自らを高める為にのみ戦いを続け、意味のない依頼や挑戦を受ける事は決してない。
これまでに一度も他のレイヴンたちを意識したことが無いという、彼の実力の程は、現在のランキングが無言のままに語っている。
彼が、存在を意識せざるを得ない程のレイヴンは現れないのか。
初めての敗北から他者の存在を意識し始めた前王者。
これまで、余裕を見せていた彼が、なりふりかまわず戦うその様子には鬼気迫る迫力が感じられる。
挫折を味わい、更なる強さを身につけた彼が、再び王者に返り咲く日がくるのだろうか。
彼の目は、現王者にのみ向けられている。
アリーナの上位に長年君臨し続けるレイヴン。
火力の高い兵器を駆使して敵を破壊し尽くす、以前と全く変わらぬ戦闘スタイルでコアなファンに根強い人気を博している。
自分に対して恨みを抱くカラードネイルの存在を知り、その対戦を楽しみにしているらしい。
すさまじいまでのテクニックで縦横無尽に飛び回り、対戦相手は霧の中に迷い込んだかのように、彼の姿を見失ってしまう。
もし、新人レイヴンが彼と対するようなことがあれば、その姿すら捉えられずに破壊されてしまい、二度とACに乗る気が起きない程に自信を失ってしまうだろう。
遠距離から相手を狙い撃ち、受けた依頼は確実に達成する。
姿を見せる事すらなく、敵を破壊する為、幽霊ではないかという噂が立っていた程。
その実力は本物でアリーナに参戦するや否や、現在のランクにまで上り詰めた。
遠距離戦では最強のレイヴンとの呼び声も高い。
すでにベテランの域に達しているが長年に渡る挑戦の甲斐なくベスト3に届いていない。
最近彼は、体力が衰えつつある事を感じ、今後の戦いを、これまでに得てきた経験の集大成にしようと考えている。
今まで以上の迫力を見せる挑戦者に、上位ランカーも気を引き締めている。
近接戦闘を得意としており至近距離から強烈な一撃を放ってくる。
そればかりか、中距離で放つエネルギーキャノンの狙いも正確であり、ここまで勝ち進んだレイヴンであっても、瞬時に破壊されかねない。
ランキング上位を狙う者にとっては、なんとしても越えなければならない壁である。
純粋に真剣勝負を求めてアリーナに参戦しているため依頼を受ける事は全く無い。
互いのプライドを賭けた、緊張感のある戦いを好み、遊び半分や賞金目的で参戦している者には容赦はない。
その高い火力と耐久力は、その姿を、巨大な戦艦のようにも思わせる。
過去、幾度となく戦場で命を落としたと思われながら、その度に不死鳥の如く蘇り、周囲を驚かせている。
レイヴンの間では不死身だという噂も立っており、一部には狂信的な信奉者もいる。
アリーナにおいて見せる、天才的とも言える勝負勘が、彼らをより一層熱狂させる。
雷雨とも呼ぶべき凄まじい攻撃を絶え間なく放ち、相手を、徹底的に叩きのめすような戦法を取る。
常に正面から戦うその姿勢は、敗れていった者さえすがすがしい気分にさせるほど。
アイアンマンとの激戦の数々は、今やアリーナの名物とも言われ、観客を熱狂させている。
かつてゼロに家族を皆殺しにされ、復讐したい一心でアリーナに参戦。
幼い頃に一度だけ見たことがある、ゼロの機体を模し怒涛の勢いで、ここまでランクを上げてきている。
操作には、まだ荒削りな部分があるものの、その闘争心はすでに一級といえる。
ゼロに挑戦する日は近い。
戦闘に独自の哲学を持つレイヴン。
敵の攻撃を受け、その実力を充分に引き出してから、倒すことを信条としている。
防御力を重視したタンク型機体を操っている為、生半可な武器では彼と渡り合うことはできない。
Gとの間の数々の名勝負は、今やアリーナで語り草となっている。
接近戦には無類の強さを誇る。
不用意に彼の機体に近づいた者は、逃げる間もなく、破壊されてしまうだろう。
軽量の機体は、一対一の接近戦を想定して組まれており、すばやく回り込んで相手を切り刻む。
その姿に魅せられて、弟子入りを志願する者が後を絶たない。
高い機動力を持ち肉食獣のごとく、敵に襲い掛かる。
かつては、共同で依頼を受けていた時期もあったが、味方に裏切られて生死をさまよって以来は、他人と組んで出撃することはない。
そのため、単独で戦えるように、機動力が高く、射程が長い武器を搭載した機体を操っている。
泳ぐことが出来ず極端に水を怖がるため、フロート型以外の脚部は使うことがない。
その分フロートの扱い方には、右に出る者が無いほどで、巧みに動き回りながら攻撃を仕掛ける。
そのすばやい動きについて行けず弾を当てることすらなく、敗北を喫してしまう者もいるほど。
