シノビマシン/カラクリ巨人

登録日:2016/03/03 Thu 08:30:05
更新日:2024/04/18 Thu 21:21:49
所要時間:約 15 分で読めます






おぼろさん、シノビマシンを!

ほな行くで! シノビマシン、発進!


この項目では、『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する巨大メカおよびロボについて説明する。




【概要】

『風神エネルギー』を動力源とするハリケンジャー=疾風流(はやてりゅう)の機体が存在する他、
ライバルである迅雷流(いかずちりゅう)の忍者、霞一甲と一鍬の父・一鬼が制作したとされる『雷神エネルギー』を動力源とする機体も存在している。
恐竜戦隊ジュウレンジャー』以降、ロボを構成する動物型のメカは生命体という設定がお約束だったが、シノビマシンは動物型の純然たる機械に過ぎない*1


ハリケンジャー側のシノビマシンは最新鋭の技術を盛り込んだカラクリ式の構造になっており、
構造材には超軽量・超硬質の特殊セラミックを使用。
装甲はハリケンファイバー・特殊セラミック・チタン合金の積層型と、かなりハイスペックなものになっている。
なお、普段は民間の施設や乗り物にカモフラージュされている。発進時施設を利用している人たちはどうなるんだろうか……

ゴウライジャー側の物は迅雷流の本拠地・滅びの谷に封印されていたもので、雷神エネルギー誘導装置を得て復活した。
能力を特化させているため、地上戦では疾風流シノビマシンを凌ぐ戦闘力を発揮する。
コックピットにはターゲットスコープが搭載されており、搭乗時は目線の位置に引き出して操縦する。

両者に共通する最大の特徴は特殊武器の召喚端末であるシノビメダルの運用システム。
コクピット内の装置にシノビメダルを装填することで起動し、メダルに入力されたデータと搭載された元素固定装置によって超兵器「カラクリボール」として実体化させる。
同一規格が災いして両者間で奪い奪われになった事もあるが、本来は2つの流派が力を合わせて共に未来を拓くために備えられた機能である。

なお、生身でもシノビマシンの操縦及び戦闘は可能だが、合体時の衝撃に耐えられないため、カラクリ巨人への合体は不可能となる。
ちなみに、合体した後は操縦者が1人でも操作が可能。


【シノビマシン一覧】

疾風流

ハリケンジャーのメンバー構成にも言える事だが、それぞれの地形に特化し、
なおかつモチーフに猛禽ライオンイルカが使われている点は『超獣戦隊ライブマン』のオマージュにも受け取れる。

◆ハリケンホーク

全長:15m 
翼長:22m
重量:120t
最高速度:マッハ8

ハリケンレッド/椎名鷹介が搭乗する鷹型メカ。普段は旅客機に化けている。
翼から烈火弾を放つ。また、特殊可燃ガスを噴射して敵を炎の渦で締め上げる「カラクリ忍法・火炎鷹」を持つ。
旋風神の頭に変形する為か、ハリケンジャー側のメカの中では一番小さい。
パーツ比率的には『科学戦隊ダイナマン』のダイナマッハに並ぶか。

◆ハリケンドルフィン

全長:32m
重量:550t
最高航行速度:200km/h

ハリケンブルー/野乃七海が搭乗するイルカ型メカ。普段は豪華客船に化けている。
モチーフがモチーフだけに水中戦を得意としているが、地上を移動したり、空を飛ぶ事も可能。
津波のホログラムと共に敵を攻撃する「カラクリ忍法・大津波」で敵を押し流す。
また接近戦もこなせるようになっており、体当たりのドルフィンアタックや、噛み付き攻撃(!?)も得意。旋風神の右腕に変形する。
合体がバージョンアップしていくにつれ余剰パーツの割合が増えていく傾向があり、後述の天空旋風神や天雷旋風神の合体の際にハブられることが多い。
天空旋風神はまだ換装と割り切れるが、天雷旋風神に至ってはハリケンドルフィンそのものがハブられるため、シノビマシンが全合体しているのは後述の天空轟雷旋風神のみになる。
ただ、ハブられる=単独行動が出来る事を活かして活躍する事も。

◆ハリケンレオン

全長:45m
重量:1250t
最高速度:300km/h

ハリケンイエロー/尾藤吼太が搭乗するライオン型メカ。
普段はとある建設中の遊園地のジェットコースターのレールと観覧車に化けている。
タテガミを回転させて竜巻を起こし、敵に体当たりする「カラクリ忍法・連獅子」を用いて戦う。
変形して旋風神の左腕、ボディ、両足、鞭型武器テイルロッド……と大部分を構成する、縁の下の力持ちポジション。


疾風流のカラクリ巨人

【旋風神】


旋風神、推参!!!

