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ゴキボール(遊戯王OCG)

登録日:2010/06/03 Thu 10:15:45
更新日:2026/06/02 Tue 19:30:27
所要時間:約 7 分で読めます





《ゴキボール》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

《ゴキボール/Gokibore》

通常モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1200/守1400
丸いゴキブリ。ゴロゴロ転がって攻撃。守備が意外と高いぞ。



概要

遊戯王OCGの黎明期、第1期パックのVol.6で登場した。
地属性・昆虫族の下級通常モンスターにして、昆虫族使いの魂のカード。

昆虫族の中でも至高のレアリティを持った超レアカードである。
守備力1400。これは(採用率の高い)リクルーターモンスターの大半の攻撃を防ぐことができる最高峰の物で、《月の書》にも強い。
攻撃力1200。これは直接攻撃できる状況ならそこそこの火力で、かつ採用率の高い《奈落の落とし穴》に引っ掛からない。
シンプルな通常モンスターなので、効果モンスター対策の《スキルドレイン》や《禁じられた聖杯》を気にする必要もない。

原作では日本チャンピオンのインセクター羽蛾が所持・使用した。
さすが日本チャンピオン。使用カードもすごいぜ!

また羽蛾さんが城之内のデッキに細工をする際に雇った少年の報酬に、なんとこのカードを提供している。
さすが日本チャンピオン。太っ腹だぜ!

なお、この少年は「羽蛾さん!これ『ゴキボール』! レアカードなんかじゃない!」と言っているが、おそらくこれは
「こんな、“ただのレアカード”なんかと呼ぶのはおこがましいカード(は申し訳なくて受け取れません)!!」
といった意味合いだと思われる。
その後、少年は目に殺虫剤を浴びせられるという制裁を受けるが、羽蛾さんの好意を無下にした罪は重いので仕方がないだろう。

さらに「ドーマ編」でも登場。
王様とのデュエルの際、カイジもびっくりの心理戦を仕掛け、相棒の魂を封じ込めたカード」と嘘をつき、なんとこの貴重なカードを破り捨てた
王様を精神的に追いつめるためならレアカードでも何のためらいもなく破る羽蛾さんに視聴者は感涙した。


OCGでも生産量が少ない・実用的・人気もあると三拍子揃ったカードなので、入手が困難なカードである。
諭吉1枚2枚は投げ出す覚悟は必要だろう。




追記・修正は、新品未使用の《ゴキボール》をデッキに3枚積みしてからお願いします。


























……と書いたが、実はただのノーマルカード。

最初期に登場した低ステータスで、現在では殆ど使われることのないカードである。
昆虫族・低攻撃力・バニラという点でも、《大樹海》・《ドラゴンフライ》等に対応する《フライングマンティス》《キラー・ビー》が存在する。
地属性という点でも攻撃力で勝る《吸血ノミ》や守備力で勝る《ビック・アント》が存在するため、このカードを使うメリットはほぼ皆無。

しかしノーマルカードではあるが、入手困難なのは本当である
レギュラーパックでは最初期のVol.6にしか収録されていないので、よほど昔からのプレイヤーでなければ持っていない。
もし持ってる人は大事にするといい。

TFでは、あるイベント中に元キングにこのカードが渡され激怒するというイベントがある。

ちなみに、海外ではマクドナルドのハッピーセットの付属としてのみ収録された。
このため本当のレアカードなのだが、飲食店でもらえる景品としては間違っている気がする

何気にアニメでは出番が多く、DMGX5D'sZEXAL・東映版とARC-V以外の全てに登場している。




「羽蛾さん、これ『ゴキボール』! 追記・修正じゃない!」
「うるさい! オレの中では追記・修正なんだよ!」


























だが奴は……弾けた。
















関連カード

2018年、「トーナメントパック2018 Vol.3」にて《ゴキボール》再録が決定。
公認大会参加限定特典ではあるものの、この「トーナメントパック」シリーズに収録されるカードは絶版になっているカードが多く、2017年からは「後のパックで関連カードが収録される」という傾向が見られた。
その為、「ひょっとして《ゴキボール》のリメイクが来るのでは?」と囁かれていた。

そして……!

