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カストロ(HUNTER×HUNTER)

登録日:2011/12/16 Fri 08:28:56
更新日:2026/09/12 Sat 15:58:08
所要時間約 16 分で読めるかい?





言っておくが

お前に敗れて後の9戦

一度として 全力で戦ったことはない


カストロとは、『HUNTER×HUNTER』の登場人物である。

CV:岸祐二(旧)/川島得愛(新)

+ 目次

×プロフィール×

年齢 不明
身長 不明
体重 不明
血液型 不明
出身地 不明
念能力 分身(ダブル)
虎咬真拳(ここうしんけん)
系統 強化系など


×人物×

天空闘技場編にて登場した格闘家。顔立ちは長髪のイケメン

高い実力を持ち、天空闘技場内ではあのヒソカとライバル関係と目されていた。
ヒソカから唯一ダウンを奪った相手であり、ヒソカもカストロをいい「玩具」と見ていた。

ちなみに旧アニメ版では肝心のヒソカ戦をほぼ丸々カットされてダイジェスト処理で絶命するという結構不遇な扱いだった。
よってまともな活躍?は2011年の新アニメ版とかなり長い時を擁した。


×念能力×


本気で来い ヒソカ 2年前の私とは違う

200階の住人なので当然念能力者であり、系統はそのフィジカルの強さからウイングの見立てでは強化系。
一応「強化系は単純一途」というヒソカの性格診断にも当てはまる*1

両手をの爪や牙のように模して戦う拳法「虎咬拳」の使い手で、かつてヒソカに負けたことから打倒ヒソカを目標に修行を積み、新たな能力「分身(ダブル)」に目覚める。
理由は後述するが、彼の念に対する理解力から誰かに師事したわけではなく、念は独学と思われる。
「絶」の様な固有名詞を知っていたので完全独学という線は薄いが、洗礼直後にヒソカが一通りの基本を伝えたのみ程度*2、または他の念能力使いたちの試合を見て、そこで交わされる単語を独自に拾っていったなどの可能性は高い。

これに加えヒソカに洗礼を受けたという台詞からも、ヒソカに負けた時は念能力者ではなかった可能性が高い。
にもかかわらず、そのヒソカ戦では「ダウン1回、クリーンヒット2回」の3Pを取った。
才能豊か且つ五体満足であることから、ヒソカは玩具として彼の才能を買って真っ先に戦い、四肢の欠損など重篤な障害を残さぬよう悪意無しで洗礼したものと思われる。

虎咬拳(ここうけん)

両手を虎の爪や牙に模して攻撃する拳法で、達人ならば大木さえも容易く引き裂くことも可能として知られる流派。
カストロ自身の本来の系統が強化系ということもあり、両手にオーラを集めて繰り出すと威力が非常に増大すると思われる。

ただ「分身(ダブル)」で念を消費&容量不足に陥っていることから、作中での破壊力は念とはあまり関係が無い可能性が高い。
この仮説が正しければ、カストロは拳法の説明通り念能力とか抜きにしても一流念能力者の肉体を引き裂けるということである。
本編では両手にオーラのようなものが描写されているので、流石に「念能力ゼロ」「完全体術」ということは無いだろうが、それでもこっちに回しているオーラは多分最低限。
それでもウイングが「すばらしい威力」と高評価を下すほどで、「強化系として極めれば随一の使い手になっていた」と評している。

極めれば、単純にウボォーギンの如く攻撃が命中したら腕どころか全身がバラバラになるほどの威力になる、或いはゴンの「ジャジャン拳」のように隣接する系統の性質を加えて更なる強化を行う*3……など、可能性はいくらでもあったと思われる*4

また虎咬拳の殺傷力は十分として、身体能力・機動力を鍛え上げて基本性能を底上げをする、というのもいいかもしれない。
ヒソカが避けられない、罠を仕掛けても対応できるほどのスピードを身につけて、虎咬拳を打ち込めるようにすれば勝ち筋もあった。
パームの「暗黒の鬼婦神(ブラックウィドウ)」のように肉体の強度を上げれば、必然的に肉体を使った攻撃力も上乗せされるので、身の安全を確保しながら強化も可能。
仮に具現化と合わせるにしても「腕や脚だけを増やす」とかであればメモリの消費は少なく、数本の腕で掴まえて虎咬拳で切り裂く必勝パターンもありえる。