全高:55m
重量:1920t
出力:1000万hp/t
テーマソング:「旋風神、推参!」

ハリケンホーク、ハリケンレオン、ハリケンドルフィンの3体のシノビマシンが合体する事で誕生するカラクリ巨人。
ライオンが入る戦隊ロボでライオンの顔が胸部に来ないデザインなのは結構異色。
シルエットとしては、『トランスフォーマー ビーストウォーズⅡ』のライオコンボイに似ている(左右は逆だが)。
搭乗者はハリケンレッド、ハリケンイエロー、ハリケンブルーの3人。
合体時の掛け声は「忍風合体」
戦隊ロボでは珍しい合体時の集合コックピットが存在しないロボである。この設計だと右手でパンチするたびにブルーが大変なことになるはずだが……。
下記のテイルロッドの他、胸部から出現するカラクリボールの中から出てくる武器を使いこなす。


【天空旋風神】

全長:55.4m
重量:2340t
出力 :1200万hp/t

旋風神が天空神を天空武装した形態。
ハリケンドルフィンが分離し、代わりに天空神を右腕に装着している。
武器は天空神が変形した右腕のバスタービーム砲。


武装
◆テイルロッド
ハリケンレオンの尻尾が変形した鞭型武器。
これをハリケンレオンもしくはハリケンドルフィンの頭部にあるリボルバーに巻きつけてから回転させる事で様々な技を繰り出す。



必殺技
◇タテガミハリケーン
左肩のライオンを回転させて強烈な突風を起こす。
劇中での使用回数は数えるぐらいしかないが、オープニング映像では毎回使われているので印象深い。

◇ドルフィントルネード
右腕のドルフィンに疾風エネルギーを込めてパンチを叩き込む。
ビームのように放つことも可能。

◇必殺奥義・ダイナマイトトルネード
天空旋風神の必殺技。
右腕のジャイロ部と左肩のタテガミ部を回転させ、風のエネルギーを収束させて放つ。


【旋風神ハリアー】


「旋風神、ハリーアップ!!」

全高:50m
重量:1000t
出力:750万hp/t

旋風神が装甲や武装を縮小・小型化する事で変形する高速戦闘モード。
60秒間しか維持できないが、素早い敵に対して効果を発揮する。
胸部も縮小・小型化しているため、カラクリボールを使用出来なくなる欠点がある。
同じニンジャ系戦隊の先輩『忍者戦隊カクレンジャー』の獣将ファイターを思わせるコンセプト。
パワーアップ形態としては異色な事に玩具では再現出来ない他、登場が第3話と非常に早く、有効活用出来ないまま制限時間を使い切ったのも第4話と早い。
細身になる事で可動域が増えているため、元の旋風神では扱いにくい巨大な武器も使用出来るようになっており、最終回では嘆きの弓と怒りの矢を使用した。

メタ的に言えば、「合体玩具」として売らなければならない都合上、どうしてもごちゃついたデザインにならざるを得ない合体ロボの着ぐるみをシンプルに変える事で、激しいアクションができるようにした姿。
ある意味、「スーパー合体」の対極のコンセプトである。

武装
◆ハリアーソード
両手に装備する小型の刃。

◆ビーム
胸のマークから撃つビーム。通常時でも撃てるかどうかは不明。

【必殺技】
◇ホイールクラッシュ
ダブルハリアーソードを円状の刃に変形させ、空中に出現したカタパルトを車輪のように転がって敵に突っ込む。

◇疾風円月剣
ダブルハリアーソードによる連続斬り。

◇ハリアー弾丸斬り
轟雷神とのタッグ戦で使用。
敵を蹴った反動で飛んだ所を轟雷神に打ち出させ、猛スピードで敵に突っ込み、すれ違いざまに敵を切り裂く。


迅雷流

甲虫を模した戦闘車両というコンセプトはプロデューサーが日笠淳氏だけあってか、『重甲ビーファイターシリーズ』のビートマシン及びネオビートマシンを連想させる。
当初はゴウライジャーは悪役(ライバル)という立場上、塗装も漆塗りのような黒を主体とした重厚かつ、ワルの香りがするものとなっている。
極めて高性能にまとまった機体ではあるが、迅雷流の本拠地が壊滅しているため疾風流の設備では満足な整備・修理が不可能という信頼性における大きなネックを抱えており、
度重なる戦闘や轟雷旋風神、天雷旋風神への合体が影響して、轟雷神そのものにダメージが蓄積されていた。
劇中では日向おぼろから中身を迅雷流由来のものから疾風流のものに全とっかえしてしまう案が出た事もあった*2

◆ゴウライビートル

カブトライジャー/霞一甲が搭乗するカブトムシ型メカ。見た目はカブトムシの体を乗せた大型戦車になっている。
角の主砲・轟雷砲と胴体に装備された2門のガトリングガン・ゴウライキャノンによる一斉射撃は小さな山を7、8秒で消滅させる程の威力を持ち、
機体上部には2門のパルスビーム砲も装備しているなど、攻撃力が高い。
主な得意技は溶岩弾の中に身を隠して敵に突撃する「カラクリ忍法・角変化」
轟雷神の上半身に変形する。

◆ゴウライスタッグ

クワガライジャー/霞一鍬が搭乗するクワガタムシ型メカ。クワガタムシの体を乗せた大型六輪車の風貌を持つ。
先端の牙・ダブルホーンカッターは自分の3倍近い重量の物を持ち上げられる他、ワイヤーで射出も可能で、
牙の先から強力な電撃「スタッグサンダー」を放つ。
ハリケンドルフィンとハリケンレオンの2機を相手にしても優位に立てる程の戦闘力と機能を備えている。
主な得意技は砂埃に紛れて敵を攻撃する「カラクリ忍法・牙隠れ」
轟雷神の下半身に変形する。


迅雷流のカラクリ巨人

【轟雷神】


「轟雷神、推参!!」

全高:56.5m
重量:1950t
出力:800万hp/t

ゴウライビートルとゴウライスタッグが合体して誕生するカラクリ巨人。
パワーはやや旋風神に劣るものの、防御力とスピードはそれを遥かに上回っている。劇中の描写ではパワーでも上回っているように見えるが。
旋風神同様カラクリボールを使用出来るため、敵対していた時は彼らの武器を略奪し、自分達のものにしていた。
合体時の掛け声は「迅雷合体」

玩具としては現時点でキッズトイとして販売された最後のDX超合金ブランドである*3

元々が疾風流と敵対している迅雷流のマシンでありながら、何故機体が真っ二つに分かれて旋風神と合体できるのかはよく突っ込まれる。
合体そのものは後述の風雷丸のサポートを受けてのことだが、この真っ二つ機能は轟雷神固有のもので、これ単体では何一つ役に立たない謎機能である。


【天空轟雷神】

全長:56.5m
重量:2920t
出力 :1000hp/t

轟神神が天空神を天空武装した形態。
天空神が轟雷神の両肩にバックパックの様な状態で合体している。
背中のプロペラで飛行する事が可能で、飛行しながらゴウライキャノンと両肩に装備されたブラストキャノン砲で相手を砲撃する。
合体位置の都合で胸部から外されるダブルホーンカッターを手持ち武器として使用している。


武装
◆ゴウライキャノン
腰に備えられたキャノン砲。

◆ダブルホーンカッター
胸部に取り付けられた武器。電撃を纏わせて使用する。


必殺技
◇究極奥義・大回転轟斬り
プラントアックスを高速回転させて敵を切り裂く。直接斬りつけるだけでなく、エネルギー刃として飛ばすこともできる。
旋風神の分身幻斬りと互角の威力を誇り、初使用時は旋風神を破壊しただけでなく、乗っていた3人をも昏睡状態にまで追い込んだ。

◇究極奥義・突貫香車突き
カブトスピアーに電撃を纏わせ、そのまま敵を貫く。

◇必殺奥義・天翔雷撃砲
天空轟雷神の必殺技。
両肩部のジャイロを大砲に見立て、両腰部のゴウライキャノンと共に強力な電撃光線を一斉掃射する。


轟雷旋風神系統

【風雷丸】


拙者、風雷丸と申す者。旋風神どの、轟雷神どの、合体でござる!

