絶命奥義

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絶命奥義」を以下のとおり復元します。
//もう少し、公平な感じで加筆してみました。これもまた「サムスピ」の世界を表現する方法の一つとして考えられた物であり、初代からもバッサリと真っ二つといった表現もあった訳で。
&font(b,i,30,black,red){&space(1)― 絶 命 勝 利 ― }


『[[サムライスピリッツ 零SPECIAL>サムライスピリッツ]]』にて採用されたシステム。
文字通り相手を絶命させる――すなわち、[[テーレッテー]]や[[オーモーイーガー]]などと同じく、[[決めた瞬間に勝利が確定する>即死攻撃]]技。
しかし、使用条件はなかなか厳しい。その条件とは
+取れば勝利になるラウンドで、相手の体力が境地[[ゲージ]]を下回っていること&br()(相手が「無の境地」未発動、発動中、発動後のいずれでも可)
+「怒り爆発」状態であること
+武器を持っており、地上にいること
「無の境地」や「怒り爆発」についての詳細は[[こちら>サムライスピリッツ]]を参照。

性能は全キャラ共通で、発生が若干遅い代わりに出掛かり完全無敵の短距離突進技。
この突進は「無の境地」によるスロー化の影響を受けないので、相手が境地発動中に反撃として使うことも可能。
突進がヒットするとBGMが変わり、キャラごとのトドメ演出へと移行する。

絶命奥義の真価は「無の境地」ゲージの変換効率の良いキャラに対して発揮される。
[[右京>橘右京]]や[[半蔵>服部半蔵]]などの変換効率の良いキャラは、大体3ラウンド目になると境地ゲージが6割近く溜まっている。
そして上記キャラなどは境地中に崩せる性能を持っていて、崩されると7割~8割は平気で飛ぶ。
つまりは相手のライフが6割を切ると、無の境地で即死させられる危険性がある。
その対抗手段として崩された瞬間に怒り爆発を行うことで、相手の無の境地が終了するの間
絶命奥義をちらつかせての駆け引きが出来る。
上記の通り発生は遅いが、突進直後1キャラ分移動する前後までは全身無敵なので相手も迂闊に技を振れなくなる。
せっかくライフの7割分も溜めた境地ゲージが仇となって、絶命奥義で即死するのはもの哀しいものがある。

ちなみに絶命奥義の条件を満たしているときに相手がジャンプすると、
[[水邪]]や[[劉雲飛]]などの空中で技を出して着地ずらしを出来るキャラ以外には絶命奥義が&b(){確定}する。
爆発されたら[[バッタ]]厳禁。
ただし、相手が境地ゲージの変換効率の悪いキャラだったり、2ラウンド目時点の場合だと
絶命奥義が使用可能圏内になってはいるが、相手の残り体力が&b(){2~3割程度}なんて事もザラだったりする。
この場合、奥義とか使うまでもなくサムスピ的には&b(){既に一撃死圏内}である。

ディップスイッチをいじれば初期境地ゲージ9.9割やら即死する一閃やらというものも可能だが、
もちろん実戦ではそんなこと不可能である。
余談だが、上記の各種DIPを使用し怒り爆発条件無制限、無の境地条件無制限とした場合、
怒り爆発中に境地を行うと爆発の効果が無くなる。
逆に境地中に怒り爆発を行うと境地はそのままに爆発の効果も上乗せできる。

[[一撃必殺技>DESTROYED]]と言うよりは、『[[痛快GANGAN行進曲]]』の「ガンガン必殺技」や『超鋼戦紀キカイオー』の「ファイナルアタック」のような
トドメ専用の[[魅せ技>ロマン技]]に近いかもしれないが、ハイレベルな真剣勝負でも稀に絶命奥義で大逆転、ということが起こる。

ただしCPU戦ではこれか一閃をボスに決めないと次のボスが出てこないままバッドエンド直行となるため、
グッドエンドを見たいならやる必要がある
([[天草>天草四郎時貞]]→[[斬紅郎>壬無月斬紅郎]]→[[我旺>兇國日輪守我旺]]→[[ミヅキ>羅将神ミヅキ]]と出るので3回決める必要あり。ミヅキのみは何でも良い)。
無の境地からの一閃でもいいのだが、こちらの方が圧倒的に簡単。
ただし、我旺のみ絶命奥義に対して明らかにガードする[[AI]]が設定されているので、投げを[[すかし]]て決めるなどの工夫がいる。

