登録日:2012/01/17 Tue 18:52:42
更新日:2025/03/16 Sun 14:11:51
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海竜種(
Leviathan(s) )とは、『
モンスターハンター』シリーズに『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)で追加されたモンスターの種族の一つ。
主に水棲の竜が所属する種族。
魚竜種と若干被るが、あちらは翼がヒレのように進化した飛竜型の体躯をしているのに対し、海竜種はヒレ状の四肢を持ち這うように四足歩行するのが特徴。
また全体的に細長い蛇や鰐のような体躯を持つ点も異なる。
水棲の種族らしく総じて水中の生活に適した能力を持ち、エラこそ持たないものの強靭な肺活量で長時間水中で活動出来る。
しかし疲れると陸地に上がり休息を取る必要があるようだ。
ちなみに『海』竜種という種族名だが、別に活動範囲は海に限られる訳ではないらしく、ある程度の水深さえあれば淡水の川や池等でも活動可能。
更に言えば、魚竜種のように水気の欠片も無いマグマ地帯や砂地等を専門とする種までいる。
…とんだ種族名詐欺である。
MH3の目玉である
水中戦のために作られた種族。
水中こそ海竜種達の土俵であり、水中における彼らの機動力はこちらの操作性の低下も相まって脅威の一言。
しかし一方で陸地での動きは水中と比べてかなり遅めな事が多い。
前述の通り疲れたり弱ったりすると陸地に上がる傾向が強いためこの時を逃さずラッシュを与えたい。ただし稀に陸地のほうが強い種もいる。
水中戦の仕様のせいか、人によって評価が割れやすい水中戦が苦手か得意かによって評価が大きく変わる。
水中に慣れていない時に戦う彼らは悪魔以外の何者でもないだろう。
水中戦をしないマグマや砂地に適応した種は陸地での機動力が高く、地中に潜ったり出たりを繰り返したりで鬱陶しい事が多いので、こちらもこちらで油断ならない。
また
獣竜種のような後ずさり行動を行うのも地味に厄介。幸い獣竜種と比べて頻度やスピードは低め。
□海竜種一覧
別名:海竜
MH3で登場。
MH3の看板モンスターであると同時に、海竜種を代表する存在でもある。
鰐のような頭が特徴的。
発達した背電殻から放たれる雷撃は強力無比。
別名:白海竜
MH3Gで登場。
通常種も得意とする水中戦に加え陸戦も強くなった。MH3Gの村上位のストーリーに関わってくる。
別名:冥海竜
MH3Gで登場。
狩猟フィールドは
ナバルデウスと交戦した「海底遺跡」。
そのため、フィールドに罠が設置出来ず捕獲不可の討伐のみとなり、サイズの記録も付かない。
別名:水獣
MH3で登場。
スポンジ状の頭部が特徴的なルドロス達のリーダー。
そして
ポン・デ・ライオン。
乱入ラギアクルスを除けば一番始めに戦う大型の海竜種。
水中戦における先生と言える存在。
別名:紫水獣
MHP3で登場。
通常種に対して毒を持つようになり、体色も毒を連想させる紫芋紫色になっている。
メインシリーズでは何故か水中戦しない。
ルドロス
別名:水棲獣
海竜種の小型モンスター。
そのほとんどが雌で
ロアルドロスと大規模なハーレムを作る。
別名:灯魚竜
MH3で登場。
アンコウやエイのような姿が特徴。
閃光攻撃や
地中移動、麻痺等、変わった攻撃を多数持つ。
「
水没林」の水底に生える「イキツギ藻」に擬態している場合があるが、
ガノトトス同様カエルが好物なので釣り上げも狙える。
丸くて平べったい体躯と魚のような姿から海竜種の中では浮いた存在。…魚竜種だろお前。
別名:炎戈竜
MH3で登場。
巨大な溶岩の鎧に包まれた細長い体躯と特徴な嘴を持つマグマに適応した海竜種。
