シナリオモード(パワプロ)

登録日:2024/07/14 Sun 00ː30:00
更新日:2025/02/25 Tue 19:39:01
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シナリオモードとは、『実況パワフルプロ野球』シリーズのモードの1つである。


【概要】

現実のプロ野球の試合を模した状況でチームを勝利に導くことを目的とするモード。
操作するのは基本的に試合後半(早くても7回以降)からで、その年の名シーンを体験できることも多い。
初めて登場したのはSFC版の94(初代作品)からで、パワプロの目玉の一つと言えるサクセスが導入される以前から存在する、最古参と言えるモードでもある。

「サクセス以上にハマった」というプレイヤーも少なくなくプレイヤーからも好評のモードだったが、パワプロ12超決定版(PS2GC)を最後に消滅してしまったため、復活を望むプレイヤーも少なくなかった。
それでもだいぶ音沙汰がなく完全消滅か……と思われていたが、「その日のプロ野球の試合で起きた重要な局面をプレイする」という形の「LIVEシナリオ」というモードとしてパワプロ2018から復活した*1

基本的には試合に勝利すればクリアになるのだが、パワプロ7(PS2)以降は「現実の試合の筋書き通りにクリアする」完全クリアという条件が加わった*2
当然全12球団を完全クリアにするにはかなりの腕が要求され、無理ゲーだとサジを投げてしまうプレイヤーも少なくないほど*3

難易度は★1~★5の5段階で表示されているが、★1の割に難しいものや★が高い割に簡単というものもあり、当然プレイヤーによって体感難易度は異なるのであくまでもこの表示は目安でしかない。
LIVEシナリオとして復活してからは難易度を自分で選ぶことが可能になった。初期は★3スタートで、当然高難易度であればあるほどもらえるポイントは多くなる。

また、全球団分のシナリオをクリアすると、OBや支配下登録選手の解禁*4やサクセスモードで使われることが多い地方球場を使用可能になるといった恩恵を得ることのできるソフトも多かった。
現在はゲーム内ショップ用の通貨、つまりOB選手の解禁にも使うアイテムがもらえるため、ある意味ではこの「クリアで選手が追加される」も継承されていると言える。



【代表的なシナリオ】(以下年度順)

トリプルプレー

(パワプロ5・難易度★5・1997年8月9日・操作チーム:読売ジャイアンツ

対戦相手は中日ドラゴンズで球場は東京ドーム。スコアは4-7で3点ビハインド。9回表2死一三塁・中日の攻撃で操作する投手は三沢興一、対峙するバッターは愛甲猛からスタート。

何としてもこのピンチを抑えなければ話にならず、抑えたとしても3点ビハインドの状態で全盛期絶好調のクローザー・宣銅烈を打ち崩すことが要求される高難度のシナリオ。幸い松井秀喜と清原和博が絶好調なので、なんとか2人を軸に点を返していきたい。
実際の試合では愛甲にタイムリーを打たれ巨人もその裏に1点を返すのが精一杯で、最終的に5-9で敗戦した。
ちなみにシナリオ名の「トリプルプレー」は巨人がこの試合の5回に完成させたもので、9回の攻防とは関係がない。

黒木の意地

(パワプロ6・難易度★1・1998年7月7日・操作チーム:千葉ロッテマリーンズ

対戦相手はオリックスブルーウェーブで球場はグリーンスタジアム神戸。スコアは3-1で2点リード。9回裏無死ランナー無し・オリックスの攻撃で操作する投手は黒木知宏、バッターはイチローからスタート。

シナリオの難易度自体は低いが、どちらかというと当時16連敗中でこれに敗れると連敗数の日本記録更新という状況の中、9回2死から黒木がハービー・プリアムに痛恨の同点2ランを浴びマウンド上でうずくまってしまった……という光景により球史に残る知名度を得ている試合。
現実ではその後、広永益隆が代打サヨナラ満塁ホームランを放ち、3-7で試合終了。無情にもロッテは連敗記録を更新してしまうこととなった。

