ベルリ・ゼナム

登録日:2023/11/28 (Tue) 02:02:56
更新日:2024/01/03 Wed 22:15:27
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海賊をやるなんて、やめなさいよっ!!



ベルリ・ゼナムとは、アニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』の登場人物。

本名:ベルリ・ゼナム
CV:石井マーク
年齢:17歳
所属:キャピタル・ガード養成学校→海賊部隊
搭乗機:G-セルフ、G-アルケイン、レクテン、ジャハナム


【概要】

『ガンダム Gのレコンギスタ』の主人公。
容姿は中性的な顔立ちの黒髪短髪の少年。愛称は「ベル」。
キャピタル・ガード養成学校に所属する候補生。一人称は「僕」。
故郷であるキャピタル・テリトリィや、母親の影響から敬虔なスコード教徒。
キャピタル・タワー運行長官のウィルミットを母に持ち、その出生にはある秘密が隠されている。


【人物】

キャピタル・ガード養成学校に2階級飛び級で所属している天才少年。
成績や能力は非常に高く、訓練で教わる内容も事前に理解しているため、問いに対してどこかやる気のない態度を取り、実地訓練以外はあまり興味を持てない模様。
そのため所謂優等生ではなく、デレンセン、ケルベスといった教官は持て余し気味だった。
宇宙空間では何か一つ間違えれば全体の死に直結するため、そうした環境下では真面目に取り組んでいる。

性格は明るく朗らかとし、本来他人と争うタイプではない。
R.C.では未だクンタラ(宇宙世紀末期に食人の対象となった下級階層の末裔)に対する差別が根付いているが、ベルリにそうした意識は皆無でノレド、ルイン、マニィといった友達も多い。
本編開始後は思春期と戦争を同時に経験し、毎回のように悲劇、衝撃的な出来事を体験するため若干情緒不安定気味。

度重なるモビルスーツ戦闘を経験し非凡な才能を開花させ、海賊部隊のエースパイロットとして活躍。
MS戦は人間を殺傷するのではなく機体を破壊すると言い聞かせる事で戦い抜いた。
アイーダの恋人・カーヒル、養成学校の教官・デレンセンをMS戦で殺害してしまい、以降たとえ相手が命を狙おうとコクピットの破壊に強い嫌悪感を感じ、MSの手足を切る、隊長機のみを落とすといった、人的被害を必要最小限で済む戦い方を心掛けている。
パーフェクトパックに装備された絶対兵器フォトン・トルピードではあまりにも悍ましい惨状を目の当たりにし、その後一切使用せず、むしろ相手を無傷で拘束するトラクタービームを常用していた。

劇中生身の戦いで負けた事がなく、腕っ節が非常に強い。
あくまで相手から挑まれた際の反撃として使用しているが、軍人をいとも簡単に組み伏せている。
デレンセンの鞭を目視で避け、かつ接近して腕を締める等、反射神経や身体能力も高い。

好物は「バナナとシナモンのビスケット」。
日本ではあまりお目にかかれないが実在するお菓子であり、主にブラジルなどで食べられている模様。パッケージされた市販品も存在しており、インターネット上では通販やラテン系の輸入食品を扱う店で購入できたとの報告も上がっている。


【レイハントン家】

実は月の裏側に存在するコロニー群・トワサンガのドレッド派と政権争いで敗れ処刑された「レイハントン家」の末裔であり、もう一つの名前は「ベルリ・レイハントン」。
片思いの相手であったアイーダ・スルガンことアイーダ・レイハントンは実の
キャピタル・タワー運行長官の息子という地位に加え、トワサンガの貴族・レイハントン家の血筋はマスク/ルインにとって嫌悪の対象でしかなく、「(将来の)独裁者」として一方的に恨まれる要因になった。


【ニュータイプ?】

戦争を通して戦闘技術の向上を見せるのはガンダムシリーズの主人公同様。
ベルリはキャピタル・ガードの訓練で一通り教わっていたため、足りないものは実戦だけという段階ではあった。
機体性能差はあったものの、海賊部隊のカーヒル、天才クリム相手に優勢に立ち回ったデレンセンなど、早期の段階で各陣営のエースパイロットを撃破。
劇場版『Gのレコンギスタ IV』「激闘に叫ぶ愛」では、MSの指だけを切り落とす芸当も見せている。
パーフェクトパック装備後は全く対抗できる相手がおらず、マスクが駆るカバカーリーがエネルギー切れ寸前を狙って漸く相打ちに持ち込んだ。

