ポケモン不思議のダンジョン 青・赤の救助隊

登録日:2012/03/17 Sat 22:07:46
更新日:2025/04/15 Tue 13:44:01
所要時間:約 49 分で読めます






ある日突然、君はポケモンに…

なっちゃった!?



ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』(Pokémon Mystery Dungeon: Blue Rescue Team / Red Rescue Team)は、2005年11月17日に発売されたゲーム作品。
『不思議のダンジョン』といえばチュンソフトを代表するシリーズであるが、本作はそのチュンソフトとの共同開発。
青の救助隊』がニンテンドーDS(DS)向け、『赤の救助隊』がゲームボーイアドバンス(GBA)向けである。
操作性と出てくるポケモンが少し変わるだけで内容はあまり変わらない。
Wii Uのバーチャルコンソールでも配信されていた。
『青の救助隊』は密かに『ポケモントローゼ』との作品を跨いだすれちがい通信にも対応している。
2024年8月9日より、Nintendo Switch ONLINE+追加パック加入特典に『赤の救助隊』が追加されている。追加パック必須のためちょっと割高なのには注意。

15年後の2020年3月6日、Nintendo Switch向けのリメイク作品『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX(ディーエックス)』(Pokémon Mystery Dungeon: Rescue Team DX)が発売された。
『超』の新要素を盛り込みつつ『青の救助隊』『赤の救助隊』の両作品を統合した内容となっている。『救助隊DX』はメインシリーズ第八世代の外伝作品という位置づけになるが、登場ポケモンは一部例外を除き当時登場した第三世代のポケモン+その進化系統まで(極端なことを言えば『超』の部分集合)となっている。*1


◎概要

ポケダンの記念すべき第一作目。
ポケモンとなってしまった主人公がパートナーと共に『ポケモンだけが住む世界』*2で救助隊を結成、活動していくという、ポケモンシリーズでも異色な作品となっている。

登場するポケモンは発売当時のメインシリーズ『エメラルド』までに登場したポケモン386種類、つまり第三世代までの顔ぶれ全部である。
勿論、全員を仲間にすることもできる。

メインシリーズと比べると、一部の技や特性、相性*3などの仕様が変更されており、メインシリーズプレイ済みの人は多少の違和感があるかもしれない。
しかし、『開発期間の6割ほどをグラフィックに費やした』と言われるほどにグラフィックの作り込みが半端ではなく、なんと全てのポケモンに対して、8方向の歩き・攻撃・睡眠・待機などといったモーションが存在している。
BGMや、個性的なポケモン達に加えて『仲間と共に世界を滅亡の危機から救う』という王道ストーリーも軒並み評価されており、全く新しいポケモンシリーズとなっている。

また、ポケダンは『風来のシレン』や『トルネコの大冒険』に代表されるような従来の不思議のダンジョンシリーズとも毛並みがかなり異なり、
  • アイテム識別システムがない
  • 装備品は腕輪や指輪に相当する装飾品のみ
  • 道具のジャンルの変更 ex)巻物や杖の類は「ふしぎだま」に統合*4、壺に相当するアイテムがないなど
  • 装備の合成がない代わりに複数の技を組み合わせて同時に放つ「れんけつわざ」を導入(実際に開発陣も装備の合成を意識したとのこと)
など、メインシリーズとはまるで異なるゲームシステムに驚いた人も多いだろう。

これらの要素が人気を博し、後に続編である『時の探検隊・闇の探検隊』が発売。
更にWiiウェアで『冒険団シリーズ』(3作同時)、3DSで『マグナゲートと∞迷宮』『超不思議のダンジョン』がそれぞれ発売されている。


◎あらすじ


「きみ、どこからどうみてもポケモンだよ?」
「わ!?ポ…ポケモンになってる!?」

…目を覚ますといつの間にか森の中にいて、そしてぼく(わたし)はポケモンになっていた。


~この世界は、人間がいないポケモンだけの世界。
人間であるあなた(主人公)は、なぜか突然ポケモンの世界に来てしまった!
感覚も、どんどんポケモンになっていくみたい…~


そしてあなたは森で出会ったパートナーに人間だったことを話していると…突然バタフリーに子供を助けるように頼まれる。


救出に成功したあなたはパートナーに頼まれて一緒に救助隊を結成することになり、パートナーと友達になる。

そして救助隊活動(冒険)をしながら、自分は何故ポケモンになってこの世界に来たのかを調べることにした…


◎主な登場人物

◎救助隊

困っているポケモン達を助けるための組織。
その活動内容は救助だけにとどまらず、物探しや護衛任務など多種多様。
近年、各地で度重なる自然災害*5が起きている今、救助隊の存在は大切である。

救助隊には『ランク』が設けられており、依頼をこなしていくと手に入る『きゅうじょたいポイント』を一定数以上集めるたびにランクが一つ上がっていく。
ランクはノーマル、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドルカリオの全7種類。
見事、ルカリオランクになった暁には『最高の救助隊』と認められ、基地にルカリオ像が進呈されるほか、ポケモンが仲間になりやすくなる。
『救助隊DX』では初期ランクがルーキーに変更されており、ノーマル、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、エリート、ウルトラ、ハイパー、マスター、グレートマスターまでランクがある。
ルカリオがエリートに変更され、ウルトラランクでルカリオ像が進呈される他、依頼報酬だった像も各ランクアップの報酬で手に入るように変わっている。また、最高ランクのグレートマスターになると、トップメニューの?アイコンが1つ開放される。

  • 主人公
本作の主人公で、元人間。
自分は人間であること以外の記憶は全て失っており、小さな森で気絶していたところをパートナーに保護された。
ひょんなことからパートナーと救助隊を結成することとなり、救助の傍ら、自分はいったい何者なのか、なぜポケモンの世界に来たのかを調査していく。
基本的には勇気に溢れた心優しい性格であるが、パートナーと一緒に仮病を使おうとするなどちょっと狡猾なところも。

主人公候補はフシギダネヒトカゲゼニガメピカチュウチコリータヒノアラシワニノコキモリアチャモミズゴロウニャースコダックワンリキーカラカライーブイエネコの計16種。
ゲーム開始時に心理テストと性別によってポケモンが決められる。*6
その中でヒノアラシ、ワンリキー、ニャースは男主人公の時のみ、チコリータ、イーブイ、エネコは女主人公の時のみにしか選ばれない。

  • パートナー
森で主人公に最初に声をかけたポケモン。
最初は自身を人間だと言い張る主人公を不審に思うも、一緒にキャタピーちゃんを救出したことで認識を改める。
その後、記憶も行くあてもない主人公に救助隊結成を持ちかけ、救助基地兼自宅を提供する。
ちょっぴり臆病なところはあれど、困っているポケモンを助けたい気持ちは本物であり、決める時はビシッと決める頼れる相棒。

こちらは主人公ポケモン決定後、自由に選択出来る。
ただし、御三家+ピカチュウしか選択できず、タイプ被りのポケモンは選択肢から除外される。(例えばヒトカゲが主人公ならばヒノアラシとアチャモが選べなくなる。)
選択したポケモンにより一人称や喋り方は変化するが、性格に違いはない。

  • チーム『イジワルズ』
悪の救助隊を自称するチーム。
勿論、善意でポケモンを助ける気などなく、世界征服という目的の下、荒稼ぎをしている無法者集団。
その為ならば、他人の依頼を盗む、法外な報酬を要求する、無理やりチームに加入させるなどの行為を平気で行う。
ただ、この手の悪の組織にありがちな『弱い者は必要ない』というドライな考え方は持っていないらしく、まだ年端もいかない子供のキャタピーちゃんを幹部に抜擢しようとしていたほど。
使えるものはとことん使う主義なのか、それとも単純に人材不足なのか、真相は彼らのみぞ知る。