忍び寄るマシンガン

(パワプロ6・難易度★1・1998年7月15日・操作チーム:読売ジャイアンツ)

対戦相手は横浜ベイスターズで球場は横浜スタジアム。スコアは9-7で2点リード、7回裏横浜の攻撃からスタート。操作する投手は入来祐作、バッターは佐伯貴弘から。

2点リードしているとはいえ全盛期マシンガン打線をお世辞にも強力とは言い難い巨人投手陣で抑えなければならず、難易度詐欺だと言われることの多いシナリオの代表格。
実際の試合は両軍合わせて40安打・猛打賞8人という凄まじい乱打戦で、結局波留敏夫のサヨナラ打にて12-13で決着。佐伯の打ち直しホームラン*5があったのもこの一戦で、試合後には横浜の権藤監督が自軍打線の暴れっぷりを「もののけに取り憑かれたようだった」と表現した。

伏竜は奇跡を呼んだか

(パワプロ6・難易度★5・1998年8月21日・操作チーム:中日ドラゴンズ

対戦相手は横浜ベイスターズで球場は横浜スタジアム。スコアは2-4で2点ビハインド、9回表無死一塁からスタート。操作するバッターは益田大介から。

状況だけならそこまで厳しくないが、全盛期かつ絶好調の“大魔神”佐々木主浩を打ち崩すことが要求されるシナリオ。大魔神を打ち崩せたとしても9回裏の全盛期マシンガン打線を自軍の不調の投手陣で抑えて初めてクリアとなる、シリーズ屈指の難所である。またまたマシンガン打線を相手にしなければならないあたりに当時の横浜の攻撃陣がどれだけ猛威をふるっていたかがうかがえる。
絶好調の控え野手・大西崇之をどこで使うかが肝になる。幸い佐々木はスタミナが低めに設定されているので出来るだけ球数を投げさせてスタミナ切れを狙うのも戦法の一つ。
実際の試合では当時無敵だった佐々木から大西がその年唯一の本塁打を決めたことで有名。試合自体は駒田徳広の延長11回サヨナラ打で横浜が勝利している。

シチュエーションも然ることながら、そのカッコいいタイトル、加えて説明文にて語られている星野仙一監督のセリフ「お前、何とかしてこい!!!」という無茶ぶり言葉から、当時のプレイヤーの印象に特に残るシナリオと言える。
ちなみにこのセリフを星野氏が本当に言ったかは不明…だが凄く言いそうなセリフなのは間違いない。

これぞ恐竜打線

(パワプロ99開幕版・難易度★4・1999年5月14日・操作チーム:中日ドラゴンズ

対戦相手は阪神タイガースで球場は阪神甲子園球場。スコアは0-4で4点ビハインド、9回表2死ランナー無しからスタート。操作するバッターは神野純一からで投手は吉田豊彦。

1アウト取られる前に最低4点は取らないと負けという厳しい条件のシナリオ。
幸い相手の吉田豊彦は絶好調とはいえそこまでの能力ではなく、守備のCPUレベルも「ふつう」の上、2,3本ヒットを許すと吉田より球速が速いとはいえ対ピンチ×対ランナー×持ちの上に絶不調のリベラに交代するので隙は割とあるが、それでもアウト無しで4点はなかなかのハードル。
搦め手のやりようがないので、純粋に打ち勝っていこう。

実際の試合ではなんとここから4点を取って追いつくも、裏の攻撃で代打の大豊にホームランを打たれてサヨナラ負け。
このシナリオでも同様に9回裏になったら絶好調の大豊が出てくるので、史実と同じ轍を踏まないように。
出来れば史実と同じ同点で終わるのではなく、一気に5点を取って逆転しておきたい。そうすれば仮に大豊に一発を浴びてもサヨナラとはならないので多少は安心。

平成名勝負数え歌

(パワプロ99開幕版・難易度★5・1999年5月16日・操作チーム:オリックスブルーウェーブ)

