SANGO FIGHTER

「SANGO FIGHTER」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

SANGO FIGHTER - (2009/05/04 (月) 13:22:34) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

//元記事書いた者です。残しておいても見栄えが悪いので、次回編集される方がおりましたらこの行消しておいてください。 &lightbox(sango-busho.gif,title=蜀の五虎SANGO将軍,link=image,percent=80) **・概要 台湾の熊猫軟體股扮有限公司(英語名:Panda Entertainment Technology)が 1993年7月に発売したPC用ゲーム。 //ゲームの箱に表記してあったので「熊猫軟體股扮有限公司」が正式名称で間違いないかと。 //了解です。「熊猫ソフトウェア」は日本語雑誌記事などで見られた表記です。 原題は『三國志 武將爭霸』であり、『SANGO FIGHTER』はその海外版タイトルである。 //「覇」ではなく「霸」です。 //正字は「霸」ですね、失礼しました。 三国志演義の世界を舞台とし、   ・蜀の五虎将軍を操作し天下統一を賭けて魏将と戦うストーリーモード   ・全12武将から1人を選び、CPUと戦うバトルモード   ・プレイヤー同士で対戦する2プレイモード があった。 なお「三國」は、中国語の発音記号であるピンインでは「SANGUO」となるのだが、 台湾では諸々お国の事情があって採用されておらず、かつ国内表記が統一されていないため、 このゲームに関しては「SANGO」となっている。 本作はアジア圏を中心に好評を博し、95年2月には続編の『武將爭霸2』が発売された。 &image(sango1.png) **・『SANGO FIGHTER(三國志 武將爭霸)』 第一作。基本的に「三国武将で格ゲっぽい対戦ができる」という以上の面白さはなく、 ゲームスピードが遅すぎ、もっさりした動作、レスポンス最悪の操作性、大味な飛び道具判定に、 キャンセルという概念自体存在せずひたすら戻りの遅い通常攻撃、なので当然連続技とかコンボなんてものは無いなど 遊んでいて非常に辛いものがあった。 一応攻撃するとゲージが溜まり、Maxになると一部必殺技が強化されるといった要素もあるにはあったが、 このゲージがダメージを受けると減ってしまうため、終始一方的にタコ殴りにしたうえでないと出ない、 てゆーか溜まるころには倒しているといった始末。 イメージ的にはSFC版ストⅡで小学生同士がひたすらガチャガチャやってるあれが仕様上の限界という感じ。 現在我々の持つ格闘ゲームのイメージからすると、いや当時でも、あまりにあんまりな出来であった。 登場武将は蜀から[[関羽]]・[[張飛]]・[[趙雲]]・[[馬超]]・[[黄忠]]、 魏から夏侯惇・夏侯淵・[[徐晃]]・典韋・許褚とストーリーモードのラスボス曹操、あと[[呂布]]の12名である。 ***キャラクター -【蜀】 >[[関羽]](Guan Yu) >[[張飛]](Zhang Fei) >[[趙雲]](Zhao Yun)‎ >[[馬超]](Ma Chao) >[[黄忠]](Huang Zhong) -【魏】 >夏侯惇(Xiahou Dun) >夏侯淵(Xiahou Yuan) >[[徐晃]](Xu Huang) >許褚(Xu Chu) >典韋(Dian Wei) >曹操(Cao Cao) ※1のみ -【その他】 >[[呂布]](Lü Bu) ---- &image(sango2.png) **・『SANGO FIGHTER2(武將爭霸2)』 『SANGO FIGHTER』の続編。 何故か公式タイトルから『三國志』の文字が消えたが、もしかして下記某メーカー対策だったりするのだろうか。 グラフィックやゲームスピード、操作性など軒並み大幅に向上、ゲージも普通に溜まるようになり、 連続技という概念は薄いものの、前作よりはるかに格ゲーっぽく遊べるようになっている。 また、前作では蜀にしかなかったストーリーモードが蜀・魏・呉、あと呂布の4勢力に拡大された。 プレイヤーキャラは前作から曹操がリストラ。しかし他11武将は全員新規に作り直されており、 さらに魏に張遼が追加、呉から孫策・甘寧・黄蓋・太史慈が参戦し全16キャラとなった。 なお、MUGENで見かけるSANGO武将達はこの『武將爭霸2』のものである。 ***キャラクター(2で追加された武将) -【魏】 >張遼(Zhang Liao) -【呉】 >甘寧(Gan Ning) >黄蓋(Huang Gai) >太史慈(Taishi Ci) >[[孫策]](Sun Ce) **・日本語版 日本でもパソコン情報誌『ログイン』の海外ゲーム特集で紹介され、94年には既に存在が知られており、 「正直格ゲーとしての出来は良くない」という前情報はあったものの、日本の三国志ファンの間では移植が待ち望まれていた。 