AC2登場人物

登場人物・勢力

レイヴン (Raven)

アイザック条約を経て活躍の場を失いつつあったが、火星の騒乱を契機に再び数を増やしている。
傭兵は数多いが、その中でレイヴンと呼ばれるのはアリーナに属している一流の者だけ。
その中でも頂点の座に位置する者には「ナインブレイカー」という称号が与えられる。
地球政府内にはその存在を危険視する者も多いが、
政府創設時のメンバー内にはレイヴン出身者も多く、そのため今日まで生き延びている。
  • 主人公も含まれる。
  • 今作では原則としてアリーナに登録されている者だけがレイヴンとして扱われる。それ以外は傭兵と言われているのだろうか?
  • チュートリアルのレイヴン試験では「地球でならした腕を見せてもらおう」と言われており、主人公は新人レイヴンではないようだ。

ネル・オールター

コンコード社の社員。25歳前後の女性。主人公の担当となり、ミッションなどでのサポートを行うオペレータ。
某企業トップの家庭の一人娘として生まれ、厳格な教育と規律の中で育てられてきたため、あらゆることに優れた能力を発揮するエリート資質を持つ。
地球生まれだが、親に反発し、束縛から逃れて独り立ちするために火星に渡ってきてコンコード社の管理業務に携わることになった。任務に忠実で優秀だが、主人公には平板な態度をとり、感情を見せることはあまりない。
それは過去に多くのレイヴンが目の前で死ぬことを何度も経験し、精神的な苦痛を受けてきたことに起因しており、レイヴンと距離を置いて感情移入を避けることを、自己を保つための処世術としているからである。
本当の性格はけっして冷酷ではなく、ほんのたまにだが、芯の優しさをわずかに窺うことができる。
  • ただし列車護衛が最優先ということを忘れないように。
  • エンディングで半泣き声。萌える。
  • メール画面のエンブレムのアニメーションは彼女専用のもの。コンコードからのメールとは異なる。
  • 主人公に対するメールの内容は冷淡とも取れるほど素っ気ないものであるが、時折「人類に必要なのは過去ではなく、輝かしい未来」など人間臭さを感じる文章も見られる。
  • 生まれはアリーナランカーのボヘミアと似てないこともないが、こちらは厳しく育てられている。

ナーヴス・コンコード (Nerves Concord)

火星にアリーナを持ち込んだ企業「コンコード社」によって運営されるネットワークシステム。
表向きにはアリーナの運営と、そこに参加しているレイヴン達への情報提供を中心に活動。
裏では各企業からの依頼を各々のレイヴンに提供し、仲介料を得ている。
いわゆるマフィア的な存在だが、依頼内容には徹底した不干渉を貫き、中立的な立場をとっている。
旧来の「レイヴンズネスト」とほぼ同様の機能を持つ。
しかしアリーナ運営という性質上、各レイヴンを自社の商品として捉えてもいる。
アリーナに登録された各レイヴンには、それぞれ担当者を設定。
ミッション時のサポートなども行う(その費用は当然仲介料に含まれる)。
レイヴンズ=ネスト崩壊後、こうした仲介活動を行う組織は乱立したが、
現在はごく小規模なものを除き、ほぼコンコード社に一元化されている。
  • 強化人間手術はしっかりと受け継がれているようだ
  • ネスト崩壊後の仲介組織乱立の状態とは、LRをイメージすれば分かり易いだろうか
  • ACの貸与も行っている。エネたんがACに乗っているのも(そして機体を売れないのも)この理由だろう。

ジオマトリクス (Zio Matrix)

旧ムラクモ系に属する企業体。
地上進出の際に「火星テラフォーミング計画」の概要を発見し、最も早く火星の調査を開始する。
現在も火星最大の勢力を持つ。
  • 製品は多種多様な付加機能や先進性のあるデザインを重視しており、優れた製品は選ばれた人々にこそ与えられるべきだと考えている。
  • ビジュアル性を重視する姿勢に共感したレイヴンも多いと思われる。
  • E砂や111ハンド等、全体的に性能が高めのパーツを取り揃える。でもFCSだけは勘弁な!
  • 先進性を強調するだけにタンクは全てホバータイプで、EN兵器もエムロードより充実している。フロート脚部に至ってはジオ社の独壇場である。
  • 他の企業と違い、MTの支援があるミッションが一つもない。
  • 一応ミッション「遭難者救出」の開始時の会話ではジオ社側のレイヴマスカーがプレイヤーと共に調査ポッドの捜索に当たっている様子が見受けられる。まぁ結局主人公一人で捜索に向かうのだが。
  • 他企業に狙われる立場ということもあり、「防衛」「救援」といった内容の依頼が多い。
  • ゲーム中盤までは落ち着いた様子だったが、後半になると主人公を騙して抹殺しようとしたり、主要都市にミサイルを撃ち込もうとしたりと完全に暴走する。最終的には地球本社側に雇われた主人公に鎮圧され、LCCの管理下に入ることとなった。
  • 「では、よろしく」と依頼文を締めることが多い。この言い回しはSLのミラージュ代表にも受け継がれる。
  • 地球本社のブリーフィングは男性ボイス。溜息まじりとでも言えそうな疲れ切った声から、火星支社の暴走に手を焼いている様子が感じられる。
  • 地球本社は一見まともっぽいが、「騒動の発端がLCCなのは明らか」などやはりAC企業らしい姿勢が見られる。AAでは全ての責任を火星支社に押し付けたことで、損害を最低限に抑えたらしい。恐らく本社への被害を抑える他にも火星支社に好き勝手やられた事への報復措置という目的もあったと思われる。


