銀鏡イオリ(ブルーアーカイブ)

登録日:2022/09/07 Wed 21:44:50
更新日:2025/09/15 Mon 00:33:00
所要時間約 5 分で読め!





覚悟しろ!規則違反者共め!

銀鏡(しろみ)イオリとは、ゲーム「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」に登場するキャラクター。


【プロフィール】

学園:ゲヘナ学園(2年生)
部活:風紀委員会
年齢:16歳
誕生日:11月8日
身長:157cm
趣味:パトロール、大声を出すこと
イラスト:Mx2J
CV:佐倉綾音

【人物】

ゲヘナ学園の風紀委員会所属で、校則違反者を見つければ即発砲の切り込み隊長。
ゲヘナ生特有の悪魔のような尻尾がついているほか、褐色肌にエルフ耳というダークエルフのような外見。
頭の回転も速く、仕事もでき、戦闘センスも悪くなく、フリーダムな生徒の多いゲヘナの中では貴重な常識人の1人なのだが、
真面目さが一周回った猪突猛進な性格が災いして、考え無しな行動を取っては罠に嵌ったり返り討ちにされたりと、事態を収束するどころか悪化させることもある。
このため、風紀委員会メンバーの中では苦労人・ギャグ要員にされがち。

特にこの扱いは先生とのコミュニケーションの時が特に顕著である。
メインストーリーでは便利屋68への対処の名目でゲヘナ自治エリア外で戦闘行為を行うも、先生率いる生徒に戦力差を覆され返り討ちにされ、
その後ホシノ救出戦の助力を求めるためにゲヘナを訪れたのを門前払いしようとするが、
軽はずみに「土下座して足でも舐めたら考える」と発言したら本当に土下座されて足を舐められる目に遭う。
言い出しっぺはイオリなので自業自得なのだが、当人はそっちのけで先生をヘンタイ扱いしていた。
これだけならまだしも、時系列的にこれ以降と思われる絆ストーリーやバレンタインイベントでも先生は何かと不審な行動を取り続けており、
その度にイオリから罵声を浴びせられるのが恒例行事となっている。
このためか、敵対者以外で先生に対して「お前」呼びする唯一の生徒でもある、

一応、最初の足舐めの件に関しては、ホシノの命がかかっていて一刻の猶予も無くなりふり構わずに助力を求めている時にイオリの方がたちの悪い冗談を飛ばしたために
「なんでもやる」腹を決めていた先生がそれに従っただけであり、先生がそれを口実に欲望にまかせたのではない。
それ以降のセクハラについては言い訳はほぼできないが…。

ただし拒絶の言葉が「半径5歩以内に近寄らないで」という非常に軽いものだったり、メモロビでは手の届かない背中に怪我した際にイオリから先生に包帯を巻くように頼んで目の前で半裸になったりしているため、
多くのユーザーから「普段の態度ほど先生を嫌っていないのでは?」と言われている。
上述の通りイオリから多分なご褒美罵倒や拒絶の言葉を与えられていてもなんともなかった先生だが、一部絆ストーリーではあまりにも奇行度が過ぎたのか「先生嫌い!」と言われた時は相当落ち込んでいた。

本人の実力に関しては名実ともに風紀委員のNo.2とされる。
エデン条約編ではアズサに「やたら強いツインテールの風紀委員*1」と評されている場面があり、戦闘知識豊富で実力もあるアズサからここまで言われるのは高い評価の証と言えよう。
アニメでは原作にあるイオリVS対策委員会の戦闘シーンがかなり盛られた結果、加勢が入るまでホシノ抜きの4人を圧倒する姿を見せつけ、強キャラの印象を強めた。*2
しかし、それを含めても「ヒナ無しの風紀委員会は恐れるに足りない」という評価が作中でたびたび言及されるため、実力を疑問視されることもしばしばある。
これはイオリの性格があまりにも猪突猛進すぎるせいで搦め手に弱く、簡単に罠にハマるという弱点のせいが大きい。
上記のアニメの戦闘シーンでも最後にマンホールにまんまと落とされてハマるというオチ*3もわざわざ用意されている。
特にそう言った戦法が得意なムツキとは相性最悪でムツキから「イオリごとき(・・・)と言われる始末であり遊び相手程度にしか見られていない。
残りの部分はトップのヒナの戦闘力があまりにも隔絶しているために、「ヒナと戦うのに比べたら遥かにマシ」という相対評価があると思われる。
そして、現状風紀委員会のネームドで戦闘要員なのはヒナとイオリだけなので*4この風評の被害をイオリが一身に受けているところがある。