劇中でベルリがニュータイプとも受け取れる描写があるが、明確な答えは出ていない。
MS戦では経験を増す毎に直感が鋭くなり、機体のセンサーより先に敵MSを察知し、射程外から牽制射撃といった人間離れした感覚を示している。
また、接触回線無しにアイーダを始めとした他人の声を受信する事があり、所謂ニュータイプ的な感性は持っている模様。
劇場版のフォトン・トルピード使用時には、巻き込まれた無数のパイロットの叫び声を聴き、かつてニュータイプが起こした現象に見舞われている。
ロックパイは異常なまでの戦闘技術から宇宙世紀に存在したというニュータイプを思い浮かべたが、あくまで伝承として否定した。
ゲーム作品ではあるが『スーパーロボット大戦X』では、途中からニュータイプの特殊技能に覚醒する。


【関係人物】

海賊部隊を率いる姫様。
拘束されたアイーダに一目惚れして脱走の手助けをするも、奪還に来たカーヒルと双方誤解したままMS戦の末殺害してしまい、酷く傷つけてしまう。
メガファウナ乗艦後は意中の彼女に認めてもらうためG-セルフに乗り続けたが、同じ家の生まれで実の姉と判明し失恋
姉弟関係について切り替えの早かったアイーダと異なり、感情の折り合いに時間を要した。

  • ノレド・ナグ
セントフラワー学園のチアリーダー。
長い間ベルリを好きだったようで、本人より先にアイーダへの恋心を察して牽制。
ベルリにプレゼント予定だったハロビィはノレド+ベルリから「ノベル」と名付けられた。
劇場版ではベルリとの絡みが追加され、ヒロイン度が上昇。
TVアニメ版エピローグでは、世界一周旅行に出たベルリに置き去りにされたが、劇場版では下船し無事砂漠で追いつき、共にテントで夜を過ごすノレドの笑い声で物語の幕は閉じる。
富野監督は劇場版EDを担当したDREAMS COME TRUEの吉田美和氏を砂漠のシーンでゲスト声優に起用しようと画策したが、スタッフから全力で止められた模様。

  • ラライヤ・マンディ
G-セルフに乗っていた謎の少女。
記憶喪失と幼児退行中はG-セルフに執着する様子が見られた。
記憶喪失解消後はベルリと気が合う模様。

アメリア軍の天才エースパイロット。
G-セルフの性能と腕前からアメリア軍に勧誘するも、ベルリは冗談で条件としてクリムと同じ階級を要求している。

  • ケルベス・ヨー
キャピタル・ガード養成学校の教官兼メガファウナでの兄貴分。
劇場版ではデレンセンを殺めてしまったことを責められるが、同時にベルリも苦悩を吐露することで早期に和解している。
さらにラライヤへ熱を上げていたTV版と異なり、義兄候補に昇格。

キャピタル・ガード養成学校の先輩。
キャピタル・ガード時代は表面上良好な関係を築いていたが、キャピタル・アーミィのマスクと改めてからは強く敵視されるようになり、幾度も戦いを繰り広げた。
特にその恵まれた血筋に対して激しい劣等感を持たれており、フォトン・トルピードによる意図せぬ大量破壊を起こして以降は、「独裁者」、「人殺し」と評されている。
ギアナ高地で死闘を繰り広げ、内に抱えた闇を出し尽くした結果エピローグでは元のルインに戻り、富野監督から直に友達に戻る事が明言されている。

  • マニィ・アンバサダ
ルインのガールフレンド。
ルインとベルリの和解を望んでいたものの、ルインの歪んだ狂気を止める事はできず流される形で協力。
結局ルインに肩入れし、ベルリへの言動がどんどん物騒になっていった。
エピローグでは、闇が晴れたルインと共にキャンプをしながら世界を巡っている。

  • デレンセン・サマター
キャピタル・ガード養成学校の教官。
ベルリ達の奪還任務で不幸にもG-セルフと戦闘に入り、双方撃破寸前で気づくも時既に遅く…。
親しい人間をMS戦で手に掛けたという事実はベルリに強いショックを与えた。
教官視点では優秀だった分口答えする問題児でもあったが、ノレド曰くとても可愛がられていた模様。