しかし株式会社イマジニアよりPC98移植版が発売されたのは95年6月、 しかもタイトルが『三國武將争霸』に変更されていた。 これは、言わずと知れた某メーカーが、   ・『三國志』は当社の登録商標であり、タイトルに『三國志』を掲げることは商標権の侵害である。   ・わざわざフォントを変えて『三國志』を強調して書くなど、故意に当社製品と誤認させようとする意図がある。 などと&del(){言いがかりをつけ}主張し、発売停止を求め訴訟を起こした影響である。 訴訟自体は要約すると「著作物のタイトルはその内容を表示するものである限り、商標権の侵害にはあたらない」 との理由で却下され、以降、商標事件に関する判例として度々引用されることになる。 法学専攻なら「三国志武将争霸事件」として目にすることがあるかもしれない。 さてその評価と売り上げだが、95年6月といえば、ゲーセンではストゼロが稼働しようという時期である。 ぶっちゃけ初代ストⅡ以下のゲーム性しかないこの作品が、しかも2年も遅れて出たら……お察し下さい。 また、『武將爭霸2』は正式な日本語移植が行われていない。 **・MUGENでは 韓国人制作者のGeneral Chicken氏が、『2』の韓国語版を元にアレンジを加えた13武将を公開している。 氏によって元ゲーに無い前転や攻撃避け、超必殺技等が追加され、近年のキャラとも十分に戦える仕上がりとなっている。 **・ニコニコでは マイナーキャラ出場に定評のある[[某大会>MUGEN∞動画戯作トーナメント]]などで一部に知られていたが [[某大会>【MUGEN】ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】]]にGeneral Chicken氏の13キャラが全員出場、 見た目の古さに反して妙な強さを見せ、特に[[「あ!」>徐晃]]の活躍から注目が高まっている。 なお、ポトレのハングルから韓国製ゲームと認識されがちで、 またGeneral Chicken氏がキャラその他を「SANGO FIGHTER」名義で配布していることもあり、 『SANGO FIGHTER』と『2』が混同されることが多いようである。 上記の通り、元ゲーは台湾製の『武將爭霸2』である。お間違えなきよう。
//元記事書いた者です。残しておいても見栄えが悪いので、次回編集される方がおりましたらこの行消しておいてください。 &lightbox(sango-busho.gif,title=蜀の五虎SANGO将軍,link=image,percent=80) **・概要 台湾の熊猫軟體股扮有限公司(英語名:Panda Entertainment Technology)が 1993年7月に発売したPC用ゲーム。 //ゲームの箱に表記してあったので「熊猫軟體股扮有限公司」が正式名称で間違いないかと。 //了解です。「熊猫ソフトウェア」は日本語雑誌記事などで見られた表記です。 原題は『三國志 武將爭霸』であり、『SANGO FIGHTER』はその海外版タイトルである。 //「覇」ではなく「霸」です。 //正字は「霸」ですね、失礼しました。 三国志演義の世界を舞台とし、   ・蜀の五虎将軍を操作し天下統一を賭けて魏将と戦うストーリーモード   ・全12武将から1人を選び、CPUと戦うバトルモード   ・プレイヤー同士で対戦する2プレイモード があった。 なお「三國」は、中国語の発音記号であるピンインでは「SANGUO」となるのだが、 台湾では諸々お国の事情があって採用されておらず、かつ国内表記が統一されていないため、 このゲームに関しては「SANGO」となっている。 本作はアジア圏を中心に好評を博し、95年2月には続編の『武將爭霸2』が発売された。 &image(sango1.png) **・『SANGO FIGHTER(三國志 武將爭霸)』 第一作。基本的に「三国武将で格ゲっぽい対戦ができる」という以上の面白さはなく、 ゲームスピードが遅すぎ、もっさりした動作、レスポンス最悪の操作性、大味な飛び道具判定に、 キャンセルという概念自体存在せずひたすら戻りの遅い通常攻撃、なので当然連続技とかコンボなんてものは無いなど 遊んでいて非常に辛いものがあった。 一応攻撃するとゲージが溜まり、Maxになると一部必殺技が強化されるといった要素もあるにはあったが、 このゲージがダメージを受けると減ってしまうため、終始一方的にタコ殴りにしたうえでないと出ない、 てゆーか溜まるころには倒しているといった始末。 イメージ的にはSFC版ストⅡで小学生同士がひたすらガチャガチャやってるあれが仕様上の限界という感じ。 