登録日:2024/09/02 Mon 23:15:00
更新日:2025/01/07 Tue 05:06:34
所要時間:約 8 分で読めます
偉大な考案者はヨシダ タクミネ(TAKUMINE YOSHIDA)
ステージBGMの作曲者は藤田靖明。
影男。シリーズでは初となる和風のデザインをしたボスロボット。
SH 見た目
青とクリーム色(公式イラスト。ゲーム内では白)のボディに網目のような首元、そして額の巨大な手裏剣が特徴的。瞳は赤い。
見た目は完全に
忍者である。
青い忍者なので彼がモチーフの可能性も…
和風デザインは後にヤマトマンやテングマン、ブレイドマンなどが登場した。
そして
本作のイケメン枠。
クイックマンから始まった
イケメン=強いのジンクスを引き継ぐ者ということで…(後述)
SH 性格
長所:変わり身が早い
短所:考えが浅い
好き:人を驚かせる
嫌い:つまらない仕掛け
いつの間にか作業現場にいたという謎のロボット。
データがほとんど存在せず、
地球外で制作されたという説がある。
ワイリーの配下なのでワイリーが発見して改造した可能性もあるが、忍者のデザインはもとからなのだろうか。
そんなミステリアスな設定に反して、本人は人を驚かせることが趣味と意外と俗な性格をしている。
武器であるシャドーブレードはこれまた地球外物質で出来ており、メカの機能を狂わせる液体が塗ってあるらしい。果汁?グワーッ麻痺毒!
SH 強さ
多分無印ロックマンシリーズをプレイしたことがある人は口を揃えて言うだろう。
そして8ボス以外も含めたらドクロクイックかドクロウッドが最強、だと。
行動パターンは3回ジャンプ→スライディングor手裏剣を投げるの繰り返しなのだが、これがとにかく曲者。
ジャンプは緩急が激しく動きが読みづらい。なのでロックバスターを当てるのが難しい。
そして次の行動であるスライディングor手裏剣投げだが、なんと完全にランダムで行動する。
考えが浅いという欠点が(行動パターンとして)最高に活かされている。
なので両方の行動を想定した動きをしないと避けられなくなることが多い。
特に危険なのがスライディング。ノーモーションでいきなり突っ込んでくる上、移動距離もかなり長い。
なのでスライディングに合わせて後ろに飛ぶと丁度当たってしまいがち。
スライディングのダメージは6と大きいので、多くのロックマンはハイクを読む間も無くしめやかに爆発ティウンしてしまった。
シャドーブレード投げはほんの一瞬だけ溜めがあり、正面と斜め上に投げてくる。
これはシャドーマンの近くで飛んで避けようとした際に、上にある手裏剣に当たってしまうというもの。
しかも厄介なことに上記のスライディングと読み間違えてジャンプしてしまうと僅かな溜めが絶妙に着地狩りとして機能し、非常に被弾しやすくなっている。
かといって見てから避けようとすると今度はノーモーションのスライディングがいきなり飛んできて反応しきれず被弾、という結果になりやすい。
スライディングなら正面のブレードを避けられるが、シャドーマンに近づいてしまう。
まあスライディングよりは避けやすい…と思う。
正直なところ、この二つの攻撃はどちらが来るかさえ分かれば回避自体は困難ではないが、読み違えるとその回避行動を狩るような攻撃になっていることと前述の完全ランダムが噛み合い、回避困難な攻撃として機能している。
避けるためにはシャドーマンの動きを注視し、どちらの攻撃が来るかを瞬時に判断しなくてはならない。
以上の点からノーダメージはもちろん、普通に倒すのすら結構大変な難敵である。
強ボスにある
「高い攻撃力・素早い機動・当たり判定のでかい攻撃」の全てを兼ね備えている。ワザマエ!
