パックンフラワー

登録日:2018/11/02 Fri 17:28:50
更新日:2024/04/26 Fri 19:09:57
所要時間:約 28 分で読めます






多分皆一度はどこかで見た事のあるコイツ↓のこと。

画像出典:『スーパーマリオブラザーズ』 1985年9月13日発売
©1985 Nintendo



【概要】

パックンフラワーとは、スーパーマリオシリーズに登場する敵キャラクター。
デビュー作品は『スーパーマリオブラザーズ』。同期であるクッパクリボーノコノコと同じく、かなり歴史が長く、シリーズにおける名物キャラの1体。
名前が少々長いからか、プレイヤーからの呼称やゲーム中の表記でも「パックン」と呼ばれることもある。
英名は「Piranha Plant」。直訳すると「ピラニア植物」となる。


【主な特徴と生態】

食虫植物が意思を持った凶暴な人喰い花で鋭い牙を生やしている。何故か植物なのに舌もある。
初期の設定では「クッパの魔法で食虫植物に意思が宿った」とされていたが、
現在では普通に自生しているパックンフラワーもいるので、この設定は大分と薄れている模様。

人喰い故に植物としてはかなりサイズが大きく、マリオヨッシーを丸呑みに出来る大口を持つ。
名前の「パックン」の由来もずばり「ぱっくんと食べてしまう」から来ている。

普段は土管に潜んでおり、一定の間隔で顔を出してはまた引っ込む……というのがお約束の行動パターン。
鋭い牙を上に向けているため踏んで倒すことはできないが、ファイアボールや無敵での体当たりでなら倒すことが出来る。

この時、土管にマリオが密着するとパックンフラワーが出てこないというテクニックがあるのは有名な話。
そのため土管の上でじっとしていると、下からパックンに喰われるといった事故が起こることはない。マルチプレイができる作品では、これを使って経験者が初心者をサポートする、と言ったことも可能。
(ただし、マリオブラザーズ2に登場する赤い個体は土管の横に立っていても出てくるので油断しないよう注意)

ステージによってはパックンのいる土管が隠しルートの入り口になってる場合があるが、別にパックンを倒さないと土管を利用できない訳ではない。(作品によって例外あり)
その場合土管に入ったマリオと中に潜んでるパックンはどうなっているのかは永遠の謎。
『1』の時点でマリオがでてきた後の土管からパックンが出てくる。
きっと土管が内部で派生していて潜めるスペースがある…とする説もあるが、『3』ではマリオも行き来可能な直線の土管に普通に生えているため否定されている。


【身体的特徴】

体色は赤地に白斑点、人間でいう唇にあたる捕虫器官が白というのが現在の基本カラーであり、普通のパックンフラワーといえば大体この配色になる。
初登場時は緑地に黄色斑点だったり*1、『64』時代は唇が緑色だったりとデザインの変更が何度かあったものの、
マリオ3』で早くも現在のデザインが登場し、『Newスーパーマリオブラザーズ』辺りで完全に現在のデザインへと統一された。

前述の通り一般的なパックンフラワーは土管に潜んでいるが、個体によっては直接地面に根を下ろしている者もいれば、
律儀に植木鉢に根を下ろしてる者、根を足にしてドタドタと走り回って動くパックンもいる。
『64』では鼻ちょうちんを出しながらぐっすり眠っている個体も。こいつ本当に植物か?


【出演作品】

シリーズにおいての登場作品数は非常に多く、マリオ本編シリーズにおいては『スーパーマリオUSA』を除いてほぼ皆勤賞。USAについてはそもそもが別ゲームのプレイアブルをマリオ達に差し替えただけなので仕方がない。代わりに土管の役割を持つツボの中を出入りするヘビがいる。
RPGシリーズにおいても必ず敵キャラクターとして登場する他、マリオパーティシリーズ、マリオスポーツシリーズにおいても、
やくものだったり背景だったりモブだったりと、必ず何かしらの形で登場している。
むしろ登場していない作品の方が遥かに少ない。
スーパーマリオランド』では舞台がキノコ王国ではなくサラサランドであるため、お馴染みの敵キャラも派生種や亜種で登場する中、
パックンフラワーだけは唯一そのまま続投するという徹底ぶりであった。