現在我々の持つ格闘ゲームのイメージからすると、いや当時でも、あまりにあんまりな出来であった。 登場武将は蜀から[[関羽]]・[[張飛]]・[[趙雲]]・[[馬超]]・[[黄忠]]、 魏から夏侯惇・夏侯淵・[[徐晃]]・[[典韋]]・[[許褚]]とストーリーモードのラスボス曹操、あと[[呂布]]の12名である。 ***キャラクター -【蜀】 >[[関羽]](Guan Yu) >[[張飛]](Zhang Fei) >[[趙雲]](Zhao Yun)‎ >[[馬超]](Ma Chao) >[[黄忠]](Huang Zhong) -【魏】 >[[夏侯惇]](Xiahou Dun) >[[夏侯淵]](Xiahou Yuan) >[[徐晃]](Xu Huang) >[[許褚]](Xu Chu) >[[典韋]](Dian Wei) >曹操(Cao Cao) ※1のみ -【その他】 >[[呂布]](Lü Bu) ---- &image(sango2.png) **・『SANGO FIGHTER2(武將爭霸2)』 『SANGO FIGHTER』の続編。 何故か公式タイトルから『三國志』の文字が消えたが、もしかして下記某メーカー対策だったりするのだろうか。 グラフィックやゲームスピード、操作性など軒並み大幅に向上、ゲージも普通に溜まるようになり、 連続技という概念は薄いものの、前作よりはるかに格ゲーっぽく遊べるようになっている。 また、前作では蜀にしかなかったストーリーモードが蜀・魏・呉、あと呂布の4勢力に拡大された。 プレイヤーキャラは前作から曹操がリストラ。しかし他11武将は全員新規に作り直されており、 さらに魏に[[張遼]]が追加、呉から孫策・[[甘寧]]・黄蓋・太史慈が参戦し全16キャラとなった。 なお、MUGENで見かけるSANGO武将達はこの『武將爭霸2』のものである。 ***キャラクター(2で追加された武将) -【魏】 >[[張遼]](Zhang Liao) -【呉】 >[[甘寧]](Gan Ning) >黄蓋(Huang Gai) >太史慈(Taishi Ci) >[[孫策]](Sun Ce) **・日本語版 &image(sango-p.gif,title=SANGO武将勢揃い) 日本でもパソコン情報誌『ログイン』の海外ゲーム特集で紹介され、94年には既に存在が知られており、 「正直格ゲーとしての出来は良くない」という前情報はあったものの、日本の三国志ファンの間では移植が待ち望まれていた。 しかし株式会社イマジニアよりPC98移植版が発売されたのは95年6月、 しかもタイトルが『三國武將争霸』に変更されていた。 これは、言わずと知れた某メーカーが、   ・『三國志』は当社の登録商標であり、タイトルに『三國志』を掲げることは商標権の侵害である。   ・わざわざフォントを変えて『三國志』を強調して書くなど、故意に当社製品と誤認させようとする意図がある。 などと&del(){言いがかりをつけ}主張し、発売停止を求め訴訟を起こした影響である。 訴訟自体は要約すると「著作物のタイトルはその内容を表示するものである限り、商標権の侵害にはあたらない」 との理由で却下され、以降、商標事件に関する判例として度々引用されることになる。 法学専攻なら「三国志武将争霸事件」として目にすることがあるかもしれない。 さてその評価と売り上げだが、95年6月といえば、ゲーセンではストゼロが稼働しようという時期である。 ぶっちゃけ初代ストⅡ以下のゲーム性しかないこの作品が、しかも2年も遅れて出たら……お察し下さい。 また、『武將爭霸2』は正式な日本語移植が行われていない。 **・MUGENでは 韓国人制作者のGeneral Chicken氏が、『2』の韓国語版を元にアレンジを加えた13武将を公開している。 氏によって元ゲーに無い前転や攻撃避け、超必殺技等が追加され、近年のキャラとも十分に戦える仕上がりとなっている。 **・ニコニコでは マイナーキャラ出場に定評のある[[某大会>MUGEN∞動画戯作トーナメント]]などで一部に知られていたが [[某大会>【MUGEN】ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】]]にGeneral Chicken氏の13キャラが全員出場、 見た目の古さに反して妙な強さを見せ、特に[[「あ!」>徐晃]]の活躍から注目が高まっている。 なお、ポトレのハングルから韓国製ゲームと認識されがちで、 またGeneral Chicken氏がキャラその他を「SANGO FIGHTER」名義で配布していることもあり、 『SANGO FIGHTER』と『2』が混同されることが多いようである。 上記の通り、元ゲーは台湾製の『武將爭霸2』である。お間違えなきよう。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: