登録日:2012/01/13 Fri 21:39:51
更新日:2025/03/17 Mon 21:26:43
所要時間:約 8 分で読めます
獣竜種(
Brute Wyvern(s))とは、『
モンスターハンター』シリーズに『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)で追加されたモンスターの種族の一つ。
MH3のメインテーマである三竦みの一角(
飛竜種、獣竜種、
海竜種)。
飛竜種と祖先を同じとする種族だが、飛竜種と違って翼の類いは一切持っておらず、代わりに脚力が発達し地上での生活に適した進化をしている。
その体躯は共通して前傾姿勢のずんぐりした恐竜のようで、脚力に対して前肢は小さく未発達(ただし最近例外が一種現れた)。
このような特徴や作中の生物学的分類(竜盤目獣脚亜目)は実際の恐竜の分類における獣脚類と共通しており、種族名もそこから取られたと考えられる。
また食生が種によって大きく異なるのも特徴。
基本的に短い前足からは想像しづらいが全員地中を移動することができる、
クルペッコに呼ばれ地面から生えてきた
イビルジョーに驚いた人も多いだろう。
離れたエリア等へ移動する際に頭で地面を掘り起こし地中へするする入っていく姿が確認できる。
原始的な種族でありブレス攻撃等はあまり多くないが、代わりに体の一部が大きく発達している種が多く、それを武器にガンガン肉弾戦を好むパワーファイター揃いの種族である。
ゲーム内でノシノシと力強く歩行しながら得意の肉弾戦を仕掛けるために距離を詰めてくる姿は飛竜種とはまた違った威圧感を放っている。
また他の種族にはない独特の動きも持っており、ハンターに軸を合わせながら後ずさるように振り向く通称「車庫入れ」の他に、様子を探るようにハンターの周りをぐるぐると歩いたり等テクニカルな側面も持つ。
しかしその変則的な動き故に彼らを嫌うハンターも多く、特に振り向きに溜めで頭を狙いにくいせいか大剣やハンマー使いに嫌われやすい。
それ以外にどのモンスターも等身が高く、リーチの短い武器だと頭や尻尾が狙いにくい。
その為、この種族のモンスターと対峙した際は、後ろ脚を狙って攻撃して転倒したら頭や尻尾を狙っていくのがベターな戦い方。
MH3以降に登場した種族だが、MHFではフォワード.3以降に
メゼポルタでも存在が確認された。
つまりメインシリーズの特徴だったはずの獣竜種がついにMHFにまで進出したのだ。
更におよそ3年後、メインシリーズの獣竜種達も続々と
メゼポルタに移住してくるようになった。
ちなみにハンターたちの間では「新登場の獣竜種は容赦がない」というジンクスがまことしやかに囁かれている。
□獣竜種一覧
別名:土砂竜
MH3で登場。
MH3/MHP3/MH3Gでは最初に出会うであろう獣竜種。
頭殻が大きく発達しており泥遊びが大好き。身体から振り落とされた泥に当たると行動が制限されるので泥には注意。
別名:氷砕竜
MHP3で登場。
寒冷地に生息するため、通常種の泥の代わりに雪を纏う。
通常種とは異なり雪の有無で属性耐性が大きく入れ替わらない。
別名:爆鎚竜又は、『採掘場現場監督』
MH3で登場。
顎が大きく発達した我らが炭鉱夫の主任。
火山に生息し、顎をハンマーのように叩き付けて戦う。
主食は鉱物。
別名:鋼鎚竜
MHP3で登場。
通常種とは食性の違いでガスが悪臭になっているくらいしか差異が無く、亜種にしてはかなり地味。
二つ名:宝纏
別名:恐暴竜
獣竜種の祖先が進化の途中で突然変異を起こし産まれた最狂生物。
獣竜種の中でもトップクラスの巨体と異常な食欲を誇る生態系の破壊者。
主食は『肉なら何でも』
MH3Gで「
怒り喰らうイビルジョー」と呼ばれる特殊個体が登場、以来シリーズ最上位ランクの乱入枠となっている。
なんとMHW:Iではマスターランクで通常種が登場しない代わりに全てがこの特殊個体に置き換わっている。
別名:尾槌竜
MHP3で登場。
水牛のような角とハンマーのように発達した尻尾が特徴。
ムロフシ。
主食は樹木等の草食。
別名:尾斧竜
MH3Gで登場。
「砂原」に生息するのだが、時系列的に後に来るとされるMHP3では登場しないという謎。
水没林のような環境変化の影響を受けたのだろうか。
別名:砕竜
MH3Gで登場。
前肢が発達し体躯も獣竜種達の中ではスマートという獣竜種界の異端児。
爆発性の粘菌と軽いフットワークを武器に戦う。
主食はMH4の「地底火山」でリノプロスを食べていたため恐らく肉。\ブッラキ-ン/
MH4Gで「猛り爆ぜるブラキディオス」と呼ばれる特殊個体が登場。
上位より上のランクが登場する作品でキャップ開放後の
裏ボスポジションになっている。
別名:斬竜
MHXで登場。
MHXのメインモンスターの一角。
刃を思わせる巨大な尻尾を持っており、実際に斬りつけるように尻尾を振るう。
「陸戦形の
リオレウス」がコンセプトなせいか、火属性の攻撃に長け、ブレス攻撃まで持ち合わせるほど。
別名:硫斬竜
