あ、あのさ……っていうことは、その……。 先生は一応、私の味方でもある……って考えても良いのかな? 私も一応この立場とはいえ、生徒に変わりはないんだけど……。
……わーお。さらっとすごいことを言ってのけるね、先生……。
ミカの口から語られるのは、自分が先生を補習授業部に招いたこと。
ナギサはエデン条約を締結させることで、強大な権力と武力を握ろうとしているのだということ。
かつてトリニティ内部で決定的に対立し、排斥される結果となった「 アリウス分派」の存在。
ナギサが補習授業部を使いあぶり出そうとしている「トリニティの裏切り者」は白洲アズサであり、
ミカはアリウスとの和解の可能性があるということを証明するため、「和解の象徴」となるべき者として アリウスの生徒である白洲アズサを転入させた当人であること。
入院中とされていたセイアは、首謀者は不明だが ヘイローを壊され殺害されたこと。
それらの情報を提示したうえで、2人の食い違う証言のどちらを信じるかは先生に任せると言い、その場を去る。
それから色々あって、最後のチャンス、第三次試験前日。
アズサが自分がアリウスから送り込まれたスパイであり、その真の使命はミカの意思に背いてのナギサの暗殺であること、
そして自分はアリウスの意思にも背き、試験と同時刻に行われるナギサの暗殺を阻止するつもりであることを明かし、
補習授業部はアズサと共に、自分たちが先にナギサを「襲撃」して身柄を確保。
そして予定通り暗殺に来たアリウスに対応しつつ正義実現委員会を呼び込んで事を収める……という計画を実行する。
その計画は、ナギサの確保、アリウスの迎撃までは上手く行っていたが――
やっ、久しぶり先生。また会えて嬉しいな。 今日は学園が静かだったよね。 正義実現委員会以外にも、邪魔になりそうなものは事前に全部片付けておいたの。 ティーパーティーの命令が届く限り全てのところに、色んな理由をつけて足止めしておいたから。 ナギちゃんを襲う時に、邪魔なんてされたら困っちゃうもんね。
その動機は、「ゲヘナが心底嫌いだから」――両校の和平条約であるエデン条約の締結などまっぴら御免だった。
アリウスをバックにつけ、厄介な予知夢の能力を持つうえ政敵となるセイアを(殺すつもりではなかったと言いつつ)排除。
実権を持つ現「ホスト」のナギサに対するクーデターを起こし、実権を握り、ゲヘナとの全面戦争を引き起こす――
しかし、ハナコが正義実現委員会だけでなく、身を切ってシスターフッドにも話を通しておいたことで計算が狂う。
自身とアリウスの一般兵のみで一大武装勢力であるシスターフッドまで相手にするのは容易ではなく、押し込まれる。
……もっとも、実際のところは「おそらく ツルギとも渡り合える」= 学園最強クラスの個人戦力であるミカを相手取るならこれでも油断ならないと言える状況だったようだが……
その時ハナコから、セイアが実は殺されておらず(意識不明の状態だが)、安全に配慮して身を隠しているだけであることを告げられる。
それを知って安堵したように、戦意を失って降伏。
やっぱりシャーレを巻き込んだのが、私の最大のミスだった。うん、でも……
……あの言葉を聞いた時は本当に、本当に嬉しかったんだ。あの時、もし…… ……ううん、やっぱり何でもない。バイバイ、先生。
そうしてミカは罪人として連行されていった。
3章「私たちの物語」
投獄されたミカは全ての罪を認め、「全部自分が感情のままにしたことだ」という態度をとり続ける。
しかし、親しいナギサや多くの情報を知るハナコには、その態度は腑に落ちなかった。
ゲヘナ憎し、それだけでこれほどのことを実行するのだろうか。
お互い友情があると信じていたナギサには、ミカにそう言われても決して鵜呑みにはできず、
「最初は軽い気持ちだったのに、アリウスがセイアを殺してしまったことで、思い詰めて行くところまで行くしかなくなったのでは?」
「ナギサ襲撃の時にわざわざ姿を現したのは、ナギサも殺してしまう可能性を阻止したかったからでは?」
そんなハナコの問いをミカは一笑に付す。
事は進展しないまま、エデン条約締結を妨げるアリウスによる攻撃が始まる。
大規模攻撃でナギサが消息不明となった混乱に乗じ、ティーパーティーの主戦派が対抗勢力を制圧。
そしてこの状況で唯一宣戦布告の権限を持つミカを担ぎ上げ、ゲヘナとの戦争を始めようとするが、当のミカは――
でもさ、今の私はあんまりそういう気分じゃないんだよね。だから悪いんだけど、帰ってもらえるかな?
