登録日:2025/04/19 Sat 21:09:20
更新日:2025/04/22 Tue 23:15:33
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ガイバラ「イッカァァァ――――――――――――――――ン!!!
風来のシレンシリーズにおける壺とは、アイテムを入れることのできるアイテムである。
目次
【概要】
『
トルネコの大冒険』の次作である『風来のシレン』より導入された、新たなアイテム群。
壺の中には複数のアイテムを入れることができ、実質的に
本来のアイテム所持制限を超えた数のアイテムを持てる。
少しでも不思議のダンジョンシリーズ…というか
ローグライクゲームをかじった事のある人であれば、アイテムを沢山持っていることがどれだけ強いかは説明不要だろう。
中に入れたアイテムが全く別のアイテムに変化したり、中のアイテムに何かしらの影響を与えたりといったクセの強い壺も存在する。
ヘタに大事なアイテムを入れたら大変なコトになるかもしれない…
またいくつかの壺は「入れる」の代わりに「押す」というコマンドがあり、これらの壺の中には大量に「背中」が入っている。初見だとビビる
入れ物としての壺ではなく、経穴という意味でのツボというわけ。
シレン5からは
「〇〇香の壺」という、中のアイテムが燃料になって消える代わりにフロア全体に影響を与えるアイテムが登場したが、
シレン6からは「お香」という別カテゴリのアイテムとなった。アイコンも変わった。
しかし落としたらたまに割れる、壺に入れられない、壺専門店で売られているなど、壺と同一カテゴリだった時の名残はある。
トルネコ2以降のドラクエシリーズにも逆輸入された。
ドラクエシリーズにしか登場しない壺は少なく、有名なのは階段を降りることで壺を生成できる「黄金の壺」と少年ヤンガスの重要アイテムの「モリーの壺」か。
【基本ルール・特徴】
当然ながら壺の中に壺を入れることはできない。そんなことが出来たらアイテムを無限に持ち放題である。
ただしシリーズ初期の作品では、「壺の中に壺がある」という状況が発生することは稀にある。
アイテム欄から壺の中身を選んでも「説明」「詳細」などが表示されるだけで、使うことはできない。
杖や巻物など、使いたい時にすぐ使いたいアイテムを入れてると、いざという時に打開できなくなる恐れがある。
合成予定の装備品など、すぐに使う必要がないアイテムだけ入れるようにしておこう。
壺最大の弱点。
モンスターの特技で壺をはじかれて壁に当たると割れてしまう。
また、ワナで転んだりした際にもたまに割れる。
割れた壺は当然消滅し、中のアイテムは周辺にばらまかれる。アイテムがいっぱいいっぱいの時に割れてしまうと悲惨。
大切な壺を持っている時は、「転ばぬ先の杖」を持ったり、そういう特技を使ってくるモンスターと関わらない・封印するといった対策が必要となる。
壺に入れたアイテムは、壺を投げて壁にぶつけて割らないと取り出せない。つまり一度使った壺は再利用できない。
当然投げて拾ってを繰り返している間もターンは進むので、周囲の安全を確保してからアイテムを取り出すこと。
取り出したアイテムが地雷で吹き飛ぶ、なんてことがないように。
「吸い出しの巻物」があれば、壺を割らずにアイテムを取り出せる。
ただ、その場合もアイテムは床にばらまかれ、すぐに使える訳ではないので、やはりモンスターがいない時に使うのは必須となる。
例えばおにぎり。デロデロの罠を踏むとおにぎりは腐ってしまうが、壺の中に入れているおにぎりは腐らない。
大事なアイテムを保護するためにも、壺は重要なのだ。
ただ、逆に爆風を受けても壺の中の腐ったおにぎりは焼きおにぎりになったりもしない。
アイテムを入れることができる壺を売却した場合、売却価格は壺本体の価格と壺の中身を合算した価格になる。
つまり壺から中身を取り出すことなくまとめて売ることが出来る。
取り出し不可の壺に換金したいアイテムを詰めた場合には、(壺も手放して良い場合)わざわざ壺を割って取り出さなくても壺ごと売れば良い。
ただし、買い戻す場合にももちろん中身と壺本体の合計を支払わなければならないので売却は計画的に。
正確には中身のアイテムそれぞれにも値札がついており、壺の値段はその合計を示している状態なので、何らかの方法で中身を取り出せば壺の価格はそれだけ減る。
ついでに店内で商品の壺を壊した場合はもちろん破壊した壺の代金を請求される。
【種類】
◆入れる壺
登場作品:皆勤賞
中のアイテムは使えないと言ったな?壺を割らないと取り出せないと言ったな?あれは嘘だ。
保存の壺は他の壺と違い、入れたアイテムをいつでも取り出すことができ、中のアイテムをいつでも使うことができる。本当の意味で、シレンのアイテム所持制限が増えると言える。壺増大の巻物を使いたい壺の一つ。
「シレンシリーズでの最強のアイテムは何か?」という議論になった時、間違いなく名前があがるアイテムの一つ。どれだけ強いアイテムにも付いて回る「アイテム欄を圧迫する」という弱点すら、コイツは自身の能力で黒字にするのだから...
ただし完全無欠というわけではなく、保存の壺ばっかりで埋めていると、アイテムを使う際いちいち壺を選ぶ必要があって煩わしい。ここは個人の裁量の問題ではあるが...
シレン4までは中身を見るのに「のぞく」を選ぶ必要があったが、シレン5からはカーソルを合わせるだけで中身が見えるようになったため、上記の弱点も緩和されている。
また、当然ながら保存の壺を沢山持っていると、アイテム欄は圧迫される。床落ちのアイテムを拾いづらくなり、無駄にターンを消費してしまうこともあるだろう。
保存の壺だけに限った話ではないが、アイテム欄を壺で埋めすぎるのも考え物。5以前では復活草が壺に入っていたら効果がなく、装備品を変えながら戦うスタイルにも不向き。
とはいえ、それらの弱点すら霞んで見えるほどの強みを持つ。
よっぽど保存の壺を大量に拾ってない限り、何としてでも持っていこう。
シレン2では一時的に、
シレン3からは冒険以外でも継続して、識別済みの保存の壺には名前を付けることができるようになった。
分別しやすくなったが、
大事なアイテムを一つの保存の壺に集中して入れていると、その壺がモンスターの特技に狙われた時の被害が甚大になる。
白紙の巻物でいっぱいの保存の壺が、マルジロウやセルアーマーに割られるくらいならまだしも(こちらも尋常ではない被害だが)、
にぎり変化によって一つの大きいおにぎりにでもされたら...
一つ一つの保存の壺の重要度が同じくらいになるよう、大事なアイテムは分散させて入れること。
面倒かもしれないが、その横着で失われる命は多い。
集めれば集めるほどアイテム数がインフレを起こし、攻略は楽になる代わりアイテム整理が大変になるというジレンマを抱えたアイテム。
シレンの中盤層以降の死因が、凡ミスや油断からの即死…いわゆる「抱え落ち」が増えるのも、この壺のせいでアイテムを持ちすぎて何を持ってるか忘れる&油断するのが大きな理由の一つだろう。
登場作品:DS1、3、4、5、6、GB2
入れたアイテムに特に効果はない。以上。
資源に乏しい高難易度ダンジョンではこの壺にお世話になることも多い。所持制限を超えてアイテムを持ち歩けるというだけで価値がある。
そういう意味では、壺というジャンルそのものの強さを教えてくれるアイテムかもしれない。
すぐに使う必要のない合成素材や売り払う用の不用品、シレン5以降なら壺の中でも効果を発揮する復活の草などを入れておくといいだろう。
下記の「割れない壺」と見分けがつきづらい。アイツのせいで、漢識別のために投げ割られることが多いかわいそうな子。
初代ではこの壺の代わりに、能力がなく値段がお高い「アホくさい壺」「ガイバラの壺」もあり、DS1だとただの壺も紛れてきてバニラ壺の種類が妙に豊富。ちなみにDS2ではGB2に存在していた「普通の壺」がリストラされ、値段以外同性能の「高価な壺」が何故か追加された。
ちなみにこの2種類は山頂の町のイベント用のアイテムを流用して登場させている。
登場作品:皆勤賞
識別の巻物のお得な回数券。これ1個で複数のアイテムを識別できる。
漢識別しても分からなかった腕輪や、ヤバい代物がまだ識別できていない段階での草などを入れるといいだろう。
ただし壺に壺は入れられないので、壺の識別ができない点には注意。できれば識別の巻物は、壺の識別に回したい。
トルネコシリーズでは「インパスの壺」というドラクエに合わせた名前となっている。特に3では呪いや祝福も識別するためかなり重要。
登場作品:皆勤賞
中に入れたアイテムが別のアイテムに変化する。
矢や石を1本ずつ入れて別のアイテムにする、いわゆる「変化ガチャ」は多くの風来人に愛されている。
作品と挑戦するダンジョンにもよるが、運が良ければ剛剣マンジカブラとかが手に入るかも?
