阿慈谷ヒフミ(ブルーアーカイブ)

登録日:2022/01/26 Wed 00:57:23
更新日:2023/08/14 Mon 18:56:52
所要時間:約 7 分で読めます






「あはは…至らない私ですがよろしくお願いします。」



阿慈谷(あじたに)ヒフミとは、ゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』に登場するキャラクター。

●目次



【プロフィール】

学園:トリニティ総合学園(2年生)
部活:補習授業部(Vol.3以降)
年齢:16歳
誕生日:11月27日
身長:158cm
趣味:ペロログッズ集め、可愛いもの集め、ショッピング、相談に乗ること
原画:Hwansang
CV:本渡楓



【人物】

トリニティ総合学園所属の生徒。
メインストーリーの主要キャラとして本格的に登場するのはVol.3だが、出番自体はVol.1から。
穏やかな性格と温厚な人柄から慕われやすく、周囲からの評価は高い。
癖が強い者が多いキヴォトスの女子生徒の中では模範的で常識的な部類に入る「普通の生徒」。

そんな彼女にもキヴォトスの生徒らしく唯一の欠点がある。
それはキヴォトスに流通するマスコットキャラ「モモフレンズ」の一匹である白い太ったキモカワ鳥「ペロロ」の重度なマニアである事。
ペロロのことになると見境が無くなってしまい、普段の大人しい性格からは想像できないほどの行動力で
  • 入手困難な限定グッズを探すあまり、闇市であるブラックマーケットに足を運ぶ
  • ペロロのゲリラライブを試験より優先し、補習授業部に入る羽目になる
……と、本人は自身を「平凡」と称しているが、実際はなかなかの問題児。
それによりメインストーリーVol.3では主人公たる先生に次ぐ中心人物として奔走することになった。
ペロロ関連以外でも、元々の押しの弱さと人の良さ、妙に高い行動力もあって、何かと騒動の渦中に放り出される。
そしてなんやかんやで奮戦して窮地を脱するのを繰り返す巻き込まれ体質である。

また、トリニティのトップの一人である桐藤ナギサから妹分として可愛がられているというあまり普通じゃない要素も持っている。

意外にも運転は得意らしく、劇中では原付や戦車を操縦している。



【性能】

レアリティ:★3
役割:STRIKER
ポジション:MIDDLE
クラス:サポーター
武器種:AR
攻撃タイプ:貫通
防御タイプ:軽装備

「ペロロが本体」とも称されるデコイ使いの盾役。
EXスキル「助けて、ペロロ様!」はペロロ人形を出現させて周囲の敵にダメージを与えるスキル。
だが、残ったペロロ人形はヒフミの最大HPの160%の分のHPを持つデコイとなり、敵に挑発状態を付与しながら場に20秒残り続ける。
これにより、ペロロ人形が残っている間は雑魚敵からボスまで敵の攻撃を人形が引き付け、パーティの生存に大きく貢献できる。
ところでなんなんだこの人形は……?
盾役と言ってもロールとしてはサポーターであるため、タンクへのメタ要員やホシノのようなタンク諸共後衛を襲うように前進してくる相手には強い。
コスト5と少々割高なのが難点だが、EX使用時にコスト回復力を増やすサブスキル「すばしっこいコレクター」で実質的に少し軽減できる。

このゲームは、耐久面の問題となればタンクやヒーラーの増強で何とかするのが基本的な対応である。
ヒフミの採用はタンクやヒーラーを入れるのと大差ない攻撃力低下を伴うので、汎用性が高いとは決して言えないが、独特の解決力を持つ。
実のところかなりユニークな性能である。普通とは……?

あくまでサポーターであるためヒフミ自身の耐久力は平均レベルにすぎず、人形諸共ヒフミを狙えるような広範囲攻撃を使う相手を苦手としている。
人形を倒された後スキル再発動までに集中砲火されるのも苦手なため、前提として他の盾役と組ませて運用する事が求められる。

なおハードクエストで神名文字がドロップするため、時間はかかるがガチャに頼らず入手可能である。

【派生ユニット】

  • ヒフミ(水着)

「あ、相変わらず地味めな私ですが……よろしくお願いします!」
レアリティ:★3
役割:SPECIAL
ポジション:BACK
クラス:T.S
武器種:AR
攻撃タイプ:貫通
防御タイプ:重装甲

イベント「夏空のウィッシュリスト」から登場。他の水着キャラとは異なり恒常ガチャに入っている。
アズサを海に連れていこうとした……のだが、上記の行動力の高さが祟って凄まじいことになった。
夏の海を満喫するには戦車は欠かせない」というとても自称平凡から繰り出されたとは思えないとんでもない理屈を展開。
そしてそのために学園備品の戦車「クルセイダーちゃん」を強奪した。*1
このため銃器で戦うのが大半な生徒達の中でも珍しい、戦車で攻撃するユニットとなっている。
一応本人によればちょっと借りただけで後で戻しておくつもりらしい。だがPVや『アロナちゃんねる』でも乗っており私物化している節がある