私は私の気分とか気持ちの問題で、ゲヘナが嫌いなの。そのことの何が悪いのさ。 別に、その裏に隠れた理由とか目的なんて無いんだよ?
お耳掃除でもしてあげようか? 命令されなきゃ憎むこともできないの、って言ってるの。
都合よく使えると侮っていたミカの予想だにしない反抗に激昂し、 トリカス彼女らから暴行を加えられるが、偶然そこに居合わせた コハルが果敢に割って入り、続いて先生が現れたことで事なきを得る。
なぜ彼女らの提案を拒んだのか。そう先生に問われ、ミカは自分の中の不可解なところに気がつき、過去を振り返り始める。
え、意図? 別に政治的な利益っていうか……だって元々は、同じトリニティでしょ。 直接自治区に行ってさ、『仲良くしよ?』って言ってみようよ! ほら、みんなでお茶会でも開いてさ!
(君は自分勝手だ。あんまり何も考えていないうえに衝動的で、欲張りで、時に自傷的な…… そんな君のことが、私は好きではなかったかもしれない。)
(セイアちゃんが、死んだ……?) (……何で? どうして? 何がどうなって、え、何でそんなことに……?) (どうして? バカなの? だって、私は……) (あれ、私……私、どうしてセイアちゃんを襲撃してって指示したんだっけ……?)
(……ああ、そうだ。私は、ホストになろうとして……) (そう、ゲヘナのことが嫌いだったから。嫌いなものは嫌いだったから。 ナギちゃんも条約とか、何か変なことをしようとしてるし)
(だから、だから…… こうしているために、そしてゲヘナを一掃するために、これくらいの犠牲は仕方のないことだった) (そうだった、はずなのに……)
ごめん、セイアちゃん…………。どうして、こうなったのかな……。 ごめん……ごめんね……。こんなにバカで、ごめん……。 先生……私、セイアちゃんに会いたい……。ナギちゃんにも、もう一度会いたい……。 こんな私じゃ、もうダメかもしれないけど……。
(……とにかく私は、君を許そう。 そして私もまた、君に許しを乞わなくてはならないのかもしれない。 私たちはもう一度お互いに伝え合って、それで……もしかしたらその先は……)
その言葉と共に先生はその場を去り、事態の解決に向けて動き出す。
ミカはここで物語からは退場し、エピローグでのみ登場。
ナギサに向けられた手紙には監獄を快適に過ごすためのリクエストが並び立てられており、ナギサをキレさせ、全食ロールケーキのお触れが下った。
4章「忘れられた神々のためのキリエ」
なにやら全部上手く行きそうな雰囲気を漂わせた3章のエピローグであったが。
結局、トリニティ内部からの「公共の敵」レベルの悪評は留まることなく、監獄暮らしの間に私物は荒らされ焼却される有様。
そしてミカも、聴聞会(という名の査問会)という場を与えられても釈明どころか出席の意思すらない。
周囲の人間がいくらミカを救いたいと思っていても、本人がこれではどうにもできない。
……お待たせ。礼拝の時間だったの。今日は賛美歌を聞く日。 ここでも礼拝だけは必ず参加しなきゃいけないなんて、ちょっと過酷じゃない?
そうかな? 聞いてて退屈じゃない? 『ご慈悲を』とか『憐れみたまえ』とか―― Kyrie eleisonなんて、名前も気に入らない。どうして見えもしない存在に縋らなきゃいけないの?