《メンバー》
ゲンガー…イジワルズリーダー。
捻くれた性格の持ち主で、度々主人公の前に立ちはだかるライバルポジション。
ストーリー中盤では、主人公が人間であるということをたまたま聞いた為に『主人公はキュウコン伝説に登場する人間であり、大災害の元凶である』と広場のポケモン達を煽り立てた。やってることがイジワルどころじゃない…
終盤辺りには、ひた向きに前に進み続ける主人公たちに感化されたのか、天空に行くためのテレポートの結晶作りをこっそり手伝ったり、気絶した主人公を闇の世界へと連れて行くと称して安全な場所へと送り届けるなど、その心に変化が生じていた。その心は表に出さないので、いわばツンデレである
クリア後にはとある人物を助ける為の同行クエスト(詳しくは後述)が発生するが、あんまり強くないため足を引っ張りがち

アーボ…イジワルズメンバー。
ゲンガーとは長い付き合い故か、彼の表情の微妙な変化を感じることができるほど。
願いは『アゴをもっと大きく開けること』と『もっととぐろを巻けるようなること』。
多分アーボにとっては一種のステータスなのだろう。

チャーレム…チームの紅一点。
エンディング後では、とあるダンジョンに一人取り残され、主人公に救助を依頼する。
願いは『一日中瞑想できるような静かな山が欲しい』こと。
次回作のチャームズの一人との関連は不明。

  • チーム『FLB』
ゴールドランクの救助隊。
圧倒的強さと威風堂々とした佇まいから全救助隊の憧れの存在である。
偶然ではあるが『救助隊DX』では3匹ともメガシンカ出来る。特に言及してなかったが…

《メンバー》
フーディン…知能指数5000を誇るチームの司令塔。
決して驕ることなく、どんなポケモンにも分け隔てなく接する人徳者でもあり、人気も知名度も高い。
主人公が疑いをかけられた時に主人公の無罪を信じ、逃げる猶予を与えた。

リザードン…山をも溶かす火炎放射を得意とするチームの熱きムードメーカー。
好戦的な性格だが、主人公の疑いが晴れた際には『俺は最初から信じていた。』とあっさり掌を返す調子のいい一面も。

バンギラス…鎧の体を持つチーム一の怪力自慢。
あくタイプだが、性格は比較的穏やか。
なお、FLBが登場しているシーンでは主にフーディンとリザードンが喋っており、バンギラス自身が喋る事はあまり無い。コラそこ、空気っていわない。


  • チーム『テングス』
ダーテングを筆頭にチーム全員がコノハナという天狗集団。
ノーマルランク。

《メンバー》
ダーテング…テングスのリーダー。
手にした団扇で強力な風を巻き起こすことが出来る。
金にがめつく、少額の依頼は決して受けないが、根は優しく、受けた恩は決して忘れない義理堅い性格。
フーディンに言われてワタッコの救助に向かった際、伝説のポケモン『サンダー』の眠りを妨げてしまい、囚われの身となってしまうが、主人公によって無事に救出された。
それ以降は、主人公が成長していることを素直に賞賛したり、悪人のわけがないと庇ったり、『兄弟』と呼んだりなど半ば一方的に慕っている。

コノハナ…テングスメンバー。2匹いる。
劇中でのセリフは一切なく、ワタッコがダーテングに救助依頼を頼み込むシーンと訓練所のボスとしてのみ登場。

ボスとしては2匹ともリーダーのダーテングの後ろにいるが、リーダーであるダーテングを守る気がないのか
はたまたダーテングが非力な部下の前にあえて陣取っているのかは不明。


  • チーム『ハイドロズ』
みずタイプで構成された救助隊。ブロンズランク。
救助活動の他、自身のタイプを活かした消火活動も行っている。
ポケモンニュースに活躍が記載されたり、広場でも話題になるなど人気も高い。それなのにブロンズランクなのか…

《メンバー》
カメックス…ハイドロズリーダー。
背中のロケット砲から発射されるハイドロポンプは分厚い鉄板さえも貫く。
見た目に加え、一人称が『ワシ』で厳格な性格など、貫禄あるポケモンだが、劇中ではなにかと伝説のポケモン達の噛ませ犬的な扱いをされてしまう哀れな御仁。
…なのだが、訓練所のボスとしての登場する彼は 伝説ポケモンを遥かに凌駕するステータスで襲い掛かってくる 恐ろしい強さの持ち主。
実際にタイマンさせるとあれとかこれとかは全く相手にならない。でも慣れたら10万ボルトなどで経験値稼ぎに散々狩られる事になるのは内緒。

オーダイル&ラグラージ…ハイドロズメンバー。
しかし、ストーリーに絡むことはなく、訓練所のボスとしての登場のみ。


  • チーム『カラミツキ』
触手を持つポケモン達で構成されたチーム。
実は見かけによらずシルバーランクと結構優秀だったりする。

《メンバー》
オクタン…カラミツキリーダー。『~よん』といった軽い口調が特徴。
強いヤツを見ると絡み付きたくなる性分らしく、足で相手の体に巻きついた後に頭突きをかましていくという持久戦が得意。

ドククラゲ&ユレイドル…カラミツキメンバー。
ストーリーでの絡みはなく、訓練所のボスとして登場する。


  • チーム『ゴロゴロ』
ゴローニャとゴローンのみで構成されたチーム。
(救助隊なのに)凶悪なチームとして名を馳せているが、実はまだノーマルランク。

《メンバー》
ゴローニャ…ゴロゴロリーダー。
岩石の体はどんな大爆発にも耐えうるという。
グラードンについては「いわおとしで眠っててもらうぜ」と豪語していたが……
前述通り、チームは有名になっていくのに、いまだにノーマルランクというのがちょっと恥ずかしいらしい。

なお、ボスとしてはレベルの低さにより習得技がショボい事から部下のゴローンより弱い。

ゴローン…ゴロゴロメンバー。2匹いる。
ストーリーでの絡みはなく、訓練所のボスとして登場する。リーダーのゴローニャより習得技が強い。


街のポケモン

道具などを売る『カクレオン商店』と、ふしぎだま、わざマシンを売る『カクレオン専門店』を営む双子のポケモン。通常色が兄で色違いが弟。
兄の方は特定のダンジョンに出張店を開いていることもある。


『ペルシアン銀行』を経営する。
ここに預けたポケは、ダンジョンで倒れても無くならない。
『救助隊DX』ではダンジョン出発前に1回でも預けるか引き出すとオレンの実、プチふっかつタネ、リンゴ、ピーピーリカバーのいずれかをランダムで1つもらえるようになり、利用価値が上がった。
また、不思議玉の「ぎんこうだま」を使えばダンジョン内でもポケのやり取りが可能。所持金は99,999でカンストするため、それ以上確保したい場合は一考。
預金は9,999,999でカンストするようになり、カンストした場合は救助隊協会へ寄付するという形式で0に戻すことも出来る。
理由は不明だが、次回作では担当がヨマワルに変わっている。

『ガルーラの倉庫』を経営する。
ここに預けたアイテムは、ダンジョンで倒れても無くならない。
ちなみに子供は一切喋らない。
次回作にも登場するが、「マグナゲート」以降はあずかりボックスに役目を奪われてしまった。

  • ゴクリン
『ゴクリンの連結店』を経営する。
150ポケを払えば技を連結出来る他、無償で技を思い出したり忘れることが出来る。
「他人が技を思い出す瞬間の顔」を見るのが好きだという中々にマニアックな嗜好の持ち主。*10
『救助隊DX』では連結代が不要になった他、エンディング後には教え技が追加される。ただし、教え技はいずれもキャンプエリア並みに高額。
次回作では担当がエレキブルに変わっている。