MHWorldの超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』で登場。
尻尾の細身になり、刀身は大剣と言うより太刀と言った方が近い。
通常種と燼滅刃とは別に登場するという、ある意味MHX時代の待遇を引き継いでいる。
二つ名:燼滅刃
MHXで登場。
MHXのメインモンスターで唯一MHX時点で二つ名持ちも登場しており、ある意味MHXの象徴。
尻尾が常に赤熱化しており、疲労知らず。
別名:蛮顎竜
MHWorldで登場。
新大陸に住まう、ティラノサウルスとハゲタカを合わさた様な姿の獣竜。
獣竜種ではあるが、翼のような器官があるのも特徴。
序盤から登場する割にはやけに高い攻撃力や、噛みつきから拘束、挙句には
火炎放射と多彩な攻撃を持ち、序盤最大の壁となっている。
まさに暴れん坊という名にふさわしい強さから以降の作品のメインストーリーにて、より格上の相手の
強さや恐ろしさを見せつける為の噛まs…被害者や指標となっていることが多い。
別名:雷顎竜
MHWorldの超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』で登場。
通常種は炎属性を得意としていたが、亜種は体内に帯電特性があり雷属性を得意とする。
通常種以上に幅広いフィールドに姿を見せる。
ラドバルキン
別名:骨鎚竜
MHWorldで登場。
ウラガンキン主任によく似た新大陸の原住民。
骨を主食にするスカベンジャーで、食べる以外にも体表に付着させ鎧として身にまとう。
生息フィールドである「瘴気の谷」の上層を頻繁に転がって回っており、「クエストに出かけたら轢かれた」という報告が後を絶たない。
一方で後半以降は主に下層で狩猟することの多さや、武器や防具の需要の低さからハンター達からはあまり狩られず、影の薄いモンスターと言われることもあった。
ちなみにウラガンキンとは近縁種だが、
生物樹形図によると、ウラガンキンは鎚竜下目から更に「鎚顎竜上科」に分化した種であり、
ラドバルキンの方が祖先に相当する種とされている。
MHRiseでは参戦しなかったものの、MHNowではシーズン1より無事参戦。
本来のフィールドである瘴気の谷の要素が現実世界ではないものだったが、無事外部デビューを果たした。砂漠と沼地エリアに出現する。
MHWorldのように骨を纏っており、骨飛ばしや巨体を活かした転がり攻撃、睡眠ガスを使ってくる。骨を纏っているとダメージの通りが非常に悪い為、しっかり狙うところを決めないと75秒という限られた時間では時間切れで失敗ということも珍しくない。
どこかを集中攻撃して壊すと肉質が柔らかくなるので一点集中を心がければ狩りやすい。部位破壊箇所が多いので、沢山破壊して討伐すれば素材を沢山入手出来る。
武器は当然ながら睡眠属性。防具は睡眠属性強化の他に、ガード性能や防御といった同じくシーズン1で追加された武器であるランス向けのものとなっている。
バフバロ
別名:猛牛竜
MHWorldの超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』で登場。
全身を覆う白い毛と通称の由来となった巨大な角が特徴。
角を駆使して岩や樹木ごと突っ込んでくる豪快な突進、通称"ブルドーザー"を得意とする。
主食は植物で、見た目や通称とは裏腹にこちらから手を出さない限りは敵対してこない…が、いかにも寒冷地にしかいなさそうな見た目に反して全ての汎用フィールドで出現するため、他モンスターとの戦闘中に乱入される危険性が非常に高く、他モンスターと鉢合わせると即座に敵対してくるため、その巨体と突進などの攻撃も相まって最悪レベルの邪魔者と化す。
以上のことから、ハンター達からもお世辞にも好かれるようなモンスターではなかった。全てのフィールドに出現することから、生態系の覇者なんて呼ばれることもあったがあまりいい意味ではない。
MHRiseには参戦しなかったものの、MHNowでは参戦。
MHWorldでは大蟻塚の荒地にも姿を見せていたが、MHNowでは砂漠エリアには出現しない。
巨大な体から繰り出してくる角や攻撃範囲の広い尻尾攻撃は脅威。こいつの代名詞でもある突進、通称ブルドーザーも健在で咆哮して怒り状態に移行すると必ず繰り出してくる。
この巨木を抱えた突進が特に厄介で、本編のような緊急回避が無いので非常に避けにくい。事前にどちらか片方の後ろ脚を部位破壊しておくと途中で転ぶので剣士ならば早い段階で部位破壊したいところ。
…と、メインシリーズとはまた違ったベクトルでウザいモンスターかと思いきや、実は体力がMHNowに登場する全大型モンス中最も低い。
巨体な為貫通属性にも弱いのでガンナーとも相性がいい。とはいえ岩飛ばしや範囲の広い尻尾薙ぎ払いもあるので油断は全く出来ないが。
しっかり武器を強化して挑めばブルドーザーが来る前に討伐も難しくない。どの部位も楽に部位破壊出来るし、特に頭部の角は左右で2か所の部位破壊判定があり、レア5、6の素材が落ちる。