……と、飽くまでも読者の考察に過ぎないが強化系能力としての将来性は非常に高いはずの能力……だった

虎咬真拳(ここうしんけん)

虎咬拳と下記の「分身(ダブル)」を組み合わせ、分身と共に虎咬拳を繰り出すというカストロ独自の拳法。
まず「分身(ダブル)」が攻撃を仕掛け、「分身(ダブル)」が作った死角に潜んだ本体がさらに攻撃を仕掛けるという、コンビネーションを生かした拳法で、一人を相手にするならかなり強力。

「念によって完成した真の虎咬拳」と本人は自賛していたが、ものすごくネーミングが単純であるので、実況者から突っ込まれた。

分身(ダブル)


いっそこのまま 何も解せずに死ぬか?

具現化系・操作系・放出系の複合技。
衣服も含め「自分と全く同じ外見・身体スペックの分身」を念で具現化し操る能力。別名ドッペルゲンガー

念の分身は実体及び本体と同等の身体スペックを備え、相手に打撃を加えたり、迎撃させるなどが可能。
普段は本体と重ねて二重の攻撃を加えるようにしたり、分離させて敵の死角から攻撃を仕掛けたりと、自身の攻撃を敵に「錯覚」と誤認させる幻惑・錯乱用の能力として用いている。
もちろん最初から分離させて連携を駆使して攻撃を行うことも可能なので、単純に強力である。
奇襲効果を高めるために、本体も分身も同じようなひらひらとした服を着て相手の死角を増やす工夫をしている。

カストロ以外にもシャッチモーノ・トチーノが人形を生成して戦わせる能力を持っているが、あちらは生成数が多い代わりに 殴ったらその感触でオーラの塊だと気づいた のに対して、こちらは百戦錬磨のヒソカが分身と本体から連続で蹴りを受けたのにその時点では「分身(ダブル)」と見抜けていない。

ウイングが放出系に言及せず「具現化系・操作系の能力」と評したのは、強化系から離れた素質ということが大きい。
「体から完全に分離・独立させる」場合は放出系の素質も必要になる。

単純に考えれば2対1で戦えるので非常に便利なのだが、こんな高度で複雑な能力を独学で生み出してしまった結果、欠点がとんでもなく多いことで知られる。

+ 欠点
まず大前提として「人間」のような複雑なモノを具現化し「自由に操作する」には高い集中力が必要なので、本体が精神的動揺に加えてにクリーンヒットを受け脳震盪を起こした場合、分身を出すことができなくなる。
さらに言えば脳震盪までいかなくとも出せなくなっていた可能性は高い*5

さらに具現化するイメージは「普段の自分」であるため、戦闘中に服に付いた汚れや傷は再現することができず、本体と分身を誤認させる「目くらまし」「影武者」としては戦いが長引くとあまり役に立たない。
「じゃあ戦闘中に服についた汚れや傷などもイメージするようにすればいいのでは?」と思うかもしれないが、それは戦闘中にリアルタイムで汚れや傷などを完璧に把握して逐一イメージに反映させる必要があり、発動に高い集中力が必要なのにそれを要求するのは考え事をしながら精神統一しろと言ってるようなもので無理がある。
しかも、術者であるカストロ自身が能力の欠点に気が付いておらず、あまつさえ勝手に「勝利した」と思い込みヒソカの面前で堂々と能力の詳細をネタばらししてしまったことも完全に裏目に出ている。
このあたりの「ネタがわかれば強みがなくなってしまう」*6のもヒソカが批判した点。

