リナエスト文字

ŠHNeskékfeyによる書き初め
類型 アルファベット
音節文字(古代)
言語 現代中央リナエスト語
発明者 自然発展
時期 現在
親の文字体系 デュテュスン・リパーシェ
碑文体

リナエスト文字またはユシュコリェート(現代中央リナエスト語:Yusktoletz、yusktoletz)とは、文字体系の一つ。現代中央リナエスト語などを表記する中央リナエスト人(ユシュコプロイヤ、メニョイシヤ)由来の文字体系である。日本語文献では里字と書かれうるが、リパーシェと混同する可能性があるため、「リナエスト文字」という表記が望ましい。


概要

 リナエスト文字は主に現代中央リナエスト語を表記する独自の文字体系である。現代中央リナエスト語の音韻論上、文字と音素の対応性はあまり高くはない。
 リナエスト語文字の特徴として、音素を持たない「特殊文字」という文字があり、単語中に出現することがある。

メタ

 Šäyhskä Haltfäwske Neskékfeyによって2020年くらいに作成された。リパーシェ碑文体をベースに独自の文字を考案した。最初期は音節文字として作られやや複雑な仕組みを有していたが、リパーシェ化を推進したため、リパーシェから断続的に文字を取り入れ現在の姿となった。
 これらの旧バージョンは記録に残しておき、旧時代のリナエスト文字ということになっている。

ラテン字転写の出し方

 作者であるS.H.Neskékfeyによって、現代中央リナエスト語のラテン字転写に関してPCでの入力を行う場合はWinComposeの使用を推奨している。
 以下はWinComposeにおける現代中央リナエスト語のラテン字転写で用いる文字の出し方の一例である。

Š ジュヘー
 ◆ + v + S

Ĵ ズホー
 ◆ + ^ + J

Ä アー・ドゥーシュ
 ◆ + " + A

Ú ユー
 ◆ + ' + U

Ö オー・ドゥーシュ
 ◆ + " + O

É イェー・イェーネ
 ◆ + ' + E

字形

 考古学的研究により古典期は右から左に綴られていた可能性があると言われており、徐々に諸文字体系の影響を受けて右横書きに変化した。その際、字形のいくつかは左右が反転した。
 また、その他にも古典期のリナエスト文字は単字形と合字形によって字形に若干の差異があった。

 リナエスト文字は通史的に字形がよく変更されており、また統一されていない音素も少なくなかった。また、断続的にリパーシェから字形を借用する場合も少なくなく、現在もしばしば略字的にリパーシェの字形が用いられる。 

字体

Túzdúzroposcaのキーボード表
筐字体
 筐字体(きょうじたい)またはドヅノロポシュカ(現代中央リナエスト語:TúzdzúzroposcatUzdzUzroposca)は主にモニターや印字で用いられる書体。平たく言えばドット文字である。

 フォント「Túzdzúzroposca」はデュテュリパ方式を採用しているため、記号付きアルファベットを大文字に、通常のアルファベットを小文字に割り当てている。すなわち、以下の文字は出し方が独特なため留意しておく。

  • é > E
  • ú > U
  • ö > O
  • ä > A
  • š > S
  • ĵ > J

 また、キーボードのBには何も割り当てられていないため、入力しても何も出てこない。

関連項目

最終更新:2025年02月09日 11:40