ウーラオス

登録日:2020/07/04 Sat 8:40:00
更新日:2025/03/16 Sun 13:50:54
所要時間:約 13 分で読めます





一撃必殺が 信条。 相手の 懐に 飛び込み 鍛えられた 拳を 叩き込む。

時に 激しく 時に 穏やかな 川の 流れから 格闘技の 型を 編み出したと いわれている。


ウーラオスとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。
当項目では進化前のダクマについても説明する。




この先ネタバレを含みます。未プレイの方はご注意ください。





■データ


全国図鑑:No.0892
分類:けんぽうポケモン
英語名:Urshifu (Single Strike Style/ Rapid Strike Style)
高さ:1.9m
重さ:105kg
タマゴグループ:未発見
性別比率:♂87.5% ♀12.5%
すがた:いちげきのかた/れんげきのかた

タイプ:かくとう/あく(いちげきのかた) かくとう/みず(れんげきのかた)

特性:ふかしのこぶし(自身の接触技が「まもる」系の技の影響を受けない)

種族値(どちらのかたも共通)
HP:100
攻撃:130
防御:100
特攻:63
特防:60
素早さ:97
合計:550

獲得努力値:攻撃∔2

進化:ダクマ→ウーラオス
(剣盾:イベント達成後)
(SV:あくのかけじく/みずのかけじくを使用)



■概要


ソード・シールド』のエキスパンションパス『鎧の孤島』で行くことができる新たなエリア、ヨロイ島で初めて登場する伝説のポケモン
元々はガラル地方から遠い地方の山岳地帯出身であるという。

二足歩行したクマのような姿をしているが、これまでのクマ型ポケモンと違って手足が長いので人型に近く、
擬人化されたクマといった感じの姿といったところか。
ふたつのすがたを持ち、構えだけでなく毛並みにも変化が見られる。

進化前のダクマはこれまでのクマ型ポケモンの進化前と同じく、頭身の低いマスコット的な外見。
けれども黒い眉毛があり、まるで鉢巻を巻いたように見える白い模様と、
実際に後頭部に鉢巻を思わせるヒラヒラした部分があるのが特徴。すでにウーラオスの前身感がある。

■ゲーム本編におけるウーラオス(ダクマ)


まず、ダクマが出てくるのはヨロイじまを巡るDLCのストーリーにおける最序盤。
クララorセイボリーを破って、マスタードの道場に入った際に屋根の上から主人公たちを見ている 謎のポケモン的な感じで登場する。

それ以降出番は暫くないのだが、最後の試練としてクララorセイボリーを倒した後に道場に伝わる秘伝のヨロイとして
ダクマを授けられることになる…が、主人公に授けられたダクマは人見知りが激しく自信が持てない個体であり、
マスタードは主人公に対してそんなダクマと共に冒険することを勧める。
ダクマがしっかり主人公に懐くと、ヨロイ島の2か所に存在する塔、通称双拳の塔に挑戦する権利を与えられる。
(チャレンジビーチにあるのがみずの塔、チャレンジロードという岩山にあるのがあくの塔である。)

尚、一度その塔を選ぶと、もう片方には一切挑戦できなくなるので慎重に考えるべし。*1
そしてこの試練、どちらも ダクマ一匹で行かなければならず、
一匹でも他のポケモンが入っていると手持ちから外すように言われて挑戦できなかったり、逆にダクマがいない場合は意味が無いと言われるので忘れないように。
推奨レベルは殿堂入り前なら30、殿堂入り後なら70。どちらにしても貰った時点のダクマはLv.10なので、けいけんアメなどでレベルを上げ、対戦に投入する予定があるならここで努力値も振っておこう。
なつき度についてはある程度戦闘に連れていけば条件を満たせる。

修行内容は1階から4階までにいる門下生を倒すこと、それだけである。
各階に待ち構える門下生を倒すと最上階にはマスタードが待ち構えており、
こちらと同じくダクマを出してくるのでダクマ同士の戦いとなる(きあいのタスキを持っているので注意)。
ここで勝負に勝てば秘伝の掛け軸をダクマに見せることを許可され、言われた通りに見せると…



