【非公式】冥王様が通るのですよ!Wiki
魔晶兵器
最終更新:
meioh_unofficial
-
view
魔晶兵器
魔晶兵器とは、神聖暦246年から322年までの間に、人類社会で用いられた魔晶を基盤とする軍事兵器の便宜的な総称である。
神聖暦246年頃、ハデスグループによって魔晶およびそれを中核とした諸技術が開発されると、対魔物兵器や兵士用装備として導入が進んだ。ディブロ大陸遠征では対魔物戦闘において、終焉戦争では国家間戦争において盛んに運用され、その後の軍事技術体系に大きな影響を与えた。以下に主な兵器を挙げる。
一覧
魔晶兵器は当初、対魔物戦闘を主眼に発展したが、終焉戦争の勃発とともに国家間戦争の主力兵器へと転用されていった。以下では、開発主体に基づいて代表的な兵器を列挙する。
ハデス社
- ソーサラーリング
ハデス社が開発した、魔晶技術を応用した最初の魔術道具。
腕輪型のストレージに電子的に記録された術式を、指輪部の魔晶が魔術陣として展開する仕組みを備え、使用者の負担は魔力の供給と環境情報の入力に限られた。これは当時として画期的な魔術発動具であった。
のちに日常用途向けのアプリケーションの発展とともに、魔力蓄積機能が追加され、魔力を扱えない一般人にも普及し、結果として神聖暦後期の人類社会を支える中核的な技術となった。
軍用モデルは第12階梯まで、特化型では第13階梯の魔術発動が確認されている。 - 空間接続ゲート
- 魔弾(禁呪弾・神呪弾)
ハデス社が開発した、黒魔晶に第11階梯以上の魔術を封入した銃弾。特に第15階梯の魔術を込めたものは「神呪弾」と呼ばれる。
銃や銃型の魔装を用いて射出され、着弾時に内包された魔術を発動する。超長距離魔術投射砲と組み合わせることで、通常の魔術や火器をはるかに超える射程での攻撃が可能となった。 - 聖杖
ハデス社が開発した魔術装具群で、魔晶に光の第15階梯神域 が封入されている。
単独ではなく複数の聖杖を同時に運用し、負荷を分散させることで高階梯魔術の発動を実現した。 - 黒竜
ハデス社が開発した遠隔操作型の航空兵器群。正式名称は「全域魔術制御型機動兵器ネットワークシステム」。
後方基地「黒竜の巣」から発進した機体は魔術による飛行を行い、超音速で目標に到達して戦術級魔術による爆撃を実行する。 - 召喚石
ハデス社が開発した召喚用の魔術石。
魔晶を基盤素材とし、召喚術式は魔晶によって自動的に構築・実行される。加えて、内包された魔力のみならず質量エネルギーまでも魔力に転換するため、使用者が念じるだけで最大で第14階梯に相当する召喚魔術を発動できる。
効果は通常の召喚属性に基づくアポプリス式魔術に準じ、呼び出された魔物は術者の指示に従う。
魔神教
- 殲滅兵
魔神教が開発した自律型の多脚ゴーレム。
黒魔晶を中枢とした人工知能を備え、攻撃対象を自動認識して行動し、適切な術式を選択して発動する。
外装はオリハルコンを魔術制御で変形させる方式を採用し、動力は黒魔晶に蓄積された魔力に加え、空間魔術を介して永久機関から送られる魔力によって維持された。飛行可能な型式も存在する。 - 永久機関
魔神教が開発した物質分解魔力炉。
黒魔晶をコアとし、投入された物質の持つエネルギーを完全に魔力へと転換する。 - タマハミ
魔神教が開発した生物兵器。
魔晶に封入された魔術をウイルスを媒介として人体に作用させ、肉体と精神を変異させることで新種の生物を生成する。 - 黄金要塞
魔神教が建造した巨大な浮遊要塞。
主な建材はオリハルコンで、要塞全体にかかる重力エネルギーを奪うことで浮上しつつ莫大な魔力を生み出す。
搭載兵器として空中適応型殲滅兵の製造設備、神呪級魔術の機械発動機構、竜滅レール砲などを備えるほか、本体修復や生活物資の供給を自律的に行う機能も有し、5000人の乗員を含め10万人以上が居住可能であった。 - 水壺
魔神教が建造した氷上空母。
船体および装甲は、魔術によって海水から熱エネルギーを奪って凍結させた氷で構築され、その際に得られた熱エネルギーを稼働用の魔力として利用する。
内部には魔術を用いない航空機「水天」が搭載されていた。