登録日:2022/11/27 Sun 01:43:08
更新日:2025/01/16 Thu 16:58:15
所要時間:約 67 分で読めます
永山瑛太演じる
ポケモンの世界から来た男と古川琴音演じるOLとの出会いを描いている。
ちなみに永山氏が任天堂のCMに出演するのは『
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』以来22年ぶり。
◆概要
2022年の『Pokémon Day』となる2022年2月27日に映像配信された
『Pokémon Presents 2022.2.27』にて情報解禁。
同年6月1日には「2nd Trailer」が公開され、公式サイトが更新。
初報のほんの1ヶ月前に『
Pokémon LEGENDS アルセウス』(以下『LEGENDSアルセウス』)が発売されたばかりなので、開発自体は『
ポケットモンスター ソード・シールド』(以下『剣盾』)の
DLCが落ち着いたくらいから行われていたと思われる。
本作は今までのような旅形式ではなく、
なんと『ポケモン』史上初の「学園もの」で3つのルートがあり、更にそれらを全てクリアすれば物語の真相に迫るルートに進める。
シリーズ史上初の学園もの……ルートが4つ……『風花雪月』かな?
主人公は学校の寮で暮らし勉学に励みながら、見知らぬ地での冒険を「
宝探し」という課外授業の一環として行うのである。
元々
初代から塾や学校といった教育機関は存在していたものの、これまでは「せんせい」や「じゅくがえり」など、そうしたところに関係のある
モブトレーナーが登場したり、道中でちょっとお邪魔したり、くらいの扱いでメインに据えられたことは無かったので、
主人公が学生としての顔を持つのも本作が初。
パッケージを飾るポケモンは『スカーレット』が
コライドン、『バイオレット』が
ミライドン。
それぞれ
古代、
未来で、終盤ではそれをモチーフにしたポケモンが登場する。
この手の
伝説のポケモンは物語終盤で初登場するのが常だったが、
本作は主人公の移動手段として最序盤から登場して旅の仲間に加わり、最終盤に真相が明らかになってから実戦に出せるようになるという段取りになっている。
また本作発売前に
イギリスの有名シンガーソングライター、エド・シーランが歌う『
Celestial』を公開。本編の劇中歌として採用されることも発表されていた。
勿論劇中歌を入れるのも今作初の試み。
歌詞は全編
英語だが、内容はちゃんとバーチャルの隣人ことポケモンのことを表現した名曲である。
PVもしっかり作り込まれているので、作中で聴く前に聴いてみるのもいいかも。
楽曲は前作が重厚感溢れる曲調を主体としていたのに対し、本作は軽快感のあるオシャレな曲調を主体としている。
もちろん『
Pokémon Home』との連動にも対応しているが、本作に連れて行けるポケモンであれば、
ガラル地方やヒスイ地方、
シンオウ地方のポケモンは
双方向に行き来できる。
技の互換性は無く、新しい場所に連れて行かれると覚えている技はリセットされる仕様になったが、レベルや
リボン・あかしは引き継がれる。
過去作で覚えていた技自体はポケモン毎に記録されているため、過去作に戻せば限定技も(そのソフト限定で)また使えるようになるので消える心配はしなくても大丈夫。
その売上は発売後3日で、パッケージ版とDL版を合わせて
国内で400万本以上、世界で1000万本以上の記録的メガヒット。
これは
任天堂のゲーム専用機向けソフトとしては、2022年9月に発売3日で国内345万本の実績が出た『
Splatoon3』をも上回り、過去最高の売上ペースとなっている。
そして2024年11月18日に、日本国内売り上げが
『赤・緑』の822万本を上回る歴代最高のセールスを記録したことが発表された。
しかも偶然にもこの発表は
本作の発売日と同日であった。
ポケモンのモーションも第8世代以前のものから見直しが入り、動きどころかデフォルトのポーズまで変わったポケモンもチラホラ。
トロピウスは地に足をつき、ヒノアラシ系統は戦闘中は常時炎を出すようになっている。
更に一部のポケモンは、特定のモーションのポケモンの後に出すと
ふわりと浮いたり着地したりするようにもなった。
残念ながらボーマンダとシビルドンは常時浮いている。
一方、モーションを細分化した弊害なのか、
専用わざのモーションを没収されてしまったポケモンも多い。
なお、本作で選択できる言語は9種類だが、
日本語における
ひらがなと漢字の選択は撤廃されている。
ちゃんと振り仮名はふってあるので子供も安心。漢字の勉強にもなる……かも?
・ダウンロードコンテンツ『ゼロの秘宝』
『Pokémon Presents 2023.2.27』で発表された追加コンテンツ。
2023年9月13日に配信された前編『碧の仮面』と、2023年12月14日に配信された後編『藍の円盤』の二つからなり、林間学校や交換留学に参加することになる。
パルデア地方の外を舞台にしているが、道中にあるてらす池などを通し、残されたエリアゼロの真相にも迫る。
追加コンテンツでは(ほとんど)本編とは関わらない新規のトレーナーとの物語が紡がれたが、2024年1月11日から配信された『番外編』では、エリアゼロに乗り込んだ面々と共にキタカミの里を訪ね、ともっこ伝承の謎に切り込んでいく。と思ったらトンチキなゾンビパニックめいたお話でした。
なお、『番外編』というだけあって、そこまでのボリュームではないのだが、メインシナリオと『ゼロの秘宝』前後編を結びつける形で後日談が描かれるほか、クリア後には未解禁要素の解放などもあり、事実上の「完結編」となっている。
◆ゲームシステム
●キャラメイク
『X・Y』以降恒例化したキャラメイクだが、本作からはそばかすや目・口の形なども細かく調整できるようになった。
その代わり、キャラデザ自体はこれまでの杉森建風ではなくなり、過去作をプレイした人には多少の違和感があるかもしれない。
髪型やメイクも性別を問わず選べるようになり、選んだ体型にかかわらず、より思い思いの姿にできるようになった。
靴や帽子などはさまざまなものを選べるが、服装に関しては発売時点で四季の制服のみとなっている(学生だからしゃーないな)。
その後『碧の仮面』では
うぐいす(緑色)・
こんじょう(青色)・
しらうめねず(白色)と、
最低100万円払って手に入る
ぎんぎらの4種類からなるじんべえが解禁された。
さらに『藍の円盤』では
ブルーベリー学園の制服が追加された。
●フィールド
ついに実現した、(ほぼ)完全オープンワールドの『ポケモン』世界。
『剣盾』のガラル地方で例えるなら、アカデミーのある街以外が全て
ワイルドエリアといった感じで、ロードを挟まずに色んな所を行けるようになった。
町が道路で結ばれた点と線のような関係から、町とエリアがパズルのように敷き詰められた状態になっている。
もちろん道という概念はあり、各エリア内の道を辿れば最低でもどこかの町には着くようにできている。
全体的に『
アルセウス』のようなフィールド感と、初代より続くシステム面をうまく融合したような形となっている。
そんな広大なフィールドを、
伝説のポケモンに乗りながら自由に冒険していくこととなる。
様々な人と出会いながらチャンピオンを目指して行くというコンセプトこそ従来通りだが、自由度は前作と比べると大幅に引き上げられている。
主に
・従来のシリーズと同様に8つのジムと四天王+チャンピオンを撃破する『チャンピオンロード』
・ヌシポケモンの持つ珍しい食材を探す『レジェンドルート』
・学校のトラブルメーカー・スター団にカチコむ『スターダスト☆ストリート』
の3つのイベントをこなしながらシナリオを進めるが、どのシナリオを、どんな順番で、どこで何を攻略するかはすべてプレイヤー次第。
完走までまっしぐらにひとつのルートだけを驀進しても、それぞれを並行して行きつ戻りつするのも、
あるいはシナリオそっちのけで財布の許す限り買い食いに励むことさえも、全くあなたの自由。
気ままに散策し、気ままにポケモンを捕まえ、気ままにイベントを進めることができるようになった。
これに伴い、トレーナーとのバトルも強制ではなく任意に話しかける形式に変更された。トレーナー同士は目が合ったらバトル、というこれまでのお約束は、本作ではもう過去の話となったのだ。
一応特定数のトレーナーを倒すとごほうびがもらえるので、積極的に戦った方がお得。だが、レーダーのようなものはないので手探りで探す必要があるし、一度勝ったら再戦はできない。
また、トレーナー戦でも(一部を除いて)「にげる」が有効なコマンドになった。ただし通信対戦同様降参することになるので、おこづかいは減ってしまうが。
各種イベントは進めていくことにレベルが引き上げられる方式ではなく、地点ごとにレベルは固定されている。
つまり拠点から近いイベントほど簡単で、遠い場所ほど難しいという案配。
極端にデタラメな順番で進めるとハードモードだが、近くにあるイベントを攻略するときの順番をシャッフルできるといった感じ。
初代のタマムシ、
ヤマブキ、セキチクあたりが順不同で攻略できたのを今作では全編でやっていると思えば良い。
……ただし、
- チャンピオンロードのジムバッジの数で、トレーナーIDが違うポケモンに限らず捕まえた野生ポケモンが言うことを聞くレベルも制限されるのはこれまで通り。『剣盾』と違い高いレベルのポケモンの捕獲そのものは可能になったが。
- レジェンドルートの進行具合で、ライドポケモンとしてのコライドン/ミライドンの機能が上がっていく
- スター団の拠点は道を塞ぐ形で存在している。迂回路も無くはないが、遠回りだったり分かりにくかったり険しいデンジャラスな方法だったりする
といった形で制約が存在する。
レベルの低いポケモンを地道に根気強く育てたり、移動の早さを割り切ったりすることで、イベント進行順は完全に自由にできなくはないが、やはり遠くのイベントから始めるのはそれ相応の難点がある形となっている。
関係者以外立入禁止のパルデアの大穴/エリアゼロへ行くことになる最終イベント。
オーリム/フトゥーに頼まれ、未知の世界とされるパルデアの中心に足を踏み入れる主人公と仲間たち。
その大穴の深部に広がる光景は、『スカーレット』ならより野性味あふれた、『バイオレット』ならそのまま機械化したかのようなポケモンたちが我が物顔で闊歩する世界だった。
コライドン/ミライドンが力を失った理由、ペパーと彼の親に当たる博士の確執、異形のポケモンたち、通信の回数を重ねるごとに様子がおかしくなってゆく博士……。
その全ての理由が明かされ、そして『ポケモン』史上最大級の衝撃を齎すだろう結末が、あなたを待っている。
●捕獲システムとおまかせバトル
本作ではフィールドを移動していると、自動で周囲にポケモンがスポーンする仕組み。
ポケモンに対しボールを投げるか接触することで、従来のような感覚で野生ポケモンとの戦闘へと移行。
捕まえるか倒すことで手持ち全員に
経験値を行き渡らせる、というのは第六世代以降と共通している。
ちなみに捕獲クリティカル自体は続投しているが、
一度捕まえたポケモンは二匹目以降はゲット成功時にクリティカル演出になるようになっている。