オーラはビデオテープに記録される という性質の関係上、カストロよりはるかに性質を掴みにくい*7ヒソカの能力ですらゴンとキルアは 「凝」の鍛錬を兼ねた修行として ビデオテープの映像を何度も見返すことでヒソカの能力の性質を見抜いている。
もし同じ条件ならば念による分身であることは即座にバレるため、仮にあの試合でヒソカに勝てたとしてもこれ以降の試合に勝ち続けるには性質がバレやすく、バレると一気に対応策を取られる能力は 天空闘技場で勝ち抜くには不向き と言える。
このような格闘試合ならそれこそネタがバレようが全く問題ない強化系の基礎能力の方が向いているだろう。
カストロには「ヒソカに勝てればもう何もいらない」とまで覚悟を決めた様子も見られなかった。

更に付け加えると、師匠もなく独学で念を学んで習得した結果、念能力で重要な要素である制約と誓約が全く施されていないという致命的欠点まで抱える。
後に定番となる「あえて使える場面を限定することで、苦手な系統の能力も扱えるようにする」という応用技術を使用している様子が全くない。
強化系・放出系能力ならともかく、操作系・具現化系能力は制約と誓約が重要な要素として絡むため、余計に拡張性や能力強化要素が失われているのも惜しい所*8

強化系は習得率40%の苦手系統がなく、特質系を除きどの系統も60%以上の習得率があるため、発の自由度が高い。なまじ高度な複合能力を習得可能な余地がある分、戦闘用の能力としては極端な不利を背負い込んでしまい、キルアからも「要するに選択ミスってことだろ」と批判されてしまった。

平時に関しては忍び寄ったキルアをあっさり察知しており、使用中でなければ応用技もある程度はできると思われるが*9、カストロは制約も誓約も一切設定せず分身(ダブル)を作った結果容量不足に陥っているため、発動中は「凝」などの念の応用技がロクに使えなくなっている可能性も高い*10

また、他の念獣・念人形を放出・操作する能力者たちの大多数は、複数体を、しかも何らかの特殊能力を伴って操ることができる。
しかしカストロの能力はたった一体、しかも固有の特殊能力がない。
後述の手数云々にしても、そういった多数の手駒を同時に操れる能力者に比べれば劣るものでしかない上、本人自身に虎咬拳という高い殺傷力のある攻撃手段がある以上はただ単に手数を倍にするよりも本人の虎咬拳をいかにして強化・命中させるかに絞った能力を作るなど、戦闘能力を向上させるなら手数に頼るよりもマシな選択肢があったはずである。

以上のことがヒソカを完全にガッカリさせ、カストロへの興味を失わせてしまったため、彼に容赦なく命を奪われる大きな原因となった。

+ 長所
欠点が先に書かれたが「自分そのものを一人増やす」というのは上手く使えば戦闘・非戦闘を問わず戦力を倍以上の結果にする可能性が高く、一概に弱いとは言えない。
実際作品内でも「念獣」や「念人形」など、カストロの分身とは違った形の分身を作って操る念能力者がチラホラ出てきているため*11、アイディア自体が有用であったことは間違いない。
能力を見せつけられた際に「ドッペルゲンガーというやつかい?」と、特に驚く事もないヒソカの冷静な口ぶりからも、念能力者の間ではわりとポピュラーな発想であることがうかがえる。
「自分自身の姿」というのも、クラピカの具現化系の修行から推察して「多くの具現化系能力者にとって最も具現化のイメージがしやすいのが自分自身なのでは?」という考察もある。
彼は念能力習得以前から拳法家であったため、分身を作るのに自分自身ならなおイメージはしやすかっただろう。

誤認性は失われても、集中力さえ保てれば自由自在に出し入れ可能なのは単純に強力であり、思考面でも常に「分身(ダブル)」がいる・いないの2通りの状況判断を強いられるのはかなり煩わしいと言える。
肉体スペックも本体と遜色ないため攻撃の幅も飛躍的に高まっている。
キルアに対してやって見せたように、分身をあらかじめ展開しておき、そっちに気を取られた侵入者の不意を突くという芸当も可能。天空闘技場の試合形式では使えない技だが

「欠点」のところでは「特殊能力がない」「出せる数は一体のみ」と言われているが、「本人と非常に似ている」の他にも、分身(ダブル)」が「虎咬拳(ここうけん)」を使えるなど運動能力・精度が非常に高いという点は十分強力である。
もちろんに使うこともできる。実際、死の寸前には迫り来るトランプに対して分身を出して盾にしようとしていた。
…が、これも致命傷レベルのダメージを喰らうと使用したオーラが戻ってくるわけではない*12
更に付け足すとまだオーラの余力があってもその戦いの間は使えなくなる可能性が極めて高い*13
一度ヒソカに分身を撃破されても当然のように分身を繰り出していたことから、この時はそうした設定が固まっていなかった可能性も高いが、後の様々な設定を考えると低燃費で無制限に分身を生み出し続けられるとは考え難い。

ヒソカが問題視した「メモリの無駄遣い」も、「制約と誓約」を付けていたらそのぶん容量も軽くなり、さらなる発展性を持たせられた可能性も一応はある*14
作中に出てきた強化系能力者も単純な肉体強化だけではなく戦闘における選択肢としての能力は持ち合わせている。
ただし、こちらもこちらで「基礎的な鍛練を怠らず」「制約と誓約を用いて」「自身の特性にあった能力」を付与しているので、やはり基礎がしっかりしている事が大前提である。

同じくヒソカに指摘された「どちらが本体か見破るのは容易」という点も、見破られたところで分身の攻撃力や運動力や操作性が落ちるわけでもない。
「こっちが分身、あっちが本体」と見抜いただけで迂闊に本体に向かって突撃しようものなら、それこそ正面の本体と背後の分身で挟み撃ちにされてしまう。
カストロ自身もそれまで戦った他の200階の念能力者に分身(ダブル)無しで全勝なので、ヒソカといえども素の体術で対応したら余裕で捌ける相手ではない。
もっともヒソカがあの場において素直に体術で応じるわけがないのが難しいところだが。
このように「誤認による奇襲作戦」が出来なくなっただけなので、種明かし後であろうが本領発揮できていればヒソカでも油断出来る相手ではない。


ヒソカ戦での敗因は能力以外にも、相手の話術に翻弄されて「冷静に戦う」ことができなくなったカストロ自身の精神的な脆さが深刻だったと言える。
例えば直接敗因となった「顎を含む全身にガムを貼り付けられた」事についても、冷静に凝を使えば見破れたと記述されている*15。ここにはカストロの「相手の挑発に乗せられやすい」という精神面の問題が指摘される。
…最も、それがヒソカの狙いだったので敗北は必然だったとも言えるが。

以上のように作中の「冷静に戦えばヒソカに善戦くらいはできた」とは大きな欠点が多々あるにせよ、この使い方と精神部分も重要だったと示唆されている。
逆に言えば勝機があったとすら書かれていないので現段階の実力及び、この能力の向上の余地の無さ*16と正々堂々戦う天空闘技場という場での対抗は難しかったと思われる。

もし彼が、確かな念の指導者に師事し、念能力の原理・詳しい知識・基礎能力をきっちり鍛え込んで「分身」を作っていればより凶悪無比な念になっていたかもしれない。
彼の場合、
  • 「強化系を極めた虎咬拳の達人」
  • 「より具現化の完成度を高めた『分身(ダブル)』の達人」
のどちらの道を歩んでも超一流の念能力者となりうる才能があり、しかもその才能を実らせるだけの努力や頭脳も充分にあった。


×作中での動向×

天空闘技場編

過去、ヒソカに敗れて以来9連勝でフロアマスターに王手をかけており、その後念能力を習得し、ヒソカに再戦を申し込む。
キルアが実力を視察しに忍び寄った際、逆に背後に忍び寄るなど、かなりの実力者と思われたが…

ヒソカとの決戦、当初は「分身(ダブル)」で優勢に試合を進め、ヒソカの両腕を切断するほどで、能力を見破られても最初は全く慌てることはなかった。
しかしヒソカの話術や手品と、失ったはずの手がまた生えてるといったような奇術に翻弄される*17
その後、死の予知、「分身(ダブル)」を完全に見破られ、悪い所を次々言及されるといった精神攻撃を重ねかけられ、精神的に追い詰められていく。

