メット(マリオシリーズ)

登録日:2024/07/07 Sun 23:22:11
更新日:2024/12/24 Tue 07:04:42
所要時間:約 2 分で読めます





メットとはマリオシリーズに登場するキャラクターである。
英語表記は「Buzzy Beetle」。

▽目次

概要

クッパ軍団の一員で、青or黒色の甲羅を背負った亀の姿をしていており、四足歩行である。亀であればそれが普通なのだが...。
甲羅がヘルメットのような形と頑丈さ(後述)なので「メット」。地下ステージに登場することが多いことから、洞窟など暗い場所に生息すると思われる。
初登場当初は全身真っ黒で細部が不明瞭な見た目だったが、『Newスーパーマリオブラザーズ』では甲羅で影になっている顔から赤い目が光っているという姿に変更され、以降のシリーズでは『Newマリオ』準拠のデザインに統一された。

クリボーノコノコパックンフラワーらと同様、初代『スーパーマリオブラザーズ』から登場している最古参キャラ……なのだが、プレイヤーに初めて姿を見せるのが4-2からと他のキャラよりちょっと遅め*1なこともあり、他の同期の敵キャラクター達と比べると知名度はかなり低い。
事実、2Dマリオ以外の『3Dマリオ』シリーズや『マリオカート』シリーズといったメジャータイトルへの出演経験はほぼ皆無であり、『マリオパーティ』シリーズへの登場はWii以降の作品になってからやっと。

一方で『ペーパーマリオ』シリーズでは『マリオストーリー』から『ペーパーマリオ オリガミキング』まで皆勤賞。
しかしながら『マリオストーリー』ではクリオの「ものしり」で「昔は存在感があったと聞いたけど何となく影が薄いよね」とハッキリ言われてしまっている。
ちなみに、『マリオストーリー』から暫くは点目のシンプルな顔だったが、『ペーパーマリオ スーパーシール』からは3D準拠の赤い目にデザイン変更された。


特徴

ゲーム上の行動を端的に言えば「ノコノコの亜種」。
緑のノコノコのように崖に突き当たると落ち、上から踏みつけるとしばらくの間甲羅に閉じこもり、蹴ったり持ったりして武器として扱うことが出来るという点もノコノコと一緒。
しかし、最大の特徴としては甲羅が頑丈だからなのかファイアボールが一切効かないという特性を持つ。
特にマリオの攻撃手段がまだ乏しかった初代『スーパーマリオブラザーズ』では、無敵か甲羅をぶつけるしか倒す方法がないという難敵だった。
後のシリーズではマリオが多彩なアクションを身に着けていったこともあり、坂を滑ったり、ヨッシーで食べたりと様々な倒し方が増えていった。




亜種


逆さメット

天井を歩いているメット。
マリオが接近すると、頭上目掛けて落下し、転がって襲撃する。踏むと通常のメットになる。

パタメット

羽を生やした空飛ぶ赤色のメット。大型種のメガパタメットもいる。
当たればダメージこそ受けるものの、積極的に襲ったりしないので性格は大人しい。
パタパタやパタクリボーと異なり、踏んでも羽が取れないので、足場として利用することが出来る。
マリオが乗ると少しずつ下降したり、逆に上昇したりする個体もいてちょっと可愛い。
小さいやつは踏むときゅるる~ん♪と鳴いたりする他、連続で8匹踏むと1up出来る作品もある。
スーパーマリオメーカーにおいて通常のメットに羽を付けた際には、足場にしていると上昇するが短い間隔で踏み続けるとその度に下降する挙動をとる。
しっぽマリオやタヌキマリオで乗っているときにしっぽ攻撃をすると倒せる。
ただし、ペーパーマリオシリーズの青いパタメットは例外で、踏むと羽が取れる。

トゲメット

赤い甲羅に一本の角を生やしたメット。
踏むとダメージを受け、ファイアボールも効かない強敵。崖に近づいても落ちずに地面に沿って歩き続ける特徴をもつ。
レンガブロック等の上を歩いている場合は、下から叩いて倒すことが出来るが、甲羅は残らない。
スーパーマリオメーカーでは、スピードが上がった青いトゲメットが登場する。