クリア後に捕まえる事になるとあるポケモンのゲット成功時にクリティカルになるのはそのため。
その上で本作は『
アルセウス』の要素も少し含まれており、
- 背後からボールをぶつけることで捕獲率上昇&1回行動不能にできる(未発見時でなくても有効)。
- イベントを進めることで水上、空、壁を自在に移動できる(本作でもライドポケモンがそれを担っている)。
- 発見時のポケモンの反応も多種多様で、逃げるものやこちらを追いかけるもの、こちらをずっと見ているものなど様々。
などなど……。
流石にヒスイ地方のポケモンのように
ダイレクトアタックや群れて襲うなどはしてこないが、捕獲にアクション要素が若干ながら入るようになった。
なんなら背後不意打ち→初手クイックボール→失敗したら逃げてまた不意打ち……みたいな外道戦法もできる。
これに加え、新要素として
「おまかせバトル」が実装。
先頭のポケモンをフィールドに繰り出すことで、自動で周囲にいるポケモンたちと戦ってくれるというもの。
倒すと通常戦闘より少ないが
経験値も獲得する。群れているところを狙ったり最終進化系を倒したりするとこれでもかなりのものになるので、
レベル上げもサクサク。
ただし、これでレベルを上げると新しく覚える技は覚えずに終わった扱いとされ、また進化もしないので、育成の際にはこまめにチェックが必要。
加えて、弱点タイプ相手やHP低下時だと、格下レベル相手でも体力を大幅に減らされ帰ってくることもあるので、繰り出す際には周りのポケモンの種類や手持ちとの相性にも気を配ろう。
更に、今作ではポケモンを倒したときに『
モンスターハンター』シリーズよろしく「素材」(公式名称は「
おとしもの」)を落とすことがあり、それらを含めたフィールド上に落ちているアイテムを効率よく回収するのにも使われる。
「おとしもの」は
わざマシンの作成やアイテムとの交換に必要になるため、積極的に集めていきたい。
ちなみに第4世代以前からの種から得られる「おとしもの」には、かつて『
ポケダン時・闇・空』で「専用どうぐ」になっていたものと同名のものもある。
連れ歩き機能も実装。ZRでボールを投げると先頭のポケモンと一緒に歩くこともできる。あいことばは「ボール投げ ZRボタン!」
連れ歩きによって進化条件を満たすポケモンたちもいる。
DLCではさらなる拡張要素が登場し、限られた範囲内で新鮮な体験が可能になった。
●テラスタル
メガシンカ、Zワザ、ダイマックスに次ぐ新たなバトルの肝となる本作の目玉要素の一つ。
詳細は
個別項目を参照。
●ピクニック要素
『剣盾』でもあったピクニック要素も続投。ただし今作でするのはキャンプではなくピクニックだし、作る食事は
カレーライスではなく
サンドウィッチになっている。
ほか、新たなポケモン鑑賞要素として
「ポケモンウォッシュ」が登場。汚くなった体を洗ってあげるだけでなく、状態異常などの回復にも役立つ。
そして本作では
遂に育て屋/預り屋はリストラされた。
従来
育て屋/預り屋で入手していたタマゴは、タマゴグループと性別が合っているポケモンがという条件は引き継ぎつつも、手持ちに入れている場合に時間経過で
タマゴを入手するようになった。
なお、タマゴを引き取らなかった場合はアカデミーに送られて生徒らに共同で世話をされるようだ。
本作の
厳選は更に容易になっており、前作同様に
特性や
性格、
個体値、
努力値などはほぼアイテムで解決でき、その道具も大体はショップでも買える他、レイドバトルで入手できる(レイドバトル限定の物もある)。更に本作にはBPのシステムがない関係上、従来作において主にBPと引き換えだったポケモンに持たせるアイテムも殆どがおこづかいで揃えることができるようになっている。
従って、
金策は過去作以上に重要なものになっているといえる。
またタマゴ技も、孵化させずともピクニック中に特定の手順で移せるようになった。そのため性別や
色違いを粘らない限りかなり楽になったといえる。ただしテラスタイプは遺伝しない(後から変更はできる)。
更に色違い厳選も、色違いが出る確率を上げられる効果を上述のサンドウィッチで付与できるようになったこと、フィールドにポケモンが大量にスポーンする(しかも少し離れればリセットされる)ため試行回数を稼ぎやすいことなどから(御三家など一部を除けば)かなり緩くなった。
なお、DLCの配信と同時に
テラスタルやオシャボ方面でも条件が緩やかになりつつあり、より拘ったりお試しができたりするようになっている。
上記の通り『剣盾』のカレーを引き継ぐものとして登場した要素。
町中に存在するサンドウィッチ屋にて完成品を購入するか、NPCから教えてもらえるレシピに基づきピクニックにて自分で作成するといった形で食することができる。
また、レシピも様々なものがあり図鑑も存在する。さらに具材さえあれば自分だけのオリジナルサンドも作れる。
カレーからは様々な点が変更・追加されている。
まずサンドウィッチを食べることでポケモンのHP・PPが全回復するため、簡易的な
ポケモンセンターとして使える。
そして何より重要なのが
食事をすることで捕獲や育成、遭遇に関する能力値を一時上昇する効果=
サンドウィッチパワーという存在で、これは過去作のデルパワー、Oパワー、ロトポンに該当する立ち位置のもの。「かがやきパワー」を付けられるレシピのサンドウィッチを作ればいろちがいと出会いやすくなる……というような形で運用する。
本作では新たに「でかでかパワー」や「ちびちびパワー」など様々な効果が追加されているため、サンドウィッチを
散らかして作って食べてはフィールドに飛び出し珍しい個体のポケモンを探して走り回る、というのが廃人の日常となった。
作り方としては「ベースとなるパンの上に食材を落としてうまく乗せる→その後上のパンを落とす→最後にピックを刺して完成」という流れ。
しかしこの作業がかなり厄介で、食材の落ち方が奇妙な物理演算が入っているような挙動の上に落とす先のマーカーも存在せず、さらには時間制限まで存在するため、
綺麗に作ろうとすると難易度はかなり高い。
具材がうまくパンに乗らずこぼれてしまうと上述のパワーが無効になってしまう上、実は最後パンで挟まなくても評価には影響しないので、失敗を減らすためにいっそ
最後のパンを捨ててオープンサンドにした方が良いという結論が出ている。
???「パンを 乗せなかったのは パルデア流 なのかな……?」
また、一定の条件下では上記の物理演算でバグが発生しサンドウィッチ作成時の視点が異常な移動をしてしまうことを利用し、食材を積み上げ続け最終的には(視点が)宇宙まで到達することを目指すというキテレツな遊びが一部で流行した。
●LP(リーグペイ)
いままでいつもニコニコ現金払いだった『ポケモン』シリーズ初登場となる電子マネーのようなもの。
テラスタルの結晶を調べたり、「おとしもの」と交換したりすることで獲得できる。なお、従来通り現ナマもちゃんと続投している。
ただし、現金のLP化及びその逆はいずれもできない。また、アイテムの買い物の際には現金(おこづかい)払いかLP払いか選べるが、バトルの賞金は前者のみで支払われ、わざマシンの作成には後者しか使えないなど細かい制約がある。
ダウンロードコンテンツ第一弾では
電子マネー?何それ美味しいの的なザ・ニッポンの田舎への解像度が高すぎるので当初対応していないが、条件を満たせば選べるようになる。
さらにイッシュ地方にあるブルーベリー学園においても自販機で使えるレベルで普及している。
このことから、『SV』の世界ではリーグペイが世界レベルで普及している可能性が示唆されていることになる。
●ポケモンセンター
本作の
ポケモンセンターはなんと屋内ではなく、野外でフレンドリィショップ、わざマシンマシンと併設になっている。
つまり出入りの手間は省けるのでプレイヤーにとっては便利になったものの、可哀想なことに受付のお兄さんお姉さんは(屋根はあるけど)雨でも雪でも野ざらし。ガソリンスタンドか。
またそらとぶタクシーの到着地点とも兼ねており、一度訪れたセンターはそらをとぶタクシーでいつでも移動できる。
そして本作から追加された
「わざマシンマシン」は、ポケモンの素材とLPを使って作成という形に変わっている。
ただし、ものによっては一度手に入れなければ作成自体ができないことも。
わざレコードとの区分も廃止され、全てのわざマシンは第4世代以前の使い切り仕様に戻ってしまった。幸い一品物はないので根気があれば必要な分は供給できる。
育成においては面倒臭い一面がある一方、物価が全体的に高いこともあり何かとお金が必要な本作では、売却で金策にもなるので一長一短か。
ちなみに、複数種類のアイテムを一度にまとめ買いできるという地味に便利な機能も実装された。
◆オンライン要素
『剣盾』でもあった「
マックスレイドバトル」のテラスタル版が登場。
各フィールドにて光が立っている結晶に赴くと、普段は出ないテラスタイプのポケモンと戦うことができる。
オンラインに繋げば
最大4人まで一緒に戦える点も同じ。時間内に集まらなかった場合はNPCが代わりに入る。
相手のポケモンは最初から
テラスタル状態で、体力が減るか時間経過で強力なテラスタルシールドを貼ってくる。
こちらも
テラスタルすれば効率よくダメージを与えられるものの、最低3回は攻撃技を使わないとテラスタル発動は不可。
タイプ一致
テラスタルをすれば、元の非テラスタルシールド時ダメージの70%~80%、不一致テラスタルをすれば35%~40%のダメージを与えれる(イベントなどによって倍率が違う。通常時のダメージは非テラスタルシールドの20%になる)。
制限時間内に体力を0にすればそのポケモンを捕獲することができる。
『剣盾』との相違点としては、まず指示がターンではなくリアルタイム制になったこと。また、「おうえん」もランダム効果ではなく、攻撃系バフの「いけいけドンドン」、防御系バフの「がっちりぼうぎょ」、体力回復の「いやしのエール」の3種を任意で使用可能になった。
このためレベル差や相性で攻撃に貢献できなくても、バフや体力回復でサポートに回ることもできる。ただし3回しかできない点は注意。
また自分のポケモンがやられた場合もターン経過ではなく、時間経過に変更。ただしやられる度復活時間は長くなる上、バトル自体の制限時間も短くなってしまう。
星ランクは1~5までだが、星4以上を10回こなすと
星6の黒い結晶が登場するように。
当然星が多いほど強力な
個体値、夢特性のポケモンが出現するものの、生半可な編成だと4人でも普通に返り討ちに遭うため、心して挑みたい。
クリアするとただ捕獲できるだけではなく、レベルを上げるアメや育成に必要な装備が報酬も多数出るため、ストーリークリア後は専らこれを中心とした素材集めに勤しむようになる。
当然だが、相手のポケモン自体のタイプは変化しているとは言え技は元のまんまである。
その為そのポケモンと相性補完バッチリのタイプに変わられると苦戦は必至。
繰り出すポケモンはテラスタイプだけではなく素の相性もしっかり考えて吟味したいところ。
テラスタイプの相性だけ見て素が4倍弱点の奴なんて繰り出したら白い目で見られるぞ!