初期の作品では、入れたアイテムが壺に変化することもあった。変化の壺で変化の壺を錬成できれば、もう1回ガチャれるドン!
変化ガチャは、変化テーブルに問題が無く資源が許すならできるだけ早く実行した方が良い。保存の壺のような即効性はないが、アイテムが増えれば選択肢も大きく増える。
言うまでもないが、間違えてもメイン装備をぶち込まないように。
ゲイズ対策ができないならそのフロアに差し掛かった直後で割り、事故を未然に防ぐべし。
当然ながら特殊な入手条件のアイテムや一点ものなどは出てこない。
しかし、シレン2ではある条件を満たしたときにだけ変化の壺から最強装備のラセン風魔の盾が手に入る。
シレン6では、「入れたアイテムは同ジャンルのアイテムに変化することはない」という性質が追加された。
例えば弟切草を入れた場合、そのアイテムは草以外の何かに変化する。
ピンポイントで欲しいアイテムがあれば、それ以外のジャンルのアイテムを入れよう。
この性質を利用して、シレン6の「杖と巻物の領域」では変化の壺から白紙の巻物が非常に出やすくなっており、沢山白紙の巻物を作ってから脱出の巻物を使うという白紙稼ぎが行われている。
通常攻略(20F)の範囲でのみ有効な措置なので、それまでに行うのがセオリー。
読み方は「へんげのつぼ」だが、シレン5のみ何故か「へんかのつぼ」になっている。まがいもの道具の「変花の壺」に合わせるためだろうか?
なお、トルネコでは中に入れたものの名前だけが変化する「うそつきの壺」も登場している(実は覗くたびに名前が変わっているので2回以上確認すればすぐにわかる)。
登場作品:アスカ、3、4、5、6
入れたアイテムが、売値相応のギタン袋に変化する。
何ともクセが強いが、緊急の金食い虫装備の燃料にする、未識別のアイテムの売価を確認して正体を絞り込む、保存の壺に入れてギタン砲にするなど、思ったよりは汎用性が高い。
特にボスがいるダンジョンでは、事前にレアアイテムを入れて高額ギタン砲を作っておくことで、ボスの瞬殺が狙える。
逆にボスのいないダンジョンだとちょっと微妙。店のものは盗めばいいだけだし
当然ながらメイン装備は絶対に入れてはいけない。
シレン6では、ギタン砲のダメージが金額の10分の1から5分の1に強化された上に直接手持ち欄に入れれることで少し地位を上げた。
登場作品:皆勤賞
シレンの醍醐味の一つである
装備品の合成を可能にする壺。
武器・盾・杖を同ジャンルで入れると、武器と盾なら修正値・強化値と印(特殊能力)が、杖なら使用回数が合成される。
もっと不思議枠のダンジョンでは、武器と盾の合成を繰り返して、モンスター達のパワーインフレに付いていきつつ、厄介な特技を対策するのが基本となる。
また武器・盾は合成することで、最初に入れたそれらをベースに印も引き継がれる。初代シレンでは無制限に特殊能力を付与させることができたが、シレン2以降は特殊能力は「印」となり、武器・盾ごとに印の上限が設定された。
合成は
マゼルンでも出来るが、あちらがモンスターである以上何かしらの事故の危険があるのに対し、こちらは安全に合成できる点がメリット。当然異種合成はできない。
見つけたらどんどん合成していきたい所だが、この壺には一つ欠点があり、合成が成功すると
壺の容量が減ってしまうのだ。
例として容量3の合成の壺に、カタナ+1と成仏のカマ+2を入れると、
[空、空、空]
→[カタナ+1、成仏のカマ+2、空](合成開始!)
→[カタナ+3(仏)、空](合成完了!)
と、容量が2に減ってしまう。
ここでもう一度何か別の武器を入れて合成すると、容量は1となり合成が不可能に。
そのため吸い出しの巻物とは、かなり相性が悪い。
壺増大の巻物を読めば再び合成できるものの、壺増大の巻物と吸い出しの巻物と合成の壺が同時に揃う場面は中々ない。また保存の壺・背中の壺など、他に読みたい壺が多すぎる。
合成の壺が出にくい環境でもない限りは、合成が終わったら割って取り出すのが賢明だろう。
杖の合成はぶっちゃけ微妙。むしろ残り回数0の杖を投げ当てても杖の効果が発生するので、むやみな合成は実質的な使用回数の減少に繋がる。
持ち込み可能ダンジョンに挑む時は、事前に同じ杖を合成しまくって何度も使用できるようにしておくと良いだろう。逆に持ち込み不可ダンジョンでは、合成の壺を杖に回す余裕はほぼない。
ただし、使用回数が確定済みの杖をベースにして同じ杖を集約することで、緊急時の信頼性を上げることはできる。呪われたものを突っ込まないよう注意。
また、合成の壺を投げる時は絶対にシレンの状態を確認すること。
もし合成の壺を遠投してしまったら、あなたの持っているコントローラーも遠投されることになる。
遠投事故自体はこの壺に限った話ではないが、メイン装備を入れる機会の多いこの壺で遠投事故が発生すればほぼ詰みである。
地雷・落とし穴・道具魔物化の罠・遠投の罠などのワナにも注意。
このミスはあるあるを通り越してもはやシリーズの伝統のようなものになっており、ゲーム実績のひとつにまで数えられている。
初代ではガイバラの作った壺の一つであり、イベントを見てから出ないと登場しない。時系列が過去の2では普通に登場するが。
シレン6では、『合成展開の壺』というイベントアイテムが登場し、このイベントをクリアする(壺の封印を解く)ことで、各ダンジョンに合成の壺が出現するようになる。
この壺も、ガイバラ作なのであろうか?
登場作品:3、4、5、6
中に入れたアイテムが呪われていた・道具封印されていた場合、その呪い・封印を解いてくれる。
復活の草など、レアだけど呪われていては使えないアイテムを入れよう。装備の呪いも解けるが、壺に入れるという操作が必要なので、既に装備してしまった呪い装備品はおはらいできない。
武器・盾・腕輪を装備する前に通しておくことで、安全に装備が可能。
6以外では、中に入れたアイテムが「完全に未識別」または「未識別状態の武器・盾(修正値・呪いの有無が分からない状態)」だと反応がない一方、
「名前は判明しているが呪われているかは分からない」アイテムを入れると反応する(名前が白くなる)という特殊な性能であり、漢識別は少しムズい。
6では完全に未識別であっても呪い・祝福の有無の不明を示す?マークが外れるようになったほか、祝福されているならそれもわかるようになった。
登場作品:3、4、5、6、GB2(DS2)
おはらいの壺とは逆に、中に入れたアイテムが呪われてしまう。「呪いよけの腕輪」を装備しておけば呪われないので、ただの壺として使用可能。
基本的にデメリットしかない。更にシリーズによっては壺の漢識別の時に入れがちな「矢・石」は入れても効果がなく、無理やり漢識別しようとすると何かしらの被害を被ってしまう。
登場作品:アスカ、3、4、5、GB2(DS2)
中に入れたアイテムが祝福される。祝福されるとより強力な効果を発揮できる・もう一回アイテムが使えるようになり、呪われている場合は解呪されるため、非常に有用。
巻物は2回使えるようになるので、吸い出しの巻物を入れれば疑似的な無限増殖が...!
と思いきや、吸い出しの巻物は例外で祝福効果が「吸い出したアイテムが祝福される(1回で消える)」というものであり、強いは強いが自重はしてる性能なのであった。
なお、吸い出しの巻物の祝福時仕様はシリーズ毎に変遷があり、初登場の
GB2では吸い出しの巻物自体存在せず、次作の
アスカの場合は「投げて割る」というプロセスが必要といった形であり、いずれにせよ祝福の壺を利用した無限祝福が使えた時期は存在しない(後述の通り他の手段では可能だったりするが)。
シレン6は祝福効果が一律で「再利用可能」になったが、祝福の壺がリストラされてしまったので無限祝福は不可能。
登場作品:皆勤賞
中に入れたアイテムが、フロアを降りるごとに強化される。
武器や盾であれば修正値が+1ずつ、ギタンや矢・石、杖であれば金額や個数、使用回数が増えていく。
複数の合成素材の装備品を入れて、一気に合成し修正値を稼ぐのは強力なテクニック。
ただしシレン3からは中身の修正値・金額・個数・使用回数が限界値に達すると勝手に割れるように弱体化され、シレン5からは強化される度に一定確率で割れるという強烈な弱点が追加。
せっかくの強化の壺が、1回降りただけで割れるのはかなり悲しい。
割れた直後に隣接していた水場に中身が落ちるという予測不能な悲劇もついてきている。
大抵の作品では下記の弱化の壺と値段が被っているため、高い金払って弱化を掴まされる...なんてことがないように。
登場作品:皆勤賞
強化の壺とは逆に、中に入れたアイテムがフロアを降りるごとに弱くなっていく。
武器や盾であれば修正値が-3ずつ、ギタンや矢・石、杖であれば金額や個数、使用回数が減っていく。
地味に及ぼす影響が強化の壺より大きいのが腹立つ。
こちらも謎に弱体化(?)を食らっており、近年は弱化した際たまに割れ、修正値・金額・個数・使用回数が下限に達すればその時点で割れる。
デメリットしかないので、識別が完了したらすぐ投げ割ってもいい...と言いたいところだが、大体の作品で高級品の強化の壺と同じ値段で売れるので、お金がカツカツなら店まで持ち歩くのも悪くない。
また強化・弱化の壺が自然に割れるのは「中のアイテムが強化・弱化された時」なので、腕輪や草や巻物など強化・弱化されないアイテムだけを入れれば、物入れとして運用が可能。
強化の壺を物入れは流石にアレだが、弱化の壺にもお世話になる時が来るかもしれない。
登場作品:初代、アスカ、3、4、5、6、GB
中に入れたアイテムが消滅する。底抜けなのに床に落ちず消滅するのは何故なのだろう...
消滅するとは言うが、アイテムを入れた分だけしっかり容量は減る。虚無とでも合成されてるのだろうか?
しかしこの壺の真価はそこではない。投げ割るとそこに落とし穴が配置されるのだ。ピンチの時に下のフロアに緊急脱出したり、店内に落とし穴を配置して安全に泥棒したり、汎用性は意外と高い。
店さえあれば、この壺1つでお店の全アイテム・数万ギタンが手に入ると考えれば、この壺の強みが分かるだろう。
シリーズが進むと容量と同じ数だけ落とし穴が配置されるように。投げ割った所に3~5個もの落とし穴が一気に出現する様は、どこかシュール。
ちなみに吸い出しの巻物を使うとシレンの足元に落とし穴が設置される。
落とし穴は「罠師の腕輪」と併用して持ち運びでき、その環境では優秀な打開手段となる。
ただしお店のセキュリティも絨毯の上に罠は置けないよう強化されているので、実戦では店主対策アイテムやつるはしなどの併用も必要。
下記の「倉庫の壺」と極めて見分けがつきづらい。底抜けと倉庫の2択に絞るのは簡単だが、そこからは識別の巻物を使うか実際に投げ割るかしなければ分からない。
どっちかを確実に識別できるまでは、ヘタにこの壺を前提とした泥棒を狙わないこと。
登場作品:初代、アスカ、3、4、6、GB
中に入れたアイテムが倉庫・蔵に送られる。
強力なアイテムの持ち帰りを狙っている時や、手塩にかけて育てた装備品をロストする危険がある時には助かるが、純粋にダンジョンの踏破を目指す場合はただの邪魔なアイテムとなる。
上記の底抜けの壺と違い、割っても何も起こらないため汎用性も劣る。
一部の特殊な状況下では使用できず、アイテムを入れてもその場に落ちるだけ。こっちの方がよっぽど「底抜け」してる気がする。
登場作品:2、アスカ、3、4、5、6
アイテムを入れようとすると右手が壺に嵌り、手封じ状態にされてしまう。
手封じ状態になると右手が使えない為、装備中の武器が外れて壺の底で殴るしかできない。
固い壺で殴っているのに、素手と同じダメージってどういうことだよ
さらに、手が使えないためアイテムの使用が大きく制限される。
素手でも左手ではおにぎりすら食べられないシレンェ…。
敵に囲まれた状態に手封じ状態になればほぼ死。
雑な壺の漢識別を咎めてくる、ダンジョンの番犬である。
壺に限ったことではないが、漢識別はできるだけ階段の近くでやろう。
壺で敵を殴ったり何度か殴られたりすると、低確率で壺が割れて手封じ状態が解けることがある。
以前は壁ドンでも割れたが、最近は無理になった。
初期は中にアイテムを入れようとしても床に落ちてしまう仕様だったが、最近はアイテムは入れられることが多い。
そのため装備外しのワナなど手封じ状態を解除できる手段や、呪われた武器を装備してこの壺を嵌められない状況があれば、強引に物入れとして運用することが可能。
しかし他の壺があれば絶対そっちの方がいい。
初期の作品はモンスターに投げるとしばらく壺の中に閉じ込めるという効果もあったが、近年はその能力もなくなったためただのゴミ壺、というかワナ壺になっている。
登場作品:初代、3、4、5、6
投げても割ることの出来ない壺。つまり、吸い出しの巻物を使わない限り中のアイテムを取り出せない。
大切なアイテムをこの中に入れてしまったら大変。さらにアイテムを入れた時点では何も起こらないので、漢識別が壺の中で最難関クラスなのも厄介。
敵にぶつけても、通常のアイテムと同じくちょっとダメージを与えるだけで、中身も消滅してしまう。
初代では、この壺を投げて割ろうとすると跳ね回ってどこかに飛んでいく...つまり中のアイテムごと消滅するという凄まじいマイナス効果も持つ。
壁に投げた時に、シレンをバカにしたようにポヨンポヨン跳ねる様は殺意を湧かせる
シレン3以降はその場に落ちるだけで、消滅はしないようになった。
長らくただの壺よりも使い勝手に劣るハズレアイテムだったが、復活の草が壺の中でも発動するようになったシレン5以降は、一応復活の草入れとしての地位を獲得した。
はじかれて敵に当たると、中の復活の草ごと消滅するというリスクはあるが、転んだり壁に当たっても割れない上、しっかり効果は発揮できるのでお得かつ安全。
保存の壺でも書いたように集約することのリスクはあるが、モンスターテーブルを見切って立ちまわればその欠点をごまかせる。
シレン6では、罠壊し(無限)印を持つ武器でこのアイテムを殴ると割れるようになった。助かるっちゃ助かるが名前詐欺である。
登場作品:初代、アスカ、3、4、5、6、GB
アイテムを入れることはできないが、中にシレンが入り一定ターンの間敵に見つからなくなる。「入れる」というより「入れる」壺。
アイテム欄は圧迫するものの、緊急避難に便利。モンスターは普通に移動するが、パコレプキン種など常時シレンを認識するモンスターの挙動は、作品によって異なる。
またモンスターに直接投げ当てることで、モンスターもやりすごし状態にすることが可能。攻撃するまで一切行動しなくなる、いわばかなしばり状態のようなものである。
遠投した場合は当たったモンスター全員がやりすごし状態になる。壺は一つしかないのに、どういう原理なんだろうか...
「入れる」を押すだけでシレンが中に入るので、漢識別の難易度は最も低い。性質上事故も発生しにくいので、未識別の壺を見つけたらとりあえず「入れる」だけ押しておこう。
ただし、水路や空路の上で使わないように注意。水没・落下して即死する。
なお、一定時間が経過した後はシレン自ら壺を割って脱出する。
壺われずの巻物を読んだやりすごしの壺に入ってはいけない。
登場作品:初代、GB
中に入れたアイテムが複製される。初代シレンの無限増殖コンボの根幹パーツとなる、バランスブレイカーの一つ。
無限増殖コンボとは...
必要なもの:吸い出しの巻物2枚(白紙で代用可能)・容量4以上の分裂の壺・増やしたいアイテム
①分裂の壺に吸い出しの巻物を1枚、増やしたいアイテムを入るだけ入れる。
②残っている吸い出しの巻物もう1枚で、分裂の壺の中身を吸い出す。
③手元には増殖したアイテムと、分裂して2枚に戻った吸い出しの巻物。後は飽きるまで①から手順を繰り返す
と、壺に入るアイテムならなんでもいくらでも増やすことができる禁断のコンボ。あまりに強すぎて、自分で縛る風来人も多い。
ブフーの杖を増やしまくって立ちはだかる敵を片っ端から肉塊に変えるのも良し、カラクロイドの肉を増やして落とし穴を作って即降りするのも良し、復活の草を増やして不死身になるも良しと、その用途は無限大。
ちなみに「分裂」とは言うが、例えばカタナ+10を入れるとカタナ+5が2つになる...というわけではなく、カタナ+10が2つできる。なので分裂というより「複製」に近い。
合成の壺もあれば、一気に修正値が2倍である。無限増殖も合わせれば+99もらくちん。
勿論、上記の無限増殖コンボ抜きでも普通に強い。
あまりに強すぎたためか、シレンシリーズでは初代とGB以外全く登場していない。
上記の通り後継として「祝福の壺」が登場したが、吸い出しの巻物の祝福効果が例外処理なので無限増殖は実現不可能。
上記2作品で見つけたら、話の種として存分に堪能してみてほしい。
トルネコシリーズでもPS版2で登場したがこちらでも同様にGBA版からは削除されてしまった。
登場作品:初代、3、4、5
投げ割ると爆発する。一体何でできているのだろうか...