ウロコトルの成体で熱線や地中移動等、強力な攻撃を多数持つ火山の生態系の頂点…だった。それでも生態系では上位に属する。
通称:凍戈竜
MHP3で登場。
通常種が灼熱の火山に対し、「凍土」に生息する寒冷地種。
当然体に纏っているのも氷で出来た天然の鎧である。
別名:溶岩獣
MH3で登場。
アグナコトル通常種の幼生で、海竜種の雑魚。
ガブラスに並ぶ腐肉性のスカベンジャーで炭鉱夫の敵。
ここぞというタイミングで邪魔されるハンターは数知れず。
別名:潜口竜
MHP3で登場。
「砂原」の砂漠地帯に適応した種。
大きな頭と口を備えたオオサンショウウオのような体躯が特徴。
水中戦が無いMHP3で、水中戦ありきで出せない種の代わりのポジションである。
常に砂に潜り砂山に擬態しながら獲物を狙う。
食欲旺盛で
リノプロス2頭を丸のみにするほど。間違ってタル爆弾を食べる事も。
別名:泡狐竜
MHXで登場。
MHXの四大メインモンスターの一角。
妖艶な姿をした珍しいモンスター。
泡を自在に操り敵を翻弄するが、この泡はハンターに対し有利に働くことも不利に働くこともあるという両面性がある。
別名:焔狐竜
MHRiseの超大型拡張コンテンツ『
サンブレイク』で登場。
操る泡に可燃性ガスを詰めることにより、火属性の得手となった。
二つ名:天眼
MHXXで登場。
盲目であるが、
二つ名持ち個体であることには変わりは無いため、戦闘能力に関しては通常種より間違いなく格上。
別名:泥翁竜
MHRiseで登場。
生息地となる2つのフィールドは、「水没林」では
ジュラトドス(魚竜種)、「砂原」では
ボルボロス(獣竜種)といった具合に泥を攻撃手段とするモンスターが他にもいるが、泥の扱いに関していえばこちらの方が格上。
ただし泥を攻撃手段とするモンスター同士での縄張り争いは残念ながら見られない。
別名:溶翁竜
MHRiseの超大型拡張コンテンツ『サンブレイク』で登場。
生息地を「溶岩洞」に移し、通常種が苦手としていた火属性を得手とする正反対の生態になっている。
『サンブレイク』におけるアグナコトルの通常種の立場を奪った。
別名:人魚竜
MHRiseで登場。
その見た目はだいぶ東洋の
人魚に近く、睡眠攻撃持ちのところもガノトトスを彷彿とさせる。
そして登場するフィールドの1つはMH3Gでガノトトスやチャナガブルと水中戦を繰り広げていた「水没林」ときた。…魚竜種だろお前その2。
別名:氷人魚竜
MHRiseの超大型拡張コンテンツ『サンブレイク』で登場。
生息地は通常種も姿を見せることがあった「寒冷群島」だが、その別名の通り氷属性の攻撃を得意とする。
『サンブレイク』におけるアグナコトルの亜種の立場を奪った。
バーラハーラ
別名:沙海竜
MHWildsで登場。
「隔ての砂原」で砂漠地帯を海の如く地中移動できる新顔。
しかしその姿はハプルボッカとは異なり、ラギアクルスやアグナコトルのほうが近く、柔軟な身体を生かして流砂を操る。
別名がドスガレオス+ラギアクルスだが、別にラギアクルスの近縁種というわけでもない。
ウズ・トゥナ
別名:波衣竜
MHWildsで登場。
「緋の森」の生態系の頂点。
身体からの分泌物を水と混ぜ合わせることで、海竜でありながら翼を纏った姿に見えることが、別名の由来になっている。
ただ、その見た目は海竜種にしては長さ方向ではなく太さ方向で、「ヴェールを纏ったドスジャグラス」と例えたほうが近いかもしれない。
ヒラバミ
別名:風鋏竜
MHWildsで登場。
海竜種なのに、ついに
空中に進出する進化を遂げた種が現れた。
「氷霧の断崖」に生息し、首周りに風を受ける膜で風に浮き漂う。
見た目はイソネミクニに近いので、そのあたりが海竜種たる所以なのだろうが、風に浮くという意味では、浮空竜