マリオカートシリーズでも同様で、『スーパーマリオカート』からコース上の障害物として登場するという大活躍。
マリオカート8』では遂にアイテムとして登場。カートの前に設置し、近づいたカートや障害物に噛みついて攻撃するという強力な性能を持つ。さらに、噛み付く勢いで加速もできる。
密かにゲッソーの墨攻撃を未然に防ぐという、スター以外のアイテムには無い貴重な効果もある。
下位で出やすいアイテムだが、パックンを装備した同士のカートのぶつかり合いは正しく大乱戦そのものであり、
あまりの事態に「パックンフラワーが同時に2体以上出てこない」というアプデが施されることになった。
移植版の『マリオカート8DX』ではバトルモードに、パックンチームとスパイチームに分かれてパックンフラワーでスパイを全員捕まえる『パックンVSスパイ』が登場した。
スパイチームも味方による脱獄があったりと一筋縄ではいかないが、6人での協力プレイがなかなか新鮮で楽しい。

実はアイテムとしての登場は『8』が最初ではなく、
アーケード版である『マリオカートアーケードグランプリ』でのピーチのスペシャルアイテムとして実装されたのが最初。
通りかかったカートのアイテムを喰うという効果であった。

アニメ映画『ピーチ姫救出大作戦!』では、ジュゲムがパックンフラワーを「お花ちゃん」と呼んで育てており、マリオ達を餌にしようとしていた。
このパックンには、鼻も無いのに何故かコショウをかけられてクシャミをするという特徴がある。

初期は牙を上に向けているため「踏めない」のが特徴だったが、近年は3D作品だったり、牙を横に向けているタイプのパックンなら踏めることが多い。



【派生種】

歴史の長いキャラクターではあるので、派生タイプや強化タイプも豊富。
全てを紹介しきることは大変なので、特に有名だったり印象的だったもののみを紹介する。

  • ファイアパックン
スーパーマリオブラザーズ3』から登場。おそらくパックンフラワーの派生種の中では最もメジャー。
口から火球を発射してマリオを目掛けて攻撃してくる。
この炎は序盤だけ1発、それ以外は2連射で行う。また射角は正面斜め上45度・斜め下45度のうち4方向の制限があり、土管側面に張り付いているマリオにはどうやっても届かない。炎を水平に飛ばす事もできない。
口が上を向いてないので踏めば倒せそう……な感じもするが一部作品を除き倒せず、普通のパックンと同じく逆にダメージを受ける。残念。尚、初出のスーパーマリオブラザーズ3では、クリボーの次に出てくる敵である。
基本的に通常パックンと同じカラーだが、『スーパーマリオ 3Dランド』のみ焦げ茶色にオレンジの斑点になっている。
土管から攻撃してくるものは懐に入り込めば角度の都合で完全無効化できる。
吐いてくる火球は作品によってはヨッシーが飲み込んで撃ち返すことも可能。
『スマブラSP』における後空中攻撃の元ネタ。

マリオストーリー』に登場する同名のボスキャラについては後述。


  • でかパックン
「きょだいパックン」とも。
一応初登場は『スーパーマリオブラザーズ3』から登場。
その名の通りパックンフラワーが巨大化した姿。
作品によって強さはまちまちで、耐久力が高かったり通常と同じだったりボスだったりと様々。
なによりもその巨体のインパクトは凄まじいものがある。
マリオが真横にいても構わずに出てくる。


  • 逆さパックン
初登場は『スーパーマリオブラザーズ2』。逆さ土管から出現するパックンフラワー。
頭上注意という言葉を嫌というほど教えてくれる。
構造上土管に密着することが不可能なため、上記の出現させない為のテクニックが通用しない。
『3』からは横向き土管から出現するものも登場するようになった。


  • フーフーパックン
『スーパーマリオブラザーズ3』に登場。
吐息でシューリンガンと呼ばれるトゲ鉄球を浮かばせているパックンフラワー。お前の肺活量はどうなっているんだ。
土管にいる者と二足歩行で歩く者との2タイプが存在する。どちらかと言うと後者のタイプが有名か。
口元で浮かばせたり高く浮かばせたりを繰り返すので、攻撃手段がない場合はタイミングを見て潜り抜けよう。
本体をファイアボールで倒してもシューリンガンはダメージ判定を残したまま暫く残るので気を抜かないように注意。
無敵の体当たりでシューリンガンを倒すと何故か本体も死ぬ。体の一部なのだろうか。
『スマブラSP』における通常必殺ワザの元ネタ。


