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プレート(ポケモン)

登録日:2022/02/15 Tue 01:04:28
更新日:2026/10/29 Thu 05:09:21
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プレートじゃねえか!!


いや プレートですよ これ

───プレートについて、イチョウ商会のウォロ


出典:ポケットモンスター 神とよばれし アルセウス、1話『サトシとゴウ!シンオウフェスにゴー!!』、
2022年1月21日から配信開始。OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

プレートとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するアイテム群である。


概要


初登場は『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』。
ポケモンのタイプに対応した石板状のアイテムで、持たせたポケモンが対応するタイプの技を使用した際、その威力を1.2倍にする効果を持つ。
倍率は「しんぴのしずく」「じしゃく」などの従来から存在するタイプ別の威力上昇アイテムと同じ(これらのアイテムは第四世代以降1.2倍強化になった)。

見た目は長方形の簡素な石板で、宿っている力に応じて色が異なる。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』では、主人公の手のひらに収まる程度の大きさで描かれている。

しかし、プレートの真価は単なる威力上昇アイテムではない。
幻のポケモン・アルセウスに持たせると、特性「マルチタイプ」の効果によってアルセウス自身のタイプがプレートに対応したタイプへと変化し、専用技「さばきのつぶて」のタイプもそれに応じて変化する。
アルセウスの体色も変化するため、外見上もタイプに応じた姿となる。

通常の「さばきのつぶて」は威力100の技だが、アルセウスが対応するタイプに変化することでタイプ一致補正1.5倍が適用され、さらにプレートによる威力補正1.2倍も加わり、単純計算では、威力100×1.5×1.2=180相当となる。
実戦でのダメージは相手の防御・特防や各種補正などにも左右されるものの、専用技と専用特性、アルセウスの素の種族値の高さも相まって非常に強力。

ちなみにプレートで「なげつける」を使うと威力は90。「こわもてプレート」のみ補正が乗って108となる。
威力だけを見ればなかなかのものだが、プレートは投げつけると消費され、アルセウスが持っている場合は「なげつける」自体が失敗する。
「なげつける」を使用しない場合は相手の「すりかえ」「どろぼう」などのもちもの奪取技とのコンボ対策の観点から「しんぴのしずく」「じしゃく」などの従来版(威力30)を持たせた方が微妙によかったりする。
なお、アルセウスが存在する環境では、アルセウスの「トリック」対策になる*1のでプレートを持たせたほうが良い。

ゲーム内での扱い


プレートは第四世代で登場して以来、アルセウスの存在やシンオウ地方の創世神話と関わるアイテムとして扱われてきた。
ただし、あくまで幻のポケモンであるアルセウスとの連動要素であるため、本編でピックアップされることは極めて少ない。

フィールドに置かれていたり人から貰えたり市場で買えたりと、入手方法は世代毎にまちまち。
貴重品かと思えば、ちかつうろから同じタイプの物が各種1つずつ掘り起こせたりもする。発掘する際のグラフィックが教え技に必要な4色の欠片と少し似ているが関連は不明。

初登場作である『ダイヤモンド・パール』では裏側に文字を確認でき、合計8つの文章を読むことができた(後述)。当時はプレートの種類ではなく、拾った順番に対応していた*2。
『プラチナ』ではこれらの文章をまとめて読む方法が一応存在するが、プレート取得時とは順番が異なっている。

第五世代以前はノーマルタイプを除いた16種類が存在したが、第六世代に入ってからは新規タイプであるフェアリーに対応した「せいれいプレート」が新登場。
『ソード・シールド』ではそもそもアルセウスがゲーム内に登場しない(データ自体が入ってない)こともあってか、「せいれいプレート」を除いてリストラの憂き目に遭っている。
「せいれいプレート」だけが続投したのは、これ以外にフェアリータイプ専用の威力上昇アイテム無かったためと思われる。

