#image(Pegasus.webp,height=450,title=かつては遊戯、海馬に続き彼のストラクチャーデッキも販売されていた) &font(25,b,i,#dc143c){「WOW!!トムの勝ちデース!」} 高橋和希氏の漫画『遊☆戯☆王』の登場人物にして王国編の[[ラスボス]]。 担当声優はラジオパーソナリティや[[ナレーター>アナウンス]]も務める[[高杉’Jay’二郎>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:高杉’Jay’二郎|]]氏。 |ボイス集&br()&nicovideo(sm32940762)| 若干24歳にして劇中に登場するTCG「マジック&ウィザーズ([[デュエルモンスターズ]])」を生み出した天才ゲームデザイナーで、 同時にゲーム企業「インダストリアル・イリュージョン」の名誉会長も務める企業家。 そして[[武藤遊戯]]の所持する千年パズルと同じ、義眼型の千年アイテム「千年眼(ミレニアム・アイ。「せんねんがん」と読む場合も)」の所持者である。 [[海馬瀬人]]の廃人化で経営が悪化した海馬コーポレーションの企業買収を計画するべくコーポレーションの重役グループ「ビッグ5」と結託し、 海馬コーポレーションを譲り渡す条件として、経営悪化の原因を作った遊戯を倒すことを提示され、 条件を満たした場合は瀬人の永久除名と会社を譲り渡す約束を締結。 前哨戦としてVHSを通した闇のゲームによるデュエルを申し込み、闇遊戯を倒した後で千年眼の所持者である事を明かしつつ双六の魂をビデオテープに封印し、 半ば人質に取る形で島一つを舞台にした大規模なデュエル大会「決闘者の王国」を開催し、 勝者には莫大な報奨金を与えるという名目で多数の決闘者を呼び込むと共に、遊戯にも参加を強要。 大衆の注目を集めた上で遊戯を打倒し、海馬コーポレーションの乗っ取りを画策した。 普段は飄々とした態度でエセ外国人のようなカタコトな喋り方をする優男だが、実際はかなりのエゴイストで、 瀬人が遊戯の罰ゲームで廃人化した事が買収計画を本格的に実行したきっかけなのは上記の通りだが、 買収自体はその前から画策していたようで、以前から海馬コーポレーションに多数の産業スパイを送り込んでいた。 過去のデュエリスト大会では、全米チャンプのバンデット・キース(本名:キース・ハワード)相手に初心者のトムにデュエルをさせて自身の指示で完勝に導き、 キースに公衆の面前で大恥をかかせる形で「初心者でも全米チャンプに勝てるカードゲーム」と自社製品のコマーシャルに仕立て上げている。 決闘者の王国の莫大な賞金も用意こそ本当にしていたが参加者を呼び込むための撒き餌にすぎず、 「決勝後に自分に勝てば与える」という条件を付けて渡すつもりは最初から無かった。 これについては、配下の闇のプレイヤーキラーも&b(){「ああ見えてかなりケチな男」}と称していた。 カートゥーンコミック『ファニーラビット』を愛読しており、劇中の敵役ブルドッグポリスが撃ったピストルの弾の数も暗記しているほど熟読している。 これほどの自信は当人の決闘者の腕の高さやそもそもゲームの開発者で各種仕様を知り尽くしているのもさる事ながら、 千年眼の力である&b(){[[他者の心を読む>田所アキラ]]「マインド・スキャン」}による所が大きい。 何せ、相手の戦略や手の内をことごとく看破できてしまうのだから反則としか言いようがなく、 時間制限のある特殊ルールだったとはいえ闇遊戯も一度は敗北し、同作屈指の実力者である瀬人も完敗を喫した程であった。 ただし、「手の内が分かっていても手札や場に対抗手段がなければ対処できない」という弱点があり、 実際に劇中の決闘でも何度か対抗手段の用意が間に合わかったケースがある。 とはいえ、ペガサスもこの弱点を補うために「ドラゴン族封印の壺」&「壺魔人」、「予言」、「コピー・キャット」など、 相手のキーカードを先んじて奪取して戦略を封じたり、その場に適したカードをサルベージするカードを多数用意しており、 この弱点を突けたのは土壇場で瀬人が「闇の呪縛」を運よく引き当てた時などごく僅かであった。 もう1つの弱点として、マインド・スキャンは一度の発動で1人の人間の心しか読めず、しかも発動から心を読むまで若干の時間を有する事が挙げられる。 このため、[[心を複数持つ者>仙水忍]]に対しては表層に出てきた人格の心しか読めないのである。 無論そんな奴はそうそういないのだが、その数少ない存在が本作の主人公の武藤遊戯と闇遊戯であり、 表遊戯が伏せカードをセットし、&b(){マインド・スキャンの兆候を見るとすぐに闇遊戯に人格交代される戦術「マインド・シャッフル」}で対抗された。 マインド・スキャン発動から読心が完了するよりも遊戯の人格交代のスピードが速いため、いくらペガサスが表遊戯の心を読もうとしても間に合わず、 ペガサスも遊戯のような相手と戦ったことが無かったためこの弱点を把握していなかったが、千年アイテム合戦では実質的に遊戯は相性最悪の相手だったのである。 #region(来歴) 元々ラスベガスの資産家の息子として生まれ、かつては絵を描く事を趣味とし、 14年前には父親の友人の娘である資産家令嬢のシンディアと出会い、生涯を誓い合う恋人同士となるなど、 何一つ不自由のない恵まれた環境で暮らしながら画家として有名になる夢を掲げていた好青年であった。 だが、17歳の頃にシンディアが病に侵された後に帰らぬ人となり心に暗い影を落とし、数ヶ月に渡って無気力な生活を送った。 そんな折、古代エジプトにおける魂の言い伝えを聞き、シンディアと出会う術があるかも知れないとの一念から、 エジプトのクル・エルナ村を訪れる。 