えんぴつしんちゃん

登録日:2025/02/13 Thu 18:16:15
更新日:2025/04/03 Thu 16:14:45
所要時間:約 4 分で読めるゾ




  • もしかして→春日部の主婦が選ぶ子供に見せたくないアニメ第1位*1



もしも、しんのすけが小学生になったら?



えんぴつ(エンピツ表記も)しんちゃんとは、漫画・アニメ『クレヨンしんちゃん』の番外編。


【概要】

時系列は本編から2年後、しんのすけ達が小学校に進級しているという設定。
基本的にコミカルな描写は本編とそこまで変わりないが、小学生になったという事もあり、学校内での話が多くなっている。

また、本作には登場しなくなったキャラもいるが、そのキャラの特徴や個性を新キャラ達が担っている。

一部の回はアニメ化されており、最近だと2021年に新作が放送されている*2

【主な登場人物】

太字はえんぴつしんちゃんにて初登場したキャラ。

嵐を呼ぶ小学生。アクション(ふたば)小学校の1年1組に通う7歳児。マサオくん、ボーちゃんとは小学校でも同じクラスで、よく3人でつるんでいる。
初日から寝坊した末に遅刻、ランドセルに勉強道具と間違えておもちゃを入れて登校、数を数える時に指だけでなくぞうさんまで使うと、本作でも相変わらずのおバカさ・マイペースさを保っている。

加えて成績もあまり良くないようで、居残り勉強や家に注意が行くのは日常茶飯事。
とはいえ、完全に劣等生というわけでもなく、体育の授業では跳び箱の模範演技を一発で成功させるなど、運動神経と身体能力は非常にずば抜けている。

そんな事もあってか、本作でも彼に好意を寄せているキャラがいたりする。

同級生には「しんちゃん」「しんのすけ」と呼ばれることが多いが、このシリーズでは小学生という事もあってか、教師やマサオくんとボーちゃんを除いたクラスメイトからは「野原(鯛造)」、「野原くん(姫宮先生、ちほ、久喜)」と名字で呼ばれている。


嵐を呼ぶ乳児。2歳。
歳月の流れから本作では歩行と会話が可能になっている。成長もあって、みさえは彼女に対して本編よりも少し厳しくなっている。
みさえのことは「ママ」、しんのすけのことは「お兄ちゃん」と呼んでいる。しんのすけからはしょうもない事ばかり教えられている。

喋れる事によってコミカルさは増しており、ゴミ出しに向かうみさえに対して言った「ふりんちちゃだめよー!」は名言(迷言?)である*3


嵐を呼ぶ主婦。31歳。
相変わらずしんのすけには振り回されており、しかも成長したひまわりにも手を焼くようになり、ますます気苦労が絶えなくなってしまう。
上記のひまわりの発言には思わずゴミ袋を持ったままズッコケてしまった。


嵐を呼ぶ37歳サラリーマンとわたあめ犬だが、現時点では本作には未登場。
ひろしはアニメ版ではちょこっとだけ出てきた。


  • 佐藤マサオ
しんのすけと同じクラス同士。
「裏切りオニギリ」と揶揄される姑息さやキャラ崩壊を発揮する事は現状ない。また幼稚園ではいじめられっ子だったが、小学校ではそのような描写はない。


  • ボーちゃん
彼もしんのすけと同じクラス。
幼稚園時代ほどの存在感はない。


  • 桜田ネネ
しんのすけ達とは同じ学校に通っているものの、本作では1年3組でしんのすけ達とはクラスが違うため、かなり空気。
原作では1シーンのみ*4、アニメ版に至っては未登場。


  • 風間トオル
かすかべ防衛隊では彼のみ別の私立小学校に通っているため、原作では未登場だがアニメ版では私立小学校の制服姿で登場しており、相変わらずしんのすけに振り回されている。


  • 久喜
CV:若菜よう子
本作初登場のしんのすけのクラスメートの女子。
クラス内では常識人でしんのすけのボケに呆れたりツッコんだり事が多いが、一方で気の強い部分もあり、男子に対しても鉄拳制裁を辞さないという、ちょうど風間くんとネネちゃんを折衷したようなポジションといえる。
ウサギが好きだったネネちゃんと異なり、カエルが好きなようでクラスで捕まえたカエルが解剖されそうになった際は逃がしてあげるなど優しい一面も。

新レギュラー3人の中では唯一、アニメ版にも登場している。


  • ちほ
本作初登場のしんのすけのクラスメートの女子。
内気な性格で、しんのすけの事は野原くんと呼んでいる。
後述の鯛造にいじめられていたところをしんのすけに(偶然)助けられた事で彼に好意を寄せるようになるという、経緯こそ違うが本作のあいちゃんポジション。
しんのすけのボケに対するノリも非常に良く、タモリに扮したしんのすけを見て即座に並木アナに成りきっている。