『LEGENDS アルセウス』では一転してアルセウスにまつわるキーアイテムとして扱われる。
プレートの収集も目的の一つであり、ストーリーを進める中でヒスイ地方の各地を治めるキングから授かっていく。
「どうぐ」システムが存在しない本作では「たいせつなもの」として扱われており、裏側を調べることで全てのプレートで文字を確認できる他、アルセウスに対してアイテムとして「使う」ことでプレートに対応したタイプへと変換できる。
また、このシステムのためにアルセウスを元のタイプに戻せるノーマルタイプの「まっさらプレート」が新登場し、実に15年越しに全タイプのプレートが揃うこととなった。
そして……

『スカーレット・バイオレット』ではなんと通常入手できない。
入手するには過去作からHOME経由でアルセウスを送り、手持ちに加えた上で、マリナードタウンで競りを行う必要がある。
フェアリー技強化用の代替アイテムは当初は存在しなかったため、強化するならアルセウスは必須だった(DLC「碧の仮面」で「ようせいのハネ」が登場し解決)。
但し登場するプレートは『LEGENDS アルセウス』基準ではなく『DPt』〜『BDSP』基準のようで、「まっさらプレート」と「レジェンドプレート」は登場しない。出したらぶっ壊れ確定なレジェンドプレートはともかく、まっさらプレートはあっても良かったんじゃないだろうか。

プレート一覧


入手場所に関してはヒスイ地方/シンオウ地方として表記していく。
また、『DPt』で読めた文章に関してはミオ図書館の本で登場する順番と取得時に読める順番を付記する。

■まっさらプレート

対応タイプ:ノーマル
入手場所:レジギガスの捕獲後/なし

3びきの ポケモンの ちから

じかん くうかんを しばし とめる

「三匹のポケモン」とはユクシー・エムリット・アグノムで、その力が合わさり形作られる「あかいくさり」がディアルガとパルキアを止められることを表した一文だろうか。
「まっさら」という意味深な名称と後述のひのたまプレート・だいちのプレートの記述から、このプレートは力を与えられる前の素の状態のプレートであると推察ができる。


■ひのたまプレート

対応タイプ:ほのお
入手場所:荒ぶるヒスイウインディを鎮める/ハードマウンテン

プレートに あたえた ちから

たおした きょじんたちの ちから

『DPt』でもあった一文。図書館の本では3番目、プレート取得時は2番目の文章。
刻印には、「巨人の力」がプレートに与えられたことが記されている。この「巨人」とはレジギガスの同族で、ノーマル以外のタイプをそれぞれ宿した17体が存在したが、アルセウスに倒され、レジギガスを除く全員がプレートに封じられてしまった……というのがファンの間における定説である。
上述のまっさらプレートが登場したことで、プレートとそのタイプに対応した封じられているはずの巨人(レジギガス)が併存するという矛盾が発生しているようにも見える……が、だいちのプレートの記述と合わせて考えると、まず宇宙の欠片であるプレート=まっさらプレートが存在し、その後倒された「巨人」の力がプレートに封印され各種プレートに変化したのだろう。
レジギガスが持っていたまっさらプレートは、中途半端に彼の力が封印されたもので、特性「スロースタート」も最初から全力を出すには力が足りないからという風にも解釈できる。
アニメではヒードランが取り込んだ事で、全長数十メートルはある巨大な火の玉ヒードランに変化させた。


■しずくプレート

対応タイプ:みず
入手場所:イダイトウより授けられる/220ばんすいどう

プレート にぎりしもの

さまざまに へんげし ちからふるう

『DPt』でもあった一文。図書館の本では8番目、プレート取得時は8番目の文章。
後述する『プラチナ』で登場する哲学する山男はこの「にぎりしもの」が宇宙を作ったのではないかと目している。
アルセウスが持たせたプレートによってフォルムチェンジする性質を示唆している。


■いかずちプレート

対応タイプ:でんき
入手場所:荒ぶるヒスイマルマインを鎮める/ナギサシティ

あらぶる ぶんしん

いかりの かみなりを はなつ

「あらぶるぶんしん」とはアルセウスの分身にして暴れ者ゆえ追放されたギラティナ、「いかりのかみなり」はキングたちを狂わせた雷と解釈できる。


■みどりのプレート

対応タイプ:くさ
入手場所:荒ぶるヒスイドレディアを鎮める/210ばんどうろ

うまれてくる ポケモン

プレートの ちから わけあたえられる

『DPt』でもあった一文。図書館の本では7番目、プレート取得時は7番目の文章。
推測の域を出ないが、プレートが宇宙誕生の際に生まれたとするだいちのプレートの記述と併せて考えると、「まずプレートが先にあり、ポケモンはそのプレートから力を分け与えられて生まれる存在である。また、その『分け与えられた力』を表すのが『タイプ』である」と解釈できる。つまり、「うまれてくる ポケモン」はポケモン全てを指す表現となる。
タイプを持たないポケモンが一種類も存在しないことを考えれば辻褄は合う。


■つららのプレート

対応タイプ:こおり
入手場所:荒ぶるヒスイクレベースを鎮める/217ばんどうろ

そのもの じかん くうかんの 2ひき

ぶんしんとして よに はなつ

『DPt』でもあった一文。図書館の本では4番目、プレート取得時は3番目の文章。
アルセウスがディアルガとパルキアを創造したことを指す。


■こぶしのプレート

対応タイプ:かくとう
入手場所:クリア後にデンボクとの勝負に勝つ/215ばんどうろ

せかいのうらがわ みだれるとき

じくうのさけめ しょうじる

「せかいのうらがわ」=「やぶれたせかい」の乱れが時空の裂け目を生じさせるという、『LEGENDS アルセウス』の騒動にも関わっている重要な一文。


■もうどくプレート

対応タイプ:どく
入手場所:オオニューラより授けられる/ノモセだいしつげん

せかいの うらがわ

じかん くうかんの ことわり ことなる

この世の裏側にあり、時間も空間も存在しない「やぶれたせかい」の性質が書き記されている。


■だいちのプレート

対応タイプ:じめん
入手場所:ガチグマより授けられる/クロガネゲート

うちゅう うまれしとき

その かけら プレートとする

『DPt』でもあった一文。図書館の本では2番目、プレート取得時は1番目の文章。
プレートの出自が記録されている。


■あおぞらプレート

対応タイプ:ひこう
入手場所:ヒスイウォーグルより授けられる/ポケモンリーグ

そのものの ちからの かけら

たまに こめて だいちに うめる

そのもの=アルセウスが「ちからのかけら」を「たま」として大地に埋めた逸話。
アルセウス関係で玉というと、分身のパルキアにも関わる「しらたま/だいしらたま」やディアルガの「こんごうだま/だいこんごうだま)」、ギラティナの「はっきんだま/だいはっきんだま」だろうか。


■ふしぎのプレート

対応タイプ:エスパー
入手場所:アヤシシより授けられる/ズイのいせき

うちゅう うまれるまえ

そのもの ひとり こきゅうする

『DPt』でもあった一文。図書館の本では1番目、プレート取得時は6番目の文章。
どうやらアルセウスは宇宙が作られる前から存在していたようだ。


■たまむしプレート

対応タイプ:むし
入手場所:荒ぶるバサギリを鎮める/ハクタイのもり

うちゅう うまれた ばしょ

そのもの はじまりの ばしょ

恐らくはアルセウスにとっての「はじまりのばしょ」である始まりの間の存在を示唆している。


■がんせきプレート

対応タイプ:いわ
入手場所:黒曜の原野にいるオヤブンのビークインを撃破する/テンガンざん

そのもの プレートの ちから あつめし

ふえのねいろを きく

全てのプレートが集うことで「てんかいのふえ」が誕生することを仄めかしている。
『DPt』で「てんかいのふえ」が配布もされず、手に入らなかった理由がついに明かされた。