中に入れたアイテムが爆発で消滅する...と思いきや、初代シレンでは何故か無事に取り出せる。
近年はアイテムも爆発に巻き込まれるようになってしまったが、「アイテムがぶちまけられてから爆発する」という仕様なので、事前に爆発範囲にいらないアイテムを敷き詰めておけば、取り出すアイテムを避難させられる。
初代シレンで吸い出しの巻物を使った場合、アイテムは取り出されず爆発するので注意。
また転んだ時にこの壺が割れると、爆発して他の落としたアイテムが消滅してしまう。転ばぬ先の杖でもない限りは、持ち歩きは避けた方が良いだろう。
そしてこの壺の爆発に巻き込めば、大抵のモンスターを一撃で倒してくれる。経験値はいらないから生き延びたいという時にでも。
「うっぷんばらしの壺」は人間国宝ガイバラの作品であり、実際に作るイベントがある。壺を作りたかったのか爆弾を作りたかったのかといえば前者だろう。作った本人が腰を抜かしていたから。
シレン4以降は「四二鉢」という名前になったが、これはシレンと同じ開発元のスパイク・チュンソフトの作品の一つ、「428 〜封鎖された渋谷で〜」が元ネタ。
428→四二八→四二鉢というわけである。
トルネコの大冒険2,3では「火薬壺」と名称を変えて登場。
これは、トルネコが初登場したドラクエⅣで同名のアイテムも登場していたためと思われる。
火薬がぎっしり詰まってそうだが、アイテムをいれることができる。
登場作品:5
中を同じアイテムで埋めると、勝手に割れ中のアイテムが2倍に増える。
分裂の壺の調整版とでも言うべき性能。貴重なアイテムを増やしたい。
初期容量は[3]で固定なので、恐らくはスロットのスリーセブンで大当たり!!的なニュアンスなのだろう。
もちろん、壺増大は可能なので、最大で容量[5]、すなわち5→10個に一気に増殖が出来る。
ただし違うアイテムを入れてしまうと、爆発して中のアイテムごと消滅する。だからなんで爆発するんだよ
剣や盾は成長段階が異なったら別アイテム扱いなので注意。
スコッピー種に土を入れられると、土がフィーバーして割れてしまう。
ちなみに「濡れた巻物」で埋めると、2つ目以降に入れた巻物の正体にかかわらず出てくるアイテムが全て「最初に入れた巻物が濡れたもの」になる。
例えば「濡れた(真空切りの)巻物」「濡れた(混乱の)巻物」「濡れた(ねだやしの)巻物」で埋めると、「濡れた(真空切りの)巻物」6つが出てくる。いらない巻物を使えば有用な巻物を増やせるので、覚えておくといいだろう。
容量は[2]以上でないと効果を発揮しないので注意。
ただ、上記の通り、初期容量は[3]で固定。
なので、3つも用意するのが難しいレアアイテム相手には、
ギャンドラー(ギャドン種Lv3)に壺をついばんでもらう
↓
容量[0]になったフィーバーの壺を回収
↓
フィーバーの壺[0]を「壺増大の巻物」で容量[2]にする
というテクを使うことで、アイテム2つで増殖可能に出来る。
シレン6では青くてハッピーそうな輝きをしている「ボヨヨン壁」というギミックに役割が継がれている。
登場作品:2
中に草を入れると消滅し、その草の効果が部屋内の生物全体(シレン含む)に現れるという変わった壺。
シレンにも効果があるという点で絶妙に使いづらく、またシレン2には敵に投げ当てる方が有用な効果の草が少ないため、評価は低い。
それでも「モンスターハウス内でくねくね草を入れてモンスター達を弱体化させる」「ゴーストハウスで薬草を入れて集団成仏させる」など、ピンポイントな活躍の場はある。
しかし、無駄に「最果てへの道(もっと不思議枠)」限定というレアアイテムであるため、何かと活躍の機会に恵まれない。
草以外は入れても効果を発揮しないため、漢識別もムズい。
登場作品:アスカ、GB2(DS2)
アイテムを入れると、そのアイテムが消滅する代わりにシレン・アスカのHPが全回復する。
劣化版「背中の壺」(後述)というようなものだが、登場作品はどちらも背中の壺が出てこないのでこちらに頼ることになる。
背中の壺と違い、状態異常やちからは回復せず、アイテムを入れるという都合上使い勝手も劣るが、それでも即時全回復は強力。
当然ながらメイン装備は絶対に入れてはいけない。
トルネコシリーズでは「背中の壺」がこの名前で登場している。
登場作品:4
バナナを入れると「チョコバナナ」に変化する。
このチョコバナナは他のシレン作品でいう「特製おにぎり」のようなもので、食べると良い効果が発生する。特製おにぎりと違い、満腹度の回復量も80と申し分ない。
特に「拾い識別状態」「ちから上昇」が目玉。
なお、バナナ以外を入れても変化はない。巻物がチョコまみれになったら使えなくなるのでは...?
登場作品:GB2(DS2)
「入れる」を押すと、フロア内のくうかんいどうの壺がある位置にワープする。ワープ先の候補が複数ある場合はランダムでワープ。
その性質上複数個での使用が前提なので、アイテム欄は中々に圧迫させられる。
また、シレンがくうかんいどうの壺を複数所持していた場合、シレンの手持ちの壺にワープする=その場でターンを消費するだけの可能性もある。
かなり使いづらいが、使いこなせば大幅な満腹度の節約が狙える。逃げダンジョンである「壺の洞窟」99Fを目指す場合はほぼ必須と言っていいテクニック。
特にとじこめの壺の投げ当ても効かない
ギャザー種の回避は、この壺が非常に役に立つ。
登場作品:GB2(DS2)
中にアイテムを入れて「おす」と、そのアイテムが遠投される。
モンスターハウスから出てきた、通路で一直線に並んでいるモンスター達に、何か威力の高いものを遠投すると快感。
押さなければ普通の壺としての運用も可能。
登場作品:GB2(DS2)
クロンアイテムの一つ。これ自体はただの壺と変わりないが、他のクロンアイテム8種と一緒に持った状態でジャハンナムの扉22Fの階段を降りると、秘剣カブラステギが手に入る。
クロンアイテムを全て集めるには、GB2のもっと不思議枠「奈落の果て」で変化の壺ガチャでクロンアイテムを引く必要があり、1ロムでは全種を入手不可能な仕様のためかなりの難易度を誇る。DS2では1ロムで全て入手可能になりハードルが下がった。
ちなみにシレンの父の名前もギメンシャらしいが、この壺との関連は不明。
登場作品:3
送信の壺は、中にアイテムを入れてWi-Fiに繋げると、アイテムをフレンドか見知らぬ人のどちらかに送信できる。
受信の壺は送信されたアイテムを受け取ることができる。
送信後・受信後、ダンジョンから出た後は「ただの壺」になってしまう。
シレンの中でも珍しい、ダンジョンから他の人にアイテムを送ることができる壺。
アイテム交換なんかに使えるかもしれないが、自分は送信の壺を、相手は受信の壺をダンジョンで拾う必要があり、持ち込みもできないため使い勝手は凄まじく悪い。
当然ながら一人だけだと効果はない。涙ふけよ。
登場作品:5
中に入れたアイテムには何も効果がないが、持った状態でフロアを降りるとたまに壺の外のアイテムのどれかが祝福される。
とはいえ祝福してくれる頻度はすごく低い。ただの壺と同じように扱うくらいがいいだろう。
高く売れるのでギタンにするのも良し。
登場作品:5
中に入れたアイテムには何も効果がないが、持った状態でフロアを降りるとたまに壺の外のアイテムのどれかが呪われるor封印される。
呪われる頻度は低いが、福寄せの壺よりかは高い。強化・弱化といい、なぜ効果が対になる壺は悪い方だけやる気があるのだろうか。
ただの壺としての運用も、長く持ち運べばそれだけで手持ちのアイテムがどんどん呪われるため非推奨。識別でき次第即捨てよう。
こいつも高く売れるので、店があるなら売ってもいい。
登場作品:5
「天上の池」のクリア報酬としてもらえる壺。中にイノリの里の温泉水を汲んでおくことができ、冒険中に使うとHPとほぼ全ての悪い状態異常が回復する。
背中の壺に近いが、この温泉水では鈍足状態は直せない。忘れてると痛い目にあうかも...
背中の壺と違い、壺増大の巻物で使用回数を増やすことができないのも難点。
また天上の池自体、かなり難易度の高いダンジョンで、再入手が難しいのも向かい風。
手に入れた後はそれっきりのコレクションアイテムになりがち。
登場作品:5
まがいもの道具の一つ。中に入れたアイテムが
花に変化する。
花は一度地面に散らばると誰も気にとめなくなる。つまりなんの役にも立たない。ある意味「底抜けの壺」と「倉庫の壺」の悪いトコ取りみたいな性能である。
無駄に花は図鑑に登録されるため、図鑑コンプを目指すなら何度かお世話になる。発売当時のヤケクソっぷりを象徴している…。
シレンが持てるサイズの壺のはずだが、入れたアイテムがラフレシアになることもある。
登場作品:5
まがいもの道具の一つ。中に入れたアイテムは「合成の壺」同様に合成されるが、投げても割れない。「強情」ということだろうか...
