらも次の個体の順に上から下へと高さがズレていく厄介な性質を持つが、
背後はガラ空きなので回りこんでしまえば安全。
回数は体力半分を切った際にリセットされるようなので注意。
後半戦に解禁。
画面奥で魔法陣を展開し、間を置いてからブラックホールが出現、カービィ達を飲み込もうとする。
かつてマルクが使用した大技だが、性質は大きく違う。
まず、マホロアが消えた時点で画面中央に向けられた吸引判定が発生し、
その後出現したブラックホールの内側に触れるか、中心と縦軸が合ってしまうと飲み込まれる。また、ストーンやミラクルビームを使用しているときでも吸い寄せられる。
範囲内にいた時点で問答無用に引っかけられるあちらよりも良心的とはいえ、ダメージ量はハンパない。
ちなみに、飲み込まれた後の演出はマルクと似ており、確実に本家を意識していることがうかがえる。
後半戦に解禁。
地上に降りたかと思うと両手を前にかざし、エネルギーを溜めて極太の光線をぶっ放す。
こちらもマルクを意識した攻撃だが、範囲が徐々に拡大することはない。
溜める間に隙があるものの、深追いするのは当然危険。
しかし、背後の隅にこれまた安全地帯があり、強いコピー能力なら一気に勝負をつけられる。
全てのバリアを破壊後、再生を試みるマホロアにウルトラソードを決めると特殊アクションが発生。
なんとマホロアが剣を魔法陣で受け止め、まさかの両者つばぜり合いにもつれ込む。
ボタンをレバガチャするか、Wiiリモコンを懸命に振り続ければ押し切って勝利するが、
逆に何もしないとウルトラソードを失った挙句、バリアを残り1枚の状態に回復される。
とはいえ、適当に振っていてもどうにかなるレベルで簡単ゆえ、ここでつまずく事は無いだろう。
ちなみに、ストーリーモードでもウルトラソード以外で第一形態にトドメは刺せる。
勝利後、ウルトラソードの滅多切りから巨大化した剣の一撃を喰らい、光を放って力尽きるマホロア。
ここまで派手にトドメを決めた以上、第2形態がある可能性は低い…。
恐らく満身創痍なプレイヤーほど、そう信じて疑わなかったと思われる。
しかし。
実際はマホロアが力尽きたのではなく、マスタークラウンの力が暴走していたのである。
(よく見ると光を放出しているように見えて収束しているのが分かる)
不気味な王冠のシルエットが真っ白い空間に映し出された後、
形状の変わったマスタークラウンを被る裂けた口の本体、帽子の部分が変化した巨大な角、
そして蝶のような四枚羽を持った、異形の姿へと成り果てたマホロアが姿を現す。
…言うまでもない、第二形態の誕生である。
第一形態の時点で過去作のラスボスを踏襲したふさわしい攻撃の数々(ブラックホール、極太ビーム)、
スーパー能力による特別な戦闘演出があった為、「もう終わりか」と油断したプレイヤー達を絶望に叩き落した。
昨今のゲームではラスボスの形態変化など珍しくもなんとも無いのだが、
こういったミスリードのおかげで意表を突かれる初見プレイヤーが多かったのも事実。
第一形態との戦いでもう満身創痍になっていた場合、初戦で敗北する可能性が高い。
しかもコイツ、
強い。
純粋に強い。
おもな攻撃パターン(第二形態)
魔力球は第一形態から継続するが、全体的に弾数が増加、パターンも大きく変わっている。
第一形態から引継ぎ。性能は殆ど変わらない。
第一形態の4個撃ちと同じだが、弾数が2倍近くに増加。
左右に魔力球を並べ、中央で挟むようにしてまっすぐ飛来させる。
吸い込んでしまうのが一番だが、相殺も吸いこみもしない場合は弾の隙間を小ジャンプで潜り抜けねばならない。
3~5体のザコキャラをお手玉のように召喚して、カービィ目掛けて投げつける。
一直線に飛んでくるので軌道が分かりやすい攻撃。
コピー能力を持った敵も含まれるため、この技が唯一の調達チャンスとなる。
ただし稀にゴルドーが含まれる点には注意。
また、メインモードのみ第一形態からの連戦時に限り、
スーパー能力獲得前に持っていたコピー能力のザコ敵が出現し、取り戻すことが可能。
戦闘開始直後に確定で使用し、その後も他の攻撃をいくつか繰り出してから定期的に挟んでくる。
上述の通り、ウルトラソード以外でも第一形態にトドメは刺せる。本作は能力星を掴む事が出来るので上手くキープ出来ればここで再取得する必要はない。
無数のワープホールからトゲを出現させて攻撃する。
パターンは上下2種、上空から横並び、画面中心串刺しの合計4種類で、攻撃前のワープホールの位置から判別可能。
生成したワープホールに自ら飛び込み、上段→下段の順番で突進してくる。
マホロアはかなりの巨体の為、判断が遅れるとダメージを受けかねない。
だが画面右端と左端が安置。
背景に移動して図形を描き、その図形のとおりに画面内に攻撃を発生させる。
図形のパターンは★、▲、【】、十、⊥の5種類。
ただし、エフェクト発生からダメージ判定までには多少のラグが存在するため、ちょっと逃げ遅れてもギリギリ大丈夫。
第一形態でも使用した技。
前半の時点から繰り出す辺り、異形と化したマホロアの計り知れない魔力がうかがえる。
後半は発射した先にワープホールを作り出し、時間差で様々な場所に出現させるようになる。
マホロア砲の出現パターンを知らない初見では逃げ惑うこと必至。
残り体力が半分を切ると激昂し、マスタークラウンが金色のオーラを纏うと共に
ダークマター族を連想させる目玉が口の中に現れる。
この目玉は後述のスーパー能力を披露する際にも出現。
彼自身がダークマターの一族だったのか、
それともマスタークラウンにダークマターの力が宿っていたのか、関係は一切不明である。
(但しクラウンには目玉のような装飾が付いている)
カービィのスーパー能力を模した攻撃。
巨大な大剣を両手に持ち、左右を順番に薙ぎ払う。
ガードを完全にブチ破ってくる。
カービィのスーパー能力を模した攻撃。
黒い竜の形をした炎を左右から飛ばし、最後に両側から一斉に交差させて飛ばす。
マホロアの高度が出現位置のヒントになっているのだが、初見で冷静に分かるかと言われると・・・
カービィのスーパー能力を模した攻撃。
マホロア自身が巨大な電撃球となり画面を跳ね回った後、画面奥に移動してから突っ込んでくる。
3つの大技では最も大きな隙を晒し、カービィ最大の反撃チャンスに転じる。
第一形態でも使用した技。
だが吸引力が確実に増しており、使用すると背景も歪む演出がある。
後半戦に移行してからかなり戦闘が長引かないと使わないため、使用前に倒されることもしばしば。
敗北後は炎に包まれて元の姿に戻り、マスタークラウンが砕け散る。
そしてマホロアは、安らかな表情を浮かべながら消えていくのだった。
そんな中、リメイク作『星のカービィ Wii デラックス』ではその「異空間からの脱出」までの過程を描いた新モード
「マホロアエピローグ 異空をかける旅人」が追加。
力を失ったマホロアが如何にして力を取り戻したのかが描かれた。
その後の反応
前述してきたように、マホロアはカービィシリーズの中でも言動含め非常に濃いキャラクター性の持ち主であり、
かつマルクと同じかそれ以上の邪悪で腹黒ぶりはファン界隈に強烈な印象を与えるに至った。
単にカービィをそそのかしたマルクと比較して出番が多いことも重なり、腹黒い本性が随所でフォーカスされている。
最初からしてカービィ達の善意につけこみタダ働きさせておいて自分は安全に高みの見物、
ハルカンドラでもランディアが悪者だと嘘をついて自分は被害者だと訴え、カービィ達の正義感を利用。
世話になりながら最後はポップスターを征服してやるとのたまい、今までの恩を全部アダで返し逃亡した。
あざとい態度で馴れ馴れしく味方を演じ、言葉巧みにカービィ達を利用し、さも当然に被害者ヅラを装うなど、
その振る舞いはカービィ界でも類を見ないゲス野郎といっても過言ではない。
同時にその特徴的な喋り方、可愛いデザイン、裏のある(あり過ぎるとも言う)キャラ、そして意味深な背景から
一気に多くのファンを獲得しており、新参ながらあっという間に星のカービィで有名なキャラクターとなった。
勿論、何割かは愛憎入り混じった目で見ていること前提だが。
……一方、マホロアというキャラクターがシリーズファンに残した爪痕はあまりに深く、
以降の星のカービィ作品で何かしらの友好的なゲストキャラが登場するたび
「コイツも後で裏切るのでは?」と疑いの目を向けられるようになってしまった。
もちろん本気で思っている人は少数だろうが(……と思いたい)、後続の新キャラ達にとっては風評被害もいいところである。
中でも、『
星のカービィ ディスカバリー』のエフィリンは発表当時から裏切る前提でプレイヤー達の話題に上っており、蓋を開けたら
結果的にラスボスの片割れとして登場したもののエフィリン自身は最後まで味方、ということで
全国のプレイヤーがサジェストに影響を及ぼすほどエフィリンに謝罪するという掌返しが起こったことは記憶に新しい。
それだけマホロア(とマルク)の罪は大きかったものだ。
『星のカービィWii』以降もたびたび登場しており、
シリーズ20周年を祝った『
星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』では、
新規モードのメインキャラに抜擢されて再登場したり、
ニンテンドー3DSの『みんなのMii広場』では「ピース集めの旅」で配信されたカービィ系パネル4枚のうち3枚に出演したりゲーム外ではグッズ化も多い。
メディアミックス作品を含めても
なんだかんだカービィ達と友人関係はその後も続いている様子。
また「星のカービィWii デラックス」ではサブゲームが遊べる「
わいわいマホロアランド」というテーマパークを開いており、同テーマパークの支配人も勤める。そういやこいつ日曜大工が得意だったな…
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『Wiiデラックス』の重大なネタバレ注意!! |
マホロアは書物から 伝説のアイテムについて
知るが、どれもが おとぎ話の ようだった。
ただ キセキ的に ローアと出会い、彼の
計画は 大きく動き出す。 さあ この宇宙も
ローアも、そして彼さえも… すくうんだ!
