神の玩具

かみのおもちゃ

の世界観(神座万象シリーズ)における用語。

の加護を強く受けた者。神の操り人形。神の細胞。
神の自滅因子触覚等の神との関わりが深い者が該当する。あるいは神の法則下(管理型)にある者達。
神によって定められた役割を演じるだけの存在。自由意志など何一つとして無い。元々全生命の属性を神のモノへと染め上げてしまうのが座のシステムだが、管理型の治世においては生命は神の細胞という側面がより強くなる。各々が個性や信念を持っているように表面上は見えても、実際は自由意志などない人形劇に過ぎない。よって第一神座には神の意向により戒律という個性を後付け可能なシステムが存在する

宿儺が言うには「主役の条件」。これは座の世界における一つの真理。大きな物語の奴隷として従う生き方。
こういう神の玩具たる運命から脱するためには、己の真実を知り受け入れた上で、新たな己の在り方を見出し決める必要がある。というのは天魔・夜刀の玉言。

摩多羅夜行は本当の意味で自負や自己愛を持たず、あらゆる意味で神の玩具であったが、己の真実を全て知った上で立ち上がり、私はお前のものではないと御門龍水に宣言したことで「我思うゆえに我あり」と独立を果たし、真の自負を持った。
このように、いわゆる神の玩具的な者が創造主から「卒業」することで業を突破することは間々ある。

坂上覇吐久雅竜胆畸形嚢腫の真実を知り、新たに自分達の生き方を定めることで成長し、自滅因子の運命から脱している。
御門龍水だけは唯一明確な例外で、彼女は己の真実を知ってはいけない。

藤井蓮遊佐司狼メルクリウスの影響を多大に受けている都合のいい存在であったが、神咒神威神楽ではメルクリウスが死に、天魔・夜刀が女神への愛でその影響下から抜け出している。三つ巴ルートで蓮は己の真実を知り神の加護を全て捨て去る決意をすることで水銀中毒の抜けた本来の姿で戦いに挑み、司狼は渇望を自覚したことで神の加護を自壊させる異能に目覚め、修羅道に囚われた仲間達を自軍に引き込んでいる。
反面、ラインハルトDies iraePANTHEON自滅因子という関係性が失われた後も、己が水銀の自滅因子であることを、人が他者から影響を受けて己になるというのは常識的なことでしかないと完全に受け入れている。

ナーキッド勇者という二元論のシステムに適合した存在として生まれ、一度はその立場を奪われるものの、勇者然とした生き方は変えなかった。

対象が神でなくとも、何かしらの上位者の意思で動く都合のいい存在なら、それも神の玩具に相当してると言っていい。例えばアフラマズダワルフラーンにとってのマグサリオンクインであったり、ナラカにとっての観測者のような。


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コメント

  • エンテレでは当代の神の法に最も適応している優等生として「首席」という単語もできた -- 名無しさん (2025-06-23 23:07:21)
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最終更新:2025年06月24日 16:27
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