使用の際は吸い出しの巻物とのセットで。メイン装備が閉じ込められたら悲惨なので、合成とコイツのどちらかを識別できるまでは、メイン以外の装備で試した方がいい。
合成自体は強力なので、巻物に余裕があれば使ってあげよう。「操作ミスしても割れない」というこいつならではの利点もある...のか?
登場作品:5
まがいもの道具の一つ。中に入れたおにぎりが「焼きおにぎり」に変化する。醤油の焦げる香りがたまらない。
レベルが上がると自然回復速度が遅くなるシレン5では、手軽な回復手段として重宝する焼きおにぎり。それをいつでもどこでもノーリスクで量産できるのは中々うれしい。ただのおにぎりや腐ったおにぎりも焼きおにぎりにしてくれる。
おにぎり以外を入れても何も変わらない。少なくともおにぎりが焼けるだけの火力はあるが、草や巻物は入れても大丈夫なのだろうか...
元ネタの強化の壺よりかは見劣りするが、役立つ場面はしっかりとある。あっちと違って勝手に割れないし。
だが強化の壺のまがいもの道具ということもあり、買値は強化の壺と同じ10000ギタン。おにぎりを焼くだけにしては流石に足元見すぎな価格である。
読み方は「つよいひのつぼ」...ではなく「きょういひのつぼ」。「きょういひのつぼが良いというスタッフの熱意に負けた」とのこと。壺の中だけでなく、スタッフのこだわりもアツかったようだ。
◆押す壺
登場作品:初代、3、4、5、6、GB
シレンの背中のツボを押し、シレンのHP・ちから・状態異常を全快させる。
意味不明だが、手軽かつ何度も使える回復手段の一つ。しかもちからも回復できる。
即効性も効果量も使い勝手も兼ね備えており、シレンに存在する回復手段の中では最強格の実力を持つ。
作品にもよるが、毒を食らってちからを下げられると後の冒険に甚大な悪影響を及ぼすため、それを手軽に回復できるのは非常に助かる。ちから"だけ"を回復させるのはもったいないので、激戦に巻き込まれた時にHPついでに回復しよう。
押すたびに容量が減っていき、ゼロになると押せなくなる。
初代シレンの攻略本にはこの壺を使用しているシレンのイラストが描かれているのだが、壺の中から腕が出てきてシレンの背中をマッサージしている。何とも不気味というか不可思議というか...
トルネコシリーズでは2からHP回復能力のみで「回復の壺」として登場している。HP上昇効果やちから・状態異常回復こそないものの、手軽に使える回復手段としては十分に有用。
登場作品:初代、3、4、5、6、GB
押すと
ぬすっトドが飛び出し、直線上のアイテムを拾って戻ってくる。拾ったアイテムはトドの代わりに壺に蓄えられる。
ぬすっトドらしく
店のアイテムも盗んで壺に入れることができ、店の外からトドに盗ませる手口は初心者にも分かりやすい、手軽かつ確実な泥棒手段。
この場合店主も敵対せず、いらないアイテムを盗んだなら売ることも可能。
それでいいのか店主
なお6では店に番犬がいるパターンがあり、トドの壺による盗みを妨害されてしまう。一応店主も黙ったままではないようだ。
これだけでもかなり有用だが、投げ割ると容量分のぬすっトドが混乱状態で出現する。ぬすっトドは倒すと確実にアイテムをドロップするので、泥棒だけでなくガチャも可能。
たまにトドが同士討ちしてレベルアップ→混乱解除からの床落ちパクったり、シレンを殴り殺したりするのはご愛敬。
作品によっては通路からお店めがけて投げ割り、壺を拾わせて泥棒するというメチャクチャなこともできる。
アイテムを床に置いてそれを拾わせることで、疑似的にただの壺として使うこともできる。押す壺の中ではかなり汎用性が高い部類と言えるだろう。
トルネコ2では「とうぞくの壺」として登場。店の中でも盗める他、割ってもベビーサタンは出てこない。背中の代わりに「アレ」が入っている。
トルネコ3では「すいこみの壺」として登場。店のものを盗んだら泥棒状態になる。用途は水没したアイテムを拾うのが一般的。
登場作品:初代、3、4、5、6、GB
押すとシレンの周りに容量分のモンスター達が出現する。セルフ召喚の罠である。
複数の敵に囲まれた時の危険性は説明不要。誤って押してしまったなら全力で対処しよう。
これ以外の押すタイプの壺にデメリット効果のあるものはほとんどないので、これを識別できるまでは未識別の押す壺は階段の上で押すべし。逆にこれが識別できたなら、雑に押しちゃってOK。
ちなみに投げ割ると、モンスター達が混乱状態で出現する。
マゼルンなどのボーナス敵が出てくる階層なら、割ってガチャるのも悪くないだろう。
無論、混乱が解けたらすぐ逃げられるように階段近くで割るか、変なモンスターのいない階層で割るかしよう。
「るつぼ」とは「種々のものが混じり合っている状態や場所」を表す言葉であり、なかなかシャレたネーミングである。「るつぼ」の説明文は「これはモンスターだ!」でありこの壺自体がモンスターであるらしい。
登場作品:5、6
押すと寒いダジャレが飛び出し、目の前のモンスターが笑い状態になる。
笑い状態は睡眠と同様何もできなくなる状態異常であり、さらに隣接したモンスターにも伝播するという強力な効果。
ただしフロアの誰かの笑い状態が解除されると、シラけてフロアの全員の笑い状態が解除される。
囲まれている時の即効性はないが、1体に当てるだけで部屋内のモンスターを機能停止させることができるため、ガン逃げする際は非常に有効。
バクスイの巻物と違って倍速状態にならないし、混乱の巻物にあるレベルアップ事故も起こらない。しかも複数回使えるという実力者である。
容量は少なめに設定されてるのでそこだけ注意。シレン5・6ともに、容量が[2]の押す壺は笑いの壺確定なので、覚えておくといいだろう。
言うまでもなく「笑いのツボ」とかけたダジャレアイテム。
登場作品:4
押すと徘徊NPCがランダムで出てくる。NPCからしたら、急に背中を押されて呼び出されてたまったものじゃないだろう...
ランダムなので狙い通りのNPCを引くことはできないが、出てきたNPCによっては冒険を有利に進められるかもしれない。
登場作品:5
押すとクライン状態になり、攻撃力と防御力が反転する。モンスターに投げつけるとそのモンスターをクライン状態にする。
なかなかに独特な効果だが、正直使いどころは少ない。シャーガ種のような超脳筋に当てとけば弱体化はできるだろうが...
