魔道盾を愛でよう
「魔道
盾を愛でよう」のコーナーです。ここでは
魔道盾の名称や見た目、小ネタについて考察していきます。
魔道盾について詳しく知って、本作ドラゴンズドグマはもちろんのこと、ドラゴンズドグマ2でもファンタジーの世界にさらに没入してプレイしましょう。
【説】は説明文の略です。
目次
ラージウッド(英:Wooden Wall)
- 【説】一般的に普及している木製の魔道盾。何の変哲もない形状だが汎用性は高い。
- 2枚の湾曲した木の板を、金属で固定・補強した魔道盾(大盾)。盾の中心にある円形具(盾心)に彫られているマークは恐らく聖属性のアイコンだと思われる。
- 史実では『タワーシールド(英:Tower Shield)』と呼ばれるそうである。タワーシールドとは『首から足の脛までを覆える大きさの盾』(≒60cm以上の盾、大盾)の総称とされている。
- なお、ラージウッドと同様に、半円柱状の木製の盾が一般的だったそう。この湾曲は、蒸気を用いて加工されており、これによって敵の攻撃を受け流しやすくなる。特に弓矢の攻撃を一切受け付けなかったとされている。しかし、その後に発明された良質な弓矢の攻撃を防ぎきることができず、3世紀末には戦場で使われなくなったと言われている。
- 余談だが現代において、警察隊がデモの鎮圧などに使う盾もタワーシールドの一種とされている。
- 日名は「Large(大きな)Wood(木)」。そのまま『大きな木(の盾)』である。
- 英名は「Wooden(木の)Wall(壁)」。こちらも「(壁のような)大きな木(の盾)」である。
ウッディマジック(英:Magick Buckler)
- 【説】聖水を浸み込ませて魔力を高めた魔道盾。木が魔法を唱えているような見た目が特徴的。
- しっかりと縁が補強された楕円形の魔道盾。中央の円形具周辺に五大属性(炎・氷・雷・聖・闇)のアイコンが刻まれている。これはドラゴンズドグマの大盾が「魔道盾」であることを示すものであり、ほかの魔道盾にも刻まれている。
- 日名の「ウッディ(woody)」は『木のような』の意、「マジック(Magick)」は『魔法・魔力』。説明文の「木が魔法を唱えているような」名前なのだろうか…?
- なお英名の「Buckler(バックラー)」は、本来は『(小型の)盾』の意だが、ここでは単に『盾』であることを示している。
ナイツオナー(英:Knight's Honor)
- 【説】誉れ高き騎士愛用の剣から作られた魔道盾。騎士の魂の崇高さが力となって宿っている。
- ゆるやかな逆三角形で、上部の角二つが窪んでいる、金属製の魔道盾。盾心周辺の属性アイコンは炎・氷・雷・闇。なお縁に薔薇のような細かなトゲの模様、濃い緑の部分は葉や茎のような模様が施されている。
- 「ナイツオナー(Knight's Honor)」は、『騎士(ナイト)の名誉』という意味。
- ゲーム内では、涸離宮内のMKの衛兵やスケルトンロードが用いている。なおスケルトンロードの「ロード(Lord)」とは、『~卿(騎士or特定階級層者の敬称)』のくだけた言い方。
レアウドンウォール(英:Fine Magick Buckler)
- 【説】魔力を宿す希少な樹木から作られた魔道盾。まさしく壁のごとく敵の攻撃を防ぐ。
- 先の「ウッディマジック」の上位互換品だと思われる。紋様が追加され、さらに赤く染められて派手な見た目になった。よく見ると五大属性のアイコンもしっかりと彫られている。
- 日名の「レア(rare)」は『珍しい•貴重な』の意、「ウォール(wall)」は『壁』の意であるが、「ウドン」の部分が何の意味なのかは不明。「wooden(木製の)」か、「Woden(北欧神話の神オーディン)」のどちらかだと筆者は予想する。
- 英名の「Fine(ファイン)」は「正常な•品質の優れた」の意、「Magick Buckler」は[ウッディマジック]のこと。つまり上位互換品であることを謳っている。
ウィザードオブウィザード(英:Wizard's Vizard)
- 【説】偉大な魔術師のレリーフ(浮き彫り)が刻まれた魔道盾。不思議な煌きを持つ、知る人ぞ知る至極の一品。
- 老人の顔が彫られている青みを帯びた金属製の魔道盾。上下左右に雷・闇・炎・氷属性のアイコンが彫られている。
- 老人の顔のモデルは魔法&騎士関連として、恐らく「賢者マーリン(イングランドの叙事詩である[アーサー王伝説]に登場する大魔導師)」だと思われる。
- 史実では『カイトシールド(英:kite shield)』の一種だと思われる。詳しくは一つ下の項「ブルーカイト」を参照。