CV:宮田浩徳

全長:24m
重量:250t
出力:350万hp/t

カラクリボール07と08から出現した風雷ヘッドと風雷ナックル*4が合体して誕生したカラクリ武者。
自らの意思を持ち、会話する事も出来る。
轟雷旋風神への合体の口上や掛け声も自分で発言している。

レジェンド大戦にて他のスーパー戦隊の巨大メカ群同様、宇宙帝国ザンギャックとの戦闘で一度は大破してしまったらしいが、後に単独で戦えるように改造された上でいち早く一線に復帰。
この時は暗緑色のカラーリングが特徴の忍者型ロボットとなっており、ハリケンジャーの大いなる力として宇宙海賊達に力を貸し、
ゴーカイオーと合体する事でハリケンゴーカイオーとなった。


【轟雷旋風神】


風・雷・合・覇―――――ッ!

風吹き荒れて嵐飛び、雲引き裂いて雷走る!
風と雷一つとなりて、天下御免の三日月頭!

轟雷旋風神、推参!!

全長:73m
重量:3970t
出力:1500万hp/t
テーマソング:「WIND&THUNDER」

旋風神と轟雷神が合体し、風雷ヘッドと風雷ナックルが合体して誕生したカラクリ巨人で、いわゆるスーパー合体に該当する形態。
合体時の掛け声は「流派超越・風雷合体」
この時ハリケンドルフィンの頭部が分離され、ガトリング砲になる。
足にゴウライビートルが合体した事により、キャタピラ走行による素早い前後移動が可能。
高い防御力を誇り、旋風神と轟雷神を圧倒したチュウズーボの攻撃でもびくともしなかった。
カラクリボールが使用できなくなるのが難点だったが、後にリボルバーマンモスが武器を転送する形で使用可能になった。


【轟雷旋風神 ソード&シールド】


百獣合体!

全長:73m
重量:6940t
出力:1800万hp/t

Vシネマ『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』に登場した、特殊な合体形態。
チュウボウズ達の合体攻撃(この攻撃でガオキングガオハンターは合体解除に追い込まれている)によって破損したゴウライスタッグ&風雷ナックルの代わりに、
合体が解除されたガオキングの両腕を構成するガオシャークとガオタイガーが合体し、ガオエレファントのエレファンソード&エレファントシールドを装備している。
玩具でも再現可能な事から実現した奇跡の形態とも言える。
提案者はガオライオン。


【天空轟雷旋風神】


トドメの合体、行くぜぇ!!

全長:73m
重量:4420t
出力 2000万hp/t

同じく『ハリケンジャーVSガオレンジャー』に登場した合体カラクリ巨人。
天空忍者シュリケンジャーの号令で、右腕部にヘリコプター形態の天空神を合体させた特殊形態。
それぞれのコックピットにガオレンジャーの6人も搭乗している。

天雷旋風神と同様に3機のカラクリ巨人が合体しているため、性能も天雷旋風神とそこまで変わらないように思えるが、
トライコンドル無しな上に破損を補うような形で合体したためか、出力は天雷旋風神の半分になっている。


必殺技
◇必殺奥義・ローリングサンダーハリケーン
テイルロッドで胸部のタテガミを回し、ハリケンレオンの口と両肩の火器からビームを一斉発射する。

◇必殺究極奥義・サンダーハリケーンストライク
後述のリボルバーマンモスに乗り込んだ轟雷旋風神の必殺技。
リボルバーマンモスの鼻から無数のカラクリボールを放って敵の動きを封じた後、
リボルバーマンモスのマンモスビームと共に威力が4倍に強化されたローリングサンダーハリケーンを放つ。

◇必殺奥義・風雷百獣斬り
轟雷旋風神ソード&シールドの必殺技。
風雷エネルギーを纏わせたエレファンソードで、チュウボウズが復活させた中忍達をまとめて叩き斬り、撃破した。

◇絶対究極奥義・ワイルドサンダーハリケーン
天空轟雷旋風神の必殺技。
風神エネルギーと雷神エネルギーに加え、パワーアニマルの力たるガオソウルが一つとなり、ハリケンレオンの口からガオライオンにも似たエネルギー波を放つ。


宇宙統一忍者流

【天空神】


天空神、推参!