元ネタはそのまま、数学者フェリックス・クラインによって考案された「クラインの壺」。
境界も表裏の区別も持たない二次元曲面の一種で...詳しいことは
Wikipedia
で。
登場作品:5
イノリの洞窟の願い事で「女の子にもてたい」を選んだ後、ネコマネキ村左上の家で女の子がくれる壺。
効果はというとHP・ちから・満腹度全快、悪い状態異常全て解除、15ターン倍速状態、20ターン無敵状態と、背中の壺の完全上位互換。
流石は乙女の力である。
しかしその入手手段から、持ち込み可能ダンジョンでしか使用できないのが残念。持ち込み可能ダンジョンではぜひとも使い倒させてもらおう。
登場作品:6
押すと3マス先まで届く水を放つ。当たると5ダメージ与える他、他のシリーズの「水がめ」と同様、当たった相手に様々な効果を発揮する。
洞窟マムルや鬼面武者(から出てきたぼうれい武者)の処理には有効であり、オヤジ戦車種といった厄介なモンスターの特技を封じたり、シャーガ種・タウロス種など金属の武器を扱うモンスターの攻撃力を大幅に下げることもできる。
またおにぎり状態のモンスターにぶつければ、腐ったおにぎりが錬成可能。
水の汲める水がめと違って容量分しか水鉄砲が撃てず、すぐ息切れするのが難点か。壺なのでアイテム欄を圧迫するため、深層で出てもそれほど嬉しくない。
他にも使い道の多いアイテムが拾えたら取り換え、そうでなければ通用する敵が出てくるフロア付近で使い倒すのが吉。「推測の修験道」あたりがこの壺の使用感を掴みやすい。
ちなみに、店外から商品のアイテムを濡らしておにぎりを腐らせる、装備を錆びさせるなどの損害を与えてしまうと泥棒状態になる。トドの壺かと思ったら水鉄砲でした...なんてことがないよう注意。どうしてもやりたいなら3マス以上離れること。
登場作品:GB2(DS2)
押すとモンスターの能力を吸い込んで封印状態にし、更にモンスターの能力を登録し、押すことで変身して能力を発動後即座に解除する。
中の能力は入れた順に消費され順番は変えられず、一瞬しか変身が持たないため永続系の能力も使えない…とモンスターの肉と比べて制約が多いものの、一部モンスターの強力な能力を使えるのは優秀。一瞬で解けるのを逆手にとって1ターンで状態異常を解除したり、ギャザーや大将どんなどの杖や巻物が効かない相手にすら封印を通せると言った固有の強みもある。
…と言った感じに普通に使う分には面白い壺なのだがこのアイテムの真価はアイテムを祝福できる祝福カズラの効果を容量1に付き一回使えることにあり、「壺増大の巻物」と組み合わせることで無限祝福が可能となるバランスブレイカーとして名高い。リメイクのDS2では「強化カズラ」なる上位種が登場した結果「壺増大の巻物」すら不要となり壊れっぷりに拍車がかかった。
◆香りを放つ壺
いずれも壺としての登場作品はシレン5のみ。
シレン6では別カテゴリになり、壺増大の巻物の対象外になっている。
効果を堪能したい場合はDLC「フローラルガーデン」もよろしく。
あらゆる炎・爆発攻撃を無効化する。
あの悪名高い戦車種やドラゴン種の特技を完全に無効化できるため、こいつらが登場する深層では非常に有用。
おにぎり化→炎爆発→焼きおにぎりのデスコンボもこれで完封。
こちらの炎・爆発攻撃も無効化されるのでそこだけ注意。
なお、この状態でもおにぎりは焼ける。
この世界のおにぎりは摩訶不思議である……と言いたいところだが、正確にはこの香の効果はフロアの全員が『心頭滅却状態』になるというもの。
つまり、人でもモンスターでもないアイテムには、効果が及ばないのである。
そのため、四二鉢を投げ割れば当然爆発し、中にあったり床にあるアイテムも爆炎で焼失する。
シレン6では「耐炎耐爆のお香」として登場。こちらも中層や深層の相棒として活躍する。
どう見ても炎攻撃な火炎入道種の通常攻撃は防げない。おにぎり化していても焼けないため、単なる無属性攻撃扱い。
あらゆる飛び道具が全て外れるようになる。
冷えびえと比べるとこちらのデメリットも大きいが、矢や石による遠距離攻撃を持つモンスター全般をほぼ無力化できる強力な壺。
遠距離からちまちまスナイプしてくるボウヤー・ボウヤカート種、石を投げてくるデブータ種、草を投げるおばけ大根種・上位畠荒らし種の特技が全て外れるようになり、落ちた矢や石や草を回収できるほか、ひまガッパ種のアイテム破壊・事故も防げる。
序盤の稼ぎのお供に。
シレン6では「身かわしのお香」として登場。ドスコイ状態が存在する関係上、特にオニギライズの価値が高まっているため、その材料となる矢・石の稼ぎにお世話になるだろう。
旅仲間が出てくるダンジョンでは、海賊デブータがただのデブになる点には要注意。デブータの石が稼ぎやすいという意味でもあるが...
アイテムを落としたり盗まれたりしなくなる。
ぬすっトドを安全に狩ったり、転び石対策にしたり。ケンゴウ種や上位の畠荒らし種のアイテム弾きまで無効化できてしまう。
上2つと比べると若干地味だが、シレンにとってデメリットが皆無なのがセールスポイント。強いて言えば、ぬすっトドの証を持っている時もぬすっトドがアイテムを盗めなくなってしまう。
また、一部「シレンの持っているアイテムを直接破壊する・別のアイテムにする」特技も防げない。あくまで盗まれないだけである。
シレン6では「目配りのお香」として登場。こちらもデメリットがほぼほぼないが、トドの桃まんで変身した時は一応注意。
あらゆる魔法を相手に跳ね返す。
例の
ゲイズ大先生もこれでお引き取り願える。
こちらの杖の魔法弾も反射されてしまうので、忘れないよう注意。
ただし「加速の杖」という燃えるゴミが役に立ったり、「幸せの杖」で洞窟マムルを作らずとも安全に経験値を稼げたり、「一時しのぎの杖」で階段に即ワープできたりと、このお香ならではの杖の運用もできる。
特に「空腹状態など勝手にダメージを受ける状態にする→一時しのぎの杖反射で階段ワープ→ダメージで即かなしばり解除」で、簡単に泥棒できるのは有名なテクニック。
シレン6では「山彦のお香」として登場。
深層にはガイコツまどう種など魔法を使ってくるヤバいモンスターがうじゃうじゃいるので、とても助かる。
特に、中層の強敵となり強さを削ってくる、まわるポリゴン種とくねくねハニー種の特技に対応している点は評価に値する。
シレン6では以上のほかに、受ける・与えるダメージが2倍になるor半分になる「攻めのお香」「守りのお香」、モンスター含め周囲1マスまでしか認識できなくなる「視界不良のお香」、空中移動とワープを封じる「重力のお香」、アイテムを拾えなくなる「無欲のお香」が登場している。
◆その他の壺
登場作品:2、アスカ、3、4、5、GB2(DS2)
一応は、「入れる」タイプに分類されると思われるが、やや特殊な壺(というか甕)。
水路の前で「入れる」「くむ」を押すと、水を入れることができ、入れた水をかけて様々なことに使える。
例えば一部のモンスターにかけると、特技を封じたりステータスを下げたりすることができたり、おにぎり状態の敵にぶつけて腐ったおにぎりを作ったりできる。
他にも仙桃の熟成をコントロールしたり、一部の旅仲間をパワーアップさせたり、罠に水をかけて壊したり...など多種多様。
中でも有名なのは、シレン2の水がめと「白紙に書いた聖域の巻物」のコンボだろう。
本来、白紙経由の聖域も、一度置くと床に貼りついて取れなくなるのだが、
水をかけて「濡れた巻物」にしてやると拾うことができ、次のフロアで白紙の巻物に戻るというバランスブレイカー級のテクニックである。
シレン6では、使い切りになった代わりに射程が伸びた「水鉄砲の壺」が代わりに登場した。
ナーフ方面が大きいが、それだけ強力なアイテムだったのである。
登場作品:2、6
中に「お楽しみ」が詰まっているツボ。投げ割るとランダムで「容量分のアイテムが出てくる」「容量分のモンスターが出てくる」「爆発する」のいずれかが発生する。とりあえず爆発させればいいとか思ってない?
運要素は強いが、識別状態で出てくるのが救い。とりあえず安全な場所から投げ割ってガチャってみよう。ワンチャン白紙とか出るかもね。
登場作品:2
モンスターに投げ当てると、そのモンスターを捕獲できる。モンスターボール?
モンスターを捕獲すると、その壺は「〇〇(モンスター名)の壺」という名前に変わり、「だす」を押すとシレンと一緒に戦ってくれる。「よぶ」を押すと戻ってくる。やっぱモンスターボールじゃん
通常時なら投げればかならず当たる。マスターボールじゃん
もののけ王国を作る際は、何度もお世話になることだろう。
モンスターは出し入れすることで特技だけ使わせて戻すことが可能で、
他作品でいう「肉」や「桃まん」など、モンスターの能力を使えるアイテムが使用回数無限になったようなものであり強力。
最果てへの道で拾えれば一気にクリアに近づくだろう。
アスカ見参では、モンスターの壺を踏襲したようなアイテムの「エレキ箱」が登場。捕獲するためのアイテムではないが、より多機能になっている。
登場作品:2、GBwin版
冒険中に倒れると次回以降の冒険で、倒れた時に持っていた装備品が入った状態で倒れたフロアに出現する。
GBwin版では「形見の壺」「遺留品の壺」という名前で出てくる他、装備品以外のアイテムもいくつか入っている。
「死んだら全てを失う」というローグライクのルールをブチ壊す問題児(誉め言葉)。愛用の武器や盾を守ってくれるありがたい存在。
行商人に拾われた?ドンマイ。
登場作品:2
これを持った状態で倒れると、持っていたギタンをなくさずに壺ごと村に持って帰ることができる。
シュテン山道初級の1Fに必ず落ちているため初心者救済用のアイテム...と思いきや、こいつアイテム欄の枠を3つも圧迫する。アイコンも壺から縦にギタンらしき小銭が蓋ごと飛び出る専用のもので3枠を占めている。
そのため初心者にとっても扱いづらい何とも言えない性能に...