■もののけプレート

対応タイプ:ゴースト
入手場所:ウォロとの勝負に勝つ/ふれあいひろばの遺跡

そのものの あらぶる ぶんしん

せかいの うらがわを あたえられる

ギラティナに追放先として「やぶれたせかい」が与えられた話と思われる。


■りゅうのプレート

対応タイプ:ドラゴン
入手場所:UMA三匹の捕獲後/ハクタイシティ

そのもの じかん くうかんを つなぐ

3びきの ポケモンをも うみだす

『DPt』でもあった一文。図書館の本では5番目、プレート取得時は4番目の文章。
アルセウスが湖の三匹をも創造したことがわかる。


■こわもてプレート

対応タイプ:あく
入手場所:クレセリアの捕獲後/もりのようかん

2ひきに もの 3びきに こころ

いのり うませ せかい かたちづくる

『DPt』でもあった一文。図書館の本では6番目、プレート取得時は5番目の文章。
ディアルガ・パルキアと湖の三匹による創世の神話と思われる。


■こうてつプレート

対応タイプ:はがね
入手場所:ヒードランの捕獲後/こうてつじま

せかいの うらがわに みちるもの

いぶく ものの すがたを かえる

「やぶれたせかい」の性質が「いぶくもの(ギラティナ)」の姿を変化させてしまったということなのだろうか。


■せいれいプレート

対応タイプ:フェアリー
入手場所:コギトからまな板として入手/地下大洞窟の化石掘り(BDSPのみ)

そのもの あらゆるところに いる

そのもの あらゆるところに いない

神話としてはいるようでいないアルセウスの存在の不確かさが記されている。
プレートの中では対戦で最も使われている実用性の高い一枚。

なお、まな板として使っていたコギト曰く「切った食材の味が良くなった」らしい。

+ 全能なるプレート(ネタバレ注意)

■レジェンドプレート

対応タイプ:すべて
入手場所:分身のアルセウスと共に授けられる

そのもの あらゆる うちゅうで

ポケモンと ひとを みる

『LEGENDS アルセウス』で登場した、通常のプレートとは一線を画す19番目のプレート。すべてのポケモンと出会い、最後の試練を突破した者にのみ授けられる。

通常のプレートが特定のタイプの力を与えるのに対し、レジェンドプレートには万物の力が宿っている。
アルセウスに使用すると、通常のプレートと同じようにタイプが変化するものの、その真価は戦闘中に発揮される。

この状態のアルセウスが「さばきのつぶて」を使用すると、相手に対して効果抜群となるタイプへと自動的に変化し、そのタイプの技として攻撃する。相手のタイプに応じて技のタイプとアルセウスのタイプが変化するため、通常のプレートでは不可能な柔軟性を持つ。
要するに、相手の弱点を突けるタイプを選び、タイプ一致補正まで得た状態で攻撃できるのである。「へんげんじざい」や「リベロ」とは仕組みこそ異なるものの、タイプを自在に変えるという意味では、それらをさらに極端にしたような効果なのだ。

ただし、この効果が発揮されるのは、あくまで「さばきのつぶて」だけであり、他の技まで自動的に最適なタイプに変わるわけではない。
また、『LEGENDS アルセウス』では「さばきのつぶて」のPPが5しかなく、技のPPを回復する手段にも制限があるため、長期戦では使用回数を意識する必要がある。
特に、クリア後のやり込み要素である夢天連戦では、技の使用回数や回復の管理が重要。

ここまでアイテムとしての性能ばかりを語ってきたが、分身のアルセウスと共に授けられているというのもとんでもない事である。
万物の力が宿っているような反則的な代物を分身と一緒に用意できるのだから、時空の裂け目の遙か向こうにある場所で鎮座する「アルセウスの本体」は一体どれほどの力を秘めているのだろうか……?

一方、レジェンドプレートの刻印も見逃せない。「あらゆる宇宙でポケモンと人を見守る」という趣旨の文章からは、アルセウスが単一の世界だけではなく、複数の宇宙にまたがる存在であることが示唆されている。
自身が放つ光によって並行世界にまで影響を与えるネクロズマが登場してからは「あくまで一つの世界・宇宙における神なんでしょ」と思われることもあったアルセウスだが、これにより単一世界を越えた全並行世界にまで及ぶスケールの大きさを獲得した。

対人戦がない『LEGENDS アルセウス』だから登場できたアイテムであり、アルセウスを連れてくることが可能な次作『スカーレット・バイオレット』では対人戦の復活と同時に再び姿を消した。

アニポケでの扱い



出典:ポケットモンスター 神とよばれし アルセウス、第4話『奇跡の輝き!シンオウ伝説!』、
2022年1月21日から配信開始。OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

『アルセウス 超克の時空へ』では長方形の板ではなく棺のような形をしている。
本作では「命の源」とも呼ばれており、全てのプレートが揃っている状態のアルセウスは不死身だという。
プレートに対応したタイプの攻撃を無力化する事も可能で、劇中ではシンオウ三龍の連撃をことごとく封じていた。
また、水・草・地面のプレートを元手に雷のプレートでまとめ上げ、竜のプレートで増強した「命の宝玉」なる宝物が造られており、この力によって荒廃した土地を緑豊かなものに再生している。(これにより、でんきを半減できるタイプのプレートが全て出払ってしまっていたため、サトシのピカチュウの攻撃を軽減できないという弱点が発生していた)
プレートの数は当時のタイプの種類に合わせて全部で16個ある。

『光輪の超魔神』では、フーパをフォルムチェンジさせるために必要な「いましめのツボ」が炎・水・地面のプレートの力で作られたという設定になっている。そのため、本作の前売り券で配布されたアルセウスは「さばきのつぶて」の他「ブラストバーン」「ハイドロカノン」「だいちのちから」を習得していた。
作中では壊れた「いましめのツボ」を新たに作成するためにこれらと同タイプのポケモンを集めプレートの力の代わりとした。

『神とよばれし アルセウス』ではギンガ団がひのたまプレートを入手。
これとヒードランの力を合わせ、時空に穴を空けようとしていたが、前述の通りヒードランが暴走形態に陥った。
また第4話でアルセウスが披露したプレートは『LEGENDS アルセウス』に合わせて数が18個になっている。
なおこの第4話は『LEGENDS アルセウス』の発売と同時配信だったため、プレートの数が2個も増えていたことは視聴者を驚愕させた。増えているとしてもせいれいプレート分だけだろうと思い、アニメでまっさらプレートの存在を察した視聴者も多いのではないだろうか

ポケットモンスターSPECIALでの扱い


第9章にて、話の中核を握る16枚のアイテムとして登場する。
形状はゲームと同様の長方形で、サイズは掌大。
効果もゲームと同様だが、ポケモンに持たせた場合の威力の上昇はすさまじく、一般的な技を使わせただけで地形を破壊するほど。

古代において人々がアルセウスの力を制御するために、タイプを自由にコントロールする源を形にしたものがプレートであり、元々はアルセウスの体の一部であった。
文字が刻まれている設定はないわけではないが、作中では特に触れられていない。
(ヤナギが文章の一部を読み上げるシーンはあるものの、それがプレートに刻まれていると言及してはいない)

第9章開始時点ではロケット団の手に3枚が落ち、残りの13枚はジョウト地方の各地に散らばっていた。
プレートを集めようとするロケット団の陰謀を知ったシルバーは、紆余曲折を経て16枚のプレートを回収する。
しかし、アポロは全てのプレートを奪いアルセウスを支配下に置く。
さらに、シンオウ伝説の3体を創造させる力まで行使させたが……。

対戦でのプレート


はっきり言って空気。
設定面で大きな存在感を見せるプレートだが、ポケモンバトルでの採用率は極めて低い。

プレートの効果は、対応するタイプの技の威力をデメリットなしで1.2倍にするというもの。アルセウスに持たせればタイプ変更にも利用できるが、それ以外のポケモンにとっては、基本的にタイプ別の火力補正アイテムである。
ここで問題となるのが、同じく火力を高める持ち物との競合。代表的な比較対象が「いのちのたま」である。
「いのちのたま」は、攻撃するたびに最大HPの1/10を失う代わりに攻撃技の威力を1.3倍にする。
そのため、複数のタイプの攻撃技を使い分けてガンガン攻めていく育成方針の場合は「いのちのたま」の方が扱いやすい場合が多い。
さらに「マジックガード」や「ちからずく」などによって「いのちのたま」の反動を踏み倒す運用もできるので、プレートの優位性はさらに限られる。

では、プレートが有効なのはどのようなポケモンなのか?