対戦相手は西武ライオンズで球場は西武ドーム。スコアは0-2で2点ビハインド、8回表2死ランナー無しからスタート。操作するバッターはイチローからで投手は松坂大輔

絶好調のルーキー・松坂大輔を筆頭とする西武投手陣を残り4アウト以内に攻略しなければならないという、上記の「伏竜」と並んでシリーズ屈指の難シナリオ。
イチローが出塁→次打者のパワーがある藤井康雄がホームランを打って同点に追いつくのが理想の流れ。とはいえ、8回に1点返して9回を迎えれば西武の投手は西崎幸広に交代するため、松坂からはとりあえず最低限の2点を取ることだけを目指すプレイもあり。
実際の試合では結局最後までオリックスは点を奪えず、松坂→西崎のリレーの前に0-2で敗戦。この試合後のヒーローインタビューで松坂が発した「自信が確信に変わりました」というコメントは名言として知られる。


最下位脱出に向けて

(パワプロ2000・難易度★1・1999年9月26日・操作チーム:広島東洋カープ

対戦相手は横浜ベイスターズ、スコアは3-3、9回裏1死ランナー二三塁からスタート。操作するバッターは東出輝裕で相手投手は五十嵐英樹。

スクイズを決めるだけでサヨナラ勝ちでクリアとなるため「簡単すぎる」という今までのものとは逆のニュアンスで印象に残るシナリオ。
三塁ランナーが後年盗塁王にも輝いた俊足の福地寿樹なのでスクイズを決めるのも難しくないし、何なら状況的に1死で余裕もあるため強行策でもまったく問題なし。
実際の試合では東出の代打・山田潤が打った高くバウンドする打球を五十嵐が取り損ね、サヨナラ内野安打となり試合終了。

象徴

(パワプロ2000・難易度★5・1999年10月23日・操作チーム:中日ドラゴンズ

1999年度プロ野球日本シリーズが舞台。対戦相手は福岡ダイエーホークス、スコアは0-3で3点ビハインド、8回表2死ランナー一二塁からスタート。操作するバッターは福留孝介で相手投手は工藤公康。

球速、制球、変化球全てが高水準の工藤をCOMレベルが低くない中攻略しなければならないが、工藤はスタミナ切れも近いので球数を投げさせれば失投も増えてくるため勝機がないわけではない。無論、強力なダイエー打線を残り2イニングしっかり抑えることも要求される。

実際の試合では福留は三振に終わり工藤が完封勝利。当時のシリーズ記録の13奪三振を奪った。
ちなみにダイエー側視点でこのシチュエーションを描いたシナリオも存在するが、当然状況としてはこの逆となるので難易度は簡単。


世紀のミラクル逆転V

(パワプロ2000決定版・難易度★5・2000年9月24日・操作チーム:読売ジャイアンツ)

対戦相手は中日ドラゴンズで球場は東京ドーム。スコアは0-4で4点ビハインド、9回裏無死ランナー無しからスタート。操作するバッターは元木大介からで相手投手は前田幸長。

この試合に勝てばリーグ優勝が決まる巨人だったが、8回まで前田の前に打線が沈黙。しかし9回裏に元木、そして高橋由伸が前田から連打で無死一二塁のチャンスを作り、中日はクローザーのエディ・ギャラードにスイッチするも松井がヒットで続き無死満塁の大チャンスを作る。
続くマルティネスは三振に終わり一死満塁になるが、江藤がギャラードから起死回生の満塁本塁打を打って同点に追いつき、直後の二岡のソロアーチで劇的なサヨナラ勝ちを収め2000年度セ・リーグ優勝を果たした。
この世紀の大逆転の再現を要求されるという高難度のシナリオである。前田はスタミナ切れ寸前ながら絶好調、能力の高いギャラードも調子「普通」と特に救済措置が無い。

パワプロ7決定版にも同じ試合が「ミラクル&ミレニアムV」というシナリオ名で収録されているが、そちらは一死満塁で江藤の打席を迎える場面からスタートとなり難易度がやや軟化している。ギャラードは好調なのが厳しいか。