最後はヤケになってヒソカを攻撃しようとするも、予め「伸縮自在の愛(バンジーガム)」が貼り付けられた右腕をモロに顎に食らう。
そして同じく貼り付けられていた特製カード13枚を食らい、ヒソカの予言通り踊り狂うようにして息絶えた。


ヒソカは彼の敗因を容量(メモリ)のムダ使い」と評しており後にウイングもそれを肯定している。
どういうことかというと、前述の通りカストロの系統は強化系なのだが、「分身(ダブル)」の能力は具現化系と操作系に属する。
のみならず、「分身(ダブル)」を肉体から完全に切り離して使うとなるとこれは放出系の要素まで必要となる。

しかし具現化系と操作系は、強化系にとって非常に相性が悪い系統である*18
しかも「分身(ダブル)」は本人そっくりな姿を具現化、さらには人間と全く同じ動きをするという高度な操作を同時に必要とする。
おまけに具現化系と操作系同士も相性があまり良くなく、放出系に至っては具現化系と相性が最悪。
つまり、カストロは本人の資質として強化系でありながら、相性の悪い具現化系と操作系に加えて放出系を高度に複合させた技を開発してしまった。

ヒソカは個人個人が覚えられる・操れる念能力の限界を「容量」と呼んでおり、こんな使い手と相性の悪い系統で高難度の技を覚えたカストロは「容量」をほぼ全て使ってしまっていたということである。
ウイングも「強化系を極めればもっと強くなったはず」と言った旨の内容の発言をしており、ゴンやキルアに悪例として教えた。

こんな容量の無駄遣いな能力でも、精神的な動揺さえ無ければヒソカ相手に善戦くらいはできたはずだったと言われる辺り、全体の基準で見てもかなり上位の実力者であったことが窺える。
むしろ本来は習得できない分類の、かつ超難関レベルの技を、まがりなりにも習得して短期間で実戦レベルに高めたというのはとんでもないことだと言える。
実際劇中でも「類稀なる才能と絶え間ない修練のなせる技」と「分身(ダブル)」を生み出してしまったカストロの才能と努力を評するシーンがある辺り本当に「宝の持ち腐れ」や「才能の無駄遣い」と言わざるを得ない。

後にクラピカが系統に関する話をした際に、苦手な系統は習得しづらい上に威力・精度も苦手な分だけ低下すると説明していた。
更に身体・精神状態でも上下するが、誓約・制約無しだと自分の実力相応の能力しか実現できないため、仮に具現化系に属していて放出系要素を無くしたと仮定しても、誓約・制約無しでは自身より一段劣る強さの分身になっていた可能性が高い。
そのため、強化系の彼が自分の見た目・動き・実力と全く遜色のない「分身(ダブル)」を制約無しで使いこなしていたのはまさに驚嘆するべき話だと言える。

更に付け足すと後にジャジャン拳に対する言及で苦手な系統で威力・精度が落ちてもオーラの消費量は変わらないと説明されていたため、逆算すると燃費も凄まじく悪いということに…。

天空闘技場編は作中初めて「念能力」が登場したエピソードであり、カストロは「ダメな念能力を覚えたらどうなるか」という例を示す存在。
そしてゴンとの戦いの前にヒソカの強さと念を読者へ教える為の踏み台である。ぶっちゃけた話がかませ犬
当初は余裕ぶっていたのに惨めなまでに動揺し、さらには必死の修行で覚えた技を「ムダ」とまで批判されるという残念なイケメンぶりを披露してくれた。

加えて物語中だけでなく、読者にも
  • 扱う念と使い手の系統の一致の大切さ
  • 自身の能力の特性の把握の大切さ
  • 下手に念能力を考えなしに作ったらどうなるか
を非常に分かりやすく実演した、文字通りの体を張った反面教師である。


×余談×


くっくっくっどうした? こわいのかな

予知しよう。キミは踊り狂って死ぬ♤

そんなことも 知らなかったのか…♧

う…うわぁ―――――――!!