  • カーヒル・セイント
海賊部隊のエースパイロット。
アイーダ救出のためグリモアを駆りG-セルフと戦闘を行うも、よりによって恋人の弟の手で殺害される。
アイーダはベルリと友好的に接しながらも長い間引きずり、弟と判明したあたりで漸く許す事ができた。

  • ウィルミット・ゼナム
ベルリの育ての母親である、キャピタル・タワーの運行長官。
ベルリには「時刻表の遂行にしか興味がない」仕事人間と思われていたが、
海賊部隊に人質に取られたと知るや単身追って来るという猪突猛進ながら深い愛情を示している。
一方のベルリの側も上記のような事は言いつつも実の母のように慕っており、富野作品では珍しい良好な母子関係は過去作からのファンの間で話題となった。

  • クンパ・ルシータ
キャピタル・アーミィを組織した影の人物。
もう一つの名はトワサンガの「ピアニ・カルータ」であり、ベルリ、アイーダを地球に亡命させた張本人。
『Gのレコンギスタ』の黒幕と呼べる人物だが、傍観者を気取った末路は非常に呆気ないものだった。


【劇中の活躍】

TVアニメ版第1話「謎のモビルスーツ」、劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」から登場。
キャピタル・ガード候補生として宇宙空間で戦った海賊部隊のアイーダに一目惚れ。
特定の人間以外操縦できないG-セルフを起動させるが、アイーダ奪還に来たカーヒルを彼女を守るMS戦の末に命を奪ってしまう。
アイーダの仲間であるクリムと合流後、海賊部隊の戦艦・メガファウナに乗艦。
宇宙では養成学校の教官・デレンセンと相見え、寸前にその事実に気付くがまたしても撃破。

海賊部隊として活動する中、月の裏側に存在するコロニー群・トワサンガに降り立ち、自身がレイハントン家の血筋…アイーダと姉弟だと知る。
最終決戦ではマスクの駆るカバカーリーと激闘を繰り広げた。

エピローグでは世界一周旅行に旅立ち、日本の富士山近辺で農家のお父さんと出会い、劇場版ではその後ノレドと合流した様子が描かれている。


【搭乗機】


僕はG-セルフの義務を果たす


G系統(ガンダムタイプ・モビルスーツ)と呼ばれる高性能MS。
レイハントン家のデータからミラジやロルッカといったレジスタンス(旧レイハントン派)が建造し、紆余曲折を経てベルリの元に渡り、類い稀な戦果を発揮。
バックパックを交換して如何なる戦局にも対応できる汎用性が特徴で、各パックの性能を最大限発揮するフォトン・バッテリーをフォトン装甲として内蔵し、従来の量産型MSとは異質の基礎性能を有する。
全方位レーザー、脱出用のコア・ファイターといった、R.C.のMSでは珍しい技術、機構も取り入れた。
ベルリはG-セルフの手首を高速回転させてビーム・サーベルを擬似的なビーム・シールドに転用する方法を用いている。
認証にはレイハントンコードが採用され、登録されたラライヤ以外はレイハントン家のベルリ、アイーダしか操縦する事ができない。

キャピタル・タワーの保守点検用モビルスーツ。

G-セルフと同じG系統。
本来はアイーダの搭乗機で、一時的に操縦。

アメリア軍の主力量産機。
G-アルケインと同様に、一時的に操縦。


【ゲーム作品】

原作同様、本人の気質、性格に関わらず、戦闘技術が高過ぎるという点がスパロボでも再現されてしまった
何の因果か幸運、魂、決意とMAP兵器向きの精神コマンドが揃い、パーフェクトパックの最も忌み嫌ったフォトン・トルピードをばら撒く戦法に奇しくも噛み合っている。
原作では不明瞭だったニュータイプを特殊技能で所持しているので、命中、回避も底上げされている。
一方でリアル系定番の集中が無いし、いざという時の保険となる不屈も無い。防御系は消費が重い直感しか無いのが難点。

シナリオではガンダム系以外だとバディ・コンプレックスの青葉と仲が良い。

G-セルフ、G-セルフ(パーフェクトパック)が参戦。
キャラクターとの掛け合いでは非常に好奇心旺盛で、ゼロシステムといった危険物から、モビルファイター、流派東方不敗といったものまで興味津々な様子が描かれている。
また、全キャラでも珍しくイオ・フレミングのフリージャズに好意的な反応を返している。


次回、Gのレコンギスタ 追記、修正

待ち遠しくても、待て!

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最終更新:2024年01月03日 22:15