「べあーく!」
or
「べあくあ!」

そう、ここで晴れてウーラオスへと進化するのである(進化させないことも可能で、その際はいつでも掛け軸を見せられるようになる)。

上はあくのとう=いちげきのかた、下はみずの塔=れんげきのかたに進化させたときでそれぞれ鳴き声が異なっている。
無事ウーラオスへと進化させると道場へ戻る。
殿堂入り前に進めるのはここまで。



殿堂入りおよびその後の追加シナリオを終わらせた上でウーラオスに進化させて道場に戻ると、ホップか道場に駆けつける。

次はダイスープを飲ませてキョダイマックスにすることを言われるが曰く、ウーラオスは普通のポケモンと違ってダイキノコが苦手らしく、普通のダイスープは受け付けず、甘いある素材を入れた特製のダイスープを作る必要があるという。
そのため、ダイスープに混ぜる特別な素材を探すことになるが、マスタードは肝心なその甘い素材を忘れるという大ボケをかましてくる。

そこで甘いある素材というヒントを元にホップがその特別な素材を得るべく、最初は集中の森で探すことに。
丁度チュリネが母親であるドレディアとはぐれてしまっており、無事再会させると蜜を分けてもらう。
しかし蜜の質感から違うと判断、次に着目したのがカジッチュの蜜であったがこれも違うと判断され、最後に思い付いたのがビークインのミツ、ダイミツであった。

ビークインのミツを得るべくハニカーム島へ行くが当のビークインはいない。
ここで真ん中に生える木に体当たりを仕掛けると何かが現れ、木の中にある巣に引きずり込まれる。
すると巨大なビークインが現れるのでこれを倒すことでダイミツという素材を落としていく。

ようやく特別な素材を得た主人公とホップは道場に戻り、特別なダイスープをウーラオスへ飲ませられるように。
特別なダイスープを飲んだウーラオスはキョダイマックスできるようになり、同時に最後の試練をマスタード直々に与えられるので外に行くと本気になったマスタードと勝負することになる。
ちなみに素材をど忘れしたのはであり、ハナから主人公らを試すことが目的だったこともここで判明する。

勿論最後の切り札で出してくるのはこちらが選ばなかった型のウーラオスだが予想通りキョダイマックスしてくる。
ここでこちらもウーラオスを出すかはプレイヤー次第。技の通りは互いにごまかせないため、やるかやられるかの勝負になるだろう。
マスタードのウーラオスを倒すことでようやく修業は終了し、ストーリーは幕を閉じるのであった。

実質課金だからかPokémon HOME』を経由することで『スカーレット・バイオレット』に連れて行くことが出来る。
「ダクマって掛け軸見せないと進化しないんじゃ……」と思った方、ご安心を。パルデア地方でもダクマはウーラオスに進化できる。
ダクマがいる状態でマリナードタウンの競りに行くと「あくのかけじく」「みずのかけじく」を買う事が出来、これを使う事で進化できる。たいせつなもの扱いなので何度でも使用可能。剣盾と異なり二者択一でもない。
なんで秘伝の掛け軸が売られているんだとかそういう事は気にしてはいけない。


■対戦におけるウーラオス


ダクマ・ウーラオス共々「伝説のポケモン」として紹介されているが、シリーズ5以降のランクバトルにも参加可能であり、
第八世代初出のポケモンでは初めてとなる「準伝説」に該当するポケモン。

合計種族値は550と、準伝説として見ると低い方(ウインディフラージェスよりも下。)
思い切り物理アタッカー向けの配分となっている。ある種の分岐進化によってタイプが異なり、使用感も当然ながら変化する。
130の大台に乗った高い攻撃と、ミミッキュをちょうど上回るという絶妙な素早さを持つ。意図的に設定している気がするが

専用特性「ふかしのこぶし」はざっくり言うと接触技は「まもる」系統の効果を受けないと言うもの。
完全に「まもる」系統の技を無視するため「キングシールド」「トーチカ」「ニードルガード」「ブロッキング」「ほのおのまもり」の追加効果も受けない。
さすがに「ダイウォール」は貫通しない。また「フェイント」のように「まもる」系統の技を解除する効果は無いため、ダブルでは後続の攻撃はきっちり守られる。