『プクリンのともだちサークル』を経営する。
ポケを払うことで『ともだちエリア』を購入できる。
友達大好きで、初来店時にはエリアを無償で3つも提供してくれるほどの気前のいい人物。
次回作のおやかたと同一人物かは定かではない。
+ 因みに…
『救助隊DX』では経営が『プクリンのキャンプコーナー』に変わっている。システム自体はリメイク前とほぼ同じ。
最初に提供してくれるキャンプエリアは4つに増えたが、逃亡の旅から帰ってきた後のセリフは「……え?うたがってたかって?うん。ほんの…たくさん。」とリメイク前から真逆になっている。急に腹黒感が…
また、不思議玉の「プクリンだま」を使えばダンジョン内でキャンプエリアを買うことも可能。使った人がいたかは不明
キャンプエリアをすべて買っている状態で「プクリンだま」を使った場合は流石に何も起こらない…と思いきや、このプクリンがお助けポケモンとして登場するようになる。肝心の強さは…うん…

  • マクノシタ
『マクノシタの訓練所』を経営する。「~なんだぞ」が口癖。
救助隊の皆に頑張ってもらいたいという一心でボランティアを集い、訓練所を設営。
レベル上げが出来るのと、とある条件を満たせばご褒美が出ることも…
『救助隊DX』では訓練所の仕様が大幅に変更された(後述の変更点参照)。

『ペリッパー連絡所』の職員。
窓口対応の他、その大きな口を活かして依頼を各救助隊に投函する役目を持つ。
主人公チームに手紙を届けてくれる1匹のペリッパーがおり、直接会話は出来ないが、主人公が濡れ衣を着せられた際には自身の気持ちをつづった手紙を自ら投函する。

  • キャタピーちゃん
最初の救助対象である子供のキャタピー。
小さな森ではぐれていたところを主人公たちに助けられて以来、強いあこがれを抱いている。
泣き虫な所はあるが、芯が強く、主人公が濡れ衣を着せられた際にも最後まで信じぬいた。

キャタピーちゃんの母親であるちょうちょポケモン。
小さな森に落ちたキャタピーちゃんの救助を主人公たちに依頼する。
これ以降は天空の塔に挑む直前からエンディング前までしか姿を見せない。
『救助隊DX』では性別が反映されており、翅の下部が一部黒くなっている。

  • トランセルくん
キャタピーちゃんの友達であるサナギポケモン。
怪しい森で主人公たちに助けられた事でキャタピーちゃんと同じく主人公たちにあこがれを抱くように。
何か有事が起きるととりあえず全力で硬くなる。
エンディング後はキャタピーちゃんとの会話で進化を試みて失敗したことを聞ける。キャタピーちゃんからはレベルが足りないのかもしれないと推測されているので、多分レベル9以下なのかもしれない。見るからに戦いは苦手そうなので仕方がないだろう…

  • ハスブレロ
ポケモン広場にたむろする住民の一人。
感情の起伏が激しい陽気なムードメーカーだが、 主人公がゲンガーにより濡れ衣を着せられた際には世界を守るためにと率先して攻撃する など、結構ドライな一面もある。本人も謝罪しながら攻撃したため不本意なところはあったと思われるが、だとしても何の確かめもせずに攻撃するのは如何なるものか。
エンディング後は進化したいという旨を話すが、『性格まで能天気になるのはちょっと困る』という理由でなかなか進化に踏み込めない。
赤・青の救助隊では怒りの顔グラがまるで白目を剥いているような感じだったが、『救助隊DX』では超から流用されており普通のグラフィックになっている。

  • マダツボミ
ポケモン広場にたむろする住民の一人。
噂をあまり信じない現実主義者だが、主人公がキュウコン伝説に登場する人間と知った時は割と信じ込んでいた。そういう時だけ信じるな
基本的に他人事スタイルな奴ではあるが、フーディン達を助けるために相性の悪いポケモンだらけのマグマの地底に踏み込もうとする勇気ある一面も持つ。踏み込んだとは言ってない

  • ブルー
ポケモン広場にたむろする住民の一人。
自らのかわいい容姿に絶対的な自信を持つナルシスト
それゆえにエンディング後にグランブルに進化した当初はかわいくなくなったと消沈していたが、強くなると分かると途端に上機嫌となった。
リメイク版の『救助隊DX』ではタイプが変更されているが、それに関する言及は特になかった。

  • コイル
じしゃくポケモン。
不思議な電磁波の影響で二つにくっついてしまい、救助を依頼した。
後日、ハガネ山にてディグダ救出を手伝ってくれた縁で救助隊に誘われるものの、近くに住む場所がないという理由で断念。
だが、コイル達の内の1匹がどうしても救助隊をやってみたいと入隊希望。住み家も無事に確保し、晴れて初めての仲間となる。
言語は全てカタカナ表記で『ビビビ』『ルルル』が口癖。
ピカチュウが主人公orパートナーの場合以外ではかなり頼りになる。特にGBAでは固定ダメージ&遠距離攻撃のソニックブームを覚えられるのが強い。
また、『救助隊DX』で最初に加入する個体は特性が強化された「がんじょう」持ちで、更に4マス遠距離の特殊攻撃技「シグナルビーム」を覚えており、こちらも頼もしくなっている。

親子のモグラポケモン。
息子のディグタがエアームドに連れ去られてしまい、救助を依頼した。
ディグダは父親のいうことをなんでも素直に信じてしまうため、ついつい『私たちを誰だと思っているんだ。』と見栄を張ってしまうのがお約束。
一応足があるらしい。(あ…あし…?)(アルノカ…アシガ…?)
なお、ダグトリオは当時のグラフィックに合わせて目付きが鋭いが、XY以降で目付きがディグダと同じになった『救助隊DX』でも顔グラ含めてそのままになっている。もちろん救助隊DXで勧誘出来るダグトリオは鋭い目付きがなくなっている。
次回作にもギルドメンバーとして登場するが、同一人物かどうかは(略)

ナマズンの池に住むポケモン広場の長老。
かなりの長生きなため、様々な伝説や噂を教えてくれる。


◎その他のポケモン


主人公が見る不思議な夢の中に登場するポケモン。
主人公の正体を知っているようだが…

ハガネ山に住むよろいどりポケモン。語尾に『~ザマス』と付ける。
『毎晩ディグダ達が暴れるせいで地震が頻繁に起きるから怖くて眠れない。』と勘違いし、ディグダをさらった。
倒した後はどこかへと飛びだっていく。

風に乗って旅するわたくさポケモン。二匹いる。
仲間の一匹が沈黙の谷の岩場に挟まってしまったため、もう一匹がダーテングに救助を依頼した…が、向かったはずのダーテングも帰って来ない事を不安がり、主人公たちに依頼を持ちかけた。
主人公たちの猿芝居仮病もすぐに信じてしまうほど純粋だが、それと同時に朝から何も食べていないはずと指摘するほどの鋭さも持っている。
エンディング後は仲間と共に旅立っていった。

大いなる峡谷の最上階に位置する『精霊の丘』に住むせいれいポケモン。
未来を予言する力を持っており、主人公がポケモンではないことも瞬時に見抜いている。
くすぐられた後、しばらくしてから笑い出すなど妙に反応が遅い。

デザインにこだわりがある芸術家肌のえかきポケモン。
大人になる儀式がイヤで群れから逃げ出したが*11、森ではぐれてしまい救助依頼を出した。
救出後、群れの仲間たちが迎えに来るが、戻りたくない彼はなんと救助隊に入隊希望。
この強引さに流石のパートナーも少々呆れ気味ではあったものの、『仲間が増えるなら』ということで晴れて仲間となった。
入隊後は救助隊活動の他、絵描きの腕を活かして救助隊基地の旗のデザインを変更してくれる。
ちなみに旗のデザイン担当のドーブルは彼のみなので、一度別れてしまうと二度とデザイン変更が出来なくなる。
『救助隊DX』では「仲間のドーブルたちから足跡を大量に付けられる『ペタペタ祭り』に参加するのがイヤだった」という理由と内容に変更されている。また、初期レベルが5から25に上がっており、別れることも出来なくなっている。