パタトゲメット

羽とトゲを兼ね備えた青色のメット。主にペーパーマリオシリーズに登場する。
トゲーヲガードを装備していない限り通常のジャンプもハンマーも両方通じないというとんでもない耐性を持つ敵で、
「キラキラおとし」等のアイテム、スペシャル技以外ではクラウダぐらいしか対抗手段がない。
一応バレルは羽を落とせるため通常のトゲメット同様ツラヌキ系やジシーン系で対処可能になる。
トゲーヲガードのバッジを装備していれば実質普通のパタメットになる。

実はアクションゲームにはスーパーマリオメーカーにしか登場していなかったりする。
ヨッシーなどのトゲ耐性のある状態で踏むと通常のパタメット同様足場にすることが可能。

ホネメット

スーパーマリオワールド』で初登場。骸骨のメットで足は赤い。
カロンと同じように踏んでもしばらくすると復活する特徴を持つ。たまにしゃがんでトゲを突き出す。
マリオストーリー』ではクッパ城に登場。攻撃するたびにトゲを出したり引っ込めたりし、トゲを出している時は踏めない上に攻撃力も上がる。
アクション作品にはワールド以降久しく登場していなかったが、『Newスーパーマリオブラザーズ U』で復活を果たした。

リフトメット

二足歩行の素早く動くメット。
白く光るブロックに触れると持ち上げてマリオに投げつける特徴を持つ。
ただし、防御面では著しく弱体化しており、踏んでも甲羅は残らないし、ファイアボールで倒せる。
スーパーマリオブラザーズ3』にしか登場しないレアキャラ。

ノコボンメット

スーパーマリオランド2 6つの金貨』に登場。
後ろから導火線の生えたメットであり、踏むと爆弾に変化して一定時間後に爆発するという前作のノコボンと同じ性質を持つ。
例によってファイアボールが効かないため、安全に倒すのであればスピンジャンプで踏むのが吉。

マグメット

『スーパーマリオRPG』に登場。
ドゥカティ炭坑に出現する岩のようなゴツゴツとした甲羅を持つメット。
見た目通りに防御に優れ、通常のメットとは異なりジャンプに対して無敵な変わりにファイアボールに弱いという性質を持つ。
子供と思われる3匹の小さなマグメットを随伴させており、通常攻撃時に出てくる。
さらに亜種であるコイツの亜種としてバーレル火山にメグメットも出現する。

メットこうら

敵ではないが、メットに関連するアイテムなので記載。スーパーマリオメーカーに登場する空の甲羅でメットのパーツを振ると切り替わる。
頭に装着すると「メットマリオ」になり、ハンマーやスパナを防いだり、バブルを倒せるようになる。
ただし、上方向以外の攻撃には弱く、ダメージを受けると外れてしまう。
また、「トゲゾーこうら」と異なり、ブロックを破壊することができない。

個別キャラクター


トルク

ペーパーマリオRPG』に登場した、ルイージの仲間のトゲ(?)メット*2
緑色の甲羅と、甲羅に生えている(?)スパナが特徴。
ボロボロになったグリン・グリーン1号の修理費を支払わせるためにルイージに同行している。
「『げっかんメカニック』によると彼の背中のスパナさばきはとってもファンタスティック」らしい。


余談

最初期のFCドットで描かれたメットは、全身真っ黒で瞳だけが白く光ってるようなデザインであり、当時流行っていた『キン肉マン』のウォーズマンに酷似していたため、
見た目やその強さも合わさって、当時のプレイヤーからは「ウォーズマンの生首」とかネタにされていた。

マリオ1ではステージ8をクリアしてピーチ姫を救出すると裏面をプレイできるのだが、その変更点は敵のスピードアップとすべてのクリボーがメットに変わると言うものだった。




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最終更新:2024年12月24日 07:04

*1 実は、3-4クッパの影武者をつとめており、ファイアーボールで倒すとその姿を拝める。

*2 クリスチーヌのものしりでは「メット」としか言われていない