なお肝心の戦闘スタイルに関しては、「ゲヘナ風紀委員会のスナイパー」を自称する割にスナイパーライフル装備なのに射程が短い上に遮蔽物に隠れないでピョンピョン飛び回っている方が強かったり(ゲーム内性能的な意味で)、そもそも猪突猛進気味な性格だったりと全然スナイパーっぽくないのだが、その辺りはあまり触れられない。
命中アップスキルも持っている辺り射撃が得意なのは本当なのだろうが……。

風紀委員の名有り生徒の中で唯一、過去の所属に関する描写がほぼ見られない。
ヒナは情報部、チナツは救急医療部と明言されている上、アコも確定してはいないが情報部と示唆されているのに対し、イオリははっきりしない。
ただし口調や(尊敬や信頼はしてるが)ヒナに対する態度から、更生した元不良生徒説がある。

元ネタになった悪魔も他の風紀委員と同じくいるとは思われるが、これまたはっきりしていない。*5


委員長であるヒナとその補佐であるアコが3年生であるため、3年生が卒業した後の風紀委員はイオリが率いていく事になると思われるが、現状風紀委員の戦力の半分以上をヒナ個人が占めており、そのせいで上述の「ヒナ抜きの風紀委員は大したことない」の評のように、風紀委員全体よりもヒナ個人の所在を気にして暴れる風潮が強くなっている。
イオリに果たしてそれほどの存在感を出せるか?というのは常々疑問視されていたが、本編ストーリーのアビドス対策委員会編第3章にてホシノvsヒナの戦闘が描かれた際に誇張でも何でもなく空を飛んだりビーム*6をぶっ放したりと完全な人外レベルの戦闘力を見せつけたため、尚更「このヒナの後釜が務まるのか?」と心配されている。

ヒナ「イオリ、私が卒業した後を継ぐならまずはビームを撃てるようになりなさい」
イオリ「!!???」


なお、唐揚げにはレモンをかける派。



愛用する武器はスナイパーライフル「クラックショット」。
スコープのついていないシンプルな構造だが、「スペシャリストは道具を選ばない」とのことらしい。
デザインの元ネタになったのは、1935年にナチス・ドイツで制式採用されたボルトアクション式ライフル「Kar98k」か。
1898年の帝政ドイツ下で採用されていた「Gew98」をベースとしており、名称にその「98」が引き継がれている。
従来のボルトアクション式ライフルの欠点を全て克服した画期的なものであり、後世のボルトアクション式ライフルの手本となったほど、高い完成度を持つ傑作ライフルであった。
現在でもドイツ連邦軍では儀仗銃として採用されている。

なおイオリが持っているものはストックに鋭利なトゲトゲがついており、しかも頬を当てて銃身を安定させる部分についているため痛そうなのだが、本人は苦も無く使っているあたり「スペシャリスト」なのだろう。



【性能】


リロード完了、覚悟しろ。

レアリティ:★3
戦術的な役割:STRIKER
ポジション:BACK
クラス:アタッカー
武器種:SR
攻撃タイプ:貫通
防御タイプ:重装甲
市街地:C 屋外:C 屋内:S→SS(固有武器★3)
装備品:帽子/ヘアピン/腕時計

EXスキル:一網打尽 COST:3
銃弾を3回発射し、着弾した敵とその後ろ扇形範囲内の敵に対してダメージ

ノーマルスキル:指名手配
25秒毎に敵1人に対してダメージ

パッシブスキル:一撃必中 → 一撃必中+(固有武器★2)
命中値を割合で増加 → 命中値を固定値で増加し、さらに命中値を割合で増加

サブスキル:風紀委員の度胸
自身が隠れていない状態での攻撃時、追加ダメージ



サービス開始当初から実装されている☆3の1人にして、サービス開始から4年以上経過してもなお現役でカズサミカと並ぶ貫通属性最強アタッカーの一角に数えられる生徒。
恒常ガチャのほか、チュートリアルガチャでも入手可能で、リリースから1年以上経ってから初めて単独ピックアップガチャが開催されている。ピックアップタイトルは「Snipe the target "L-seven" !