●ユニオンサークル
こちらは4人パーティでフィールドを自由に駆けることができるというもの。
一緒にライドポケモンに乗って様々な場所を巡ったり、ピクニックを開いてサンドウィッチを作るといったことも可能。
また、もう一方のバージョンのプレイヤーがいた場合、そのバージョンしか出ないポケモンが一時的に出るように。ほか一部ポケモンの進化条件にもなっている。
ただし、
テラレイドバトルと違いこちらはあいことばによるパスワード必須で、見知らぬ誰かとはできない。
今作の舞台となる地方。
アカデミーが聳えるテーブルシティを中心に、草原、湿原、
砂漠、雪山など変化に富んだ区域が広がっている。
詳しくは個別項目へ。
◆登場人物
個別項目があるキャラはそちらも参照。
●主要人物
今作におけるプレイヤーキャラ。ボタンよりもやや低い身長。
デフォルト(公式絵)の服装は学校の夏服。
作中ではアカデミーに転入して「宝探し」という課外授業に挑み、そこで様々な冒険と体験をしていくこととなる。
性別や肌色の選択は勿論のことながら、今作では髪型のみならず目・口・眉毛・睫毛の形や色、ほくろ・そばかすの追加などなど細かい部分まで最初からクリエイトできる。
加えて全パーツが男女共用なので、男の娘やイケメン女子も作れるぞ。
ちなみに『剣盾』と同じく、最初に選択した主人公の髪の色と肌の色に応じて母親のそれも変わる。
ただし、今作はあくまでも課外授業として各地を旅しているという設定ゆえか、着用できる服装は制服(春夏秋冬の4種類)のみで、店で買えるファッションアイテムも帽子、靴、眼鏡、手袋など末端部位のアクセサリーや鞄、及びスマホケースなどの小物などに限定されている。
私服に関しては、前述のとおり{追加コンテンツ前編にて、4種類のみと数では少ないもののおまつりじんべえが解禁。一つはイベントの途中で確定入手・二つは前編終了後にライバルキャラクターであるゼイユ・スグリ姉弟の実家で入手可能。
しかし、残る一つに関してはとある募金に最低100万円支払わないと入手できず非常にレアアイテムとなっている(そのぶん柄は非常に派手)。なお、このじんべえを着てパルデア地方に来ても服装が制服に戻されることはない模様。いずれにせよ服装のレパートリーに幅が広まることとなった。
なお後編の留学先でも前編で手に入れたじんべえ姿で回ることができるし、逆もまた然り。めちゃくちゃ場違いだが。
ゲーム中で確認できるデフォルトネームは無いが、ユーザー間ではPVで使われていた「ハルト」(男)、「アオイ」(女)で呼ばれることが多い。ちなみにそれらの名前を合わせると「アオハル」つまり「青春」となる。
髪を
ポニーテールにして前髪とそこから垂らした一房には緑色のメッシュを入れている、褐色肌の活発な少女。
今作の
ライバル枠にして
『チャンピオンロード』のキーキャラ。
アカデミーの生徒会長として主人公を導く姉御肌的な面も見せる……が、
それ以上に根っからのバトルジャンキーで、当然主人公にもちょくちょく戦いをしかけてくる。
御三家選択後、プレイヤーが有利になるタイプのポケモンを最初に選び、以後それをエースとして繰り出すようになる。
『チャンピオンロード』は過去作と同じジム巡りで、8つのジム制覇の後ポケモンリーグを目指すのが目的となる。
ジムバッジを集めると、数に応じて一定のレベルまでのポケモンの捕獲率が上がり、命令も聞いてくれるようになるのもこれまで通り。
本作ではたとえ自分で捕まえたポケモンでも、一度他人に渡してからは戻しても制限を超えると命令を無視するので割と重要。
レベル的には、最初に始めやすいイベント。
その他の詳細は個別項目を参照。
名前の由来は「ネモフィラ」か。
右目が隠れるほど伸ばした髪と長い下まつげが印象的な少年。一人称は「オレ」で、二人称は主人公には「オマエ」、ネモのことは「生徒会長」と呼ぶ。また、「お疲れちゃん」などのように会話に時折「ちゃん」を混ぜるのが特徴。
主人公及びネモより1学年上の先輩で文系クラスに在籍。
「料理が得意だがバトルは苦手」(弱いとは言ってない)と称する、
『レジェンドルート』のキーキャラである。
とある理由からパルデア各地にあるという
「秘伝スパイス」を探し求めていた折、主人公の実力に目を付け、共にパルデア中を駆け回る。
コライドン/
ミライドンとも知り合いなようだが、なぜか彼?に対しては突き放したような態度をとる。
またオーリム/フトゥー博士に対しても何がしかの関係性を窺わせるが……?
……しかし、親子とはいえ研究に没頭する親は滅多に帰ってこず、遊んでもらった記憶も無いという。おまけに近年は親がエリアゼロに籠もっているため、事実上の一人(と一匹)暮らしを余儀なくされてきた。保護者の同意が要ることとかどうしていたんだろう。
そのためか、天才ポケモン博士と謳われる親のことは誇らしく思いつつも複雑な感情を抱いてもおり、特に終盤で仲間と各々の家族の話になったときには、主人公の母のサンドウィッチの話題に「へー いいなあ… すっげえ うまいんだろうな」と零す。そのときの彼の心境はいかに。
また、コライドン/ミライドンに突き放したような態度で接していたのは幼少期の一件が原因。
一時期は親が連れ帰ったコライドン/ミライドンと一緒に暮らしており、その世話も絶対に秘密という条件でしていた。
だが、その存在を伏せなくてはならないのにあるとき脱走、近所のポケモン相手に暴れたことで露見しそうになってしまう。
何とか隠しおおせたものの、親はそれを機にコライドン/ミライドンを連れてエリアゼロに籠もってしまったので「アイツに親を取られたみたいでイヤだったんだ」とのこと。
そして、そんなペパーの拠り所が……。
オラチフの進化系。
事情あって親がいないペパーにとって、唯一の家族と呼べるほど大切な存在となっている。
しかし、エリアゼロ調査の際に危険なポケモンに襲われ、ポケモンセンターですら完治しないほどの重傷を負ってしまう。
実際本編開始当初は、動くどころか目を開ける事すらままならないほど危険な状態だった。
そんな中、ヘザー著の探検ブックに記されていた「秘伝スパイス」の特効成分に一縷の望みをかけた……というのがこの旅の真相。
このイベントでのペパーとマフィティフのやりとりは、本作屈指の涙腺崩壊シーン。
そして快調したマフィティフに別の意味で泣かされたプレイヤーもいたとかいないとか。
シナリオ中では2回、クリア後の学校最強大会でも戦う機会がある。
ほか、料理に関わりが深いだけあり寮の部屋のキッチン周りはしっかり整頓されているし、クリア後にはなんやかんやあり「元気のないポケモンを元気にする料理人」を目指すという夢を持つに至る。
一方、序盤で「来たくもねえ学校に……」と言っていたり、クラベルの発言からして単位があまり取れていないらしかったりという点から学業にはそこまで熱心ではないのかもしれないが、家庭科や美術の授業にはちゃんと出席しており、前者ではペパーの質問が取り上げられる授業もある。
『レジェンドルート』は秘伝のスパイスを巡って各地に潜む5匹の巨大なヌシポケモンと戦うというもの。
ヌシの棲息地に初めて到達する度ペパーから電話がかかってくるが、その会話がヌシについてのヒントになっている。
そして、彼とともにヌシのバトルに勝てば晴れてスパイスを獲得でき、それを使ったサンドウィッチを振る舞ってくれるが、それを食するたびにコライドン/ミライドンのライド性能が上がっていくため、探索範囲を広げたいならこちらから。
名前の由来は「胡椒」(ペッパー)または「ペパーミント」か。
その他の詳細は個別項目を参照。
丸眼鏡と大きなイーブイバッグが特徴の少女。性別が分かりにくいが少女である。一人称は「うち」。アカデミーには最近復学したばかりらしい。
スター団のしたっぱに絡まれたのをきっかけに主人公と出会うこととなる。
内気な性格なのか、口調は無気力気味なうえあまり積極的に話そうとはしないが、
コライドン/
ミライドンからはじゃれつかれるほど好かれるため、悪い性格というわけではない模様。
『スターダスト☆ストリート』のキーキャラであり、スター団解散作戦の補給員としてたびたび現れる。
したっぱから強引な勧誘を受けたせいか、スター団に対してはやけに冷めた態度をとっているが……。
『スターダスト☆ストリート』は、
各地に点在している5人のスター団ボスを撃破するというもの。
クリアするごとに大量のLPとフレンドリィショップで買えるアイテム欄が増える。しかし、一部ボスはジムリーダーより普通に強いため、巡るなら
レベル上げを怠らないように。
ちなみに父親からは「
ボタちゃん」と呼ばれているようだが、彼女本人はその呼び方を嫌っており、そう呼ばれると怒る。
実家がガラルであることや名前の元ネタの種類などから、ひょっとしたら父親は
この人なのではないかとファンの間では考察されている。
その他の詳細は個別項目を参照。
シリーズで初めて、バージョンによって異なる2人の
ポケモン博士。
本編より10年前、テラスタルのシステムを解明し、テラスタルオーブを開発した。
オーリムが『スカーレット』版で、
目のやりどころに困るラフな格好をした女性。一方フトゥーは『バイオレット』版で、近未来的なスーツを身に纏った男性。
両者とも現在はパルデアの大穴(エリアゼロの最深部)に籠もり、そこについての研究を進めている。だが、近年はかつてのようなメディア露出もしなくなっており、加えて息子への連絡も途絶えがちらしい……。
詳細は個別記事へ。
●オレンジ/グレープアカデミーの教師陣
最先端の設備と膨大な記録が備わっているこのアカデミーでは、その味付けを彩る個性豊かで優秀な教師陣が在籍している。アカデミー職員にはポケモンもおり、例えば正面受付では昼間はコダック、夜は
ゲンガーが働いている。
クラベルを除き、多くの教師陣とは本筋であまり関わらない(進めなくてもゲームクリアはできる)が、彼らの授業はこのゲームを効率よく進める説明役も担っている為、一度座学に顔を出してみるのも面白いだろう。
クリア後からは「
学校最強大会」にてバトルもできるようになり、そのときの肩書はクラベルは「校長」、彼以外の教職員は全員「教師」で統一されている。
どの科目の授業に出席するかは任意で選ぶことができ、質問に正解するなどしてちゃんと授業をこなすと、先生と信頼が芽生え、素顔や過去が見えてくるイベントが発生するほか、中間テスト、期末テストなども受けられるようになる。間違いの箇所は教えてくれないが、追試の受験や授業の復習はできる。
CV:大場真人(アニポケ)/若林正(『ポケモンマスターズEX』、WEBアニメ『放課後のブレス』)
オレンジ/グレープアカデミーの校長先生で、顎髭をたくわえ眼鏡をかけた初老の男性。
『スカーレット』ではオレンジ、『バイオレット』ではパープルの服を着用しており公式絵もそれぞれ色差分がちゃんと用意されているが、それ以外についてはバージョンでの違いは無い、同一の人物と思われる。
校長として気品があるだけでなく、性格は大らかで紳士的。生徒に寄り添う温厚さもある、職務に誠実な校長先生。
転入してきたプレイヤーの家に手違いの詫びを兼ねてわざわざ訪問し、御三家3匹の内1匹のポケモンを渡してくれる。
その後も転入してきた主人公の事を甲斐甲斐しく気にかけてくれるなど、とても面倒見が良い。
が、物語が進むにつれ様々な面がみられるようになり、真面目である一方でお茶目で愉快な先生であることが判ってくる。
いかにもベテラン教師な風格を漂わせている……が、実は就任して1年半。
校長になる前はオーリム/フトゥーとは研究仲間だったという。ちなみに、ジニア先生も同じくかつては研究員で、彼とクラベルはそのときからの付き合い。
そのような経歴を持つためか、校長室には研究のための道具や機械が置かれている。
あと、今作におけるきんのたまおじさんでもある。
「今はネルケ、そういうことにしておいてくれ」
学生服にレニングラード・カウボーイズを思わせる長くトンがったリーゼント、そしてわずかに見える顎髭と眼鏡をかけた謎の人物。
『スターダスト☆ストリート』イベントにて突如現れ、主人公のバックアップを買って出る。
登場時こそ尖った口調で接するものの、その後のスター団たちの会話では隠し切れない人の好さどこはかとない憐憫の情を滲ませるが……。
念を押すが、その正体は一切不明。本当に学生なのか、はたまた誰かの
変装なのか……一体何ベルなんだ……。
え?主人公ですら初見で見破ったって? まあ本人は自信満々だし、ね?