まず挙がる条件は、同じタイプの技を複数採用していることである。例えば、主力技と先制技が同じタイプなら、両方の威力を上げられる。
プレートは技を固定するデメリットもないため、状況に応じて複数の技を使い分けたいポケモンには一定の利点がある。
ただし、同じタイプの攻撃技を複数採用するポケモンであっても、必ずしもプレートが最適とは限らない。火力を重視するなら「いのちのたま」、一つの技に特化するならこだわり系アイテムなど、別の選択肢も存在する。

そのため、プレートが活躍するのは、複数の技を使い分ける必要があり、かつ対応タイプの技を複数採用しているポケモンなど、条件が合致した場合となる。

代表例として挙げられるのがメタグロス。「コメットパンチ」と「バレットパンチ」の両方を「こうてつプレート」で強化する構成は、プレートの利点を生かしたものといえる。
また、特性「フェアリースキン」によってノーマルタイプの技がフェアリータイプになるニンフィアも、かつては「ハイパーボイス」と「でんこうせっか」を「せいれいプレート」で強化する構成が考えられた。

このように、プレートは単純な火力補正だけを見ると他の持ち物に劣ることが多いものの、複数の技を使い分けながら、特定のタイプの攻撃を重点的に強化したい場合には選択肢となる。

プレートが登場しない作品では、同じタイプの技を強化する「しんぴのしずく」や「のろいのおふだ」などの従来品が代替候補となる。
例えばミミッキュは先制技の「かげうち」と威力で勝る「シャドークロー」を使い分けることが多いため、ゴーストタイプの技を強化する「のろいのおふだ」と相性が良い。
技を固定するこだわり系アイテムと異なり、状況に応じて主力技と先制技を選択できるからである。
また、アシレーヌやマリルリなども、「うたかたのアリア」「アクアブレイク」といった主力技と「アクアジェット」を同時に強化するために「しんぴのしずく」を採用することがある。素早さが低いポケモンの場合、「いのちのたま」によるHP減少を避けたいという事情も、採用理由になり得る。
他のアタッカーに「いのちのたま」を回せるというメリットも大きい。

逆に、プレートはデメリットがなく、「なげつける」を使わなければ消費されることもないため、旅パ???用のポケモンにとっては便利なアイテムである。
また、火力補正アイテムを重視する役割論理のような考え方では、デメリットのないプレートが有力な候補となることもある。対戦環境全体での採用率が低いことと、特定の戦術における有用性は別の話なのである。

関連アイテム


  • カセット
ゲノセクトの専用アイテム。
「ブレイズカセット(ほのお)」「イナズマカセット(でんき)」「アクアカセット(みず)」「フリーズカセット(こおり)」の四種類があり、持たせたカセットに応じて専用技「テクノバスター」のタイプを変更できる。
装着したカセットは例によってモロバレル上に肝心の「テクノバスター」の威力が85しかなく、ゲノセクト自身も「かみなり」「ふぶき」「だいもんじ」等のより強力で持ち物も埋めない技を覚えたため、当時はネタアイテム扱いだった。
第六世代で技の威力が120と大幅に上昇し、かなり使い勝手が良くなった。

