登録日:2021/11/20 Sat 17:40:00
更新日:2025/01/12 Sun 10:07:01
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☆特徴☆
炎属性といえば、そのわかりやすい強さから創作で優遇される属性の筆頭である。
遊戯王でもその攻撃的なイメージや「火力」「焼く」といった表現から連想される通り、下級モンスターでは攻撃力の高いモンスターが比較的多く、効果では
バーン系のものが目立つ。
炎族モンスターはやはりその多くが炎属性に含まれるが、炎属性のモンスター自体は様々な
種族に存在する。
現在では単体で出張する汎用カードこそ《
灰流うらら》や《
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》程度と少ないものの、炎属性モンスター達を使う強力なテーマデッキが多数存在する。
また、「
VS」の発動コストとしてこの属性を要求するものが多い。
「戦隊のリーダーは赤」という設定をイメージしてか複数の属性に分かれたカテゴリが別々のパックで登場する場合、トップバッターを勤めることが多い。
イグナイトやウォリアーズストライクで炎属性・戦士族のサポートカードが登場した影響か、11期からは戦士族との組み合わせがやや多く登場している。
OCG25周年を迎えた12期では大盤振る舞いと言わんばかりか、レギュラー・番外パック問わず炎属性が多く登場している。
《スター・ボーイ》や《氷炎の双竜》等、カード効果において
水属性と対の扱いを受けることが比較的多い。
☆主な炎属性デッキ・テーマ☆
炎属性・戦士族で統一されたデッキテーマ。
サーチ・蘇生効果を軸に切り札の
エクシーズ召喚へと繋げる戦術を使う。
炎属性・
悪魔族のテーマ。
同カテゴリのモンスターのほか、カテゴリ外でも効果のないモンスター、レベルのない
リンクモンスターとの相性が良い。
バーンデッキの中でも「ビートバーン」と呼ばれる戦闘を介してダメージを与えること中心のデッキテーマ。
当初はグッドスタッフデッキにバレットとロケットが手札コスト係として出張して使われたり、
ゴーレムデッキにクィーンが出張したりという使われ方が多かった。
爬虫類族のエヴォルド、恐竜族のエヴォルダーから構成されるデッキテーマ。
エヴォルカイザー・ラギアはかつて【恐竜族】の切り札として猛威を振るった。
炎属性・
サイバース族のテーマ。
同名カードを参照する効果や墓地に関する効果を持ったカードが中心。
炎属性・
恐竜族のテーマ。攻撃力を強化したり、攻撃力1700以下のジュラックをサポートする効果が多い。
ジュラック・アウロはミセラサウルスのリクルート先として活用されていた。
守備力200やその条件に関する効果を持つカードが目立つテーマ。
フレムベル・ヘルドッグ、ガード・オブ・フレムベルは【炎属性】や【
ドラゴン族】など出張先での活躍も目立つ。
ペンデュラムモンスターと融合モンスターで構成され、かつ通常モンスターが中心のテーマ。
ペンデュラム召喚を重ねて魔法・罠をサーチし切り札の融合召喚に繋げる戦術を展開する。
墓地利用に長けたテーマ。
守備力200のモンスターが多いのでフレムベルとの親和性も高い。
炎属性の
獣族・
獣戦士族・
鳥獣族モンスターのカテゴリで、言わば炎版【ビースト】。
自壊を機転としたコンボを使う独自性の強いテーマ。
炎属性・
水族で統一されたテーマ。
シャリ系とネタ系のモンスターを連携させてエクシーズ召喚を目指す戦術が中心。
なお、このカテゴリの登場前はこの条件に該当するのはファイヤー・クラーケンしかいなかった。
攻撃力1600と半端だが、【軍貫】でしゃりの軍艦とバニラサポートを共有して使える。
炎属性・
アンデット族のテーマ。
守備力0なのが共通で、除外に関する効果を多用する。
星6・炎属性で統一され、リリース軽減による展開を中心とする。
共通効果として、対象を取る効果への耐性を持つ。
機械族・戦士族で構成される消防隊・レスキュー隊をモチーフとしたテーマ。
エースモンスター「R-ACEタービュランス」は一度に4枚ものR-ACE魔法・罠をセットする豪快な効果を持ち、
これを活かして場を制圧していくのが中心となる。
12期のカードストーリーの中核になっている「罪宝」に連なるテーマ。
星1・炎族の下級モンスターと、エースカード「蛇眼の炎龍」を擁する。
「罪宝」と合わせてモンスターを永続魔法扱いで魔法・罠ゾーンに置いたり、
