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グレーフライ(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2010/11/04 Thu 19:33:28
更新日:2026/08/03 Mon 14:49:22
所要時間:約 6 分で読めます





か…かぶと……いやクワガタ虫だっ!

Massacre(みな殺し)


グレーフライとはジョジョの奇妙な冒険 『第3部』の登場人物。
DIO配下のスタンド使いで、JALでカイロを目指すジョースター一行を襲撃した。

名前の元ネタはアメリカの音楽家『GLENN FREY』。
CV真殿光昭(PSゲーム版)/長克巳(テレビアニメ)。


【概要】

DIOに金で雇われたスタンド使い。額に「肉の芽」は埋め込まれていない。
一見普通の老人に見えるが、その実旅行者を殺害し金品を巻き上げていたという根っからの悪党。
自身のスタンド灰の塔(タワーオブグレー)を用いての事故に見せかけた大量殺戮を得意とする。
舌にはクワガタ模様の痣があるが、スタンドが引き裂かれた瞬間それに連動して真っ二つに裂けた。
飛行機事故、列車事故、ビル火災などはお手のもので、第三部の一年前イギリスでの三百人を失った飛行機墜落の犯人と言われている。

目的の為ならば手段は選ばない性格のようで、無関係の乗客数名を殺害したばかりか、ジョースター一行を確実に殺すため事前に飛行機のパイロットを殺し自動操縦装置も破壊しておくという念の入れようである。
さらに大勢の乗客の一人を装って、迂闊に本体である自分を攻撃させないようにする狡猾さも併せ持つ。

花京院に続く二人目の敵スタンド使いで、あっさりとやられたものの彼の襲撃がきっかけでジョースター一行は大人数を巻き込む危険がある飛行機での移動を断念。
結果、陸路・海路でのエジプト行き、並びにその後の多くの新手のスタンド使いとの戦いの旅を余儀なくしたという意味では、彼がジョースター一行に及ぼした影響は大きい。

また後に登場する金で雇われたスタンド使い達はあっさり仲間を売ろうとする逆に暗殺を狙うなど忠誠心はそれほどない面々が見受けられるのに対し、グレーフライは「DIO様は『スタンド』をきわめるお方」「世界中のスタンド使いに君臨できる」と最期までDIOを褒め称えて死ぬという、第三部が終わった後で見ると配下の中では忠誠心が高い部類に入る人物であった。
そのためか、アニメ化の際にはDIOに何かしら感じ入ったことを匂わせる会話が追加されている。

断末魔「べちあっ」


【スタンド:灰の塔(タワーオブグレー)


クク…たとえここから一センチメートルの距離より

10丁の銃から弾丸を撃ったとして…弾丸はおれのスタンドにはふれることさえできん!
もっとも、弾丸でスタンドは殺せぬがな


  • 破壊力:E
  • スピード:A
  • 射程距離:A
  • 持続力:C
  • 精密動作性:E
  • 成長性:E

「破壊と災害」「旅の中止」を暗示する大アルカナ16番目の『塔』のカードを持つスタンド。
ビジョンは人間の頭ほどの大きさのクワガタ虫の姿で、一般的なクワガタ虫との違いは、鋭利な牙がびっしりと生えた肉食獣のような口を有していること。

明言こそされていないが、タイプとしては遠隔操作型スタンドに分類されると考えられる。
3部初期のスタンドの例に漏れず饒舌によく喋る。

JOJOVELLERの荒木飛呂彦による解説曰く「あまり人気のないタロットカードをまずは敵として出そうとした」「飛行機の中に虫が飛んでいたら嫌だろうなと」。
タロットカードは逆位置になると不吉な暗示も転じて幸運な暗示に変わるが、塔のカードは正位置・逆位置共に好ましくない暗示を持つ。

能力

羽で飛行し主に口から突き出す針塔針(タワーニードル)で攻撃、相手の舌を引き千切ることを好むが、とにかく特筆すべきはそのスピード
スペック的にはあの地獄の番鳥ペット・ショップすら上回り、まだ発現して間もない頃とはいえ承太郎スタープラチナがまるで対応できなかった。
特別な能力も無しに、スタープラチナのオラオララッシュを小細工抜きのスペックだけで完璧に躱しきったのはジョジョシリーズ全体を見てもこいつくらいのものである。