低コストかつコスパの良いアタッカーとして、シュンアルヒビキと並ぶリセマラ終了基準になる。
またHard任務でも神名文字がドロップするステージがHard14-3とHard20-3の2か所あるため、ガチャに頼らない入手や神秘解放がやりやすい。

EXスキルは最大で「攻撃力の666%分のダメージ×3回」と、
単純計算での総ダメージ量は全EXスキルの中でも屈指であるにもかかわらずコスト3と非常にお手軽な上に、
(普通の戦闘では2体に当たればラッキー程度の狭さではあるが)範囲攻撃でもあるため、
ボスへの単体攻撃として最高峰なのはもちろんのこと、3連射を活かして拠点防衛のような集団戦で密集している敵を薙ぎ払うのにも十分役立つため、活躍の場は非常に広い。

また、EXスキルは三角を描くように跳ね回りながら撃つ(=遮蔽物に隠れていない)ため、自動的にサブスキルの追加ダメージ効果が乗っている状態になり、実際の威力はカタログスペック以上にまでなる。
地形適性は上記の通り屋内に偏ってはいるが、実際のところ適性の低い地形でも気にならないレベルの性能。2つともが最低手前の適性Cに留まっているのもあって、むしろ「どこにでも出せる」というイメージになる。
貫通属性を半減する軽装備でもない限り、重装甲は勿論等倍の特殊装甲でも十分なダメージを叩き出せるダメージディーラーになってくれる。

また武器種:SRは命中値が高いのに加え、パッシブスキルで命中値を割合で加算、固有武器★2に強化するとさらに固定値で加算させられる。そのため強化しきれば命中値は1400を超え、ユウカアツコのようなゴリゴリの回避タンクでもない限りは攻撃が必中になる。
特にタンク随一の耐久力とそこそこ高めの回避性能を備え、戦術対抗戦でも散見されるツバキに対しても、固有武器2以上かつパッシブスキル+のレベル9以上であればツバキの回避値をイオリの命中値が上回り必中となる。
そのユウカやアツコに対しても6割以上の命中率が確保できるが、ユウカ愛用品T2のノーマルスキル+やアツコのノーマルスキルを発動させた状態だと、さすがのイオリでも命中率が5割を切る。

一方で射程が他のSRを使用する平均的な後衛キャラより100短い650であり、BACKポジションにしてはやや前に出やすく、タンクごと後衛を巻き込む範囲攻撃を受けやすいという弱点がある。
また、EXスキルは最初に指定した敵を倒しても攻撃ごとに目標を再選択しするため無駄打ちのリスクは少ないのだが、
一方で攻撃ごとに飛び跳ねて移動するのが災いして初撃で敵を倒した後の移動後のイオリの射程内に敵がいないと不発になるため、集団戦ではイオリの移動をある程度想定して敵を指定する必要がある。
オートではこれが災いして「手前の敵を狙撃→後ろに跳躍→射程圏内に敵がおらず不発」という事態が起きがち。

戦術対抗戦においては、低コストかつ高火力というコスパの良さや、上述したようにどこでも出せる地形適性の広さもあって、採用率は高適性の屋内戦を中心にかなり高い。
全生徒中トップクラスの命中値を持つとはいえ、ノーマルスキル+が発動した状態のユウカや回避バフが乗った状態のアツコともなるとかなり命中率が落ちてしまうが、現在のレギュレーションでは開始直後から強烈な回避値デバフが付与される爆撃が発生するようになっているため、回避型のタンクが数を減らしているのもプラス要素。*7
現在では市街地戦・屋外戦を中心に、低コストかつ高火力・広範囲のダメージをバラ撒くハナコ(水着)や、回避値デバフの影響をほぼ受けないホシノ*8ら重装甲の生徒が仮想敵となる。

総力戦では重装甲はもちろん、強化していれば等倍の特殊装甲に対してもダメージソースとなれる。
貫通属性の強力なアタッカーも増えてきたためタイムアタックとなると最適編成から外れることが多いが、クリア目的であれば軽装備以外のボスに出張できる戦力になってくれる。
戦闘フィールドには基本的に遮蔽物は配置されていないため、サブスキルは常時発動すると考えればいいだろう。

  • ケセド爆発重装甲*9 屋内/屋外
扇形範囲攻撃を活かした雑魚処理・ケセド本体への攻撃のどちらも担える汎用性がウリ。
ただチェリノモモイ&ミドリ、ノノミといった本職の範囲アタッカーや、本体攻撃用のミカといった単体アタッカーには及ばないため、あくまで撃ち漏らしのリカバリーやスキル回しなど補助程度に。

  • ホド神秘重装甲) 市街地/屋内
属性有利・装甲有利を取ることができるピッタリのボス。
位置取り次第ではホド本体と召喚するインベイドピラーの両方を攻撃可能だが、高い被ダメージ減少効果を有しているため高難易度ではバフをかけてもミカやカズサのように単騎でピラーを破壊するのは難しく、CC状態を付与して弱体化させてから殴る方が効率的。

  • グレゴリオ神秘) 屋内
大決戦・重装甲。
2025年2月のシーズン19(Torment解放:特殊装甲)ではギミック無視のストライカー軸編成で最適要員入り。
キサキ+アル(ドレス)+リオの会心パチンコ編成だが、扇形攻撃で複数の聖歌隊を巻き込めるだけでなく、命中値が高いこともあって運要素を1つ除外できるのもポイント。



【派生ユニット】

  • イオリ(水着)

全く、せっかくの休憩時間が……!

