レッドワン/郷史朗

登録日:2024/01/01 Mon 00:00:02
更新日:2025/05/08 Thu 15:04:56
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激しい戦いの中でもやっぱり安らぎは必要だ。


レッドワン/郷史朗は『スーパー戦隊シリーズ』8作目『超電子バイオマン』の登場人物である。

演:阪本良介

【概要】

バイオマンのリーダーを務める24歳の男性。職業は本人曰く「日本人初のスペースシャトルパイロット」*1
500年前にバイオ粒子を浴びた先祖は、武者修行していた侍。

第1話のある日スカイダイビングしていたところ、バイオロボのバイオ粒子ビームを浴びる。更に新帝国ギアが地球侵略すべく地球を襲撃。
無差別攻撃をしかけるギアに対して郷は逃げ惑う人々を避難誘導。そこにバイオロボが出現し、郷は連れて行かれる。
そこで出会ったバイオ星のアンドロイドピーポから自分の先祖について、そして新帝国ギアが地球を狙っていること知る。
そして同じくバイオ粒子を浴びた高杉真吾、南原竜太、小泉ミカ、桂木ひかると共に新帝国ギアの魔の手から地球を救うべく立ち上がるのだった。


【人物】

昭和戦隊の多くのレッド達の例に漏れず、戦隊のリーダーらしく強い責任感と冷静さを合わせ持つ。
ただ彼の場合は数ある戦隊シリーズのレッドの中でも突出した模範的かつ典型的な人物で、周りを濃いメンツに囲まれても終始絶対的主人公であり続けた。
実際に、第1話で新帝国ギアが襲来した際は冷静に対処して、初戦闘はピーポからもらったマニュアルをすぐさま理解し難なく対処した。
そのリーダーシップとカリスマ性に当時の子どもたちは憧れていたとか。

バイオ粒子を浴びた影響で動物と会話する力を身に着け、犬や猫、鳩などから情報収集することが出来るようになった。
両親とは幼い頃に死別しているが、終盤に父親の紳一郎とは意外な形で再会を果たす。
ちなみに父親曰く「自分の頭脳と母の美しさを受け継いでいる」とのこと。つまり公式公認のイケメンである。


【レッドワン】


バイオマン!
レッドワン!

SA:新堀和男

郷がテクノブレスで変身した赤い戦士。
主にパンチを主体とした空手ベースの格闘技とバイオソードによる剣技を得意としている。
またこれは他のメンバーにも言えることだが、頭部の超電子頭脳は戦闘マニュアルに加えて各人毎回異なる能力をインプットされており、戦闘に応じてスーツの性能を引き出す能力を持っている。

主な技

  • ファイヤーソード
バイオソードに炎を纏い、相手を斬り裂く技。この技を受けた敵は灼熱の炎に包まれ大爆発を起こす。なお、撮影は全身タイツ姿で実際に発火させた剣を振り回すという非常に危険な撮影となっていた。スーツ姿で発火させた剣を振り回すという危険な撮影は10年後再び行われることのなるが、それはまた別の話。

  • スパークソード
こちらはバイオソードにエネルギーを集めてスパークさせて周囲の敵をはじき飛ばす。

  • 超電子レーダー
10キロの四方の敵の方位と距離そして動きをキャッチする技。これで正確な射撃ができる。

  • ダイビングアタック
空中から敵に向かって体当たりをする技。グリーンツーも使える。

  • バイオスーパーキック
空中で後方宙返りしてから敵に全体重を乗せたキックを浴びせる。


【『海賊戦隊ゴーカイジャー』では】

映画『199ヒーロー大決戦』でバイオマン代表レジェンド戦士として登場。黒十字王の攻撃を受けそうになったゴーカイジャーとゴセイジャーをレッドワンのレンジャーキーを通じて守り、両戦隊に叱咤激励。そしてバイオマンの大いなる力を授けた。ただ、バイオマンの大いなる力は具体的に何なのかは不明。残念。 

「恐れていてはダメだ。地球に悪の手が伸びた時こそ、みんなの愛を寄せ合うんだ!」

また『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』にも阪本本人の声で登場。ライダー戦隊ハンター・シルバに苦戦するゴーカイジャーを激励した。
ちなみにこの時なんと一人でメズールジョーカーアンデッドの二人を相手していた。


【余談】

郷のバイオ粒子を浴びた特性である動物との会話設定があるが、この設定、実は本作の企画段階で桃太郎ポジション捉えてたためである。実際、郷と会話した動物は犬・猫・鳩と犬しか一致していないがなんとなく桃太郎を思わせるものである。そして、企画段階の苗字は「鬼塚」なる予定だったのだ。
結局桃太郎設定は没になったが、バイオマンから38年後の戦隊レッドにそれが受け継がれた。

郷役の阪本良介は撮影中に骨折するトラブルが起き*2、撮影に出ること自体はできたものの変身前でもアクションシーンの多い戦隊ではスーツアクターだけで補うことが難しいので、
郷の出番を高杉や南原に直してある話が『バイオマン』前半にちょこちょこある。(わかりやすいものが第19話で設定年齢18歳の南原が「俺も17歳の時…」と遠い昔のように1年前を語る場面など。郷は24歳。)

追記・修正は日本人初のスペースシャトルパイロットになってからお願いします。

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最終更新:2025年05月08日 15:04

*1 毛利衛氏がリアルでの日本人初の宇宙飛行士に選ばれるのは『バイオマン』放送の翌年1985年のこと。

*2 劇場版などで変身ポーズが違うのはこのためだそうな。