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反魔力

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反魔力

反魔力とは、通常の魔力と逆位相の根源量子振動によって構成される特殊な魔力である。反転位相魔力、聖なる光、霊力とも呼ばれる。

概要

反魔力とは、通常の振動状態を持つ根源量子(=力魔力)に対し、時間魔術によって振動の半周期だけ遅延させることで生成される、逆位相の魔力である。
この状態の魔力は、通常の魔力と接触した際に互いを打ち消し、対消滅を引き起こす性質を持つ。消滅の際には魔力崩壊によって青白い光が発生するため、聖なる光、あるいは霊力と呼ばれることもある。

反魔力は、魔物の肉体や魔術現象、魂を構成する魔力に対して極めて高い破壊効果を持ち、十分な密度と量を伴えば物質すら消滅させることが可能である。
一方で、時空間そのものを構成する魔力には干渉できず、また、王の魔物が用いる魔法魔力のように、力魔力とは異なる固有振動を持つ存在に対しても基本的には効果を持たない。

反魔力の生成に用いられるのは、術者自身の保有魔力や周囲に漂う自由魔力など、術式によって制御可能な範囲にある力魔力である。
ただし、生成された反魔力は非常に不安定であり、指向性を持って放つ以外には制御不能とされる。また、マギア世界を支配する力魔法の修正力により、異位相の魔力はすぐに同期させられてしまうため、反魔力を蓄積・保持することも困難である。
このため、反魔力は瞬間的かつ一方向的な攻撃手段として運用されるのが一般的である。

反魔力の例

反魔力は特定の魔術魔装によって運用されている。以下はその主な例である。
  • 聖滅光(ホーリー)聖滅光星(ホーリー・スター)滅王聖滅光(アルティマ・ホーリー)
    アポプリス式魔術における光属性の一部には、反魔力を生成・放出する術式が含まれる。
    特に滅王聖滅光は、特定の王の魔物が操る魔法魔力の固有振動を解析し、それに特化した反転位相魔力を生成するという応用例である。
    また、アダム・アポプリスがこの体系を編纂する際に様々な魔装を参考にしたことから、それ以前から反魔力の行使が可能な魔装の発現者が存在していたと推測される。
  • トレスクレア(人型魔装兵器)
    エデン文明期において、魔物への対抗を目的として設計された戦闘用端末「トレスクレア」は、反魔力を生み出す能力を備えたことが知られている。
  • セルアシンク
    古代文明期の覚醒魔装士であり、いずれも反魔力の行使に至った数少ない人類である。
    特にセルアは、トレスクレア計画の生き残りの末裔であるロカ族に由来する秘術を継承しており、反魔力の適性を高く有していた。
  • 無限光(アイン・ソフ・オウル)
    精霊秘術の一つであり、溜め込んだ魔力を一挙に反魔力化して解放する。セフィロト術式としては例外的に破壊力が高く、魔物に対して広域殲滅効果を発揮する。
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