全体的に&b(){グロい}。しかも対象は男女問わず。
(ただし他キャラに比べ[[ナコルル]]等一部の女性キャラは不自然にガードが固く、
 多少ではあるが開発側も下記のような事態を考慮していたものだと考えられるが…)
その演出は[[食う>妖怪腐れ外道]]、[[血の雨を降らせる>水邪]]、[[影に引き込んで首だけ放り捨てる>首斬り破沙羅]]、[[馬乗りになって心臓を一突き>ナコルル]]等、様々である。
[[勝利台詞>勝利デモ]]も基本的に相手が死んでいる事を前提とした内容となっている(例外…というか生死自体に言及してないキャラもいるが)。
じゃあ絶命奥義以外ならグロくないのかと言うとそうでもなく、普通にフィニッシュしても血を噴いたり真っ二つになったりするので結局変わらない。
なお、その普通のフィニッシュ時の勝利台詞は、相手は&b(){例え切断されていても生存している}事になっているようだが。
一応サムスピには[[死者蘇生を行える人>黒子]]がいるので蘇生後の台詞なのかもしれない。

#region(close,各キャラ絶命奥義演出)
//テーレッテーやオーモーイーガーの項目を見てやりたくなり動画やwikiの説明等を閲覧、引用したりして付け加えてみました、色々おかしいところがあるかもしれませんが。
//割と日本語がおかしかったんで加筆ついでに修正しといた
:[[覇王丸]]「天覇凄煌斬」|
翻りながら大きく振りかぶり、刀に巨大な光を纏わせ剣光一閃。覇王丸らしく単純明快、かつ豪快な技。
元は『真サム』での[[武器破壊技>超必殺技]]。覇王丸ファンにはおなじみの技だろう。
斬サム以降は真サムの隠し技「天覇封神斬」に武器飛ばし技の座を奪われていたが、
『剣サム』及び『令サム』では武器飛ばし技に返り咲いている。
//『[[CAPCOM VS. SNK 2>CAPCOM VS. SNK]]』で復活するまで''約7年''もの間ハブられていた
//(ポリサムで「凄煌斬」という派生技があったが、見た目はむしろ「斬鋼閃」に近い)という少々不遇な経歴を持っている。
//アスラ斬魔伝で「天覇、凄煌斬!」というボイス付きで繰り出していたので同一の技です。
:[[ナコルル]]「トゥルセ サンペ キク ムツベ」|
直訳すると「倒して心臓を叩く刀」。
相手を上空に放り投げ自分もジャンプし空中で[[馬乗りになって引き倒し>天翔乱姫]]宝刀を振り上げ、
&b(){「自然の怖さを…教えてあげる」}と言いつつ&b(){心臓を一刺しにする}。
ぶっちゃけ&b(){歴代の投げ技を繋げただけ}(「空裂投」→「飛天鷹落投」→「流転胸激刃」)なのだが、
派手な演出の多い絶命奥義の中で&b(){やたら生々しく現実味}があり、返り血を浴びて「さよう……なら…」と呟く。
[[大自然のおしおきじゃねえからそれ!!>そういうゲームじゃねえからこれ!!]] むしろ&b(){人災}。
&font(red,b){はっきり言って自然よりもナコルルが怖い。}
なお、ドッターの暴走かは不明だが、
ナコルルだけは(絶命奥義に限らず)縦斬りでトドメを刺されると一瞬とはいえ&b(){[[服だけが切れて胸の谷間が見える>脱衣KO]]}。
だが直ぐさまナコルル自身も縦真っ二つとなって消えてゆく。[[現実は非情である>ジャン=ピエール・ポルナレフ]]。
:[[服部半蔵]]「禁忌 モズ砕き」|
「真・モズ落とし」の強化版。
数回殴った後まず腕の骨を折り、次にジャンプで回り込み足の骨、掴んで飛び上がる最中に肋骨、
そしてモズ落としで頭蓋骨を粉砕する。相手は死ぬ。
骨を折る際にレントゲン写真が挿入される演出は、『必殺仕置人』の「念仏の鉄」が元ネタだろう。
最後の&b(){頭蓋骨粉砕だけで絶命させるには十分}そうだが、
そんなこと言ったら通常のモズ、と言うか殆どの[[必殺技]]、それどころか刀を振り回すサムスピでは[[通常技]]でさえ[[アレなので気にするな!>ジュラル星人]]
しかし本作の半蔵はやたらモズが多い。他にも「天魔覆滅」とか「封じ手 毒龍」とかいろいろ技はあったはずなのだが…。
:[[ガルフォード]]「絶・ヘブンズウルフ・バッドファング」|
元は『アスラ斬魔伝』の秘奥義「DDD」。名前の元ネタは『銀牙 -流れ星 銀-』の「絶・天狼抜刀牙」の英訳(ただし「抜刀=バッド」だけは当て字)。