- ゲーム内では、隣国からの派遣騎士であるジュリアン卿が用いる魔道盾。入手方法については、MQ信念と矜持を参照。
- 「ウィザードオブウィザード(Wizard's Vizard)」は、「Wizard」が『魔術師』の意、「Vizard」が『面(仮面)』の意である。つまりは『魔術師の仮面』となる。(なおVizardは実際にはヴィザードやバイザードといった発音に近い)
ブルーカイト(英:Blue Kite Shield)
- 【説】魔力の伝わりやすさを追求した魔道盾。領都騎兵団が用いる盾としても知られている。
- 木・金属・布(革?)で作られ、青と白に塗装された魔道盾。薄っすらと透けた木の年輪が見える。また白い十字架型の模様と、その中央には五大属性のアイコンが描かれている。
- 名称の「ブルー(blue)」は『青色』の意、「カイト(Kite Shield)」は『カイト・シールド』という盾のことである。
- 「カイトシールド」とは、『上部は丸く下部は尖った逆三角形の盾』の総称である。西洋の凧(たこ、カイト)に形が似ていたことが名前の由来。素材は、木の板をベースに、表面は主に金属板を、紋章入りのものは木・布・革を貼っていたらしい(ブルーカイトと同様である)。なお史実では、馬に乗る騎兵に特に好まれていたそうだが、一般の兵士にも広く普及していたそう。
- 11世紀にノルマン人(海を挟んでイギリスの真南の地域の民族、第二次世界大戦末期のノルマンディー上陸作戦が行われた地域の民族)が英国を征服した際に伝来し、その後13世紀初頭までヨーロッパで用いられた、と言われている。その過程で小型の「ヒーターシールド」が開発された(領都の盾を参照)。
- 余談だが、説明文に「領都騎兵団が用いる盾」とある。ドラゴンズドグマの世界に馬が存在している…ということなのだろうか…?
ライトニングカイト(英:Thunder Kite Shield)
- 【説】かつて名もなき魔道盾職人によって。偶然作り上げられたと伝えられる魔道盾。
- ブルーカイトと同じ形状の魔道盾。雷属性が付与されているだけだが、重量が0.8も増えた。
- 日名の「ライトニング(lightning)」は『稲妻のような』の意、英名の「Thunder(サンダー)」は『雷』の意である。
エンジェルスキン(英:Angel's Sanctum)
- 【説】はるか昔に特殊な素材から作られた魔道盾。時を経てなおその輝きが失われることはない。
- 「ナイツオナー」と同じ系統の、銀色の魔道盾。よく見ると茎の模様もほぼ同じ。
- ナイツオナーと比べると、盾の形状が平行四辺形になり、盾の窪みが1つに減った。さらに盾心(中央の円形具)に星型模様と、縁には波打つ模様が彫られている。
- ちなみに[ナイツオナー]や[エンジェルスキン]の盾の窪み部分は「ブーシュ(仏:bouche-口)と呼ぶらしく、本来こういった形状の盾は槍と一緒に使用されることが多かったそう。
- 「エンジェル(Angel's)」は『天使(の)』もしくは『守護神』の意。日名の「スキン(skin)」は『皮膚・肌』の意で、『天使の皮膚』となる。
- 英名の「Sanctum(サンクトゥム)」は『神聖な場所』もしくは『(人の妨げを受けない)私室』の意。意訳すると『天使の加護がある場所』…といったところだろうか。
- 若干、色合いが異なるが、スケルトン系魔物敵の最上位種の片割れであるシルバーナイトも装備している盾でもある。
ドラゴンズスケイル(英:Dragon's Faith)
- 【説】猛々しき竜の名を冠する至高の魔道盾。魔力を秘めた竜の鱗から作り上げられている。竜の教え、全12の内の1つ。
- 竜の背中のような魔道盾。よく見ると二頭の竜が描かれている。
- 日名の「ドラゴンズスケイル(Dragon's Scale)」は『竜の鱗』のこと。
- 英名の「Faith(フェイス)」は、元はラテン語で『信頼』の意、そこから派生して『信頼・(理を超えた)信念・信仰・教義』といった意味ももつ。「竜のフェイス」だが、はっきりとどの意味なのかは分からない。
- 色が違うものの、リビングアーマーが用いる盾だと思われる。
ダークパベーゼ(英:Dark Buckler)
- 【説】あふれ出さんばかりの魔力を備えた魔道盾。丹念に鍛え上げられた未知の金属がその魔力をつなぎ止めている。
- 黒い金属製だが、ラージウッド系統の形状をした魔道盾だと思われる。銀色の装飾が多く施されており、盾の縁7か所が尖っている。また五大属性のアイコンも施されている。