ちなみに
戦闘開始直後だけ2回しかジャンプしない。これを覚えておかないといきなり被弾しがち。
さすが忍者きたない
対策としては、彼はロックマンに近づくようにジャンプしてくるのでとにかく距離をとることが大事。
遠くにいればシャドーマンの唐突なスライディングに対応しやすくなる。シャドーブレードも落ち着いて回避しやすい。
ただし、壁際に下がる等、露骨に距離を取りすぎるとスライディング直後にこれまたノーモーションで移行する連続ジャンプでこちらのジャンプを狩ってくるので注意。
あるいはノーダメージに拘らないのであれば、ランダム行動を逆手に取りいっそ毎回スライディングが来ると決め打ちしてしまうのも実は有効。
これで毎回シャドーブレードが来ようものなら大打撃だがそんなことはそうそう起こらず、たまに来て当たってしまっても被ダメージはスライディング以下。
ジャンプしている間にちゃんと撃ち込むことさえできればこれだけでダメージレースがかなり有利に進む。
弱点はタップスピンと自身の武器シャドーブレード。
和風ロボには和のアイテムが効くということなのか?
タップスピンは7ダメージも与えることができるので最適解……と言いたいところだが、この武器はそもそも被弾前提で突っ込んで攻撃する武器なのでダメージレースで負ける可能性がある。
更にボスに重なっている間に使うと勢いよくエネルギーが減るバグがあるので扱いも難しい。
つーかノーダメージ撃破できない。
本作の8ボスは全員自身の特殊武器が弱点であるため、再戦時にはタップスピンの温存も兼ねてシャドーブレードを使ったほうが楽。
ちなみにシャドーマンステージは、まさかの工事現場。
溶岩のような液体が流れる何かの工場で、和風要素は皆無。
BGMはちゃんと和風な良曲。
ブルースが登場するステージ。E缶は置いていない。
天井にいるホログランは地形を見えなくしてしまう。1周目に奈落は無いが、2周目は…
2周目では地形が変わり、道中ではかの
ドクロウッドが待ち受ける。
SH シャドーブレード
シャドーマンを倒すと貰えるジツ。ロックマンが紫色になる。
手裏剣を投げる。シャドーマンのものより若干サイズが小さい。
斜め上と上方向を合わせた5方向に投げることができる。
手裏剣は途中で発射した場所に戻ってくる。
ローリングカッターのようにロックマンの手元に戻るわけではない。
燃費は一発1/2メモリで合計56発投げられる。
全体的に前作の
メタルブレードをマイルドにした性能をしているが、十分強力な性能をしている。
基本的な威力がロックバスター2発分で、全ての雑魚敵に有効。これはメタルブレードには成しえなかったことである。
HP2の雑魚敵がワンパンできるのはもちろん、特効する雑魚敵もそこそこ多いのが特徴。
打ち分け方向が減ったのも、本作は下方向に攻撃したい場面がそこまで無いのであまり影響はない。
むしろ上方向に雑魚敵が陣取る場面はかなり多い。
射程はそこまで長くないため、遠距離から倒すというのはマグネットミサイル辺りに任せよう。
威力が2あることを活かして、射程を捨てて至近距離で大量にぶち込むのもOK。
そのシャドーブレードを持つシャドーマンが最強というのもいい塩梅をしている。
タップスピンを持つタップマンが本作8ボス最弱なので大体2番目に狩られてしまうが
だがこの武器、実はメタルブレード以上に弱点とする相手が多い。
マグネットマン、スパークマン、シャドーマン、ドクロボット(B・H)、カメゴローメーカー、ガンマ第一形態の弱点。
イエローデビルMk2にもそこそこ効く。
マグネットマンには7ダメージ通るので瞬殺できる。
スパークマンとドクロボットBには斜め打ち分けのおかげでかなり当てやすい。
カメゴローは一撃で破壊できるのでより可哀想なことになる。タップスピンでもOK。
イエローデビル相手には連射すれば一瞬で倒せる。さっさと倒したいときには一考。
更にニードルマン、ジェミニマン、スネークマン、ドクロボット(M・Q・F・W)、ホログラフロックマンズ、ワイリーマシン両形態には2ダメージ通る。
弱点サイクルが別になっている3体全員に2ダメージ通るという優秀さ。
なお、一緒に
ラッシュマリンも取得するが、その活躍は……