エムロード (Emeraude)

旧クローム系の企業が中心となり、形成された巨大複合企業。
地球最大の企業体であるが、火星への進出に際してはジオ社にやや遅れをとった形に。
現在もその差は埋まりきっておらず、No.2の座に甘んじている。
火星での支配権強化に躍起になっており、そのためには積極的な実力行使も辞さない。
自社がナンバー1であるというプライドが高く、強引かつ高圧的な態度をとることが多い。
  • 英語音声だとひどく訛りがある。アーデンリバーをアルデンリバルと言ったり。ドイツ系。しかし社名はフランス語(エメラルドのフランス語)。どっちだよ。
  • 「ズィオメェィットゥルルルィックス(巻き舌)」
  • 海外のプレイヤーからすると、どこの国とも取れないカオスなアクセントらしい。ゲーム独自のアクセントといったところか。
  • 兵器には過剰な機能も飾り立てたデザインも必要ないという信条を持ち、良い兵器は多くの人々に行き渡るべきだと考えている。もろジオマトリクスへの当てつけである。
  • 説明どおりジオ社に比べ、爆発的な性能のものは少ないが(せいぜいハングレくらいか)、タンクの名作D1S1や軽量中二、優秀な軽量腕、武器腕高速ミサ等、堅実なパーツを多く揃える。しかしジェネはバレーナ、ブースターはジオ社に惨敗。しっかりしろよ!
  • LODD-8やBLAZER等、優良FCSの悉くを手掛ける。レイヴン達の「目」とも呼べる存在。
  • 低価格タンク「ELC-MLK0303」など、安価を売りにしたパーツが見られるのも特徴。「より多くの人に力を」という理念が現れている。
  • 上記の信条の通り、パーツの見た目は鉄板や装甲を張り付けたようなゴツゴツした物(特に腕部パーツ)が多い。
  • EN兵器の数は多くはないが、パルスキャノンやいくつかのパルス・レーザーライフルも製作しており、後のクレストほど少なくはない。
  • アリーナ上位ランカーのフレームは殆どジオ社製。悲しい。
  • レイヴンに確実に依頼を遂行してもらうためか、7つのミッションの内3つでMTの支援を付けてくれる。
  • 序盤はこの企業からばかり依頼がくる。内容も他勢力への妨害ばかりである。
  • 2では、ジオ社やLCC打倒に力を上げていたものの、バレーナやフライトナーズの攻撃を受けたことで勢力は壊滅。切り札のSRBIAも無力化され、最終的にLCCに降伏した。ゲーム中盤の比較的早い時期で退場することとなる。
  • 手段を選ばない腹黒な姿勢はAAでパワーアップ。VSミッション限定の依頼では、人体実験に手を染めていたことも判明する。

バレーナ (Balena)

地球ではむしろ弱小の部類に入る企業だが、火星進出以後急速に業績を伸ばした。
騒乱の多い火星で需要の高いAC用兵器において、次々と画期的な新技術を開発、市場に提供する。
しかしながら上記2社には及ぶべくもなく、近年ではほぼ頭打ちの感がある。
両者間を器用に立ち回り、自社の勢力を伸ばすべく苦闘している。
  • 後のキサラギの系譜に繋がる変態技術系企業。だが作っているのはいたってまともなパーツばかり。
  • ディソーダーのような生体兵器を開発していたりもしない。
  • HOY-B1000やBAMSをはじめ、アセンには欠かせないパーツを多数擁している。
  • 企業間では中立という立場で争いを回避し、裏ではLCCに協力するなどして上手く立ち回っていた。LCCが全企業を管理下に置き、火星を統>一するとともに、バレーナもストーリーから退場することになった。
  • 終盤で火星全土を焦土にできるほどの超巨大要塞STAIを独自開発していたことが判明する。作中ではLCCの管理下に置かれていたようだが、バレーナの切り札的な役割もあったのかもしれない。
  • 2では比較的まともだったのにAAではドス黒い腹黒企業に。火星と地球とではこうも性質が違うのか…
  • ブリーフィングの依頼文はとても丁寧。ちなみに、バレーナからのメールは一回しか送られてこない。