ほがらかポケモン&がまんポケモンのコンビ。
騒ぎの森で暴れるマンキー達をこらしめてほしいと救助を依頼した。
報酬はクリの実一個としょっぱいものだったが、このクリがきっかけで救助隊基地建設計画が始動。
本人たちもこれだけでは申し訳がないからという理由で手伝いをしてくれる。
基地建設終了後は広場からいなくなるが、一部のイベントで出演する。
ちなみに何故かソーナンスは鳴き声のみしか発しない。
「空の探検隊」の追加要素で下記のパッチール共々登場する。

一人称が『てまえ』のぶちパンダポケモン。
一人旅を趣味としており、様々な土地やポケモンを見てきた。
ある日、幻のポケモンの噂を聞きつけ、見つけるためにと各地を歩き回ったが、どうしても見つけることが出来ず、ポケモン広場へと流れ着いた。
体力の限界ということで幻のポケモンをすっかり諦めてしまい、主人公たちに幻のポケモンと関係があるといわれている『透明の羽根』を渡す。
その後は暫く広場に滞在するが、幻のポケモンに出会ったことをパッチールに報告すると、やる気を取り戻して広場を去っていく。
頑張れば幻のポケモンと直接出会うこともできるぞ!
歩くときの足取りがおぼつかないが、これが普通らしい。

主人公たちが逃亡途中で出会ったわざわいポケモン。
冤罪を吹っ掛けてきてまともに話の通じないフリーザーの前に現れ、異変の原因が主人公らではないことを伝えてくれる。
世界の危機を感知し、力を合わせるべきだということで主人公らと行動を共にする。
しかし重要キャラっぽい立ち位置にありながら、実際はその他の仲間ポケモンと同じ扱いであり、セリフがあるのは初登場シーンが最初で最後という不遇なポケモン。
一緒に冒険するんだから、その後のセリフくらい用意してあげても良かった気がするのだが……。
ちなみに同行してくれるのだがリメイク前では「あまりにも弱すぎて」シナリオ攻略を苦労させるという反応が困る奴だったりする。
しかも仲間になった直後にでもPTから外せるため、慣れたプレイヤーからはだいたい仲間になった直後に外されることもしばしば……

そのあまりの不遇さからか、『救助隊DX』ではダンジョン内でのセリフが専用化し、ストーリーでのセリフも増えて大きく改善されている。
「ほろびのうた」も思い出しで習得出来るため、すごわざ「Gつうろひっちゅう」と合わせれば蹂躙することも可能になった。これはニョロトノでやるのが有名な即死コンボだが、アブソルの場合は必ず加入するポケモンであることとメガシンカが可能な点で勝る。

  • ゴンベ
『ダイヤモンド・パール』発売に先駆けて登場したおおぐいポケモン。
ストーリーに絡むことはないが、極々稀にランダムでポケモン広場に現れ、話しかけると食べ物をせがまれる。
この時に食べ物を渡すと、おなかの消費が早くなる代わりに攻撃、特攻が上がる『ゴンベのハラマキ』が貰える。
リンゴが大好物。

本作発売前の劇場版で先行登場したはどうポケモン。
歴史ある救助隊の中で伝説とまで謳われた救助隊メンバー。
フーディンの憧れの存在であり、彼に近づくことが夢であり目標であると掲げるほどに心酔している。
青の救助隊・赤の救助隊では残念ながら像しか出てこない。

「氷雪の霊峰」に住んでいるきつねポケモン。
ある人間が面白半分でキュウコンの尻尾を触ったことによって祟りを受けたと言われている『キュウコン伝説』の元となっており、実在しないと思われていた。
主人公たちやフーディンの前に姿を現し、主人公はキュウコン伝説の登場する人間ではないと証言する。







◎伝説のポケモン


本編クリア後に仲間にできるポケモン達。
ほとんどがダンジョンの最終フロアのボスとして待ち構えている。
基本的には仲間になった時に一緒にともだちエリアも解禁されるが、一部ではともだちサークルで売られているものもあるのでチェックしておくべし。

雷鳴の山にすむ、でんげきポケモン。
近くにある沈黙の谷で眠っていたが、ダーテングが突風を起こしたことで眠りを妨げられ激怒。
怒りのあまりダーテングをさらい、『返してほしければ雷鳴の山へ来い!』と主人公たちを挑発。
そして雷鳴の山に向かうと怒りの矛先を主人公たちに向け、襲い掛かってくる。
撃破後は頭が冷えてダーテングを返してくれるが、『だが次はこうはいかん、本気で襲うから覚悟しろ!』と捨て台詞を吐いて飛び去る。

…ストーリー内では終始寝覚めの悪さからキレ散らかしており、自然災害には全く関心がないような振る舞いもあってか
一部プレイヤーの間ではDQNと揶揄されたりもした。寝起き直後は不機嫌になりがちな低血圧の人じゃないんだから…

初戦時にはパートナーが一マス前へ出ているので、こちらも前に出ないと集中攻撃を喰らう危険性がある。
途中でラクライを仲間にすれば特性のひらいしんででんき技を無効化できる。

炎の山に住む、かえんポケモン。
逃亡の旅の途中にたまたま通りかかった主人公たちを、山を苦しめる悪漢共と勘違いして襲ってくる。
倒した後は山が苦しんでいるのは自然災害の影響であるというパートナーの言葉を信じ、その原因を必ず突き止めるように約束する。
事あるごとに鳴き叫ぶ癖があり、ただ飛び立とうとしただけでも大声で鳴くので紛らわしい。

樹氷の森に住む、れいとうポケモン。
こちらもたまたま通りかかった時に森の氷が溶けている原因と勘違いされ襲ってくる。
撃破後もパートナーの説得に応じず、再度襲い掛かろうとするが途中で現れたアブソルに説得され、森の異変の原因が自然災害の影響であることを信用してくれる。

サンダーやファイヤーと違い、部屋全体攻撃の「こなゆき」を使うため、氷技が弱点の主人公やパートナーだとかなりの苦戦を強いられる。特に草タイプやカラカラは本編ボスの飛行タイプの多さもあり本家シリーズと変わらずハードモード。
もし仮に準備をしないで旅に出た場合、7~8回負け復活の種を偶然拾うか、勝てるレベルまで上げて戦うなどのタイムロスを食らう事も。

『救助隊DX』では流石に「こなゆき」の攻撃範囲が隣接に修正されたが、サイズが3×3の大型になったことで隣接攻撃の技も攻撃範囲が広くなっており、うかつに隣接すると2匹ともダメージを受けてしまう。また、再戦時は攻撃範囲が部屋全体に修正された「ふぶき」をしっかり覚えているため、これ1発でメンバーが壊滅しかねない強敵と化している。

マグマの地底に眠る伝説のたいりくポケモン。
大地を作り出したというだけあってFLBも圧倒するパワーを誇る。
自然災害の影響により目覚め、大地震を引き起こしていた。
初戦時は怒りで我を忘れており、セリフもなく戦闘に入るが、エンディング後は落ち着きを取り戻している。

天空の塔の最上階に住むてんくうポケモン。
飛来した巨大隕石をどうにかするため、主人公たちはレックウザがいる天空の塔へ向かう事になる。

しかし頂上で出会ったレックウザは「我には我の、そなたらにはそなたらの領域がある」等とのたまい、全く聞く耳を持たず。
挙句の果てには「自然の領域を侵す者は容赦せん!」と言いながら、襲い掛かって来る。

撃破後もなんなく起き上がり二回戦続行…かと思いきや、巨大隕石が天空の塔 頂上付近にまで接近。
ここでパートナーの頼み事を初めて聞き、ようやく隕石の破壊が行われる。
彼の「はかいこうせん」によって巨大隕石は砕かれ、ポケモン達の世界は救われたのであった。

ちなみに、天空の塔は初回攻略時にはフーディンとネイティオ匿名希望の誰かが作ってくれた『テレポートの結晶』により転送されるのだが、エンディング後に再び入るためには、「そらをとぶ」のひでんマシンあるいは習得しているポケモンが必要なので注意。