いちげきのかたは「あんこくきょうだ」、れんげきのかたは「すいりゅうれんだ」と、
それぞれ異なる性質とタイプの専用技を覚えるが、必ず急所に当たる点では共通している。
  • リスト

いちげきのかたの専用技である「あんこくきょうだ」は威力80の文字通り重い一撃を相手にお見舞いする技であり、必ず急所に当たるという破格の性能。
しかも持ち合わせているふかしのこぶしによって相手の防御技を貫通するという反則に等しい技となっている。
あくタイプであり相性で半減されにくいのもポイントで、通りの良さがいちげきのかたにマッチしている。

れんげきのかたの専用技の「すいりゅうれんだ」は威力25の攻撃を三連続で見舞い、しかも全て必ず急所に当たるというこちらも破格な性能。
連撃によって「ばけのかわ」「がんじょう」「きあいのタスキ」「みがわり」による、被弾回数稼ぎを相手に許さない。
ただしゴツメやさめはだ/てつのトゲのダメージも3回喰らうため、ゴツメ持ちのナットレイがタイミングよく受けに来た日には目も当てられないことになる。
また「ちょすい」や「よびみず」で吸われてしまう。ただし特性による吸収効果の発動は1回だけなのでご安心を。

あく/みずの物理技でここまでの威力は珍しいが、急所を無効にする特性である「シェルアーマー」「カブトアーマー」には注意したい。
最も上記の特性を持つポケモンは格闘技が刺さることも多くあまり気にならないかもしれない。

どちらも覚える技は広く、かくとう技はデメリットはあるものの高威力な「インファイト」を筆頭に小技含めて取り揃えており、
その他の技も三色パンチやひこうタイプ対策の「ストーンエッジ」やフェアリータイプ対策の「アイアンヘッド」と「どくづき」、「ダイジェット」用の「つばめがえし」、
物理ダイマックスへの切り札になりうる「カウンター」、便利な積み技の「ビルドアップ」や変化技対策の「ちょうはつ」を覚えるため、対応範囲は良い。

何気に「こわいかお」も覚える。シーズン26シングルバトル最終1位にはこれを覚えさせたいちげきのかたウーラオスが投入され、主にウオノラゴンの「エラがみ」を通すために使われた。
しかし、パワフルな見た目に反して意外にも「じしん」は覚えない。注意。
覚えられるじめん技は「あなをほる」のみ。
そして何故か「とんぼがえり」を覚えるのでこだわりスカーフやこだわりハチマキを合わせるのも良いだろう。


いちげきのかたは文字通り重い一撃を相手に叩き込んでいく、八極拳を使う格闘ゲームの主人公を彷彿とさせるスタイルで、タイプはズルズキンゴロンダと同じ。
特性のおかげで「まもる」「みきり」を無視できるので特にギルガルド対策には持って来いのポケモンである。
この姿のみ強力な先制技の「ふいうち」を覚えるので、採用すれば対面で勝ちやすくなるし、ドラパルトにも「おにび」で妨害されなければほぼ打ち勝てる。
耐性も多く、特に多くのかくとうタイプの天敵であるエスパー技、いたずらごころを無効化できるのは大きい。

一方で弱点はフェアリー、ひこう、かくとうと少ないものの、メインとなる格闘技と「あんこくきょうだ」を半減するフェアリータイプは特に天敵。
フェアリー技を4倍で受けてしまう弱点がある点は痛く、素直に引いた方が良いだろう。
かくとうタイプとのミラーマッチに弱いというあたり、守りを捨てた型ともとれる。

その他、ダイマックスとキョダイマックスであく技の変化先が異なっているが、こちらはキョダイマックス個体が基本となる。
ダイマックス個体の「ダイアーク」は敵の特防が減少する追加効果で物理型前提の一撃ウーラオスとは噛み合わない。
キョダイマックス時の「キョダイイチゲキ」の方が良いだろう、こちらは「ダイウォール」を貫通する性能を持つ。