  • 《ゴキポール/Gokipole》
星3/地属性/昆虫族/攻1000/守1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル4の昆虫族モンスター1体を手札に加える。
この効果で通常モンスターを加えた場合、さらにそのモンスターを手札から特殊召喚できる。
その後、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つ、
フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
第10期第6弾パック「SOUL FUSION」にて遂に登場した、《ゴキボール》のリメイク。
3匹の《ゴキボール》がトーテムポールみたいに積み重なっている。

墓地送りをトリガーとしたレベル4昆虫族サーチと、そちらでバニラをサーチした場合に特殊召喚とそのモンスターの攻撃力以上のモンスターを破壊する効果を持つ。
書き出すと効果が2つに分かれているように見えるが、テキストが(1)しかない事からも分かる通り、一度の効果解決で両方とも処理される。

場所も方法も問わず墓地に落ちれば効果を発揮するので、展開のとっかかりとしてはまずまず。
戦闘や効果による破壊はもちろんの事、墓地にさえ行けば各種召喚素材や手札コストなどにしても効果が使える。

如何にも《ゴキボール》と併用してくださいと言わんばかりのカードだが、実は一番除去範囲が広くなるのは《ゴキボール》(攻撃力1200)ではなく《カマキラー》(攻撃力1150)。
また、上述の通り同じ攻撃力1200・地属性でも守備力1500の《ビック・アント》*1が存在する。
一応そっちと違い《スクープ・シューター》に破壊されないため、完全下位互換ではないと言い訳して使えなくもない。

とは言え、そもそも実戦でこの程度の攻撃力や守備力の差が問題となって不利に陥ることはほとんどないのも事実で、実用性だけを考慮すると《ゴキボール》より優先して採用すべき昆虫族たちがおり、ちょっと悲しい。
せっかくだからゴキブリ系で統一したいという場合や他のカードを入手するのが面倒な場合は《ゴキボール》を優先するのも十分にありだろう。
相手の場に攻撃力2000以上しかいない場合は同じゴキブリカードの《G戦隊 シャインブラック》(後述)で充分なのは内緒。

ちなみに初出時のレアリティRare(レア)なので、こちらは正しい意味で「レアカード」だったりする。


  • (ジャイアント)・ボールパーク/Giant Ballpark》
フィールド魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):ダメージ計算時に発動できる。
その戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージを0にし、
自分のデッキからレベル4以下の昆虫族モンスター1体を墓地へ送る。
この効果で通常モンスターが墓地へ送られた場合、
さらにその同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から任意の数だけ選んで特殊召喚できる。
(2):自分フィールドのモンスターが相手の効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の墓地から昆虫族の通常モンスター1体を選んで特殊召喚する。
《ゴキポール》と併せて登場した、まさかまさかのフィールド魔法。野球しようぜ!ゴキボールは(お前)ボールな!
戦闘時にダメージを0にしてレベル4以下の昆虫族を墓地落とし&落としたのがバニラなら同名モンスターを展開。
自分のモンスターが相手の効果で墓地に送られたらバニラ昆虫族を蘇生、と展開補助に特化した効果を持つ。

《ゴキール》を落としてバニラ昆虫召喚&除去で無理矢理戦闘を終わらせるのも良し、
《ゴキール》を落として《ゴキール》を3体並べても良し。まさに《増殖するG》。

(1)の効果は戦闘を介する必要があるが、このフィールドが張ってある時に無策で攻撃してくる相手はまずいない。
しかし、テキストをよく読むと「ダメージ計算時に発動できる」とあり、実はモンスター同士の戦闘だけではなくダイレクトを喰らうor喰らわせる場合でも発動できる、という抜け道がある。
レベル4が主体になるので《ウイルスメール》、複数同名モンスターを並べられるので《クロス・アタック》や《デルタ・アタッカー》辺りを使ってこちらから発動させる事も可能。
また《メタバース》でバトルフェイズ中に発動させて奇襲を仕掛けるのもあり。
他のカードを使わずとも最悪自爆特攻で無理矢理展開しに行くこともできる。

《ゴキポール》と異なりレベル4以外にも対応するので、《プチモス》や《ツンドラの大蠍》などを使いたいネタデッキでも使用可能。

イラストは《昆虫人間》などの懐かしの昆虫族通常モンスターたちが野球をしているというもの。
カード名の通りボール役な《ゴキボール》や脚がいっぱいあるのでグローブをいっぱい付けた《蜘蛛男》など、非常にユニークなイラストをしている。