突進がヒットするとバックステップでいったん離れ、上空から[[乱舞>龍虎乱舞]]攻撃を繰り出し、頭上から急降下してトドメを刺す。
&b(){ただし[[パピー]]が。}いや、まぁ元ネタの使い手も犬、と言うか『銀牙』は犬達が主役で[[人間の出番はない>いたち]]漫画だが。
ちなみに&b(){ガルフォードは横ではしゃぐだけ}。&font(blue,b){イェーイ!}
勝利台詞で「次に出会ったときには正義のために、ともに戦おう!」と言うが、&b(){「もう死んでるから!」}と突っ込まれる。
前述通り[[死者を蘇らせられる人>黒子]]がいるので問題ないのかもしれないが。
『天サム』以降やや影を潜めていたパピー本体説が再燃した技である。
:[[橘右京]]「夢想残光霞」|
元は『斬サム』~『天サム』羅刹の武器飛ばし技、および『アスラ斬魔伝』の羅刹の秘奥義。
突進がヒットすると相手に何往復もしながらなます斬りにした後刀を鞘に収め句が現れ、
時間差で傷口が開いて相手の上半身が崩れ落ちる。
ちなみに相手は刀を鞘に収めた瞬間に断末魔をあげる。
演出が格好良いため人気のある技だが、中々出番に恵まれない([[夢路>黒河内夢路]]の「御神薙」に引き継がれたからでもあるが)。
:[[千両狂死郎]]「独壇場“鬼の舞”」|
歌舞伎の定式幕が降りて敵を切り刻み、最後に相手の上半身を爆発させて消し飛ばした後、
決めの見得を切りながら大きく&b(){「終劇」}の文字が浮かぶという、狂死郎歌舞伎の真骨頂と言える奇妙な世界を演出する。 
『斬サム』~『天サム』の両[[対極>剣質]]の武器飛ばし技をアレンジしたようなもの。
ちなみに反対側で[[黒子]]が登場して[[日の丸の扇子を振るいながら応援>藤堂竜白]]してくれ、爆発後は拍手してくれる。
それにしてもこの黒子さん、ノリノリである。
:[[柳生十兵衛]]「柳生新陰流秘伝 無二羅天」|
「八相発破」から近立ち強斬り「柳生連双斬」の乱舞を見舞い、「二ツ角羅刀」(別名[[親父グラデーション>シャルロット]])でフィニッシュ。
天サム羅刹の武器飛ばし技「激 双嵐陣」と、天サムの断末奥義をミックスしたようなもの。
相手は十の字に切断される。ちなみに相手を四つ裂きにするのはこの奥義だけである。
:[[シャルロット]]「スプラッシュグラデーション」|
元は『真サム』の武器破壊技、および天サム修羅の武器飛ばし技。
七芒星の剣閃を描いて相手を切り刻み、「パワーグラデーション」のモーションで締める。
&b(){ぶっちゃけ天サムのものをコピペしただけ}なのだが、ボタン押しっぱなしでフィニッシュが変わる要素はなくなった。
まあ、ビンタとか祈りで相手を絶命させてもそれはそれで嫌なのだが…。
レイピアで、しかも&b(){片手で}人間を切断してるが、
フェンシングに使われるフルーレとは違い斬撃も可能なガチの実戦用武器なので、[[なに、気にすることはない>ウッドロウ・ケルヴィン]]。
ちなみに&b(){[[馬で轢き殺す>のりもの]]}案や、何故か&b(){[[最後にドレス姿に変身する>不知火舞]]}案もあったらしい。コピペでよかった!
:[[タムタム]]「アハウ・カスティーガー」|
仮面が変化して巨大なアハウ・ガブルを吐き出し、相手の周りを多数の精霊が踊りながら[[天に連れ去る。>ひろし]]&b(){[[ゴショーターイ!>マッドマン]]}
元は『天サム』の修羅・羅刹共通の武器飛ばし技。
しばらくすると上空から頭蓋骨(女性キャラの場合身に着けていた遺品)が落下し、[[チャムチャム]]が登場し一緒に雄叫び。
『零SP』のタムタムはお兄ちゃんじゃなかった気がするが気にしないでおこう。
ちなみに仮面は二種類あり、どちらに変化するかはランダム。
初期案では『[[ヴ○ン○イア>ヴァンパイア]]』の[[○ナ○リス>アナカリス]]のファラオマジックみたいな技になる予定だったらしい。
:[[牙神幻十郎]]「札死舞」|
三連殺(五連殺か?)のカス札で相手を打ち上げ、上昇しながら次々に斬撃を叩き込む。&b(){以上。}
「裏五光」っぽいけど微妙に違う。
かなり適当な演出なのでファンの間でも反応に困っている技だが、製作は超大変だったらしい。