嵐の海域に潜む、かいていポケモン。
恐らく最初に戦うことになるであろう裏ボスなのだが、特にイベントもないのでストーリー的に空気感が否めない。

それぞれ『炎の大地』『稲妻の大地』『北風の大地』に君臨するポケモン。
ホウオウ関連のイベントに登場し、全員を倒せば『とうめいな羽根』が少しずつ変化していき『にじいろの羽根』になれば、ホウオウに会うことができる。
ホウオウに隠れてみんなそれなりの強敵であり、ダンジョン自体の攻略難度も高いが、ここで苦戦しているようだとつらいものがある。

遥かなる霊峰に住むにじいろポケモン。パッチールが探し求めている幻のポケモンである。
今作最強のボスと言われており、ぼうぎょ以外がとんでもない数値となっている。
ダンジョン自体も40階と長い*12階数であり、出てくる敵のステータスが非常に高いのもあってかなりの難易度を誇る。なかなか攻略出来なかったプレイヤーも多かったのではないだろうか。
相性自体はこちらがよくても押し切られる威力である事もしばしば。変化技も強力であり、入念な準備をしていても半端なレベルでは倒すのには運が絡む。
戦う時には工夫が必要で「ひかりのかべ」や「リフレクター」などあれば守備面で助かるだろう。
すいみんの種から先制して連続で状態異常できたら有利になるがそれも焼け石に水という事もしばしば起きるほどの凶悪なボスである。
……青の救助隊・赤の救助隊でははらぺこリボンを投げてキャッチさせると途端に雑魚になるのは秘密である(もっともこれは本作すべての敵ポケモンに言えることだが…)
ホウオウと出会ったあとにパッチールと会話するイベントは一度きりであるのだが、広場にいるパッチールにホウオウを仲間にした後リーダーにして話しかけた場合には、専用の会話が増える

双子のむげんポケモン。
レックウザが破壊した隕石の破片がラティアスにぶつかり彼女は奈落の谷の奥底に落下。
残されたラティオスは妹を助ける為に無謀にもカクレオン専門店からわざマシンを盗んでいった。店主が寝てて命拾いしたな
犯行動機は「自分の力だけでは奈落の谷を進む事ができず、わざマシンが必要だった」との事で「妹を助け出した後はちゃんと返そうと思っていた」
「黙って持ち出すのはとてもよくない事です、本当にすみませんでした」と泥棒を悪い事だと思い、きちんと謝罪する心は持っている。

その後、主人公たちがラティアスを救助したことで無事に再会、救助隊の仲間入りとなる。
ちなみにやむを得ない事情と美しい兄妹愛ということで泥棒の件はお咎めなしとなった。

本作のラティ兄妹はこのイベントでしか加入しないため、別れてしまうと二度と出会えない。『救助隊DX』では流石に別れることが出来ないよう修正されている。

巨大隕石の内部に潜んでいた地球外生命体。
空中で爆散した巨大隕石の破片が地上で形成し出来上がった『隕石の洞窟』の最深部にて待ち受けている。
「目覚めた時ここにいた」「ここは一体どこなのだ?」「ここで…何があったのかをッ!」と色んな疑問を呈しながら襲い掛かって来る。
ちなみにこのダンジョンは様々な制限があり、入場が1匹で且つ救助の依頼が不可能、道具が3つまでしか持ち込めない、デオキシスの幻影を倒さないと下層に進めない、と特別仕様となっている。仕様上みとおしメガネがないと厳しい。
『救助隊DX』では入場や道具に制限はなくなったが、よりにもよってここにモンスターハウスが発生するようになり、更にスピードフォルムが極悪な回避率の高さになっている。「だましうち」や「シャドーパンチ」といった必中攻撃の技や「こころのめ」、「ロックオン」などの必中にする技、すごわざによる技の必中化がないと苦労する。

銀の海溝の最深部に潜むせんすいポケモン。
ホウオウに比べると随分有情である反面、出会うまでが大変。
なお、戦闘に入る前に『命をかけてかかって来い!』という台詞がある。
この元ネタは映画『ルギア爆誕』のキャッチコピーであるが、映画内でこの台詞を言わないため、嘘予告かつ実は言ってない台詞として有名であった。
しかし、映画から6年後、本作でルギアが実際に発したため「嘘から出た真」の事例としても有名になった。

願いの洞窟の奥で眠りについているねがいごとポケモン。
ジラーチを倒し、なおかつ『うたごえの石』を所持していると願い事を一つ叶えてくれる。
そのため、仲間にするのが遅れがちなプレイヤーも多い。

本作中最難関ダンジョンの清らかな森の最奥にいるときわたりポケモン。戦闘は行わない。
救助隊DXでは清らかな森をクリアすると、あるサプライズが…

シンニュウシャ ハッケン! ハイジョ セヨ!
地底遺跡を守る番人トリオ。
倒すとそれぞれパーツを落とし、三つ合わせるとオルゴールに変化する。

地底遺跡にランダムで登場するしんしゅポケモン。
オルゴールを所持している時のみ現れ、ダンジョン内を徘徊している。
変身を覚えているため、敵を倒したら実はミュウだったというのも珍しくない。
そのため各階を総当りで探す事になるが、新しいシンボルとしては出現しないという仕様がある為みとおしメガネで最初からいたシンボルを把握しておくと楽。
仲間にすると地底遺跡は一旦クリアという扱いになる。

戦う為に作られたと言われる自称最強のポケモン。
強敵ばかりが潜む「西の洞窟」の最深部にてエネルギーを蓄えながら待ち構えている。
リザードンとカメックスに『半端じゃない強さ』と言わしめる程なのだが…実はHP以外のステータスは中盤ボスのフリーザーと同程度というすさまじい弱さを誇る
本作ではミュウとの関連性は薄い。
『救助隊DX』ではメガシンカを得て相応の強さになったが、その配慮なのかダンジョン自体は全20Fと約1/5に縮小した。ルギアがいる「銀の海溝」は99Fで据え置きなのに…

伝説ではないが一応記載。見つけたらラッキー、仲間に出来たらもっとラッキー。
ラインナップがおかしい?いや、事実である。
勧誘システムの都合上こいつらは進化系も含めてレア枠だが、ピジョンとピジョットだけは例外。


◎キュウコン伝説

本編でも出てきた伝説で、エンディング後のイベントの一つ。

あるところにキュウコンというポケモンがいた。キュウコンの9本の尻尾には神通力が宿っており、不用意に触れようとするものなら、祟りを受けてしまうと恐れられていた。
ところが、ある人間が面白半分でキュウコンのしっぽを触ったことにより祟りを受けそうになってしまう。が、そのパートナーであるサーナイトがかばい、彼の代わりにタタリを受けた。
しかし、その人間は助けるどころか、サーナイトを見捨てて逃げてしまう。
それに失望したキュウコンはある一つの予言をした。
『あの者はいずれポケモンに生まれ変わる、そして転生した時、世界のバランスは大きく崩れるだろう』と…

当初は主人公こそがこの伝説に出てくる人間だと思われていたが、キュウコンの証言により否定された。
では、いったいこの伝説に出てくる人間とは誰なのだろうか?
その真相が遂に判明される。

とある日の朝、外に出てみると、そこにはゲンガーがいた。
彼は『お前なんかに頼むのは癪だが』と前置きを置いたうえで、自分を氷雪の霊峰まで連れて行ってくれと頼む。
どれだけ断ろうとも頑なに頼み続けるゲンガーに根負けし、共に氷雪の霊峰へと向かうが…



◎余談

  • 青の救助隊の初期出荷版には、GBAソフトをダブルスロットするとGBAソフトのデータが消える事があるバグが存在した
    ロックマンエグゼシリーズが巻き込まれやすいらしく、他社作品なのにカプコンのサポートページにこのバグに関する注意喚起が残っている。
  • 以降のシリーズにも言える事だが、システムが違うため本家と同じノリでポケモンを選ぶと痛い目を見る。
    本作であれば「相性による無効化が大幅減に」「2つの特性の同時所持」「すばやさの行動回数化」は非常に大きい。
  • 全てという訳ではないが、このシリーズは本編作品では活躍させることが難しいポケモンが凶悪な性能にされている事が多い(特に敵として出てきた場合)。中でもレディアンエネコロロはよくこの事が引き合いに出されている。
  • 第四世代からウソハチ、マニューラ、マネネ、ルカリオが石像という形で、ゴンベが地上にてランダムで発生するイベントにて先行登場している。
  • アニメ『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』の4期OP「バトルフロンティア」の映像の後半に、『青・赤の救助隊』のパッケージを意識した演出がある。
    また、第7シリーズでも16話でゲンガーが風邪をひいたサトシにお見舞いとして大量のリンゴを持ってくる場面があるが、こちらも当時発売間近だった『救助隊DX』を意識した演出と思われる。
  • ORASの『エピソードデルタ』は「隕石が落ちる」「レックウザ」「塔の上」「隕石とデオキシス」という意味で、本作を意識している部分が垣間見える。
  • 本作にもわざマシンがあり、使用することで新たに技を覚えることができる。
    わざマシンのラインナップは基本的に第3世代当時のものに準じているが、その中に本編では馴染みのないオリジナル技が2つあるが、これらにはちゃんと元ネタがある。
    • そのうちの1つである「すいへいぎり」は前方3方向を攻撃できる技。風来のシレンシリーズの「妖刀かまいたち」が元ネタで、こちらも前方3方向を攻撃できる強力な特殊能力を持った武器として登場している。
    • もう一方の「しんくうぎり」は部屋中のポケモンにダメージを与える技。こちらも風来のシレンシリーズの「真空斬りの巻物」が元ネタ。効果も同じく部屋中のモンスターにダメージを与える巻物として登場した。*13

◎救助隊DXでの変更点

+ たくさんあるので折り畳み
  • クリア後にパートナーがついてこなくなりセリフも汎用になる深刻なバグ仕様が改善され、クリア後も毎朝起こしてくれるようになった。
    これに伴い自宅やポケモンひろばでのリーダー交代要素が廃止され、必ず主人公を操作するようになっている(リーダー変更は出発前の編成とダンジョン内のみ)。
    なお、パートナーに話しかければ次のストーリーの目的も教えてくれるので、判らなくなっても詰みにくくなっている。しかし、この弊害でパッチールにホウオウで会うことは出来ないため、そのイベントを見ることは残念ながら不可能。
    • ちなみに主人公とパートナーは進化させてもセリフが専用になった。もう頭痛に悩まされる主人公もいない。*14ただし進化させるとスカーフは消える*15
  • イベントシーン自体はほぼ当時のままだがグラフィックは3D化に伴って演出などが大きく進化。背景も絵本調で優しく作り込まれている。
    • 最初のパートナーとの出会いでも目線が主人公になっており、アニメの救助隊ガンバルズと似たような感じになっている。
    • 3Dグラフィックは「💢」や「💦」などのアイコン以外に、表情が連動しており感情が判りやすくなっている。また、イベントシーンで戦いを始めるシーンではお互いが構えを取っていたり得意な技を撃とうとしていたりと、モーション自体も多い。
+ 追加・変更されたシーンの一例
  • ポケモン広場の各施設紹介では、パートナーと一緒に経営者へすべて挨拶回りしている。マクノシタ訓練所とペリッパー連絡所は離れた場所にあるせいで行けてないが…
  • ダグトリオの子供であるディグダと知り合うイベントが追加されており、ダグトリオからの依頼の流れに違和感がなくなった。また、このイベントで掲示板とペリッパー連絡所へ直通する穴も追加されている*16
  • 雷鳴の山でサンダーを倒した後、駆けつけたFLBのリザードンが主人公たちの前に飛び出し、炎を纏っている。このときのカメラはリザードンが前面に大きく映っており、迫力は満点。
+ 逃亡の旅は…
ハスブレロは主人公を攻撃しなくなっている。また、号外は床落ちしたものを拾わずに読んでいる。無実が判明した後のゲンガーたちへのセリフも「オマエら~~~っ!!」に変更されている。それでもハスブレロは許されないようだ…
アブソルは氷雪の霊峰入り口にも待機しており、話せる。ゲンガーの心の声にもアブソルの分(うしろに 見なれないヤツもいるし……)が追加されている。
氷雪の霊峰 奥地での一連のイベントシーンは、キュウコンの登場シーンがカッコ良くなった。主人公とフーディンの間を割るように炎の柱を上げつつ、中から現れるように登場している。流石はほのおタイプ…
到着直後は猛吹雪だった天候だがキュウコン登場時におさまっていき、主人公の無実が証明されたときには雪が完全に止み、雲間からは太陽の光が差し込んでいる。多分キュウコンはひでり特性
そして主人公の無実が証明された瞬間、パートナーはその嬉しさ全開で主人公に直接とびかかるようになった。しかもパートナーがとびかかる一瞬だけは視点が主人公側になる…うらやまけしからん
  • エンディング後にはアブソルからもお礼を言われる。また、伝説の三鳥の件も話してくれる。
  • 当時はゲスト止まりだったゴンベやウソハチ、ルカリオがプレイアブルで使用出来る。ただしルカリオの解禁はそれなりに厳しい条件が設けられている。
    • 他にもタマンタやスボミーなど第三世代までのポケモンの進化前・進化後として第四世代で増えたポケモン、およびニンフィアが新たに使用可能となった。進化後のポケモンは多くが野生で登場せず進化以外の入手手段は特殊なものとなっている。
  • 『超』から登場したアイテム「えだ」が引き続き登場。これにより従来のふしぎだまの一部はえだに統合された。飛び道具のスタック上限が40と半分以下に減っているのも『超』由来。
  • 1度仲間になったポケモンの名前も自由に変更可能。主人公とパートナーと救助隊の名前は超同様、トップメニューからでも変更出来る。また、現行の世代に合わせて日本語では入力可能な名前が6文字までになっている。
  • 「かしこさ」が廃止され「すごわざ」になった。もう1つのダンジョン用とくせいと言うべき要素で、仲間にした時点で持っているポケモンと持っていないポケモンがある。グミを与えることで新たに抽選が可能。
    • 因みにすごわざはGREAT(「すごい」や「すばらしい」といった意味を持つ英単語)の略と思われるGが先頭に付いている。強力な効果が多く、文字通り「すご」い力を持つ「わざ」と言えるだろう。
  • 進化に必要なアイテムが「しんかのあかし」に統一された。一部ダンジョンの最奥に落ちていたり(事実上のクリア報酬)、一部のダンジョンでの店売りで入手できる。
  • グミが「にじいろグミ」「DXグミ」に統一された。与えると時々すごわざを習得する。DXグミなら確定で習得可能。すごわざガチャ
    • なお、主人公のみ初めてグミを食べると「Gわきあいあい」を必ず習得する。
  • 「カギ」が廃止された。また「なみのり」や「そらをとぶ」など、特定のひでんマシンがないと侵入出来ないダンジョンの制限が廃止された。もちろんひでんマシンも廃止されており、当時のひでんわざは一部が削除、残っているものはわざマシンに変更されている。
  • ポケモンの覚える技は第七世代準拠となった。当然ながら当時になかった技や特性、フェアリータイプなどの新要素もある。特性も『超』基準になったため、マイナス効果のあった特性はほとんどなくなっている*17しかしながらなまけのデメリットは流石にどうすることも出来なかったようだ
  • タイプ相性で文字通り「こうかが ない みたいだ…」という事態が起こりうる(『超』準拠)。そのため一種類のタイプだけで固めると泣きを見ることも発生するようになった。ただし、敵のAIも『超』から弱体化しており、ノーマルタイプ相手にゴーストタイプの攻撃技、ちょすい特性にみずタイプの攻撃技等と効果がない技を繰り出すことも起こるようになった。
    • なお、味方の攻撃はすごわざ「Gごりおし」でタイプ相性や大半の特性を無視して等倍以上にすることが可能。非常に汎用性の高いすごわざとなっている。*18
  • 診断の後にキャンセルすれば自由に主人公を選べるようになった(『超』準拠)。また一部のポケモンの性別限定・主人公限定の縛りがなくなり、パートナーの性別も選べる。主人公も一部のポケモンの性別で姿が変わるようになった。なおコダックの顔芸は診断結果で見られなくなった。
    • パートナーはおとこのコの口調が半々になった。ただし、主人公とおんなのコはセリフパターンがすべて同じ。ちょっと残念?
    • オイラ口調はフシギダネ、ゼニガメ、ワニノコ、キモリ、アチャモ、ニャース、コダック、ワンリキーの8匹。このうちフシギダネとキモリがリメイク前から変更されており、主人公専用の一部も含まれている。他の8匹はすべて口調がボクになっている。
  • オンラインで救助が可能になった。パスワードを教えての救助依頼も可能。出発したメンバー以外でのセルフ救助も行える。
    • また、ボス戦の敗北で救助してもらった場合は復活地点が直前の階層の階段に戻されており、ペナルティなしで無償脱出も可能になった。
  • 掲示板の依頼も総じて易しくなった。ポケモン救助の依頼主は天候の影響を一切受けないようになっており、道具を届けて欲しい依頼は現地に落ちているという配慮が為されている。
    鬼畜難度の連れてって依頼も、依頼主が相応の強さになっており倒されにくい。仮に倒されてしまっても強制送還は発生しなくなっている。
  • ふしぎなメールは「カービィハンターズ」シリーズのように用意されたパスワードを入力する形式になった。もちろん捏造メールの使用は不可能になった。
    • メールで出現させられる隠しダンジョンは進行で自動出現する仕様になった。出現ポケモンが大幅に変更されており、ポニータやピッピなどの当時希少だった種も出現する。海系隠しダンジョンの構成がカオスに
  • ゲンガーに厳しすぎた「闇の洞窟」の登場ポケモンがほぼ「滝壺の池」に近い構成となり手強さが減った。ついでに技構成から偽アブソルと化していたゲンガー自身もまともな戦闘能力を有するようになった。なぜか水棲ポケモンに混じってバクフーンとエーフィがいる
  • リーダーの通常攻撃が廃止された。代わりにピーピー系のアイテムの入手頻度が増加している。なお仲間や敵のみ、ダメージを与えられる技を持っていないと通常攻撃をしてくる。なおワナチェックの素振りは従来通り可能で、従来と異なり足元と周囲1マスを調べられるよう強化されている。
  • 「ともだちエリア」が「キャンプエリア」に変更された。システム自体はともだちエリアとほぼ同じ。当時のマップをイメージした風景イラストも見られるし、BGMも堪能できる。リメイク前や探検隊のポケモンたちのドット絵はここで確認可能で、ニンフィアは新規に描かれている。
    • これに伴い主人公とパートナーはどのキャンプエリアにも所属していない専用の枠になり、所属元のキャンプエリアはすべて買う必要がある。その代わり、主人公とパートナーはキャンプエリアに行けるならいつでもステータスの強化が出来るようになった。
    • また、ストーリー上で必ず加わるポケモンや伝説・幻のポケモンとも別れることが出来なくなっている。別れられないポケモンたちはストーリーとの整合性が取れなくなるためやむを得ない変更点だが、伝説・幻のポケモンとの再戦も出来ないのは惜しいところ。
      しかし、仲間の枠は救助隊ランクが上がると増えるようになっているため、386匹全員を仲間にすると1匹ずつしか加入出来ない制限があったリメイク前の問題点は解消されている。リメイク前でコイルやアブソルを外してた人は正直に手を上げてください
  • 当時は仲間を作れないダンジョンがあったりポケモンによっては仲間に出来なかったりしたが、本作では所有しているキャンプエリアの有無に関係なく全てのダンジョンで全てのポケモンを仲間に出来るようになった。ただし一部のストーリー中やダンジョン*19は不可能となっている。
    これまでは店主の枠にしかいなかったカクレオンも「幸せの塔」内で店主の枠ではない野生の個体が出現するようになった。もちろん店主のようなイカれた強さはなく、とても弱いため、勧誘に成功すると連れ帰るのが大変になっている
  • ポケモンの成長率は系統ごとに統一され、探検隊以降準拠のしんかボーナスもつくように。手軽に仲間にできたり進化できるポケモンなら進化前から仲間にしてもよいし、進化条件が厳しければ直接仲間にしてドーピングで補ってもいい。ケースバイケース。
  • 控えメンバーの仲間になっているポケモンも自動的に強化されるようになった*20。時間はかかるが同じメンバーでダンジョンに挑戦し続けてもちゃんと強化出来るのは大きい。
  • たまにダンジョン内に空腹で倒れているポケモンが登場する。リンゴを何でもいいので与えると仲間になってくれる通称リンゴ乞食。仲間にしたポケモンは確定ですごわざを覚えている。
    なお倒れているポケモンはダンジョンに登場しないポケモンである事も多く、「清らかな森」「幸せの塔」など難易度の高いダンジョンの限定種が登場することもある。連れ帰らない場合でも旅の助けになったりするので余裕があれば要チェック。
  • 各種ボスが強化され、搦め手が通用しづらくなった。手応えがなかった3匹のマンキーもしっかり強化されている。その後のイベントで見られる「マンキーたちは 弱かった」はそのままだが。
    • 伝説のポケモンだとマグマや海流などのギミックを起こしたり、一部のボスは体力を削るとメガシンカやゲンシカイキもするようになった。当たり判定が拡大しているものもいる。
    • その代わり、これらの伝説・幻のポケモンたちは勝てば必ず仲間になるよう改善されている。勧誘に失敗してダンジョンを入り直すマラソンが不要になったのは非常に大きい。
  • 逃亡の旅終了後に「ミステリーハウス」が登場するようになった。騒ぎの森以降ランダムでダンジョンに登場する大きな家で、アイテム「しょうたいじょう」を持っていると入る事が出来る。
    「しょうたいじょう」はポケモン広場にいるカクレオンから1000ポケで購入可能で、逃避行終了後から販売リストに追加される。中にいるポケモンと話すと仲間に出来るほか、リンゴやふっかつのタネなど有用なアイテムを拾える。
    まれにミステリーハウスしかないフロアがあり、そのハウスにはポケモンが3匹おり、落ちているアイテムの数も増えている。地形や性質的にはリメイク前のカギ部屋に近い。
  • ダンジョン突入時の初期メンバーは3匹までのままだが、道中で仲間に出来る枠が5枠に増えており、8匹*21まで連れて行く事が可能になった。すごわざも合わせてポケモンが集めやすくなっている。大きさの制限も廃止されており、大型のポケモン3匹で依頼を達成することも可能。
  • パーティの登録が可能で、救助隊ランクが増えるほど予備編成数が増えるようになった(『超』準拠)。ストーリー進行上の攻略を除き、クリア前でも主人公以外をリーダーにして探索が出来るようになった。
  • ガルーラの倉庫に預けられる数が無制限になった。また、道具をまとめて引き出すときも個数の指定が可能になった。不思議玉の「はいたつだま」を使えばダンジョン内で道具を送ることも出来る。
    その代わり宝箱は「はいたつだま」で送れず、グミもステータス強化とすごわざ変更が容易に出来る関係で引き出せなくなっている。それなのに訓練所以外で使わないはずのホンキチケットは何故か引き出せる
    • 道具は1つ1つにイラストも追加されている。ばくれつのタネは炎のような見た目、ゴンベのハラマキはゴンベの下半身のボサボサな見た目と真ん中にゴンベの顔がある、かくせいのタネはメガシンカのマークになっている、など特徴的で判りやすい。
      また、オルゴールやレジ系のパーツなどはイベントアイテム扱いになり、インベントリを圧迫しなくなった。
  • 「覚醒」によって全能力が上昇する要素が追加された。ストーリー中では発生せず、エンディング後から発生する。
    味方は「かくせいのタネ」を使う、敵は味方や部屋技等の巻き添えで他の野生ポケモンを倒した場合に覚醒する。覚醒状態はその気になればダンジョンクリアまで継続可能。
    • 『超』同様に野生ヌケニンが他の野生ポケモンに狙われるようになった。敵を積極的に覚醒させてしまう厄介な存在となっており、暗夜遺跡や砂漠地帯などで出現するため要注意。
    • メガシンカ可能な場合、「覚醒」によりメガシンカする。*22通常の覚醒による能力アップに加えて、タイプや特性の変化も発生する。メガシンカは状態異常になるか、とある道具を使うと解除される。
  • 一部のダンジョンに「強敵」が登場する。他のポケモンよりもだいぶ強いFOE枠で、倒せば大量の経験値と「ごうかなはこ」を落とす。
    なお強敵ポケモンはたまに色違いが出現する事がある。そして色違い個体のみ「ともだちリボン」の補正込みで倒すと仲間にすることが可能。なお、色違いはキラキラしているので判別も楽。
  • 『超』で登場したものも含め、新アイテムやワナが多数登場。特にワナは一部が序盤から出現するよう変更されたため、気を付けないと危険なものが多い。ぱっちりメガネの準備はいいか?
    • ただし、ワナは1度踏めば壊れることがほとんど、リーダー以外は見えていないワナに引っ掛からない、発見したワナは味方は必ず避けるように移動する、発見したワナのある方向に敵を押すと敵もワナを踏むようになる、といった改善点もある。操作ミスで味方をワナのある場所に押してしまった場合はその限りではないが。
      仕様がほぼ従来の不思議のダンジョンと同じになったモンスターハウスにある大量のワナも、見えていなければ引っ掛からないためリーダー以外にアイテムを拾いに行ってもらえば、ほとんどリスクなしで回収出来る。落とし穴も削除されており、ワナによる理不尽な離脱も発生しない。
    • 序盤に出現するワナは「ばくはのワナ」や「すいみんのワナ」といった影響力の少ないものから、中盤からは「どんそくのワナ」や「わざへりのワナ」、「ぐるぐるのワナ」など徐々に悪影響を及ぼしやすいワナが出現するようになるという具合で、注意喚起も兼ねた良い塩梅になっている。
      エンディング後のダンジョンでは凶悪な「ゆびふりのワナ」や「おんねんのワナ」、「よびよせのワナ」や「リンゴのワナ」といった逆利用出来そうなものまで出現するようになる。
  • マクノシタ訓練所の仕様が変更され、「ホンキのくんれん」という制限時間内に獲得経験値が上昇した状態で弱いポケモンをひたすら狩る仕様となった。利用には3種の「ホンキチケット」いずれかが必要。
    レベルアップが遅れたポケモンの育成や、重点的に強化したい技を育てるときに利用しよう。なお、すごわざ「Gオニせいちょう」や「Gわざせいちょう」を利用すると成長効率が上がる。
    • ダンジョン名は変わらず各種タイプの間となっているが*23、ノーマル以外はそのタイプに弱いポケモンだけが3種出現するようになっている*24。挑戦出来るのは利用者と同じタイプのみ*25
      タイプ一致で倒すと得られる経験値が増加し、仮に倒されても時間のある限り何度でも即復活出来る。何故かモンスターハウスもあるが…
    • また、「まなびのくんれん」というダンジョン内でのチュートリアルの役割も担うようになった。こちらは初回クリア時に報酬があり、ペナルティなしで何度も利用出来るため、操作を忘れてしまってもご安心。
      因みにここで新たに弟がいることも判明する(しかも2匹)。このチュートリアルで失敗するとマクノシタが心配してくれる。やさしい
    • この仕様変更に伴ってストーリー中に登場した一部のチームと戦うことは不可能になった。まぁ得られる経験値も少ないし仕方がない。
      また、逃亡の旅を開始する前は利用出来ないよう修正されている。そもそも逃避行前に利用出来ること自体がおかしかったので、ある意味妥当だが…
  • わざを育成できるようになった(『マグナゲート』以降の仕様)。使い続けると威力・PP・命中がじわじわと伸びる。そしてそのデータ中ですべてのポケモンがその技を使う時に性能が反映される。ただしLv1ダンジョン類ではわざの育成状況も一時的にリセットされる。
  • 「清らかな森」といったLv1ダンジョンのスタートレベルがLv5(『マグナゲート』以降の仕様)に、他ダンジョンと同様に仲間をスカウトする事も可能になった。仲間集めの際には依頼を達成して帰ると楽。
  • 公式YouTubeチャンネルでは、 本編にまつわる特別なエピソードが複数公開されている。 いずれもゲーム本編内では見られず、本編開始前のエピソードもいくつかあるので必見。


