神炎皇ウリア(遊戯王OCG)

登録日:2011/03/16 Wed 23:47:36
更新日:2025/01/23 Thu 05:50:34
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神炎皇ウリア


星10/炎属性/炎族/攻0守0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの表側表示の罠カード3枚を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は、自分の墓地の永続罠カードの数×1000アップする。
(2):1ターンに1度、相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
セットされたそのカードを破壊する。
この効果の発動に対して魔法・罠カードは発動できない。




シャドウ・オブ・インフィニティにて登場した、特殊召喚モンスター。
三幻魔と呼ばれるモンスターの一体で、アニメ遊戯王GXに於ける原作の三幻神オシリスの天空竜》のオマージュ的存在。
ちなみに《オシリスの天空竜》の攻撃力は「?」だが、こちらの攻撃力は0である。

アニメ内では三度使用され、いずれも他の三幻魔と同時に使用されていた。

王様もビックリである。

また、最初期の頃は効果がアニメオリジナルの物でカードイラストが三幻神と同じオリジナルカラーだった。
アニメではコストにしたり墓地にあったりする罠カードはなんでもよく、また墓地にいる時、手札の罠カードを墓地に送ることで何度も復活できた。


OCGのモンスターは自分の効果によってのみ特殊召喚できる。
初心者やアニメ視聴者は勘違いしやすいので注意。


召喚条件として、表側で表示されている3枚の罠カードを墓地に送る必要がある。
表側の罠カードであればなんでもいいため、《メタル化・魔法反射装甲》や《鎖付きブーメラン》のような装備カード扱いの罠カードでも召喚は可能。
ただし、永続罠をそのまま使うよりも手間がかかる上、後述するウリアの効果には永続罠が必須であるため、基本的には永続罠カードを使い特殊召喚することになる。

アニメでは罠カードをセットし、直後セット状態のまま生贄にして特殊召喚していた。


二つの効果があり、(1)は墓地の永続罠カードの枚数×1000ポイント攻撃力が上がる効果。

召喚条件として永続罠カードを3枚送るため、実質的な最低攻撃力は3000。
ここから更に永続罠が破壊されたり、ウリアを再び特殊召喚するなどして墓地に永続罠が溜まるとウリアの攻撃力は更に上がっていく。
特に《アポピスの化身》などの罠モンスターとの相性が良く、デッキを特化させる事で、容易に10000超えの攻撃力を手に入れられる。


(2)は、相手の伏せカードを破壊する効果。

通常魔法《ナイト・ショット》と同様の効果。伏せカードのみ破壊するが、対象となった伏せカードを、発動を許さず一方的に破壊することが可能。
この効果の発動宣言から、相手は魔法・罠カードでチェーンする事ができないので、非常に強力。
場合にもよるが、《次元幽閉》等の攻撃誘発型の罠カードを完封できる。
かつては優先権のルールが現在と異なり、特殊召喚してすぐにこの効果を使え、《奈落の落とし穴》すらも発動を許さず一方的に破壊できていた。
現在は特殊召喚後に相手に優先権が渡るためこの戦い方は不可能で、効果を発動できずに《奈落の落とし穴》に引っかかる。


デッキを特化した際の戦闘能力の高さから、初登場当時から特化構築【神炎皇ウリア】が研究されてきており、三幻魔の中でも非常に評価が高かった。

先程も挙げた罠モンスターを中心としたデッキにおいては、まさに“切り札”と言うべきモンスター。
加えて、他の強力な永続罠カードも無理なく優先して採用できる様になる。

しかし反面、デッキを特化させない限り使用は無理としか言いようがなく、総合的に見て使いづらいカードと言える。

だが、大甘巨乳……もとい大艦巨砲主義者には堪らない、ロマン溢れる攻撃力は魅力的すぎる。
理論上、相手の場をがら空きにして八枚以上永続罠カードが墓地にある時に召喚、殴るだけで勝てる。
非常に漢らしいカードだと思わんかね?