:[[緋雨閑丸]]「鬼の記憶 無限砲」|
背後に[[斬紅郎>壬無月斬紅郎]]の幻影が出現し、閑丸が刀を振り上げた後、幻影が巨大な剣閃を放つ。
そのまま倒れ込み、縦真っ二つになって崩れ落ちる相手を前に「僕が…やったのか?」と落ち込む。
言うまでもなく元は斬紅郎の「無限流 無限砲」。
:[[リムルル]]「コンル ストゥ ポロ」|
直訳すると「大きい氷の制裁棒」。元はアスラ斬魔伝の羅刹の技の「コンル ストゥ」。
「コンル メム」で相手を氷漬けにし、巨大な氷のハンマーを振り下ろす。
[[そっちの道のプロ(?)である某忍者>サブ・ゼロ]]と違い[[氷付けの相手をバラバラに砕かないあたり>究極神拳]]まだ良心的なのかもしれない。
殴り殺しておいて&b(){「エヘヘヘ」}なんて笑ってるリムルルは&b(){[[姉>ナコルル]]とはまた別の意味で怖いが}。
まあ勝利台詞で泣いちゃってるけど(絵だと楽しそう)。たぶん許してくれない。
余談だがナコルル同様断末魔が二種類あり、うち片方はまさに断末魔といえる悲痛な叫び声になっている。
:[[首斬り破沙羅]]「獄門」|
絶命奥義の中でも後述の「外道の晩餐」と並び最も残虐にして、おそらく一番問題になった技。
//人によっちゃあ生首よりも生きたまま食うのを惨たらしく感じる人がいるからなあ
相手を影の中に引きずり込んで斬り刻み、影から大量の血飛沫が飛び出す。
ここまでなら元になった『天サム』の断末奥義と同じなのだが、その後影から出てくるのは破沙羅ではなく、&b(){相手の生首}。
&b(){生首がコロコロと転がる}。ナコルルやリムルルもお構いなし。
しかも、リムルルは獄門を喰らうとKO台詞が旧SNK時代の&b(){「いやあああああ!」}になる。
しかも飛び出してくる生首も結構凝られており、[[首が横たわり>ナコルル]][[涙を>リムルル]][[流すもの>レラ]]から[[爆発>炎邪]]や[[水化>水邪]]し消滅するものもあれば、
[[トマトのように潰れたり>妖怪腐れ外道]][[一瞬だけ表情が変わったりする>柳生十兵衛]]ものもある。
余談だが、実は生首の画像自体は既に『斬サム』の時点でデータの中に存在し、製作途中でボツになった模様。
それを引っ張り出してきたのだろうが、少々やりすぎだった感が…。
:[[花諷院骸羅]]「カチ割るぞこらぁ!」|
相手を[[石化>無界]]し、何度か殴りつけた後自分も掌を合わせて石の体になり、相手を粉砕する。
なんかいろんな技を混ぜたようなオリジナル技。
石化の原理も粉砕の原理も自分が石化する必要性も不明だが、とりあえず&b(){どんどん人間離れしている}(アゴとか)。
ちなみに石化した相手は断末魔をあげない。当たり前っちゃ当たり前だが。
「昇天!」と叫ぶ[[ボイス]]が&b(){「サーセーン!」}と[[聞こえる>空耳]]ことで有名。
:[[風間火月]]「挟撃、火達磨大突進」|
反対側に炎の分身を生み出し、両側から「火炎撃」で同時に突進し爆破した後どこかへ消える。
相手は上半身が消えてなくなり下半身だけが場に残る
ある意味、半蔵の「断末奥義」と同じ(分身こそしないが相手の上半身を爆破して下半身だけにする)。
&b(){兄と一緒に「[[六道烈火]]」を叩き込む}という案があったが、製作の都合でお蔵入りになってしまったとのこと。
:[[風間蒼月]]「湖月・水鏡の陣」|
反対側に水の[[分身を生み出し、両側から乱舞攻撃>モリガン・アーンスランド]]。
最後に遠立ち強斬りっぽいモーションで挟撃し、その後両方の蒼月が水と化して姿を消す。
時間差で傷口が開いて上半身が崩れ落ち、「消去完了」。
元は天サムの断末奥義だが、左右の分身の動きが非対称になっており、統一感のない動きが逆に格好良いと評判。
時間が足りなかったとのことだが、最後の一撃だけ合っているので適当ではなくちゃんと計算された動きだと思われる。
『剣サム』では武器飛ばし技に抜擢された。
:[[徳川慶寅]]「百花繚乱」|
オリジナルの[[乱舞技]]。
「夕顔」「椿」「朝顔」「撫子」「白百合」「牡丹」の6つの花を次々に咲かせ、&b(){[[「俺のはすごいぜ……」>Mr.BIG]]}と言いながら
「遊蝶華」のモーションで巨刀「慶寅」を豪快に振り下ろしフィニッシュする。