- 「ダーク(Dark)」は『暗黒•暗い(色)』の意、英名の「Buckler(バックラー)」は、ここでは単に「盾」の意だと思われる。組み合わせると『暗い盾』。
- 日名のパベーゼの意味は不明。ちなみに後述の[アトラクトパペーゼ]は、「ベ」ではなく「ペ」になっている。
シャインシールド(英:Lustrous Great shield)
- 【説】太陽のごとき輝きを持つ白銀製の魔道盾。邪(よこしま)な心を持つ者は触れることさえ許されない。
- レアウドンウォールとほぼ同じ形状&似た模様の魔道盾…と言うか、ほぼ確実に左記の魔道盾の上位互換品であり、説明文にも記載されている通り、木製から完全な金属製になっている。例によってウルドラ聖武器特有の金と紫の輝きを帯びている。
- 日名の「シャイン(shine)」は『輝く』の意、そのまま『輝く盾』である。
- 英名の「Lustrous」は『光沢のある』の意、「Great shield」は『大盾』の意だと思われる。つまりは『光沢のある大盾』である。
ゾンビグレイブ(英:Zombie bane)
- 【説】ゾンビすら墓に葬ってしまう魔道盾。アンデッド系のモンスターに大ダメージを与えることができる。
- 「ラウンド・シールド(円形の盾)」に、十字架型の金属板とゾンビ(恐らくアンデット)の顔のレリーフを張り付けた魔道盾。聖と闇属性のアイコン、植物の根のような模様も特徴的。
- 日名の「グレイブ(grave)」は『墓穴・死』の意。つまりは『ゾンビを墓に戻す盾』ということだろう。…武器説明文の通りである。
- 英名の「Zombie bane(ゾンビベイン)」は、『ゾンビを破滅させる』の意。『ゾンビキラーの盾』と言い換えられる。
- アンデッド系(エリミネーターなど)の他に、どうやらワイト系(ダークビショップなど)やカースドラゴン、デスにも有効らしい(海外wiki情報)。なお、スケルトン系やファントム系には特効効果が無い。
- 筆者はまだ未検証なのだが、意外と強いのかも…?、特に黒呪島で。なお、攻撃力は金竜強化で、無強化のシャインシールドとほぼ同等。よろめかせ力やガード性能は無強化のアトラクトパペーゼよりも高い。
ブリリアンス(英:Brilliance)
- 【説】深淵を見通す瞳を思わせる異形の魔道盾。防御力が0になってしまうが、その分を魔法防御力に変換することができる。
- アームスフロムキング(メイス)のような、錬金術っぽい装飾が施された金のフレーム(枠)と、聖属性のアイコンが施された黒い瞳(小盾?)が特徴的な魔道盾。金のフレームには聖以外の四属性と、何かしらの文字(呪文?)が彫られている。
- 名称の「ブリリアンス(Brilliance)」とは、『光輝(光りと輝き)』もしくは『明敏さ・すぐれた才気(=頭の働きが鋭いこと)』の意。
- [アビスアンガー]や[セントグレイス]と相性が良いらしい(海外wiki情報)。確かに物理防御力がカットされるということは、被ダメージ量が増える…つまり上記のスキルの効果が増大するということだが、諸刃の剣のような気がしなくもない。
アトラクトパペーゼ(英:Purged Buckler)
- 【説】聖なる力を宿したダークパペーゼ。敵の注意を惹きつける効果がある。
- 説明文のとおりである。敵の注意を惹きつける効果が注目すべき点だろう。
- 日名の「アトラクト(attract)」は『惹きつける』の意なので、特殊効果を指した名称である。
- 英名の「Purged(パージ)」は、元はラテン語で『清潔にすること』の意。そこから『(汚れ・異端者などが)一掃された』もしくは『(罪などを)清め落とされた』の意になった。おそらくは、『聖なる魔法で清められた盾』ということだろう。
ダイアボリックシールド(英:Diabolic Shield)
- 【説】秘められた魔力が網目状の紋様となって表面を覆う魔道盾。装備者の絶望感を防御力に変えるとされる。
- エンジェルスキンの上位互換品。色が赤と黒に変わり、盾の下部が逆三角形状になった。模様も少し変化がある。
- 名称の「ダイアボリック(Diabolic)」は『悪魔の(ような)・ずる賢い』といった意味である。つまり『悪魔の盾』である。深い意味はないと思われる。
その他
- 錆びた魔道盾(英:Rusted Magick Shield)について
- 逆三角形の盾幅の広い魔道盾。ドラゴンズスケイルと形が似ているが、ちょっと大きさが異なるので太古に存在した別の武器なのだろう。
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最終更新:2024年05月30日 06:48