さよなら近鉄バファローズ

(パワプロ11超決定版・難易度★3・2004年9月24日・操作チーム:大阪近鉄バファローズ

「本拠地での最終戦、今まさに球団史の幕が閉じようとしていた。試合はまだ終わってないのに、自然と涙が溢れ視界がぼやけよく見えない。けど僕は確信していた。猛牛魂の劇的なフィナーレを。サヨナラ近鉄、感動をありがとう・・・!」

対戦相手は西武ライオンズで、説明文の通り球場は大阪ドーム(当時は京セラによるネーミングライツ導入前)。
控え野手こそいないが不調以下の選手がおらず、西武側マウンドの森慎二は球速こそ152km/hと速いがコントロールGで変化球もフォーク4スライダー1と心許ない能力。これを11回ウラ、2-2から9番的山哲也(調子普通)→1番大村直之(普通)→2番星野おさむ(好調)→…で攻略する。もちろん「サヨナラ」の点が入ればクリアで、完全クリアは後述のように大村が出塁→星野がサヨナラ打。
史実では的山が倒れた後、大村・星野が二者連続でツーベース。これで大村が生還して2-3xのサヨナラ勝ちをおさめる。
大阪近鉄バファローズは勝利報告とともに、プロ野球再編問題による杜の都・仙台へのチーム創設、それによる分配ドラフト実施のため「今季でチーム消滅」として大阪ドームに永遠の別れを告げた。
当の分配ドラフトはあまりにもオリックス側に有利すぎるもの*6になるのはこの試合の時はまだ誰も知る由がなかった。
この理由から「難易度は大したことないかもしれないけど、最も泣けたシナリオ」として印象深いものに挙がることが多い。
パワプロでも本作をもって近鉄の収録は終了。再びの収録はOB選手要素としての『2024-2025』まで待つことになる。


ムチャクチャしたれ

(パワプロ12決定版・難易度★3・2005年9月7日・操作チーム:阪神タイガース

対戦相手は中日ドラゴンズで球場はナゴヤドーム。スコアは3-3で同点、9回裏一死ランナー満塁からスタート。操作する投手は久保田智之で相手バッターは渡邊博幸。

首位攻防の天王山で、審判の判定に不満を抱いた岡田彰布監督がグラウンドからナインを引き上げさせる場面もあったという荒れた試合になったが、11回表に中村豊が勝ち越しホームランを打ち、その裏の11回裏の中日の攻撃も久保田が無失点で抑え、4-3で阪神の勝利に終わった。

ただクリアするだけなら難易度自体は普通レベルだが、完全クリアを狙うとなると難易度が跳ね上がる。
広いナゴヤドームでパワーE・弾道2の中村で本塁打を打った上で、その裏の中日の攻撃を不調の久保田で抑えなければならないのだ。
救済措置として、中村の調子は絶好調になっているため、打てそうな球をしっかりと仕留められれば打つことは十分可能。
クローザーやってたころの久保田コーチ*7、という意味でも貴重な記録と言える。


代打三ツ間(LIVE)

(パワプロ2020・2020年7月7日・操作チーム:中日ドラゴンズ

対戦相手は東京ヤクルトスワローズで球場はナゴヤドーム。スコアは1-2で1点ビハインド、10回裏2死一三塁。操作するバッターは京田陽太で投手は石山泰稚。

実際の試合では京田が申告敬遠され、投手に打順が回ってくる可能性に気づかず控え野手を使い切っていた中日は苦肉の策として当時の勝ちパターン投手・岡田俊哉の代打に投手の三ツ間卓也を送るも結局三振に終わりゲームセット、お粗末なベンチワークを見せてしまった当時の与田剛監督が大いに批判されたことで有名。
シナリオでは実際とは異なり京田は敬遠されず、CPUは普通に勝負してくるが操作する京田は不調設定。
まずはこの京田で出塁しないと始まらないのだが、それが出来ても現実の試合通り控え野手は一人もおらず、さらに一塁走者の高橋周平も足は速くない。
不調かつパワーヒッターでない京田で長打を放ち一気にサヨナラを狙うことも難しいため、結局は投手を打席に立たせることを余儀なくされる。