アリーナで一、二を争うほど残酷なレイヴン。
戦いよりも残虐な行為そのものに楽しみを見出しており、瀕死の敵が苦しんでいる姿を観察する事に、至福の喜びを感じている。
そんな彼の態度に、嫌悪感を抱く者も多いが、その強さは本物で、犠牲者は増える一方である。
中距離から両肩のミサイルを放ち、すさまじい爆煙をあげる派手な戦闘スタイルが観客に受けている、人気レイヴン。
最近、機体の彩色を派手なものに変更し、強さよりも人気を選んだと陰口を叩かれているが、そんな雑音をものともせずに、少しづつランクを上げてきている。
「暴れん坊を乗りこなしてこそ真の男だ」と語る彼は高性能なブースタとジェネレータが搭載された機体に乗り、日々戦いに明け暮れている。
本人自らが手がつけられないと語っている通り、高性能な機体を乗りこなせているとは決して言えず、戦闘においてイージーミスが目立っている。
多種多様な武装を装備し、それらを次々に使用して、攻撃してくる。
しかし、単に色々な武器を使いたいだけらしく、その使い方に論理や一貫性はない。
相手の機体や、距離に応じて使い分ければ効果はあるのだが、次に使う武器を悩んでしまい、そんな事を考える余裕は無いようだ。
典型的な目立ちたがりやで、派手な武器を好んで使い意味も無く空中を飛び回る。
観客を楽しませてから勝利する事を身上としており、パフォーマンスだけの色物ではない。
その派手なカラーリングの機体は、一部では嫌悪感すら持たれているが、本人にとっては至高の出来らしい。
敵が策略にはまる瞬間を見る事が、堪らなく好きだと語る彼女は、奇襲を得意とする。
アリーナにおいても同様で、相手の思考を読み、その裏を取る攻撃を得意としている。
自分の頭脳に、自信を持っているため、予定外の状況になると熱くなってしまい、苛立ち始める傾向がある。
無駄や浪費を極端に嫌うレイヴン。
アリーナでさえも無駄な弾は決して撃つことはなく、常に確実な一撃を加えるスタイルを徹底的に貫いている。
いかなる場合でも、最も効果的な戦法をとり、短時間で終わらせる事を心がけている。
ギムレットと考えが合わず、対立している。
世の中から失われていく秩序を取り戻し、治安を守る為に活動している団体の一員。
オーソドックスな機体を操り教科書通りの手堅い戦法で戦ってきた。
新人レイヴン達にはいいお手本となっているが、
最近は負けが続き自らの考えが間違っているのではないかと思い始めている。
勝つことよりも、敵をいたぶる事を至上の喜びとし、そのために全弾を使い果たすことも厭わない。
勝利にこだわりがないため、敵に隙を突かれる事も多いが、
本人は、下位にいた方が弱い相手をいたぶれると気にする様子はない。
マイリッジと考えが合わず対立している。
何の実績も無いが自分には、優れた才能があると思いこんでいる。
プライドが高く、自分の才能を認めない周囲の人間に憤りを感じている。
強力な武器で一撃必殺を狙うが、命中することは少ない。
それでも強い武器を持っている事自体が、彼の自信に繋がっているようだ。
敵の攻撃を真っ向から受けながら、高い火力の武器を乱射する、強烈な戦闘スタイルで
これまでに数々の機体をスクラップにしてきた。
多少距離があってもキャノンやロケットを狙える腕を持ち、機動力が高い機体を相手にしても、
臆することなく冷静に追い詰め、確実に破壊する。
幼少の頃から体が弱く、病気がちであった自分をどうにか変えようと、
体を鍛えてついにレイヴンになった努力家。
アリーナ参戦後も、少しずつだが確実に力をつけ、着々とランクを上げている。
懸命な姿に感動するファンは多く、下位レイヴンの中では屈指の人気を誇る。
かつて事故に遭いそれまでの記憶を全て失った女性。
なぜかレイヴンという言葉を聞くと懐かしさを感じるため、
記憶を取り戻すきっかけになるかも知れないとアリーナに参戦している。
何かを思い出しそうになるのか、たまに動きを止めることがあり、対戦相手の餌食になってしまう。
自分が弱い事を、絶対に認めようとしないため、例え勝負に負けても、
機体の調子が悪いせいだと、平気で言い放つ。
例え対戦の途中であっても劣勢になった途端、勝負を投げ出すことも多い。
その際にも今日はやる気が出ないと言い、高慢な態度は一切崩そうとしない。
レイヴンに憧れていたが、自分には才能がないと感じ他の仕事に就いたものの、
夢を諦められず、努力してついにレイヴンになった。
特に際立った技術も無く機体も貧弱で、正面から真正面に撃ち合うだけのスタイルのため、
ランクは低いが、彼は今、非常に満足している。