登場作品:GB2(DS2)
敵に投げ当てると、その壺にモンスターを閉じ込める。モンスターを閉じ込めた壺は「〇〇(モンスター名)の壺」という名前に変化する。
シレン2のモンスターの壺と似ているが、あちらと違いモンスターを使役できるわけではない。
ただしモンスターを閉じ込めた壺を投げ割ると、そのモンスターが目つぶし状態で出てくるので、うまく使えば同士討ちさせることもでき、ギャザーなども倒すことができる。ただし、DS2では同士討ちでレベルが上がると目つぶし状態が解除されるようになってしまいかなり扱いが難しくなった。
「壺の洞窟」はこれがテーマのダンジョン。仕様を完璧に理解しなければ踏破はままならない。
なお、「壺の洞窟」の限定装備という訳でもなくもっと不思議相当の「奈落の果て」でも手に入る。こちらでは1枠を埋める割に性能が微妙なのでハズレ…と思いきや「祝福カズラ」を持ち歩く貴重な手段なので意外と便利だったり。
ちなみにトルネコ3の同名の壺が有名なので身構えてしまうが、シレンにぶつけられても割れるだけ。
登場作品:4
油をまくことができる。油は火に隣接すると燃え上がる。水がめと似たイメージを受けるが、汎用性はかなり少ない。
というか、カラクロイド系にかければ加速し、オヤジ戦車系にかければ全回復。仲間のバナナ王子が床の油に触れるとデロデロになって死ぬためほぼ罠アイテム。
登場作品:5
ファミ通の挑戦状or至高への挑戦のクリア報酬で手に入る壺。
押すとそれぞれ、ファミ通の編集長のコメントとシレン開発者のコメントを読むことができる。
編集長の壺はVita版Plus限定、新作の壺はSwitch/Steam版スマホ版Plus限定アイテムであり、図鑑には登録されない。
高くうれるよ
登場作品:GB、GBwin版
月影村の倉庫に置いてある壺で、中に入れたアイテムを処分することができる。要はアイテム管理用システム。
これだけでは終わらず、PC版では第一回エンディングを迎えてから「自分を捨てる」ことで一味変わったダンジョンへの挑戦が可能になる。
【壺をおびやかすモンスター達】
シレンの冒険を大いに助ける壺だが、こんなつよつよアイテムをモンスター達が見逃すはずがない。
一部のモンスターはあの手この手で、シレンの持っている壺の破壊を狙ってくる。
シレンを転ばせてくるモンスター。転ぶと壺が割れることがあるので、確率にもよるが壺ブレイカーと化す。
水路・空路が近い場合は、アイテムが水没・落下する危険性もある。転ばぬ先の杖を持っていない場合は要注意。
逆に、「モンスターの能力を利用できる要素」でマルジロウ種やロケットイノシシ種の特技を活用すれば、敵を転ばせて確率でアイテムを無理やり落とさせる。
その冒険は潤沢なリソースを得られることだろう。
ゲイズ大先生はお目が高く、我らの壺も見逃さない。
催眠をかけてくださり、壺を投げ割らせていただいたり変化の壺・底抜けの壺・回復の壺にメイン装備を入れさせていただいたりする。
時には壺に入れられないはずのアイテムを、お香にぶちこませるという暴挙に出る。大先生の催眠術はシステムまでも超越するのだ(後に修正されたが)
大先生から壺を守りたいという不届きな者がいるなら、お手合わせする前に壺を床に置いておこう。
たまにデレて山彦のお香を起動してくださることもある。燃料?メイン盾ですけど、何か。
シレンからアイテムを盗んでいく。もちろんその中には壺も含まれており、保存の壺を盗んでいくことも多い。
フロアに水路があったり、兵隊アリ種のような地形を変えるモンスターが一緒にいると、取り返すのが凄まじく面倒くさくなる。
レベル4になるとしょうめつトド・ローグトドになり、盗んだアイテムごと消滅してしまう。取り返しのつかないことをしやがる凄まじい悪である。
シレン6以降は「マジックトド」になり、消滅はしないが雑草を持った分身を生み出すように。難易度は高いが一応取り返すのは可能になった。
GB2には「ワルっトド」という亜種がおり、アイテムを盗んで床においてしまう。取り返すのは簡単だが店に置かれると売り物になってしまう。DS2ではぬすっトドと同じになったが、レベル4のプレジデンットドはやはりアイテムごと消えてしまう。
床落ちアイテムを雑草に変える。何が楽しくてそんなことをしているのか。
最低レベルの畠荒らしならそれだけなのだが、上位種になるとさあ大変。
レベル2の壺荒らしは、シレンの持っている壺に雑草を入れてくる。なんという神エイム。
保存の壺に入れば、雑草を食いあさって満腹度回復に利用できる。合成の壺に入ったらドンマイ。
レベル3の物荒らし・袋荒らしは、シレンの持っているアイテムを雑草に変えたり、雑草で持ち物をはじいたりしてくる。どんだけ質量のある雑草なんだ...
壺がはじかれて壁やモンスターに当たると当然割れてしまう。
シレン6のレベル4の俊足荒らしにもなると、それを倍速で行うように。こいつが歩き回るフロアは、シレンの持ち物含む全てのアイテムがあっという間に破壊され、ぺんぺん草も生えなく...いや生えてるか。
装備品の力を借りるかモンスターに変身して壁の中から処理したり、ピンポイント対策として「弾きよけの腕輪」を持ち出したりする価値がある。
アイテムをおいしいおいしい大きいおにぎりに変える。壺の場合中身ごと1個のおにぎりになる。
白紙の巻物と復活の草が入った保存の壺で作られたおにぎりは、どこかしょっぱい味がした。
レベルが上がるとシレン自身をおにぎりにしてくるようになるので、よほど隣に長居しない限りアイテムを破壊される心配はない。場合によっては命はにぎり潰されるけど。
レベル4のにぎり元締はタイトルが進むと、アイテムをおにぎりにする場合、壺を優先して狙ってくる。
おにぎりを投げつけると喉を詰まらせて即死するという弱点があるため、食料に余裕があるなら接近される前に投げつけてみよう。
シレン6では見習いも握ってくるので注意。失敗することもあるし持ち込み不可ダンジョンでは嬉しいが「魃の砂丘」のような持ち込み可能ダンジョンだと...
シレンのアイテムをついばみ悪影響を与えてくる。
レベル1のギャドンであれば対象は杖のみだが、レベル2のギャイラスになると壺も対象になり、空きのある壺の容量を減らしてくる。
ついばむだけで容量が減るのはどういう原理だろうか...
レベル3のギャンドラーにまでなると空きのない満タンの壺も対象になり容量を減らしてくる。その際溢れたアイテム1個がランダムで消滅する。
さらに装備の印も消してくるため、シレン2の中ではトップクラスにウザい。
長期出現するこいつの為だけにトドの盾の能力が必須になるほど。
シレン4ではさらに特技を鍛えて帰ってきており、ギャイラスは壺こそ狙わなくなったものの巻物か札をただの紙切れというゴミに変え、ギャンドラー・レベル4のギャンドロンは壺の使用回数を0にする。中身は当然消滅。どんだけ食いしん坊なんだ。
「壺抜き」という特殊能力で、壺の容量を減らしてくる。
上位種は壺を盗んでただの壺に変えてくる。中身は消滅する。
安全地帯であるはずの壺の中を的確に狙ってくる、凄まじく厄介な敵。
しかも彼らの出てくるシレン3には「属性」という、色によってそれぞれ追加で特殊能力を持っている大不評なシステムがあり、レベル1のチャツボガエルは土属性(移動時にたまに透明になる)、レベル3のスミツボガエルは影属性(たまにダメージを無効化・吸収)、レベル4のカナツボガエルは雷属性(攻撃でたまにかなしばり状態にされる)。レベル2のアマツボガエルのみ、攻撃が必中になるだけで特技とは噛み合っていないが、他は凄まじく接近・遅延を手助けする能力ばかりであり、壺への殺意がすごいことになっている。
盾に盗みよけ印さえあれば完封は可能。ないなら腹をくくれ。
幸いレベル1以外は、確実に遠くから対処が可能。絶対に接近を許さないこと。
アイテムを盗んでくる。ぬすっトドと同じ感じだが、こいつの場合食料と壺を優先して盗んでくる。
レベル4のゴトガラスにもなると盗んだアイテムが消滅してしまう。
レベル3のはきガラスは樹属性(たまに杖の効果を無効化する)であり、接近を許してしまう可能性がなきにしもあらず。
アイテムを呪ってくるモンスター。装備の状況にもよるが、たまに壺を呪ってくる。
呪われた壺は出し入れができなくなるため、保存の壺がただの壺同然になったり、せっかく大事にとっておいた合成の壺が台無しになったりする。
呪いよけの腕輪など対策があれば、ただのかわいい癒しに。アスカ見参やシレン6だとめっちゃ鍛えてるけど。
隣接時に土をかけてくるのだが、その時にどれか1つの壺が土で埋められてしまう。
保存の壺の場合、土がある限りアイテムを取り出せなくなってしまう厄介な特技。土はフロアを降りると、一定確率で草になる。
既にアイテムが入っているフィーバーの壺にも入れられる可能性があり、その場合爆発する。
スコッピーからすれば、土をかけただけで目の前で爆発が起きるなんて思いもしないだろう...