  • プチパックン
『スーパーマリオブラザーズ3』から登場。
パックンフラワーの幼体で、体は小さく体色は白。牙も生えておらず円らな瞳が特徴。
小さな足でちょこちょこと動く姿が愛らしい。
しかしながら食欲は旺盛なのか、マリオが頭上を飛び越えようとするとジャンプして襲い掛かってくる。


  • ファイアプチパックン
『スーパーマリオブラザーズ3』に登場するプチパックンの亜種。
7-8にのみ登場するレア種で、名前の通り火球を吐いてくる。
何気に下からブロックを突いても倒せず、火球は放物線を描いて連射するのでけっこうタチが悪い。


  • ブラックパックン
『スーパーマリオブラザーズ3』から登場。
見た目は黒いプチパックンだが、その場で動かず口を上に向けてパクパクしているだけ。
無敵でもファイアボールでもハンマーでも地蔵でも倒すことは出来ず*2、性質は敵キャラというよりかはトゲ床のような障害物に近い。
Pスイッチを押すとコインに変化する ことからもそれがわかる。
氷ブロックの中に潜んでいるタイプもおり、やたら無暗にファイアボールを当てて溶かしていくと、辺り一面が地獄絵図に……。
3の7ワールドでは、ハンマーブロスの代わりにマップ上の敵としても出現する。
このステージでは、通常のパックンのように土管を出入りするタイプが出現し、しかもマリオが土管の真横にいても、土管の上に乗っていても構わず出入りしてくる。…それどころかポーズをかけて停止中も出入りする。


  • ピーパックン
スーパーマリオワールド』に登場。
自分の葉をプロペラにして急スピードで土管から飛び出してくる。もはや植物ではない気もする。
その後はゆっくりと降下するため、通り抜けるのならこのタイミングで。
中盤以降は飛び出す時に火球を左右に1発ずつ吐くようになる。
『スマブラSP』における上必殺ワザの元ネタ。


  • プロペラパックン
スーパーマリオ ヨッシーアイランド』に登場。
体の色は紫で斑点は白。上記のピーパックンを縦に引き伸ばした飛行船のような姿をしている。コチラはプロペラ状の葉っぱを推進力として床や壁を沿うように漂って移動する。
口が横を向いていても踏む事はできず、タマゴをぶつけて、しばらく怯んでいる間に通りすぎるしかない。


  • ポンキーパックン
『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』に登場。
見た目は緑色のパックンフラワーで、一定の間隔で口からサンボを吐き出して攻撃してくる。最初から攻撃態勢に入っており、不用意に近づくと思わぬ被害を受ける事も。
タマゴを三回ぶつけなければ倒せず、ダメージを与えるごとに緑→黄→赤と体の色が変わっていく。


  • ペロペロパックン
ヨッシーストーリー』に登場。
空中浮遊をしているパックンフラワー。
近づかれると舌を出されて飲み込まれてしまい、吐き出されると何故か体が小さくなる。


  • ポイズンパックン
マリオストーリー』を始めとしたペーパーマリオシリーズに登場。
その名の通りを持ったパックンフラワーで、毒息を吐いて攻撃する。
『マリオストーリー』に登場した個体は顔を横に向けていた為、踏むことが出来た。
ペーパーマリオRPG』以降の個体は黄色地に赤斑点紫色の牙という警戒色バリバリのカラーリングに変更。
『スマブラSP』における横必殺ワザの元ネタ。


  • アイスパックン
ポイズン同様ペーパーマリオシリーズに登場。
寒冷地に潜むパックンフラワーで、白と水色という寒色系のカラーリング。
こちらは冷気を放って攻撃してくる。
本編の2Dアクションにも『Newスーパーマリオブラザーズ U』で登場。
色は普通のパックンで吐き出すのはアイスボール。


  • パックンフラワー(ふしぎの森種)
ペーパーマリオRPG』に登場。「ふしぎの森」に生息するパックンフラワーだが、
白と黒で構成された不思議な環境の所為か、体色がモノクロになってしまっている。
色が違うだけでステータスそのものは通常のパックンフラワー。
代わりにノーマル配色で登場するのが下記のキラーパックンである。
なお、海外版では名前が「Pale Piranha」で、通常パックンではないということになっている。