逆に永続魔法扱いのモンスターを特殊召喚する戦術に長ける。
星1・炎属性を展開に活用する他のテーマとの相性もよく、
【炎王】や【R-ACE】などと組み合わせた構成は大会でも実績を残している。
炎属性・ドラゴン族で統一されたテーマ。
カード名は麻雀をモチーフとしており、過去のシンクロモンスターである「トライデント・ドラギオン」のリメイクでもある。
バトルフェイズでのシンクロ召喚から一気にライフを削り切ることを得意とする。
☆主な炎属性の関連カード☆
●
《火霊使いヒータ》
霊使いの炎属性版。かわいい。単なるアイドルカードではなく、霊使いの中ではテーマとして推されるようになる前から活躍の目途があった1枚。
《溶岩魔神ラヴァ・
ゴーレム》《ヴォルカニック・クィーン》など対戦相手のモンスターを除去しながら召喚できるモンスターを奪うことができたため、4枚目以降の《洗脳解除》のように扱えた。
ヒータ自身が場を離れると効果が終わってしまうものの、ハマるとリターンが非常に大きい上に相性のいいカードに恵まれていた。あながちネタモンスター、アイドルカードとも言えなかったのだ。
詳細は
個別項目を参照。
●《炎の精霊 イフリート》
墓地の炎属性モンスター1体を除外することで場に出せる炎族の特殊召喚モンスター。
素の攻撃力は1700で自分のバトルフェイズのみ2000になる点が魅力。
それよりも【炎属性】や【炎族】で使いやすい召喚コストとしての採用になるだろう。
同じ召喚条件を持つ特殊召喚モンスターにインフェンルノが存在しているが、こちらはバーンとは噛み合わない守備寄りのブロッカーなのでアタッカーとして活躍できるこちらの方が使いやすい。
●
《真竜皇アグニマズドV》
手札・フィールドから炎属性モンスターを含むモンスター2体を破壊して特殊召喚し、炎属性を2体破壊すればさらに相手フィールド・墓地のモンスター1体を除外できる
真竜の最上級モンスター。
炎王や九尾の狐、
ネフティスの鳳凰神とのコンボが強力で、さらには厄介な破壊・対象耐性持ちですら除去できるおまけもついている。しかもこの除外は手札で発動している一連の関係でスキルドレインや
無限泡影すらすり抜けられると言う最高の除去力を誇る。
一方でサルベージ効果の方は自身を含めて炎属性に対応していないので、基本的に無視するかチューナーやシンクロモンスターを回収できる程度のおまけに留めておいた方がいいだろう。
●《炎魔刃フレイムタン》
除外状態の炎属性モンスター1体をサルベージできる上に魔法・罠を破壊から守れる戦士族のリンク2モンスター。
サルベージ効果はドリトル・キメラとは違って毎ターン発動可能なのが強み。
その代わりに同名カード含めてサルベージしたカードの効果を1ターン発動できなくなる制約が掛かるが、召喚は封印されない為、リナルドやイフリート、インフェルノイド等は即座に特殊召喚できる。
また、手札誘発ならデメリットが殆ど気にならないので灰流うららをサルベージして相手にプレッシャーを与えられる。
魔法・罠を守る効果も優秀で、このカードの低打点をカバー出来る月鏡の盾や安全地帯等で互いに守り合うことができる。
【ラヴァル】や【神炎皇ウリア】ならその効果を十分に発揮できる。
●《バーニングブラッド》
炎属性モンスターの攻撃力を500上げ、守備力を400下げるフィールド魔法。
同じ役割のものは他の属性にもあるが、炎属性は特定のテーマ以外では使われにくいこと、守備より攻撃重視なこと、他にこれといったフィールド魔法もないことから比較的有用。
喜んでいいのかわからないが
●
《真炎の爆発》
自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り蘇生させる強力な切り札。
蘇生させたモンスターはエンドフェイズに除外されるが、その前にワンキルを決めるか召喚素材にすれば良いので問題にならない。
これに特化した高速墓地肥やしを重視したデッキを組む手もある。炎属性に革命をもたらした1枚。
詳細は
こちらを参照。
●《炎王炎環》
【炎王】専用ではない、自分の場の炎属性モンスター1体を破壊し、自分の墓地から炎属性モンスター1体を蘇生する速攻魔法。
サクリファイス・エスケープに使う以外に、破壊されるメリットのあるモンスターと組み合わせるのも有効。
●《火霊術-「紅」》
自分の場の炎属性モンスターをリリースし、その攻撃力分のダメージを相手に与える。大稲荷火でのサーチ、よほどバーンに特化したデッキ以外では採用率は低め。