以上のことからMHNowでは狩猟が安定すれば屈指のカモと化しており、ドスジャグラスに代わる新たな竜玉のかけら集めや金策でハンターから狩られ続けるのであった。
武器はゴツい見た目の無属性武器。防具は耐震やSPゲージ加速が付く。耐震は今作ではガード不能になっている為相手によっては重宝するかもしれない。
ケマトリス
別名:炎尾竜
MHWildsで登場。
尻尾にディノバルドと似たような特徴があり、地面に擦り付けることで発火する。
鳥竜種の大型モンスターはMHWildsでは上位限定なのだが、それまで下位の早いうちで登場するのが慣例だったので、獣竜種と言うには似ても似つかない鶏冠という見た目から、鳥竜種と間違えられる事例が相次いでいる。
ププロポル
別名:沼噴竜
MHWildsで登場。
「油涌き谷」を根城とする毒持ちの小柄な種。
毒の使い手はシリーズでは鳥竜種に多かったが、MHWildsの下位ではコイツがゲテモノ枠で、ケマトリス以上に獣竜種に見えない。
追記修正お願いします。
- 4では多くの獣竜種がリストラされ、残ったのはブラキとジョーの二強なってしまった・・・ -- 名無しさん (2013-10-23 21:31:15)
- ↑砂漠系フィールド無いボロス、グラビとかぶるガンキンはまあわかるけど原生林にドボルはでてもよかったろうと思うのにな -- 名無しさん (2014-03-29 18:06:00)
- ブサイク率の高い種族 -- 名無しさん (2014-08-09 23:43:22)
- ディノバルドは四天王の中でも頭一つ抜けてるな、良モンスだが強敵。ブラキディオスにはさすがに劣るが -- 名無しさん (2015-12-14 18:38:56)
- ターンファイトからの脱却がテーマのためかP2G以前から成長していないふんたーから嫌われがちな種 -- 名無しさん (2016-01-08 08:00:51)
- ↑2逆に言えば、空の王者も飛ばなきゃ悪くないって話か?アイデンティティ完全否定だが -- 名無しさん (2016-01-08 10:53:22)
- ブラキとディノの対決は見てみたいな。拳vs剣という全く違う戦法の持ち主同士だし。 -- (2016-01-10 21:04:02)
- この中から三種もガロアに利用される辺り、獣竜種が強力(古龍からしたら便利か)なことがわかるな -- (2016-01-11 15:34:16)
- 数少ない割に全員強豪なせいか存在感が凄い種 -- 名無しさん (2016-01-16 19:15:24)
- ブラキは足場を奪いつつの爆破で徹底的に殺すイメージ。ディノは大技と小技を使い分けて絶妙な間合いの管理から一刀両断してくるイメージ。 -- 名無しさん (2016-02-15 04:50:29)
- なーんかチョロチョロしてるから嫌いだわ 図体デカいくせに小賢しいというかなんというなというか -- 名無しさん (2017-04-07 22:23:57)
- 図体デカい癖にヒュンヒュン避けて尻尾狙うのが超だるい。 -- 名無しさん (2017-04-12 02:22:25)
- 獣竜種は細い二本足+薄い横幅+高い尻尾位置のせいで攻撃がダントツで当てづらい。これでステップしまくるんだからストレス -- 名無しさん (2017-12-04 02:16:16)
- ただでさえ当てにくい骨格なのに、変にちょこまかヌルヌル動くせいで余計当てにくい -- 名無しさん (2019-07-17 04:17:56)
- 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2019-07-18 23:51:07)
- 足怯みで飛竜種と違って離れた所にダウンする辺り姑息さを感じる -- 名無しさん (2020-10-28 11:37:03)
- デカい上に -- 名無しさん (2020-10-28 12:11:34)
- 途中送信、デカい上にやたらと好戦的でどのフィールドにも出てきて邪魔をしてくるという点で獣竜種の一部は余計にヘイト買ってる感ある -- 名無しさん (2020-10-28 12:14:39)
- 何気に小型種が登場するまでかなり時間がかかった種だったりする -- 名無しさん (2021-04-20 15:14:23)
- フィジカル強い癖にモーションと判定が簡悔の塊すぎて不快指数が高い -- 名無しさん (2022-03-26 20:26:57)
- P2GとMGSPWのコラボに登場した核竜ギアレックスは獣竜種のような骨格をしてるけど、実際の分類はどうなんだろう -- 名無しさん (2022-12-02 23:32:37)
- 数は多いけど基本楽しくないモンスが多い。ワールドからはなんか変にフラフラしてるし。基本的なモーションを見直してほしいが最早無理なんだろうな… -- 名無しさん (2024-02-26 16:58:53)
- 図体大きい癖にチョロチョロ小賢しい動きするから苦手なんだよなあ -- 名無しさん (2024-12-09 03:43:45)
最終更新:2025年03月17日 21:26