2020年には、「ストラクチャーデッキ - 混沌の三幻魔」による三幻魔の大幅強化が入り、ウリアの召喚サポートやサーチ手段が大幅増加。
失楽園》による強固な耐性付与や、各種召喚神の効果による召喚条件無視の特殊召喚を習得し、罠がフィールドにない状態でも強引に特殊召喚することが可能となり非常に使い勝手が良くなった。

召喚神の効果を使えば1ターン目にいきなり召喚させることも可能だが、この特殊召喚方法には基本的に罠カードが絡まないため、永続罠が墓地にない限り攻撃力は0となる。

当然そのまま棒立ちさせても良いことはないが…



ハイパーブレイズ

永続罠
(1):「神炎皇ウリア」を自身の方法で特殊召喚する場合、自分フィールドの裏側表示の罠カードを墓地へ送る事もできる。
(2):自分の「神炎皇ウリア」が戦闘を行う攻撃宣言時に1度、手札・デッキから罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このターン、そのモンスターの攻撃力・守備力はお互いのフィールド・墓地の罠カードの数×1000になる。
(3):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれか1体を自分の墓地から選び、手札に加えるか召喚条件を無視して特殊召喚する。

ウリアの専用サポートかつ必殺技カードとして《ハイパーブレイズ》が収録。ウリアのサポートカードとなるだけでなく、OCG化された際にオミットされていたアニメ効果を再現したカードとなっている。

(1)の効果はウリアの召喚サポート。裏側の罠カードも召喚の生贄とすることができるため、伏せて即墓地に送って特殊召喚が可能。これにより正規召喚を行う際も非常に素早く特殊召喚を行えるようになった。
こちらも罠カードの種類は問わないため、通常罠などでもウリアの召喚は可能。当然通常罠はそのままではウリアの攻撃力上昇には繋がらないが、次の効果に繋げることができるため全くの無駄にはならない。

(2)の効果はウリアの戦闘サポート効果。相手のモンスターと戦闘を行う際に手札・デッキの罠カードを1枚墓地に送ることで起動し、ウリアの攻撃力・守備力がお互いのフィールド、墓地に存在する罠カードの数×1000の数値となる。
罠カードであれば種類は問わず、永続罠はもちろん通常罠やカウンター罠、果てには通常罠扱いのモンスターカードすらも全てがウリアのステータス上昇の糧となる。

《ハイパーブレイズ》自体が罠カードであるため、効果を使えば最低でも攻撃力は2000、正規召喚から《ハイパーブレイズ》に繋げれば5000、試合が長引き罠カードが互いのフィールドや墓地に蓄積していようものならその数値は凄まじいことになり、10000どころか20000超えのとんでもない攻撃力を叩き出すため非常に強力。
しかもこの効果にはターン1制限が無く、ウリアが戦闘を行うたびに発動するため、ちょっと上回ってる別のモンスターで攻撃したり、この効果が乗ってない方のウリアに攻撃しようものなら再びこの効果が発動し更に攻撃力を上げられ返り討ちである。

攻撃力が0だろうとウリアを1ターン目からいきなり出す意味はこの効果にあり、攻撃力0なのに攻撃表示でターンを返してきた場合、このカードの存在は真っ先に疑った方がいいだろう。

(3)の効果は手札を1枚捨てることにより三幻魔を墓地から回収、もしくは条件無視の特殊召喚を行うもの。アニメにおける罠カードを捨てることによる蘇生効果の再現。
墓地に行ったウリアを回収もしくは蘇生させることができるが、正規召喚によって蘇生制限を満たさないと墓地からの特殊召喚は不可能であり、召喚神による召喚を行ったウリアは蘇生できない。その場合は手札に加えて再び召喚を狙うことになるだろう。

実質的な専用蘇生効果であり、一度墓地に行ってしまったウリアは《死者蘇生》などによる蘇生もできないため再利用が非常に難しかったが、この効果により戦闘の立て直しが容易になった。



罠モンスターにはレベル4モンスターが多いので、レベル3チューナーとシンクロし、
ブラック・ローズ・ドラゴン》で冷たい炎で世界を包んだ後、
こちらは宮廷のしきたりで三枚の永続罠カードを残し、ウリアで一気に勝負を決められる。

