ハレルヤランド(ボボボーボ・ボーボボ)

登録日:2023/06/25 (日) 13:38:57
更新日:2024/04/06 Sat 20:35:43
所要時間:約 7 分で読めます




ハレルヤランド(天国広場)」とは、『ボボボーボ・ボーボボ』に登場する遊園地の一つ。


概要

マルハーゲ四天王の一人、ハレクラニが経営するテーマパーク。立地は日本列島の真ん中あたりにある。
スズが「世界一」と語り、それまでネガティブに害虫化していたボーボボが名前を聞いただけで嬉しさのあまり蛹をすっ飛ばして蝶になりビュティも「行ってみたかった」と語るなど、とても有名かつ人気な施設。
アトラクションの数は500にものぼり、首領パッチですら「遊び疲れたー」とこぼすほどに楽しいらしい。
『ボーボボ』では他にも遊園地が登場するが、いずれも敵地であるためボーボボ組は遊びと戦いを両立しようとしている。だがハレルヤランドでは例外的に敵との戦いよりも遊びを優先しようとしていた*1ので、それだけ楽しみにしていたことがわかる。
スズがハレルヤランド行きの電車の乗車券を6人分用意できていたので、入園料はそこまで高額ではないようだ。だが1人分足りなかったので天の助は電車の後方部にロープで結ばれ、引きずられながら移動する羽目に…。

売り上げの少ないアトラクションはハレクラニの「金にならないアトラクションなどここには必要ない」という意向により、客の有無を問わず爆破解体されることになってしまうが、査定は月に一度と割と余裕がある。
また、この行いに苦言を呈する客は一切登場していない。爆発もまたアトラクションの一つとでも思われているのだろうか?あの世界ならあり得る。

絢爛豪華な反面、裏側では毛狩りの被害者たちに強制労働をさせている……が、ハレクラニの財力及び、後々明らかになる気前の良さから「そんなことさせずに普通に業者を雇えるはずでは?」という意見が多く、「支配者としてのポーズ」として上から指示された可能性を指摘する声もある。

最終的にボーボボ組の活躍により被害総額は10億を突破。
更にハレクラニがボーボボ組に敗れたことで何故か所有権がボーボボ組に移り、ちくわが大量に植えられた*2「ところてんランド」に改名されてしまう。その後わずか30分で閉園となった。
三馬鹿「ダメでした」
ビュティ「でしょうね」


経営者

CV:三木眞一郎
マルハーゲ四天王の一人にしてハレルヤランドのオーナー。詳しくは項目参照。
彼にとってハレルヤランドは単なる金儲け目的のための施設ではないようで、「おのれー!よくも私のハレルヤランドをー!」と怒ったり、単行本18巻収録*3の196.5話ではマルハーゲ帝国壊滅そっちのけで新たなハレルヤランドを建設しようとしたりと強い執着を見せている。
前職銀行員であるハレクラニが、安定した収入を蹴ってまでハレルヤランドに拘る理由は不明。
だが彼の過去を踏まえて「浸りすぎー!」


部下

  • カネマール
CV:小西克幸
電車で移動中のボーボボ組を襲撃した先鋒。伸縮自在の槍を武器に持つ、世界一電車の上で戦うのが得意な「電車一」の男。
ボーボボたちに敗北したことでその称号は彼らに譲渡したが、ビュティが冷静に「すごいのそれ?」とマジレスしたため捨てられた。
最後はハレクラニに1円にされ出番終了となったが、同じく1円にされたスズがハレクラニ撃破後に元に戻ったため、こちらも戻ったと思われる。
2020年に本作が無料公開された際、某鬼退治漫画と奇妙な一致を繰り返し*4、『ボーボボ』がジョークで「アカシックレコード」と呼ばれるきっかけとなった存在。
名前は当時のジャンプ担当編集者から。

  • ナイトメア
CV:遠近孝一
ちびっ子エリアにて待ち受けていた刺客。最初はボーボボ組に混じって遊んでいたが、額に「敵」と書かれたヘルメットを被っていたため登場して3コマでバレた。
子ども化したボーボボたちになら楽勝できると余裕ぶっこいていたが、首領パッチは何時も通りな上にボーボボに至っては子どもの頃の方が危険だった。
名前の通り悪夢を具現化する「デス・ナイトメア(死の悪夢)」という技を持つが、相手が相手なのでハジケの起点を与えてしまうことに…。
カネマールほどではないが、こいつも某鬼退治漫画と偶然の一致をしてしまっている。

  • 鮮血のガルベル
CV:岡本寛志
上記2名より上位に位置する「ヘル・キラーズ」の一員。おかしの家にて待ち受けていた。
伸縮自在の爪で相手を切り裂く戦い方をする。技は「獲物を狩りし爪(ハンティングクロウ)」と蛇爪で襲いかかる「暗黒大蛇牙(ダークネス・サーペント)」。
爪が独自の意思を持っているが、ボーボボはそれを逆手に取って、アフロからネイルアート歴5年のやす子を放出。彼女が放った「ビューティフルネイルライフ」を受けた蛇爪たちは美に目覚め戦いをやめてしまった。
何気に「ヒロインの服を切り裂く」という、とんでもないことをした男。かすり傷だけど。