+
|
衝撃のネルケの正体とスターダスト☆ストリート最終盤のネタバレ |
完璧な変装によりプレイヤーの1%が気づかなかったであろう、その正体はアカデミーの校長、クラベル。
しかもそれだけでなく
なんと、クラベルこそが、スター団のマジボスであるカシオペアであることまでカミングアウト。
物語中にカシオペアと電話で会話したりしていたが、あらかじめ録音していた音声を「なんか上手いことやっていた」らしい。
クラベルは、壊滅させられたスター団の首魁として、主人公に最後の決闘を申し込んでくる。
手持ちポケモンは全員Lv60。バージョンでの違いは無いが、主人公が最初に選んだ御三家によって手持ちが変化。
真打には主人公・ネモが 選ばなかった御三家の最終進化、つまり 主人公の御三家に相性が良い御三家を繰り出してくる。このような手持ちの変化は剣盾の ダンデに近い。
また、主人公とライバルが選ばなかった御三家の最終進化形を使うという意味では オーキドせんせいの系譜とも言える。
- ヤレユータン Lv60
- ユキノオー Lv60
- ポットデス Lv60
- ギャラドス Lv60(ホゲータ選択時は未登場)
- モロバレル Lv60(クワッス選択時は未登場)
- ヘルガー Lv60(ニャオハ選択時は未登場)
- マスカーニャ(テラスタイプ:くさ)orラウドボーン(テラスタイプ:ほのお)orウェーニバル(テラスタイプ:みず)Lv60
タイプに偏りが無いだけでなく、攻撃力の高いポケモン、耐久の高いポケモン、弱点が少ないポケモン、などバランスよく揃えている。
しかし、弱点を多く持つポケモンが何体かいる上、 種族値の暴力を振るうようなポケモンもいないため、他のルート終盤に戦う相手に比べると付け入るスキが無いというほどではない。
ここまでの冒険できちんと6匹のポケモンを育てているのであれば、突破は難しくないだろう。
逆に、どんな場面も2~3匹に頼り切りだった、などという状態では足元を掬われるかもしれない。
クラベル戦を突破後……
実はクラベルはカシオペアではないということを再カミングアウト。知ってた。
本当のカシオペアは別にいること、そのカシオペアを誰かが止めなければならないこと、
主人公と自分が決闘し、勝った方がカシオペアを止めるべきと決めたことを白状し、主人公にカシオペアの件を託した。
なお、バトル後にクラベルは校内で決闘を始めた件について、タイム先生にしこたま説教され、反省文まで課せられることになったのだった……校長ェ……
変装の目的を考えると目的自体は完全に達成しており、それこそ見抜けなかったその1%にスター団マジボスが含まれていた為、変装の効果自体も普通にあったと言う状況ではある。
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生物学の男性教師。総合コース1-Aを受け持っており、主人公とネモにとっては担任。
六角形の黒縁眼鏡と激しいクセ毛が特徴。
今作のポケモン図鑑を作った人物でもある。かつてはクラベルとともに研究員をしており、彼とはそれ以来の付き合い。
一人称は「ぼく」で、二人称は名前に「さん」付け。
いつものほほんとした笑みを浮かべており、また語尾の母音を伸ばす喋りから判る通りかなりマイペース。テストにも最後にしれっと図鑑のアンケートを混ぜるためか、度々クラベルからお叱りを受けている。
彼の授業は、ポケモンのつかまえ方や連れ歩き方、進化法則、タマゴの作り方、色違いの確率といった『ポケモン』シリーズの基礎から今作の仕様について教えてくれるもの。
加えて、オーリム博士/フトゥー博士は
コライドン/
ミライドン絡みでないと何もしてくれないので、実は
ポケモン図鑑の評価や報酬の進呈などのような従来までの
ポケモン博士の役割はジニアが担っている。
なので、「博士」とは呼ばれないが事実上の博士ポジションである。そのためか、発売前には早い段階から主人公や博士とともにビジュアルが発表されていたほか、クラベルやもう一つの顔(後述)を持つハッサク同様公式絵が用意されているなど地味に優遇されている。
元研究員としてはやはり主人公が収集してきたデータに興奮を抑えきれないらしい場面もあるが、☆6以上のテラレイドは危険だから無茶をしないようにと教え子を心配するあたり、ちゃんと先生としての器は備わっているといえる。
その他、学校最強大会で相対するときの
普段とは打って変わってキリリとした顔も必見。更にダウンロードコンテンツでのハイダイとの特殊会話では、
大の激辛好きであることも発覚。彼の経営するレストランのダンダンミェンに
一瓶空にするレベルでチリソースを加えて食しつつも、汗一つかかないらしい。
名前の由来はヒャクニチソウの英名「ジニア」だろう。「ジーニアス」(genius、天才)ともかかっているかもしれない。
恰幅の良い黒人女性の教師。理系クラスの担任でもある。
穏やかな性格だが、
怒らせると校長ですら頭が上がらなくなる。
数学を担当しており、主にバトル時にかかる一致補正、弱点補正、積みわざの上昇補正、急所率等かなり実戦的なことを教えてくれる。
また質問やテストも、一見やさしいのもあれば
ひっかけ問題もしれっと出すなど中々油断ならない。
バトル学よりよっぽど実戦的な内容を語っているのは内緒の話。
ジムリーダーであるライムは彼女の妹。本編から1年半前に引退しているが、タイム自身もジムリーダーだった。
因みに授業でやたらいわタイプの技について言及する事からわかるように、専門はこのタイプ。
後述のジムリーダーたちと同様に当時から教員との兼業だった模様。
名前の由来はシソ科のハーブ「タイム」か。
古風な言い回しと、何故か常にピクピクしているクセ毛が特徴な女性教師。歴史学を担任しており、所謂世界観の解説役でもある。
一人称は「ワタシ」で、二人称は「貴様」または名前の呼び捨て。
髪飾りには
マーシャドー、ペンダントは
フリーザー、腕輪は
カプ・コケコ、バックルには
ルナアーラとアクセサリーに各地方の
伝説のポケモンの意匠が見られる。
「
現代から過去へ遡る方がロマンが無いか!?」と問うてくるぐらいには古い歴史が大好き。反対に近代史は嫌っており、授業がその内容に入ると露骨にテンションが下がる。
また、主人公に「封じられたポケモンがかわいそうだ、解放してやりたいとは思わないか」「抜いてはいけない杭を抜いてみたらどうだ」と唆したり、「自重はしているがエリアゼロに足を踏み入れたい」と語ったりするなどかなり好奇心旺盛な性格で、レホールとのイベントを進めることで災厄ポケモンが封じられた祠の位置がマップに表示されるようになる。
ただし杭の位置はノーヒントなので頑張って探そう。災厄ポケモンたちを見せた際のリアクションも必見。
一時は自分でも冒険をしていたらしいが、授業をすっぽかしてばかりだったため、校長に目を付けられている。
エリアゼロの真相を聞いたらどんな反応をするかは気になるところ。特に『スカーレット』版。
しかも
ダウンロードコンテンツでの特殊会話では、もしかして盗掘スレスレのことをしているのではと思わせる内容も……。
ちなみに彼女の授業で背景のスクリーンに映し出されているものをよく見ると、ヒスイ地方のとある人物や、あの時代のモンスターボールが映っている。
名前の由来は、セイヨウワサビのフランス語名「レホール」か。
言語学担当の男性教師。2-Gを受け持っておりペパーにとっては担任でもある。
褐色肌で、剃り込みの入った(サワロ曰く「ワガハイの時代なら校則違反」らしい)髪型や派手な柄のスーツなど見た目は厳つく、一人称が「ワシ」あるいは自分の名前、二人称が「オヌシ」または「ユー」な上に英語をはじめその他の外国語のチャンポンで話すといった独特な口調など、一見取っ付きにくい印象を受ける。
だが、実際には笑顔を絶やさない非常に朗らかな人物で、生徒にはもちろん、ポケモンにも「さん」づけするほど礼儀正しい性格。ちなみに授業中にサラッと触れるが教職員の中では唯一
実は既婚者であることが確定しており、実際左手の薬指をよく見ればその証が光っているし、授業でも「マイワイフと大ゲンカ」などといった話題が飛び出す。
授業自体はゲームと直接関係無いが、現実のコミュニケーションでも非常に大事なことを語っているので、ぜひ受講してほしい。
彼のイベントを最後まで進めると
ガラルニャースを受け取ることができる。これだけはきちんと進めて欲しいというゲーフリからのメッセージだろうか……?
ちなみにボールを投げるフォームは故・村田兆治のマサカリ投法。
NPCの話によると一部の生徒からは
「セイジニキ」と呼ばれているらしい。
あと、でんきタイプ専門ではないものの、
- 授業のアシスタントとしてピカチュウを連れてくる
- イベントでは迷いパモを保護する
- スーツの襟元にはアローラライチュウの尻尾を模ったと思しきブローチを付けている
- 教室のスクリーンには原種ライチュウとアローラライチュウが映っている
- 学校最強大会では原種ライチュウを切り札として繰り出してくる
……と、このタイプ(特に
ピカチュウ系統)とは何かと縁がある。
でもさぁ…彼が与えるポケモンはリージョンフォームのニャースなんだよね。
常時ジャージ姿という出で立ちをした活発な女性教師。バトル学(現実で言う体育?)を担当。
年齢は25歳で、
好みのタイプはかくとう。
タイプってそっちかよ。因みに今作で年齢が明示されていたキャラは当初はキハダだけ(後にポピーの年齢が判ったため唯一ではなくなった)で、
ダイゴと同い年ということになる。
根っからの体育会系なのか、口癖は「
押忍!」だし、座学よりも体を動かすことが好きなようで、基本彼女の授業はグラウンドで行われる。
そして実戦を行う前にチャイムが鳴る。
基本的な待機モーションがデトロイトスタイルで構えてステップを刻み続けるというものなので、この辺りからも体を動かすことが好きな彼女の人間性が見えるだろう。ただしそこは教師、
テストの際は教室でペーパーテストを敢行する。
なお、冒頭で謝罪する事から何人かグラウンドに集合してしまったようだ。教室ですると伝え忘れた?
内容は、実戦関係は数学の授業と重複する事もあってか、
テラレイドバトルのやり方やおまかせバトル、通信対戦のルール解説などが主。
その他、額の右側には古傷のようなものが見えるが何故あるのかは不明。
ジムリーダーのリップとは子供の頃からの付き合いで、「バトルで勝った方が負けた方の言う事を聞く」事ができるくらいには友好な関係。
その事もあり、彼女のジムテストではインストラクターを務める。
また実は
メシマズ属性。その調理の様子を見ていたサワロからは「
ただキッチンであばれているように見えた」と評されたり、あるときなどミモザに「
肉で肉を挟んだサンドウィッチ」を振る舞ったところ彼女は体調を崩してしまったりしたほど。それでも、イベントを進めるうちに改善が見られるようになる。
実はミモザの事を尊敬しており、料理を頑張っていたのも彼女に普段のお礼を込めて振る舞いたかったから。
キハダ本人がさっぱりした性格なので余り気にならないが実は割と複雑な三角関係である。
CV:
置鮎龍太郎(アニポケ)
美術担当の男性教師。
一人称は「小生」、二人称は「あなた」、名前に「くん」付けまたは名前の呼び捨て。
また時々「~しますです」という
語尾が付く。
教師らしい物腰柔らかな態度で接するが、
感極まると人目をはばからず大泣きするという感激屋な一面を持つ。
あと何故かめちゃくちゃガニ股。
彼の授業は、最初は
テラスタルのタイプ当てという簡単なものから、「パルデア十景」の名称というまず注目しないような質問まで出てくる。そういう意味では、
テストの難易度はレホールに次ぐレベルかもしれない。
コルサからは、スランプ時代に身を挺して救い立ち直る切っ掛けを与えてくれた恩人として「
ハッさん」と呼ばれるほど慕われており、ハッサクもコルサのことは「コルさん」と呼び合うなど美術に携わる者同士仲が良い。
???「よう!ダーリン!」
一部の生徒からも影で「ハッさん」と呼ばれているようだ。
髪型やジャケット、柑橘系のネーミング等から、モデルは
かの有名な国語教師と推測される。
実はさるドラゴン使いの一族の次期当主となるべく育てられたポケモントレーナーだが、反抗期に「音楽で食っていく!」と実家を飛び出し、だがその後なんやかんやで美術教師になったという中々ロックな経歴を持つ人物。
しかし、現当主たる彼の父はハッサクに跡を継がせることをいまだ諦めていないらしく、親族だというモブのドラゴンつかいの女性が説得のためたびたび遣わされている場面に出くわすことに。
それでもやはりドラゴン使いの血は争えないということか、授業でアシスタントを務めるのはフカマルだし、ドラゴン(竜)にまつわる言葉を度々口にする。
そして、美術教師の他にももう一つの顔を持っていて……(後述)。
筋骨隆々な身体に髭を蓄えたナイスガイ。
この方が描きそうなマッチョなキャラといえば大体合っている。
あと見た目がこの人にそっくりとの声も。
一人称は「ワガハイ」で、二人称は名前に「さん」付け。
授業では家庭科を担当。道具の解説やピクニックにおけるメリットなどを教えてくれる。ちなみに、
着けているエプロンには可愛いポケモンのアップリケがある。
そのダンディーな風格に生徒からの人気も高いが、実は甘いものが大好きで、絆イベントでは「秘伝スパイス」の一つ「あまスパイス」を所望する場面も。
しかし当人はイメージと内面のギャップに悩み、食堂では生徒達からのイメージを守ろうとして実は苦手な辛いものを頼みかけるなど、気にしている様子。
また授業でも服装やスマホロトムの専用カバーを気にしているなど、おしゃれ好きでもある模様。
ちなみにバトル時は優雅な一礼を披露してから
この子を繰り出す。
本当にブレないな。
また
ダウンロードコンテンツでは、かつてレスリングをしていたことが明かされる。
学校保健師。一人称は「あたし」で、二人称は「あんた」または名前の呼び捨て。肩に聴診器をかけているというというそれらしい出で立ちだが、お花の
ピアスがおしゃれ。
一部の生徒からは「
ミモりん」と呼ばれるがこう呼ぶと怒る。かわいい。
ただ、先生と呼ばれてはいるものの、正確には当初は教師ではないため授業も持っていないので、作中で彼女の授業を受けることはできない。
実際先生になりたくて何度か養護教諭の試験を受けるも、全て落ちてしまい先生になる
夢を諦めたという生々しい経歴を持っている。
とはいえ、彼女とのストーリーを進めると主人公の姿勢に感化され、再び試験突破を目指すようになり、
そしてついには念願を叶えるのだった。
ただし学校側の準備ができていないと言う身も蓋もない理由のせいで作中では授業は受けられない。ダウンロードコンテンツでは特別講師として招聘すると、先生としてようやくねんがんの初授業の機会を得る……が、
実は教室を間違えていたと後から気付くのだった。かわいい。
なお、ミモザの手持ちには
スリーパーがいるため驚き
とアレな想像を持って迎えられがちだが、不眠症の患者のために医者の手伝いをする個体もいるという設定がある。
それ以外の手持ちも、アイシングや鍼治療など、何らかの治療法を想起させるものばかりである。
上記の通りキハダから尊敬されているが、ミモザ本人は落ち着きがないため生傷が絶えず、良く医務室のお世話になるキハダをちょっと迷惑がっている。
その他、道中のモブトレには昔ミモザと
ポケモンセンターで働いていたという元同僚が登場している。
シリーズお馴染みの、チャンピオンになる資格を得るための8つの試験。ほぼ全員何がしかの職を兼業している。
ガラル地方の
ジムチャレンジでも、ジムリーダーに挑む前には様々なタスクを課されていたが、今作もあれとほぼ似た流れ。
まずはそれぞれ趣向の違う「
ジムテスト」というテストをこなし、それをパスすることでジムリーダーに挑む資格を得るというシステムとなっている。内容もボール転がしからポケモン集め、人探しやレースなど様々。
更に、バトルをジム内ではなく衆人環視のもと屋外あるいは店内のバトルコートで行う点や、ジムリーダーの手持ちが最後の一匹になると
BGMにチャントらしきコーラスが流れ出す点も、スタジアムの観客を前にしていた前作を彷彿とさせる。ちなみに前者の関係で、今作のジムはバトルのための場所というよりもジムリーダーの待機所といった趣が強いと言える。
また今作では、クリアするとジムリーダーたちと記念撮影ができる。
スクショタイムだぞ!
当初はシナリオ中で視察を終えたら二度と再戦はできない仕様だったが、
ダウンロードコンテンツ第二弾でめでたく実現した。
なお、上述したように今作は誰からでも挑戦できるので、前作のように誰が何番目といった明確な序列は示されていない。代わりに各々の強さについては、例えばカエデは「かけだしトレーナー向け」、グルーシャは「
最強」といった感じで表現されておりプレイヤーはそこから判断して挑むわけだが、ここでは便宜上レベル順に並べて解説する。
『お菓子の虫』
セルクルタウンジムのジムリーダー。詳細は個別項目へ。
『ネイチャーアーティスト』
ボウルタウンジムのジムリーダー。詳しくは個別項目へ。
割と初期の方から情報が公開されていた人物の一人なのだが、見た目が某冷酷陰険従者とよく似ていた事からネタにされていた。
『エレキトリカル★ストリーマー』
ハッコウシティジムのジムリーダー。詳しくは個別項目へ。
『激流料理人』
カラフシティジムのジムリーダー。詳細は個別項目へ。
『非凡サラリーマン』
チャンプルタウンジムのジムリーダー。詳しくは個別項目へ。
『ソウルフルビート』
フリッジタウンジムのジムリーダー。詳しくは個別項目へ。
『超マジック・マキアージュ』
ベイクタウンジムのジムリーダー。詳しくは個別項目へ。
『絶対零度トリック』
ナッペ山ジムのジムリーダー。詳しくは個別項目へ。
余談だが、今作から氷天候は「あられ」ではなく「ゆき」に変更。
継続ダメージが無くなった代わりに、こおりタイプの防御を上げる仕様になった。
今作における
悪の組織的な団体。
構成員は全て学園の学生で、したっぱは皆ヘルメットと星形のサングラスをつけている。合言葉(?)は
「お疲れ様でスター!」で、そう言いながら星を描くようなモーションをするのが特徴。
やんちゃな行為で学校の風紀を乱したり、無関係な生徒を強引に団に勧誘したりするなど、
アカデミーのトラブルメーカーとして知られている。
過去の組織で言えば
アローラ地方の
スカル団に近いか。
したっぱの上に幹部級の5人のボスがおり、その上に創始者にしてリーダーの
「マジボス」がいる。
ヅカとか言うな。
幹部級は全員エンジン型のポケモン・
ブロロロームが合体した改造車「スターモービル」を乗り回しており、対決時に最後に繰り出す切り札はなんと
スターモービルそのもの。その見た目と展開に驚かされた(そして蹂躙された)プレイヤーは多いだろう。
作中では3つのストーリーの1つ、「スターダスト★ストリート」で彼らと対峙していくことになる。しかし、彼らが団活動を続けるのは何やら事情があるようで……?