全長:52m
重量:970t
出力:680万馬力

宇宙統一忍者流・天空忍者シュリケンジャーの駆るカラクリ巨人。
巨大な十字手裏剣状のローターと鳥の顔の意匠を持つ、ヘリコプター型のシノビマシンから変形する。
機動力を活かした戦いを得意とし、両足のホバークラフトによって地上戦でも身軽に動く事が出来る。
変形時の掛け声は「飛翔変形」

疾風・迅雷のいずれとも違う技術で製作されたらしいが、シノビメダル=カラクリボールの使用や
他流派の機体との合体…等、明らかな互換性を持つ謎の多いマシン。
カラクリボールは両手に抱える形で出現する。

実際のところはシュリケンジャー同様、自身がバリバリ戦うというよりもハリケンジャーやゴウライジャーをサポートする事に主眼が置かれた設計であり、
なんとスーパー戦隊のロボット戦力としては稀な事に量産が可能である。
後にシュリケンジャーとおぼろの共同開発で量産型が2機作られ、天空旋風神と天空轟雷神、天空神の3機が揃い踏みになるという非常に珍しい光景が見られた。
おぼろ曰く「設計は完璧」だったはずだが、如何せんあのドジな黒子ロボが操縦していたので、天空武装した2機が故障・暴走し、味方側がパニックになってしまった。


必殺技
◇カラクリ忍法・天空裂波
シノビマシン形態時に使用。手裏剣型プロペラで地面を切り裂いて地割れを起こす。

◇究極奥義・暴れ駒
スピンビーを高速回転させ、敵に何度もぶつける。


【リボルバーマンモス】

中盤から登場したマンモス型のシノビマシン。
ニンジャミセンで遠隔操作され、基本的にはシュリケンジャーが担当。
リボルバー内部に多数のカラクリボールを装填し、弾丸の如く射出する事が出来る。
顔の両側のビーム砲から放つマンモスビーム、前足膝のビーム砲、風速100km以上の突風を噴射する鼻の大型ノズルが主な武装。
轟雷旋風神や後述の天雷旋風神とドッキングする事も可能であり、この状態になるとカラクリ巨人の性能がアップする。

玩具版に目を向けると、馬鹿でかくて場所を取る上に高額と、かつてのマックスマグマの如くあちこちのおもちゃ屋さんで売れ残る悲劇的ネタ玩具として一時期有名となった。


銀河超越三神合体

【天雷旋風神】


銀河超越!三神合体!


、推参!!」

全長:74m
重量:4790t
馬力:4000万馬力

旋風神、轟雷神、天空神の3体がカラクリガジェット・トライコンドルの力で合体した最強にして究極のカラクリ巨人。
映画『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE』で初登場し、後にTV本編にも登場した。
鍬形を備えた大兜をかぶったような造形はニンジャというより武将のような貫録。
ほとんど動かないが凄まじいパワーを誇り、合体時や必殺技時にはなんとガオキング及び某アナゴ宜しく「ブルァアアアアアッ!!」と叫ぶ。
合体時の掛け声は「銀河超越・三神合体」
初の合体時にはあまりのパワーに各メカやトライコンドル用のシノビメダルが壊れてしまったが、後に絶縁シールドを貼る事で解消された。
ハリケンドルフィンの全部、ハリケンレオンの頭部分、ゴウライビートルの角部分は合体に使用されず、余剰パーツが多い。
????「まるで余剰パーツのバーゲンセールだな…」
なお、この時だけ専用の集合コックピットに6人が集まる。

最強ロボではあるのだが、相手がサーガインの最高傑作ガインガインやサンダールが繰り出す凶扇獣だったりと強敵揃いだったために苦戦が目立ってしまっている。
その上、シュリケンジャーと天空神が対サタラクラ戦で退場してしまったため、以後の戦闘では合体すら出来ない状態になってしまった。

ちなみに『シュシュっと THE MOVIE』のトライコンドルは、アストラム第4惑星の宇宙船
これは映画ラストで宇宙に飛び発ってしまったため、宇宙船そのものをおぼろが解析、天空神、旋風神、轟雷神にそれぞれ対応した3つのカラクリボール*5に分割して再現した。

武装
◆クロスブレード
胸部に装着された大型の手裏剣。ただし、胸部から取り外すと異様に薄っぺらくなる

必殺技
◇絶対究極奥義アルティマストーム
全エネルギーを胸部のローターに集中し、ローターを高速回転させることで強烈な真空波を放つ*6
絵的には真空波どころか台風というスケールである。
ロボットもので『竜巻』というと巻き上げて動きを封じるなどの『本命をブチ当てる前の仕込み』に当たる演出である事が多いが、
これは単純に巻き込まれた相手がバラバラに吹き飛んでしめやかに爆発四散する。ナムアミダブツ!