パオウルムーや風漂竜
レイギエナといった陸珊瑚の台地の飛竜の生態が混ざっている。
別名もそうだが、氷属性という意味でも海竜種版レイギエナと言わんばかりに紛らわしい。
ジン・ダハド
別名:凍峰竜
MHWildsで登場。
「氷霧の断崖」の生態系の頂点。
超大型と言わんばかりの体躯故か、ラギアクルス希少種以来となる捕獲不可の種だが、なぜかシビレ罠は有効。
ベヒーモスや
ムフェト・ジーヴァの討伐クエストにあった敵視のシステム、更には「エクリプスメテオ」や「王の雫」を彷彿とさせる大技を持っており、大技の直前で「フィールドギミックを作動させて障害物を作り出す」ことでやり過ごすことになる。
しかしながら、ベヒーモスもムフェトもMHWorldでの登場の仕方がエンドコンテンツの類であり、初見で即応できず撤退に追い込まれたハンターが続出した。
実はベヒーモスやムフェトとは違い、モドリ玉やファストトラベルで退避が出来るという穴もあったりするのだが。
ガジオス
MHWildsで登場。
MH3以来全然増えなかった海竜種の小型モンスターの待望の新顔。
ワニのような姿をしており、「隔ての砂原」や「緋の森」の水辺に潜んでいる。
フックスリンガーで鋸角の先端を剥ぎ取ると、スリンガー裂傷弾が得られる。
ピラギル
MHWildsで登場。
血に飢えた「緋の森」の小型海竜。
MHRiseの水没林にいたキガニアのような生態で、傷口が出来ている大型モンスターに群れで襲いかかる。
…返り討ちされることも少なくないが。
余談
前述の通り水中戦のために作られた種族なため、水中戦がオミットされたMHP3では半数近くの種がリストラ、MH4/MH4GやMHWorldに至っては全くいない。
特にMHWorldでは、プロトタイプでラギアクルスを動かしてみたところ、海竜種特有の接地面が多い体型とMHWorldの起伏に富んだ地形との相性が非常に悪く、処理負荷の問題で没になってしまったという経緯もある。
その一方MHX/MHXXではラギアクルスは亜種と見間違うばかりの陸戦強化で通常種が復活していたり、水中に依存しない新顔も登場するなど、かつてとはイメージが変わっている。
追記・修正は水中を泳ぎながらお願いします。
- 4で全てリストラ(素材交換除く)4Gで砂漠フィールド出るみたいだからハプルはでるかな -- 名無しさん (2014-04-03 23:27:06)
- 今後ハプルがでたら両生種に変わるんじゃないか? -- 名無しさん (2014-05-08 17:46:30)
- 水中戦はいらんかったな。ゲームとして既に難しいのに、水中で呼吸管理とかまでするから兄弟もリタイアしたよ… -- 名無しさん (2015-08-12 21:31:40)
- タマミツネは普通に良モンスだったな。そこそこ強いんだが大技や連続攻撃の後で確定で威嚇するから割と隙だらけ -- 名無しさん (2016-02-01 00:36:35)
- 何故か一匹だけリストラされたチャナガブルェ… -- 名無しさん (2016-02-01 00:42:26)
- クロスの魔改造ラギアと水中戦を除けば割とどの武器種でも戦いやすい種族だと思う。異論は認める -- 名無しさん (2017-08-01 14:21:27)
- アグナコトルの「火山の生態系の頂点…だった」、やはりブラキディオスが原因か…。 -- 名無しさん (2017-08-01 15:12:47)
- アグナコトルが一番苦手。潜りすぎ・・・。 -- 名無しさん (2017-11-05 16:35:47)
- アグナは亜種の方が氷海だけど海竜っぽいっていうね -- 名無しさん (2021-05-01 09:41:33)
最終更新:2025年03月16日 14:11