地球政府 (Government)

アイザック条約後に作られた調停機関(=地下世界停戦委員会)を前身とし、地下世界全域を統括 。
30年戦争を生き残った主だった企業/組織/レイヴンらの代表によって設立されている。
各企業体の残存兵力を統合することで、強い統制力を持った。
設立当初は地下世界の再建に力を注ぐも、それが困難であることが判明。
その後、地上への移住計画を発表。その推進に尽力している。
地上への復帰はこの20年間で大きく進展を見せているが、問題も多い。
火星に進出した企業に対し十分な統制力を発揮できず、火星は事実上無法地帯と化している。
  • ストーリー後半のミッション依頼は大体ここから来る。
  • 声質から漂う切実感。よほど切羽詰っていたのだろう。
  • 地球と火星を表す丸2つに「the Central Union of Earth」と書かれたエンブレムを持つ。サンプルエンブレムには登録されていない。
  • AAのサンプルエンブレムに地球政府と思われるものがあるが、「E.G.F」と書かれた作中とは異なるエンブレムになっている。


LCC (Large scale enterprises of Central Committee)

正式名称は「企業中央委員会」。
火星の統治機構として政府によって設立された組織。
「地上の復興を最優先とする」という政府の方針を受け、十分な人員を有しているとは言えない。
特に武装面での立ち遅れが目立つため、先行して進出した企業体に主導権を握られている状態。
  • ブリーフィング声の人は後のAAのエムロードの人…のように聞こえるがキャストを見ると別人のようだ。
  • 高圧さを感じさせるが、しっかり報酬は払うし秩序のために行動している意味でも良識的。
  • 依頼文の特徴として、とにかく一言多い。「レイヴンに依頼するのは気が進まないが」とか「特殊部隊の邪魔をしないように」とか、いちいちイラッとさせてくれる。
  • ようやく火星での覇権を握れたと思った矢先、高官が殺されてしまうという不運な組織。
  • 勢力の一つとして登場するのに、企業と違いサンプルエンブレムに登録されていない。舞台が違うAAでは名前すら出ないなど不遇である。
  • 組織の英語名が「中央委員会の大企業」という意味不明な熟語になっているが、英文としてこれで正しいのだろうか?
  • AC2の発売より後に格安航空会社という概念が現れたとき、この組織のことを思い出したレイヴンもいるだろう。

特殊部隊フライトナーズ (Frighteners)

LCCの統制力強化のため、地球政府が編成し火星に送り込んだ治安維持部隊。
中核となるメンバーに、現役レイヴンを高給で雇い入れており、その戦闘能力は極めて高い。
隊長であるレオス・クラインは、かつて「ナインブレイカー」の称号を保持していた強者。
  • 様々な機体構成で各コードネームには「~ドック」と付いている。
  • 通称「政府の犬」。「~ドック」と付くことや、地球政府所属の部隊ということから
  • どうも、この部隊にとって両肩武器は飾りらしい。
  • タンクが居ないとはどういう訳だ(´神`)
  • 2系のACエネミーはMT並みの装甲なためかイマイチ印象に残らない。
  • カラーリングも殆ど同じ。脆さも相まって本当にACとは思えない。
  • AC2のゲーム発売当時のイベントでエンブレムデータが配布された。今現在所持している人は非常に少ないと思われる。
  • 部隊名は英語で「怖がらせる者たち」の意。
  • 下っ端はかなりお手本通りのオーソドックスな機体構成が多い。

