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エンデマン(キン肉マン)

登録日:2025/12/22 Mon 12:21:15
更新日:2026/09/23 Wed 14:57:15
所要時間:約 6 分で読めます





いくら立ち上がろうとも貴様の憧れや理想を反映した我が肉体には永遠に敵いはせぬ

さあ、己自身の憧れに潰されて死ぬがいい──っ!

エンデマンとは、漫画『キン肉マン』に登場する超人。



  • 戦績
テリーマン●(ブレーンバスター)


●概要

下天した刻の神から全宇宙を滅ぼす使命を与えられた時間超人の大幹部、超人強度1億パワーを誇る『五大刻(ごたいこく)』の一人。

「宵闇(よいやみ)の刻(こく)」の二つ名を持つ、大理石状の多角形の石柱を人型に纏めたような見た目の巨漢の時間超人。

一人称は「我」。笑い声は「バッコバッコ」。
初登場時は直方体の正面に「∞」のようなマークがある、といった感じの形容しがたい顔つきだったが、
登場2コマ目にしていきなりデザインが変わってデフォルメされたワニのような顔となり、以後はそれで固定された。
デザインが変更された岩のような見た目の超人ということでコイツを連想した読者も少なくなかったようだ

エンデはおそらくドイツ語の「Ende」だと思われる。
「終わり」という意味があり『終焉の刻』と被ってるようだが、一方で「道程(道のり)」といった意味を持つ言葉でもある。
下記の能力について超人としての理想を追求する道程、あるいは終着点とも取れる。
また試合後の末路からすると刻の神の理想を体現できるまでの道程、とも受け取れる。
色々と意味深な名称である。
「宵闇」とは月が出ず暗い夜を意味し、五大刻の中では「夜」の時間帯を示している。
本人も自分が優位に立った瞬間を「ダークネスゾーン」と表現している。
桁外れの巨漢である彼と対峙した者は大きな影に覆われてしまうことからか。
下記の能力を見せることで勝利への希望の光を奪うというニュアンスもあるのかもしれない。

性格

ファナティックの嫌味な態度に対して「やめるべきだ」と咎めていたり、敗北したパピヨンマンに対し「あの蝶々野郎偉そうにしていた割に負けやがって」と吐き捨てる等、五大刻の中でも特に傲慢な性格。この不完全な世界を徹底的に破壊し尽くす事が究極の善行と宣言している。
テリーマンとの戦いでは、煽るような発言といたぶる攻撃をしたりと粗暴さをみせるも後述の能力発動後は相手の心を揺さぶる発言をして追い詰めたりと心理戦にも長けている一面を見せ、ただの脳筋ではないことを示した。

一方、自身にとって想定外だったであろうとはいえある事態が起こった時頭を抱えて狼狽する、
更にその影響で技のセットアップを誤り、相手にそこを突かれた際に苦しい虚勢を張るなどその大柄で厳つい体格に反してメンタルには難があるかのような姿も見せている。
でも実況のスカイマンはおろか読者すら義足が即座に着脱可能だって知らなかったのに、セットアップをミスしたと言われて自覚があるのはある意味凄いことのような……

●活躍

テリーマンとの試合

スリランカのシーギリヤロックにて、リングのマットと同化した状態で待ち構えており、キン骨マンに新たな義足を貰ったばかりのテリーマンと対決。
片手でリングに叩きつけたり1億パワーでスピニング・トゥホールドから脱出する芸当を見せたが、時間超人の大幹部だけあってザ・魔雲天のような単なるパワーファイターではなく、下記の通り攻撃を受け体を削られることで対戦相手の理想を投影した肉体を形成できる能力を発揮。

理想の姿による圧倒


当初こそ「ジャイアントハンター」のジンクスに従ってかテリーマンが優位に立つものの、能力を発動し彼のコンプレックスを指摘。
1億パワーに加えテリーマンの理想を反映したルネサンス彫刻のような妙に艶めかしい肉体による技で逆襲。

貴様が彫刻家となり

密かに思い憧れている

最も美しい超人像を具現化した姿なのだー!

彼の得意としている技をいくつも攻めては「義足じゃなければ本来だとこういう技をだせていたのだろう」と改良版の大技でマットに叩きつけ、ダウンした彼を無理やり起こしては「ナチュラル・ボーンスクラップ」でとどめを与える。
相手の上位互換となる技を繰り出し心身共に追い詰めていく様子は、『キン肉マンⅡ世』でテリーマンの息子テリー・ザ・キッドに圧勝したスカーフェイスを彷彿させる。
吐血する程のダメージにダウンしてしまい、「ジャイアントハンターと呼ばれていたが、これまでの相手とは違う強さ。ヤキが回っていたのか…」と一時は心を折られかけるテリーマンだったが、アシュラマンが登場。

再起からの逆転



ジェロニモの方がよっぽどマシだ

テリーマンの代わりとして決死の覚悟が見えた。立派に闘った

今のお前なんかよりよっぽどお前らしくな!

もはや邪魔だ とっとと負けて消え失せろ!


超神との戦いでテリーマンの代理で戦い勝利したジェロニモを褒めては「今のお前は腑抜けだ。コイツは私が葬ってやる」とアシュラマンなりの激励で自信を取り戻した事で「それはミーの理想の肉体ではない」と断じられる。
「憧れと理想に反映した肉体の前に死ぬがいい!」と突進するもテリーマンはかつての電車を止めたのと同じようにエンデマンのタックルを受け止め、足元に落ちていたエンデマンの欠片を拾っては

イチからもう一回作り直してこい!