闘いをよく見ると囮役や単身突撃する際など危険が及ぶ役回りは常に「分身(ダブル)」の方で、自分は基本的に安全な位置から攻撃している。
無論、攻撃されても死なず出し入れも自在の「分身(ダブル)」で仕掛けるのは常套手段であるが、選択肢を狭めるのでヒソカの様なハイレベル相手には愚策と言える*19

頼みの綱だった「分身(ダブル)」の弱点を見切られ、本体の自分を凝視されるなり慌てて攻撃した辺り、カストロはヒソカが怖くて仕方なかった可能性が高い。
強化系は単純一途な気質の者が多いとはいえ、その彼が「とにかく真っすぐ正面からぶつからないで済む」効果を求め、それに固執し続けた辺り、多分にこの理由が含まれていると思われる。





何!? 一体どうやって追記を…!?

いや そんな場合じゃない 修正を……!!

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最終更新:2026年09月12日 15:58

*1 人間なので色々な感情を見せてはいるものの、念能力を習得しただけで勝利を確信し続けたり、試合中の行動などからも単純一途さが見て取れる。

*2 正直ヒソカが他人に基本を教えるのかというと怪しいが。ゴンたちにもそこまで親切ではなかったし。

*3 変化系と合わせて爪のリーチを長く大きくしたり、放出系と合わせて爪から衝撃波を出したり

*4 ゴンのジャジャン拳は強化系の戦闘能力として応用力が高く、効率的であるため、カストロの発の問題点を修正するとおのずと技構成が類似する。

*5 後にゴレイヌが大ダメージを受けて気絶した際「これでは意識を取り戻しても念獣は出せない」と言及されている。つまり、恐怖心等が強まっても思うように出せなくなる。

*6 一言でいえば手品師が自分の手品のタネをばらすようなものである。

*7 実際「隠」などで隠している。

*8 後に分身を生み出す念能力者は何人か出ているが、彼らは皆何らかの制約を課している。

*9 キルアの気配が急に消えたことを「察知」し、椅子に座らせた分身に気をとられたキルアに「気配を探られることなく」背後から声をかけた、という動きから少なくとも「絶」は使用できる。しかし「絶」ができても目に「凝」を怠る辺りからも習得加減が歪である。

*10 更に念の扱いを習熟していけた場合はどうなっていたか分からないが、いずれにせよヒソカ戦の時点では難しいと考えた方が自然。

*11 これらの念能力は、そもそも人間そっくりの分身でなかったり、あらかじめ決められた動作しかできなかったり、分身に付加された特殊能力の方がキモだったりと、カストロの分身ほど高度な再現性や操作性を伴わない&必要としないものが多い。

*12 レイザーやモラウのように「分身のオーラを戻す」技術まで身につけたら戻した時の燃費は良くなる。ただしそのモラウでも倒された分身からは回収できないので無限に盾にできるわけではない。レイザーが戻せたのも倒されるほどの衝撃では無かったためと思われる。

*13 前述しているが、レイザー戦でのゴレイヌに対しての言及で、念獣も使い手の感情(恐怖心なども)の影響を受けるので本体が受けきれないダメージを喰らったら体の大部分が残っていても霧散する上、強い恐怖心などを抱いた場合はその感情を払拭できるまでその相手に出せなくなる可能性も示唆されている。

*14 ただ相性最悪の非常に高難度な能力なので、使用用途の工夫などはともかく能力そのものの向上は難しいとも思われる。

*15 メモリーの無駄遣いという指摘から、「分身(ダブル)」中は「凝」を使えたのか怪しむ声もあるが、少なくともヒソカが手品をした場面でカストロはダブルを使っていなかったので、この場面で、あるいは再攻撃前に「凝」をして相手の罠に気付くことは可能だったはずである。

*16 類まれな才能に加えて念習得からたった2年という浅さから本来ならまだまだ伸びる余地があったはずだが、この伸びしろの無さによりヒソカは見切りをつけてあっさり止めを刺した。

*17 ただし、この場面はあまりの異常現象っぷりに、逆に冷静にさせてしまった。

*18 特質系の方がより難しいが、特質系は特質系でないと習得できないので最初からないものと見て良い。

*19 別作品だが、実体のある分身の術を得意とするうずまきナルトは、分身をあえて後方において本体であるかのように見せかけ、自分自身が攻撃を掛ける、という場面が何度かある。