◇カラクリ剣技・天雷疾風斬
クロスブレードを手に持って飛び掛かり、落下の勢いで相手を一刀両断する。

◇ダブルクロスフォーメーション
胸部のクロスブレードを正面から見て十字になるように45度回転させて強力なバリアを発生させる。

◇絶対究極奥義アルティマレインボー
リボルバーマンモスとのドッキング時に使用できる技。
リボルバーマンモスの各部に装着された全カラクリボールの武装からビーム光線を一斉に放つ。

◇宇宙統一忍者流奥義アルティマストームマキシマム
ハリケンジャー、ゴウライジャー、シュリケンジャーの6人が宇宙統一流忍法を極める事で発動できる技。
アルテイマストームを上回る超強力な竜巻を相手に叩き付ける。


【その後の活躍】

Vシネマ『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー

最終決戦後におぼろが回収・修理していたが、修理完了していた旋風神と轟雷神をウェンディーヌフラビージョに奪われて街の破壊に利用されてしまう。
この非常事態を受けて現れたアバレンオーマックスリュウオーと交戦の末、必殺技の撃ち合いで両機ともに機能停止した。
その後はおぼろの手で応急処置が施され、轟雷旋風神となってキラーオーと交戦。
「必殺奥義ローリングサンダーハリケーン」でダメージを与えはしたものの、キラーオーの機動性に対処し切れず翻弄された挙句、「爆竜必殺デススティンガー」を食らって大破してしまった。

他方、サンダールとの戦いで大破したリボルバーマンモスもシュリケンジャーと共に現れ、邪忍イーガにカラクリボールを放つ姿を見せている。


映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦

人々の想いを受ける形で旋風神が歴代の1号ロボと共に出現。
忍者繋がりでカクレンジャーの無敵将軍、和風戦隊繋がりで侍戦隊シンケンジャーシンケンオーと共闘し、血祭のブレドランを打倒した。
スーツが廃棄処分されて現存しないため、当時の映像と『スーパー戦隊バトル ダイスオー』用のCGを使用した。


映画『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』

ワイルドドウサイシュリケンキングが「ジュウオウニンニン・スーパー戦隊バースト」を放つ際、リボルバー天雷旋風神がイメージ上の存在として姿を見せている。リ




ほな行くで! 追記・修正、発進!



この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 忍風戦隊ハリケンジャー
  • 電光石火ゴウライジャー
  • 天空忍者シュリケンジャー
  • 戦隊メカ
  • 戦隊ロボ
  • ドルフィンはいらない子
  • 一号ロボ
  • 二号ロボ
  • 三号ロボ
  • 忍者ロボ
  • カラクリボール
  • 獅子
  • 海豚
  • カブトムシ
  • クワガタムシ
  • ヘリ
  • マンモス
  • 大いなる力
  • 風雷丸
  • カラクリ
  • シノビマシン
  • カラクリ巨人
  • 旋風神
  • 轟雷神
  • 轟雷旋風神
  • 天空神
  • 天雷旋風神
  • リボルバーマンモス
  • 余剰パーツのバーゲンセール
  • 余剰パーツに定評がある
  • スーパー合体
  • ガトリング砲
  • スーパー戦隊シリーズ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月18日 21:21

*1 恐らくは前作『百獣戦隊ガオレンジャー』に登場したパワーアニマルとの差別化を図ったものと思われる。

*2 これに対し流派のプライドの手前、霞兄弟は当然難色を示したが、一鍬は取り付く島もなく猛反対したのに対し、一甲は現実に目を向けた上では止む無しという判断を下している。

*3 その後も超合金ブランドで戦隊ロボがリリースされる事もあるが、安全性を考慮してか、いずれも対象年齢15歳以上の大きなお友達向けに販売されている。

*4 メダルの印はそれぞれ(兜)(拳)。

*5 印は(角)(冠)(爪)。

*6 この際に天雷旋風神自身も強風で後退しないよう、腰のブースターと足のキャタピラで踏ん張っている。