…のだが&b(){なぜか相手は切断されない}。
遊蝶華のダメージは凄まじいのでなまくらではないと思うのだが、ある意味[[すごい刀だ。>・・・・すごい漢だ。]]おかげで断末奥義の中でも残虐要素は薄い。
おそらく時代劇ドラマ『暴れん坊将軍』で徳川吉宗が峰打ちを使っていたのを意識して「将軍家は自らの手を汚さない」と言う事なのかもしれない
([[戦国時代の人間>本多忠勝]]である初代様は別だろうが。なお悪党が吉宗から死刑宣告を受けた際は[[御庭番>四乃森蒼紫]]が始末する)。
まあ&b(){何にせよ結局死んでるけど}(勝利台詞も「あの世でも、いい恋するんだぜ?」だし)。
『剣サム』では秘奥義になった。フィニッシュの「慶寅」は使わなくなったが、これひとつで「遊蝶華」を開放できるようになり便利。
『令サム』に於いても秘奥義として搭載されている。
:[[真鏡名ミナ]]「ニルヤ・カナヤの呪縛」|
ニルヤ・カナヤはニライカナイとも言い、琉球地方に伝わる異世界の観念。極楽浄土のようなもの。
至近距離で矢を一本射たあと、矢束を真上に放り投げて片っ端から乱射し、
締めの最後の一発で&b(){なぜか爆発}し相手の上半身が消し飛ぶ。
「わかってる、悪いのは私…」と呟くが、勝利台詞では&b(){「……嫌い。みんな嫌い」}と言う。かなり&b(){情緒不安定}。
ちなみに矢を投げる際&b(){揺れる}。『剣サム』では武器飛ばし技になり、爆発はなくなった。
:[[劉雲飛]]「天罪喪門」|
相手から&s(){[[尻子玉>河城にとり]]}[[魂を>オロチ]][[抜き取り>ミズチ]]一刀両断する。割と普通だが、シンプルで雲飛らしい。
絶命奥義の中でも慶寅と並び比較的残虐要素が薄め(魂を両断する際微妙に出血する)なので、そういうのが苦手な人にも安心である。
:[[妖怪腐れ外道]]「外道の晩餐」|
&b(){食う。}それ以上の説明は要るまい。
相手を掴み、画面外へ連れ去って&font(#8B0000,b){いだだきまぁず}。
食べ終わった後に残留物を吐き出し&font(#8B0000,b){ごぢぞうざまでぢだぁ}。&b(){まさに外道。}あと[[こっちみんな>塞]]。
直接食べるシーンこそ見えなくなっているが''咀嚼音が非常に生々しく''、合間に聞こえる相手の悲鳴との相乗効果で
首斬り破沙羅の獄門と並ぶ残虐な技となっている。
ただまぁ、悲鳴と言っても要はダメージボイスなので、喰われつつも「[[まだまだ!>柳生十兵衛]]」とか「[[やるな!>劉雲飛]]」とか「[[嫌い>真鏡名ミナ]]」とか、
意外と余裕ありそうに聞こえる連中が居るのは内緒だ。
リムルルはこの技を喰らった時も獄門同様にKO台詞が旧SNK時代のものになる。
通常は頭蓋骨(同キャラ戦だと、より大きな頭蓋骨)が吐き出されるが、女性キャラに決めた場合は服などの遺留品が吐き出される。
「一応」残虐表現への配慮はされていたということなのだろうが…。
『剣サム』では真スピリッツ時限定の武器破壊技として続投。同作は一切の血しぶきもカットされてるため、同技もその煽りを受けている。
:[[羅刹丸]]「臓腑抉り」|
[[相手の体に腕を突き刺し>カノウ]][[心臓を抉り出し>キルア=ゾルディック]]「いい色だな」と呟き[[それを握りつぶす>ムクロ]]。
心臓の絵がリムルルであろうと外道であろうと同じなので、でかすぎたり小さすぎたりする。
ちなみに断末魔は心臓を握り潰したときにあがる。
臓物が出てくるのでかなり残虐な技のはずだが、体自体は五体満足なためか[[あの>首斬り破沙羅]][[二人>妖怪腐れ外道]]と見比べるとそれほどグロく感じられない不思議。
:[[レラ]]「イルスカ エムシ ネワ シキテ」|
直訳すると「怒れる太刀と牙」。元は『アスラ斬魔伝』の羅刹ナコルルの秘奥義。
相手を蹴りつけた後打ち上げ、落下してきた所をシクルゥと共に[[X字状に一閃を描いてフィニッシュ>ウルヴァリン]]する。
フィニッシュ後の[[勝利ポーズ>勝ちポーズ]]がランダムで、シクルゥを撫でるものと刀から血を滴らせるものの2種類がある。
はっきり言って&b(){ダサイ}(主に[[X字のエフェクト>セイバートゥース]]が)。『斬魔伝』の時は普通に格好良かったのだが…。