  • メモリ
アルセウスを模して製作されたじんこうポケモン・シルヴァディに用意されたプレートに相当するアイテム。
わざマシンのディスクと殆ど同じ見た目をしている。
ノーマルを除いた17枚が存在し、特性「ARシステム」により持たせたメモリに応じてシルヴァディ自身と専用技「マルチアタック」のタイプが変化する。
……のだが、プレートと異なり威力上昇の効果はなく、専用アイテムなのでシルヴァディのタイプ変換以外には効果を発揮せず、更に「マルチアタック」の威力が90しかない事もあって対戦ではろくに使われてこなかった。
第八世代で技の威力が変更され、オリジナルの「さばきのつぶて」を超える120に急上昇したため、メモリの利用価値も上がった。

  • Zクリスタル
第七世代で登場したアイテム。
プレートと同じくタイプの数だけ存在し、ポケモンに持たせてZリングで使う事でZワザを放てる。
特定のポケモン専用のZクリスタルも存在しており、対応したポケモンに持たせて使えば専用のZワザを発動可能。
更なる特異性として、アルセウスに持たせるとZクリスタルのタイプに応じてアルセウスのタイプが変化する。
プレート以外では初めての現象であり、これによってタイプ一致でZワザが使える。
ただし「さばきのつぶて」はあくまでプレートを参照してタイプ変化する技のためにノーマルZでしか使えず、フェアリーZに至ってはせいれいプレート持ち「さばきのつぶて」以外でフェアリータイプの技を覚えないためにそもそも発動不可能となっている。

  • テラスタルオーブ
第九世代で登場したアイテム。
モンスターボールのような球状の見た目をしていて、パルデア地方固有のテラスタルエネルギーを内蔵している。
ポケモンに対して使用する事で全身を結晶化させる「テラスタル」という現象を引き起こし、そのポケモンのタイプを「テラスタイプ」へと変化させる。
テラスタイプはタイプの数だけ存在する上に後から変更させる事も可能で、全てのポケモンを任意のタイプに変える事が出来る。
使い勝手はだいぶ異なるものの、ある意味全てのポケモンを対象に実装されたマルチタイプのような機能であり、プレイヤーからはプレート及びアルセウスとの関連性が疑われている。
またアルセウスに対して使用した場合は、プレートを持っているか否かに関わらずタイプが上書きされる。(「さばきのつぶて」のみプレート側に依存)

余談


  • 『プラチナ』でアルセウスのデータがある状態でクロガネ炭鉱へ行くと、哲学しているという山男が現れる(シント遺跡には同一人物と思われる山男がいる)。
    彼の話を聴いた後でミオ図書館へ行くと、プレートの全文が書かれた「プレートからよみとくシンオウのはじまり」という本が寄贈される。プレート取得時の順番と本に記載された順番が異なるが、これが何を意味するのかは不明。

  • 『HG・SS』ではアルセウスをアルフの遺跡へ連れていくとシント遺跡へ行くイベントが発生。
    考古学者でもあるシロナはアルセウスとアンノーンに関連があると目しているが、プレートの裏に書かれた文章を主人公がスラスラ読んでいることから、記されているのは現代で使われている文字=アンノーン文字ではない、と思われる。

  • ガチグマライドで手に入る「ふるいポエム」にはプレートに文字を刻んだことを語るものもあり、筆者はポエムの作者と同一人物と思われる。
    だとするとシントからヒスイに渡った古代シンオウ人の関係者ということになる。
    なお、シント遺跡はタウンマップではジョウト地方の北方*3にあり、かつてシンオウ地方から移住した人々が故郷を想ってこの遺跡を建てたとシロナは考えていた。
    そのため、シンオウ地方とジョウト地方の文化が融合した*4ことからシント遺跡と名付けられた……と考えられていたが、ポエムの内容から「シント」の地名は別の意味を持っていたようである。



追記・修正は全てのプレートを揃えてからお願いします。

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最終更新:2026年10月29日 05:09

*1 アルセウスの「トリック」は自身か相手がプレートを持っていると失敗する。

*2 9つ目からは最初の文章に戻る。また、文章が読めるのはマップ上で手に入れた場合のみで、ちかうつうろの化石掘りで手に入れた場合は表示されない。

*3 フスベシティよりさらに北方に吹き出しの形で示される。

*4 シント遺跡の柱の特徴は槍の柱と似ている。