彼にぶつけると削り取られた肉体が元に戻ってしまうハプニングが発生。

元の体に戻ろうとも

我の1億パワーは健在だ!!

投げでテリーマンを叩きつけては、1億パワーによるごり押しによるパンチの殴打するもクローズドガードからの掛けていた脚を自身の上腕にかけられて封殺され、新技「テキサストルネード・リバースショルダークラッシュ」からその後はテリーマンがこれまでに磨き上げて来た技のフルコースを次々に喰らう。

調子に乗るな!所詮お前はコバエだ!

1億パワーで強引に関節技から抜けると、2度目のナチュラル・ボーンスクラップを仕掛けるも、1度目と異なり左足をホールドしてしまったことで自由に着脱可能となった義足を外され脱出を許してしまう*1。
最後は渾身のブレーンバスターで呆気なくバラバラに砕け散った。
敗因はテリーマンの再起から彼に自身の特殊能力を突破されたことで自分自身が動揺に動揺を重ね、技のセットアップを誤るなどメンタル面に隙があった。

勝利したキン肉スグルは戦いに通じて彼らとは分かり合える可能性があると告げる中、エンデマンは否定し「1億パワーは闘うための力ではなく神の資格。一度この世に降りた力は不滅」と言葉を漏らす。

我はここで力尽きるとも

その力は…我が意志を継ぐ新たな

神の候補を呼び覚ます

それはわかっていよう

エクサベーター…お前も…な

自分の意志を継ぐ新たなる神の候補の出現を告げて砕けた肉体はリングに沈むように消滅。
代わりに新たな時間超人「炎天(えんてん)の刻(こく)」・サラマンダーが現れるが……?

相手が元々負けん気が強いテリーマンの上にアシュラマンの叱咤で再起したことで能力の穴を突かれたが、メンタルに隙のある超人が相手なら本編以上の強敵として立ちはだかったかもしれない。
実際、この試合の後にアシュラ・テリーの両者とも「五大刻は実戦経験が不足しており1億パワーを使いこなせていない」と感じていたようで*2、経験不足を技能のコピーや相手へのメンタル攻撃で補えるという意味では合理的な能力だったと思われる。

またエンデマンの1億パワーを受け継いだサラマンダーも結局アシュラマンに敗れた上、「お前からエンデマンを超えるものは何も感じなかった」とまで言われたのでエンデマンとしては幾ばくか名誉が回復したともいえる。

この後に刻の神が登場すると彼の発言で「ファナティック以外の4人は偶発的に生まれた1億パワーの超人で、時が来るまでは市井に紛れさせていた」ことが判明。

●能力

正確な技としてカウントされているかは不明だが、わざと敵の攻撃を受ける事でそのゴツゴツとした肉体を削り上げていき、対戦相手の理想とする姿に変身する能力を持つ。
本人はこの技をかの彫刻家ミケランジェロのように例えている。
姿だけでなく、受け身や技までも理想形の物を使用できるようになる為、心理的にも敵の優位に立つことが出来る。
なおこの姿では殴ったテリーマンの拳から逆に出血する程の強度があるが、これは元からそれくらいの強度なのか、テリーマンの理想が「鋼のような肉体」だったのかは不明。
だが、この能力はエンデマン本人の意識よりも優先順位が上であり、能力自体が「相手の理想の肉体ではない」と認識したらリセットされてしまう欠点がある*3。

必殺技

  • エンデココバット
相手の両肩を掴み、宙に浮かせた状態で行うヘッドバッド。

  • ダークネスゾーン・ネックハンキング
相手の首を掴んでからネックハンキングツリーで吊し上げる。
明らかに通常のプロレス技だが、どの辺りがダークネスなのかは不明。
ダークネスゾーンに入った相手を弄ぶ為の技、と言うのが適切か。

  • マルマロミラー
削り終えた肉体の胸に相手の理想の姿を映し出す。
五大刻の傲慢さが現れた技。

  • ストロンゲスト・トゥホールド
テリーマンのスピニング・トゥホールドをコピーし、理想形としたもの。
通常の物と違って回転をせず、そのまま足を折りにかかっている。

  • ローリングブレーンクラッシュ
ブレーンバスターをコピーし、「理想の肉体だったらこんな改良をしてみたかったんじゃないのか?」と改良したもの。
ブレーンバスターの体勢で抱え上げたままジャンプし、錐揉み回転を加えながら相手の脳天を垂直落下にリングに突き刺す。
だがテリーマンは自身の必殺技や他の超人の技がどれだけ進化しようと素のブレーンバスターを理想とし続けていた。

  • ナチュラル・ボーンスクラップ
元の姿に戻った後も使用していた事から、エンデマン自身のオリジナル技の中では、恐らく彼のフェイバリットと思われる技。
両手で相手の顎と足を掴み、右脚で相手の身体をロックしたうえでエビ反りにする見た事もない形のバックブリーカー。
エンデマン自身が元から持つ1億パワーと相まって、敵の皮膚が裂けていく程の効果を発揮する拷問技でもある。
ここから更に飛び上がり、相手の身体をマットに叩きつける落下技に移行する場合もある。

●余談

相手の理想の肉体になる、という性質から、もし対戦相手がテリーマンではなかったらどんな姿になり、理想の技を放っていたのか、という様々な想像が膨らむキャラとなっている。

追記・修正は相手に肉体を削り上げて相手の理想とする姿に変身してからお願いします。

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最終更新:2026年09月23日 14:57

*1 この時にテリーマンから指摘されている

*2 アシュラマンの認識としては高い超人強度を十分に活かせている超人自体が少ないらしいが

*3 もっともエンデマンとしても試合中のリセットは初の事だったため、大きく狼狽する事となった。