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聖杖

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聖杖とは、神聖暦300年の魔王討伐戦において、ハデス社が開発し、魔神教遠征軍が使用した魔晶兵器の一つである。魔晶に光の第15階梯神域(ディバイン)を封入し、複数本を連携させることで神呪級魔術の発動を可能にした。

構造と機能

聖杖は細長いペン状の形状を持ち、複数人が同時に使用することで機能する。技術的には、ハデス社の魔晶技術による魔術の機械発動と、旧ルーメン社の刻印技術による術式増幅を組み合わせたものである。

その機能は大きく二つに分けられる。

• 分担発動 - 光の第15階梯神域(ディバイン)を継続的に発動するため、複数の覚醒魔装士がそれぞれ聖杖を用いることで、消費魔力と魔晶への術式負荷を分散し、広範囲の蘇生と回復を実現した。
• 対象限定 - 神域(ディバイン)の蘇生対象を聖杖の所有者に限定することで、敵味方を区別なく蘇生させてしまう本来の効果を制御した。

実際の運用

神聖暦300年の魔王討伐戦では、魔神教が擁する最高位の覚醒魔装士部隊に聖杖を装備させ、倒されても蘇生し続ける領域を形成した。これにより、部隊は死を恐れることなく前線で戦闘を継続でき、強欲王マモンに対して積極的な攻勢を仕掛ける作戦が実行された。