これは演出を調整する時間がほとんど無かったためらしく、勝利ポーズが2種類あるのは贖罪の意味が込められている。
やり直したいキャラ、ナンバーワンらしい
(サムライスピリッツ零スタッフ参加同人誌『零~グラフィカルマニアックス~』より)。
:[[炎邪]]「三千大千世界全焦土」|
&font(red,b){ジョラジョアラァ! グォオオアァァァァァァ!!!}
相手の首を両手で掴み上げ、「炎邪爆熱」で大炎上。相手は灰も残らず焼き尽くされ消滅する。
炎の中に魔界での炎邪本来の姿のようなもの…というかほぼ&b(){[[デビルマン]]}が見える。
「三千大千世界」とは仏教用語で「一つの宇宙が10億個(1000の3乗)集まった空間」を表し、
転じて「世界の全て」といった意味で用いられる。
つまり「世界全てを焦土と変える」となり、炎邪のキャッチコピーにもなっている他、『剣サム』EDでもその光景が見られる。
「[[六道烈火]]」といい、仏教用語をやたら使うのは元々が中国人([[劉雲飛]]の弟子)だからかもしれない
([[キリスト教徒なのにやたら仏教用語を使う奴>天草四郎時貞]]もいるが)。
&font(red,b){ンドゥオッッゴルルァラアァァ!!}
:[[水邪]]「平等カツ神聖ナル裁キ」|
相手を地面に叩き付け&font(blue,b){「命乞いをしろ」}と言いつつ上空へ運び、&font(blue,b){「やはり死ね」}と念力で握り潰す。
さらに両手を広げ、満足そうに&b(){上空から降ってくる血の雨を浴びる}水邪様。
死体が一切見えないため[[あの>首斬り破沙羅]][[二人>妖怪腐れ外道]]ほどではないが、%%ネタキャラにあるまじき%%非道な技である。
また、残虐レベルを低くすると血の色が白くなってしまい、男のキャラに決めると&b(){別の意味で酷い絵になることでも有名}。
なお、水邪様唯一の地上発動技である。
:[[天草四郎時貞]]「汝、懺悔せよ。我、滅罪せん。」|
宝珠が分裂し、弧を描きながら次々に相手の体に風穴を開ける。
元は『天サム』の断末奥義だが、最後に光を纏った宝珠をぶつけて消滅させる演出が追加されている。
宝珠が勝手に駆け巡っている間、天草は[[ジョジョ立ち>ジョジョの奇妙な冒険]]。
フィニッシュの際に&b(){「カ…カ・イ・カ・ンーッ!」}などとのたまっており、天草のイカレっぷりが存分に発揮される技である。
その演出から[[ガォン!>ヴァニラ・アイス]]や[[インフィニティ・シリンダー>アストラナガン]]と呼ばれることも。
:[[壬無月斬紅郎]]「無限流極意 無双剣」|
相手の足を踏みつけ逃げられないようにし、巨大な無限砲ビームを浴びせ&b(){足以外}を消し飛ばす。
侍界広しといえども、[[ごんぶと>サイクロップス]][[ビーム>マスタースパーク]]になるほど強烈な斬撃を放てるのはこの人ぐらいのものである。
やはり本物は格が違うのか閑丸の幻影とは威力が段違いであり、
受けた相手はもはや切断とかいう状態ではなく、剣閃部分は跡形も無く吹き飛ぶ。
まあ&b(){どっちも結局死ぬので大差はないが}。
技名の由来は初出作品のサブタイトル『斬紅郎無双剣』より。
:[[兇國日輪守我旺]]「黄泉社」|
鎧武者(闇キ皇の姿)に変身して相手を頭上に放り投げて落ちてきたところを兜の角で突き刺し、
全身から放出させた気の柱で相手を木っ端微塵にする。
気の柱を放出する際&b(){「[[テンハカッサツ>ケンシロウ]]」}と叫ぶ。CV[[ラオウ]]で。
また勝利台詞では「&b(){うぬ}も真の益荒男であった」とほめてくれるのだが、&b(){[[相手が女性でも妖怪でも魔人でも益荒男。>・・・・すごい漢だ。]]}
当初は衣服を脱ぎ捨て&b(){[[フンドシ一丁>森近霖之助]]になり、正拳突きの連打で相手を粉微塵にする}技だったらしい。コピペでよか(略
:[[羅将神ミヅキ]]「狂魔祀怨獄」|
相手を宙に浮かせて指先の念力で次々に斬り裂き、最後に玉串を振り下ろし頭部を木っ端微塵にする。
破沙羅の獄門は首だけが残るが、これは逆に胴体だけが残る。
勝利ポーズでは使い魔のアンブロジァを呼び出してその上に座り、「ごらん、あの無様な姿を」と言う。
#endregion

|※グロ注意&br()&nicovideo(sm4209){280,180}|※修正された結果。あまり変わってない?&br()&nicovideo(sm1913816){280,180}|

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『零SP』はバランス的にはシリーズ最高傑作とまで言われているのだが、この表現の話題が一人歩きし、
肝心のゲーム部分より有名になってしまった。詳しくは、[[サムライスピリッツ]]の項での「零SP騒動」を参照の事。

そもそもサムスピは初代からして胴体が真っ二つになるような「刀で斬られた表現」があり、
『天草降臨』では見方によっては絶命奥義よりも過激な後述の「断末奥義」も存在する。
『零』では斬殺KOが無くなったことで物足りないという意見があり、『零SP』では胴体切断、斬殺KOが復活、
更に条件を厳しくし、あくまで「魅せる」に徹したこの絶命奥義が採用された。
もちろん、ナコルルやリムルルでも容赦なし。
しかもナコルルは胴体切断、斬殺KO発生でKO台詞が旧SNK時代の&b(){「きゃあああああああ」}になる。うん、生々しいね。
しかし、その表現がやりすぎだと叩かれ、家庭用で発売されたNEOGEOロム版では完全カット、
後に続く斬殺や血しぶき[[エフェクト>ヒットエフェクト]]もカットされた『天下一剣客伝』と繋がっていく。
尚、[[侍魂公式サイトの紹介>>https://samuraianiv.snkplaymore.co.jp/title/samurai-spirits9/index.php]]では絶命奥義には一切触れられておらず、
『零SP』そのものも2015年に正規移植の発表がされるまで半ば黒歴史のように扱われていた事からも、圧力の程も知れよう。