聴聞の前日、ミカと面会した先生は、ミカを強く自罰的にさせている最大の要因は「セイアには決して許してもらえないから」だと理解する。
実際にはセイアは和解を望んでいるし、セイアと会話できる機会はあったのだが、行き違いでその意思を示せていなかった。
セイアと改めて話せるよう取り計らうことを約束し、療養中のセイアのもとに向かった先生は、彼女が見たという「ゲマトリアが引き起こすと思しい、世界の終焉を告げる事件の夢」のことを聞かされつつ、ミカと会うよう伝えた。
だが、セイアがしばしの眠りについた瞬間、夢の中でゲマトリアの会談にアクセスするという突然の事態が発生。
深入りするリスクも承知で情報を探ろうとするが、ベアトリーチェに察知され、攻撃を仕掛けられてしまう。
……その直後、セイアのもとに呼ばれ現れたミカ。
切羽詰まったセイアは本来の目的を忘れ、今起こったことについての話を一方的にまくし立てた。
君が、アリウスに接触したことによって……。 先生が……スクワッドに狙われている……。
君が、先生を連れてきたから……!
……いや、君のせいではないな……済まない。
その言葉を最後にセイアの意識は失われ、ベアトリーチェのもとに縛り付けられてしまう。
……というわけで、「傷つけられたのは過去のことだと、罪を赦すことを示す」ために呼んだのに
いくら不可抗力とはいえ「目の前で危篤の状態に陥り、罪を糾弾する」という大チョンボが炸裂。
本人もこのシーンの裏で「私は君にまた同じことを」「これは私が招いた失敗」って即認めてるので……
犯人は! 聖園ミカですか!? あの魔女が!! 待ってください! ミカ様は何も……。 彼女がセイア様の部屋を訪ねたからこんなことが起こったのではありませんか? あの女が何かをしたに決まっています! やめなさい! 今ここで争ったって……!? 人殺し! この魔女め!! 出てきなさい!!
――恐れていたような状況に晒されるミカ。
セイアへの罪に悩み、セイアが無事だったことを最後の拠り所にしていたミカの心は、壊れてしまった。
私がバカだから、アリウスに……『アリウススクワッド』に……サオリに利用されるばっかりで……。 そのせいで……大切な人たちを傷つけて、怪我をさせてしまって……これじゃあまるで……。
魔女め!!
……なんだ、考えてみたら簡単なことじゃん。 ……『アリウススクワッド』の錠前サオリ…… すべては……。あの女が元凶なんだから。
……そうだね。こんな結末になるくらいなら……私、何をすればいいのかわかったよ。 私の大切な人たちがこんな目に遭っているのに、錠前サオリだけ安穏と過ごしてるなんておかしくない? うん、そう。そうだよ――あの女も……。 私が奪われた分だけ、同じように奪われなきゃ不公平でしょ。 あの女の大切な人も、同じように……全部。
――そう言って、ミカは晴れやかな笑顔を浮かべた。
ぐあっ! な、なんだ……!? 壁が……壊れた!? ごめんね~★ えーっと……私の銃、どこだっけ………。 あっちだっけ? さてさて、行くとしよっか。
か、壁を……素手で……? ……み、聖園ミカ……聖園ミカが……。 聖園ミカが脱獄した!!
……ところで、キヴォトスの住人はこと耐久力に関してはおおよそまともな物理攻撃で死ぬことはない超常性で描かれる一方、
(同時期にサービスインした某娘さん方と対照的に)身体能力に関しては、通常は「女の子にしては強すぎる」傾向こそあるものの、人間の常識は概ね通じる範疇で描かれる。
四六時中起こる破壊活動はあくまで火器や機械をカジュアルにぶん回すせいで、 決して素手で建造物の壁を盛大にぶっ壊せる世界ではない。
ただし、特殊能力として超人的身体能力を持つ場合も存在し、おそらくはミカもそれに該当するのだろうが、
その典型例である若葉ヒナタは「怪力である」とわかりやすく示すように描かれているのに比べて ミカは特に説明や言及もなく暴れ回る。
その頃、憎きサオリは――大切な人、スクワッドの「姫」こと秤アツコを救うため、先生とスクワッドの仲間と共に、アリウスの同胞とベアトリーチェに立ち向かう決死の作戦に臨もうとしていたのだった。
そんな一行が予期するはずもないミカの存在により、事態は混迷を深めていく。
アリウスの「協力者」だったミカは、関係者以外には一切伝わっていないアリウスへの出入り方法も実のところ熟知していた。
戦闘パートにて、普通に攻略してボスユニットと対峙した直後、横道からミカが現れ、残りHPたっぷりのボスをワンパン射撃一発で葬るという衝撃的な演出で登場する。
ついでに言うと、ミカの3D(SD)モデルが見られるのはここが初めてのことだったのでそういう意味でも衝撃。
聖園、ミカ……。 悪役登場☆ってところかな! ……まだ覚えててくれたんだね? 会えて嬉しい……って顔じゃなさそうだけど、どうしたの?