場に六枚、墓地に永続罠四枚以上となかなか条件は厳しいが、意外に決まりやすい。
もっとも、オーバーキル気味になるのは言うまでもないが。

強カードが多い激戦区ランク4エクシーズも無理なく採用できるのでウリアを出せなくても十分戦うことも可能。

墓地肥やしのプロフェッショナル、ライトロードと混ぜ合わせた【ウリアロード】や、《隣の芝刈り》を利用した【芝刈りウリア】なるデッキもあるとか。

2025年現在の環境では、《澱神アポピス》、《地縛死霊ゾーマ》といった過去の罠モンスターのリメイクに加え、《影帽子》や《碑像の天使-アズルーン》に《苦紋様の土像》といった質の高い妨害を持った罠モンスターも登場。
罠モンスターをサポートする《影法師トップハットヘア》の登場もあり、罠モンスターを軸としたデッキはこれまで以上にパワーアップ。合わせてウリア特化構築も強力なものとなっている。


ウリアが来すぎて事故ったり、逆にウリアが来なくて場が膠着したりするが、あの最後の一撃を叩き込む感覚は、一度使うと病みつきになる。
たまには《神光の宣告者》でチクチクやってる方々も、何も考えずブッパする感覚を味わってみてはいかがかな?



専用構築でない場合、【三幻魔】において《混沌幻魔アーミタイル》および《混沌幻魔アーミタイル-虚無幻影羅生悶》の融合素材であることが鍵となる。前者は圧倒的な戦闘能力を持ち、後者はエンドフェイズに相手のフィールドを全て更地にしつつ《混沌幻魔アーミタイル》を呼び出せる。《次元融合殺》によって降臨する【三幻魔】における最後の切り札となる。

とはいえ、《降雷皇ハモン》や《幻魔皇ラビエル》と違いステータスが不安定である都合、アタッカーとしての運用はデッキ構築をウリア側に寄せないと非常に厳しいため、《失楽の霹靂》を組み合わせた《降雷皇ハモン》で守りつつ、伏せカードの破壊による妨害が主軸となることが多い。
とはいえ《ハイパーブレイズ》の存在により、永続罠にあまり拘ることなく素のステータスをカバーできるため、最低限の戦闘能力を確保するのは不可能ではない。






























































なあに? 話すなら、お手手をつないで 話してほしいなぁ


つ愛情弁当


うわあ! とってもステキ! 大好きだよっ!

ありがとー!








●『安田宇里亜』

タッグフォースシリーズではまさかの擬人化を果たす。
4から5への移行でデザインが一新されたキャラの一人にして、専用ボイス持ち。

赤毛金眼の黄色いリボンが特徴の褐色ロリになっている。

デュエルの腕は4ではシステムの都合上ただのめんどくさい相手だった。だが5からは一転する。詳細は後述。




【詳細なプロフィール

シティ内陸部の高級マンション在住の女の子。
両親は海外勤務のため、離れ離れに暮らしている。

寂しい思いをさせないための言い訳に、欲しがるものは何でも買って貰えたので、とてもわがまま。
嫌な事や思い通りにならない事があるとすぐ泣き出す。

また、愛情にも飢えており、すぐ人に甘える。
そのためか、甘えたい人の気を惹きたいあまりに危険な行動に出ることもよくあるらしい。


誰か守ってくれる人がいないと不安で、独りにされることがとても怖い。

好きな食べ物は、お母さんが作ってくれたおにぎり。
もう何年も食べていない。



Q.これなんてギャルゲ?
A.タッグフォースです

Q.アダルトシーンはありますか?
A.調整中




【使用デッキ】

『鏡の国のウリア』と銘うたれたモンスターBOX・ウリア

子供だがデッキレベルは高く、対策も無しに迂闊にデュエルすると、
下手すれば攻撃力10000オーバーのウリア2体にくそみそに掘られるので注意。

逆を言えば、デッキ編集しなくても強いパートナーの一人。
こちらもウリアデッキを使用すれば攻撃力20000オーバーのウリア3体とか余裕。

デッキ編集が可能になったら癖の強い罠を抜き、より安定した罠に変えてやるとなおよし。《マクロコスモス》だけは注意。


TF6ではマスタールール2以降による裁定変更でウリアが息してない
……と思ったら新規カードやエクシーズやらがバンバン飛んでくる凶悪デッキに変貌。


ウリア以外に条件を満たせばエクシーズ召喚で始祖の守護者ティラス等のエクシーズモンスターを召喚し、
更には降雷皇ハモンや幻魔皇ラビエルまでも召喚していきガンガン攻めてくる。