(エクストラモード:マホロアEX スペシャルページより)
マホロアとて、最初から全宇宙の支配という悪しき野望を持っていた訳ではない。
元々彼は 全宇宙の皆が楽しめるテーマパークを作りそこの支配人になりたいという、純粋ながらも途方もなく遠い夢を抱いていた。
また、マスタークラウンをはじめとしたハルカンドラのアイテムの伝説も、あまりにも出鱈目で存在を信じていなかったようである。
……ローアに出会うまでは。
伝説の書物に書かれた、天かける船ローア。それを発掘したことで、マスタークラウンも、夢を叶える伝説のアイテムもそれが事実だと確信する。
クラウンの力を欲したマホロアは、ローアに改造を施してランディアに挑み…敗れたのだった。
赤き実の宿り木となり よみがえった 支配の冠
マスタークラウン。力と ともに 手にした者の
心にひそむ闇をも ぞうふくさせ、憎悪にそめる
という。数多の国や 世界を巡り続け、ついには
滅亡をよぶ、王なき樹冠と… 化したのだ!
(マホロアエピローグ:マスタークラウン スペシャルページより)
そんなマスタークラウンだが、その正体は戴いた者を逆に支配してしまう邪悪な冠であった。
きっと、マホロアの夢も邪悪に歪められてしまい、「全宇宙の皆を楽しませる支配人」を「全宇宙の支配者」とされてしまったのだろう。
……そして、マスタークラウンを倒し、自身の罪を清算したマホロアは、異空間の先にある 別世界にたどり着く。
異空で出会った宝石のような果実、戦士のための武具、戦士を助けるアイテムなどを売る商人としての道を歩むことになった。
奇しくも7か月前に28年の時を経て Sinの憎悪に落とし前をつけた 8人目のように、彼もまた12年の時を経て己の罪をアトシマツすることになったのである。
これらの事実から、マホロアが嘘つきなのは元々の性分ではあったものの邪悪な人物ではなく、クラウンの力を欲したのもテーマパークを作るという大きな夢を叶える足掛かりにするためだった可能性が浮上。
確かにハルカンドラの夢を叶えるほどの力ならば、テーマパークを作るのに必要な莫大なお金の調達も苦ではあるまい。
ただ、欲する物を間違えてしまったことが最大の誤算だったといえるだろう。
また、これらの情報に加えて、少なくとも複数キャラが台詞を発する『トリプルデラックス』以降遵守されている「セリフのある人物はキャラクター毎にフォントが個別」という法則を考慮しつつ彼が裏切るシーンを見てみると、マスタークラウンを手にして姿が変わった途端にフォントが変わっており、全宇宙の支配を目論むその意思が果たしてマホロア本人の意思だったのかは極めて怪しいところ。
実はこのフォントネタはリメイク前からも同じであり、『Wii』原作の時点で法則が出来上がっていたとも取れる。
でも『スタアラ』では普通に全宇宙の支配を目論んでいたりする。揶揄っているだけだと信じたい……
なお、マホロアがカービィと友達になりたいというのは本心だったらしく、「真 格闘王への道」のマホロアソウルのスペシャルページではカービィを揶揄うような言い方をしつつも助けを求めている他、リメイク版で追加されたセリフには「カービィが困っていたらきっと一番に助けてあげる」「どこに行ってもどこで出会ってもずっと友達でいてね」なんてセリフもあり、カービィに対してやたら重い感情を抱いている節が見受けられる。
マホロアランドを完全に制覇すると、「この世界のカービィ」とまた出会えたことを喜ぶセリフもあり、様々な宇宙で色んなカービィと出会ったであろうことを考えると、なんとも言い難いマホロアの感情が窺える。
下手すると『Wii』の時空のカービィしか眼中にないのかもしれない。
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