そこで村の地下神殿で千年アイテムの儀式を見たために拘束され、墓守のシャーディーから千年アイテムに選ばれるか否かの闇の試練を課せられ、 (千年錠でペガサスの深層心理を見たと思われる)シャーディーから千年眼は所持者として認めた者の願いを1つだけ叶える力があると聞き、 シンディアに会いたい一心からこれを承諾(シャーディーの身の上は詳しく把握しておらず、名も遊戯達から聞くまで知らなかった)。 ……ちなみに、この時の試練は千年眼が&b(){片目を犠牲にする}という特性上&b(){非常にエグイ}(グロ的な意味)内容となっており、 ダークな描写も目立つ『遊☆戯☆王』の中でも屈指のトラウマ描写として知られている。 かくして千年眼の所持者と認められ、一瞬ではあるがシンディアとの再会を果たした。 それからはエジプトの壁画を調査し、そこに描かれた古代の神官達と魔物の戦いから着想を得て、 「マジック&ウィザーズ(デュエルモンスターズ)」の開発に着手し、世界的に普及させるに至ったのだが、 同時にデュエル用ではないシンディアのカードも作って手元に置いており、長年ペガサスに仕えていた執事は、 彼が手段を選ばず海馬コーポレーションの買収を画策したのは特許物であるソリッドビジョンシステムを得て、 亡き恋人シンディアのより高精度なソリッドビジョンを作り上げたい思惑があったのだろうと語っている。 ただし執事の見立ても間違いではないものの、実際にはペガサスの行動は千年眼の影響を大きく受けており、 劇中の出来事も「マジック&ウィザーズ(デュエルモンスターズ)」の開発も、闇遊戯=名もなきファラオの元に千年アイテムを集わせるのに加えて、 古代の精霊達、そして名もなきファラオの記憶を取り戻すのに必要な生前彼が使役した「三幻神」を現代に蘇らせる運命を授けられていたためらしい。 #endregion 使用するデッキはアメリカン・カートゥーン風のモンスターと幻想魔族のモンスターの混成デッキ。 そして上記の通り奪取やサルベージ手段を多数回し、マインド・スキャンで手の内を読み相手の戦略を封殺する戦術を使う。 切り札は開発者特権で所持していた自分専用の永続魔法カード「トゥーン・ワールド」で、 このカードがある限り場のモンスターはトゥーンモンスターと化し、&b(){同じトゥーンモンスターの攻撃以外では破壊されない耐性を得る}という、 魔法・罠除去手段が限られていた当時の原作の環境では反則的なカードであった。 もう1つの切り札は幻想魔族の儀式モンスター「[[サクリファイス]]」。 高火力カードが持ち上げられていた当時の環境に反した、低スペックだが優れた効果を持つ幻想魔族を巧みに扱っている描写から、 ペガサスの決闘者としての実力はマインド・スキャンによる読心やチートな「トゥーン・ワールド」抜きにしても非常に高い事が分かる。 実はペガサスは、作品媒体によってその王国編での末路が異なるという非常に特異な特徴を持つ。 いずれにおいても千年眼をバクラの手により奪われてしまう事に変わりはないが、 原作においてはその後に死亡が確定(明らかに千年眼をバクラが眼孔から力づくで引き抜いたからか血みどろでグロい)、 当然ながら以降の話には本人が関わってくる事は無い。 しかしアニメでは死亡せずに生き延びた上、アニメオリジナルの展開にもちょくちょく関わっている (なお、生存した後の彼はまさに憑き物が落ちたかのように邪悪な一面が鳴りを潜め、親切な性格に改心。 かつて自分が行っていた事にも後悔の念を持っており、遊戯や海馬にも協力的になった)。 そして、このどちらの世界線をベースにしているかによってペガサスが存命かどうかも変わり、 例えば『GX』は初代アニメの続編的立場である為存命しており、 かつインダストリアル・イリュージョン社の重要人物として変わらず話に関わってくるのに対し、 原作漫画の続編である『R』、および映画『DSOD』ではペガサスは既に故人として扱われている。 またアニメ『[[5D’s>不動遊星]]』の映画『超融合!時空を越えた絆』では、未来からやってきた敵パラドックスにより、 初代アニメの流れで生存している王国編以降のペガサスが時間を遡り暗殺されてしまい、 歴史が改変されて『GX』や『5D’s』の時代が崩壊の危機に瀕している。 つまり初代アニメから続くシリーズの世界は、そもそもがペガサスの生存が前提で成り立っているようである。 ---- **MUGENにおけるペガサス・J・クロフォード #image(Sebastian Pegasus.gif) Sebastian氏による[[MUGEN1.0以降>新バージョンmugenについて]]専用キャラが公開中。 キャラ名は海外名の「Maximillion Pegasus」となっている。 InSeph氏製作のキャラのシステムをベースにしており、原作で使用したモンスターカードだけでなく、 後に『OCG』で追加されたトゥーンモーンスターなどを召喚して攻撃する。 [[AI]]もデフォルトで搭載されている。 |DLは下記の動画から(ペガサスの紹介は4:03~)&br()&youtube(https://youtu.be/Vi0EAW-1g-M){320,240}| ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[ペガサス・J・クロフォード],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ペガサス・J・クロフォード],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ペガサス・J・クロフォード],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:高杉’Jay’二郎|,遊戯王,ラスボス,悪役,超能力者,銀髪