このシナリオは歴代のLIVEシナリオの中でも一番人気と言っていいほど人気が高く、プレイ回数のランキングでも1位を獲得している程である(実際に三ツ間を代打に送り、かつサヨナラ打を打たせたプレイ動画すら存在する)。さらには三ツ間本人もこのシナリオをプレイしている動画をYoutubeに投稿している。さらにはプロスピでも同様のモードがあり、このシナリオをプレイすることが可能。
なお、LIVEシナリオにおいてはそれぞれに名前はつけられておらずあくまで冒頭に状況説明が記されるだけであるが、あまりに有名かつ人気がありすぎるため、プレイヤーの間では「代打三ツ間」だけでこのシナリオだと通じる。

『2024-2025』ではプレイヤーによるシナリオエディット機能が設けられたが、やはりというかなんというか発売翌日には早速「代打三ツ間」のものが制作・アップロードされていた

佐々木朗希完全試合(LIVE)

(パワプロ2022・2022年4月10日・操作チーム:千葉ロッテマリーンズ

ご存知令和の怪物佐々木朗希の偉業をなぞるシナリオ。 LIVEシナリオとしては非常に珍しい複数イニングのプレイを要求するシナリオである。

対戦相手のオリックス・バファローズの打者は軒並み不調や絶不調、こちらの佐々木朗希は絶好調と環境自体は追い風だが、 2イニングで1人でも出塁させた瞬間即失敗 なのでプレイヤー側へのプレッシャーが強い。
更に完全クリアには6人中4人から三振を奪う必要もあり、三振持ちのラベロはともかくそれ以外からは早打ちされて三振を取り損ねることもしばしばでなかなか完全クリアが安定しないシナリオである。

ちなみに裏のオリックス操作の場合は 不調・絶不調の選手軍団でこの佐々木朗希から初回に点を取る なのでこれはこれで別の意味で難易度の高いシナリオとなっている。

パワプロ2022年版では一番人気とも言えるシナリオで、ロッテのLIVEシナリオでもこの試合だけ頭一つ抜けたプレイされていた。



追記・修正は上記以外に印象に残っている有名なシナリオがあればお願いします。

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最終更新:2025年02月25日 19:39

*1 こちらはプロ野球スピリッツ側の作品でも導入。後述する2020年7月7日・中日-ヤクルトのように双方で同じシーンが対象になることもあった

*2 所謂金クリアの事。ただし、現実では敗戦した試合もいくつかあるため、現実とは異なる形で金クリアのケースもある。

*3 一例として、相手投手の投球レベルが低くない中パワーと弾道が低い選手でホームランを打つことが要求されるなど。後のLIVEシナリオでは場合によっては「こういったお題の場合は無条件で十分ホームランが狙える能力値に上がる」形式でバランス調整が図られる。もともと打撃も得意なほうとは言え弾道3パワーAの長打ゴリラに変身した秋山拓巳とか…

*4 支配下登録選手の場合、現実のペナントレースでの順位で登場人数がそれぞれ決まっており、1位と2位が投手と野手ふたりずつ、3位は投手ふたり野手ひとり、4~6位は投手ひとり野手ふたりが解禁されていた。

*5 最初は右飛に終わるも投手・槙原寛己がボークを宣告され打席がやり直しとなった。

*6 オリックスのみ・ブルーウェーブとバファローズ双方から選べる形で25人の事前プロテクト枠が設けられ、事実上両チームの即戦力選手は新オリックスにのみ流れるのがほぼ決まっているルールだった(本来は楽天側と共通の指名ルールだったが、楽天締め出し派が口出ししてやむなく追加された、ともされる)。実際には指定されたうちオリックス・バファローズに入団したのは24人で、岩隈久志(近鉄よりプロテクト)が「さすがにこれではイーグルスがチームとして成立していない」として入団を固辞・楽天入りを希望。実際に田中将大がモノになるまでトップエース格を務めた。

*7 JFKトリオの初期くらいまでは久保田が9回を担当していた。そもそもこの言い方もジェフ・ウィリアムス→藤川→久保田の順で出てくるからが由来