●ポケモンリーグ関係者(四天王)
鮮やかな緑色の髪が印象的な大阪弁(コガネ弁)を話す端正な顔立ちのイケメン女子。
詳細は個別項目へ。
ボンネットにツーピースというお嬢様風の出で立ちの、大きなカギを象ったネックレスらしきものを首から提げた
幼女。設定資料集によれば、中にはアメが入っているとのこと。
一人称は自分の名前。二人称は、主人公のことは「おねーちゃん」「おにーちゃん」、チリに対しては「チリおねーちゃん」、四天王の男性陣のことは名前に「おじちゃん」を付けて呼ぶ。
これまで四天王最年少クラスと見られていた『サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』の
アセロラよりどう見ても年下で、歴代四天王最年少記録を更新したであろう天才児。ぅゎょぅι゛ょっょぃ
使うポケモンは
はがねタイプ。
自信家な性格でチリには特に懐いており、傍から見ると姉妹のようなほほえましい会話シーンも多い。
子供だからなのか、台詞には漢字が一切使用されていないほか、
「かたきうち」を「かたたたき」と言い間違えるなど可愛らしいシーンも。
一方でポピーのポケモンは総じて高火力なわざが多く、押し切られる可能性がある点は注意。
四天王らしく、ほのおタイプに対応したメタわざもばっちり完備している。
なんとジムリーダーと掛け持ちしているサラリーマン。
労基法に引っ掛からないのだろうか……。もっともポピーの発言から彼が四天王としての業務をこなす事は滅多にないようだが。
チャンプルジムではノーマルタイプを使っていたが、こちらではひこうタイプを使用。
四天王戦でタイプを変えるというのは上司であるオモダカの指示らしく、本人は不満を覚えていたが、ジムでの再戦時には「自分に対する彼女なりの配慮だったのではないか」と認識を改めた旨を語っている。
因みにノーマルタイプを使っていたのは自分に似ていると思ったかららしく、こちらの方が愛着がある様子。
四天王とジムリーダーを現役で兼任していることや、タイプ違いの統一ポケモンを使うのは彼が初の事例となる。
ちなみにどちらの戦いでも手持ちに
ムクホークという両タイプ複合のポケモンが入っている。
またDLCで再戦可能になるが、その場合は
ジムリーダーとしてのアオキと四天王としてのアオキの混載パと言ったPT構成をしている為、唯一完全な再戦が不可能な四天王となっている。
四天王のトリを務めるアカデミーの美術教師。ドラゴンタイプを扱う。
四天王の大トリらしく手持ちにはフェアリーメタとしてドラミドロを用意しているし、はがねタイプのわざを擁したドラゴンポケモンを多く揃えている。
左利き、かつ投球フォームはアンダー気味のサイドハンドとかなり変わった投法をする。有志からは永射保が元ネタと推定されている。
実は、劇中には登場しないもののハッサクの父は有名なドラゴン使いでもあり、その部下に当たる人物が家督を継ぐよう迫る話が学園で描かれる。
そのためハッサクの教師イベントを進めると、何のタイプを使ってくるのか挑む前から判るようになっている(なお、四天王であることはジム攻略を進めることで自ら明かす)。
勿論ここでは教師と生徒ではなく、1トレーナーとして本気で主人公に挑みかかってくる。
勝利すると主人公の成長に感動してめっちゃ号泣する。
なおダウンロードコンテンツ導入前は四天王の再戦が不可能になっていたが、彼のみはリーグクリア後でも学校最強大会で再戦できた唯一の例外だった。
その他、アオキいわく説教が長いらしく、またポピーには感情が昂って号泣する際の様子を「ほっさ」呼ばわりされている。
パルデア地方のポケモンリーグの委員長で、チャンピオンランクのトレーナー達の中で最も実力がある強者「トップチャンピオン」の称号を持つ。
アオキからは「上司」または「お上」、ネモからはそのまんま「トップ」と呼ばれている。
圧さえ感じる威風堂々としたたたずまい
とキラフロルみたいなかなり特徴的な髪型の褐色肌の女性で、今作における
チャンピオン枠を務める。
優しく温和で誰に対しても丁寧な口調と態度を崩さない事から多くの人々から尊敬されているが、人手不足なのか
滅茶苦茶人使いが荒いという一面も。
ジムの視察を主人公に一任した際にはアオキから
「とうとう学生までこき使い始めた」と勘違いされかけている。
また、リーグ運営者兼最終試験官として本人は
「チャンピオンランクの資格合格者を増やしたい」という気持ちを持っているが、
ポケモン勝負に一切の手加減ができないせいで中々合格者がでないという性格的欠点を(自覚してはいるが)有している。
その立場故パルデア地方各地を忙しく回っている多忙なキャリアウーマンだが、早々に主人公の実力に目をつけるなど人材集めにも余念が無い。
一方チリによれば「キラーメが髪に絡み付いたままなのに気が付かずに仕事をしている」こともあるポンコツな一面もあるようだ。
手持ちポケモンのタイプは統一されておらず、様々なタイプを使ってくる。
一応オモダカを倒せばチャンピオンランクに上がれる、が……
実質的な『チャンピオンロード』のラスボス。彼女に勝つことで晴れてイベント達成となる。
オモダカが
「私の時とのバトルすらまだ余力を残していた」とコメントするだけあって、手持ちのレベルは総じて高い。
とはいえ、面子を大幅に変えてはいないので、そういった意味ではまだ対処はしやすいか。
最後の相手がライバル枠となるのは
初代の
グリーン、『
USUM』の
ハウに続き3人目である。
ダウンロードコンテンツ第一弾(前編)『碧の仮面』から登場。
後述のヘザーの末裔を自称する女性教師。なんとなくヅカ系な雰囲気。
そして何がとは言わないがとてもデカい。
テラスタルのシンボルマークを模した大ぶりのイヤリングが特徴。また、衣服の色や模様はスカーレットブック・バイオレットブックを彷彿とさせる。
またこちらもテラスタルに因んでなのか、
「かがやく」「かがやかしい」といった表現を口癖としている。
エリアゼロに強い興味を示しており、パルデアポケモンリーグに度々立ち入り許可を取り付けようとしているも何度も却下されているらしい。
また、前編の林間学校では引率を担うが、
キタカミの里のてらす池にも(許可は得たとのことだが)調査のため訪れており、ゼイユに苦言を呈される場面も。
と言うか後編で度々てらす池の土とか石とか持ち帰ってブルーベリー学園のテラリウムドーム天井のテラリウムコアに仕込んでいる事を自白している。そら怒るよ
なお、
彼女自身はポケモントレーナーではないためバトルの機会は無いが、バトルに力を入れている設定のブルーベリー学園にどんな経緯で採用されたのか……。まあ、トレーナーとはいえそこまで腕がたつわけではないと自己申告しているサザレの例から考えれば、技術者として採用されたのだろう。
彼女の本質はテラスタル研究になると一切合切周囲の事が目に入らなくなる「テラスタルバカ」。
後編でついにエリアゼロの探査許可を得ると、主人公、ゼイユ、スグリを護衛としてエリアゼロ最深部へと向かったが、
- 終始はしゃぎ倒してゼイユはおろかこの時精神的に不安定だったスグリからすら「危なっかしくて目が離せない」とどっちが引率の年長者か分からない対応を受ける
- ポケモントレーナーじゃないのにそれをやるせいで、ゼイユは護衛に奔走し、最深部に到達した際は手持ちがヤバソチャ以外全滅
- 挙句の果てには最深部のゼロの秘宝、テラパゴスを発見してからはスグリの精神状態を明らかに見もせずに分析に集中、
「倒されてひんし状態になっていた」テラパゴスをえげつない程テラスタルエネルギーが高まっていた空間でテラスタルさせるように指示。
もちろん無事に済む訳もなくテラパゴスの暴走を呼び込むとラスボス戦に関しては完全な元凶。
誰が言ったか「レホール先生(ブルーベリー学園のすがた)」。しかも本当のレホール先生はクラベル校長と言う抑えが入ってるし自衛能力もあるしさすがに教職ほっぽり出して研究没頭するような事はしない責任感はあるのにこっちには全部ない
テラスタルが絡まなければ全く気遣いが出来ないタイプの人間ではない為、解決後はさすがに反省。学園帰還後は一連の結果と研究結果をまとめた書物『ゼロの秘宝』を書き上げている。
また、大空洞の結晶を持ち帰ってテラリウムコアにいれたことで、テラスタイプ・ステラのポケモンがテラリウムドームに現れるようになった。
ゲーム的にありがたいが、あれだけの大惨事を起こしかけておいて……反省しているのか?
なお『ゼロの秘宝』を書き上げた事を主人公に伝えるイベントの後は何処探してもいなくなる
前編での
ライバル枠その2である男子生徒。前述の通りゼイユとは姉弟で、やはり
キタカミの里出身。
詳細は個別項目へ。
第二弾(後編)『藍の円盤』から登場。
ブルーベリー学園創立者である学園長。白いスーツと帽子を身に着けたナイスミドルな男性。
クラベルとは大学院時代の先輩と後輩という旧知の仲で、彼を「
ベルちゃん」と呼んでいる。
あのクラベルに「
ファンキーな性格」と称される辺り、能天気でいい加減、物忘れが激しい教師らしからぬ人物。
ちなみにブルーベリー図鑑のアプリは彼がくれる上、ブルーベリー学園から見れば部外者であるジニアがブルーベリー図鑑の評価をするのはさすがに無理がありすぎるので、評価はシアノが行う……が、完成した暁の表彰はクラベルがわざわざブルーベリー学園まできて行う。
実はブルーベリー学園の最強トレーナーで、「裏番長」というもう一つの顔を持つ。そんな人でもブライア先生は止められませんでした。
テラパゴス捕獲後にバトルを挑むことが可能。
バトルではイッシュ地方のポケモン(内三体は御三家)で構成され、ゼブライカ・バルジーナ・ダイケンキ・エンブオー・ゴチルゼル・ジャローダ(テラスタイプ:いわ)を使用。
手持ちのレベルも86~87と歴代最高クラスかつ、各々ポケモンの強みを引き出しており、戦術にも対策を講じなければ隙を見せない強敵である。
●ブルベリーグ(四天王)
後編『藍の円盤』から登場。
「ブルーベリー学園のポケモンリーグ」もしくは「ブルーベリー学園版学校最強大会」のような趣だが、成り立ちが「ブルーベリー学園の部活動の1つであるリーグ部の上位ランカー5名」といった物であるため、パルデアリーグと比較すると空気もやや緩いし言わばクラブ活動に近い。何ならチャンピオン=リーグ部部長程度の位置付け。
ただ、リーグ部そのものも「自分のペースで強くなろう」的な物であったのが、最近では新チャンピオンの方針で空気が変わって来ており……?