レアリティ:★3
戦術的な役割:STRIKER
ポジション:BACK
クラス:アタッカー
武器種:SR
攻撃タイプ:爆発
防御タイプ:特殊装甲
市街地:B 屋外:S→SS(固有武器★3) 屋内:D
装備品:シューズ/バッジ/腕時計

EXスキル:疾風怒濤 COST:4
円形範囲内の敵に対してダメージ

ノーマルスキル:快刀乱麻 → 快刀乱麻+(愛用品T2)
25秒毎に敵1人に対してダメージ、さらに悪寒持続ダメージを付与(20秒間) → 攻撃力を割合で増加(20秒間)効果が追加。ダメージ、持続ダメージの倍率微増

パッシブスキル:精密射撃 → 精密射撃+(固有武器★2)
攻撃力を割合で増加 → 攻撃力を固定値で加算し、さらに攻撃力を割合で増加

サブスキル:スペシャリストの威圧
攻撃時、25%の確率で悪寒持続ダメージを付与(20秒間)(クールタイム10秒)



1年目の夏イベント「~風紀委員会行政官緊急特務命令~ ヒナ委員長のなつやすみっ!」の際に限定ガチャで実装。ピックアップタイトルは「夏乱す容赦なき太陽」。
熟達証書ショップにて神名文字は入手できるが、交換は不可能(引いた時に備えて貯蔵しておくのは有り)。
水着は大変健康的な黒ビキニであり、目の保養になる。
素肌を大胆に晒しているが、実は敏感肌らしい。

2つのスキルで攻撃力に依存する持続ダメージである悪寒を与えるアタッカー。それぞれの効果は重複して与えることが可能。
EXスキルは円形の範囲にダメージを与えるものだが、範囲がかなり狭くよほど密集している集団戦でなければ活用しにくい。
このため、EXスキルを使わない置物と割り切ってノーマル・サブスキルを用いてダメージを重ねる運用が多い。
また射程が他SR使いと同じ750になっている。

アップデートにより愛用品「ふわふわ毛布」が追加。
T1時点で攻撃力+1500と大幅強化され、T2になると攻撃力バフ効果が追加され、ダメージ倍率や悪寒持続ダメージも微増している。
風紀委員会の初めての合宿の時にもらったものらしく、手触りもとても良いためひざ掛けや枕代わりに愛用しているものらしい。
説明文でも、「微かに、イオリのぬくもりが残っているかもしれない……。」というキショい一文があるほか、
愛用品の絆ストーリーでも、海水を思いっきり被ってしまいずぶ濡れになった先生が風邪を引かないようにと善意で貸してくれたものだったが、案の定先生は暴走した


余談

  • イオリのセリフ空耳で有名なものに「人食い反社共め!」というものがあるが、これは「規則違反者共め」が正しい。

たしかに、そこはかとなくイオリの匂いがするかも……。

は、はぁっ!?何言ってるんだ!? ちゃんと洗ってるぞ!?
変なこと言うなバカ!!!

(ブランケットのにおいを嗅ぐ)
(鼻をうずめて息をする)

ヘ、ヘンタイ!!!

イオリのにおい!!!


もう、返せっ!!!このヘンタイ!死ね!!!


もうやだこの先生。



追記・修正はイオリの足をペロペロしながらお願いしま「ヘンタイ!!」

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最終更新:2025年09月15日 00:33

*1 このシーンでイオリは直接登場していないものの、さすがに本編未登場の強いツインテールの風紀委員が他にいるとは考え難い。

*2 シロコのみ咄嗟に防御してダメージを避けれた為、対処法さえ理解すればイオリと戦える可能性はある。

*3 絆ストーリーおよび関連するモモトークで類似した描写があり、それを拾ったものと思われる。

*4 司令塔で非戦闘員のアコは勿論、チナツもサポート寄りで戦闘力は低めの為、ヒナやイオリが戦えない場合モブによる物量でゴリ押しするしかない。

*5 一応アザゼルかパイモン説が有力ではある。他の風紀委員ヒナはバエル アコはアスタロト チナツはブエルとモチーフははっきりしている。

*6 に見えるほどの神秘パワー入り超高密度マシンガン連射

*7 移動や敵の攻撃によるノックバックで爆撃を回避する「脱法タンク」もできないわけではないが……

*8 回避値デバフルールがある前から高い採用率を得ていた

*9 攻撃属性はInsane以上