更に
  • 破壊力Eの遠隔操作型スタンドの癖に飛行からの突撃で複数の人体を飛行機の座席ごと頭蓋を貫通し、纏めて舌を引き千切って殺害してしまえるパワー
  • 精密動作性Eの癖にエメラルドスプラッシュの弾幕を真っ向から余裕で全弾回避する小回りの良さ
があるなど、割とパラメータ詐欺な性能を持つ。

恐らく飛行機が墜落する前に、この飛行能力でもって脱出するつもりだったのだろう。
恋人戦の描写から、やろうと思えばスタンド像の大きさを変える事は可能。案外このサイズ変更を応用してゴウラム的な感じで掴まる事が出来るのかもしれないし、それで墜落する飛行機から脱出するつもりだったのかもしれない。
遠隔操作型スタンドはハイプリエステスホワイトスネイクのように本体近くならパワーが増すタイプもあるため、本体が掴まるなどすれば巨大化+強いパワーで滑空できたといった可能性はある。

スピードだけ見ればシリーズ全体を通してもトップレベルで凄まじいが、逆に飛行能力と超スピード以外には特に能力はない。
また特殊な索敵手段があるわけでもないので、いかにスピードがあっても気づいていないところからの不意打ちには弱い。
スタンドも小さくもろく、敵の攻撃が当たってしまえば防御力は皆無。
結局、大きく速度差があり、さほどパワーもないはずのハイエロファントグリーンに不意を打たれ引きちぎられてしまった。

何故か、本体が花京院の「あて身。」で気絶したにもかかわらず普通に戦闘を続けていた。
気絶したふりをしていたのかもしれない。

  • 塔針(タワーニードル)
『灰の塔』の口内から弾丸のように素早く伸びる長い触手状の針。
先端部が鋭利な針とトラバサミが混ざったような凶悪な形状になっており、見た目はさながら「エイリアン」のインナーマウス。
スタープラチナの掌を簡単に貫通し、常人の舌なら苦もなく引き千切れる威力と殺傷力、2m近く伸びて標的の口目掛けて撃ち込める射程の長さを持つ。

アニメでは本物の舌のような挙動でグネグネ気味悪く動いていた上、破壊されても本体へのダメージフィードバックもなくすぐに元に戻る性質もあった。


【顛末】

スタープラチナが視認できないほどのスピードでジョースター一行を翻弄するも、最後は花京院にハイエロファントグリーンの結界へと誘い込まれ、八つ裂きにされて敗北した。

西尾維新著の小説(正確には第6部で承太郎が焼き捨てたDIO様の手記)「OVER HEAVEN」によると、当時のスタンドとしては能力を発動させた「ザ・ワールド」を除けば最速であり、前述の通りスタープラチナのオラオララッシュすら回避できたのはこの為。なお、ハングドマンは光速で移動するが直線上に限定されるので例外なのだろう。
花京院の法皇の結界によって撃破された為、DIO様は「肉の芽」を植え付けていた頃の花京院ではありえないと驚いていた。

一応、飛行機の墜落に成功した為首尾は上々と、滅多に人を褒めないはずのDIO様にスタンド共々そこそこ評価をされていたことがうかがえる。
やはり過去の実績……もとい前科があった為に飛行機墜落の任務に就いたのだろう。


【余談】

SFC版では承太郎の高校に用務員に変装して潜入し、虐殺を行う
そこで承太郎たちにボコられて倒されてしまうので、こいつが飛行機に乗ることも無く、本作の飛行機はジョジョシリーズでも珍しい事に墜落せずに済む


「おれに項目を追記・修正されると くるい もだえるンだぞッ! 苦しみでなァ!」

何?追記・修正されるとくるいもだえる?

私のアニヲタファントグリーンは・・・


追記・修正すると・・・くるいもだえるのだ!喜びでなッ!!

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最終更新:2026年08月03日 14:49