  • キラーパックン
『ペーパーマリオRPG』に登場したみんなのトラウマパックン。100階ダンジョンの81~90階に出現する。
100階ダンジョンの深層にはこれまで登場した雑魚達の最上位格モンスターが数多く棲息しており、こいつもその一体。
歯が金色であること以外は普通のパックンフラワー*3だが、
HPが「15」、攻撃力がラスボスどころか裏ボスをも上回る「9」と、『ペーパーマリオRPG』における最強のパックンフラワー。
しかもこんなもんが当たり前のように集団で襲い掛かってくるのだから余計に恐ろしい。おまけにこれでも100階ダンジョンの最上位モンスターの中では御しやすい方である。
なお、海外版ではこちらが通常パックン扱いである。


  • スナパックン
マリオカート ダブルダッシュ!!』に登場。
「GCカラカラ砂漠」中盤のアリ地獄地帯に潜むサボテンのようなトゲを生やした巨大な緑色のパックンフラワー。
当然穴に落ちると喰われ、コースアウトでタイムロスしてしまう。
一応無敵状態で真ん中と突っ切ると無効化することが可能。
しかしながら『マリオカート8』で同コースが再集録された際には存在を抹消されてしまった……。


  • ドカンパックン
マリオ&ルイージRPG2』に登場。
キノープルの森に生息する今までいそうでいなかった、完全に土管と一体化して行動しているパックンフラワー。
根を土管の下から出して足の代わりとして歩き回ることが出来る。
土管の中にいるのはどうやらファイアパックンらしく、茎を伸ばして頭上から火球を放ってくる。
攻撃前に前進すればマリオ、後退すればルイージを狙う。
『スマブラSP』におけるパックンフラワーそのものの姿の元ネタ……かもしれない。


  • ビジターパックン
『マリオ&ルイージRPG2』に登場。
小さな土管がびっしりと生えた緑色の球体に潜む小型のパックンフラワーで、
その様子はさながら小惑星のクレーターから顔を出す宇宙人。「ビジター」とは英語で「訪問者」の意味を持つ。
土管の穴から中に潜むパックンを射出して攻撃を行い、この時、発射されるのが赤のパックンならマリオ、緑のパックンならルイージを狙う。
歴代のパックンフラワーの中でも格別に気色の悪いデザインをしており、初見時のインパクトは大。
特に蓮コラが苦手な人は検索をかけない事を推奨する。


  • ドックンフラワー
マリオ&ルイージRPG3!!!』に登場する、クッパの体内のエネルギースペースに生息する心臓のようなパックンフラワー。
明確に植物ではないので、パックンフラワーのような敵キャラである。
パイプ器官からにょきっと出てきて消化液を吐き出す様はまさにパックンフラワー、生体の神秘である。
当たると毒になってしまう消化液を吐いたり、煙幕と消化液のコンビネーションで攻撃する。
ちなみに頭は常に横向きなのでジャンプ攻撃ができる。


  • トゲトゲパックン
スーパーマリオギャラクシー』に登場した、茎に棘を生やしたパックンフラワー。
巨大であるため、倒すには何かしらの手段を用いて一旦気絶させる必要がある。


  • イガイガパックン
スーパーマリオギャラクシー2』に登場した、トゲトゲパックンの上級種。こちらは顔にまで棘を生やしている。
気絶したところを踏むことも触ることも適わないので、倒すためには周囲の仕掛けを利用しないといけない。
ゲーム中においてはあるステージの1か所にしか登場しないというちょっとしたレアキャラ。
『スマブラSP』における横スマッシュ攻撃の元ネタにまさかの大抜擢である。


  • テクテクパックン
New スーパーマリオブラザーズ Wii』に登場。
フーフーパックン同様、二足歩行で歩くパックンフラワー。
立ち止まると首が物凄く伸びて通せんぼをしてくる。


  • ファイアテクテクパックン
マリオ&ルイージRPG1DX』内の『クッパ軍団RPG』に登場。ゲーム中での表記は「Fテクテクパックン」
タワーディフェンスというゲームジャンルの都合上、まともに動けない通常パックンに代わって自由に歩けるテクテクパックンが選ばれ、
さらに首が伸びるだけの個性だけでは攻撃方法が貧しいので、遠距離攻撃ができるファイアパックンの要素も掛け合わされた新キャラ。
炎に弱い敵にクリティカルで攻撃できる反面、植物である自身も炎に弱いので同族対決やファイアブロス相手には要注意。