れんげきのかたはこれまた文字通り軽やかな連撃を相手に見舞う、あの格闘ゲームに例えば“螳螂拳”にも近いスタイルであり、みがわり持ちやがんじょう持ちに強いという利点がある。
みずタイプにしては貴重なでんき技を使えるので、相手のみずポケモンに対して有利に動ける。
ニョロボンケルディオ以来となるかくとう/みずで、いちげきのかたと違って4倍で受けてしまう弱点はなく、耐性も多め。
先制技については、威力こそ「ふいうち」に劣るが安定感のある「アクアジェット」を覚えられる。
ただ弱点自体はでんき、くさ、ひこう、フェアリー、エスパーといちげきのかたよりも多い上、みずとしてもかくとうとしても弱点が丸出しなのが気になるところ。

また、ダイマックスとキョダイマックスで水技の変化先が異なるのも注意点。
通常のダイマックスでは「ダイストリーム」となり雨を降らせることが可能、これにより自身の水技を強化することができる。
一方、キョダイマックスの場合は「キョダイレンゲキ」となり相手の「ダイウォール」を貫通する性能となる。パーティに合わせて選択しよう。

環境柄、第八世代ではあくタイプ枠を兼ねていちげきのかたが多く採用されていたが、れんげきのかたも後述のウーラオス検定の仕様上いちげきのかた対策に寄ったパーティーには刺さりやすく強い。また、ダブルバトルではセキタンザンと組んで「じょうききかん」と「じゃくてんほけん」を発動させるためにれんげきのかたを採用する例も見られた。

共通する強みとして、急所は自身にかかったデバフ、相手にかかっている防御バフ、フィールドに貼られたダメージを軽減する壁技を無視したダメージを与えるため、
急所が確定する専用技がリフレクター・オーロラベール・いかくに強く、
壁貼りポケモンや防御力を上げる技をもつポケモンに対する強烈なメタとして機能する。

共通する弱点としては、両者とも物理耐久は高めだが、特殊耐久はやや控えめなことに注意したい。
捨て身で突っ込んできた火力アイテム持ちサザンドラあたりが伏兵になりかねないことも…。ちなみにサザンドラはちょうどウーラオスを抜ける。


第九世代ではいちげきのかたの「あんこくきょうだ」の威力が80から75に下方修正されてしまった。
あくタイプの技自体は通りが良く一貫性も高いため妥当な修正か。なお「すいりゅうれんだ」の威力はそのままとなっているため、合計威力が同じになった。

他は特に大きな弱体化や重要技の没収はなく、新たに「つるぎのまい」「くさわけ」を習得。
またれんげき限定で新たに「アイススピナー」を習得し、こおり技の火力が上がった。

第八世代の「ダイジェット」に晒されるかくとうタイプ逆風の環境下でもトップメタの一角となっていたウーラオスだったが、第九世代であるSVではダイマックスがなくなったためひこう技が環境から大幅に減少し前世代にも増して動きやすくなった。
さらにテラスタルの存在も大きい。テラスタルを切ったウーラオスの専用技は生半可な耐久ではまず受けきれない凄まじい火力を発揮する。半減程度では受け出しは効かない。

ダブルバトルでも強力なポケモンとして活躍しており、トルネロスと組ませたPTが流行している。
上手くいけば「おいかぜ」で加速させたウーラオスが「あまごい」で火力を上げて殴ってくるという鬼畜コンボが可能。

さらに新規実装された持ち物である「パンチグローブ」は拳を使った技を1.1倍に強化+非接触化する。
これが専用技である「あんこくきょうだ」と「すいりゅうれんだ」と相性が良く、
「ゴツゴツメット」などの持ち物、「さめはだ」「せいでんき」「ほのおのからだ」など接触時に発動する特性を無視して攻撃することができてしまう。
しかし一方で「ふかしのこぶし」の効果もなくなってしまう。一応「インファイト」には適用されないため全技「ふかしのこぶし」適用外になる……と言うわけではない。
この点はルールにおける道具採用率の差に露骨に出ており、シングルでは常に50%前後採用率1位の筈のパンチグローブが、ダブルでは採用率1%程度で留まっている。
まもる」系統の技の使用率の違いはここまでウーラオスに影響を与えているのである。
裏を返せばシングルバトルではほぼ特性無しのハンデを背負って現在の高い採用率をキープしていることになる。とんでもねえな……