レオス・クライン

「ナインブレイカー」としてアリーナに君臨した過去を持ち、その後レイヴンを引退していたが、治安維持部隊フライトナーズの隊長として復帰する。
LCCと共闘しているが、野心家という噂もありその真意は謎である。
かつてジオマトリクスが行った初の火星探索時に警備要員として参加していた過去を持ち、そのためか火星への思い入れは深いようである。
レイヴンズネストが存在していた時代から生きている人物であり、実年齢は90歳近いが、肉体改造を受けた「強化人間」であり、40歳前後の体力を保っている。
  • 消えろイレギュラー!」という発言は伝説化している。
  • 初代主人公やMoA主人公との説もある。もちろんそんな公式設定は無いのだが、結構有名。
    • 「レイヴンズネストに所属していた」「ナインブレイカーとしてアリーナトップに君臨し、以後頂点の座を守り続けた」という2つの設定。これはつまりネスト壊滅直前にトップだったナインボールをランキング2位にするor撃破するのを達成したということであり、それが可能なのは時期的に初代主人公かMoA主人公くらいしか居ないだろう…という考察と思われる。
    • 最も、初代やMoAの展開上ナインボールのトップ陥落(or撃破)が公になったのかは謎であるが…
  • 英語音声の「消えろ、イレギュラー!」や「レイ……ヴン……」は笑える。ダァイレヴォオオオン!!
  • ストーリー分析を進めると、むしろ主人公より彼の方がイレギュラーっぽく思えてきたりもする。
  • OP機と全く同じ機体を操るが、エンブレムが異なる。こちらはフライトナーズのエンブレムだが、OP機はジオ社のエンブレムを付けている。
    • 厳密にはレーザーキャノンをグレネードに、EN盾を月光に換装した別機体。ほぼカラサワしか撃ってこないので分かり難いが。

ボイル・フォートナー

フライトナーズ副隊長。30歳前後の男性。クラインの腹心で、レミルの双子の兄。
レミルとともに地球のアリーナで活躍していたレイヴンであったが、その腕をクラインに買われ、フライトナーズに加わる。好戦的な性格で、戦いの場を求めて火星に渡った。
クラインの秘められた野心に薄々気づいている節もあるが、彼自身は関心が無い。
  • EマシがMoA性能だったら強かったろうに…
  • ↑それ以前に判定がMT扱いなんで防御力不足の方が深刻。(まぁ、連戦になるから堅すぎると困るんだが…)
  • 両肩キャノンなんて飾りです。偉いh(ry
  • 好戦的な性格の様だが機体がこれでよく好戦的になれたものだと感心する。
  • クラインやレミルと違い、エムロード製パーツがメインの機体を駆る。

レミル・フォートナー

フライトナーズ作戦参謀。30歳前後の女性。クラインの腹心で、ボイルの双子の妹。ボイルとともに地球で活躍していたレイヴン。
クラインの強さに心酔しており、また彼の説く理想に共感し、フライトナーズに参加する。
戦闘向きの非常に強気な性格ではあるが、ボイルとは違いより冷静・冷酷に行動できるタイプ。
  • 中の人は後のセレンさんである。
  • ステルス装備の軽量機体を駆るのだが、彼女と戦うことはない。
  • フォボスで好き放題できる。
  • ENスナイパー+光波ブレ+ステルスの軽量機体。実際戦ってもボイルと同等かそれ以下の手応えしか感じられなさそう。

ディソーダー (Disorder)

火星各地に出没する所属不明の戦闘メカ群の総称。
LCCの公式見解では、第一次テラフォーミング期に送り込まれた自律型作業用メカが原形。
それが自己複製を繰り返すうちに生まれた進化形態という事になっている。
一方で明確に戦闘用の機能を有したタイプも多く、真相は不明。
これまでに様々なタイプの個体が確認されており、その殆どは集団での組織的行動をとることが多い。
それゆえ行動をコントロールする「中枢」が、どこかに存在するのではないかと言われている。
  • 語源は混乱(ディスオーダー)か?
  • ↑兵隊(The Soldier)の読み方変えかも、ザ ソルジャー→ジ ソルジャー→ディソーダー
  • 生体でありメカでもあるという設定だが、生体センサーがないとロックできない。緑ザコからクラインまで全部そう
  • 同種類の場合、小さい奴が一番厄介
  • 大量のディソーダーが出現するミッションにおいては、ロケットやバズーカなどの一撃で仕留められる武器がおすすめ。レーザーブレードを使う場合は、上記の小型ディソーダーによけられるので、攻撃を低くするためにタンクもしくは四脚を使用したAC等を用いること。




コメント


  • あまり知られていないがAC2のランカーのページに同様の項目が存在する。 -- 名無しさん (2024-11-30 14:18:44)
  • ↑アリーナの当該項目をこちらに統合しました -- 名無しさん (2024-12-02 08:41:01)
  • スマホで見ていて違和感があったので書式を修正しました。ついでに質問なんだが、この説明文ってどこ情報?攻略本? -- 名無しさん (2024-12-03 21:47:38)
  • ↑攻略本にあったな -- 名無しさん (2025-03-20 19:46:30)
名前:
コメント:
最終更新:2025年03月20日 19:46