  • インクパックン
スーパーマリオ3Dランド』に登場。
炎でも毒でもなくインク弾を発射してくるパックンフラワー。
実は狙っているのはマリオではなく、マリオを操作しているプレイヤーに対して。
インク弾はマリオに当たることはないものの、山なりに画面手前に飛んできて、プレイヤーの視界を防ぐ。
足場が悪い場面で出くわすと最悪。
別にナワバリバトルをやりたい訳ではないようだ。


  • のびのびパックン
スーパーマリオ3Dワールド』から登場。
茎が尋常じゃないぐらい伸びまくったパックンフラワー。
頭を踏むことで少しずつ穴に押し戻すことが可能で、全部押し切れば倒すこと事が出来る。
しかし長い茎には大量の棘が生えているのでうっかり触れないように要注意。
青い個体は眠る。


  • ほねパックン
『Newスーパーマリオブラザーズ2』から登場。
植物のくせに白骨化したパックンフラワー。こいつ本当に植物か?
基本的には通常のパックンフラワーと大差はないが、同じ骨キャラであるカロン同様にファイアボールが効かない。


  • ゴールデンパックン
『Newスーパーマリオブラザーズ2』に登場。
ゴールドリングをくぐった際にパックンフラワーが黄金色に変化する。倒すと土管からコインが噴き出る。
クリボーやノコノコと違い踏めないので、甲羅やゴールドファイアボールで一網打尽にしてコインをゲットしよう。


  • どくパックン
スーパーマリオ オデッセイ』に登場。
見た目は普通のパックンフラワーだが口から毒液を吐き、地面を汚して足場を少なくする。
毒で汚れた足場は帽子投げを使うことで拭き取ることが可能……なのだが、コースによってはキャッピー無しでどくパックン密集地帯を乗り越えるという高難易度のコースもある。
ポイズンパックンと混合しやすいが、あくまで別種であり、英名もそれぞれポイズンパックンは「Putrid Piranha」、どくパックンは「Poison Piranha Plant」と全く異なる。


  • キャプチャーパックン
『スーパーマリオ オデッセイ』に登場。
マリオがキャッピーのキャプチャー能力によってパックンフラワーに乗り移った姿。
乗り移ったパックンの種類によって口から発射できるものが異なる。
実はレアなキャプチャーであり、普通にプレイしてはまずパックンがキャプチャーできることに気づかない。*4
もっとも、これが必要な場面は全くないのでキャプチャーしてもリスト埋めしかメリットがない。



【ボス】

スーパーマリオサンシャイン』から登場。
パックンフラワーの突然変異種であるインパクト抜群な見た目をしたボスキャラ。
本編でボスとして登場するだけでなくその後はスポーツシリーズにも顔を出し、プレイアブルキャラとして活躍*5している。

詳細は個別項目参照。


『マリオストーリー』に登場。
ジャンボル島のグツグツ火山に住む巨大なパックンフラワー。
高い攻撃力と攻撃手段の豊富さ、そして一度倒しても復活するという初見殺しも合わさって、マリオストーリー中盤の難敵として名高い。
しかしながら攻略法を理解していたり、対策がしっかり整っていれば話は別。
復活後は炎を纏っているので、水や氷系の技に非常に弱くなってしまっており、そこを突くと数ターン行動を止めることが出来る。
おプクさんを上手く活用すれば戦いがグッと楽になるはず。
詳細は該当項目を参照。


  • ビッグパックン
カメックの魔法によって大型化したパックンフラワー。
初登場は『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』で、ステージ3の大ボスを担当。
演出が妙にかっこいい。
大量の触手での攻撃やプチパックンの種を吐き出し攻撃などを行う。弱点は何故か植物なのに存在する出ベソ。
ヨッシー版パネルでポンの「ヨッシーのパネポン」にも登場。
クッパ陣営の一人でありなぜかビッグノコノコの後に登場する。最低難易度ではコイツがラスボス。
魔法を解いたヨッシー達を捕食しようと襲い掛かる。プチパックンを生み出す設定なのか敵陣営唯一の女性キャラ。
GB版では薄いおじゃまパネルと厚いおじゃまパネルを満遍なく降らし、脳筋に見せかけてしれっと体力回復まで持っている。
ちなみにビッグパックンの3連鎖おじゃまパネル攻撃はeasyのみかつ低確率で出す非常にレアな攻撃だったりする。


  • ドロドロパックン
『スーパーマリオサンシャイン』に中ボスとして登場する、ドロドロの汚れから誕生した巨大なパックンフラワー。
ニセマリオの策略によって各地に点在しており、居座った場所のランドマークを地中に封じ込めてしまうという能力を持つ。
弱点は口の中で、口を開けたところに3回放水を行うことで倒すことが出来る。


  • マザーパックン
マリオ&ルイージRPGに出てくる。卵のような形をしているパックン。つたを鞭のように振ってきたりする他、定期的に色を赤か青に変え、同じ色のパックンフラワーの玉で回復する。

  • ディノパックン
『スーパーマリオギャラクシー』から登場。
宇宙空間にひっそりと安置されていた卵から生まれた、首から下が恐竜型になったパックンフラワー。フラワー要素どこいった。
先端に球体が付いた長い尻尾が弱点であり、これをスピンして弾き飛ばすと頭にぶつけてダメージを与えることが出来る。


  • ディノパックン(黒)
『スーパーマリオギャラクシー』に登場。
火山惑星にひっそりと安置されていた黒い卵から生まれたディノパックンの強化態。
火炎を操る能力が付加されており、炎を纏っての体当たりや、火球で攻撃してきたりなど凶暴さに拍車がかかった。
また、走った地面は暫くの間燃え続ける為、同じルートを追いかけるのは非常に危険。


  • ディノパックンJr.
『スーパーマリオギャラクシー2』に登場。
ディノパックンの幼体。オムツのように卵を下半身に履いている。
尻尾はまだ短いため、大きなお尻が弱点となる。


  • クィーンフラワー
スーパーマリオRPG』に登場。みんなのトラウマパックン。
明らかに重要そうな土管から生えるツタに、トンダリヤが水を与えている。
するとすぐにお馴染みの頭が咲き、接触するとバトルに。
重厚かつこれまた聞き慣れたBGMと共に、パッと見普通のパックンのように映るそれがボスなのだと言外に伝えてくる。
状態異常技を使ってくる他はたいした手応えはない……が、パンッと弾けたそばからまたトンダリヤが水を与えてくる。のんきに。
今度は頭が2つに増え、これもパンッとするとまた……そしてそれもするとまた……
――そして。
「こんどのお水は、ちょっぴり しげきが強いのララン♪」

巨大な頭と小さな両頭の3つとご対面。
これこそが巨大捕食植物クィーンフラワーなのだ

ボス戦でありながら、最初は拍子抜けするほど弱く小さいこと、しかし倒せば倒すほど数を増すこと。トンダリヤが動じない上にどんどん水をやることも手伝って、
戦い自体は楽勝なはずなのに、どこか不気味で薄ら寒い恐怖を覚えた人も少なくないのではないだろうか。パックンは基本怖いのである。
何よりもあのさくらふぶきを確定で撃ってきたり
そうでなくとも眠りやカカシといった状態異常技を多発してくるので、ちゃんと対策を練っていないと何も出来ないまま喰われてしまう。
対策さえすればそこまで難敵というわけではないのだが、いわゆる初見殺し的な要素も相まって同作でも屈指のインパクトとトラウマを振り撒いている。



【大乱闘スマッシュブラザーズ】





RPG♪ スーパーマリオRPG♪
ロールプレイングゲーム♪ やったことない人も♪(OK!)
マリオと旅にでよう♪ ドラマをつくろう♪

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追記修正は陽気にCMソングを歌ってお願いします。


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最終更新:2024年04月26日 19:09
添付ファイル

*1 赤と緑両方出る作品もある、茎の長さが違う2種を出すため等。

*2 倒すことができてもせいぜいPOWブロックをぶつけるくらい

*3 ただし、前作『マリオストーリー』においても通常カラーのパックン(無論キラーパックンではなく普通のパックン)の歯は金色になっているので、当時のペーパーマリオではこれが標準だったものと思われる。

*4 踏まなくても=2Dのパックンしか知らなくても攻略できるようになっており、帽子をパックンに食わせてから蹴飛ばすのが普通の倒し方。つまり、他のモノを先に食べさせると?

*5 脚と器用な手が両方ある為の抜擢と思われる

*6 特典期間終了後、有料ダウンロードコンテンツとして配信されている

*7 ピクミンは設定上「半植物半動物」という生物なので、純粋な植物とは言い難い面がある。

*8 フシギソウはくさタイプであるが、あくまで「植物を生やした生き物」風。モンスターボールから出るキレイハナやナッシーRFなど「意志を持ち自立する植物」とは別系統。