ヴェントタード(理:venthtard、里:fégtado)とは、ケートニアーの頭部を物理的に破壊することによって殺害すること、またその手法で行われる死刑のこと。日本語文献では、頭爆(とうばく)とも書かれる。
概要
ケートニアーは驚異的な身体回復能力を持つため、無力化するためには1)造モーニ体を破壊することによるWP死、2)命モーニ体を破壊することによる根本的非ケートニアー化、のいずれかを選択する必要がある。外科手術の進んでいなかった古代・中世では腎臓付近に存在する造モーニ体或いは脳内の命モーニ体を摘出しようとしても、麻酔が無かったため該当ケートニアーが刑罰の痛みに耐えられず
ウェールフープで暴れる可能性が高かった。このためケートニアーを処刑する際は脳内の命モーニ体を目標として、頭部を爆破或いは物理的に破砕することで無力化した。
近代以降、
ヴァスプラード意識の向上により、死刑は忌避されるようになった。
ユエスレオネ連邦では憲法において死刑が否定された結果、
ヴェントタードは過去の野蛮な刑罰の一つであるという印象が高い。それゆえ、ユエスレオネの
リパライン語話者にとっては「ヴェントタード」という語はあらゆる死刑を表す代名詞にもなっている。
最終更新:2022年05月11日 08:35