SVのランクバトルにおいてはれんげきのかたは環境への刺さり方が凄まじく、なんとランクバトルシリーズ8において使用率瞬間1位を記録した。
ただし現在ではそのウーラオスを上から制圧できるハバタクカミに抜かれてしまったがそれでもトップメタの一角となっている。
持ち物はシングルバトルでは「パンチグローブ」以外だと「こだわりスカーフ」が多い。
ダブルでも2~6位程度と高い使用率を記録している。レギュレーションGではハバタクカミの競合相手として黒馬バドレックスが登場したことやタケルライコエンテイといった先制技持ちへのカウンターとしてゴースト技を無効化するリキキリンイエッサンが増加したことで需要を減らした彼女に変わって最終1位の使用率を何度も勝ち取るようになった。
さらに上記の鬼畜コンビの対策として「にほんばれ」を採用したトルネロスが一定数出てきたり、
シングルでは評価の低い井戸オーガポンが流行したりと環境にも大きな影響を与えている。
持ち物は「パンチグローブ」に頼れないことや素早さは隣のポケモンの「おいかぜ」でフォローできるためか、「しんぴのしずく」「こだわりハチマキ」「いのちのたま」等純粋な火力上昇アイテムの採用が目立つ。

対していちげきのかたは少し引いた位置に居るが、これはれんげきのかたに劣っているというより、
SVの対戦環境では強力なあくタイプポケモンが多数存在していることから、れんげきのかたとはまた別に枠の取り合いが発生しやすいのが原因だろう。
「あんこくきょうだ」の弱体化や構築への組み込み辛さ等の逆風要素こそあるものの、れんげき対策をすり抜けて相手に痛恨の一撃を与えられることかられんげきのかたに負けず劣らずの評価の高さを誇っている。

いちげきのかたの持ち物は対面性能を高めて「つるぎのまい」での全抜きを狙う「きあいのタスキ」が現在では最メジャーであり、次点で火力をさらに上げて安易な受けを成立させないための「こだわりハチマキ」「くろいメガネ」、先鋒役や終盤での詰めの両方をこなせる「こだわりスカーフ」がよく採用されている。


◆ウーラオス検定

ポケモン対戦においては6体のポケモンをまず見せ合い、ここから3体(ダブルなら4体)を選出して戦うルールとなっている。
相手のパーティ編成を見て選出を考えるため相手のパーティの情報は非常に重要である。

さて、ウーラオスが「いちげきのかた」「れんげきのかた」の2つのタイプのどちらかを選択できることは上述したが、
なんとこのポケモン、選出画面ではタイプが分からないという謎の仕様を搭載している。
厳密に言えば、なぜかいちげき・れんげき共に同じアイコンを使用している

かつてのメガリザードンがX型とY型の2パターンあり、
選出画面でどちらかが分からず、パーティ編成から判断せざるを得なかったことをメガリザ検定と呼んだことから
それにひっかけて「ウーラオス検定」と揶揄されている。

型2種の戦法がリザードンのXとYほどと違っておらず読み違え=負けに直結するレベルではないが、
れんげきのかた」対策に入れたポケモンを選出したら「いちげきのかた」で対策が無駄になることも。

第九世代では流石に差別化されてるだろう……と思いきや、
なんとどちらもデフォルトのポーズが直立になっており、相も変わらずウーラオス検定は健在。
棒立ちのダサさも相まって多数のトレーナー達は「せめて構えてくれ」と思ったとかなんとか。


