ヴィテールグモ
発見 中世前半
特徴
脚部 8本
体色 黒と赤の二色
複眼
分類 Sdile(節足類)Fulemos(複数の脚部とを持つ)Laimo(鋏角を持つ)Eileamo(蜘蛛科)
生息域 ヴィテール全域
発見者
ユフィア・ノレヤンティ ザクサナティ・ウルカ
ヴィテールグモ(優: Viterle-Eileamo)は、クラナ大陸・ヴラユヴィテール主義共和国のみに生息する節足類。昆虫ではない。


概要

 約3cmほどの大きさを持ち,比較的大型のクモとして知られている.腹部に対となる2本の紡績腺を持ち、そ子から生成される糸を用いて繭を作る.この繭はヴィテールグモの主な棲家となる.また,生存手段の一環としても利用されることがある.
さらにヴィテールグモは,糸に微量の神経毒を含ませ,捕えた獲物を素早く麻痺させるとともに,自己防衛の手段としても,これを使用する.神経毒は比較的微量であるため,人間にもたらす害は比較的軽微であるが,ヴィテールグモが主食とする昆虫に対しては強力に作用する.この毒は獲物を捕らえるだけでなく,ヴィテールグモを捕食しようとする他の生物からの攻撃にも,ある程度対応させる役割を果たす.
ヴィテールグモは通常,一度生成した繭を本拠地として使うが,稀に複数の拠点を持つこともある.
しかし,これらの拠点は一時的に使用されることが多く,ヴィテールグモが本格的に生活する場所としては機能しない.
そのため,他の個体にその巣を占領されることがしばしば散見される.このような生態は,個体間で見られる興味深い行動の一つであると言える.
ヴィテールグモの外見は非常に特徴的である.色は黒と赤の二色に分かれており,足は8本存在する.特に,頭部側に近い2本の足は非常に鋭い爪に変化しており,この爪が一体どのような目的で使われているのかは,現時点では明らかになっていない.

文化

ヴィテールにおける主要な存在であり,ウル市の洞窟で発見された絵(ルームネィ戦士の壁画)に描かれていることが近年判明した.
ヴィテールグモが作る糸は,特にヴィテールの伝統衣装に利用されていることで有名である.ヴィテールグモが作り出す繭は非常に細い繊維を含み,これを湯晒しして無毒化した後,繊維として利用する.この糸は非常に強靭で美しい光沢を持ち,絹のような特性を示す.
しかし,ヴィテールグモが1匹単位で作る繭の量はその体長にしては少なく,さらにその繭を作るためにはヴィテールグモが成長していなければならず,かなりの手間がかかる.これはヴィテールグモの寿命(約9年)に比して、有意に少ない.

関連項目

最終更新:2025年02月28日 18:53