その為本来はブルーベリー学園所属生徒のみに参加資格があり、交換留学生である主人公に参加資格を与えるかで四天王+現チャンピオンによる多数決が行われもした。
その結果、本来ならば生徒たちとバトルを繰り返してランクを上げて四天王へ挑戦する、と言う段階を主人公のみ実績がある事もあって特例で飛ばしており、「四天王チャレンジ」と呼ばれる試験を突破すれば挑戦できるという措置が取られることとなった。
また、ブルーベリー学園自体がダブルバトルをメインとして行っている為、リーグだけではなくブルーベリー学園での対トレーナー戦は全てダブルバトルとなる仕様。
特に四天王は学園ランク下位の方が直上のランクの四天王の有利になるタイプを専門とすると言う変わった所も。更に厳密に言えば統一パではなく、主に使用するタイプの弱点を補完する手持ちも入れているなど、学生ながら隙が無い。
なお、現チャンピオンがチャンピオンの地位に就くまでのトップだったカキツバタがチャンピオンとしての業務を嫌がって四天王の地位に留まり続けたせいでそれまで仕事は四天王で分担していたらしい
外部からの留学生である主人公がチャンピオンに立ってしまった事、直前のチャンピオンのリーグ全体への問題行動、そしてチャンピオン陥落後リーグ全体から降りた上に学校を休学と言う形で去った事等イレギュラーが重なってしまい、
制度改革の為の協議が必要と言う事からランキングの変動を一時的にストップさせている事が語られている。
そして番外編後では前チャンピオンは正式にリーグ部のランキングから降りた為四天王の立ち位置は変わらない、と言う所である。
リーグ部ランク5位。
イッシュ地方タチワキシティ出身で
1年生。実家は食堂を経営しており、本人も将来は跡を継ぐ事を希望している。
いつもフライパンを携えている。
まだ1年生、かつシアノからスカウトされたため入学した(≒バトルが強くなりたいといった意志のもと門を叩いたとは断言できない)と言う事からトレーナー歴はさほど長くないらしいが、それでも早々にリーグ部5位の地位に就く俊英。
詳細は個別項目へ。
リーグ部ランク4位。
ヒウンシティ出身。
3年生で
ブルーベリー学園の生徒会長を務めており、ネジのような髪型が特徴的な
褐色眼鏡の少女。
詳細は個別項目へ。
リーグ部ランク3位。
そのかわいらしさから学園のアイドル的存在にして、四天王2番手でもあるとバトルの腕前も上位。何気に初のフェアリー使いの四天王。
詳細は個別項目へ。
リーグ部ランク2位。ソウリュウシティ出身の男子生徒。
現チャンピオンに敗北するまで不動のランク1位に君臨していた実力者。
詳細は個別項目へ。
前編後異様にポケモンバトルにのめり込んだ結果、ブルーベリー学園帰還後無敗でチャンピオンの座に登り詰めた。
しかし、その姿勢をリーグ部の全員に強要し、良くも悪くも「自分のペースで強くなろう」的なゆるい集まりだったリーグ部の空気を変え始めてしまっている。
横暴姿勢は「家の都合の関係で育成時間が取れずノルマに間に合わなかった」と弁明するリーグ部員を責め立てるだけに留まらず退部届を勝手に出そうとする暴挙に及ぼうとするまでに至っている。
そんな言動ゆえ周りの生徒たちからは大きな顰蹙を買っているものの、バトルに力を入れていることからその実力にものを言わせれば多少の無理なら通せてしまう校風ゆえ「無敗のチャンピオンである」との看板の為ギリギリ許容されている、
そもそも前任の1位だったカキツバタがチャンピオンの地位嫌がって四天王全員にチャンピオンの仕事を押し付けてたから横暴とは言えチャンピオンの仕事自体はやってくれるからマシと言った所のようだ。
だがつまりそれは、一度でも負けてしまえば許容範囲を超え、それがチャンピオン決定戦の舞台ともなればチャンピオンと言う立ち位置すら失い、「ただの横暴な上に強いは強いが最強と言う訳でもない」、ただの嫌われ者の暴れん坊となってしまうことも意味していて……。
●その他
かつて大昔に歴史上初めてエリアゼロを踏破したエリアゼロ観測隊の一員であった生物学者。
本編時点ではすでに故人だが、ヘザーの残した資料やエリアゼロから持ち帰った資源は作中にて大きな影響を与えている。
肖像画によれば、メガネをかけたチョビヒゲの壮年の男性だった模様。
少なくとも、モトトカゲは所持していたのが確認できる。
追加コンテンツに登場するブライア先生は彼の末裔で彼の著書(スカーレットブック・バイオレットブック)を所持。エリアゼロや
テラスタルに強い関心を持っているほか、著書に記されているポケモンの発見を夢見ている。
◆新登場ポケモン(一部紹介)
今作における
御三家ポケモンたち。
発売前から立つか立たないか予測が激しかったニャオハ、ポケっとして愛嬌のあるホゲータ、しなやかに髪を靡かせるクワッスの3匹。
登校前に校長より直々に手渡され、このうちの1匹を選んで旅立つこととなる。
その内プレイヤーに有利なタイプをネモが、不利なタイプを校長が引き取ることとなる。
今作はクリア後に別の御三家を手渡してくれるイベントが無いため、他の子を手に入れるなら通信交換は必須。
それぞれの御三家の進化系。そこから更にそれぞれマスカーニャ、ラウドボーン、ウェーニバルに進化する。
結局立ち上がったものの、テールナーに近い美しい容姿に進化したマスカーニャはあくタイプが追加。素早さ123と歴代御三家最速の素早さを手にした。
逆にリアルなワニに近い体形となったラウドボーンはゴーストが追加され、優秀な耐性と特殊攻撃を上げる「フレアソング」を習得できる。いやお前が座るんかい。
ウェーニバルはダンサーをモチーフにしたポケモンでかくとうが追加。こちらは攻撃性能に特化し素早さを1段階上げる「アクアステップ」を専用わざに持つ。
全員複合タイプ持ちで優秀な種族値をしている為、ちゃんと育てればストーリー終盤までキチンと活躍してくれること請け合い。
詳細は各項目にて。
所謂
序盤ノーマル枠のぶたポケモン。
自慢の鼻を生かし、いつも香り高い野草や芳醇なきのみだけを見つけて食べる。
名前の由来もそのままグルメ+豚から。
タイプや
種族値的にも特に尖りが無い、序盤ノーマルらしいポケモンである。
ところで今作はやたらハムだのベーコンだのが具材として出てくるが、もしかしてその肉は…。
レベル18で進化。名前も芳香を意味する「perfume」に変わったもの。
ニャオニクスや
イエッサンのように、オスとメスで容姿と種族値、特性に違いがある。特性以外はほぼ誤差の範囲だが…。
今作における
ピカチュウ枠のマスコットポケモン。タイプも当然でんきである。
こちらは頬だけでなく手にも発電器官があり、両手でタッチして感電させるという。
また歩くのが非常に好きだということが、NPCからも語られるが…。
凄く小さいポケモンなので、気づかずに接触する確率は高い。
レベル18でパモットに進化。新たにかくとうタイプが追加され、攻撃と素早さに特化した種族値に置き換わる。
そこから更にパーモットに進化するのだが…その条件はなんと
連れ歩きで1000歩以上歩かせた後でレベル進化というもの。
しかも一度先頭から変更するとリセットされてしまう。初見で気づく人は少ないだろう。
しかし、分かってしまえば非常に早い段階で最終進化させることが可能。性能も典型的な物理アタッカーで、「ほっぺすりすり」などの補助わざも覚えるのも強み。
レベル技で「インファイト」、思い出しで「ワイルドボルト」といった高火力技も覚えるためストーリー攻略にも役立つやすいが、それ以外のレベル技が総じて微妙。特に物理アタッカーなのにやたら特殊電気技を覚える上に格闘技にも恵まれない。「インファイト」を覚えるまで「つっぱり」で頑張る事になるため技マシンで補強してあげよう。
ほか詳細は
個別項目にて。
リージョンフォームのウパー。両端の棘が2本になり、みずがどくタイプに変更になった。
大昔はパルデア地方の水中で暮らしていたが、縄張り争いに破れてから以降は地上で生活するように。
乾燥を防ぐため、毒の粘膜で体を覆うようになったとのこと。
どく/じめんという複合タイプは
ニド夫妻以来であり、どの御三家を選んでも問題なく活躍できるのも強み。
パルデアヌオーではなく、ドオーに進化する。
LV20と早い段階で進化してくれる。
強力な特殊受けでパルデア屈指の癒し枠。かわいい。(・~・)
耐性が6つもあり(かくとう・むし・どく・でんき・いわ・フェアリー)、弱点のみずも、ちょすいであれば無効にできるため受け出しにも強い。かわいい。
わざもじしんやどくづき等、優秀なものを覚えてくれるが、ストーリー攻略だと素早さが割とネックにはなるか。
でもかわいいからヨシ。
なお、原種のウパーも交換で入手できるため、図鑑には載らないがヌオーも使用できる。
この子を連れていくとナンジャモ戦をほぼ完封できるのは内緒。
ほか詳細は
個別項目にて。
ディグダのリージョンフォーム…ではなく見た目が似ているだけの完全な別種。
こちらは海辺付近に生息している。タイプもじめんではなくみずタイプである。
やはりというか、穴の下の身体は謎に包まれている模様。
なお、パルデアはアローラとは異なり普通のディグダも登場する。
レベル26で進化。見た目も1つの巣から3匹のウミディグダが顔を出すというもの。
専用わざとして、3回の連続攻撃を繰り出す「トリプルダイブ」を覚える。パモ以上の速攻アタッカーだが、紙耐久なのが玉に瑕。
ちなみにこの進化レベルと種族値は
ダグトリオと全く同じ。
キミら本当に別種なん?