そしてこちらからすれば、深層まで保持したいお香の壺を削ってくるのが忌まわしい。
アイテムを弾き飛ばすモンスターだが、GB2(DS2)に限りケンゴウとは違いすべてのアイテムが対象になっており、壺を狙われると壁やモンスターに当たれば当然割れる。
アイテムを盗んで後ろに吐き出すモンスターで、射程が5マスと短いため壺を狙われても床に落ちることもあるが割れるときは割れる。シレンが変身した場合は足元に落とすため消える心配はない。
釣り竿で壺を盗み、倍速で逃げる。倍速なので追い詰めると手痛い反撃を受けることも。
レベル3の壺つり長老は盗んだ壺をふつうの壺にしてしまう。このアイテムは彼からしか手に入らない。DS2ではレベル4の壺つり大老と同じ呪いの壺に変える。
床のアイテムをシレンに投げる。躱せることもあるが保存や合成の壺を割られると悲しい。危険度はギタンや根絶やしの巻物のほうが上だけど。
シレン6ではモンスターになって挑戦する「もののけアタック」で、やりすごしの壺や背中の壺を投げて一部のモンスターを即死させる芸当を実演する。
当然被害を被るのはこっち側。
【壺に関するアイテム】
登場作品:DS1以外のすべて
壺の容量を増やす、シンプルだが強力な巻物。増大の限界はシリーズによって異なる。最大は初代の10、最少はDS1やシレン4の5。
唯一削除されたDS1の限界容量は5だった。
登場作品:5
犬が鳴いて
すいだすゾウを呼び出すとんでもないマイナスアイテム。
というか壺は関係ない。
このモンスターが壺に見えないこともない。
すいだすゾウは4から登場するが、4にはこのようなまがい物は存在しない。
登場作品:2、アスカ
壁にぶつけても割れなくなる。保存、回復などの割る必要のない壺に使おう。
合成の壺はもちろん、手封じの壺にも使ってはいけない。
……ウッカリ使ってしまった? 下記の吸い出しの巻物を拾えることを祈ろう。
登場作品:GB2(DS2)以外のすべて
壺の中身を取り出せる。この記事でも散々名前が出ている。
GB2では初登場の祝福の壺との組み合わせでの無限祝福を阻止するためか登場していない。アスカでは祝福の壺の仕様を変える事で復活した。
トルネコシリーズではなんとPS版2以外登場しない。分裂との悪用が原因だろうか?
【壺を守るには】
上記の通り、多くのモンスターが多種多様な方法でこちらの壺を害そうとしてくる。壺に何の恨みがあるんだ。
しかし便利な壺は風来人の生命線。守るためのテクニックもいくつも存在する。
転んで落とせば壺は割れる。ならば転ばないためにもこの杖を。
マルジロウ系などの突進やころび石の罠、ころばしの土偶といった要素を完全に無効化する頼れる杖。昔は回数が0でも効果を発揮したが、DS1以降は使用回数が必要。
たとえ割れなくても、水場や奈落に落ちたり敵モンスターに拾われたりすることもあるため、手持ちを守るためにも持っておきたい一本。
当然と言えば当然だが、壺の中にあると効果を発揮しないので注意。
多くのシリーズで活躍する、盗難を防ぐトド顔の盾。
壺自体の盗難だけでなく、壺へ効果を与える特殊能力も大半を防いでくれる頼れる存在。
これと決めたメイン盾があるなら優先的に合成したい一品。
多くのシリーズで活躍する、魔法を跳ね返す三角の盾。
厄介な魔法攻撃から風来人の命を守ってくれる強力な盾だが、ゲイズ系の催眠術による壺への惨劇も防いでくれる。
見かけたらなんとしても入手しよう。シリーズによってはゲイズの盾などに能力を分割されている場合もある。
割れて困るなら割れなくすればいいじゃない。
とりあえず容量の多い保存の壺に使いたい一品。壺増大の巻物と併用すればさらにグッド。
とはいえ、これだけでは壺を狙った特殊能力を防げるわけではないので油断厳禁。更に言えば登場タイトルも少ない。
特殊能力が危ないならば先んじて封じてしまおう。
対策装備の無いケンゴウ系やにぎりへんげ系を含め、ほぼ全ての厄介なモンスターに通用する方法。
使いたい相手が多すぎることと、封印の杖自体がかなり貴重品なのが難点。
手持ちの壺を狙ってくるなら、手持ちに無ければいいということ。
一時的に床に置くことで、手持ちのアイテムを狙った特殊能力を完全に回避することができる。
とはいえ、一度に置けるのは1個ずつなこと、地雷や火柱で消滅の危険がある事、バネや落とし穴により回収できなくなる可能性があることに注意。
特殊能力を使われる前に殴り倒す。何ごとも暴力で解決するのが一番だ。
追記・修正は合成の壺を遠投してからお願いします。
╰( ^o^)╮-=ニ=🏺
コメントの壺
- ガイバラの作った合成の壺、何故か時系列的に前の作品でも登場するという謎 -- 名無しさん (2025-04-19 21:33:58)
- シレン2で残したメモによると、「ここの土(ナタネ村)の土では完璧な合成の壺は作れない。」とのことらしいので、ゲーム的に差はなくても何か違いがあるのだろう...多分 -- 名無しさん (2025-04-19 22:15:42)
- くうかんいどう、たいほう、きゅうしゅう、の三つはGB2の1回で終わらせるのはもったいない面白い壺だった -- 名無しさん (2025-04-19 22:35:52)
- たたりの壺は、5・6だと矢稼ぎした後の矢束入れに適しているんだけどなぁ。たたりの壺の出現頻度はそこそこ高いし、矢束が本領を発揮するのは深層だから、アイテム圧縮に便利で愛用しています。 -- 名無しさん (2025-04-19 23:49:29)
- ↑4 ガイバラが作ったのは6に出てきた合成展開の壺では?って説は見たことある -- 名無しさん (2025-04-20 00:20:10)
- 2は土偶の存在のせいで遠投事故がさらに… -- 名無しさん (2025-04-20 02:45:36)
- 投げて割ると爆発してアイテム消える壺あったような -- 名無しさん (2025-04-20 06:36:52)
- ↑うっぷんばらしの壺だね。完全除去なのであるとピンチ打開に役立つが、爆風はアイテムまでも粉砕してしまう -- 名無しさん (2025-04-20 10:57:17)
- パチもん枠の「強イヒの壺」、普通の形態のシレンでも炎にまつわる要素を扱える壺として出てきてくれないかなーなんて。 -- 名無しさん (2025-04-20 11:02:48)
- 不思議すぎるんだが、保存の壺以外は何で割らないと取り出せないんだよ…… -- 名無しさん (2025-04-20 13:38:00)
- 「壺」だっつってるのに1作目から背中のツボ出してきたスタッフは天才すぎる -- 名無しさん (2025-04-20 14:02:48)
- 手封じは「普通に使う分には」強烈なデメリットアイテムなんだけど、実は手封じ状態は装備外しの罠以外にも階段の移動で能動的に解除できるのでそれを理解していれば物入として普通に使えたりする -- 名無しさん (2025-04-20 22:07:00)
- レアすぎ+すぐ割れるから産廃だった強化の壷ひさしぶりに6でまともに使えるようになったすぐ割れる特製あるんだから1みたいに床落ちで問題ないのになんでアホみたいにレアにしてたんだろうね5とか -- 名無しさん (2025-04-21 01:28:15)
- 強イヒの壺は序盤に床落ちしてるなら腐ったおにぎり焼けて役に立てたのに強化のまがいものというせいでしょうもない場面でしか入手できないのがね -- 名無しさん (2025-04-21 01:31:57)
- 祝福絡みの記載を修正。どうにも書いた人がアスカとGB2の販売順を勘違いしていたらしい。あと見ていて気になったがDS1/DS2とかは併記しなくていいのだろうか -- 名無しさん (2025-04-21 13:23:01)
- 後、形見の壺がGBって書いてあるけどオリジナルの月影村には無かった筈で、Win版では「形見の壺」、オンライン版では「遺留品の壺」という名前らしい。やっぱ紛らわしいからリメイク版はちゃんと区別した方が良い気がする -- 名無しさん (2025-04-21 13:29:20)
- 福寄せの壺は装備品やポイントカードが対象に含まれるのが駄目すぎる これさえ無ければ持ち込み有りダンジョンでついでに祝福しようかってなるのに -- 名無しさん (2025-04-21 14:11:01)
- 壺増犬の巻物は消してもいいかな?書いてるけど、全く壺に関係ないし -- 名無しさん (2025-04-21 14:28:39)
- 「話の壺」という壺が欲しくなってくる。みんなどんだけ語りたいんだ(ワタシもだ) -- 名無しさん (2025-04-21 19:38:10)
- ↑2壺増大の巻物に見せかけた外れアイテムだから思いっきり関係ありますが…それ本気で言ってんですか? -- 名無しさん (2025-04-22 00:44:13)
- 2で説明をちゃんと聞かずに保存の壺にアイテム入れたまま預けてロストしたなぁ(遠い目 -- 名無しさん (2025-04-22 12:09:49)
- ↑2 壺自体にはまったく作用効果がないってことを言いたかったんじゃね?消すのはまだしも壺増大の巻物の余談ぐらいに纏めてもいいかもしれない -- 名無しさん (2025-04-22 14:45:03)
なんと! コメントの壺[4]はやりすごしの壺だった!
wiki籠りは やりすごし状態になった
wiki籠りは コメントの壺を投げた
wiki籠りは マムルに 50ダメージを与えた
コメントの壺はどこかに消えた
最終更新:2025年04月22日 23:15