  • (ジー)戦隊 シャインブラック/Shiny Black "C" Squadder》
通常モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻2000/守 0
黒光りするスーツを身にまとい、戦場を駆け回る"黒の閃光"・・・。
影あるところにG戦隊あり!
隠された飛行能力を駆使して巨大なモンスターにも立ち向かうぞ!!
「ジャンプビクトリーカーニバル2018」で配布されたプロモカード。
近年良く居る攻撃力2000なバニラモンスターの一種。

バニラの昆虫族の下級モンスターとしては最高の攻撃力を保持する。
《G・ボールパーク》で3体展開し投げつけ……もとい攻撃すれば、相手は大ダメージを被る事間違いなし。
何の制限もデメリットもないため、他の用途としても非常に小回りが利く仕様になっている。
カオスMAX格好のサンドバッグにされちゃうのはご愛嬌。


  • 《超装甲兵器ロボ ブラックアイアン(ジー)/Super Armored Robot Armed Black Iron "C"》
効果モンスター
星8/地属性/昆虫族/攻2400/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地に昆虫族の同名モンスターが3体存在する場合、
その内の任意の数だけ対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、対象のモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの効果で装備しているモンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。
墓地へ送ったそのカードの攻撃力以上の攻撃力を持つ、相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
「最強ジャンプ 2018年9月号」の付属カード。ゴキブリと戦隊ロボをモチーフとした地属性・昆虫族の最上級モンスター。
自身を手札から特殊召喚して昆虫族を墓地から装備する効果と、装備したモンスターを墓地へ送りそれ以上の攻撃力の相手モンスターを全て破壊する効果の2つを持つ。


  • (ジャイアント)・ボール・シュート/Giant Ballgame》
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードを発動したターンの自分メインフェイズに発動できる。
自分の墓地からレベル6以下の昆虫族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
(2):手札の昆虫族モンスター1体を相手に見せ、相手フィールドの表側表示モンスター1体と、
見せたモンスターより低い攻撃力を持つ自分フィールドの昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。
この効果で自分がコントロールを得たモンスターは昆虫族になる。
第11期第11弾パック「PHOTON HYPERNOVA」にて登場した永続魔法。
野球の次はドッジボール。そして《ゴキボール》は相変わらずのボール役…ちょっと不憫。

「このカードを発動したターンにレベル6以下の昆虫族を蘇生させる効果」・「相手モンスターと自分フィールドの昆虫族モンスターのコントロールを入れ替える効果」を持つ。
コントロールを奪った相手モンスターは昆虫族として扱われるので、昆虫族をL素材に要する《騎甲虫アームド・ホーン》のL召喚など、各種素材に回すという使い方も考えられる。

ただし注意点として、この効果は1ターンにどちらか1度しか発動できないため、環境が高速化した現在はこのカードを維持して両方の効果を活かすというのは難しい。
そのため、基本的には「次の自分ターンまで残っていればラッキー」な使い切りカードと捉え、どちらか1つに目的を絞った運用となるだろう。
とは言え、蘇生効果は癖が無く、コントロール交換も上述のようにコンボへと繋げやすいので、総じて使いやすい1枚と言える。




このように、《ゴキボール》を含めたまさかのG祭りに多くの決闘者が(良くも悪くも)衝撃を受ける事となった。
また、これらのカードの登場により《吸血ノミ》や《キラー・ビー》などレベル4昆虫族バニラ達には大きな利点が生まれることとなった。


余談

本項冒頭に記載した通りだが、英語名は「Gokibore」となっており「ball」は含んでいない。

ちなみに、ボールのように丸まる事が出来るゴキブリは実在する
マルゴキブリの雌がそれであり、羽が退化して硬い甲羅に覆われたその姿はほぼダンゴムシそのもの。
一方で雄はちゃんとした羽のあるゴキブリらしい見た目である。




追記・修正は《ゴキボール》で遊んでからお願いします。

ゴキボール「もう勘弁して(泣)」

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最終更新:2026年06月02日 19:30

*1 他にも「《甲虫装機 ピコファレーナ》で装備カードを付ければちょうど守備力2000となり《完全態・グレート・インセクト》の特殊召喚条件を満たす」という利点もある。