アニメ版には残念ながら未登場。


  • 意地目(いじめ)鯛造(たいぞう)
本作初登場のしんのすけのクラスメートの男子。
その名の通りのいじめっ子で前述のちほのいじめの一件からしんのすけの事をライバル視するようになるという、本作のチーターポジション。常に取り巻きの男子2人がいる。
何気にしんのすけのペースに振り回されてツッコミ役になったり、素直になれない性格が災いして何かと割を食ったり貧乏くじを引かされる事も多く、いじめっ子の癖してどこか憎めない奴でもある。
実はちほのことが好きで、彼女をいじめるのは所謂「好きだからついついいじめてしまう(キュートアグレッション)」の類。しんのすけとちほが仲良くしていると、思わずヤキモチを焼いてしまう姿を見せる事も多い。
久喜からはちほが好きなことを見抜かれており、その事をからかわれて思わず「ブス」と言ってしまい、ぶん殴られた事も。
5年生の兄・鯛太郎(たいだろう)がおり、同じくガキ大将気質である。

アニメ版には未登場。


  • 姫宮先生
CV:鷹森淑乃
しんのすけのクラスの担任を務める女教師。蛇が大の苦手。
一見すると、問題行動が多いしんのすけに手を焼かされる苦労人にも見えるが、自身がライバル視する南桜井先生を美人の先生と褒めただけでしんのすけに跳び箱の模範演技を押しつけたりと彼女も彼女で教師として少し問題があったりする。
年齢は31歳ながら男運は皆無で、最初は飽彦という恋人がいたが早々にフラれてしまい、独身愚痴日記なるものを書いているという、本作のまつざか先生ポジションでもある。


  • 南桜井先生
CV:川上とも子
1年2組の担任の女教師。学校一の美人教師との呼び声も高く、しんのすけからも気に入られている。この事から姫宮からライバル視されている。


  • 酢乙女あい、河村やすお、てるのぶ
現時点では本作には未登場。
原作のネネちゃんのように言及されていないだけで別のクラスの可能性もあるが。


  • 鳩ヶ谷
CV:川上とも子西村ちなみ
6年生の女子で、地区別集団登校B町13地区班長。おさげに眼鏡と風貌に違わず、みさえもたじろぐほど生真面目な性格で常に礼儀正しい。彼女が担当していた地区は元々は10年連続で1人も遅刻者を出していなかったが、しんのすけが加わったことで10日連続、さらに30日連続で遅刻になってしまう。10日連続のときは、それまでの「です・ます」口調が崩れ、「ケツから手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたろか!」としんのすけを怒鳴りつけている(当のしんのすけはヘラヘラとしていた)。ある意味、本作の吉永先生ポジションといえるのかもしれない。
さらにその事でクラスメイトのいじめっ子から「ブサイクバト」といじめられていたが、しんのすけに助けられた。
アニメ版ではミッチー&ヨシリンの苗字と重複する為か「持田」という名前になっている。


  • 意地目(いじめ)鯛太郎(たいだろう)
5年生で、意地目鯛造の兄。大柄な体格で弟以上にいじめっ子気質なガキ大将で、周囲からは「意地目ブラザーズ」と恐れられている。常に人相の悪い取り巻き2人を引き連れている。またしんのすけが作った奇妙な会に入ろうとしたりと、妙にズレた面もある。
弟のことは可愛がっているようだが、理由も無しに殴ろうとしたり、「こいつ」呼ばわりされた際は思わず殴っている。
鯛造を泣かされたことで激怒し、しんのすけに決闘を挑んだが、ふとしたことから逆にしんのすけと仲良しになってしまう。


  • ひとし
幼稚園ではばら組に所属しており、河村やてるのぶと組んでマサオくんをよくいじめていたが、小学校では逆に鯛太郎にいじめられていた。


【余談】

番外編となった本作の名前についてだが、
  • 幼稚園→クレヨンしんちゃん
  • 小学校→えんぴつしんちゃん
……というように進化しているため、新たな番外編としてしんのすけ達が中学生になった『シャーペンしんちゃん』や高校生になった『ボールペンしんちゃん』という名前のものも、いつかは出るのでは?と言われていたりする。


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最終更新:2025年04月03日 16:14

*1 という『クレしん』の置かれた状況を逆手に取った劇中劇がアニメ版および原作初期に出てきたことがある。DVD「TV版傑作選2年目シリーズ」第11巻収録『テレビの口まねだゾ』をみれば~。

*2 ただし、一部の登場人物が登場せず、バンドのメンバーも異なっている。

*3 みさえはしんのすけが教えたと推察している。

*4 音楽会で自作の歌(かなり微妙)を披露しただけ