更にバグでラッシュジェットが使えてしまうのでより不憫なことに。
SH その後のシャドーマン
前半ボスとして登場。bgmはちょっと速度が遅め。
機動力が全体的に遅くなっており倒しやすくなった。
弱点はジェミニレーザー。
その特殊武器を持つジェミニマンは前半ボスの中では結構な強敵なので、なるべくバスターで戦うのが良い。
ステージは一部のエリアでカウントボムが設置されていたりブルース戦が削除されているなどしているが、
基本的に原作のシャドーマンステージそのままな内容。
しかし、今作では貯め撃ちが搭載されているので、少々癖のあった原作から比較して簡単になっている。
特殊武器のシャドーブレードも弱点としているボスが減少していたり、基礎攻撃力が1になっていたりするが、ほぼ原作据え置き。
加えて、画面比率が変更された点が影響してむしろ攻撃範囲が更に広くなっていると錯覚しやすい。
「ボスが弱い」「ステージも簡単」「特殊武器が強力」という点から、今作におけるシャドーマンステージは原作から一転して、
ワールド3を始めたら真っ先に攻略するべし
と言う様な立ち位置になっていると言っても良い。
そこまでメタルマンに似ちゃうのはどうかと…
漫画版では3番手のボスとして登場。「今日こそどっちが強いか決着をつけてやる」とロックマンをライバル視しているかのような台詞を言って戦闘となるが、シャドーブレードを回避され、「おまえはただすばやいだけだ!!」と言われた挙句、弱点であるジェミニレーザーを何発も撃ち込まれるというえげつない攻撃で破壊された。
ロックボード
変身マスに止まると、シャドーマンに変身できる。
他プレイヤーのカードを盗むことができる。
ロックマン バトル&チェイス
賞金で仕掛けいっぱいの忍者屋敷を作るべく大会に参加。
搭乗機体は
「シノビマスター」。
これは関係ない
エンディングでは賞金で忍者屋敷を作ったようだが、クリアできたら1000万ゼニーの賞金としたため、クリアされてしまうと焦る一幕も(賞金を使ってしまったためと思われる)。
CVは
置鮎龍太郎(ブルース、ターボマンと三役)。
「ワイリーを追え!」コースで登場。
こちらの彼は原作同様の攻撃パターンに加えて、まきびしやガマガエルに乗って飛び回るなど、
より忍者らしいアクションを引っ提げての参戦。
今作登場ボス共通で搭載されているガードアクションは何故か
変わり身の術
。
何故なのかは突っ込んではいけない
同作で戦うボス達は、後の方に回すほど強くなっていく形式になっているのだが、
彼の場合も例によって後半戦では結構な強敵に。
よって、苦手な場合は前半に回すのが良い。
あと、エクストリームモードだと癒し。
弱点はケンタウロスアロー。
この武器は二方向に攻撃するのだが、軌道がランダムなせいか、遠距離だと当てにくい。
なるべく近い距離で当てていきたいところだ。
特殊武器は原作同様シャドーブレード。
原作とは異なり発射後も手元に戻らない形式になった上に連射可能になった。
一方で真上に打てなくなった他、一撃あたりの威力も低下。
もし真上にも打ててしまうとバランスが崩壊しますし
弱点としている相手はバブルマン、ワイリーカプセル。
後者はともかく、前者も弱点になると、もはや「劣化版メタルブレード」というべき性能に。
とはいえ、「揃いも揃ってバスター以下」的な評価が下されやすい同コースの特殊武器の中では比較的マシな性能になっていると言えなくもない。
BGMは例によって原作ステージのアレンジ版。
ちなみに、BGMだけは前作のパワーバトルから登場していて、
前作ではカットマンとマグネットマンという、原作の彼よろしくジャンプで飛び回る行動パターンのキャラのテーマ曲として使用されていた。
ロックマンメガワールド
公式イラストに合わせてか原作で白かった箇所がクリーム色に変化した。
ジャンプの回数が4回に増えているほか、被ダメージが4に統一された。
全体的にモーションが遅くなっているが、手裏剣はスライディングでくぐれなくなった。
なので逆に手裏剣のほうが避けづらいということに。
特殊武器のシャドーブレードの性能は据え置き。