  • T-500
CV:大畑伸太郎
ヘル・キラーズの一員。ダサイジャーヒーローショーに乱入した首領パッチを襲撃した。
技は相手を銃で滅多打ちにする「デスキャノン・リボルバー」。また、目にあらゆる戦闘データを記録しているが、相手が意味不明の権化である首領パッチであるためまったく役に立たなかった。
アニメ版では目ではなくスカウターのようなものを装備したデザインとなっている。
名前と外見からわかる通り、元ネタはシュワちゃんことT-800

  • 覇王
CV:高戸靖広
ヘル・キラーズの(コア)「獄殺3兄弟」の長兄。
角の生えたもじゃもじゃの一頭身キャラという、控えめに見てもギャグでしかない存在だが、
4世世代の非真拳使いとしてはガチでボーボボ達に一部肉薄せしめる最強クラスの実力を誇る。
どうやら己の信念の下に戦っているようだが、無口・無表情のためその心意は不明。
ネタキャラがなんか妙に強そうな言動をしていて、実際なんか妙に強い
ボーボボらしさが詰まった名敵役と言えよう。

兄弟力を合わせて戦うことを前提にしているにもかかわらず、弟二人への関心は薄い。ジャンプ漫画の「長男」としては割と珍しいキャラ。
技は強烈な正拳突きを繰り出す「背承(はいしょう)」。
後に登場する三世世代の覇凱王は彼の先祖だが、覇王の方が強い。
声優の高戸氏は、必殺五忍衆のメソポタミア文明も演じている。

  • メガファン
CV:加瀬康之
獄殺3兄弟次男。胸元の大きく開いたシャツを着たロン毛の男。3兄弟では一番まっとうな姿をしている。
覇王と違って長男と末っ子を想う描写は多い。また、戦う理由を「ハレクラニ様の笑顔を見るため」と語っており忠誠心も強い。
ガムが武器で、腐った牛乳の味で悪臭により30分後に死に至る「ヘルズ・ガム」と毒入りの「ポイズンガム」を所持する。自滅しない?

  • ビープ
CV:菅沼久義
獄殺3兄弟三男。変なアンテナのついたフルフェイスのマスクを被り、「男の中の」と書かれたノースリーブの服、肉球をあしらったグローブと靴を身につけた異様な風体の男。しかしその素顔は『ボーボボ』屈指の美少年である。
兄二人を慕う心は強い。
実は兄弟でこいつだけ独自の技を持っていない。



アトラクション

  • スペース・ワールド
本物の宇宙人たちと触れあえる大人気エリア。
しかしボーボボとカネマールの戦闘に巻き込まれた結果、複数の個体が電車による轢き逃げの被害にあい、挙げ句の果てに電車がUFOに激突して大破。宇宙に帰れなくなってしまった。
宇宙人一同「オレ達が何をしたんだー!」

  • 金魚おじさんショー
金魚顔のおじさんが南京玉すだれを使った躍りを披露する。
先月より売り上げが大幅に落ちたため*5、ハレクラニによって爆破解体されたが、そもそもビュティに「メチャクチャつまんなそー!」とツッコまれ、三馬鹿すら青ざめるほどの内容のため、採用する方がアホである。
ただ、田楽マンには受けたので、初見の子どもの客には好評だったのかもしれない。

  • カッパの森
三馬鹿が入った瞬間に爆破解体されたため詳細不明。

  • ちびっ子エリア
誰もが物理的に子どもに戻って遊べる超人気スポット。推定1000歳超えの首領パッチ*6は5歳にまで若返った。
エリア内には滑り台やジャングルジム、砂場、ブランコにパイプ迷路など様々な遊具を完備。何故かピッチングマシンまである。

  • おかしの家
ヘンゼルとグレーテルでお馴染みのあれ。だがガルベルがいたため田楽マンしかおかしを食べられなかった。
アニメ版ではどさくさに紛れてお菓子を持って帰ろうとする描写も。

  • ダサイジャーヒーローショー
おそらく戦隊ヒーローもの。メンバーが三人しかいないのでまだ放送が始まったばかりなのだろうか?
首領パッチの乱入により「モーモー牛乳を売る会」に変更されてしまった。

  • クライム・ハイタワー
複数の板が宙に浮いている塔。おそらく本来はアスレチック的な用途で用いられる施設だと思われる。
メガファン曰く「プレートの3分の1に罠を仕掛けた」とのことだが、熱した鉄板一枚しか役に立たなかった。

ボーボボにノリと勢いで爆破されてしまった。

  • マネー・キャッスル
ハレクラニの居城。ハレルヤランドの中央に位置する。
一般公開しているのかは不明だが一応記載。



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最終更新:2024年04月06日 20:35

*1 途中から「敵のせいで遊べないからハレクラニを倒してから遊ぶ」にシフト。

*2 アニメではゴム手袋

*3 電子書籍版では未収録。

*4 声は派手柱だが、やってることは魘夢で、更に1コマだけ煉獄さんみたいな顔になる。おまけにカネマール戦が公開されたのは映画で無限列車編が公開された時期でもあった。

*5 売れずに底辺を横ばいではなく大幅に落ちたということは、こんなんでも先月時点では落ちる程度の売り上げはあったと取ることもできる

*6 『ボーボボ』の舞台は西暦300X年で、首領パッチは2024年に還暦を迎えているため。