しかし、「斬る」という表現はやはり刃物が身体に及ぼすダメージを視覚的に現すことにおいて効果的であり、
絶命奥義もまた、「死合う」という意味を率直に表した結果である。
その為、この表現を支持する層、否定する層と分かれており、今なおこの表現に対しての意見が交わされている。
『零SP』の場合、周囲の意見から作り手が残虐行為であると認めたため、
家庭用に向けては完全にカットされるという事で対処が為された。
これに関しても賛否両論を呼んだのだが、「どちらが正しい」とは言い切れない、難しい問題である。

これ以前にも『天草降臨』には「断末奥義」という似たような名前のシステムがあるが、こちらは勝敗が決した''後''に
無抵抗の相手にトドメを刺すというもので、[[FATALITY>究極神拳]]寄り、と言うかほぼそのまんま。
こちらは[[ナコルル]]と[[リムルル]]、そして何故か[[斬紅郎>壬無月斬紅郎]]に対しては発動できない。またこの3人のみ通常の切断KOも発生しない。
なお、女子供でも、[[シャルロット]]や[[閑丸>緋雨閑丸]]は普通に死ぬ。
&s(){斬紅郎に関しては少女である、保護動物である等の説があったが、未だに真相は謎}
なお、『閃』の海外版では首を撥ねたり、腕が切断されもがくなど残虐描写が健在であった。
一方、国内版は全くそんな描写はない。レーティング事情の他にも需要の問題もあるのかもしれない。
2015年以降の移植版『零SP』では残虐表現が完全復活し、
『令サム』も国内版でも残虐描写が為されるようになっている(オプションで発生しないように切り替える事も可能)。

ちなみに、「絶命勝利」の[[ボイス]]が「[[説明しよう>タツノコファイト]]」と聞こえる[[空耳]]があり、「[[説明してくれよ>レイズナー]]」などのコメントが付くこともある。

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MUGENでは、やはり「必殺」という部分に惹かれたのか、多くのサムスピキャラ及びサムスピ風キャラに搭載されている。
本来『零SP』には登場していない[[夢路>黒河内夢路]]や[[三九六>萬三九六]]や[[パピー]](いずれもたるせ氏製作)、
Pinko氏の[[服部半蔵]]や[[妖夢SS>魂魄妖夢]]、うる氏のサムスピ風[[このは]]などなど……
また、悪咲3号氏の[[CVS2>CAPCOM VS. SNK]]版[[覇王丸]]及び[[羅刹丸]]にも搭載されているが、こちらは大ダメージを与える3ゲージ技となっており、
この技で相手をKOした場合のみ特殊演出に移行するというアレンジが施されている。

原作ではこのラウンドを勝てば試合に勝てるという条件でのみ使用可能であったが、
MUGENではこの条件を判別することができないため絶命奥義を全ラウンド使えたりするキャラも存在している。

|※やっぱり(マ)グロ注意&br()&nicovideo(sm1267387)|

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//長いのでコメントアウトするのは手間と思い、削除を。
//復帰の際にはバックアップからよろしくです。
//またここも残す必要があると言う場合には、談話室などで相談して決めたいと思います。

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