T.S(タクティカルサポート)と呼ばれるクラスである後衛の第1号。
EXスキルを使用すると後衛でありながら一定時間戦車に乗ってストライカーとして戦闘に参加することができる。

戦車のパワー自体は非常に強力だが、消費コストが10(最大値消費)と重すぎるのが欠点。
以降のT.SのEXスキルは、全体的に重めだが最大でもコスト6なので、初登場ゆえの調整不足感が否めない。
しかしEXスキルを差し引いても、味方の攻撃速度を引き上げるサブスキル「アングリーアデリーさんの加護」が希少で強力。
戦術対抗戦以外なら、敢えてEXスキルを使用せずにノーマルスキルの砲撃とストライカー目当てだけでパーティに入れる使い方も可能。
T.Sユニットの中では唯一ハードクエストで神名文字が入手可能という強みもある。

  • ヒフミ(アイドル)
学校を跨いだアイドルプロジェクト「イタズラ★ストレート」でアイドルデビューすることになったヒフミ。

……というエイプリルフール企画なので実在はしない。悪しからず。



【本編中の活躍】

※以下、メインストーリーのネタバレに注意
+ Vol.1
Vol.1においてヒフミが上記の限定グッズを探してブラックマーケットに足を運んでいたことが、彼女が先生と関わる発端となった。
運悪くアウトローな一団にカモとして目を付けられて逃げ回っていたところ、今度は銀行強盗系ヒロインと愉快な仲間達にエンカウント。
助けられた礼も兼ねて案内役を探していたアビドス一行に同行することになったのだが……
その結果、紙袋を被りシロコ達と共に強盗集団「覆面水着団」のリーダー「ファウスト」として闇銀行で強盗することになった。

……何を言っているのかわからねーと思うが、掻い摘んで話をしよう。
まず、アビドス一行が借金の返済に払っていた金がブラックマーケットに流れていた疑惑が浮上。
そしてアビドスが金を借りていたカイザーコーポレーションが
「表向きは普通の企業を装っているがトリニティも目を付けていた悪徳企業である」
ことを助けられたヒフミが教えた。
この疑惑の確証を得るために闇銀行の集金表を奪うべく、前々からシロコが資金難対策の案の1つとして出していた銀行強盗を本当に実行することに。
そしてなんやかんやでヒフミも巻き込まれた挙句リーダーに祭り上げられてしまったのである。

経緯はともかく、これによってヒフミは思わぬ形でアビドスを狙うカイザーコーポレーションの暗躍を知る。
終盤では予てより仲の良いトリニティの現トップであるナギサに直接懇願。
ホシノ救出戦でファウストとして正体を隠しつつアビドス一行を援護した。

この章では成り行きでアビドス一行に協力するサブキャラであった。

+ Vol.3
Vol.3では本格的にメインキャラとして活躍。
上述のようにライブのために試験を受け損ねたために「成績が芳しくなかった生徒に補習を受けさせる」補習授業部に入れられてしまった。
アズサ、ハナココハルと共に成績の改善のために奮闘することになる。
もっとも、ヒフミは試験をサボっただけで通常求められる程度の学力は備わっているため、専らアズサ・コハルをサポートする側となるのだが。

この補習授業部は表向き成績不良の生徒への救済措置だが、その実態はエデン条約締結を阻むスパイを炙り出すための箱である。
「成績改善不振」の名目で体よくスパイを追放、最悪スパイ共々全員を退学にする事で条約締結を達成するための部活であったのだ。
ヒフミも事の責任者たるナギサから事前にその話は聞いており、補習の傍らで先生を補佐してスパイを見つけるように言われていた。

しかしナギサは、無断外出を行いティーパーティーの情報網に「銀行強盗団のボス」というタレコミのあったヒフミを完全には信用していなかった*2
仲が良い相手でも……いやだからこそ思わぬ落とし穴があるかもしれないと疑わずにはいられなかったのだ。
そのため、本人には隠してヒフミもスパイ候補の容疑者とみなしていたのであった。

当初こそあくまで全員退学は「最終手段」という予定であったが、疑心暗鬼に陥ったナギサは手段と目的を逆転。
補習授業部にシビアなノルマを課し、試験そのものの妨害に走るなど補習授業部全員をなりふり構わず退学させようと強行するようになる。

ところが最終試験の妨害工作を全て終えて校内のセーフハウスで待機していたナギサの前に、ハナコとアズサがあっさりと警備を突破して現れる。
スパイは1人ではなかったと驚愕するナギサに対し「自分達は先兵である」と称したハナコはほくそ笑みながら「首謀者」からの伝言を伝える。

「あはは…えっと、それなりに楽しかったですよ。ナギサ様とのお友達ごっこ

愕然としたナギサは考える間もなくアサルトライフルの射撃を脳天に受けて昏倒しハナコ達に拘束された……
という体で、補習授業部は本当の襲撃者達の襲撃からナギサを隠すことに成功した。

なお、ヒフミが首謀者という話はナギサの言い訳があまりにヒフミに対して不義理であった事に内心憤慨したハナコが意趣返しとして行ったもの。
ヒフミが実際にスパイというわけではないし、本人がハナコにナギサへの報復を頼んだわけでもないのであしからず。

ともかくこれにより炙り出された「真のスパイ」と対峙することになったヒフミ達。
窮地に陥るも先生の加勢とシスターフッドの介入によって何とか真のスパイの拘束にも成功。
憂いの無くなった状態で最後の試験を受け、見事全員合格点越えを達成したのであった。

事件終息後にナギサからは直接謝罪を受け、上記の首謀者という誤解も解けた。
……が、色んな意味で脳破壊攻撃を受けたナギサは懲り過ぎてしまっていた。
ヒフミの口癖と言える「あはは…」を聴くだけで動揺のあまりお茶を噴き出すPTSDを発症する程である。

+ 3章
ともかく一件落着かと思われたが、エデン条約の調印式でアリウススクワッドによるテロ行為が発生。
元アリウス生徒のアズサはヒフミ達を巻き込まずに自らが手を汚してでもこの事態を収拾しようと一人で行動を開始。
ヒフミの必死の制止を振り切り補習授業部から離れてしまう。

しかし、ヒフミはなおもあきらめることなく奔走。
単身奮戦するも力及ばずアリウススクワッドに追い詰められたアズサを救うために、他の補習授業部メンバーと共に駆けつける。
彼女達を気遣い、自分達は別の世界の住人だと加勢を拒否しようとするアズサ。
それに対し、ヒフミは成り行きで名乗らされていただけだった「覆面水着強盗団のリーダー『ファウスト』」の正体が自分だと自ら公言。
自分はアズサとは違う世界の住人などではないという理屈で彼女に寄り添おうとする。
時を同じくしてホシノ救出戦の借りを返すかのようにアビドス生徒達が(覆面姿で)駆けつけてその事実を肯定。
それを皮切りにトリニティ、ゲヘナの部隊がアリウススクワッドを包囲する。

その状態でもユスティナの物量があるため余裕を崩さず嘲笑するサオリ。
しかし、それでも殺し合いとは無縁のごく普通の生徒に過ぎないヒフミは臆しなかった。
彼女の啖呵をきっかけに、先生の指揮の下で怒涛の「反撃」が開始された。


「誰が何と言おうとも、何度だって言い続けてみせます!」


「私たちの描くお話は、私たちが決めるんです!」


「終わりになんてさせません、まだまだ続けていくんです!」


「私たちの物語……(B)(l)(u)(e)(A r)(c)(h)(i)(v e)を!!」





【余談】

クリスマスの『アロナちゃんねる拡大版』では3Dモデルで登場。
クリスマス限定のペロロ様ぬいぐるみを先生にプレゼントしに来たが、限定版の違いを理解してもらえず熱弁していた。

自称アウトローお揃いの覆面を渡しに来た真のアウトローと3人で揃った時もある。
その時には「地味なんだからこれぐらいしないと」と真冬にも関わらず水着で登場*3
安定の行動力を見せつけ、自称アウトローの常識人をドン引きさせていた。

新年のご挨拶でも登場。
本人曰く「巨大なペロロ様が高い山の山頂でナスをペロペロする」という、(若干おかしい気がするが)縁起のいい夢を見たらしい。

同作のBGM『Hifumi Daisuki』はタイトル通り彼女のメモロビでのみ使用される曲。
ここでしか使われてない……と思われがちだが、実はなぜかバレンタインのコハル個人イベントでも聴ける。
余談だが、2chのブルアカスレやまとめサイトではこの曲の文字起こしがよくネタにされている。

ヒッフッ↑ ヒ↓フ→ミッ↑ミッ↑ ヒッ↓フッ→ミッ↓ ヒッ↓フッ→ミッ↑
ヒッフッ↑ ヒ↓フ→ミッ↑ミッ↑ ヒッ↑フッ→ミッ↑ ダ↓イ→スッ↑キッ↑
ヒッフッ↑ ヒ↓フ→ミッ↑ミッ↑ ヒッ↓フッ→ミッ↓ ヒッ↓フッ→ミッ↑
ア↑ジ↑タ↑ニッ↑ ヒ→フ↓ミ↓ ダッ→イ↓スキ↓ス→キ↑
原曲にこんな歌詞は付いてません

「覆面強盗団のファウスト」を称するときは、一人だけ目隠し帽ではなく紙袋を被っている。
そのせいでこの人を何かと引き合いに出されることに……



追記・修正はモモフレンズのグッズを集めている先生にお願いします。

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最終更新:2023年08月14日 18:56

*1 そして校内を疾走しながら正義実現委員会のメンバー30名余りに重軽傷、東の学園広場半壊、第12校舎全壊など大きな被害を与えたらしい。

*2 不可抗力とはいえデマとは言い難いことだったため、これを聞かされた先生はリアクションに困る破目になった。

*3 クルセイダーちゃんに置きっぱなしだったらしい。