そんな、魔女でも見たみたいな顔しちゃって。 To Be Continued...
休む間もない強行軍で消耗しているとはいえ、スクワッドの3人を圧倒するミカ。
しかし、遅れて来ていた先生と対面し、想定外の事態に動揺。一行はその隙に離脱する。
追撃に来たアリウス部隊を白兵戦でしばき上げてから今のスクワッドの立場を知りつつ、第三勢力として好き放題に動いていく。
そして、アリウス自治区侵入後に再び遭遇。
先生の指揮するスクワッドを倒すためのアイデアが浮かばないので「とりあえず一回ぶつかってみようかな」という脳筋な理由で交戦し
その見込み通り、先生の指揮下かつ3対1の正面勝負では敵わなかった。
わ、私は……悪党だから……人殺しだから……。 だから……私に残っているのはこんなものしか、ないの……。 なのに、あなた達は……どうして? 私は大切なものを全部失ったのに! ――ぜんぶ、奪われたのに!! あなた達は……どうして?
その場で号泣しながら感情を吐露し、「だから先生、私を止めないでね」と告げて死んだ目のまま立ち去っていく。
撃退は十分できても鎮圧は無理なことがわかる
目的地のバシリカに続く地下回廊、待ち伏せには絶好の場所で、ミカは爆破工作による地形破壊・分断という手を使って再度仕掛ける。
待ち構えるミカの方に残ったのは、サオリ1人だった。
先生の指揮下でなければ3人でも敵わなかったミカに、1人では到底敵うはずもない。
だが、サオリは合流を拒否。アツコの救出が至上目的だと告げて先へ向かわせ、覚悟を決め単身で抗うが、あえなく倒れる。
朦朧とした意識の中でサオリが呟いていた「アズサに聞きたいこと」について興味が湧いたミカが尋ねた。
「和解の象徴」アズサ。
今のミカは「先生を騙すための方便」だと思い込んでいたが、かつて先生に語った通り、それは確かにアリウスに単身乗り込んで対話を試みたミカが提案したことだった。
ベアトリーチェによってあえなく握り潰されてしまったが、ミカの無垢な提案がサオリの心の隅から消えることはなかった。
そうして「スパイ」として送り込まれたアズサは、様々なものに抗い、人並みの幸福を勝ち取ってみせた。
そんなアズサに「私も、お前のようになれるのだろうか」と問いたかった……が、もはや諦めはついた。
……ミカ。もう、この有様だ。 ――好きにするといい。お前が奪われた分だけ、奪うといい。 優しい心を持っていたお前を……憎悪の『魔女』にしてしまったのは、他でもない私なのだから。 私は他人からたくさん奪ってきた……これで少なくとも公平になるだろう……。 ああ……この役目が来るとしたら、アズサだと思っていたのだが……お前だったんだな、ミカ。
ミカは撃てなかった。
サオリの言葉に、自分を重ねてしまったから。
取り返しのつかない罪を重ねた、やり直すチャンスなんてない、そうどれだけ言い聞かせていても、「赦し」を諦めることはできず。
ここでサオリを罰すれば、すなわち、自分にも救いはないと証明することになってしまう。
そこに、サオリの言葉を無視して助けに駆けつけた先生(とスクワッドの2人)が現れる。
“そうだね――ミカは悪い子だ。” “人を騙し、己を偽り。人を傷つけ、己を痛めつけ。” “そんな事をしておきながら、結果を受け入れる事ができずに泣いてしまう――そんな子だ。” “でも、和解の手を差し伸べようとする優しさも持ち合わせているし、嫌われる事を恐れて自傷してしまう、不安定な子供でもある。” “ミカは魔女じゃないよ。ミカは、人の言う事を聞かないだけの不良生徒だ。” “だから――ちゃんと、話を聞かせてほしいな。”
“ミカ、サオリ……一度や二度の失敗で道が閉ざされるなんて事はないんだよ。” “――この先に続く未来には、無限の可能性があるんだから。” “チャンスがないというのなら、私が何度だって作るよ。 ――生徒が未来を諦める事なんてあってはいけない。そういう事は、大人に任せて。”
先生がそう諭した直後、ベアトリーチェが動き出す。
予定されていたはずの日の出までというタイムリミットを蹴り飛ばし、一行を葬るべくユスティナ聖徒会の「聖女バルバラ」という虎の子の戦力を投入。
桁違いの戦闘力を持つそれの前に立ちはだかったのは、ミカだった。
サオリたちに与えられた大切な人を救うチャンスを守るため、単身、バルバラと聖徒会という不滅の軍勢を相手取る。
なお、ここも戦闘パートで、攻略中に掟破りの後方から現れるバルバラの前にNPCのミカが出現、交戦しているうちに戦闘終了というイベント戦闘演出が入る。
戦いを続けるミカは、偶然、聖歌隊室に足を踏み入れた。
「魔女がハッピーエンドを迎えるお話なんてどこにもない」と自嘲しながら、サオリたちを助けようと思った気持ちを顧みる。
だから……アリウススクワッド。あなた達のために、祈るね。 いつか……いつか、あなた達の苦痛が癒える事を―― やり直しの機会を希うのと同じように―― あなた達に、未来が……次の機会がある事を―― だから、私は……――あなた達を赦すよ。 それは互いが公平に不幸であることよりも、もっと良い結末だろうから。
起動しようとして動かなかった蓄音機が、気まぐれに音を奏で始める。
あなた達は通れないよ。この先にあるのは、救済の戦いを繰り広げる主人公の舞台。 私たちみたいな悪役には許されていないの。さあ、先生――あの子たちを救ってあげて。 ここは私が食い止めるから。
―Kyrie Eleison
―Kyrie Eleison ―Kyrie Eleison
(※2023年10月のアップデートからはこのシーンにミカがボイスつきで歌う演出が追加されている)
一方の先生とスクワッドはベアトリーチェを打倒し、アツコの救出に成功。
全てが終わり「この先」のことを考え始めたスクワッドを置いて、先生はその場を立ち去った。
不滅の軍勢を相手になんと日の出まで持ち堪えていたミカだったが、さすがに限界が近かった。
観念するミカのもとに――先生が駆けつける。
ミカが戦い続けても倒すことのできない相手に、無謀とも思える行動だが……
先生、お願いだからやめて! 私はそんな価値のある存在じゃないよ……今からでも逃げて……!!
“ミカは問題児だよ。” “でも、問題だらけの不良生徒だとしても……。 危険に晒されている生徒に背を向ける先生なんて、どこにもいない!”
大人のカードを取り出す。
“……私の。”
“私の大切な生徒に何してるの!!” “私の大切なお姫様に何してるの!!”
ちゃんと変化もあり、「生徒」を選んだ場合はミカのリアクションが驚きの表情の「!?」になり、
「お姫様」を選んだ場合は赤面表情で沈黙の後「……わーお。」というものになる。
ちなみにここのエピソードタイトルは、間をとって「大切な人」である。
そうして「大人のカード」を行使してバルバラを打ち破った後、トリニティの主要戦力による援軍と共に現れたナギサと
とある代償を払いながらも回復したセイアと再会し、改めて和解の言葉を交わす。
そして、取り戻せるものの存在と証明するかのように、コハルが燃え残りから密かに回収していた私物のアクセサリーが届けられる。
夜は明けた。ミカはボロボロで人前に出せる姿ではないが、すでに当日となってしまった聴聞会への出席を準備するのであった――
【ミカ伝説まとめ】
- 戦闘シーンにおいて、「射撃を微動だにせず受ける→反撃」という演出が何度も出てくる
- 自称では2章から一貫して「結構強い」
- その破壊力から現実はもちろんキヴォトスでも禁断の兵器扱いであるサーモバリック爆弾を少量なら脅威にならないと言い切る
- Vol.4第2章でサーモバリック爆弾が危険な兵器として登場したことで更にネタにされることに
- バルバラとの交戦シーンではミカとバルバラのHP減少速度が互角
- 死亡フラグビンビンの展開をやってジリ貧ながらもしぶとく耐えてる
- 実装後のセリフでは「力が足りないって思ったことはないけど」
- 明らかに豊富な表情差分
曇り顔とか絶望顔とかガンギマリ顔とかそういうのばかり目立つが
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