追記・修正はポケモンを救助しながらお願いします。

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  • 2005年
  • 全ての始まり
  • 中盤は鬱展開
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最終更新:2025年04月15日 13:44

*1 ただし、リージョンフォーム…アローラの姿は出現していない

*2 人間は一切出てこないが、存在だけは知られている。

*3 メインシリーズでは1/2軽減の『効果はいまひとつのようだ』は青の救助隊・赤の救助隊では1割しか軽減できない等

*4 『超』からは従来の杖にあたる「えだ」が追加され、ふしぎだまは基本的に巻物の役割を担うようになった

*5 『救助隊DX』では「自然変動」に変更されている

*6 同じ性格でも性別により異なる。

*7 『救助隊DX』ではこのセリフが「大事な 売り物があ~! みんな つかまえて~!」に変更されている。

*8 因みにこの泥棒時のBGMは『救助隊DX』公式サイトのジュークボックスで「みんな つかまえて~」となっている。

*9 厳密にはもうひとつ手段があるが

*10 曰く『かゆいところに手が届いたかのような快感』らしい。

*11 ドーブルは大人になった証として背中に仲間の足跡を付ける習性があるのだが、本人はこれを『ダサいから』という理由で断固拒否していた。

*12 『救助隊DX』では60階と更に長くなっている

*13 「真空斬りの巻物」も元をたどればトルネコの大冒険シリーズの「イオの巻物」がルーツとなっている。

*14 主人公のセリフはほとんど括弧付きだが

*15 進化させる際に警告はある

*16 ただし、ストーリーの進行状況によっては塞がっていることもある

*17 代表的なものだと、フリーズの引き金にもなり得た「にげあし」は『「あるけず状態」にならなくなる』、敵ポケモンが延々と増え続ける「はっこう」は『「ひかりのかべ」や「あやしいひかり」など、光の出る技を繰り出すと使用者が「おとり状態」になる』という効果に変更されている。

*18 ただし、特性「ぼうおん」と「ふしぎなまもり」はごりおしの対象外

*19 プロローグ~仲間勧誘解禁まで、逃亡の旅中、天空の塔初回、隕石の洞窟

*20 ダンジョン内で得た経験値の半分が加算されている

*21 依頼主も含めると最大9匹

*22 ただし、リザードンとミュウツーのメガシンカはXとYどちらになるかランダムで選択不可能

*23 一応、フェアリーの間のみ新規で追加されてはいる

*24 例としてどくタイプなら、くさタイプやフェアリータイプのポケモンが出現する。ノーマルはスピアー、コモルー、キングラーが出現する。

*25 例としてコダックだとみずタイプのみ、フシギダネだとくさタイプかどくタイプが選べる