本作には『1』『2』『3』の武器を自由に選んでステージに挑めるモードがあり、そこでのシャドーブレードは‥‥
メタルブレードの影に隠れがちな悲劇の武器と化してしまっている。
というのも、基礎性能が射程が短く下に撃てないメタルブレードであるため、メタルブレードがあれば要らなくね?となってしまうのだ。
だが、実は
完全なる下位互換ではない。
なぜなら、メタルブレードが効かない
ガビョール、ピッケルマン、スプリンガーを倒すことができる上、くっつきスージー、
ケロッグ、帰ってきたスナイパージョーにはメタルブレード以上のダメージを与えることができるからだ。
しかし、
スナイパーアーマーには効かない(つまり
全ての雑魚敵に有効ではない)上、ガビョールやくっつきスージーの処理はサンダービームなどの武器の方が楽なので、やはり悲劇の武器である‥‥
無論、単体で見た時の性能は悪くないのだがいかんせん相手が悪すぎた。
スーパーアドベンチャーロックマン
DISC1の
ラスボスとして登場。強ボス仲間のウッドマンと仲がいい。
ロックマンを不意打ちで倒そうとするがクイックマンに阻まれる。
そのせいでクイックが戦闘不能になったことで、逆上したロックマンに破壊された。
この際にコアまで破壊したことで完全に再生不能になったらしく、最終版でワイリーナンバーズが勢ぞろいするシーンでは本当にシャドーマンだけがいない。
CVは岡野浩介(メタルマンと二役)、後にクイックマンのナビゲーターである
速見ダイスケを演じることに。
ロックマンエグゼ
有賀ヒトシ版ロックマン
サードナンバーズの一人として登場。
クイックマンに並ぶ優遇対象。
原作のデザインに加え、口元のマスクとスカーフが追加されている。また日本刀を装備している。たまに着流し姿に。
右目は
常に閉じているが、これは右目が各種センサーになっているため。
他人の影に潜入したり、影から影へとワープする(行き先の影の位置をある程度特定できる事が使用条件)能力を身に着けている。
戦闘や破壊工作が得意な他のサードナンバーズとは異なり、主な任務は諜報である模様。
ワイリーに忠実ながらも、ロックマンに協力することがある。
仲間意識も強く、陰男ことシェードマンと仲が良い。
普段は「拙者」「ござる」口調だが、感情的になると乱暴な喋り方になる。
5年以上前に廃棄処分済。…とされていたが、クイックマンが敵の拠点に潜入した際、彼からの襲撃を受けた。
機動性が以前のデータとは比べものにならない程上がっていたとの事で、スピード自慢のクイックマンが一方的に敗れた。
シャドーブレードがforのNB「メタルブレード」のカスタムの一つに選出された。
シャドーブレードらしく途中で戻る動きをして2段ヒットする。地面には刺さらないのでアイテム化はしない。
遂に下方向に投げられるようになった。復帰阻止に使える…かも。
SPではシャドーマン自身がスピリッツになる。忍者ということで
ゲッコウガに憑いている。
アレンジbgmは和風テクノといった感じ。
SH 余談
原案では
「ニンジャマン」だった。
これだと某青二才と丸被りである。
武器は「ニンジャカッター」という名称で、
「天井に張り付くことができる」能力は不採用だった。
これは後に
X6のシャドーアーマーで活かされることになる。
追記修正はシャドーマンをモータルロックマンで倒してからお願いします。
- 5のスターマンと同じくDrワイリー制作じゃないんだな… -- 名無しさん (2024-09-03 02:32:29)
- 有賀版では冷静に見えて本質は熱い性格、コピーロボットの件でブルースの冷徹さに激昂するシーンは必見 -- 名無しさん (2024-09-03 13:19:06)
- こいつとスターマンの本来の所属はスペースルーラーズだったのかもしれないな -- 名無しさん (2024-09-03 18:45:50)
- ワールド3とパワーファイターズの項目を追記修正した者ですが、クイックマンの記事といい、ひょっとしたら初稿作成者ってワールドシリーズとアーケード版シリーズに思入れが無かったりする? -- 名無しさん (2024-09-03 22:24:36)
最終更新:2025年01月07日 05:06