■キョダイマックス


怒りの化身 と 呼ばれている。 凄まじい 形相と 雄叫びで 世界の 邪気を 払うという。

片足立ちの 構えで ぴくりとも 動かず キョダイマックスパワーを 爆発させる 時を 待っている。

体型は通常形態からほとんど変わらないが、
「いちげきのかた」は黒っぽかった部分が赤くなり、灰色だった部分が白っぽくなる。
「れんげきのかた」は黒っぽかった部分が青い違いがあるが、それ以外はほぼ同じで、
どちらも共通して目は瞳のないものになっている。
また、「いちげきのかた」は両足を地に着けて拳を構えているのに対し、
「れんげきのかた」は片足を上げて手掌を構えている。
その姿はまるで金剛力士のそれぞれ阿形と吽形のよう。

いちげきのかたはあく技がキョダイイチゲキ
れんげきのかたはみず技がキョダイレンゲキとなり、
どちらもまもる・ダイウォールを無視してダメージを与える強力な効果がある。ここでも時間稼ぎを許さないのが強み。
ただし「キョダイレンゲキ」は雨を降らせて火力を底上げする「ダイストリーム」を捨ててしまうことになるので、人によっては選択に悩むかもしれない。

ダイマックスわざのエフェクトもかた毎に異なり、キョダイイチゲキのエフェクトは正拳突きとともに拳から赤黒いエネルギー波的なものをぶっ放す派手なもので
キョダイレンゲキは水の力をまとった目にもとまらぬ連撃を相手に浴びせる華麗なものという違いがある。


■余談


  • 試練に挑む前にダクマを預かり屋・ポケジョブに入れていると戻ってきたら試練を受けてくれと言われる。これに飽き足らず交換で手放したり、HOMEに入れていたり、果ては逃がしたりすると…
    連れ戻してくるように何度も念を押されるが、無視して塔に入って試練を受けられる。この時は好きなポケモンで塔に挑める上、手持ちの数にも制限はない。ただし、マスタードは「ダクマがいなくて残念」、門下生も「ダクマがいないと意味がない」と口々に言ってきたり無言になったりですごく後ろめたい気持ちになる。
  • キョダイマックス形態のモチーフは上でもチラっと述べた金剛力士の阿形と吽形とされるが、
    一部ファンには金剛力士だけでなくそのタイプから某作品もモチーフになっているのではないかと推測されている。
    れんげきのかたで「はいよるいちげき」「クイックターン」神の1F当身「ミラーコート」を覚えたら更にそれっぽかったかもしれない…。
  • マスタードは選ばなかったほうの姿を繰り出してくるため、いちげき/れんげきどちらを選んでも両方の図鑑説明を埋めることができる。ただし、キョダイマックスのすがたは自分で発動しないと図鑑に登録されないので、通信プレイ必須となる。
  • 塔にはどちらか一つしか入れないが、その掛け軸でダクマを何匹でも進化させられる。
    つまり、GTSやサブデータで入手したダクマを複数進化させ、GTSでウーラオス⇔ウーラオスという希望でも出しておけば簡単にもう片方の型を入手できる。
    もしくは、パルデアに連れ出したり、サブデータで選ばなかった方の塔をクリアして進化させ、HOME経由で送ってもよい。
  • 他の伝説のポケモンの例に漏れず「タマゴ未発見」だが、実はヒードラン以来の雌雄が存在する伝説のポケモンであったりする。
    こちらはご丁寧に性別比率が♂7:♀1と、♂が多い。




追記・修正は悪か水のどちらかを極めた方にお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • あんこくきょうだ
  • すいりゅうれんだ
  • ウーラオス
  • ダクマ
  • クマ
  • 第八世代
  • ポケモン解説項目
  • ポケットモンスター
  • ポケモン
  • あく
  • かくとう
  • みず
  • 一撃
  • 連撃
  • ふかしのこぶし
  • キョダイマックス
  • 伝説のポケモン
  • 準伝説
  • 鎧の孤島
  • 暗黒強打
  • 水流連打
  • キョダイイチゲキ
  • キョダイレンゲキ
  • 巨大一撃
  • 巨大連撃
  • フライングプレス4倍
  • 悪/格闘複合
  • 水/格闘複合
  • ウーラオス検定
  • 剣盾
  • 流水岩砕拳
  • 爆心解放拳
最終更新:2025年03月16日 13:50

*1 そらとぶタクシーのポイントになるので挑戦しなかった塔に行く価値はある。