そのお陰で《失楽園》のドローも円滑に進み、いきなり高攻撃力の神炎皇ウリアが出たにもかかわらず、
まだ手札と伏せカードが有り余っている……と言った大変悲惨な事になることも。


また神炎皇ウリアが来なくても宮廷のしきたり+永続罠モンスターで場を維持される事も多く、
魔法、罠を破壊するカードが少ないとそのままペースを握られ続ける可能性もある。

おまけに、隙あらば《邪帝ガイウス》《風帝ライザー》も飛んで来るので、手をこまねいているとズルズルライフを削られて行くはめにあうことも……

メインのウリアが弱体化した分、それを上手くカバーした『火力と対策耐性サポートがきちんと両立した』強さになっている。

前作みたいな感覚で行くと確実におっちぬので注意。


そして、そんなこんなで攻撃力3000超えのウリア、こちらの場のカードを除去しまくる帝、攻撃力の高いエクシーズモンスターが並んでくるときに彼女がかけてくる言葉は

「もう抵抗しちゃだめだからね!」、「派手に、やられてね!」
とかそんな感じ。
後述の指切のセリフといい、絶対この子無邪気で自覚ないけどかなりのサド。

お気に入りカードは『ウリア』『邪帝』『風帝』『モンスターBOX』など

コナミ君との会話では、晩飯の買い物に出たり、だっこをせがんだりと健気で可愛い。

クロウ・ホーガンは割と好きで、狭霧深影さんは嫌い。





主な発言

「うわあ! とってもステキ! 大好きだよっ!」

「なあに? お話しするの、好きだからいいよ」

「うん、いいよ! じゃあ、手をつないでね! パートナーなんだからっ!」

「ちゅっ♥」(コナミ君のほっぺにキス

「起きたら、目の前に宇里亜の顔があってビックリしたぁ?」

彼女と指切りすると「針千本(ry」の部分が、
  • 「デーモンの斧」で千回、殴る
  • 「砂の魔女」(サンド・ウィッチ)を千枚、食べさせる
  • 「おジャマ・イエロー」と千回、接吻させる
  • ゴキボール」を千枚、自室に敷き詰める
  • デュエルディスク」千個呑ます
  • 「 神炎皇ウリア 」千枚だっこするetc…

となっており、約束の後には「きゃはっ☆」で〆るのがお約束である。

【余談】

TF6では苗字が前作の「安田」から「小野」と変更されてる。理由はパートナーを組むことで判明するのだが・・・。
TF6のラストでは母親と一緒に遠くの街に引っ越して暮らすことになり、コナミ君とはもう一緒にいられないということを涙ながらに明かす。
そしてプロフィールには母親手作りのおにぎりが大好物と書かれているのだが「もう何年も食べていないしこの先食べる機会もないのだろう」などという悲惨なことまで書かれている。

海外在住で会えない両親、寂しさの埋め合わせが物を買ってもらうこと、家庭の事情で変わった苗字……

など、かなりのブラック要素を含むキャラクターとなっている。

藤原雪乃と安田宇里亜がタッグを組むとチーム名が「にゃんにゃんしようよ」になるかも……




そんな彼女だが、TFSPではGXの世界担当。

「ウリア」デッキだから当然といえば当然だが、デュエルアカデミアでこの年でオベリスク・ブルーに所属してる。さすがウリアちゃん。

キャラ説明によると「一時期母親の元で暮らしていたが、父親のもとに引き取られた。国際条約というものが関係しているらしいが、彼女にはよくわからない」らしい。

SPが6からの直接の続編とは名言されてないが、6後の話だとすると
大好きなパートナーと別れ、母親に引き取られたがその後父親に引き取られ、さらに父親と会うこともなく寮生活といったところか。

とことん家庭事情に恵まれない子である……。
6の後だとしたら世界も時間も超えまくっちゃってるじゃんとか突っ込んではいけない。
そんなこと言い出したら、4〜6のゆきのんとかゆまちゃんとか石原姉妹とかがあの年齢で収まってるわけ無いし。

幸い、GXのアカデミアはいい人が沢山いるので彼ら彼女らに可愛がられているのを願おう。




追記・修正は、墓地に永続罠が貯まってからお願いします。

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  • 守備力0
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  • チェーン不可
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最終更新:2025年01月23日 05:50