ただしそんな便利なカードがなかった時代は炎属性統一デッキを使う非常に有意義な意味になったカード。
コスト2枚かつダメージ量を上げるのに工夫が必要、さらに《王級のお触れ》のようなカードに非常に弱かったが、計算外のところでライフが一気に消し飛ぶので常に警戒しなければならないというピーキーなカードだった。
☆主な炎属性の使い手☆
アニメ版遊戯王DMのアニメ
オリジナルキャラクター。
《バルログ》をはじめとした専用サポートカードで、海馬を追い詰めた。
2戦目では別のデッキを使用している。
遊戯王デュエルモンスターズGXに登場した【ヴォルカニック】使いで、項目冒頭の台詞は彼のもの。
傭兵としての経験もあって精神力・デュエルセンス共に一流であり、
十代にも引けを取らないほど。
しかし、後にそんな彼でさえ心を砕かれるような
えげつない相手が立ちはだかる。
遊戯王デュエルモンスターズGXに登場した万丈目、ジェネクス大会の参加者、空野がそれぞれ異なる【炎属性】を使用。
万丈目は炎獄魔人ヘル・バーナーを主力としていたが、
デュエル直前にネタばらしをしたのが災いしたのか三沢にウォーター・ドラゴンで攻撃力を0にされ、あっけなく敗北した。
ジェネクス大会の参加者は本格的な炎属性サポートカードを使用し、最上級モンスター級の攻撃力を作った。
対戦相手の三沢は、彼が使用した《憑依装着ーヒータ》に一目ぼれした。
空野は【
お触れホルス】であり、ホルスを速攻でレベルアップさせて十代や剣山を制圧した。
遊戯王5D,sに登場したリアリストで【
オーガ】使い。
彼はアニメシリーズで史上初の先攻1ターンキルを達成したデュエリストでもある。
対戦相手はモブデュエリストだけど
遊戯王ZEXALに登場するバリアン世界をまとめる「バリアン七皇」の一人で【BK】使い。
普段はあまり頭が良くないらしいが、デュエルセンスは仲間内でも認められている。
炎のイメージに違わず正々堂々を好む熱い性格で、バリアン形態も赤を貴重としている。
遊戯王ZEXALに登場する海王の相方で【恐竜族】使い。
彼の使用モンスターは殆どヤンキー用語を含んでいて、いずれも切り札のヴォルカザウルスを出す為のレベル変動効果を持つ。
遊戯王ARC-Vに登場するデュエルキングで【悪魔族】使い。
使用モンスターは大半は「レッド」が含まれている。
5D,S時代に使用していた《レッド・ノヴァ》はOCG化に際し、前述の「レッド」をサポートするカードになった。
遊戯王ARC-Vに登場する
柊柚子の父親で【ガッツマスター】使い。
ガッツマスターはOCG化希望の投票項目にも挙がっていたが、残念ながらOCG化には至らなかった。
遊戯王VRAINSの準主人公ポジションにして【サラマングレイト】使い。
リンク・
融合・エクシーズ・
儀式との多彩な召喚法を使いこなす他、歴代のアニメキャラでも珍しく汎用的な炎属性サポートを多用する。
拳に宿る爆炎の追記!
激闘を制する修正を呼び覚ませ!!
- メタルフォーゼを追加してくれぃ -- 名無しさん (2021-11-20 20:05:18)
- 最近の流れで炎属性DP出るとしたらソルバ表紙にオブとアリトだろってほぼ満場一致な位アニメでの使い手少ないんだよな。その分出てきた時は毎回がっつりメイン級なんだけど -- 名無しさん (2021-11-21 06:58:47)
- 項目作成日が2011年になってるけどコピペミスでいいのかな? -- 名無しさん (2021-11-21 13:06:53)
- ごめん年はあってた 月か -- 名無しさん (2021-11-21 13:25:56)
- ガッツマスターどの辺でOCG化されるんだろ -- 名無しさん (2022-10-04 17:06:34)
- 他作品では主人公のカラーになることが多い属性だけど、遊戯王では特別な立ち位置の神属性を除くと風属性と下位を争う不遇属性。あっちの強化が著しく続いたことと、爆発対応が大した利点じゃなくなったからぶっちぎりの不遇属性になってた。12期入ってから炎属性推してるし持ち直してくれるかな。 -- 名無しさん (2023-06-29 23:05:18)
- 持ち直すどころか馬鹿の考えたカード大量追加で見事に最強属性になってしまった -- 名無しさん (2024-03-05 15:33:35)
- もともとイメージからバーンや爆発力はあったから強化されたら暴れるよな…。 -- 名無しさん (2024-07-14 11:28:54)
最終更新:2025年01月12日 10:07