ほか詳細は
個別項目にて。
メノクラゲのリージョンフォーム…ではなく見た目が似ているだけの完全な別種。
なお、パルデアは普通のメノクラゲも登場する。
ノノクラゲの進化系。。ドククラゲのリージョンフォーム…ではなく見た目が似ているだけの完全な別種。
レベル24でジオヅム、38でキョジオーンに進化。複合追加はなく最後まで単いわタイプ。
種族値自体はそのままコジオを強化したようなステータスとなるが、なんといっても強力なのが専用わざの「しおづけ」。
これは継続ダメージを与える系統のわざだが、その量は
最大HPの1/8、はがねとみずタイプには1/4という強力なもの。
とくせい「がんじょう」の効果もあって、交代のない相手には無類の強さを発揮する。最悪塩漬け後に回復に徹すれば大体のポケモンは突破可能。
ストーリー上ではこのわざにお世話になったプレイヤーも多いことだろう。
もうひとつのとくせいが専用とくせいである「きよめのしお」でゴーストタイプの技のダメージ半減&状態異常無効とこれまた非常に強力。
ほか詳細は
個別項目にて。
発売前にわざわざ専用ページまで作られて「匂わせて」いたポケモン。タイプはゴースト。
とほフォルムとはこフォルムがいるが、ポケモンとして戦わせられるのははこフォルムのみ。
とほフォルムは『
Pokémon GO』でメルタンの如く大量発生していたときの姿で、パルデアでもフィールドの至るところに隠れており、見つけると「コレクレーのコイン」をゲットできる。
はこフォルムは各地の物見塔にてシンボルエンカウント可能。倒すかつかまえると大量のコインを落とす。
ぶっちゃけた話、レベルアップで覚えるわざが「おどろかす」と「たいあたり」の2つしかなく、
コレクレーの進化系。金ぴかに光ったスリムな土偶のような姿になる。はがねタイプが追加。
種族値こそ中速特殊型だが、
あらゆる変化技を無効化するとくせい「おうごんのからだ」が特に強力。
そのため搦め手が主流な相手に対して無類の強さを発揮する。専用技の「ゴールドラッシュ」もはがねタイプの特殊で威力120と高め。
一方でその進化方法は「コレクレーのコインを999枚集める」というかなりの手間を要するもの。勿論進化させたらコインは消費されるため集め直しとなる。
なので、ストーリー攻略中での進化は余程探索好きでもないと難しいのが難点か。
ほか詳細は
個別項目にて
草原を颯爽と駆けるライドポケモン。胸あたりにタイヤのような喉袋がついている。
タイプはノーマル/ドラゴン。
パルデア地方での主な移動手段としても活用されており、学生たちが彼らに跨っている姿も度々みられる。
実際走るのが好きで人懐こい性格で、古くから人と一緒に暮らしていたとのことなので、所謂「
馬」みたいなポジションだったのだと思われる。
現実の爬虫類同様変温動物である彼らは、人が座った時の人体からの熱で暖をとっているらしい。
バトルでも使い勝手はよく、121という高い素早さに加え「ギアチェンジ」なども習得可能。
また「みがわり」を残して離脱するという交代技「しっぽきり」というのも覚える。
鉄で出来たガラガラ型のハンマーを持つ赤子のようなポケモン。タイプは
鍵や
剣の王と同じくはがね・フェアリーの複合。
持っているハンマーは気に入ったものが出来るまで何度も作り直す職人気質。なお、ハンマーの素材は鋼ポケモンを狩って獲得した資源であり、見かけによらず好戦的な性格。ただし金属を主食とするポケモンにハンマーを取られてしまうこともあるらしい。
レベル24でナカヌチャン、38でデカヌチャンに進化。髪型もポニーテール→マッシュルーム+ロングヘアーと変化し、ハンマーがだんだんと大きくなっていきデカヌチャンのものは身長を越えてしまっている。
ナカヌチャンはお互いにハンマー同士をぶつけて強度を確かめたり、キリキザンの群れを襲って素材を確保したりと、行動が進化前よりも大胆になる。
極め付けにデカヌチャンは、なんと素材確保のために岩を叩き飛ばして
飛んでいるアーマーガアを撃墜してしまう。ハンマーの色はアーマーガアの体色と一致しているため、おそらく部品にされてしまったのだろう。パルデア地方においてアーマーガアが空飛ぶタクシー廃業に追い込まれた要因であるとされ
、ガラルで登場するポケモンに制限がかかっているのはデカヌチャン対策という考察まで出てきている。
ほか詳細は
個別項目にて。
今作のパッケージポケモン。姿はそのままモトトカゲを雄大な/機械化したような感じ。
コライドンは強靭な四肢で、
ミライドンは
バイク姿に変形して主人公の足となる。
物語序盤から登場し、後にペパーから譲り受ける形でゲットできるが、この時点では力をほぼ失っている為戦闘に出すことは不可能。
人懐こさは変わっておらず、作中ではほぼ犬のような愛くるしい仕草をすることも。
秘伝スパイスを食べ続けたことで本来の力を取り戻した姿。他のポケモンを出せないという絶体絶命な状況で、主人公たちを守るために覚醒した。
コライドンはかくとう/ドラゴンで物理特化。とくせい「ひひいろのこどう」により天候をひでりにしたうえで攻撃が1.3倍上昇する。
ミライドンは逆ででんき/ドラゴンの特殊特化。
エレキフィールドを展開し特殊に1.3倍補正をかける「ハドロンエンジン」を持つ。
また、モトトカゲの古代/未来の姿であるという説は真実であり、コライドンは「ツバサノオウ(翼の王)」ミライドンは「テツノオロチ(鉄の大蛇)」と呼ばれていた。
本作は今までに無かった
複合タイプが多く、また既存ポケモンの新たな進化系なども登場している。
新規登場ポケモンは『ブラック・ホワイト』以来の100種超えとなり、総数は遂に1000を突破した。追加コンテンツでもポケモンの登場が決定している。
また、余談ながら御三家ポケモンは
- カントー地方の御三家の一角・リザードン
- 第八世代作品の舞台だったヒスイ地方・ガラル地方の御三家
- 第八世代では一度も登場しなかったカロス御三家
- 本作の林間学校の舞台であるキタカミの里とのつながりが指摘されるシンオウ地方の御三家
が追加コンテンツ前編の配信に伴ってそれぞれ解禁された。
さらに残る御三家ポケモン(パートナーポケモン)も追加コンテンツ後編の配信に伴って登場。(『Pokémon Home』を別にすれば)『ウルトラサン・ムーン』以来となる久々の歴代全御三家結集という夢の光景がみられることとなった。
一方、今回は剣盾とは違い
伝説のポケモンは全解禁されておらず
どう考えてもテラスタルと組んだらヤバすぎる第6世代伝説・カプ・禁止伝説を除くウルトラビーストと、なぜかシルヴァディは使用する事ができない。
あと、レジギガスが最後の最後まで解禁待ちにされていたりしている
また、追加コンテンツでの内定も逃したことで、一度もSwitch本編作品に内定していないポケモンも多数おり、これらのポケモンの本編参戦は第10世代まで待つことになる。
◆余談
本作のメインテーマは
吹奏楽編成で演奏されている他、メインテーマの楽譜も公式サイトにて無料公開されている。
2022年8月3日のPokémon Presentsで本作が紹介された際の
BGMはジェイムズ・バーンズ作曲の
吹奏楽曲「アルヴァマー序曲」の中間部分以降。
その後3rd Trailerとして独立して公開されている。ちなみに演奏したのはコンクールの全国大会常連として知られる大阪桐蔭高等学校の吹奏楽部。
バーンズはアメリカ出身であり、曲の内容も本作の元になったスペインとは特に関係ないのだが、広大な自然から始まる映像と曲の雰囲気が合っているとして経験者の間で話題になった。
さすがに吹奏楽編成の楽譜は安くないが、メロディーと伴奏部分を取り出してピアノ向けやエレクトーン向けに編曲したものも市販されているので興味を持った人は演奏してみよう。
追記・修正はアカデミーの在学生がお願いします。
「あ、テストのカンニングには使っちゃだめですよお。」
NEXT>>> Pokémon LEGENDS Z-A(2025年発売)
- ↑もう既に追加DLCでブルーベリー学園に交換留学に行くって言ってたじゃん -- (名無しさん) 2023-05-16 13:17:06
- 任天堂のオープンワールドってことでティアキン出てからは何かと比べられがちだよね… -- (名無しさん) 2023-06-29 09:24:58
- オープンワールドもシナリオもポケモンとの相性抜群だから楽しいんだけど、これだけシリーズ続いてるのに毎回進歩したり劣化したりと操作性やUIが全然安定しないのが気になる…今更無理かもしれないけどDLCついでにアプデで何とかしてくれないかな -- (名無しさん) 2023-08-15 06:23:39
- ブライア先生、黒幕とかではないんだろうけど絶対やらかして(結果的に)ラスボスになる気配しか見えない -- (名無しさん) 2023-09-19 01:44:36
- アプデで自分が捕獲孵化したポケモンは他のソフトでLV上げてもいう事を聞くようになった。(過去シリーズと同じ) -- (名無しさん) 2023-09-19 18:56:18
- DLCの個別項目は後編が配信された後の作成がいいかな 前編の内容を踏まえるとやっぱり後編の説明もあった方がいいと思うし -- (名無しさん) 2023-09-20 17:34:18
- スグリとゼイユの記述は、個別項目が出来ない限りはキタカミの里のほうに住民として詳細を記載しても良いかもしれない -- (名無しさん) 2023-09-29 13:46:56
- ↑と思ったけど後半でどう動くか分らないこともあり、とりあえず今のままのがいちばんよいのかな -- (名無しさん) 2023-09-29 21:04:23
- 碧の仮面は後編への布石を打ったうえでオーガポンを中心に一つの物語として完成してたのがすごく良かったなぁ -- (名無しさん) 2023-09-30 21:42:29
- ソフトのQA面とパフォーマンス面を犠牲にしてまでIP価値の維持を優先して22年内発売に漕ぎ着けてるけど、もうこのやり方だと限界が来てると思う -- (名無しさん) 2023-10-31 00:13:24
- 祝・発売一周年! -- (名無しさん) 2023-11-18 01:16:15
- インターネット大会で不具合が発生し中止になったと小耳に挟んだが、WCSでも不具合まみれだったな。 -- (名無しさん) 2023-11-29 07:43:05
- キーポケモンに執着してるという点ではスグもブライア先生も同じなのかとファイナルトレーラー見て気付く。どういう形であれ決着は後編で付くんだろうけど、二人とも(あと本編の博士も)闇堕ちしてるじゃないか -- (名無しさん) 2023-12-07 23:31:15
- DLC同梱版は何故前編だけにしたのか?容量の問題なら仕方ないけれども、そうじゃなかったら後編まで出して完全版出せばよかったのにと思う。なんか中途半端?と感じてしまう -- (名無しさん) 2023-12-10 10:42:42
- 完全版も何もあれ買うと藍の円盤もプレイできるじゃん -- (名無しさん) 2023-12-20 11:01:22
- ↑そういう事じゃなくDLCになってるからソフトとしてDLなしの完品にできなかったのか?って言ってるだけ -- (名無しさん) 2024-01-02 10:29:17
- DLCが存在する今の時代にそんな事はやるわけないと思うわ。というかそのDLなしの完品って値段はもちろんDLC同意版と同じ1万少しになるんだろうけど、そんな値段のゲームの方がありえないでしょ。ゲームになにかしら特典がついてる豪華特典版とかならまだしもさ -- (名無しさん) 2024-01-08 02:17:52
- ついにレベル固定のバトル施設が出てこなかったな。何か理由あるのかな..... -- (名無しさん) 2024-01-27 21:40:13
- スマブラSPのスピリッツで御三家、コラミラ、DLCの主役2体が登場したみたいね。 -- (名無しさん) 2024-02-07 18:05:51
- 移動とか育成とか捕獲とか過去作と比べてほんとにストレスフリーっていうかスムーズに遊べるな。特にランダムエンカウントとトレーナーとの強制バトルを失くしたのは英断だわ -- (名無しさん) 2024-04-22 22:22:12
- 本作は伝説や幻の色違い配布を一切行ってないよね(通常色ならミュウとダークライがいる)。ポケモンGOとの連携の普及で減らしてるのかな? -- (名無しさん) 2024-06-15 18:59:48
- ↑4作る労力に見合う需要がないってこと以外に理由ある? -- (名無しさん) 2024-07-15 02:28:40
- 着替えにスカートよこせとは言わんが、上下わけてコーディネートできるようにして欲しかった。 -- (名無しさん) 2024-08-27 00:09:26
- シアノ学園長、何故か竹中直人の声で再生されるの自分だけ? -- (名無しさん) 2024-08-29 13:15:34
- 伝説の色違い出るから剣盾の方が神とか喚く奴よく見るけど本当にダイベンやったことあるんだろうか -- (名無しさん) 2024-09-25 11:14:21
- ↑ダイベンは苦痛だが、伝説の色違いを入手する手段がそれかポケモンGOしかないしなぁ。しかしポケモンGOだとプレミアボールかマスターボールにしか入れられないというオシャボ厳選勢には涙目なデメリットもあるし、そういう意味では一長一短かな -- (名無しさん) 2024-10-10 20:15:27
- 色々と難はあったけどオープンワールドで駆け回るのは楽しかったし次回作もオープンワールドだといいな…でもUIとUXはそろそろ順当に進化してほしい -- (名無しさん) 2024-10-25 21:34:33
- 2周年おめでとう -- (名無しさん) 2024-11-18 09:24:17
- 遂に不動の記録だった赤緑の国内売上を越えたな 本当凄いわ -- (名無しさん) 2024-11-22 19:11:26
- 街中で雨降るなら雨宿りできる場所が欲しかった。砂嵐や吹雪が来る中で歩き回るのはいいけど、せめてポケモンセンターは屋内にしてあげてくれ。 -- (名無しさん) 2024-12-08 15:23:59
最終更新:2025年01月16日 16:58