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嵐神

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嵐神(ベアル)

嵐神(ベアル)とは、レベリオ人に伝わる神格、またはその信仰を指す。迷宮神器(アルミラ・ルシス)嵐神(バアル)については「迷宮神器一覧」を参照。

概要

嵐神(ベアル)信仰がスラダ大陸の地上に現れたのは、暗黒暦1440年頃とされる。

氷河期を迷宮神奥域で生き延びた複数民族が地上に再定住し、レベリオ王国を建国した際、農耕の発展とともに風雨を司る神格として嵐神への信仰が成立した。以降、嵐神像を中心とした偶像崇拝が広まった。

レベリオ王国では嵐神が世俗を超える存在として崇められ、王族よりも神官の言葉が優先された。王国は天鳴戦争を経て滅亡したが、信仰は生存者によってアスラン王国へと継承され、バアルと発音が変化しつつも、同地の自然信仰の一部として存続した。

暗黒暦1809年、嵐神像が戦乱で破損した際、内部から迷宮神器(アルミラ・ルシス)()嵐神(バアル)が出現し、レベリオ系アスラン貴族レビュノス家のルークがこれを使用したことで、嵐神の名は神格ではなく武器として知られるようになった。

暗黒暦1836年、魔神スレイ討伐戦で神器がルークと完全同化し、のちの魔神バアル・ゼブル誕生を経て、嵐神信仰は完全に消滅した。

教義

嵐神(ベアル)は災厄と豊穣の両面を併せ持つとされ、祈りによって嵐を鎮め、恵雨を祈請する対象とされた。

レベリオ人にとって、災いも恵みも嵐神のもたらす秩序の一部であり、神官が供儀と祈祷を通じてその取り次ぎを行った。

儀礼

嵐神(ベアル)像は先祖伝来の金製三臂像で、一体のみが伝わった。

像の前に農作物を供える祭壇を設け、人身供儀(主に子供)を捧げることで、嵐の鎮静や雨乞いを祈願した。

これらの祈祷の際には、像の内部に秘められた迷宮神器(アルミラ・ルシス)()嵐神(バアル)が実際に機能し、魔術的に天候の操作が行われていたと見られる。
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